穂乃果「機関車ほのマス」
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♪ー♪♪♪、♪♪、♪ー(あのBGM)
「ほのマスとノードン」 ♪ー♪♪♪、♪♪、♪ー(あのBGM)
きかんしゃほのマス
「ほのマスのしっぱい」
というおはなし ー オトノキ駅プラットホーム ー
タンク機関車の穂乃果が、仲間にぶつぶつ文句を言っている。
穂乃果「嫌になっちゃうなぁ、私の仕事と来なんて、いつもみんなの為に
客車を引っ張って来てあげるだけなんだもん…!」
モブ機「クスクスクスwwww」
穂乃果「私もお客の乗った列車を引っ張って見たいよ…!」
希「穂乃果ちゃんは慌て者やからなあ。忘れ物せんとええけど。」
穂乃果「あー、ひどい!穂乃果にだって、列車を牽くくらいできるんだから!」シュッシュッシュッ....
希「そう上手くいくかな・・・?」 ある晩の事、機関庫には、穂乃果と花陽しかいなかった。花陽は病気だった。整備員達が一生懸命治療したが、ちっとも良くならない。
花陽「うう・・・・体が重いですぅ・・・」
穂乃果「(花陽ちゃん大丈夫かな....)」
次の朝も具合が悪かった。花陽は、いつも始発の列車を引っ張る
そして、その客車の用意をするのが穂乃果だ
花陽「・・・・・・」ゲッソリ
穂乃果「花陽ちゃんが病気なら、穂乃果が代わりに列車を引っ張れるかもしれない…!」
穂乃果は、客車を探しに出かけた
花陽「・・・・・・・」オコメタベタイ ー 操車場 ー
シュッシュッシュッシュッ......ガタン,ガタン
穂乃果「ほらほら早くし!もうすぐ出発だよっ!」ガッチャン,ガッチャン!
急行客車「そんなに騒がないでよ…!まだ時間はたっぷり有るんだから!」ガッチャン,ガッチャン!
急行客車「今日はどうしたのかしら.....」
客車達が文句を言うが、穂乃果は、彼らをホームに着けると、前に廻ろうと焦った。
でも、機関士は動こうとしない。
機関士「そんなに慌てないで!穂乃果」 やがて、客車にお客が乗り込んだ。ポーターがドアを閉めた。
でも、花陽は来ない。穂乃果は、わくわくした
トッリ卿「どうして出発しないんですか?」
駅長「花陽が病気なんです」
トッリ卿「違う機関車を用意してください」
駅長「それが、穂乃果しか居ません」
トッリ卿「それならあなたが引っ張ってください、穂乃果さん」
穂乃果「はい、任せてください!(きたきた!ついにきたよっ!)」 穂乃果は、急いでホームを離れると、客車の方にバックして、スタートの用意をした
シュッシュッシュッシュッ.....ガッチャン
機関士「ほらほら!慌てるんじゃないわよ!穂乃果!ちゃんと準備してから出発するのよ!」
穂乃果「任せといてえー!」 ところが、どうした事だろう。連結が外れたまま、穂乃果が走り出してしまった。
皆が騒いでいるのにも気が付かず、穂乃果は、客車を取り残して駅を出て行ってしまった
穂乃果「よーし、張り切って行こう!」シュピー!シュッシュッシュッ...
駅員A「え、ちょっ・・・待って、まだ繋いで・・!」
駅員B「ああ、行っちゃった!」
駅員C「大変、トッリ卿!トッリ卿!」
客車&乗客「・・・・・・」 ー 本線 ー
穂乃果「えへへへ!気持ちいいー!」ピッピー!
穂乃果「花陽ちゃんは大変な仕事だって言ったけど、こんなの軽いもんだよ!急げ急げー!」ガタタン,ガタン..
穂乃果は希の真似をして走った
穂乃果「皆、穂乃果を見てる…!こんなの初めてだよ!どう?すごいでしょ!」
穂乃果「みんな!手を振ってくれて有り難う!」ピッピー!
学生「」
会社員「」
主婦「」
犬「」
車「」 やがて、信号機の所に来た。赤信号だ
穂乃果「えぇ…!せっかく調子良く走ってたのになぁ…お願い、早くして!!」ピッピー
信号手「やあ、穂乃果ちゃん!此処で何してるんだ?」
穂乃果「そりゃあもちろん、列車を引いてるんだよ!」エッヘン
信号手「列車!?どこにあるんだ!」
穂乃果「えっ…!?」
.....。
穂乃果「ありゃりゃ…!私、客車を忘れて来ちゃったのォ…!」ガーン
穂乃果「じゃあ、みんなが見てたのって・・・・・そんなぁ!」
信号手「その通り!早く帰って、客車を引いて来るんだな!」
穂乃果「うぅ・・・・」シュッシュッシュッシュッ......
可哀想なトーマス。悲しくて、今にも泣きだしそうだ 訂正:可哀想な穂乃果。悲しくて、今にも泣きだしそうだ
機関士「元気を出して!穂乃果。早く帰って、最初からやり直そう!」 ー オトノキ駅 ー
駅では、お客達が口々に文句を言っていた。
乗客A「どうなってんだよ!まだ戻ってこないのか?」
駅員D「い、今、信号所から連絡がありまして、もうすぐ戻ってくるとのことです」アセアセ
乗客B「お陰で遅刻だぞ、どうしてくれるんだ!」
駅員E「大変申し訳ありません、お客様!」ペコペコ
乗客C「払ったお金、返して貰うわよ!」
駅員「それはその、えっと、あの・・・」オロオロ
乗客D「あっ!戻ってきたぞ!」 でも、トーマスが戻って来てそのしょぼんとした顔を見ると、皆、黙ってしまった。
穂乃果「・・・・・・・」ションボリ
乗客・駅員「「「・・・・・・」」」 穂乃果「・・・・・・・・」シュッシュッシュッシュッ.......ガッチャン!
穂乃果「よし、今度こそ・・・!」ピッピー!ガコンッ,ヴォフ,ヴォフ,ヴォフ......
列車を連結すると、今度こそ、彼女は引っ張り始めた 後になって、他の機関車達がトーマスをからかった
「あー、客車を忘れた穂乃果ちゃんだにゃーww 」
「だ、ダメだよ凛ちゃんww笑ったりしたらwwクスクスww」
「くくw・・・あなただって笑ってるじゃないw」
「元はと言えば花陽が休んだりするからでしょ、ぷっwww」
穂乃果「・・・・///」カアァァ....
でも、穂乃果は、2度と失敗はするものかと、心に誓った ♪ー♪♪♪、♪♪、♪ー(あのBGM)
このお話の出演は
穂乃果/トーマス
希/ゴードン
花陽/ヘンリー
でした <おしまい> 訂正1:でも、穂乃果が戻って来てそのしょぼんとした顔を見ると、皆、黙ってしまった。
訂正2:後になって、他の機関車達が穂乃果をからかった 花陽はパーシーみたいなの想像してたが穂乃果よりでかいのだろうか >>55
実際トーマス、特にこのSSの元になってるシーズン1のストーリーはそういう話ばっかりだよ ♪ー♪♪♪、♪♪、♪ー
きかんしゃほのマス
「ほのマスのさいなん」
というおはなし
♪ー♪♪♪、♪ タンク機関車の穂乃果は、毎晩文句を言っている。お陰で他の機関車は眠る事も出来ない。」
穂乃果「もおー!!毎日毎日、客車を押して歩くのはうんざりだよぉ!」
モブ機A「あーはいはい、分かったから。」
モブ機B「明日も仕事なのに、うるさくて眠れないわよ」
穂乃果「・・・・・・」ブー...
海未「穂乃果・・・・・・・」
でも、誰も相手にしなかった。穂乃果はチビでお喋りなのだ。 ある晩、海未が機関庫に戻って来た。海未は親切なので、穂乃果を気の毒に思っていた。」
海未「明日、私は貨車を届ける仕事があります。ですが、もしあなたがやってくれるのなら
代わりに私が客車を押しますよ。」
穂乃果「えっ⁉ホントに!」
穂乃果「えへへ、海未ちゃんありがとう!楽しみだなぁ…!」
海未「喜んでいただけて何よりです。」ニコニコ 次の朝、エドワードとトーマスは機関士に仕事の交換を頼んだ。許しが出ると、穂乃果は大喜びで貨車を探しに出かけた。
貨車は、分からず屋で喧しい。仕事をそっちのけで御喋りばかりしている。それに、推しじゃない機関車には
悪戯をすると言う悪い癖が有る。
穂乃果「さあ、張り切っていこうっ!」
穂乃果「この仕事を頑張って、穂乃果も列車を引いて走れるんだって
局長に認めてもらうんだっ!」シュッシュッシュッシュッ......
貨車A「えー・・・穂乃果かよ・・・・」
貨車B「俺は海未推しなんだよ、ふざけんなよ・・・・・」 訂正
次の朝、海未と穂乃果は機関士に仕事の交換を頼んだ。許しが出ると、穂乃果は大喜びで貨車を探しに出かけた。
貨車は、分からず屋で喧しい。仕事をそっちのけで御喋りばかりしている。それに、推しじゃない機関車には
悪戯をすると言う悪い癖が有る。
穂乃果「さあ、張り切っていこうっ!」
穂乃果「この仕事を頑張って、穂乃果も列車を引いて走れるんだって
局長に認めてもらうんだっ!」シュッシュッシュッシュッ......
貨車A「えー・・・穂乃果かよ・・・・」
貨車B「俺は海未推しなんだよ、ふざけんなよ・・・・・」 海未はそれをよく知っているので、穂乃果に気を付ける様に注意した。
だけど、興奮している穂乃果は、それどころでは無い。連結器が繋がった。信号が点く。
穂乃果「準備完了!さあ、出発だよ‼」シュピー!シュッシュッシュッ...
貨車「ああっ!!待ってよ、穂乃果ちゃん‼待てったら!!」
ところが、貨車達の準備が出来ていなかった。 穂乃果「みんなついてきて!走れ走れー‼」ガタン,ガタン,ガタン,ガタン.....
貨車「分かったよ!分かったから騒ぐなよ!分かったってば!」
穂乃果「急げ急げ!急げぇぇーーー‼」シュピーッガタタタタ.....
貨車達は、面白くない。穂乃果はどんどんスピードを上げて行く。
汽笛を鳴らして、トンネルを通過した。 穂乃果は、嬉しくてたまらない。でも、貨車達はカンカンに怒っていた
丘に差し掛かり、穂乃果のスピードが落ちた。大型の希さえ立ち往生する丘だ。
機関士「頑張るのよ!穂乃果!落ち着いて!」
穂乃果「うん!任せといてっ!」 今度は、下り坂だ。穂乃果は、ブレーキを掛け始めた。
穂乃果「止まるぞ!止まるぞぉー‼」キイイィィ.....ギシギシ.....
貨車A「嫌だよ‼誰が止まるもんか‼」ガチャン,ガッチャン!
穂乃果「えっ?、ちょっ・・・・・・」 貨車達は、ドシンドシンとぶつかり合った。」
貨車B「おら進め‼進めぇ‼」ガチャン,ガッチャン!
貨車C「START:DASHだよ!!www」ガコンドゴッ
穂乃果「いやっ、痛い!やめてよ!」
穂乃果「ああっ、だめっ!スピードが・・・・」ガタン,ガタン,ガタタタタ! 穂乃果は、貨車達に押されて、丘を下る。後ろで貨車達がガタガタ揺れながら大笑いしている。
穂乃果は必死で止まろうとする。でも、貨車達はお構い無しだ。
穂乃果(100q/h)「押さないで!押さないでってばあ‼」ゴオオオオオオッ!!
貨車s「ほら行けぇっ‼行くんだよ‼」ゴオオオオオオッ!!
穂乃果「あああっ!駅だ!どうしよう…⁉」ゴオオオオオオッ!! 穂乃果は駅を通過し、待避線の方に入ってしまった。
穂乃果「お願い!止まってよぉぉぉっ…‼」ガタン,ガタン,ガタタタタ!
兩____________________。・゚(゚≧□≦」*)⋤⋥⋤⋥⋤⋥⋤⋥⋤⋥⋤⋥⋤⋥⋤⋥⋤⋥=3=3=3=3
兩__________ 。・゚(゚≧□≦」*)⋤⋥⋤⋥⋤⋥⋤⋥⋤⋥⋤⋥⋤⋥⋤⋥⋤⋥==3=3______________
兩___。・゚(゚≧□≦」*)⋤⋥⋤⋥⋤⋥⋤⋥⋤⋥⋤⋥⋤⋥⋤⋥⋤⋥=3__________________________
\ガチャン!!/
(≧□≦」*)⋤⋥⋤⋥⋤⋥⋤⋥⋤⋥⋤⋥⋤⋥⋤⋥⋤⋥=3__________________________________ ・・・・・・・。
穂乃果「・・・・・・・・と、止まった?」(;Д ≦)
穂乃果「よ、よかったあぁ・・・・怖かったよお」グスッ
???「・・・・・」ザッザッザッ.........
目を開けて見ると、列車は車止めの前で止まっていた。 ???「何事ですかっ・・・・・⁉」スタスタスタスタ........
穂乃果「ん?この声は・・・・・」
トッリ卿「穂乃果さん!こんなところで何をしているんですか?」
誰かがやって来た。ミナミ・オヤトッリ卿だ。 穂乃果「海未ちゃんの貨車を運んで来たんです・・・・」
トッリ卿「凄いスピードでしたよ?」
穂乃果「すみません…。貨車に押されちゃって・・・」
トッリ卿「あなたは貨車について勉強しないといけませんね…!」
トッリ卿「2、3週間も行ったり来たりすれば、海未さんの様に貨車の事が
ちゃんと分かる様になるわ、そうすればあなたも1人前の機関車よ!」
穂乃果「は〜い・・・・」 穂乃果「また失敗しちゃったな・・・・それに、凄く怖かった」
穂乃果「客車も貨車もだめだった・・・本線を走るの、向いてないのかなあ・・」
穂乃果「ハァ・・・・・・」シュッシュッシュッシュッ...... ♪ー♪♪♪、♪♪、♪ー
このお話の出演は
穂乃果/トーマス
海未/エドワード
でした
♪ー♪♪♪、♪ 所々元の名前が混じってるのは
Wikiからコピーして直接書き込んでるからです
次回からなるだけ書き溜めます ♪ー♪♪♪、♪♪、♪ー
きかんしゃほのマス
「にこのだっせん」
というおはなし
♪ー♪♪♪、♪ ミナミ・オヤトッリ卿は、毎日駅にやって来ると、穂乃果に声をかける
トッリ卿「こんにちは、穂乃果さん。貨車達にからかわれてはいけませんよ。
あなたは操車場の特別な助手です。大切な仕事をしているんですから」
穂乃果「はい!」
シュッシュッシュッ..........
穂乃果「おはよう、貨車君たち!」
貨車A「(ビクッ!)ああ、おはよう・・・・」
穂乃果「あれ?なんか元気がないみたいだけど」
貨車ズ「「「おはよう、穂乃果ちゃん!」」」
穂乃果「うんうん、いい返事だよ!」
貨車ズ「・・・・・・・」 海未「おはようございます、穂乃果」
穂乃果「おはよう、海未ちゃん!」ピッピー!
貨車ズ「・・・・・・!!」ビクッ!
海未「朝から元気ですね、これが今日私が引いていく貨車ですね」
穂乃果「うん、準備万端だよ」
海未「ここ最近は貨物の輸送が多いので、入れ替え作業も大変でしょうが
あなたならきっとできます、頑張ってください!」
穂乃果「うん、ありがとう!海未ちゃんも頑張って!」
海未「はい、それと貨車の皆さんも・・・・頑張ってくださいね?」ギロリッ
貨車ズ「ハ、ハイィッ!!」ビクビクッッ!! あの事故から数か月、穂乃果は海未から貨車たちの扱いについて手ほどきを
受けた。それはとても厳しく、朝から晩までぶっ通しで操車場を駆けまわった。
穂乃果はへとへとに疲れて、動けなくなるのではないかとも思った。
でも、その甲斐あって、穂乃果の腕前はぐんぐんと上がっていた。
穂乃果(本当、海未ちゃんって貨車君たちの扱い上手なんだよねえ)
穂乃果(だって、悪戯好きな貨車君たちも海未ちゃんの言う事だけは大人しく
聞くんだから)
貨車ズ「・・・・・・・」ガクガクブルブル 操車場には、たくさんの貨車が並んでいる。穂乃果は、それをあちこちに移動させる
操車場にはまた、クレーンを乗せた不思議な車両があった
穂乃果「ん?ねえねえ、変な車両があるよ!何だろう、あれ」
機関士「ああ、あれはクレーン車と言うのよ。機関車や、客車や、
貨車だって持ち上げられる。凄い力持ちなのよ!」
穂乃果「へーえ、希ちゃんくらい大きくても持ち上げられるのかな?」
機関士「・・・・それ、本人に言っちゃダメよ?」 或る日、穂乃果が構内に居ると、突然、機関車の叫び声が聞こえた
.....ケテー
...カ.....ケテー
ダレカー.....タスケテー!ギギキイイ.....
穂乃果「ん?何か聞こえない・・・・?」
にこ「助けてーー!止まらないのよーー!」ギギギイイイイィィィ!!
穂乃果「あれは、にこちゃんだ!!」
にこだ!酷く怯えている。車輪からは火花が出て、凄いスピードで駆け抜けて行く…! にこ「貨車達がグイグイ押してくるのよー!」ギギ゙イイィィィギリギリギリッ!!
貨車A「行け行けぇ!!」ウェーイ!ウェーイイ
貨車B「スーパーアイドル、にこに続けぇ!!」
貨車C「そーれっ!!」
貨車ズ「「「にっこにっこにーッ!!!」」」ガタタタタタタッ!!
にこ「ちょっと、ふざけんじゃないわよ!アンタたちいっ!!」ギギギイイイイィィィ!!
にこ「止まりなさいったら!!助けてー、助けてにこー!」ガタタタタタタ........
にこは、叫びながら姿を消した…。 穂乃果「大変だッ!今度はにこちゃんが押されてるッ!」
穂乃果「もー、悪い貨車達め!少し懲らしめてやらなくっちゃ…!」プンプンッ!
警報(ジリリリリリリリリ!!)
監視員「にこが脱線した!!早くクレーン車を持って来ーい!!」
非常ベルが鳴った…!
穂乃果は急いで、クレーン車を取りに行った。穂乃果は必死に押した。 穂乃果「うーん、うーん!このクレーン車重いよお・・・」ズズゴゴゴゴ......
穂乃果「でも、にこちゃんが待ってる、頑張らなくちゃ!」
穂乃果「急げ急げ!急げぇー!!」ゴロン,ゴロン,ゴロロロロロ........
穂乃果「貨車くんたちっ…!いくらなんでも酷い悪戯だよ・・・!!
可哀想なにこちゃん…!怪我してなきゃ良いんだけど・・・!」
今日は、希の真似どころじゃない。もう必死だ…! にこ(横転)「痛いにごぉ・・・・・・」プシュウウウウゥゥゥ.......
機関士「気にするな!にこ。お前の所為じゃない。馬鹿な貨車と、古いブレーキの所為だ!」
にこ「慰めないでよ・・・・・こんな姿、見られたくないわよ・・・・」
にこ「この宇宙No.1機関車のにこにーが、こんな無様な姿を晒すなんて・・・・」グスッ
にこは、畑に突っ込んで動けなくなっていた。機関士と助手が、怪我は無いかと見廻っている 穂乃果「おーい、にこちゃーん!」シュッシュッシュゴトゴトゴト.....
にこ「穂乃果・・・・!!」
穂乃果「助けに来たよ、にこちゃん!待ってて、すぐに線路に戻してあげるね!」
にこ「・・・・・・・早くしなさいよ」ボソッ
穂乃果がクレーン車を押して来た。そして、脱線せずに済んだ貨車を、引っ張り始めた。 貨車達はぶつぶつ言っている。
貨車B「いやぁー…!参った参ったぁー…!」
穂乃果「自分が悪いんでしょ!!悪さばっかりするからだよ!!」ガチャン、ガッチャン! それから、穂乃果は行ったり来たり、大忙しで働いた。」
穂乃果「貨車達め!穂乃果、本気で怒ってるんだよっ!?」ガタンッ!
貨車A「分かったよ…!!もう懲りたよ…!!」ガラガラガラ........ 2台のクレーン車で、にこを線路に戻す作業が始まった。
作業員「オーライ、オーライ!」ウィーン....ゴゴゴゴ....
穂乃果「(いよいよにこちゃんを引き上げる番だ)」
穂乃果「(もう少しだからね、にこちゃん・・・・・)」
作業員「よーし、取付け完了。引き上げろっ!」ガチャッ ガコンッ!ウィーンギリギリギリ.......
にこ「・・・・・・・・・・・・」
ガクンッ,グッ,グググググ.......
にこ「・・・・・・・・ハッ!?」
にこ「ちょ、ちょっと!これ、身体の下間丸見えじゃないの!!」
ウィーンギリギリギリ.......
にこ「いやっ!見ないでぇっ!!」カアァ....///
作業員・穂乃果「・・・・・・・・。」
にこ「無視してないで、何とか言いなさいよっ!」
ウィーンギリギリギリ.......ガタンッ カアカア..........
にこ「はあ、災難な日だったわ・・・・」
穂乃果「でも、よかったよ。大きな怪我がなくて」
にこ「まあ、スクラップにはならずに済みそうだわ」
穂乃果「さ、帰ろう?私が押していくよ」
にこ「いいわよ別に、一人で走れるわ」シュープスプスプス......
にこ「・・・・・・・」
穂乃果「・・・・遠慮しないでにこちゃん。押してあげるから」ニコッ
にこ「・・・・・分かったわよ」
ガチャンッ,ピッピー!シュッシュッシュッ..........
にこは頑張って走ろうとしたが、思う様に動けない。そこで、
穂乃果が彼女を引っ張って機関庫に戻る事にした。 駅では、トッリ卿が心配そうに彼らを待っていた
トッリ卿「あなたの活躍ぶりは皆に聞きましたよ!
私もとても嬉しいわ!あなたは本当に役に立つ機関車です!」
トッリ卿「にこさんはペンキを塗り替えて、ちゃんとしたブレーキを
付けてあげますね。穂乃果さんには専用の支線をプレゼントします!」
穂乃果「えっ、ええっ!本当ですか!?有り難うございます!!」
機関士「今まで頑張った甲斐があったわね、穂乃果!」
穂乃果「うん、やった、ついにやったよ!!」ピッピー!
にこ「穂乃果」
穂乃果「ん?」
にこ「・・・・今日はありがとね。頑張るのよ」ニッコリ
穂乃果「・・・・・・うんっ!」 穂乃果「イェーイッ!!」ピッピー!シュッシュッシュッ.....
穂乃果「あはははは、今が最高!!」ガタンガタンッ、ガタンガタンッ
ヒデコ「穂乃果、あんまりスピード出しすぎないで!」
フミコ「速すぎると時刻表を超過しちゃうわ!」
穂乃果「分かってるよ!」
ミカ「大丈夫かなあ・・・・・・」ゴトンゴトン,ゴトンゴトン......
今、穂乃果は幸せ一杯だ。自分の支線を貰い、ヒデコ、フミコ、ミカという名前の客車も貰った。
1日中誇らしげに走り廻っている。彼は、もう1人ぼっちじゃない。花陽達が駅で止まってはニュースを
教えてくれる。 花陽「それでね、にこちゃんがね・・・・・」
穂乃果「えー本当にっ!?あっ、希ちゃんだ!」
穂乃果「おーい、希ちゃーん!」ピッピー!
希「お?、穂乃果ちゃんや!」ボオオオオッ!ゴオオオオオオッ!!
希は、相変わらず急いでいる。でも、ボーッ、ボーーッ!と、汽笛で
合図するのは忘れない。穂乃果もピーピー!と、汽笛で返事をする。 穂乃果「はあー、希ちゃん相変わらず速いなあ・・・・」
花陽「この鉄道の看板特急だもんね。あ、そろそろ時間だ。」
花陽「じゃあ私行くね。お仕事頑張って」ポーッポーッ,シュッシュッシュッ....
穂乃果「花陽ちゃんもがんばって!さて、私もいかなくちゃ」
穂乃果「今日も、ファイトだよっ!」ピッピー!シュッシュッシュッ..... ♪ー♪♪♪、♪♪、♪ー
このお話の出演は
穂乃果/トーマス
海未/エドワード
花陽/ヘンリー
希/ゴードン
にこ/ジェームス
でした
♪ー♪♪♪、♪ ♪ー♪♪♪、♪♪、♪ー
きかんしゃほのマス
「とりのこされたしゃしょう」
というおはなし
♪ー♪♪♪、♪ タンク機関車の穂乃果は自分の支線に誇りを持っている
穂乃果「何たってこの支線が最高さ!」ピーッ!ピッピー!
ヒデコ「ホントにそうよね!」
フミコ「景色も綺麗だし」
ミカ「空気もおいしいし!」ガタンガタン,ガタンガタン....... 客車のヒデコとフミコ、ミカも賛成する。ヒデコとフミコは乗客だけを乗せるが
ミカは乗客の他に車掌や荷物も載せる事が出来る。本線を走る長くて大きな客車とは違い
三人には豪華な寝台も、上等な座席もない。でも穂乃果は三人が大好きだ。
四人はいつも走りながら歌を歌う。
穂乃果「おいでよ早く!おいでよ早く!遅れるよ〜♪」シュッシュッシュ.....
ヒフミ「「「行くわよ!行くわよ!待っててよ〜♪」」」ゴトンゴトン.....
穂乃果が急かしても彼女達はちっとも気にしない。彼女たちはミナミ・オヤトッリ卿を
喜ばせたくて、急いでるだけなのだ。 或る日、穂乃果達は駅で花陽の列車を待っていた。本線からお客を乗せてくるはずの
花陽が中々来ないので穂乃果は不機嫌だ。
穂乃果「花陽ちゃん、なんで来ないのっ!」
ヒデコ「最近、本線ダイヤが過密らしいからね・・・」
穂乃果「それにしちゃ回数が多すぎるよ!そりゃ、私も最初は心配だったよ
でも、こんなに何回も遅刻されたら私がちゃんと走れないよ!もー・・・」ムー
穂乃果「トッリ卿がどんなに穂乃果を頼りにしているか、花陽ちゃんは知らないんだ!」
フミコ「花陽ちゃんって、すっごい沢山ご飯(石炭)食べるって聞いたことあるわ」
ミカ「私はしょっちゅう調子が悪くなるって本線の友達が噂してるのを聞いた」
ヒデコ「食べ過ぎでお腹壊したのかもねw」
ヒフミ「「「wwwwww」」」
穂乃果「ああーん、もう!何でもいいから速く走りたいよー!」ピーッ!ピーッ! 穂乃果は苛々と汽笛を鳴らした。
早く出発したいけれど、花陽の乗客を待たなければならない。
シュシュシュシュシュ......ゴトンゴトン......
花陽「ふう・・・・・ふう・・・・」ガッシュ,ガッシュ.......
花陽「はあ・・・・・はあ・・・・」ガッシュ,ガッシュ......
花陽「はぁ・・・・やっと着いた、疲れました・・・」ガタン,プシュウウウウゥゥゥ...... やっと花陽がやって来た。
穂乃果「もう、遅すぎるよ花陽ちゃん!何やってたの!!」プンプンッ!
穂乃果「最近はいっつも遅刻だし、一体どうしちゃったの・・・?」
花陽「ううぅぅ・・・ごめんね穂乃果ちゃん。なんか、どこかが故障しちゃった
みたいで・・・でも、どこが悪いのか原因が分からないんだ。ホントにごめんね・・・」
花陽「最近は特に身体が思うように動かないんだ。困ったなあ・・・・」プシュウウウウゥゥゥ.....
穂乃果「うーん、あんまり言いたくないんだけど、花陽ちゃんはモタモタし過ぎるんだよ!」
穂乃果「後、食べてばっかりじゃなくて運動もしなきゃだめだよ!
それなら、少しは身軽になるんじゃないのかな?」
穂乃果「あ、そろそろ時間だ。じゃあ、そういう事だから花陽ちゃん」ピッピー!
ヒデコ「え、あ!?ちょっと待って穂乃果、まだ車掌さんが・・・・」
穂乃果「次からは、もうちょっと頑張ってほしいな!」シュッシュッシュッシュッシューーーーー
フミコ「穂乃果、止まって!ストップ!ストープッッ!」ガタンガタン,ガタンガタン....... 花陽「はぁ、穂乃果ちゃんにまで怒られちゃった・・・・」
花陽「やっぱり駄目だな、私・・・」
花陽「最近、いくらご飯(石炭)食べても全然調子がでないし・・・」
車掌「・・・・・・・・・・・」ポカーン
花陽「本当に何がいけないのかな・・・・・・え?」
車掌「・・・・ハッ!?突っ立ってる場合じゃない!追いかけなきゃっ!」ダッ!
車掌「おーい、待ってぇー!」タッタッタッタッタッ.........
花陽「・・・・シャショウサンオイテイッチャッタノオ!?」 穂乃果はスピードを上げるが、客車のフミコが走りたくなくて泣いている。
穂乃果「急げ急げー!」ピッピー!ガタンゴトン,ガタンゴトン............
フミコ「うわーん、どうしよう!車掌さん置いてきちゃったよー!」
ヒデコ「大変よ穂乃果!車掌さんが居ないのよー!」
穂乃果「Wonder zone〜キミに呼ばれたよ 走ってきたよ〜♪」ピーッ!シュシュシュシュ....... ヒデコが穂乃果を呼んだ。でも穂乃果には聞こえない。
フミコ「ダメよ、聞こえてないわ!どうにかして止めないと!」
ミカ「二人共落ち着いて!非常ブレーキを使って止めるのよっ!」
ヒデコ「そうか、その手があったわ!」
ガタンガタン,ガタンガタン,ドンナニ ツライコトガアッテモ〜.........
ヒフミ「「「・・・・・・・・。」」」
ミカ「って、車掌さんいないとブレーキ掛けられないじゃん!!」ガビーン! ヒフミトリオは非常ブレーキを掛けようとしたが、車掌が居ないので掛けられない。
ヒデコ「車掌さんは何処ー!?」ワーン
フミコ「車掌さんは何処ー!?」ドウスレバイイノー
穂乃果「きっと大きな夢がはじまる〜♪」ポッポー,ガタタン,ガタタン....... 穂乃果「Wonder sign〜、熱い喜びをまねくミライ〜♪」ガタンガタン,ガタンガタン.....
穂乃果「ん?あれは・・・・あ、赤信号だ!止まらなくっちゃ!」キーキキイイイィィ.....!
ギイイイッッ,プシュウウウウゥゥゥ.....
穂乃果「あーあ、せっかくいい調子で走ってたのに・・・」
穂乃果「嫌な信号だな!どうしたんだろう、何か起きたのかなあ?」
機関士「さぁね…すぐに車掌から連絡が有るわよ」
穂乃果「ねえ車掌さーん?どうしたのー?」
・・・・・・・。
穂乃果「ってあれ、車掌さんは?どこ?」 ヒデコ「車掌さんを置いて来ちゃったのよー!」
フミコ「さっきから、何度も言ってるのにぃ!」
穂乃果「ええっ!?まさかそんな…!」ダラダラ....
ハア・・・・ハア・・・・・ゼエゼエ・・・・・
ミカ「あっ、ねえ見て!車掌さんよ!車掌さんが走ってくるわ!」
車掌「ハァ・・・・ハァ・・・・ゼェ・・・ゼェ・・・」タッタッタッタッタッ.........
するとどうだ、車掌が線路ずたいに必死で駆けて来るじゃないか。右手に旗、左手には笛を持って。 彼女は真っ赤な顔をして水を飲むと、一部始終を話して聞かせた。
車掌「・・・・・・・・」ゴクゴクゴク..........
車掌「プハァッ!生き返ったわ・・・・・」
車掌「・・・・・と言う訳だったのよ・・・・・・」
穂乃果「はえぇ・・・・、そうだったの?ごめんなさい・・・・」ショボーン 車掌「まぁ良いわ。誰にでも失敗は有るわよ」
機関士「さぁ、信号が変わったわ!出発しましょう!遅れた分を取り返さなくっちゃ!」
ヒデコ「さあ穂乃果、好きな様に走っていいわよ!」
フミコ「どんどん走ってー!」
穂乃果「よーしっ、それじゃあ気を取り直して、ミュージック!」
ヒフミ「「「スタート!!!」」」
\ピーッ!ピッピー!/ ♪ー♪♪♪、♪♪、♪ー
このお話の出演は
穂乃果/トーマス
花陽/ヘンリー
でした
♪ー♪♪♪、♪ >>124
ヒフミの内の誰かにしようかとも思ったけど
無名のモブにしました 面白い
というかトーマスってこんな感じの話だったのか… ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています