0055名無しで叶える物語(やわらか銀行)
2018/05/12(土) 00:43:13.57ID:W2PjMw5p『少女が初めて聞くお礼の言葉は、とても暖かく、胸に染み込んでいきました』
ダイヤ「…………」モクモク
ーー黒澤さん! ありがとう。
ーー明日からも、よろしく。
ーールビィちゃんも、また明日ね。
ーーダイヤ…ちゃん。
ダイヤ「…………」モクモク
『少女は今日も一人ぼっちで生きています』
ダイヤ「…本は、読む人を映すのですね」
ダイヤ「あのページが最もすれている事実が、彼女がどういう人であるのかを如実に物語っていますわ」
ダイヤ「ダイヤ、ちゃん」
ダイヤ「ふふ」
ダイヤ「棘刀式も、あながち無駄なばかりの慣習ではないのかもしれませんわね」