千歌「異世界転生したらLv999の>>5だった」
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千歌「なんやかんやあって異世界に転生したものの……」
ズゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン
千歌「……まさかだったなぁ」
ズゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン
千歌「……まさかの巨人だよ」 レベルカンストの巨人…ラスボス飛び越えて裏ボスかな? 千歌「おっきいなぁ……15メートルくらいあるよ……。普通に生活するのが難しいレベルだよこれぇ……」ズーン
千歌「歩いたら町や村なんか普通に壊しちゃうし……森は森でモンスターに襲われるし……って、息するだけで追い払えるけど……なんか私めちゃくちゃ強いんだよね……なんでだろ……」
千歌「それになにより……やっぱり人と話せないのがツラいなぁ……。近付いただけで……」 村人『うわああああああ!!!きょっ、巨乳だぁぁぁぁぁぁ!!!』
村人『みんな逃げろ!!巨乳だ!!巨乳が来るぞ!!!』
村人『きゃああああ!!!巨乳よおおおお!!!』
村人『圧し潰されるぞおおおお!!!』 千歌「やっぱり巨人って怖いのかなぁ……。なんかみんな胸しか見てなかったような気もするけど……」
千歌「はあ……」
ザァン……
ザパーン……
千歌「……寂しいなぁ」グスッ
???「……あれ?」 ???「千歌……ちゃん?」
千歌「へ……?」
???「やっぱり……千歌ちゃんだ!!」
千歌「……ウソ。そんな……!!」
巨人であることに落胆する千歌の前に、一人の少女が歩み寄る。
その人物とは……
安価下1コンマ
奇数→曜
偶数→梨子 曜「うん!!私だよ!!」
千歌「曜ちゃん!!曜ちゃああああああん!!!」ガバーッ!
曜「うわああああああああああ!!!」
ドガァァァァァァァァァァァァァァン! 千歌「ゴメン……」ションボリ
曜「う、うん……。転生してたことも、巨人になってたことも驚いたけど、まさかそのサイズで抱き付いてくるとは思わなかったよ……。地形が変わるレベルのハグをお見舞いされるとは思ってなかった……。上手く逃げられてよかった……本当に……」
千歌「迷惑でゴメンなさい……」
曜「ううん。って、そんなことより!!よかった……また千歌ちゃんに会えて……」
千歌「私も……。曜ちゃんはなんで転生したの?」
曜「なんやかんやあって」
千歌「そっか……」 巨人千歌のまんこの中で暮らしたい
もちろん子宮がベットで卵子がご飯
年中暖かくて住み心地良さそう 千歌「曜ちゃんは……普通の人間みたいだけど……。なにに生まれ変わったの?」
曜「私?私は……安価下2」 曜「小人」
千歌「へ?」
曜「小人」
千歌「いや、でも……普通の人間っぽいよ?」
曜「うん。だから、小人の巨人」
千歌「……は?え?なに?どういうこと?」
曜「私にもわからない。小人族にとって、身体の大きい者……つまり私は異端らしくてさ……追放されたんだよね……。村から出ていけって……アハハ……」
千歌「ゴメン、全然笑えないけど……」
曜「だよね……」 千歌「小人ってさ……どういうことが出来るの?」
曜「どういうことって?」
千歌「ほら、やっぱり普通の人間とは違うわけじゃん?まあ、私もだけど……」
曜「あー……えっとね」
安価下1コンマ
01〜25→ほんの少し魔法が使える
26〜50→目にも止まらないスピードで動ける
51〜75→植物に詳しく薬を作れる
76〜00→パンツを盗める ヒュンッ
千歌「?」
曜「こういうこと出来る」つチカチャンノオパンツ
千歌「!?!?//////」バッ!
曜「いやー、小人族って昔から旅人の装備を奪って生活する追い剥ぎの種族みたいなところがあるらしくてさ。そのスキルが私にも使えるんだけど、まあ異端らしくて……私にはパンツを盗むくらいしか出来ないんだよね」ケラケラ
千歌「こ、の……!!//////」プルプル
曜「それにしても……巨人ってパンツもやっぱり大きいんだね。このサイズの衣類ってどうやって作ってるんだろ。ていうか、お布団より大きいパンツっておもしろいね。ていうか千歌ちゃん、なんかここ黄ばんで……」
千歌「○ねぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!//////」ブンッ!
ズガアアアアアアアアアアアアアアッ! 千歌「まったく!!///まったくだよこのヨーソローは!!!///」ハキハキ
曜「ゴメンナサイ」ゲザァ
千歌「次やったら本当に消し飛ばすからね!!!///」
曜「いや……さすがにLv999の一撃はシャレにならないっていうか……」
千歌「シャレじゃないよ!!!」
曜「はいっ!……ていうか……なんでレベルがカンストしてるの……。なんの恩恵……?」
千歌「知らないもん」プクー このちかっちは驚異ですね…
ちなみにこれはちちっちの胸囲をかけた >>39
ズガアアアアアアアアアアアアアアッ! 曜「で、これからどうするの?」
千歌「わかんない……。この世界のこと、なにも知らないし……。なにをしたらいいのか……なにかしようにも、この身体じゃ……」
曜「んー……じゃあ、一緒に行こうよ!」
千歌「一緒にって……どこに?」
曜「風の噂で聞いた話なんだけどね。世界のどこかに、どんな魔法でも使える魔女がいるんだって」
千歌「魔女?」
曜「その人に頼んでさ、千歌ちゃんの身体を小さくしてもらえばいいんだよ!」
千歌「身体を小さく……そんなこと本当に出来るの?だいたい、その噂が本当かどうかも……」
曜「わからないよ?でも、なにもしないよりはずっとマシだよ♪」 曜「それに、私もその魔女さんを見つけて、身体を小さくしてもらおうって思ってたんだ♪」
千歌「曜ちゃんは小人になりたいの?」
曜「なりたいっていうか、元々小人なわけだし。それに……仲間はずれはなんか寂しいしね」
千歌「そっか……」
曜「ね、一緒に行かない?実を言うとね……ほんの少し、不安だったんだ。誰も知らない世界で……たった一人で旅をするのって……」
千歌「曜ちゃん……」
曜「エッヘヘ……」
千歌「……うん。わかった。一緒に行こう!」
曜「千歌ちゃん……!///」
千歌「一緒に旅をして、魔女さんを見付けて……普通の人生を歩もう!!普通の人間と小人として、普通に生きよう!!」
曜「普通のことを意気込んで言ってるだけだけど……うん!!それじゃあ、これからよろしくねっ♪」ゞ
千歌「うんっ!♪」 これは"普通を求める物語"
"普通になるための物語(ワンダフルストーリーズ)"
どこかにいる魔女を探して、二人の少女は……新たな世界で再び手を繋ぐ。
Lv999の巨人と……パンツ泥棒の大きな小人。
彼女たちが紡ぐ次なる物語は…… ズシン
ズシン……
千歌「……………………」
曜「いやーハッハッ。千歌ちゃんを乗り物にするのは気が引けるけど、これはなかなか……乗り心地がよくて楽だねぇ♪」
千歌「うん。別にいいんだけど。普通こういうときって肩とか、乗っても頭の上じゃない?なんで胸に乗るかな。むしろいつ落ちるかわかんないし乗り心地悪いと思うんだよ」
曜「そんなことない!!ここがいい!!ここしか私の居場所はありえない!!」
千歌「なにその確固たる意志」
曜「はあぁ〜///千歌ちゃんのおっぱい最高……///」スリスリ
千歌「それ以上やったらへし折るからね。それより、私たちどこへ向かってるの?」
曜「ん?このまま行けば町があったはずだけど」 千歌「町かぁ……」
曜「どうかした?」
千歌「いや……この身体じゃ町には入れないから……」
曜「そっか……」
千歌「旅に必要な買い物とか、町の人に話を聞いたりもしなきゃいけないし、そういうのは曜ちゃんに任せることになっちゃうね」
曜「任せて♪」
千歌「私は町の外で大人しく待ってるから」
曜「うん。あ、町が見えてきたよ!」 二人が到着したのは……
安価下2
米の町
猫の町
鳥の町 _ ┌ n /7 _ .
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| |__ く ゝ) _ へ人 ヘ∠ | _ . | ニニ! !ニニ
| __| て彡 | ハ `┤フ⌒ヘ⊃ | .|_|. |└‐┐┌┘ .
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|________| ーへ //⌒>イ.( ヘ 入 /  ̄ ̄ ヽ | ....
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ヽヘノ へ ヘ√ | | ...
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イ と‐┐┌- .,/ ./ ん )ヘ ( <⌒ へ ト ノ
ゝ,  ̄ ノ ./ )/ \ヽ人 ⌒) )イムi ) .
 ̄ ん / √ イイヘムイ .....
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._ イ(⌒) ヒ > / ( \ (彡ヘ _
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|_ .// イ .| ) ( < イ ヽヘ ヘ ゝ .| └─┐ ......
/ / | | へイ |ア~ヘ く ヘ人 | ┌─┘ ......
/ / | | 入ノ \_/ヘ ヽ|_\へ . | | ....
|__.....| | レイ // | ノ) へ ヘii| , ─┘└- 、 ....
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.| | ゝ-イ  ̄ ゝ,  ̄ ノ ....
. ̄  ̄ .. 【鳥の町】
ズシン……
千歌「よいしょ」
曜「……っと」トンッ
千歌「それじゃ、私は町の外でお留守番してるね」
曜「了解♪なにか欲しいものある?」
千歌「みかん!」
曜「あったら買ってくる。それにしても、その身体でも食べる量が普通の人間と変わらないってスゴい燃費いいね。それって巨人族の固有スキルなの?」
千歌「スキル?」
曜「私の【追い剥ぎ(パンツ限定)】みたいなの」
千歌「そうなのかな?私自分にどんなスキルあるのか知らない……」
曜「頭の中でスキル確認って思い浮かべれば出てくるよ」
千歌「そうなの?便利だね。えっと……スキル確認」ヴンッ 【――――――――】
千歌「……なんか、空を覆うくらいいろいろ出てきたんだけど」
曜「スキルの数多いなぁ……。よく見たら身体強化系と耐性スキルばっかりだけど……。えっと……あ、これかな……?」
【燃費激減】
【体力節約】
千歌「燃費激減?体力節約?」
曜「ようは、ちょっとご飯食べるだけで何日も食べたりしなくていいとか、ちょっと寝るだけで何日も寝なくて平気ってスキルだよ。あとは意識しなくても効率よく身体を動かせるみたいな、そんな感じ」
千歌「へー」
曜「あんまり興味ないでしょ」
千歌「よくわかんない」
曜「待ってる間はヒマだろうし、自分のスキルを確認してるといいよ」
千歌「えー……めちゃくちゃ多いよ……?」
曜「スキルもカンストしてるなら、役に立つスキルもきっとあるよ。それじゃねー」ノシ
千歌「うん。気を付けてー」ノシ 曜side
曜「さてと……まずは当面の食料と水、あとは武器……かな。でも武器はなー……無くても千歌ちゃんならどんなモンスターが出ても余裕だろうし、私もナイフ一本あればなんとかなるしなぁ……」
テクテク……
曜「ていうか、その前に先立つものが無いよね……。千歌ちゃんに至っては無一文だし。私も銅貨が何枚か……。まずはお金を稼ぐとしますか」
町人「でねー?♪」
町人「アハハッ♪そーなのー?♪」
曜「♪」スタスタ
ヒュヒュンッ
町人「きゃあっ!///」
町人「やだっ///エッチな風///」
曜「〜♪」スタスタ
曜「食料……じゃない!!先立つものゲット〜♪あと何枚か盗んで、防具屋さんに売ってお金にしよーっと♪千歌ちゃんいなくてよかったー♪」ビューン 千歌side
【ステータス異常無効】
【咆哮】
【体操技能】
【ぱふぱふ】
千歌「……………………ろくなスキル無いよね。体操技能って……この身体で体操なんかしたら自然災害だよ……。あーあ……」
ゴロン……
千歌「なんで……巨人に生まれ変わったんだろ……。これじゃただの怪獣だよ……」 千歌「みんなに……会いたいな……」ボソッ
ザッ……
ザッ……
千歌「?」ムクッ
???「こんにちは♪」
千歌「こんにち……は……?」
???「ちょっとお話……いいですかぁ?♪」 曜side
【防具屋】
店主「……………………」
曜「♪」ワクワク
店主「目をキラキラさせてどれだけ高く買い取ってくれるかなぁ……みたいな期待を抱いてるとこ悪いんだけどね……。私も長いこと防具屋を営んでるけど、盗んだパンツを売りに来たのはあなたが初めてよ……」
曜「脱ぎたてですよ」
店主「厳密には脱がしたてよね?【鑑定】したらすぐわかった」
曜「いくらで買ってくれますか?」
店主「うん。あえて言うわね?買い取れるかこんなの!!!」
曜「嘘でしょ!?いらなくなった防具を買い取り・販売するのが防具屋さんでしょ!?」
店主「防具なら買うわよ!!どれだけ破損してても修復するわよ!!でもパンツだもの!!盗んできたパンツだもの!!」
曜「いやでもこれ……あれですよ!!?呪われた防具ですよ!?装備するとなんかこう……変な気分になりますよ!?」
店主「あなたのさじ加減じゃない!!変な気分ってそれ呪われてないわよ!!あなたの性癖が歪んでるだけじゃない!!」 曜「せっかく調達してきたのに……」ガックリ
店主「そんな苦労したのにアピールしてもダメよ。ていうか盗品でしょこれ」
曜「これを売ったお金で買い物しようと思ってたのに……」
店主「せめて闇市かフリマで売りなさいよ。なんで防具屋に来たのよ」
曜「パンツって人類が生み出した最強の防具じゃないですか」
店主「単にパンツが好きなのね」
曜「はあぁ……」ガックリ
店主「……事情はわからないけど、この町であんまり悪さするのはやめておきなさい」
曜「?」
店主「この【鳥の町】にはね、かつて世界を救った九人の英雄の一人……《白の姫君》がいるんだから」
曜「白の……姫君?」
店主「目を付けられたらおやつにされちゃうわよ」
曜「おやつでもなんでもいいよ……。はあぁ……千歌ちゃんにみかん買ってあげられない……」
店主「まあ……そんな気を落とさないで。パンツは買い取れないけど、お金持ってきたら、この店の防具を安く売ってあげるから。どんなのが欲しい?」
曜「巨人族の女の子を一撃で《ピー》出来るようなペニバ……防具を」
店主「帰れ」 曜「追い出されちゃった……。それにしても……《白の姫君》か……」
ヒュウウウウ……
曜「その人のパンツなら高く売れるかな」 千歌side
千歌「えっ……と?」
???「巨人かぁ……♪この辺りじゃ珍しいね♪どこから来たの?」
千歌「あ、えっと……あっちの方から……」
千歌(なんだろこの人……。私が怖くないのかな……。フード被ってて顔はわかんないけど……なんか普通じゃない感じがする……。さっき見付けたスキルでちょっと視てみようかな……。【鑑定】ッ!!)ヴンッ
キンッ
千歌「あ、あれ?」
???「クスクス……♪【鑑定】のスキルを使ったんだね♪」
千歌「えっ?あのっ……」アセアセ
???「クスクス♪いいよ別に。けどゴメンね♪【鑑定】とか……そういう魔法関連のスキルは、全部効かないんだぁ♪」
千歌「効かない?」
???「フフッ♪」パサッ
千歌「ぁ……」
ことり「はじめまして♪私の名前はことり♪魔法使いです♪よろしくね、巨人さん♪」ニコッ ――――――――
???「……………………」
ザッ……ザッ…… 曜side
ヒュンッ
町人「きゃっ///」
ヒュヒュンッ
町人「ああんっ///」
曜「いやー大量大量♪防具屋さんには注意されたけど、やっぱり手っ取り早く稼ぐにはこれだよね♪」ホクホク
ピタッ
曜「……?」クンクン
曜「……なんだろ。今なにか、変な匂いが……」
曜「……………………クンクン。パンツじゃないや」 千歌side
【ことりの家】
ことり「さあ、どうぞ♪入って入って♪」
千歌「入ってって……さすがに私は……」
ことり「あーそっか……じゃあ、お天気もいいし外でお茶にしよ♪今イスを作るからねー♪」
千歌「作る……って……」
ことり「えーいっ♡」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ……!
千歌「森の木が……!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ……
ゴゴゴゴ……
ことり「んっ♪これくらいかなー♪」 千歌「森の木が成長してイスに……なにこれ……」
ことり「魔法を見るのは初めて?これくらいは魔法使いならわりと出来るよ♪さ、お茶にしよ♪」
千歌(わりとって……。魔法のことはなにも知らないけど……森一つ操れるなんて……この人何者なんだろう……)
ことり「あ」
千歌「?」
ことり「そういえば、まだ名前を訊いてなかったね」
千歌「あ、はい。私、千歌です」
ことり「千歌ちゃんか……いい名前だね♪」 ことり「♪」ヒュン
スィー……
トポトポ……
千歌(指先一つでポットやカップを操ってる……)
スゥー……コトン
ことり「召し上がれ♪とびきりのンミ茶だよ♪」
千歌「いい匂い……///」
ことり「フフッ♪あ、でもそのサイズだと飲みづらいよね」指パチンッ
ボンッ!
千歌「うわぁっ!?カップが大きくなった!!?」
ことり「クスクス♪大きくなったんじゃなくて、元の大きさに戻ったんだよ♪これは元々、巨人族用のカップだから♪それを魔法で小さくしてたの♪」
千歌「魔法で小さく……って!!お姉さん、小さくする魔法が使えるんですか!?」ゴオッ!
ことり「ひゃっ」
千歌「あわわわわっ!!ごっ、ゴメンなさい!つい大きな声出しちゃった!!」 ことり「スゴいね♪ドラゴンの咆哮みたいだった」クスクス
千歌「お恥ずかしい……///いや、そうじゃなくて!!お姉さん!!」
ことり「ことり♪」
千歌「あ……っと、ことりさん!!小さくする魔法が使えるんですか!?」
ことり「うん?使えるよ?」
千歌「あのっ!!私――――――――」
事情説明 ことり「ふーん……普通になるために小さく……」
千歌「はい……。それで、ことりさんは小さくする魔法が使えるんですよね!?だったら!!」
ことり「残念だけど……ことりには出来ないよ」
千歌「え……」
ことり「エクストラスキル……【質量保存の法則崩壊】。このスキルはね、物質……無機物の質量を自由に変えられる魔法。つまり生物には効かないの。期待させてゴメンね」
千歌「いいえ……。でも、そっか……」
ことり「身体の大きさを変える魔法……言い換えれば、生命そのものに関与出来る魔法なんて、この世界では限られたごく一部の魔法使いにしか使えないよ」 千歌「はい……。ことりさんは、心当たりはありませんか?そんな魔法を使える人に……」
ことり「うーん……」ズズッ
千歌「……………………」
ことり「医療系スキルを極めた白魔導師とか、ドルイドの薬師になら心当たりはあるけど……人体に直接作用する魔法を使えるってなると……」
千歌「やっぱり……いませんか?」
ことり「……実際に使ってるところを見たことはないけど、可能性があるとするならやっぱり……」
千歌「!!」
???「お話中、失礼」 千歌「!?」バッ!
ことり「……………………」ズズッ
二人の会話を遮るように現れたその人物……
それは……
安価下2
Aqoursメンバー(千歌、曜を除く) 梨子「……………………」
千歌「梨子……ちゃん!?」
梨子「……………………」
千歌「梨子ちゃん……梨子ちゃんだよね!?私だよ!!千歌!!覚えてる!?私のことわかるよね!?」
梨子「……ええ。久しぶりね、千歌ちゃん」
千歌「また会えるなんて思ってなかった!!梨子ちゃんもこっちの世界に転生してたんだね!!」
梨子「まあね」
ことり「……………………」
千歌「奇跡だよ!!じつはね、曜ちゃんも一緒なんだ!!今は町に行ってるけど……少ししたら帰ってくると思うんだ!!だから……」
梨子「ゴメンね、千歌ちゃん」
千歌「へ?」
梨子「もうあなたたちとはいられない」スッ
シャキン……
千歌「なん……えっ?それ……鎌……?なんでそんなの……」
梨子「なんでもなにも……私は……」
梨子のクラスは……
安価下1コンマ
奇数→死霊術師(ネクロマンサー)
偶数→闇乙女(ダークヴァルキリー) 梨子「命を……刈り取る者だから」
千歌「命を……刈り、取る……!?」
ことり「ズズッ……」
千歌「……!」
コトン……
ことり「闇乙女……ダークヴァルキリーのクラスだね。そんなクラス……十年前の大戦以来なんじゃないかな。梨子ちゃん……だっけ?あなたみたいな魔族が地上に現れるのも……ね」 千歌「魔族……?」
ことり「強大……そして凶悪な魔力を宿した邪悪の一族。世界を滅亡させる思想を持つ異分子として、各国の総力を結集させた軍勢を以て、十年前の大戦で封印した……はずだけど?」
梨子「ええ。そうですね」
ことり「……………………」トポトポ……
梨子「天空魔導師(スカイソーサラー)……《白の姫君》と謳われる救世の女神が一人……ことり。私がここに来た理由はわかりますね」
ことり「さあ?」ズズッ……
梨子「我らが偉大なる君主、魔王様復活のため……あなたの持つ鍵を渡しなさい」
ことり「……………………」 千歌「魔王……?鍵……?なに言ってるの……?わかんないよ……!それにそんな物騒なもの翳して……それじゃあまるで……梨子ちゃんがことりさんを襲いに来たみたいじゃん……!」
梨子「ちゃんと状況が把握出来てるじゃない。それだけわかっていれば充分よ。あなたが何かを知る必要は無いわ」
千歌「梨子ちゃんッ!!!」ゴオッ!
ビリビリ――――――――!
梨子「……………………」
千歌「ハァッ……ハァッ……!!」
梨子「……あなたがなにを言いたいのか……どんな思いなのか。あいにく私は……」シュンッ!
千歌「!!!」
梨子「微塵の興味も無いわ」ブンッッ!
千歌「梨子――――――――」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています