千歌「ずっと隣に居たいから・・・。」
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千歌「(ラブライブ優勝した2年生の終わりに浦の星は廃校になり、元浦女の生徒は沼津にある高校へ通うことになった。」
千歌「(最初は緊張していたチカ達も転校先のみんなに暖かく迎えられてすぐに打ち解けることが出来た。)」
千歌「(本当にいい人ばかりで良かったよ・・・。)」
千歌「(そんな高校生活最後の1年は何事もなくスタートしたんだ。)」
千歌「(これはそんなある日に起こった出来事の話。)」
モブ「起立!礼!」
先生「おはようみんな!」
みんな「「「おはようございます」」」
モブ「着席。」 先生「よしそれじゃあHRを始めます!」
先生「って言ってもあまり報告することはないんだけどね。」
ザワザワ・・・
先生「嘘嘘!ちゃんとあるわよ!」
シーン
先生「全く・・・ちょっとくらい静かに出来ないのかしら・・・。」ボソボソ
先生「はい、今から進路調査票を配るわよ!」ピラピラッ
先生「来週に回収をするからそれまでに記入をすること!」
先生「白紙回答はダメだからね!」 エーシンロナンテカンガエテナイヨォ・・・
ワタシハトリアエズダイガクニイコウカナ
ワタシモ!
ザワザワ・・
先生「はいはい!静かにして!」パンパンッ
先生「今すぐここで決める必要はないの。」
先生「自分や親や友達・・・、色んな人の想って決めなさい!」
先生「まあみんな3年生になったばかりだし、気楽に決めてもいいわよ!」
みんな「「「はぁ〜い!」」」 千歌「進路か・・・。」
千歌「チカ何をやりたいのかな・・・。」
千歌「何になりたいんだろ・・・。」
千歌「(何故か進路のことが引っ掛かったチカは、その後の授業も全部上の空になって、あっという間にお昼休みになった。)」
キーンコーンカーンコーン♪
曜「ち〜かちゃん!お昼一緒に食べよっ♪」
千歌「・・・。」
曜「千歌ちゃん?」
曜「どうしたの?もうお昼だよ?」テヲフリフリ 千歌「え?あっよーちゃん・・・。」
千歌「もうお昼休みなの?」
曜「うん♪そうだよ!」
千歌「気が付かなかった・・・。」
曜「千歌ちゃんがお昼休みの時間を気が付かないなんて・・・。」
曜「大丈夫?もしかして具合でも悪いの?」ノゾキコミ
千歌「ううん・・・大丈夫。」
千歌「ちょっとだけ考え事してただけだから・・・。」
曜「・・・そっか。」 曜「ねえ?今日は屋上で食べない?」
千歌「うん!チカは大丈夫だよ!」
曜「じゃあ早速行こっか!!」テサシノベ
千歌「うん♪」ギュッ
―屋上
曜「う〜ん!!屋上は風もあって気持ちいね♪」
千歌「そーだね〜。」
曜「そこの日陰に座って食べよっか!」
千歌「うん!」 曜「よっとっ♪」ストン
曜「はい千歌ちゃんはこのハンカチの上に座って♪」
千歌「え?でもこれよーちゃんのじゃ・・・。」
千歌「それによーちゃんは直接座ってるのに・・・。」
曜「いいのいいの♪」
曜「千歌ちゃんをエスコートするのは恋人である私の役目なんだから♪」ウィンク
曜「細かいことは気にしない♪」
千歌「もう///」ストンッ
曜「じゃあ時間も勿体ないから食べちゃおう!!」 曜「せ〜のっ!」
曜・千歌「「いただきま〜す♪」」
千歌「よーちゃんのお弁当、今日もおいしそうだね♪」パカッ
曜「そう?最近朝早く起きて自分で作ってるんだぁ〜。」
千歌「え?自分で作ってるの!?」
曜「そうだよっ!」
曜「ほらっ、卒業しちゃったら私、東京の大学へ行くつもりだから今の家に自炊とかに慣れたほうがいいかな〜ってね♪」
曜「今までもしてなかったわけじゃないんだけど・・・。」
曜「朝はやっぱり苦手だから・・・。」ニガワライ 曜「モグモグ、ゴクンッ。 うん!今日はいい出来だよ!」
千歌「・・・。」
千歌「(よーちゃんやっぱり東京の大学に行っちゃうんだね・・・。)」
千歌「(すごいな・・・。)」
千歌「(もう進路も将来のことも決まってるんだね・・・。)」
千歌「(それに比べて私は・・・。)」シュン
曜「そういえば千歌ちゃん?」モグモグ
千歌「・・・なぁに?よーちゃん?」
曜「さっき教室で言ってた考え事って何?」カタンッ 曜「なんか深刻なことでもあった?」ジー
千歌「・・・。」
千歌「ううん・・・、深刻なことじゃないよ・・・。」
曜「そうなの?」
千歌「うん。」
曜「・・・。」
千歌「・・・。」
千歌「今朝ね・・・、進路調査票を出せって言われたよね?」
曜「うん?え?あっああそうだね。」 千歌「チカね、将来何をやりたいかって決まってないんだ・・・。」
千歌「ただ漠然と何かをやりたいっていうことも決まってない・・・。」
千歌「だから将来のことが真っ白なんだ・・・。」
千歌「情けないよね?みんなは何となく何かをやりたいだとかどこかへ行きたいって決めてるのに・・・。」シュン
千歌「そのことをずぅ〜っと考えてて・・・。」ウルウル
千歌「でも考えても考えても答えが出てくれなくって・・・。」ポロポロ
千歌「チカっ・・・グスッ・・・どうしたらいいのか・・・っわかんなくって・・・。」ポロポロ
曜「それで元気がなかったんだね・・・。」ナデナデ
千歌「よーちゃん・・・。」スリスリ 曜「よしよし、今は私の胸で泣いていいからね。」ナデナデ
千歌「うわ〜ん!!!」
―――
――
―
曜「どう?落ち着いた?」ナデナデ
千歌「・・・うん。」
曜「あ〜あ、せっかくの綺麗な目が真っ赤になっちゃってるよ・・・。」フキフキ
曜「可哀想に・・・。」 千歌「チカのことはいいの・・・。」
千歌「それよりよーちゃんの制服がチカの涙で濡れちゃってるよ・・・。」
千歌「ごめんねよーちゃん・・・。」
曜「それこそいいんだよ♪」
曜「ほらっ私水泳の後とかちゃんと拭かずに制服着ちゃうこととかあったから、濡れるの慣れてるんだ!」
千歌「・・・本当にありがとうよーちゃん。」
千歌「泣いたら少しだけすっきりしたよ!」
曜「それは良かったよ♪」
曜「でもこれからは抱え込む前に私に言ってよね!」 曜「こうやって話を聞いてぎゅってしてナデナデしてあげるから♪」
千歌「・・・うん!」
曜「私は千歌ちゃんが望むならなんだってしてあげるんだからね!」
千歌「なんでもって///」
曜「あっ、赤くなった〜♪」
曜「さてはエッチなこと想像したでしょ?」ツンツン
千歌「し、してないよぉ〜///」ポカポカ
曜「あははっ、私は全然気にしてないよ!」
曜「だって・・・。」ダキヨセッ 千歌「わっ///」ポスンッ
曜「千歌ちゃんが元気になるんだったらここでシてあげてもいいんだよ♪」ボソボソッ
千歌「〜〜〜っ///」カァ〜
千歌「ばかっ・・・///」
千歌「今はいいよ///」
千歌「また今度シてくれればいいから///」ギュッ
曜「ふふっ、やっぱり千歌ちゃんは世界一可愛いよ♪」
曜「じゃあ代わりに元気になる御呪いしてあげるね?」
千歌「御呪い?」 曜「ちょっとこっち向いて♪」
千歌「うん。」
曜「それじゃあ御呪いやるよ!」
チュッ
曜「どう?元気出たかな?」
千歌「・・・出ないわけないじゃん///」
曜「それは良かったよ♪」ニコッ
千歌「よーちゃん・・・///」スリスリ
曜「お昼休み終わるまでこうしてよっか?」ナデナデ 千歌「うん///」
千歌「(よーちゃんは本当に優しいよ。)」
千歌「(チカのこといっつも気にかけてくれる。)」
千歌「(チカが元気が無ければ励ましてくれる、チカが困っていれば助けてくれる・・・。)」
千歌「(なのにチカはよーちゃんに何もしてあげられない・・・。)」
千歌「(何かをやってあげたくてもよーちゃん1人でやっちゃうから何もしてあげられないよ・・・。)」
千歌「(チカ、何かよーちゃんにやってあげられることないのかな?)」 ―夜 千歌の部屋
千歌「ああ〜、こんなに悩んだのって久しぶりだよぉ〜!」
千歌「一体なんて書けばいいの・・・。」
千歌「進学って言っても明確に行き先決めてないし・・・、家を手伝うって言ってもな・・・。」
千歌「あぁ〜もう!!」
千歌「どうしたらいいのぉ〜!!!」
バンッ
美渡「うるさい!このバカチカ!!!」
美渡「お客さんもいるんだからバカみたいに大声ださない!!」
千歌「美渡ねぇのほうが声大きいじゃん・・・。」ボソッ 美渡「何か言った?」ギロッ
千歌「いいえ!何もありません!」
美渡「全く・・・、それで何騒いでたんだ?」
千歌「いやぁ〜別に・・・。」サッ
美渡「今、何か隠しただろ?」
千歌「ううん、何も隠してないよ・・・。」メソラシッ
美渡「怪しい・・・。」ジトー
千歌「・・・。」ダラダラ
美渡「まあ別にいいけどさ・・・。」 千歌「ホッ・・・。」
美渡「と、見せかけて隙ありっ!!」パッ
千歌「ちょっと美渡ねぇやめて!」
千歌「返してよ!!」ピョンピョン
美渡「へへ〜ん、取れるもんなら取ってみなよ!」ヒラヒラッ
千歌「ぐぬぬぬ・・・。」
美渡「ふふっ悔しいか?」ニヤニヤッ
千歌「こんのぉ〜!!」ガシッ
美渡「わっ!ちょっと危ないって!!」 千歌「返せぇ〜!!」
美渡「分かったから!返すから離せって・・・。」
美渡「あっ・・・。」グラッ
千歌「わっ!!」
ドシ〜ン
美渡「あたたたたっ・・・。」
美渡「全く千歌のせいで倒れたじゃん!」
千歌「それは美渡ねぇの自業自得でしょ!!」
千歌「チカに謝ってよ!」 美渡「元はと言えばさっさと見せない千歌が悪いんだろ!」
千歌「勝手に見ようとする美渡ねぇが悪い!」
美渡「千歌だ!!」
千歌「美渡ねぇだよ!!」
千歌・美渡「「うぅ〜・・・。」」
志満「ねぇ?ちょっといいかしら?」ピクピクッ
千歌・美渡「・・・。」ギギギギッ
志満「この騒ぎは何かしら?」
千歌「しししし志満ねぇ!?」 美渡「あわわわわっ!!」
志満「二人とも今すぐそこに正座しなさい・・・。」
千歌「で、でもこれは美渡ねぇが!!」
美渡「違うよ!千歌が悪いっ!」
志満「2度は言わないわ・・・。」
志満「正座しなさいっ!」
千歌・美渡「「はいっ!!」
志満「・・・。」ジー
千歌・美渡「「・・・。」」ビクビク 志満「はぁ・・・、それで何でこんなことになってるのかしら?」
美渡「千歌が何か隠し事してるから悪いんだよ・・・。」チラッ
志満「そうなの千歌ちゃん?」
千歌「・・・別に隠すつもりなんてないんだけど・・・。」
志満「だったら話してちょうだい。」
志満「私達家族にでも話しにくいことなの?」
千歌「・・・ううん。」
千歌「分かった話すね。」
千歌「実はね今日進路希望調査があったんだ。」 志満「あら?もうそんな時期なのね。」
美渡「懐かしい話だなぁ〜。」
美渡「それで?千歌は何て書いたんだ?」
美渡「まあ頭が空っぽだからいい大学には行けないと思うけどな・・・。」ニヤニヤ
志満「美渡ちゃん!」キッ
美渡「・・・ごめんなさい。」
千歌「ううん、いいの・・・。」
千歌「何の撮り得もないチカが出来ることなんて高が知れてるもんね・・・。」
美渡「千歌・・・。」 千歌「だからね?」
千歌「大学とかには行かずにここで働こうかなって思ってるんだ!」
千歌「旅館の仕事は小さいころから手伝い程度だけどやってたし。」
千歌「それならチカでも出来ると思うの!」
千歌「だから志満ねぇここで働かせてもらえないかな?」
志満「・・・、はぁ・・・。」
志満「千歌ちゃんがここで働いてくれるって言ってくれて本当に嬉しいわ。」
千歌「それじゃあ!」
志満「でもね千歌ちゃん?」 千歌「ふぇ?」
志満「それは本当に千歌ちゃんがやりたいことなの?」ナデナデ
千歌「そ、それは・・・。」
志満「本当は千歌ちゃんやりたいことたくさんあったんじゃないのかしら?」
志満「でも、あれもダメ・・・、これもダメだ・・・って自分で可能性を消してしまって。」
志満「残ったのがここで働くってことじゃないの?」
千歌「・・・。」ウツムキ
美渡「そうなのか千歌?」
志満「千歌ちゃん、私達は家族なんだから遠慮しないで。」 志満「本当にやりたいこと、きっと千歌ちゃん自身が分かってるはずよ?」
志満「千歌ちゃんの可能性を自分で狭めないで。」ギュッ
千歌「チカは・・・チカは・・・。」ウルウル
美渡「旅館のことなら心配すんなって!」
美渡「千歌がダメだって言うんなら私が代わりに働いてやるから。」
美渡「だからそんなんで悩むな・・・。」ナデナデ
千歌「美渡ねぇ・・・。」ポロポロ
美渡「曜のそばにいたいんだろ?」
美渡「これまでもそうだったように、これからも。」ポンッ 千歌「うん・・・っ。」ポロポロ
美渡「だったら泣いてる暇なんてないだろ?」
美渡「今の千歌の成績じゃ入試に受からないからな。」ニヤニヤ
志満「もうっ!美渡ちゃん!」
美渡「だって本当のことだろ?」
志満「例えそうでもそんなこと今言わなくても・・・。」
千歌「いいの・・・自分でも分かってるつもりだから・・・。」
千歌「でもね?よーちゃんの後を追いかけてもいいのかなっとも思ってるんだ・・・。」
美渡「なんでだ?」 美渡「一緒に居たいんじゃないのか?」
千歌「居たいのは居たいよ!」
千歌「それそこずっとずぅ〜っと一緒に!」
美渡「なら迷わなくてもいいじゃん。」
志満「そうよ、何を迷ってるの?」
千歌「追いかけてよーちゃんと同じ大学に行っても、結局今と同じ・・・、チカはよーちゃんに助けてもらってばかりだと思うんだ・・・。」
千歌「今日だってそう・・・。」
千歌「チカが悩んでるのに気が付いて慰めてくれたんだ。」
千歌「いつもチカはよーちゃんの足を引っ張ってばかり・・・。」 千歌「だから追いかけてもいいのかなって・・・。」
千歌「いつかよーちゃんに嫌われないかなって・・・。」ポロポロ
美渡「はぁ・・・曜が千歌を嫌いになるなんて絶対にありえないと思うけどな・・・・。」
志満「確かにそうよね。」
志満「どちらかというと千歌ちゃんが迷惑をかけてないほうが寂しがってるように思うわ。」
千歌「・・・。」ポロポロ
美渡「まああれだ。それが嫌なら千歌が変わるしかないな!」ナデナデ
志満「そうね!千歌ちゃんがよーちゃんを支えられるようになるしかないわね!」
千歌「チカがよーちゃんを支える?」 美渡「甘えてばかりじゃ嫌なんだろ?」
千歌「うん・・・。」
美渡「だったらチカが曜をサポートしてやればいいんだよ!」
志満「曜ちゃんは将来オリンピック選手を狙ってるんでしょ?」
千歌「うん、この前聞いたら大学から推薦もらってるから、入ったら本格的にトレーニングを積むんだって言ってた。」
志満「ならなおさらよ。」
志満「サポートは色々大学側でもやってくれると思うわ。」
志満「でもね、曜ちゃんああ見えて結構精神的に脆いところがあるから、そこは千歌ちゃんが支えてあげないとダメね。」
美渡「あははは、確かにそうだな!」 美渡「昔は千歌がちょっといなくなっただけで、ビービー泣いてたもんな。」
千歌「もうっ!今のよーちゃんはそんな泣き虫じゃないよ!」
志満「そうかしら?」
志満「根っこの部分は変わってないと思うけどね。」
美渡「いずれにしてもだ!」
美渡「千歌っ!」セナカバンッ
千歌「いたっ!!」
美渡「曜を支えてあげられるのは他の誰でもないチカだけってことだよ!」
美渡「うだうだ悩んでる暇があるなら今から勉強しろ!」 志満「そうね、いずれにしても試験に受からないと話にならないからね。」
千歌「分かった!」
千歌「志満ねぇ!美渡ねぇ!ありがとう!」ギュッ
美渡「わっ、本当に仕方のないやつだな・・・。」ナデナデ
志満「ふふふっ、千歌ちゃんが元気になって良かったわ。」ナデナデ
千歌「チカ頑張るよ!!」
千歌「頑張って胸を張ってよーちゃんの隣に居られるようになるね!」
美渡「頑張れよ。応援してるからな。」
志満「千歌ちゃんならきっと出来るから、がんばりなさい!」
志満「私達も応援してるから!」
千歌「うん。」ギュ〜ッ ―――
――
―
千歌「よーちゃんの通う予定の大学って○○大学だから・・・。」カタカタッ
千歌「偏差値はっと・・・。」カチカチッ
千歌「うげっ、こんなに高いの!?」
千歌「うぅ・・・今から勉強して間に合うかな・・・。」
千歌「ううん!間に合わせるんだよ!」
千歌「よーちゃんの為に!一緒に並んでいられるように!」 千歌「学科はどうしようかな・・・。」カチカチッ
千歌「出来れば同じようなところがいいんだけど・・・。」カチカチッ
千歌「〜〜〜っ!?」
千歌「これだ!!この学科にしよう!!」
千歌「これだと将来絶対によーちゃんを支えてあげることができるよ!」
千歌「よーちゃん待っててね!!」
千歌「チカいぁ〜っぱい頑張ってぜぇ〜ったいに合格して見せるから!!」
千歌「それでよーちゃんのそばで支えてあげるね!!」グッ ―翌日 曜の家
ピンポーン♪
ガチャッ
曜「いらっしゃい千歌ちゃん♪」
曜「さあ入ってよ!」
千歌「ありがとうよーちゃん。」
千歌「今日はママさんいないんだっけ?」
曜「そうなんだ!」
曜「だから千歌ちゃんが泊まりに来てくれてとぉ〜っても嬉しいよ♪」ギュ〜
千歌「えへへ〜、チカもよーちゃんと一緒に居られて嬉しいよ♪」ギュ〜 曜「もうっ!本当に可愛いんだから!!」ナデナデ
曜「千歌ちゃんがそばにいるなら私は何もいらないよ!」
千歌「・・・ふふふ、ありがとうよーちゃん。」
曜「それじゃあ私の部屋に行こっか!」
千歌「うん!」
―曜の部屋
曜「それにしても千歌ちゃんが私の家に泊まりたいって言うの久しぶりだね。」
千歌「そうだったかな?」
曜「そうだよ?」 曜「お泊まり自体はしょっちゅうやってるけど、ほとんど千歌ちゃんの家だったし、それにそれ以外で泊まることもあったしね。」
千歌「そうだったね///」
曜「・・・千歌ちゃん悩み吹っ切れたみたいだね。」
千歌「え?」
曜「昨日とは全然雰囲気が違うもん。」
曜「今日の千歌ちゃんはいつも元気でパワフルな千歌ちゃんに戻ってる。」
曜「ちゃんと自分で解決出来たんだね。」ナデナデ
千歌「確かに決めたのは決めたんだけど・・・。」
千歌「まだ迷ってるんだ・・・。」 曜「そうなの?」クビカシゲ
千歌「うん・・・、家族にはOKもらったんだけどね・・・。」
曜「それなら良くない?」
千歌「(言うのが少しだけ怖い・・・。)」ウツムキ
千歌「(もしよーちゃんに「え?私と一緒に来るの?」みたいなこと言われたら・・・。)」
千歌「(チカ立ち直れないかもしれない・・・。)」ガタガタッ
千歌「(怖いよ・・・。)」ウルウル
千歌「(怖いよよーちゃん・・・。)」ポロポロ
曜「ち〜かちゃん♪」ダキッ 千歌「あっ・・・。」
曜「何を迷ってるのか分からない・・・、何を怖がっているのかは分からないけど、大丈夫だよ!」ギュッ
曜「私が絶対に何とかしてあげる!」
曜「私がずっとそばにいてあげるから!」
曜「だから泣かないで?」
曜「千歌ちゃんの泣いてる姿を見ると私まで悲しくなっちゃう・・。」
曜「胸を締め付けられるの・・・。」ギュ〜
千歌「よーちゃん・・・。」ギュッ 千歌「(よーちゃんは優しいね・・・。)」
千歌「(いつもチカを支えてくれてる・・・。)」
千歌「(ダメだダメだ!」)」
千歌「(弱気になるな!迷っちゃダメ!!)」
千歌「(チカがよーちゃんを支えてあげないと!)」
千歌「(強くなるって昨日決めたんだから!!)」
千歌「よーちゃん!」ガシッ
千歌「ごめん!昨日迷わないって決めたのにまた弱気になってた・・・。」
千歌「でももう迷わないよ!」 千歌「チカのよーちゃんに見てほしいんだ!」ピラッ
曜「千歌ちゃん?」
千歌「・・・。」コクンッ
曜「・・・分かった。それじゃあ見るね。」
曜「・・・。」ピラッ
曜「〜〜〜っ!?」
曜「ち、千歌ちゃんこれって!!」
千歌「うん・・・、よーちゃんにこの間推薦で行くって言ってた大学だよ。」
曜「そうだね・・・。」 曜「でもなんで急に?」
千歌「昨日色々迷ったんだ・・・。」
千歌「旅館で働く、今の自分にあった大学へ行く・・・。」
千歌「色々考えては違うって思って、考えれば考えるほど頭の中がぐちゃぐちゃになっちゃって・・・。」
千歌「訳が分からなくなっちゃって・・・。」ギュッ
曜「千歌ちゃん・・・。」ギュッ
千歌「本当はね・・・最初から決まってたんだ。」
千歌「チカはよーちゃんと一緒に居たいって・・・。」
千歌「ずっとずぅ〜っとすばに居たいって・・・。」 千歌「でもね・・・。」ウルウル
千歌「いつもよーちゃんに・・・グスッ・・・支えられてばかりでっ!」ポロポロ
千歌「チカが・・・っ・・・一緒に居たら迷惑ばっかりかけちゃうんじゃないかなって・・・。」ポロポロ
千歌「また悪い方にしか・・・ヒッグ・・・考えられなくって・・・・。」ポロポロ
曜「千歌ちゃん!!」ギュッ
曜「そんなことないよ!」
曜「千歌ちゃんが私と一緒に居てくれるってそれだけで嬉しいし、元気が出るんだ!」
曜「千歌ちゃんのことで迷惑だなんて思ったこと一度もないよ!」
曜「そんな悲しい顔しないで? ね?」ナデナデ 千歌「グスッ、えへへ♪やっぱりよーちゃんは優しいよ///」
千歌「だからそんなよーちゃんを今度は私が支えるって決めたんだ!」
曜「・・・だからこの学科を選んでくれたんだ。」
千歌「そう!」
千歌「よーちゃんは今もすごいスポーツ選手だけど、将来はもっともぉ〜っとすごいスポーツ選手になれるって信じてるから!」
千歌「チカはそんなよーちゃんの元気を守ってあげたいの!」
千歌「スポーツ栄養学を学んで、いつでもよーちゃんのそばに寄り添えるようにね?」
千歌「今までいっぱいよーちゃんにしてもらってきたから、今度はチカの番!」
千歌「よーちゃんの身体も心もチカがケアしてあげるね!」ギュッ 曜「千歌ちゃん・・・。」ウルウル
曜「昼間はもう東京の大学に行くつもりみたいなこといってたんだけど・・・。」
曜「私ね・・・、本当はこの推薦受けようか迷ってたんだ。」ギュッ
千歌「よーちゃん?」
曜「私の何よりの幸せって千歌ちゃんとずっと一緒に居ることなの・・・。」
曜「今までずっと一緒だったのに、高校卒業したら別々の道に行って、そのままバラバラになっちゃうんじゃないかなって・・・。」
曜「だからね?千歌ちゃんの進路次第で私も一緒のところに行こうって考えてたんだ・・・。」
曜「見て私の進路票。」ピラッ
千歌「白紙のままだ・・・。」 曜「千歌ちゃんが実家を継ぐって言うなら、私も十千万で働くつもりだったし、地元の大学へ行くって言うなら同じところに行くつもりだった・・・。」
曜「ごめんね・・・私、自分のことばっかり考えてたよ・・・。」
曜「千歌ちゃんみたいに前向きじゃなくて、自分のことばっかり・・・。」
曜「重いよね・・・こんな想い・・・。」ウツムキ
千歌「嬉しいっ♪」ギュ〜
千歌「よーちゃんもチカと一緒だったんだね♪」
千歌「よーちゃんの想いもチカの想いも同じだよ!」
千歌「だからよーちゃんが気にする必要ないんだよ!」
曜「私もそういってもらえて嬉しいよ♪」 千歌「でもね、今度はチカの我儘を聞いてほしいな。」
千歌「よーちゃんは飛び込みで頑張ってほしい。」
千歌「チカにキラキラ輝いてるよーちゃんを見せてほしいんだ!」
千歌「チカはその姿を一番そばで見てるから!」
千歌「一緒に頑張ろう♪」
曜「うん!頑張ろう!!」
千歌・曜「「えへへ〜♪」」
曜「あっ、でもあの大学ってかなり入るの難しいんじゃ・・・。」
千歌「うぐっ・・・。」 曜「千歌ちゃん大丈夫?」
千歌「い、今から全力で頑張るよ!」
曜「分からないところがあるなら私も手伝うからね?」
曜「少しずつでいいから頑張ろう?」
千歌「うん!」
千歌「よーちゃんがいるなら百人力だね!」
曜「一緒に頑張ろう!!」
曜「それじゃあ私達の未来に向かって!」
曜「全速前進!!」
千歌・曜「「ヨーソロー!!」」
Fin 後日談ではありませんが曜ちゃんパターンを考え中です
いつ出来るかは未定ですが・・・ おつおつ
めっちゃすき。千歌ちゃん良いお嫁さんになりそう ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています