千歌「ずっと隣に居たいから・・・。」
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千歌「(ラブライブ優勝した2年生の終わりに浦の星は廃校になり、元浦女の生徒は沼津にある高校へ通うことになった。」
千歌「(最初は緊張していたチカ達も転校先のみんなに暖かく迎えられてすぐに打ち解けることが出来た。)」
千歌「(本当にいい人ばかりで良かったよ・・・。)」
千歌「(そんな高校生活最後の1年は何事もなくスタートしたんだ。)」
千歌「(これはそんなある日に起こった出来事の話。)」
モブ「起立!礼!」
先生「おはようみんな!」
みんな「「「おはようございます」」」
モブ「着席。」 先生「よしそれじゃあHRを始めます!」
先生「って言ってもあまり報告することはないんだけどね。」
ザワザワ・・・
先生「嘘嘘!ちゃんとあるわよ!」
シーン
先生「全く・・・ちょっとくらい静かに出来ないのかしら・・・。」ボソボソ
先生「はい、今から進路調査票を配るわよ!」ピラピラッ
先生「来週に回収をするからそれまでに記入をすること!」
先生「白紙回答はダメだからね!」 エーシンロナンテカンガエテナイヨォ・・・
ワタシハトリアエズダイガクニイコウカナ
ワタシモ!
ザワザワ・・
先生「はいはい!静かにして!」パンパンッ
先生「今すぐここで決める必要はないの。」
先生「自分や親や友達・・・、色んな人の想って決めなさい!」
先生「まあみんな3年生になったばかりだし、気楽に決めてもいいわよ!」
みんな「「「はぁ〜い!」」」 千歌「進路か・・・。」
千歌「チカ何をやりたいのかな・・・。」
千歌「何になりたいんだろ・・・。」
千歌「(何故か進路のことが引っ掛かったチカは、その後の授業も全部上の空になって、あっという間にお昼休みになった。)」
キーンコーンカーンコーン♪
曜「ち〜かちゃん!お昼一緒に食べよっ♪」
千歌「・・・。」
曜「千歌ちゃん?」
曜「どうしたの?もうお昼だよ?」テヲフリフリ 千歌「え?あっよーちゃん・・・。」
千歌「もうお昼休みなの?」
曜「うん♪そうだよ!」
千歌「気が付かなかった・・・。」
曜「千歌ちゃんがお昼休みの時間を気が付かないなんて・・・。」
曜「大丈夫?もしかして具合でも悪いの?」ノゾキコミ
千歌「ううん・・・大丈夫。」
千歌「ちょっとだけ考え事してただけだから・・・。」
曜「・・・そっか。」 曜「ねえ?今日は屋上で食べない?」
千歌「うん!チカは大丈夫だよ!」
曜「じゃあ早速行こっか!!」テサシノベ
千歌「うん♪」ギュッ
―屋上
曜「う〜ん!!屋上は風もあって気持ちいね♪」
千歌「そーだね〜。」
曜「そこの日陰に座って食べよっか!」
千歌「うん!」 曜「よっとっ♪」ストン
曜「はい千歌ちゃんはこのハンカチの上に座って♪」
千歌「え?でもこれよーちゃんのじゃ・・・。」
千歌「それによーちゃんは直接座ってるのに・・・。」
曜「いいのいいの♪」
曜「千歌ちゃんをエスコートするのは恋人である私の役目なんだから♪」ウィンク
曜「細かいことは気にしない♪」
千歌「もう///」ストンッ
曜「じゃあ時間も勿体ないから食べちゃおう!!」 曜「せ〜のっ!」
曜・千歌「「いただきま〜す♪」」
千歌「よーちゃんのお弁当、今日もおいしそうだね♪」パカッ
曜「そう?最近朝早く起きて自分で作ってるんだぁ〜。」
千歌「え?自分で作ってるの!?」
曜「そうだよっ!」
曜「ほらっ、卒業しちゃったら私、東京の大学へ行くつもりだから今の家に自炊とかに慣れたほうがいいかな〜ってね♪」
曜「今までもしてなかったわけじゃないんだけど・・・。」
曜「朝はやっぱり苦手だから・・・。」ニガワライ 曜「モグモグ、ゴクンッ。 うん!今日はいい出来だよ!」
千歌「・・・。」
千歌「(よーちゃんやっぱり東京の大学に行っちゃうんだね・・・。)」
千歌「(すごいな・・・。)」
千歌「(もう進路も将来のことも決まってるんだね・・・。)」
千歌「(それに比べて私は・・・。)」シュン
曜「そういえば千歌ちゃん?」モグモグ
千歌「・・・なぁに?よーちゃん?」
曜「さっき教室で言ってた考え事って何?」カタンッ 曜「なんか深刻なことでもあった?」ジー
千歌「・・・。」
千歌「ううん・・・、深刻なことじゃないよ・・・。」
曜「そうなの?」
千歌「うん。」
曜「・・・。」
千歌「・・・。」
千歌「今朝ね・・・、進路調査票を出せって言われたよね?」
曜「うん?え?あっああそうだね。」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています