善子(23)「休日出勤にも慣れてきたわね……」
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善子「はぁ……」
善子(また……約束守れなかったな……) 8:42
善子「……おはようございます」
「あぁ、おはよう」カタカタ
善子(さてと、今日までに片付けなきゃいけない仕事は……) 9:15
「それじゃ津島はそこよろしくな」
善子「はい」
「……それが終わったら今日は早めに上がってもいいからな」
善子「本当ですか?」
「あぁ、先週はキツかったけど今週はそこまでやっとけばなんとかなりそうだし」
善子「頑張ります……!」
善子(もしかしたら間に合うかも……)
善子(……一応連絡しとこ) 11:13
善子「……」カタカタ
「……」カタカタ
善子「……」チラ
善子(……よし)
善子(このペースのまま進めれば17時には上がれそうね)
善子(……頑張らなきゃ) 13:01
善子「ふぅ……」
善子(ここまでは順調)
善子「よしっ」
善子(気合い入れ直さなきゃね!)
「津島」
善子「はい、なんでしょうか?」
「……すまん」
「午前作った分、全部やり直してくれ」
善子「えっ」 13:08
「……ってわけでな、さっき先方から連絡があって要件がまるっきり変わっちまったんだ」
善子「そん、な」
「こっちの状況も伝えんだがな……すまん」
善子「……いえ、仕方ないです」
善子「切り替えていきましょう!」
「……あぁ、そうだな!」
善子(……まーた、こういうパターンか)
善子(ま、仕方ないわよね……仕事だから)
善子「……はぁ」 16:42
善子「……」カタカタ
善子(もうすぐ17時、か)
善子(……作業スピード自体は変わらない)
善子(だけど、手戻りになった分のやり直し、追加要件への対応、今週作ってきた分との整合性チェックを考えると……)
善子「……」チラ
善子(18時開始、だったわよね)
善子(……無理ね)
善子(せめて、早めに連絡しておこう)
善子(無駄な期待を、させちゃいけないもの……ね) 18:56
善子「……」カタカタ
善子(……よし、なんとか20時くらいには上がれそうね)
善子(せめて、終わりくらいには、駆けつけられるといいんだけど……)
「はぁ!? 今からですかっ!?」ガタッ
善子「!?」ビクッ
「いや、こっちもこっちで作業を進めないと……!」
善子(どうしたのかしら)
「……っ、わかりました、今すぐ向かいます」
「はい、はい……失礼致します」
「……はぁ」
善子「何か、あったんですか……?」
「……どうやら、向こうでトラブったらしくてな……今すぐ各チームのリーダーを集めて打ち合わせをしなくちゃならなくなったそうだ」
善子「それは、つまり」
「悪い、津島……私の分の作業を、頼めるか」
善子「……承知しました」
「本当にすまん……」
善子「いえ……」
善子(……終電、確定ね) 23:38
善子「……ふぅ」
善子(なんとか、片付いたか……)
善子「……」
善子(……一応、体裁と誤字脱字の確認だけしてから帰ろう) バカ犬のバカ飼い主に言いたい放題 | ママの交流掲示板 | ママスタ☆BBS
http://mamastar.jp/bbs/comment.do?topicId=2951354
服を着せた小型犬を散歩させていたバカ女が背後からやって来てバカ犬に吠えさせ放題!!バカ女はリードを引っ張るわけでもなく謝るわけでもなく、バカ犬に15秒ほど吠えさせて放置するのでバカ犬を睨んだ私に嫌な顔をしてバカ犬を抱っこして去っていきました。
犬を飼っている(特に座敷犬)人は家族の一員とか言いますが迷惑すぎ!!
・どこでも糞尿させ放題
・犬が吠えても気遣い皆無
・散歩時に車道を歩いて逆切れ
・何匹も飼って近所に異臭を発生
・専用冷暖房付き個室でCO2排出
つまりですね、家族の一員、たぶん子供と同じ扱いなので?「うちの子が」した事だから「それぐらいの事いいでしょ」的な感覚なんでしょうが、私たち健常者にとって迷惑すぎ。自宅やどこか隔離された場所に行けばいいのに
ペット税(消費税の名目でもOK)に賛成!!! 01:15
善子「……はぁ」
善子(一ヶ所ミスを見つけたおかげで、結局最初から最後まで全部見直す羽目になってしまった……)
善子「……ま、ダメなものを出すよりかはよっぽどマシよね」
善子「んー……っ」ノビー
善子「ふぅ……」
善子「さて、と」
善子(ちゃんと閉めて帰らなきゃね) 01:35
善子「終電終わってるし……」
善子(タクシー捕まえて帰んなきゃ……)
善子「はぁ……」
「ぁあ〜呑み足りねぇ〜」
「もぅ一件行っとくぅ〜?」
「おっ、いいねぇ、そんじゃ行っちゃいますかぁ」
「うぇーい!」
善子(……土曜の深夜って、ああいう酔っぱらいがうろついてて嫌なのよね) 02:12
善子「……ふぅ」
善子(よかった、わりとすぐタクシー捕まえられて)
善子(今からシャワー浴びて、上がってからちょっとゆっくりして……)
善子(ま、3時半とかには寝れるか)
善子「……ん?」
善子(あれ……?)
善子「……ちょっと」
ルビィ「……すー……すー」
善子「……なんでこんなとこで寝てんのよ」 02:13
善子「……ちょっと」ポンポン
ルビィ「んー……」
善子「起きなさいよ」ポンポン
ルビィ「……んぅ」
善子「ルビィ〜?」
ルビィ「……えへ」
善子「……」
善子「……」ピトッ
善子(あっつ)
善子(……この子、めちゃくちゃお酒呑んで来てるわね) 17時上がり想定が追加追加で終電になる仕事なんてあんのけ 02:14
善子「起きなさい」ビシッ
ルビィ「あぅっ」
ルビィ「……んん?」パチッ
善子「……ようやくお目覚めね」
ルビィ「……」ボー
善子「ったく、女の子がこんな場所で寝てんじゃないわよ」
善子「たまたま私が来たからよかったもののこれがもし違ったら……」
ルビィ「よっちゃんだ!」
善子「どうするつもりだっ……ん?」
ルビィ「えへへ、よっちゃんだぁ」
善子(げっ、これガチで呑んできてるときのルビィだ) 02:15
ルビィ「ルビィねぇ、よっちゃんの部屋の前で待とうと思ってたんだぁ」
ルビィ「だけどねぇ、エントランスが開けられなくてねぇ、どうしようかなぁって思ってねぇ、座り込んでねぇ」
ルビィ「いつの間にか寝ちゃってたんだぁ」
善子「……そう」
ルビィ「えへへ」
善子「……ごめんなさい」
ルビィ「んん?」
善子「……今日もライブ、行けなくて」
ルビィ「……うん」
善子「毎回、私の席用意してくれてるのに……」
善子「いつも、仕事で、忙しくて……」
ルビィ「……」 02:16
善子「……ごめんなさい」
ルビィ「……」
ルビィ「よっちゃん」
善子「……なに?」
ルビィ「ルビィ、今日よっちゃんちに泊まりたいなぁ」
善子「……どのみち今からじゃ帰れないでしょ」
ルビィ「そうじゃなくてっ」
善子「……えぇ、いいわよ」
善子「立てる?」スッ
ルビィ「ん」ギュッ
ルビィ「っと」グラッ
善子「ルビィ!」ガシッ
ルビィ「あ、はは、ごめんねぇ」
善子「いいけど……どんだけ呑んできたのよ」
ルビィ「んん〜」
善子「……」
ルビィ「覚えてないなぁ」
善子「そんなことだろうと思ってたわ」
ルビィ「えへへぇ」
善子「……ほら、部屋まで行くから、ちゃんと掴まってて」
ルビィ「うんっ」ギュッ 02:20
ルビィ「よっちゃんのベッド〜」ボフッ
ルビィ「えへへ、よっちゃんの匂いがするねぇ」モフモフ
善子「やめなさい」ビシッ
ルビィ「んぅっ」
善子「水、置いとくから」
ルビィ「ん」
善子「シャワー浴びてくるわね」
ルビィ「いってらっしゃーい」 02:32
善子「ふぅ……」
善子(やっぱりシャワーを浴びてる時間はいいわね)
善子(汚れと一緒に、一日の疲れも流れ落としてくれる気がして)
善子「はぁ……」
ルビィ「よっちゃーん」ガチャ
善子「!?」ビクッ 02:34
善子「ったく、入りたいなら最初にそう言いなさいよ」
ルビィ「えへへ……」
ルビィ「やっぱり、寝る前に一回さっぱりしておきたいなぁって」
善子「そう」
ルビィ「はぁ……気持ちいいねぇ」
善子「えぇ」 02:36
ルビィ「よっちゃん、やっぱり肌白いねぇ」
善子「ルビィも十分白いでしょ」
ルビィ「ん〜、ルビィはよっちゃんの肌の白さが好きだなぁ」
善子「何言ってんのよ」
ルビィ「綺麗だもん」
善子「……そう」
ルビィ「あっ、赤くなったぁ」
善子「!」
ルビィ「赤くなったらすぐにわかるのも好きだよぉ」
善子「……あっそ」 02:45
善子「ふぅ……」
ルビィ「さっぱりしたねぇ」
善子「はい、水」
ルビィ「ありがと」
ルビィ「んく……」 03:28
ルビィ「んー……」
善子(そろそろ寝落ちしそうね)
善子「ルビィ」
ルビィ「ん〜?」
善子「ベッド、そのまま使っていいわよ」
善子「私、寝袋使うから」
ルビィ「だめ」
善子「なんでよ」
ルビィ「よっちゃんはルビィと一緒に寝るの!」
善子「いや、私のベッド一人用だし……」
ルビィ「ねーるーのー」
善子「いや、でも」
ルビィ「えいっ」グイッ
善子「きゃっ」ドサッ
ルビィ「よっちゃんゲットだよっ」ギュー
善子「……」
善子「……仕方ないわね」ギュッ 03:45
ルビィ「んー……」
善子(結局、ルビィの抱き枕状態で寝ることになったわね……)
ルビィ「んぅ……」ギュ
善子(……ま、別にいいけどね)
ルビィ「……よっちゃぁ」
善子「?」
ルビィ「がんばりすぎは、だめだよぉ……」
善子「……」
ルビィ「たまには、ルビィの、らいぶ、で……たのしん、で……」
ルビィ「……すー……すー」
善子「……そうよね」
善子(たまには、ルビィのステージ上での姿を……)
善子(アイドルとしての姿を、見て……)
善子(あなたの、輝いてる姿を)
善子(私は……)
善子「……すー……すー」 まあそう逃げるなよ庭
立て逃げが仕事すると思ってるのか? 08:29
善子「……」パチ
善子(……喉、渇いた)
善子「……んん」ノソ
ルビィ「すー……すー……」
善子(……ルビィは、まだ寝てるか)
善子「よい、しょ……」 08:42
善子「……ふー」ゴロン
善子「……」チラ
ルビィ「すー……」
善子(ルビィの、背中……)
善子(……ちっちゃい)
善子(……)
善子(二度寝、しよ……)
善子「……」ギュ 10:38
善子「……んん」
善子「……ん?」パチ
ルビィ「あっ」
善子「……」
ルビィ「……おはよ」
善子「おはよ……起きたのね」
ルビィ「うん……」
ルビィ「……」ジー
善子「……なに?」
ルビィ「あ、えと……」
ルビィ「……寝起きでも、美人さんだなぁって」
善子「……そう」
ルビィ「えへへ……」
善子「……ふにゃふにゃしてるわね」
ルビィ「ふにゃふにゃ?」
善子「寝起きのルビィ」
ルビィ「えぇ……?」
善子「……」ツン
ルビィ「んぅ」
善子「……」ツンツン
ルビィ「んん……」
善子(小動物ね……)
ルビィ「……むぅ」
善子(……可愛い) 10:52
善子「……そろそろ起きよっか」
ルビィ「うん……」
善子「何か飲む?」
ルビィ「……お味噌汁ってあるかな?」
善子「インスタントならあるわよ」
ルビィ「それで……」
善子「了解……ちょっと待ってね、お湯沸かすから」
ルビィ「うん」 11:01
善子「はい、味噌汁」
ルビィ「ありがと……」
ルビィ「んく……」ズズ
ルビィ「……はぁ」
善子「……」ズズ
ルビィ「しみるねぇ……」
善子「ええ……」 11:04
ルビィ「……善子ちゃん」
善子「ん?」
ルビィ「ごめんね、いきなりお邪魔しちゃって」
善子「別にいいわよ」
善子「でも……外で寝るのはだめよ」
ルビィ「うん……」
善子「もし私が夜勤だったらどうするつもりだったのよ」
善子「ルビィに何かあったら、私……」
ルビィ「……ごめんね」 11:05
ルビィ「昨日は、その……」
ルビィ「飲んでるうちに、善子ちゃんに会いたくなって……」
ルビィ「それで……」
善子「……」
ルビィ「……子どもみたいだよね?」
善子「……」ポン
ルビィ「?」
善子「……」ナデナデ
ルビィ「……えへへ」 善子が23ならルビィも23ってことになるのか
サメベッドに二人は狭いだろうに 甘くて切ない大人よしルビ好きな要素しかない|c||^.- ^|| 11:06
善子「……」ナデナデ
ルビィ「んぅ……」
善子「……」
善子「……ルビィ」スッ
ルビィ「……ぁ」
善子「……」シュル
善子(……ルビィの、髪)
善子(さらさら……ふわふわ……?)
善子(なんて例えたらいいのか……わからないけど)
善子(でも)
善子「……ふふ」
善子(手櫛してるの、気持ちいい) 11:07
善子「……」シュル…
ルビィ「……?」
善子「……」
ルビィ「善子ちゃ──」
グイッ
ルビィ「わっ」
善子「……っ」ギュッ
ルビィ「よ、善子ちゃん……?」
善子「……ごめん」
善子「……少しだけ」
善子「……少しだけ、背中借りてもいい……?」
ルビィ「……いいよ」ギュ 11:08
善子「……ん」ギュッ
ルビィ「んっ……」
善子「……」
善子「……ルビィのうなじ」
ルビィ「え」
善子「いい匂い……」スンスン
ルビィ「ぁっ、やっ、くすぐったいよぉ」
善子「んん……」モフモフ
ルビィ「あは、ちょっ、善子ちゃっ」
善子「……」
グイッ
ルビィ「ぇ」ドサッ
善子「……ルビィ」ギュ
ルビィ「ぁっ」ビクッ 終電タクシー代出るけどそれはそれで甘えてしまうから微妙なんだよな
何が言いたいかというと会社辞めたい 11:09
善子「……」スンスン
ルビィ「ふぁ、っ……」
善子(ルビィの、匂い)
善子(同じシャンプーを使ったはずなのに)
善子(ルビィの髪は、私のそれより甘い匂いがして)
善子「……」ギュ
ルビィ「ん……」
善子(……落ち着く)
善子(なんでかはわからないけど、ルビィの匂いは私を安心させてくれる)
善子「……ずっと」
ルビィ「?」
善子「ずっと、こうしていられたらいいのに」
ルビィ「えっ」 11:10
ルビィ「え、えーと……」
ルビィ「いっ、今のは、その……ど、どういう意味で……?」
善子「……」
善子「……疲れたの」
ルビィ「え?」 うちは年間で有給(取れない)含めて90日の休み
含めなければ70と少しで当然日曜祝日は休めず手当てはない
そして強制残業時間有り 11:11
善子「毎日毎日……夜中まで仕事して、家には寝に帰るだけ」
善子「睡眠時間も削られる中で、休日も出勤して……」
善子「……もちろん、世の中には私以上にたくさん働いてる人がいることもわかってる」
善子「働かなきゃ生きていけないことも」
善子「……家に帰れるだけ、私はマシな方なんだ、って考えてきた」
善子「……でも」
善子「だとしても」
善子「約束を守れない」
善子「期待に応えられない」
善子「大切な人との時間も作れない」
善子「……そんな生活に、私は」
善子「私は……っ」ギュッ
善子「っぁ……」ジワ
善子「ぁ、っく」
善子「う、ぁ……」
善子「ぁぁぁあ……!」ポロポロ 11:12
善子「ほん、とはっ」
善子「もっと」
善子「もっと、みんなとあいたいのに……っ」
善子「私は、いつも、いつも仕事でっ」
善子「まいかい、今日はいこう、今日はいこう……今日こそは、ってがんばってるのに」
善子「いっつも、いけなく、て」
善子「きのうだって、いけるとおもったのにっ」
善子「とちゅうまでがんばったのがっ、ぜんぶやり直しになって……っ」
善子「いつも、いつも……」
善子「ごめん、ね」
善子「ごめんなさい……っ」
善子「わたし……わたし……」 11:13
ギュッ
善子「ぇ」
ルビィ「……」ギュー
善子「……ルビィ」
ルビィ「……」
ルビィ「……」ナデ…
善子「ぅ……」
ルビィ「……」ナデナデ
善子「……んん」ギュッ 11:14
善子(あぁ……)
善子(あったかいなぁ……)
善子(ルビィの手……気持ちいい)
善子(……癒される)
善子(……)
善子(……こんな風に)
善子(こんな風に、ゆっくり過ごせる時間が続けばいいのに)
11:1-
善子(せめて)
11:--
善子(せめて今だけは)
1-:--
善子(時間を忘れて……)
善子(この心地よさに埋もれてしまいたい……)
--:-- ルビィちゃんの優しさに包まれると時間が経つのも忘れそう スレ残っててくれた
途中まで読んでたから探してた
泣ける --:--
善子「……ぅ 」モゾ
善子「……ん?」パチ
ルビィ「……」スンスン
善子「……」
ルビィ「……善子ちゃん」スンスン
善子(……くすぐったい)
ルビィ「はぁ、善子ちゃん……」スンスン
善子「……ルビィ」
ルビィ「えっ」ビクッ --:--
ルビィ「あ、えー……と」
善子「……」ジー
ルビィ「こ、これは……その……」
善子「……」
善子「ずっと」
ルビィ「?」
善子「ずっと、そばにいてくれたのね」
ルビィ「……うん」
善子「……ありがと」
ルビィ「えへへ、どういたしまして」
善子「……で、なにしてたの」
ルビィ「ぇっ」ビクッ --:--
善子「……」ジー
ルビィ「え、と……」
善子「……私の」
善子「私の額に、鼻を押し付けて、何をしてたの?」
ルビィ「ぅぐ」
ルビィ「そ、その」
ルビィ「……」
ルビィ「……引かないで聞いてね?」
善子「……えぇ」
ルビィ「ほ、本当に、だよ……?」
善子「わかったから……」 --:--
ルビィ「……善子ちゃんの」
善子「私の?」
ルビィ「善子ちゃんの……か、髪の匂い、嗅いでました……っ」
善子「……髪?」
ルビィ「そ、その、私と、違って……」
ルビィ「女の子らしい、いい匂いだな、って……」
ルビィ「……ごめんね」
善子「……」
ルビィ「……うぅ」
善子「……それだけ?」
ルビィ「え?」 --:--
ルビィ「それだけ、って……」
善子「……さっき」
ルビィ「?」
善子「私も、嗅いでた」
ルビィ「え」
善子「私とは違う……甘くていい匂いがするな、って」
ルビィ「え、えっ」
善子「……私ね」
善子「ルビィの匂い、好きよ」
ルビィ「……!?」 --:--
善子「……ん」スッ
ルビィ「ひゃっ」ビクッ
善子「……」スンスン
ルビィ「ゃ、っ……」
善子「……」ギュッ
ルビィ「ぁ……」
善子「……こうしてるとね、なんだか落ち着くの」
善子「まるで、ルビィに包まれてるみたいで……ね」
ルビィ「……」 --:--
善子「でも」
ルビィ「?」
善子「……ふふっ」
善子「ルビィも……私の匂い、好きだったのね?」
ルビィ「っ……」
ルビィ「……ぅん」
ルビィ「私も……」
ルビィ「善子ちゃんの……」
ルビィ「……」
ルビィ「好き、だよ」 --:--
ルビィ「……」ギュッ
善子「んっ」
ルビィ「……好き」
善子「……なんか、照れるわね」
善子「……」
善子「ルビィ」ギュッ
ルビィ「?」
善子「もう少し、こうして抱きしめていてもいい……?」
ルビィ「……うん、いいよ」
ルビィ「ゆっくり、休んで」ナデ…
善子「んぅ……」
ルビィ「……」ナデナデ…
善子「ん……」 ───────
善子「……すー……すー」
ルビィ「……」ナデ…
善子「んぅ」
ルビィ「ふふ……」
ルビィ(善子ちゃん、ホントに綺麗になったなぁ)
ルビィ(今だって、メイクしてないのに)
ルビィ「……」スッ
善子「……」ピクッ
ルビィ(長い睫毛に)
ルビィ「……」ツゥー
善子「っ」
ルビィ(整った鼻筋)
ルビィ「……」ツン
善子「む……」
ルビィ(柔らかい、唇……) ルビィ(善子ちゃんの、唇)
ルビィ「……」ジッ
善子「すー……すー……」
ルビィ(綺麗な、桜色)
ルビィ「……」フニ
善子「みゅ……」
ルビィ「……」フニフニ
善子「む……」
ルビィ(……気持ちいい)
ルビィ「……」ジー
善子「……すー……すー」
ルビィ(触れたい)
ルビィ(指じゃなくて)
ルビィ「……」ピトッ
ルビィ(もっと)
ルビィ「……」スッ
ルビィ(もっと、善子ちゃんを感じたい) ルビィ「……善子ちゃん」
善子「……すー」
ルビィ「……ずっとね?」
ルビィ「ずっとずっと」
ルビィ「ずーっと」
ルビィ「ルビィは、善子ちゃんのことを」
ルビィ「ずっと……」
ルビィ「……」
善子「すー……」
ルビィ「善子ちゃん……」
ルビィ「……」スッ
善子「……」
─────── ───────
ルビィ「昨日は泊まらせてくれてありがとう、善子ちゃん」
善子「ん、どういたしまして」
ルビィ「今日一日、一緒にいられて楽しかったよ」ニコッ
善子「えぇ、私もよ」クスッ
ルビィ「……ね、善子ちゃん」
善子「ん?」
ルビィ「また、こうやって泊まりに来てもいいかな」
善子「全然いいわよ」
ルビィ「ホント? えへへ、嬉しいな……」
善子「……あぁ、でも来る前に連絡はちょうだいね? もし夜勤の日だったら私朝まで帰って来れないし」
ルビィ「そっか、そういう日もあるんだよね」
善子「ええ」
ルビィ「……」 善子「……あ、そうだ」ゴソゴソ
善子「はい、これ」
ルビィ「? これは……」
善子「予備の鍵」
ルビィ「鍵?」
善子「私の部屋の」
ルビィ「……えぇ!?」
善子「これ持っとけばいつでも来られるでしょ?」
ルビィ「えっ、あ、あの」
善子「あぁ、でも絶対なくさないでよね? 誰かに盗られたりしたら危ないし」
ルビィ「あ、いや、その……」
ルビィ「……い、いいの?」
善子「何が?」
ルビィ「わ、私なんかが、持ってていいのかな、って……」
善子「いいわよ、別に」
ルビィ「え?」 善子「ルビィのことは信頼してるし、それに……」
善子「昨日帰ってきたときに……ルビィがいてくれたの、嬉しかったから」
ルビィ「あ……」
善子「……」
ルビィ(善子ちゃん、耳赤い……)
善子「まっ、まぁ? また酔い潰れた状態で待たれてても困るし? それだったら家の中で待っててもらった方が安心できるの!」
善子「いい? わかった!?」ビシッ
ルビィ「わっ」
ルビィ「……」
ルビィ「……うん、わかった」
ルビィ「絶対、なくさないよ」ニコッ
善子「……ん、ならばよし!」 ルビィ「……それじゃ、そろそろ行くね?」
善子「ええ」
ルビィ「じゃあ、また……」
善子「うん、また……」
善子「……」
善子「ルビィ!」
ルビィ「?」
善子「私っ、次はっ、次は行けるように頑張るから!」
ルビィ「!」
善子「あなたの頑張ってる姿! ちゃんと応援しに行けるように頑張るから!」
ルビィ「……うん!」
ルビィ「またね、善子ちゃん」ニコッ
善子「えぇ」ニコッ ルビィ「……」スタスタ
ルビィ(善子ちゃん、最近ずっと元気なさそうだったけど)
ルビィ(笑顔、見られてよかったな……)
ルビィ「……」チラ
ルビィ(善子ちゃんの、家の鍵……)
ルビィ「……えへへ」
ルビィ(嬉しいな……)
ルビィ「……」ギュッ
ルビィ(今はまだ、善子ちゃんが笑顔でいてくれれば)
ルビィ(幸せを感じてくれているのなら、それでいい)
ルビィ(……でも)
ルビィ(いつか)
ルビィ(いつか、善子ちゃんの笑顔を、一番近くで見られるように)
ルビィ(善子ちゃんの隣に、ルビィは……)
─────── 8:12
「……お? 今日も早いな、津島」
善子「あっ、おはようございます!」
「あぁ、おはよう」
善子「……」カタカタ
「……津島」
善子「はい?」
「……いや、なんでもない」
「今日も一日、気合い入れてくぞ」
善子「はい!」 20:12
善子「ふわぁ……」
善子(今日は早めに上がれたわね……)
善子(……まぁ、土曜だから本来は休みなんだけど)
善子「……はぁ、疲れた」
善子(……でも)
善子(前とは、違う)
善子(なぜなら……)
ガチャ
ルビィ「あ……!」
ルビィ「っ」タッタッタッ
ルビィ「善子ちゃんっ」ギュッ
善子「わっ」ガシッ
ルビィ「えへへ……」
善子「……もう、いきなり抱きついたら危ないわよ?」
ルビィ「ごめんね?」
善子「……別にいいけど」
ルビィ「ふふ……」
ルビィ「おかえり、善子ちゃん」ニコッ
善子「ただいま、ルビィ」ニコッ 保守してくれた方々ありがとうございました
休日出勤連続するとマジで体力精神力すり減らすので皆さんも気をつけてくださいね 乙
誰かが待っててくれると、なんとか頑張れるところもあるよね。
独り身だとふとした時に無意識で泣いてたりするわ… 待っててよかった
乙
幸せな展開だった がんばれ善子 乙です!
自分もルビィちゃんの様な存在がいれば休日出勤も苦ではなくなるのだろうか? ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています