真姫「こどもの日は女子高生には関係ない」
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ー西木野家ー
真姫「飲み物持ってくるけど何がいい?」
穂乃果「いちごみるく」
凛「コーラ」
にこ「オレンジジュース」
海未「緑茶で」
絵里「カモミールティー」
真姫「分かったわ」
穂乃果「全部あるなんて素敵」
凛「さす真姫」 穂乃果「真姫ちゃんの家久しぶりだねぇ」
凛「人をダメにするソファが人数分あるなんて……凛、ここに住む」ヘニャア
絵里「溶けてる……」
にこ「あ、PS4あるじゃない」
海未「ぴーえすふぉーとは?」
凛「今流行りの携帯トイレだよ」
絵里「適当にもほどがあるわよ」
海未「なるほど……山に持っていくには少し思いですね……」
にこ「山にPS4持って行ってどうすのよ」
真姫「お待たせ。全員生搾りシークワーサーで良かった?」
穂乃果「全然良くないけど」 絵里「そういえば今日はこどもの日ね」
凛「にこちゃんの日だね」
にこ「言うと思った」
海未「穂乃果は今年は鯉のぼりを被って町内を爆走しないんですか?」
穂乃果「さすがに17歳JKがそんなことしたらね……」
真姫「17歳JKじゃなくてもそんなことしないわよ」 絵里「鯉のぼりって1度は登ってみたいと思わない?」
海未「思いませんね」
真姫「思わないわね」
にこ「思わないけど」
凛「思わないにゃ」
穂乃果「思わないよ」
絵里「私も思ったことないわね」
にこ「涙目になってるわよ」 絵里「いやだって空を泳げるのよ?憧れるじゃない」
穂乃果「紐で繋がれた哀れな魚に同情の余地はないよ」
絵里「非情にも程がある」
海未「その哀れな魚を被って走ってた人が何を言ってるんですか」
凛「何でそんなことしたの?」
穂乃果「意味があってしたと思う?」
にこ「何開き直ってるのよ」
真姫「……」チューゴクゴク 真姫ママ「真姫ちゃーん」
真姫「なに?」
真姫ママ「お出かけしようと思うんだけど、この服どうかしら?」
真姫「後にして……ぶふぉっ」
真姫ママ「こどもの日コーデなんだけど〜」
凛「おお……めちゃくちゃでかい鯉がプリントされてる……」
穂乃果「存在感半端ない……」
真姫ママ「あら皆〜こんにちは」
海未「こ、こんにちは」
絵里「お邪魔してます……」 真姫ママ「どうかしら?この服」
にこ「ええと……」
真姫ママ「あ、生搾りシークワーサージュースはまだ沢山あるから遠慮なく飲んでね〜」
真姫「やめて!限りなくダサい格好で友達をもてなさないで!」
真姫ママ「ダサいだなんてひどいわぁ」
真姫「いいから向こう行って着替えてきて!」
真姫ママ「はぁい」
真姫「そっち玄関!そのまま出かけようとしないで!!」
穂乃果「生搾りシークワーサージュースもらいまーす」トテテ
凛「もらいまーす」トテテ
真姫「タイミング!!」 ピンポーン
真姫ママ「はぁい」
真姫「私が!!出るから!!行かないで!!」
真姫ママ「親に向かってその態度はなに?」
真姫ママ「急にマジ説教モードにならないでよ!!」
凛「はーい」
穂乃果「今行きまーす」
真姫「あなた達が行ってどうするのよ!!」
海未「では私が」
真姫「話をこれ以上ややこしくしないでぇえ!!」 ガチャ
ことり「こんにちは〜」
花陽「あれ」
希「なんで3人がでるん?」
穂乃果「おー」
凛「待ってたにゃー入って入って」
海未「どうぞ、中へ」
ことり「ここ真姫ちゃんの家だよね?」 にこ「遅かったわね」
絵里「どうぞ座って。今飲み物もってくるわね」
花陽「え、あ」
穂乃果「はーい、持ってきたよー」
凛「生搾りシークワーサージュースでよかった?」
希「おーありがとー」
ことり「ここ真姫ちゃんの家だよね?」 真姫「はぁ……はぁ……」
希「おー真姫ちゃん」
真姫「なんで勝手に……ああ、もういいわ」
ことり「ごめんね、お邪魔してます」
花陽「勝手にジュース出してよかったの?」
真姫「いいわよ、いっぱいあるし」
穂乃果「そうそう、すごいんだよ。真姫ちゃん家の冷蔵庫」
凛「開けたら全部生搾りシークワーサージュースなの」
希「うそぉ?」
穂乃果「ほんとほんと。来て!」 希「お、PS4あるやん。モンハンやろう」
真姫「1人しかできないでしょ」
にこ「じゃあブルーレイ見ましょうよ」
真姫「いいけど、何見る?」
絵里「何があるの?」
真姫「なんでもあるわよ」
希「じゃあビューティフル・マインド」
にこ「何でよ」
絵里「友達の家に集まったJKがジョン・ナッシュの半生をこどもの日に見る回」
真姫「カオス過ぎるでしょ」 ドタドタドタ
穂乃果「真姫ちゃーん」
真姫「何?」
穂乃果「冷蔵庫写メってTwitterにあげていい?」
真姫「いいわよー」
穂乃果「やった、1万RT確定だ」
真姫「そんなにいかないでしょ」
希「ちょwwwwお前wwww有名人じゃんwwww」
凛「通知wwww止まんないwwww」
にこ「やめなさい」 穂乃果「何してたの?」
にこ「なにかブルーレイ見ようって話」
穂乃果「何があるの?」
真姫「何でもあるわよ」
凛「じゃあターミネーター2見たい!」
穂乃果「メン・イン・ブラック2!」
希「エイリアン2がいい!」
にこ「なにその謎の2推し」 絵里「海未とことりは何かみたいのある?」
ことり「海賊とよばれた男」
海未「ドラえもんの日本誕生で……」
にこ「言うの逆じゃない?」
真姫「もう面倒くさいから適当に選ぶわよ」ヒョイ
『ドラゴンボール(実写版)』
真姫「……」
8人「……」 ーー
希「すごく時間を無駄にした……」
にこ「なんでわざわざ全部見たのよ……」
絵里「すごく疲れたわ……」
穂乃果「真姫ちゃんのせいだ……」
凛「責任取って腹踊りして……」
真姫「嫌よ……」
ことり「Zzz… 」
花陽「むにゃ……もう食べられません……」
海未「ことり、花陽。終わりましたよ」 ブブブブ
穂乃果「うわっ」
凛「どうしたの?」
穂乃果「通知爆発してる」
希「わっ、めっちゃRTされてるやん」
にこ「さっきの冷蔵庫のやつ?」
穂乃果「うん。3000超えてる」
絵里「ウソでしょ」
穂乃果「ホントだよホント」
希「真姫ちゃんの家の冷蔵庫が全世界に……」
真姫「その言い方やめて」 穂乃果「いやだって冷静に考えて冷蔵庫に生搾りシークワーサージュースがびっしり入ってるのやばいでしょ」
真姫「だって好きなんだからいいでしょ」
希「ホントに生搾りシークワーサージュースしか入ってなかったけどほかの食材は?」
真姫「食材庫あるわよ。シェフが管理してるの」
にこ「そこはブレない金持ちなのね」
ことり「食材庫ってどこにあるの?」
真姫「地下」
花陽「地下なんかあったんだ……」 にこ「ちょっと私も冷蔵庫撮ってくる」
絵里「私も見たい」
海未「では私も」
真姫「別にそんなに見るものでも……」
ことり「食材庫見に行ってもいい?」
花陽「私も見たいです」
真姫「いいけど……」
穂乃果「地下行くー」
凛「行くー!」
希「行くー!」 のぞほのりん「すげーーー!!」
ことり「いっぱい食べ物が……!」
花陽「しかもどれも高級食材ばっか……」
希「なんかこんなのトリコで見た!」
穂乃果「美味しそー!」
凛「ねーねーこれ食べてもいいの?」
真姫「ダメに決まってるでしょ」 真姫「戻るわよー」
希「えーもう少し見たいー」
穂乃果「私もー」
凛「凛もー」
真姫「いいけど、絶対暴れないでよ。暴れたら追い出すからね」
のぞほのりん「はーい」
ことり「私ももう少し見てていい?」
真姫「いいわよ」
花陽「私は戻ろうかな」
真姫「じゃあ行きましょうか」 真姫「ふぅ……」
花陽「すごいねぇ、食材庫があるなんて」
真姫「普通よ普通」
花陽「流石に普通じゃないよ」
にこ「……」ズーン
花陽「あれ、どうしたのにこちゃん」
海未「それが……」
絵里「穂乃果と同じような写真撮ってTwitterに上げたらパクツイって言われて炎上しちゃって……」
花陽「ありゃ……うわ、ほんとだ……」
真姫「クソリプの温床になってる……」 にこ「しばらく垢消す……」
海未「元気出してください。生搾りシークワーサージュースあげますから」
にこ「もう飲み飽きた」
真姫「あれ……そういえばママは」
ピロン
真姫「LINE……」
『ちょっと出かけてます』
『真姫ちゃんにお洋服買ったからね☆』
『画像』
真姫「……花陽、これ私に似合うと思う?」
花陽「……鯉のぼりが好きなんだなぁと思うかな」
真姫「OK」
『いりません』
ーFinー 終わり
前スレ
凛「服装に気を使う今日この頃」
ではでは なんつーテンポ良さだよww
こんなのが他にも36個あるとか読みた過ぎるぞ >>10
真姫「急にマジ説教モードにならないでよ!!」
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