0021名無しで叶える物語(たこやき)
2018/04/17(火) 01:06:00.81ID:IbA87g60凛「ちょっと風に当たりたくて…」
海未「いつ頃戻られますか?」
凛「えっ⁉」
凛(こ、細かいなぁ…)
凛「ちょっと夜空を見るだけです」
凛「こんな綺麗な星空が見れるのはあまりないですから」
海未「そうですか。一時間後にはお戻りください。この家は門限が24時となっております」
凛「はい、わかりました」
凛「もうそんな時間かぁ…」
凛(そういえば、凛が探偵になろうと思った時もこんな静かな夜だったにゃ)
凛(あの日、ただの荷物持ちとして探偵の助手になっていた凛は、現場での師匠のかっこよさに痺れ、憧れ、それまでの安易な考えを持っていた自分に打ちひしがれたにゃ)
凛(全く出掛かりのない事件を解決した後、黒々とした中に銀の煌めく空の下、キセルに火をつける師匠はかっこよかったなぁ…)
海未「中へ入られますか?」
凛「はーい。おまたせしました」
凛(今はただの駄洒落過ぎな助平親父になっちゃったけど…)