京x室
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kyugk「ああ……MRT」 kyugk「お前はいまどこで何をしているのだ」 kyugk「ラブライブ製作期間中に仲良くなり……」 kyugk「終わった後も親密な日々は続いたというのに」 kyugk「しかし……しかしお前は突然に連絡を絶ち、俺のもとを離れた」 kyugk「このままでは仕事に身が入らない……」 プルルルル…… kyugk「電話だ」 kyugk「通話をする気にもなれない……」 kyugk「この悲しい気分のままでは」 kyugk「ん?」 kyugk「この相手は――」 kyugk「もしもし?」 HND「もしもし、kyugkくん?」 kyugk「HND先生、ご無沙汰しております」 HND「元気にしているかい?」 kyugk「え、ええ」 HND「それならよかった」 HND「これから飲み会やるんだ。もしよかったら君もどうかなと思って」 kyugk(アニメ界の大家の誘いをむげに断れないよな) kyugk「手持ちの仕事は大体終わったので、参加させてください」 HND「それじゃあ、いつもの店で待ってるよ」 HND「とりあえず、ビールでいいかな」 kyugk「ええ」 HND「じゃあ、それで」 店員「かしこまりましたwwwwwww」 kyugk「きょうは誘っていただいてありがとうございます。嬉しいです」 HND「いやあ、いいんだよ」 HND「風の噂で、君が落ち込んでいるって聞いたものでね」 HND「なぐさめてあげようとこの会を開いたんだよ」 kyugk「先生……マジで嬉しいです!」 HND「なじみの連中も呼んであるんだ。仕事で遅くなるって聞いたけど……」 HND「ふうむ、そろそろ来てもいいころなんだが」 ??「お久しぶりです、HND先生」 HND「おお、噂をすれば影だ」 kyugk「――!!!」 HND「よう、堺くん」 HND「それからMRTくんも」 kyugk「…………」 MRT「…………」 kyugk(MRT……) 堺「やあ、kyugkさん。劇場版以来ですか」 堺「ん? どうしたんですか、顔が真っ青ですよ?」 kyugk「いえ、そんなことは……」 堺「最近絶好調じゃないですか。TWI○EのPV最高でしたよ」 kyugk「……ありがとうございます」 堺「こちらも『サンシャイン』が好評で……劇場版の制作に大忙し。なんとか合間を縫ってきましたよ」 堺「なあ、MRTくん」(肩をなでる) MRT「え、ええ」 kyugk(……!) kyugk(……あんな風に肩に触って……) HND「おいおい、堺くん、お手柔らかに頼むよ」 HND「君たちを招待したのは私なんだからね」 堺「いやあ、失礼しました」 HND「ちょうどビールも来た」 HND「残念ながら西田くんは急きょ来られなくなったと、たったいま連絡があったが」 HND「この四人で乾杯といこうじゃないか」 堺「乾杯!」 MRT「……」 kyugk「……乾杯」 ……………… HND「ふう、ちょっと飲みすぎてしまったかな」 堺「真っ赤ですよ、先生」 HND「いやあ、面目ない」 HND「MRTくん、さっぱり飲んでいないじゃないか、きょうはどうした?」 MRT「なんだか酔いの周りが遅いみたいで……」 堺「なあ、体調が悪いなら無理しなくていいからな」 MRT「…………はい」 HND「相変わらず君たちは仲がいいねえ」 HND「もうどれくらい経つ?」 HND「きみたちが付き合い始めてから」 kyugk(えっ――――――) MRT「…………」 堺「『サンシャイン』が始まってからだから……」 堺「かれこれ二年以上は経ちますねえ」 HND「相変わらずアツアツだな。式はいつかな?」 堺「いやだなあ、先生。からかわないでくださいよ」 kyugk(ウソだ……ウソだ……) HND「kyugkくん、知っていたかね、彼らの仲を」 kyugk「い、いえ……」 HND「祝福してやってくれたまえ、ふたりを」 kyugk「………………よかったな、MRTくん」 MRT「………………ありがとうございます」 堺「それを聞いて肩の荷がおりました」 堺「kyugkさんはMRTくんの前カレだという噂を聞いていたものですからねえ」 堺「MRTくん、顔を上げて」 MRT「こうですか?」 堺「ちゅっ」 MRT「!!!???」 kyugk「!!!???」 HND「いやー、見せつけてくれるねえ」 kyugk(もう……いやだ……) kyugk(こんな場所にいたくない……) kyugk「くそっ」 MRT「!」 kyugk「ごくっごくっごくっ」 堺「kyugkさん、すごい飲みっぷりだ」 HND「おお、きみもやるねえ」 堺「さあ、もう一杯どうです、kyugkさん」 kyugk「ごくっごくっごくっ」 MRT(………………) kyugk(…………そんな目で見るな、MRTくん) kyugk(そんな目で……見ないでくれ) kyugk(見るな…………) kyugk(ガクッッッッッ!) HND「お、おい、大丈夫か!?」 kyugk「ぜんぜん平気です。それよりお代わりをお願いします。まだ飲めますから」 堺「それでこそ男というものだ。店員さん、がんがん持ってきてくれ」(ニヤァ) kyugk「み、みなしゃん……きょうはほんろうにあり、ありがとうございますた」 kyugk「おかげで……元気がみなぎってきて……」 MRT「…………」 堺「いえいえ、礼には及びません」 堺「こちらも面白いモノが見られてよかったですよ」 HND「kyugkくん、すこし飲みすぎたんじゃないか?」 HND「タクシーを使いたまえ。フラフラだぞ」 堺「大丈夫ですよ、なあkyugkさん」 kyugk「…………ええ。ちゃんと歩いていけます」 HND「あまり無理するんじゃないぞ」 kyugk「ええ……それでは」 野良犬「ワオーンwwwwwwww」 kyugk(くそっ……) kyugk(痛飲が過ぎたか……) ――kyugk、どさりとゴミ捨て場に倒れる。 kyugk(うっ……) kyugk「MRT…………」 kyugk「MRTァァァァァァァ!!!」 kyugk「クソッ、クソッ」 kyugk「…………」 kyugk「ZZZZ……」 ??「――――やれやれ、見てられんな」 異常な数の動物を飼育してしまう“アニマルホーダー”の病理│NEWSポストセブン https://www.news-postseven.com/archives/20180306_656449.html 「異常な数の動物を集めて飼育してしまう人のことで、日本語では『過剰多頭飼育者』と訳します。対象は動物全般ですが、圧倒的に猫が多い。 彼らは、動物を囲って自分の支配下に置き留めることが、動物のいちばんの幸せと信じ込んでいます。 そのため、外で野良猫を見つけるたびに、『かわいそう』と感じて連れ帰る。それを繰り返すうちに家の中でどんどん繁殖し、飼育費がかさんで本人の手に負えなくなる。結果、自分の生活まで崩壊していくのです。 アニマルホーダーは、自分が普通ではないことに気づいていません。1匹、1匹と増えていくうちに、命ある動物を飼っているという意識が薄れてしまう。 また、アニマルホーダーになる人は、社会から孤立した高齢者に多いといわれています。孤独感から動物への依存を強めていくのだと思います。高齢化が進むにつれて、今後このケースは増えていくと思います」 2016年の国勢調査によると、65才以上の高齢者は3342万人。うち562万人は単身世帯である。アニマルホーダーはどこにいても不思議ではない。 多頭飼育に陥る人の中には、貧困者が多く、不妊去勢手術の費用を捻出できないケースも目立つという。 kyugk「あたた……頭いてぇ……」 kyugk「きのうは飲みすぎたな……」 kyugk(MRTくん……) kyugk(クソッ、クソッ、俺は……) kyugk「あれっ!?」 kyugk「ここ、俺の部屋じゃない。でも見覚えのある場所だが……」 ??「やっと起きたか。もう昼の二時だぞ」 kyugk「あっ、あなたは!!!」 kyugk「AS兄、AS兄じゃないですか!!!」 kyugk「ごぶさたしております!」 西田「ああ」 kyugk「どうして俺はAS兄の家にいるんだろう……?」 kyugk「痛っ、頭痛っ!」(ズキズキズキ) 西田「まったく、飲めもしないのに無茶するからだ。ほら、水」 kyugk「ありがとうございます……」 kyugk「でもAS兄、どうしてそのことを!?」 西田「当然知っている」 西田「俺もあの場にいたからな」 kyugk「えっ!」 西田「店にはいたんだが、お前らの間に変な空気を読み取ってな」 西田「ちょっと離れた席からお前らを観察することにしたんだ」 西田「HND先生は気づいておられなかったようだったが、案の定、お前ら三人の様子は明らかにおかしかった」 kyugk「…………」 西田「MRTのことだろう」 kyugk「お察しの通りです……」 西田「お前は知らなかったんだな、堺とMRTが付き合っていたことを」 kyugk「はい……」 kyugk「オレ、振られていたんです、アイツに」 kyugk「一方的に振るなんてずいぶんひどいとも思ったけれど……」 kyugk「やっぱり、やっぱり俺はそこまでのやつなんです」 西田「そう腐るんじゃねェ」 西田「――お前に伝えておくべきだったな」 西田「ふたりの間の問題だからと黙っていたが」 kyugk「なにを、なにをです!?」 西田「MRTと堺とが付き合い始めた経緯だよ」 kyugk「…………」 西田「アイツが堺とデキてるという話を聞いたとき、俺はMRTんトコに行ってみたんだ」 西田「そしたらアイツ、お前に振られたと思ってた」 kyugk「えっ……」 西田「どうやらアイツは俺とお前が付き合い始めたと思っていたらしい」 西田「仕事上、一緒に話をする機会が多かったからな」 西田「もちろん、否定したんだが、あいつはこういった」 MRT『もう手遅れなんです……手遅れなんです、AS兄!』 kyugk「そんなことが……」 kyugk「………………」 西田「なあ、今からでも遅くない」 西田「アイツのもとへ行ってやれ」 西田「アイツはお前のことを待ち続けているんだよ!」 kyugk「でも……」 西田「でも……?」 kyugk「アイツは……堺さんを選んだんでしょう」 kyugk「俺がいまさらどの面さげて会いに行けっていうんですか!」 西田「バカヤロウ!」バゴキッ! kyugk「殴りましたね……」 kyugk「富野にもなぐられたことないのに!」 西田「情けないこというなkyugk」 西田「この期に及んで対面なんて気にしてんじゃねえよ」 西田「大切なのはMRTへの気持ちだろ」 西田「どうなんだオラァ!」 kyugk「お……おれは……」 kyugk「俺は……」 kyugk「MRTを愛している!!!」 西田「よく言ったッ」 西田「迎えに行ってやれ、ほらよ」 kyugk「この鍵は?」 西田「俺のバイクのだ。やつのもとにすっとんでいくにはこれが一番いいだろう」 kyugk「AS兄があんなに大事にしてた単車に乗せてくれるなんて……」 西田「おう、無傷で返せよ」 kyugk「当然です! 恩に着ます!」スタタタタ 西田「ッたく、若いな」ニヤッ! 堺「浮かない顔だな、MRTくん」 MRT「そんなことはないですよ」 堺「いや、そんなことはある」 堺「kyugkくんだろう……?」 MRT「…………」 堺「図星のようだな」 堺「やはり引きずっているんだね、あの男のことを」 MRT「ここで、はいと言ったら……僕は自由になれるのでしょうか」 堺「見たまえ……指輪だ」 MRT「すごく高そうですね……」 堺「ほう、この美しい指輪をみてそのような感想しかでないとは呆れるにもほどがある」 堺「私はあの男がにくい。君の心を夢中にさせるあの男が……」 堺「目にものみせてくれようぞ……kyugkくん!」 堺「さあ、指輪をつけろ、MRT」 堺「あいつから君の心をはぎとってやろう、さあおとなしくするんだ」 MRT「きゃーっ! や、やめて!」 kyugk「MRTくん!」 MRT「kyugkさん!」 堺「なァにィ! kyugkさん……どうしてここへ!」 kyugk「MRTくんを……いえ、MRTをあなたのもとから奪いに来ました」 MRT「……!!!」 堺「渡さない……といったら?」 kyugk「力づくでも奪います……」 堺「では君を警察に突き出すぞ。ちょうど今頃家の前を巡回パトロール中の時間だ」 堺「住居不法侵入の罪で逮捕されるがいい」 kyugk「それでもいい……」 kyugk「俺はいまここで自分を貫きとおします!」 堺「………………」 kyugk「………………」 堺(あいつ……なんて目をしやがる) 堺(あの目は……本物だ) 堺「負けたよ」 MRT「えっ…………」 堺「好きにしろ。MRTくん、君の自由だ」 MRT「堺さん……」 堺「振り返るな。まっすぐ進め」 MRT「…………はい!」 kyugk「行こう……」(手を差し出す) MRT「kyugkさんとこんな風になれるなんて……」(握り返す) kyugk「表に行こう。バイクを停めてある」 MRT(憧れの二人乗りや……!) MRT「なんでしょう、外が騒がしいですね」 kyugk「警察のひとがこっちにくるぞ」 警察「ここにバイク停めてたの君?」 kyugk「えーと、はい」 警察「君さあ、変なところに停めてるから車と激突して大事故になってしまってるぞ」 警察「バイクももちろん跡形もないぐらい壊れているぞ」 kyugk「やっべ、AS兄にメチャクチャに怒られる!」 終了 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
read.cgi ver 07.5.1 2024/04/28 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる