曜「私、やっぱり曜ちゃんのことが嫌い」
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梨子「東京から帰ってきて、一言目がそれって中々キツいわね」
曜「これ、返すね」
梨子「シュシュ……」
曜「じゃあ、私帰るから」
梨子「衣装係が持っておくべきじゃない?」 梨子「……嘘ね」
善子「全く……言った張本人の言葉が一番信用ならないわ」
梨子「『私たちに心配をかけないための嘘』、ね」
善子「相手のことを思ってるなら嘘なんて出てこないはずよ」
梨子「そうかしら。私は考えるあまりつかざるを得ない嘘もあると思うけど」
善子「そう。考え方が違うのね」
梨子「まぁ、全く同じ考えの人なんていないから」
善子「私は堕天使だけどね」
梨子「なおさら合わないわね」
善子「ツッコんでよ」 一旦ここまで
スレタイミスったのは補完しといてください |c||^.- ^||保守ですわ |c||^.- ^|| (*> ᴗ •*)ゞようちか両思いであります敬礼! スレタイ見てカオススレかと思ったら面白いじゃないか頑張れ なんだろう、この梨子の何個も抱えてそうな感じ……
期待。 鞠莉「さ・ら・に。大腿内を指でグリグリしてみたりー」
曜「あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!」
果南「煩いねぇ。そういえば、あんたの声も埼玉の人間のをパクってるんだっけ?」
曜「!?」
果南「しまむらといいアイツといい、埼玉にゃ碌なのが居ないね!」
曜「……めて……」
果南「あん?」
曜「彼女の悪口は止めて!私の為に一生懸命……」
果南「どりゃっ」ボグッ
曜「ぶべっ」プシャー
鞠莉(またまた鼻骨陥没w)
果南「一生懸命なのは全員一緒だよ。もっとも、私の為、じゃなくってアクアの為だけどね」
鞠莉「貴女だけよ、私の為、とか言っちゃってるの」
曜「そんな!?」
鞠莉(そう、あの日、それが顕著に出た) ーー
善子「曜ー」
曜「なにー?」
善子「今度の日曜、ちょっと付き合ってくれない?」
曜「お、告白?」
善子「違うわよ。買い物」 曜「何買うの?」
善子「服。一緒に選んでほしいの」
曜「私の趣味でいいの?」
善子「参考にするのよ。私の好みで選ぶわ」
曜「えーつまんないなぁ」
善子「つまんなくて結構。その後貴女の行きたいところに付き合うから」
曜「分かったー。日曜でいい?」
善子「いいわよ」 梨子「あら、お出かけ?」
善子「ええ。リリーも来る?」
曜「」ピクッ
梨子「せっかくだけど、日曜は用事があるの。ごめんなさい」
善子「そう。残念」
梨子「また誘ってね」チラッ
曜「……」 ーー
梨子「千歌ちゃん、ちょっといい?」
千歌「なにー?」
梨子「今度の日曜空いてる?」
千歌「ひーまーひーまーだよ」
梨子「私とお買い物行かない?」 千歌「メロブ?」
梨子「いや……違うわよ」
千歌「あ、ゲーマーズか」
梨子「アホ毛引っこ抜くわよ」
千歌「アホって言った方がアホなんだよ」
梨子「いいから。行くの?」 千歌「いくいくー。沼津だよね?」
梨子「ええ」
千歌「曜ちゃんも誘う?」
梨子「誘ったんだけど用事があるんだって」
千歌「あらら。じゃあ2人だね」
梨子「そうね、大丈夫?」
千歌「大丈夫何も嬉しいよ。梨子ちゃんと2人なんて久しぶりだし」 梨子「そう?いつもなってるじゃない」
千歌「そういう事じゃなくて……えへへ、なんて言うか……」
梨子「……」
千歌「と、とりあえず、寝坊しないようにしないと」
梨子「起こしに行ってあげようか?」
千歌「大丈夫!多分!」
梨子「不安ね……」 ーー
曜(張り切って泳いでたら遅くなっちゃった……終バス出ちゃう)タタタッ
ーー♪
曜「ん?」
ーー♪ー♪
曜(音楽室……梨子ちゃんか) 曜「……」
曜「……」クルッ
梨子「どう?今度の新曲なんだけど」
曜「!」
梨子「まだまだ途中だけどね」
曜「……」
梨子「どうぞ。入っていいわよ」
曜「別に梨子ちゃんの部屋じゃないでしょ」
梨子「今ここには私しかいないから」 曜「……まだ帰ってなかったんだ」
梨子「少し弾いて起きたいと思ってね。どうだった?」
曜「いいと思うけど」
梨子「どこが?」
曜「どこがって……」
梨子「……」ジッ
曜「……分かんないよ」
梨子「ふふ……」
曜「何がおかしいの!」 梨子「綺麗な目ね」
曜「はぁ?」
梨子「透き通った水色……その目には何が写ってるの?」
曜「何言って……」
梨子「輝くオレンジ?」
曜「!」
梨子「それとも……」
曜「……」
梨子「ごめんなさい、ピアノを弾いてると詩的な感情になって。何言ってるか分からないわね」 曜「私を一体、どうしたいの」
梨子「曜ちゃん、私は貴女が嫌いよ」
曜「そう、私も嫌いだよ」
梨子「嫌いな相手の不幸せを願うのは至極当然のことでしょう?」
曜「私は嫌いな相手とは関わりたくない」
梨子「私は嫌いな人に苦しんでほしいの」
曜「陰湿だね、やっぱり」
梨子「ねぇ、曜ちゃんの大事なものは何?」
曜「それ今関係あるの?」 梨子「水泳?Aqours?それとも……」
ガッ!
曜「黙って」
梨子「殴るの?この前と違って今ここには誰もいない」
曜「ふーっ、ふーっ……」
梨子「曜ちゃんは過去に縋り付きなんじゃない?いつまでも千歌ちゃんが隣にいると思ってるんでしょう」
曜「知ったふうな口利かないで!あんたに私の何がわかるのさ!」
梨子「いつまでも自分の横にいると自分に思い込ませてない?とっくに前に行ってるのを見えないふりしてるんじゃない?」
曜「……!!」 梨子「近くで見ると濁ってるわね、貴女の目」
曜「このっ……!」バッ
ピーンポーン
曜「!」
『完全下校の時間です。校内に残っている生徒は忘れ物がないように下校してください』
梨子「……」
曜「くそっ!」バッ
梨子「うっ」ドテッ
曜「……」クルッ
梨子「帰るの?また明日ね」
曜「……!」ギロッ
梨子「やっぱり綺麗な目ね、曜ちゃんは」
曜「……何なのさ」
ガララ
バタン!
梨子「……」 ー
梨子「ふぅ……」ガララ
鞠莉「終バス終わっちゃったけど、どうするの?」
梨子「……聞いてたの?」
鞠莉「何を?」
梨子「……親に迎えに来てもらうから大丈夫」
鞠莉「うちの車で送ろうか?」
梨子「お構いなく」
鞠莉「連れないわね〜」 梨子「……私、鞠莉さんのことが嫌いです」
鞠莉「あら、ハッキリ言ってくれるのね」
梨子「嘘は嫌いなんです」
鞠莉「貴女は嘘だらけなのに?」
梨子「……!」
鞠莉「嘘も方便、なんて言ってたわね。本当にそれは必要な嘘なの?」
梨子「嫌いなのは本当ですよ」
鞠莉「ノンノン、そっちじゃないわ。私が言ってるのは」
鞠莉「これよ」トン
梨子「!!」バッ! 鞠莉「あら、バレてないと思ってたの?」
梨子「鞠莉さん!貴女は……!」
鞠莉「怒ってるのはこっちよ。何で本当のことを言わないの」
梨子「貴女には関係ありません」
鞠莉「そんなこと言うんだ……」
梨子「……」 鞠莉「梨子、貴女はそれでいいの?」
梨子「いいんです。私が決めたんだから」
鞠莉「私たちを巻き込むのは構わないと?」
梨子「ええ」
鞠莉「そう。じゃあひとつ覚えといて」
鞠莉「このまま止まらないなら、私は貴女を許すことが出来なくなるわ」
梨子「わかりました」
鞠莉「ふん、いい目ね」 梨子「鞠莉さん、ひとつ聞いていいですか?」
鞠莉「どうぞ」
梨子「私のことどう思います?」
鞠莉「嫌いになったわ。たった今」
梨子「そうですか。晴れて両思いですね」
鞠莉「そうね」 梨子「じゃあまた明日」
鞠莉「ああ、最後に1つ」
梨子「はい?」
鞠莉「新曲、いい感じね。完成楽しみにしてるわ」
梨子「……!ありがとう」
タッ
鞠莉「……どうすることもできないのかしら」 ーー
曜「ねー結局いつもと同じような服買っちゃってさ、私来る意味あったの?って感じだよ」
善子「謝るからその喋り方止めて」
曜「あーあー私のアドバイスガン無視しちゃってさーー善子ちゃんは悪い子だなーー」
善子「堕天使だから当たり前でしょ。ヨハネは……」
曜「反省してないからもう付き合ってやんなーい」
善子「ごめんなさい!帰らないで!お願い!」グイグイ
曜「服が伸びるよぉ」 善子「お昼ご飯食べに行きましょ!ね?さわやかのハンバーグ食べに行きましょ!」
曜「おっけー!」
善子(単純で良かった)
曜「単純で良かったって思ってる顔してる」
善子「エスパー?」
曜「ばいばーい」
善子「ごめんなさい!帰らないで!お願い!」グイグイ 曜「おっ」
善子「ハンバーグ奢るから!お願い!」
曜「へぇ……」
善子「チーズ乗せていいから……ん?どうしたの」
曜「善子ちゃん、見て見て。凄いよ」グイッ
善子「わっ、何?」 曜「ほら」
善子「花屋?」
曜「見てこれ、黒い薔薇だよ」
善子「へぇ……!」
曜「善子ちゃん好きそうだよね」
善子「これは……暗黒の世界に咲く混沌の象徴の……」
曜「はいはい静かにしようね」
善子「もががっ」 曜「あるのは知ってたけど、実物見るのは初めて」
善子「綺麗ね」
曜「そうだねぇ」
善子「『憎しみ』『恨み』」
曜「え?」
善子「黒い薔薇の花言葉よ」
曜「へぇ……物知りだね」
善子「ふふん、まあね」 曜「憎しみ……」
善子「見た目通りというかイメージ通りよね」
曜「……」
善子「曜?」
曜「え?あ、うん」
善子「……ねぇ、貴女さ……」
千歌「お腹空いたー!」
梨子「そろそろお昼ご飯にする?」
曜「!!」
善子「あら、今のって……」
曜(何で……!)
善子「ねぇ、曜。今リリーと千歌の」
曜「……!」ダッ!
善子「え?あ、ちょっとどこ行くのよ!」 梨子「何食べる?」
千歌「うーん……何がいいかな……」
梨子「千歌ちゃんの好きなものでいいわよ」
千歌「んーと、じゃあ……さわやかのハンバーグ!」
梨子「分かった。じゃあ行きましょうか」
千歌「あー曜ちゃんも来ればよかったのにねー」
梨子「しょうがないわよ。用事なんだから」
曜「……」 善子「曜!もう、いきなり走り出してどうしたのよ」
曜「……あ、ごめんね」
善子「何かあったの?」
曜「いや、大丈夫」
善子「ホント?」
曜「うん。お昼ご飯食べに行こうか」
善子「いいけど……」 曜「さわやかじゃなくてラーメン食べに行こ!」
善子「え?いいの?」
曜「うん。なんだか気分が変わっちゃった」
善子「まぁ貴女がいいなら……」
曜「よし、レッツゴー!」グイッ
善子「だから引っ張らなくてもー!」 ーー
善子「今日は付き合ってくれてありがとうね」
曜「ううん、楽しかったよ!」
善子「こんなこと頼めるの貴女しかいないから……」
曜「おっ、嬉しい事言ってくれるね津島後輩」グリグリ
善子「や、やめなさい!」
曜「いつもこれくらい素直だったら可愛いのに〜」グリグリ
善子「もう!離して!」
曜「あははっ」 善子「……貴女を信用してるからよ」
曜「!」
善子「ねぇ、貴女は私のことどう思ってるの?」
曜「ど、どうしたの急に」
善子「信用してくれてる?」 曜「……してるよ?勿論」
善子「ホント?じゃあ……」
善子「何隠してるか教えてくれない?」
曜「……!何も隠してないよ?」
善子「嘘ね」
曜「嘘じゃない」
善子「目を合わせなさい」
曜「……」 善子「今日ずっとキョロキョロしてたの自分で気づいてる?」
曜「えっ……」
善子「ずーっと目が泳いでるわよ。今も」
曜「それは……」
善子「言えないの?」
曜「だって、隠してることなんてないし」
善子「ふーん……」
曜「……」 善子「ま、いいわ。私帰るわよ」
曜「あ、うん」
善子「じゃあね。また明日」
曜「うん、また明日」
曜「……」クルッ
タッ
善子「……曜……」 ー
タッタッタッ
曜(まだいるかな……)
曜「はっ、はっ、はっ……」
千歌「いやー買った買った」
梨子「お小遣い大丈夫なの?」
千歌「うーん、多分!」
梨子「多分って……」
曜(いた……)ピタッ
曜(くそ……また嘘ついて……)
曜(どこまで私を……!) 梨子「終バスまで時間あるし、少し休みましょうか」
千歌「うん。あっち行こ」
曜「……」タッ 千歌「いやー久々に休みを満喫したなーって感じ」
梨子「そうね。最近はずっと練習だったから」
千歌「それもあるけどー……ずっと皆と一緒だったから……こうやってゆっくり梨子ちやんと話すのも久しぶりだったから……」
梨子「楽しかった?」
千歌「う、うん!楽しかった!」
梨子「良かった。私も楽しかったわ」 千歌「えへへ……」
梨子「どうしたの?顔が赤いけど……」
千歌「い、いや、何でもない!」
梨子「何かあるなら話して」
千歌「その……」
梨子「千歌ちゃん」
千歌「……ほ、本当に何でもないの……」
梨子「私、嘘は嫌いなの。嘘をつく人はもっと」 千歌「……」
梨子「友達でしょう?」
千歌「……」
千歌「……なくてさ……」
梨子「え?」
千歌「友達じゃなくてさ……もっと、先に……」
千歌「私、梨子ちゃんともっと先の関係になりたい……!」
梨子「千歌ちゃん……?」
千歌「……好きだよ、梨子ちゃん……」
ーー
「曜ーお風呂入りなさいー」
曜「……」
「曜?聞いてるのー?」
曜「……はーい……」 シャアアアア……
曜「……」
曜「……うっ……」
曜「ああ…………」
『好きだよ、梨子ちゃん』
曜「うっ!」
曜「おえっ!ぅうっ!」ビチャビチャ
曜「はーっ……はーっ……」
曜「……何で……」
曜「千歌ちゃん……!」
『曜ちゃんは過去に縋り付きなんじゃない?いつまでも千歌ちゃんが隣にいると思ってるんでしょう』
曜「……!」
『いつまでも自分の横にいると自分に思い込ませてない?とっくに前に行ってるのを見えないふりしてるんじゃない?』
曜「……なにが前に行ってるだ……私の横から奪ってるのは自分じゃないか……」
曜「……くそっ!くそっ!」バン!
『好きだよ、梨子ちゃん』
曜「ぁぁぁあああ!!」
曜「うっ!げほっ!げほっ!」
曜「うぉぇ……!」
曜「はーっ……はーっ……」
曜「桜内梨子……!」
ーー
ダイヤ「今日の練習はじめますわよ」
善子「あれ、リリーは?」
千歌「先に新曲詰めたいからあとから参加するって」
善子「ふーん……最近別行動が多いね」
果南「よし、じゃあランニング行こうか」
千歌「お、お手柔らかにー」
果南「それはどうかなん?」
ダイヤ「張り切るのはいいですが、ペース配分を考えてください」
果南「はいはーい」 曜「……」
千歌「曜ちゃん、行こ」
曜「え、あ、うん」
千歌「どうしたの?顔色があんまり良くないけど……」
曜「ううん、大丈夫……」
『好きだよ、梨子ちゃん』
曜「……うっ」
千歌「大丈夫!?」
曜「大丈夫大丈夫。さ、行こうか」
千歌「あ、曜ちゃん!」
曜(まともに千歌ちゃんの顔が見れない……)
曜(くそ……くそ……) ー
梨子「何でここにいるんですか?」
鞠莉「新曲の手伝いしたくて」
梨子「いりません。一人で十分です」
鞠莉「連れないこと言わないでよ」
梨子「戻らないとサボってるってダイヤさんに言いつけますよ」
鞠莉「構わないわよ」 梨子「もうっ……」
鞠莉「だってランニングキツいし〜」
梨子「体力作りも大事なことです」
鞠莉「じゃあ一緒に行く?別に新曲作りも今やる必要ないでしょう」
梨子「曲が完成しないとダンスの練習が進まないでしょう」
鞠莉「最もね。でも、それは理由じゃない」
梨子「ちょっと黙ってもらえませんか」 鞠莉「最近ハードな練習を露骨に避けてるわね」
梨子「たまたまです」
鞠莉「もうかなり進行してるんでしょう?」
梨子「……」
鞠莉「パパの伝手を使って腕のいいところを紹介してあげるわ。それなら……」
梨子「余計なことしないでください」
鞠莉「でも!梨子、貴女は!」
梨子「いいんです。私の人生、私のやりたいことをやります」 鞠莉「……それが貴女のやりたいことなの?」
梨子「はい」
鞠莉「千歌っちや曜の気持ちを踏みにじることが?」
梨子「何で貴女がそれを……いやもういいです」
鞠莉「吐いた嘘は、巡り巡って必ず自分に帰ってくるわよ」
梨子「覚悟してます。それでも、これは私の本心」 鞠莉「梨子、貴女は強かすぎる……故に歪んでしまってる」
梨子「……」
鞠莉「それは曜に渡すの?」
梨子「ええ」
鞠莉「そう……そこまでするならもう止めても無駄なのね」
梨子「……ごめんなさい」
鞠莉「嘘か本当か分からない謝罪なんていらないわ。もし少しでも申し訳ない気持ちが残ってるなら」
鞠莉「ちゃんと話していくことね」
梨子「……分かってます」 ーー
曜「何、話って」
梨子「別に。報告したいことがあって」
曜「……千歌ちゃんのこと?」
梨子「あら、知ってるのね。口止めしてたはずだけど」
曜「この前沼津にいたでしょ」
梨子「ええ」
曜「あんな下らない嘘ついてまで千歌ちゃんと……!」
梨子「嘘?元々千歌ちゃんと予定が入ってたんだから嘘じゃないわ」 曜「そんな屁理屈聞いてない!」
梨子「一緒に行きたかった?千歌ちゃんと」
曜「うるさい!」
梨子「でも残念。千歌ちゃんはもう私の恋人だから」
曜「黙れ!」
梨子「何で?もう事実なんだよ?見てたんでしょ?」
曜「黙れって言ってるでしょ!!」 梨子「ああ、それとも聞きたい?あの後の話」
曜「黙れ黙れ黙れ!!」
梨子「そうね―――千歌ちゃんがどんな声上げるとか話しましょうか」
パァン!!
梨子「いっ……」
曜「はーっ……はーっ……」
梨子「……ついに手を出したわね」
曜「何で……何であんたなんかに……!」 梨子「その私なんかに告白したのは千歌ちゃんよ」
曜「黙れ!」
梨子「そうやって聞かないようにしても、目に映るのが事実」スッ
曜「!」
梨子「これ、曜ちゃんにあげる」
曜「これは……」
梨子「お花屋さんで見てたでしょ?」
曜「何でこんなもの……!」
梨子「貴女にぴったりだと思って。この黒い薔薇の言葉が」
曜「……!」 梨子「さぞ、私が憎いと思って。貴女に贈るわ」
曜「こんなのっ……!」
梨子「枯らさないでね。じゃあ、私は行くから」
梨子「千歌ちゃんの所へ」
バタン
曜「……うぅ……」
曜「ぁぁぁぁぁああああああああ……!!」 かなりの胸糞展開だけどこっからどう進めていくんだろうか ーー
千歌「梨子ちゃーん!」
梨子「なーに?」ガララ
千歌「わっ、どうしたのその顔!?」
梨子「ああ、少しぶつけちゃって。気にしないで」
千歌「大丈夫!?手当しに……」
梨子「大丈夫よ」
千歌「梨子ちゃんの綺麗な顔が……」
梨子「もう、やめてよ」 千歌「……ねーねー、そっち行っていい?」
梨子「今から?……ダメよ、明日も早いでしょう」
千歌「おーねーがーいー」
梨子「ダーメ」
千歌「むー……」
梨子「もう、そんな顔しないの。いつでも来れるでしょ?」
千歌「そーだけどー……」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています