曜「どっちを!」果南「選ぶの!?」曜・果南「ねぇチカちゃん(千歌)!!」
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曜(いつ頃からだろう?)
曜(千歌ちゃんのことを好きになったのは)
曜(意識し出したのは確か小三からだった)
曜(いつも一緒にいる子じゃなくて、)
曜(いつの間にか…好きな女の子になっていたんだ)
帰り道
千歌「ねぇねぇ曜ちゃんは好きな人いる?」
曜「別に〜?千歌ちゃんは?」ドキドキ
千歌「チカはねぇ〜曜ちゃんと果南ちゃん!」
果南「へぇ」
果南ちゃんは呆気ない返事をしたけど、気にしてるみたい。
そりゃそうだよね……好きなのは私じゃなくて
私たち……だもんね。 そんな日々が嫌だった
伝えたい思いも伝えれない
そんな日々が嫌だった
そんなある日
星空とかいう奴に呼び出された
「好きだにゃあ」 曜「え……?」
曜「いや………」
「……」
曜「ごめん。まだそんなこと考えられない」
「そうだよね……なんかごめんね」
それだけ言うと星空は走っていってしまった。
曜(ごめんね……)
曜(私には好きな人が居るから…)
曜(この気持ちは絶対に本物だから……) 時はただ一定のペースで過ぎていく
私はその時間に飲まれそうになりながらも
一生懸命に時を過ごしていた
初めてチカちゃんを好きだと思ってからもう二年
私は小五になった
まだ好きとも言えずにただ『幼馴染み』のまま…。
変わったことと言えば
私が道を踏み外していったことぐらいだろう……。 誰も見てない糞雑魚アメリカくんはさっさと自殺しようね!!! どこにでもワルは居るものだ
そして私もだんだんその中に入っていった
何故か分からなかったけど……
千歌ちゃんに嫌われるのは分かっていたけど……
たぶん、自分に腹が立っていたんだろう
気持ちの一つも伝えられない自分に……
ルビィ「おう、曜!」
この子は黒澤ルビィ不良のリーダー格だ。
そしていつも一緒にいるのが国木田花丸
津島善子
小原鞠莉
この四人+私の不良メンバーとなっていた。
曜(この時は何も気付かなかったんだ)
曜(千歌ちゃんの気持ちに……果南ちゃんの気持ちに……)
曜(私は、一人でワルの道を走っていた……) ルビィ「曜、今日はどうする?」
曜「そうだね〜煙草でもどう?」
「「さんせーい」」
私たちは家にも帰らず
近所の自販機で煙草を買って人目の着かないところで吸った
酒も飲んだ
曜(でも、どこかで感じているんだ)
曜(千歌ちゃんへ思いを伝えられない自分の情けなさが、)
曜(今の私にこうさせてることを……) 私は今日も学校に行ったものの授業には出なかった
ただ廊下でルビィさんと暴れて、叫んで、精一杯の八つ当たりをしていた。
ルビィ「そうだ曜……」
曜「何?」
ルビィ「今日はマリーの親の金パクってどっか行かねェ?」
曜「あぁ〜良いね〜」
ルビィ「っしゃ決定。駅集合な」
ごめんね……鞠莉ちゃん
鞠莉ちゃんがどんな気持ちでお金渡してたのか…この時は気づきもしなかったんだ…。 ルビィ「なぁマリー……ババアの財布から金抜いて来いよ……」
鞠莉「……うん……」
鞠莉ちゃんはとても悲しい目をしていたんだと思う
でもその時の私は、気づかなくて……
ルビィ「おう、ありがとなマリー」
鞠莉ちゃんはメンバーと言っても
下っ端……パシリ……
とても優しい心の持ち主
辛かったよね……本当に辛かったよね…… もとのSS長いし投稿速度速いしで読んでないんだけど面白いん? 駅に行く途中
千歌「ねぇ曜ちゃん、ちょっと待って」
曜「何で?」
千歌「何でも良いからちょっと待って!!」
曜「ったくめんどくさ……」
曜「ごめんみんな。先行ってて」
ルビィ「絶対来いよ?」
曜「分かってるよ」
ルビィさん達は走って駅まで行ってしまった
曜「何なの!?私に何か用??」
千歌「ちょっと教室来てよ……」
千歌ちゃんは涙目だった。
でも、もう関係ない……
嫌われてももどうでも良い…… 教室には居たのは果南ちゃんと千歌ちゃんだった
曜「ったく何だよ二人して」
果南「お前!!自分のしてること分かってるのか!?」胸倉グイッ
曜「……何だよ……」
果南「私とチカの気持ち考えたことあるのか?」
曜「そんなの……無いよ……」
果南「私は……私達は……」ウルウル
千歌「……」ポロポロ
曜「クソッ……離せよ!!」パシッ
曜(私は、逃げてしまった)
曜(果南ちゃんから……千歌ちゃんから……そして……)
曜(現実から……) 駅
ルビィ「お〜い早くしろ!!電車来るぞ!!」
曜「ごめんごめん」
ルビィ「曜の分の切符は買ってあるぜ」
曜「サンキュー!!」
曜「あれっ……鞠莉ちゃんは?」
ルビィ「用事だってさ」
ルビィ「あぁ、あと今日はこれだけナ」
ルビィさんの手には十万も握られていた。
曜・ルビィ「うへへへ……」
相談した結果、電車に乗って隣町に行くことに。
罪悪感なんて無い……
もう……もう…… 「ぴぎゃー!ぴぎゃー!ぴぎゃー!ぴぎゃー!」
「ソロォソロォソロォソロォソロォソロォソロォ」
「ずらずらずらずらずらずらずらずらずらずら」
私たちは電車の中でも周りの人にも構わず騒ぎまくっている
周りの人が凄く嫌そうな目をしているが関係ないね。
騒いでる間に隣町に到着。
ルビィ「ふ〜やっと着いたナ。どうすりゅ?ゲーセンでも行く?」
曜「うん……そうだね」
「「さんせーい」」
私たちはゲーセンで狂ったように金を使った
いくら金があっても足りないくらい
心の傷を晴らすかのように…… がんっ!!
私は誰かにぶつかった
にこ「あぁん?誰だニコォ!?」
いや、それはこっちの台詞なんですけど……
外見は小○生ぐらいだった
でも私は無視してみんなと話していた
にこ「無視してんじゃねぇよ!!」
バンッ!!
曜「痛ッ……」
にこ「無視してんじゃねぇってんだろ!!」
花丸「あんたウザイずら♡」
にこ「ぐぬぬぬ。生意気なガキどもね。腹立つにこ〜」
曜「あんたもガキじゃん」
にこ「にこは高○生よ!!」
バンッ!!
曜「なぁ?あんた高○生だからって、あまり私たちを舐めないほうがいいよ」
ルビィ「行くぞテメェら!!」
ルビィさんの合図でリンチが始まった…。 ルビィ「オラッ!!ざけんなよ!!」
花丸「ずらあっ!!」
私たちは高○生を囲み殴っている
もうその高○生は立てないほどに弱り血まで吐いている
にこ「にごぉ…」
全身あざだらけ、とても見れた姿じゃないまでになった…。
だんだん人が集まってきて誰が呼んだかサツがやって来た
「コラ!!何してる!!」
花丸「あっヤベーずら」
花丸ちゃんが気付いた。でももう気付いたときは遅かった
私たちは交番まで連れて行かれてしまった……。 「君たち何歳?」
「……」
私たちは警察を無視して逃げる作戦を立てていた。
「どこに住んでるの?」
「……」
「答えなさぁぁぁい!!」
善子「うわああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
善子ちゃんが叫び、サツが一瞬戸惑う。
その間に私たちは交番から逃走して時間ぎりぎりの電車に乗った。
時計を見るともう七時を回っていた。
さすがに帰りが遅くなりすぎたかな…… 曜ママ「曜ちゃん!どうしてこんなに遅いの!!」
曜「るせぇな!!関係無いだろ!!」
曜ママ「ちょっと……曜ちゃん!!」
曜「黙ってろクソババア!!」
ばたんっ!!
私は自分の部屋に引きこもった
ここのところ家でご飯も食べないし
まともにパパの顔を見てない
家族なんて……形だけの物になっていた。
プルルルルル
曜「はい……もしもし」
ルビィ「おう、曜か?」
曜「うん?何?」
ルビィ「今からオールしネェ?」
曜「どこで?」
ルビィ「学校とかどうよ」
曜「おっけ。じゃあ今から行くね」
ルビィ「おう待っとりゅわ」
プチッ 学校に着くともう九時だった
そして学校にはルビィさんと花丸ちゃんと善子ちゃんが居た
曜「お待たせ〜」
ルビィ「ったく遅せェよ」
曜「ごめん、抜け出すのに手間取ってね」
曜「……で、どうやって学校に入るの?」
ルビィ「決まってるダルォ?……窓ガラス割りゅ」
曜「どこの?」
ルビィ「食堂」
曜「ふ〜ん。じゃあ行こっか」
「「「「おう!!」」」」
食堂前
曜「ここで良いんだよね?」
ルビィ「おうよ!!」
善子「じゃあ行くわね…」
善子ちゃんがハンマーでガラスをたたき割る
善子「うひひひひひッ」
曜(夜の学校は……どこか寂しさが漂っていて)
曜(私はそれを埋めるかのように)
曜(食い物と酒と煙草に溺れた……) ルビィ「うゅ……そろそろ帰りゅ……」
曜「じゃあ私も……お先……」
私はそれだけ言って家に帰った
玄関からばれないようにコッソリと。
そして一時間半ほどして学校に行った
曜(何だかいつもの通学路が懐かしく見える……)
曜「そういや、いつも三人で歩いてたっけ……」
曜(これはもう戻れない事に対するあきらめか)
曜(それとももう一度やり直したいと言う気持ちか…自分でもよく分からない) 学校に着くと私たちが割った窓ガラスの前に人が集まっていた
ルビィ「押忍!!」
曜「ん?……あぁルビィさん」
ルビィ「やっぱ人集まってるな」
曜「そうだね……まぁ仕方ないけど」
ルビィ「怒られる覚悟しとくか!!」
ルビィさんはうゅうゅ言いながら教室に走っていった
私も教室まで走った
席に着くと待ってましたと言わんばかりに放送が鳴った
ピンポンパンポーン
『渡辺曜さん、黒澤ルビィさん、国木田花丸さん、津島善子さん
今すぐ職員室まで来て下さい』
ピンポンパンポーン ルビィ「しょうがねぇ……行くか……」
曜「そうだね」
やはりみんな気が進まないようだ
曜「失礼します……」
私が先頭となり職員室に入る
先生「あなたたち!!今すぐ相談室に来なさい!!」
担任の南先生が激怒している。
私たちは言われるまま相談室に入っていった。
バンッ!!
先生「あなたたち!!なんて事をしたのよ!!」
花丸「はぁ?何のことずら?」
先生「とぼけないで!!窓ガラス割ったのあなた達でしょ!!」
曜「証拠はあるんですか……?」
先生「こんなことするのは貴様らしか居ないわ!!」
曜(さすがにこれには頭が来た)
曜(確かにやったのは私たちだけど生徒を信用しない教師は糞以下だ)
曜「ざけんじゃねぇよッ!!」
私は怒鳴って近くにあったイスを蹴り飛ばした
担任「ッ……ふざけるなぁ!!」
先生の拳が私の頬に当たった
曜「いったぁ……何すんだよお!!」
私も先生を殴り返した
そしてそれに続いてみんなが先生を殴り始めた…… がちゃ!!
他の先生たちが相談室に入ってきた
「やめないか!!!お前等!!!!」
ルビィ「うゆゆゆゆゆゆゆゆゆ!!!!!(こいつが証拠もないのにルビィ達を疑ったんだ!!)」
ルビィさんが声を上げる
もう理性なんて有ったもんじゃない……。
ルビィ「うゅゆうゅゅゆゆゅゆゆゆゆぅ!?(アンタらが生徒を信じないでどうすんだよ!!)」
「いや、だからってな……」
先生たちが言葉に詰まる。
凄い腹立つ……でもこいつらクズに何言っても無駄か……
曜「帰ろ……」
私はそれだけ言って相談室を出た
それに続いてみんなも出て行った
その後の授業は自習だった
大方職員会議だろう
そして教室に戻るとみんなが冷たい目で私たちを見る
果南ちゃんも……千歌ちゃんも……
善子「人間風情が見てんじゃねぇよ!!!!!!!!!!」
善子ちゃんがブチギレて周りの奴らを殴っていく。
ルビィ「止めろヨハネ!!殴ったって無駄だ!!」
曜(私…なんのために生きてるのかな……) 家に帰ると午後七時になっていた
そして何故か家のカギが閉まっていた
何度インターホンを押しても出てこない
車はあるし部屋の中からも話し声が聞こえる
曜「おい!!ババア!!開けろや!!」
ドンドンドンドン
私はとにかく怒鳴った
するとママの叫び声が聞こえた
曜ママ「もうあんたなんかウチの子じゃないから帰ってこないで!!」
曜「意味分かんねぇンだよ!!」
曜ママ「学校から連絡が来たのよ!!窓ガラス割って担任の先生殴ったって!!」
曜「ざけんなよクソババア!!」
ドガッドガッドガッ
「……」
それっきりママの声は聞こえなくなった
曜(あぁ……捨てられた……、私、親に捨てられたんだ……)
曜(もう涙を…怒りを通り越して笑いがこみ上げてきた)
曜(情けない自分を嘲笑うかのような……) 曜「クソッ……マジでに中に入れないし……」
私は無意識にランドセルの中を探った
財布が入っていることを信じて……
曜「……ん!?……あった!」
やはり財布が入っていた
でも中身はたった500円……
曜「はぁ……お腹減った……コンビニでも行こ……」
季節はもう十二月…雪もちらつき凄く寒い…… コンビニに行くまでの間、やっぱり捨てられたことが頭をよぎる
別に……家なんか無くても良いけど……
コンビニに着くとそこには、明らかに不良です面した高○生が居た
曜「ちっ……絡まれないうちにさっさと帰ろ……」
私はボソッと呟いた
それが仇となった……
希「オイッコラ!!」
曜「……………」
私が無視するのと同時に四人の高○生に囲まれた
花陽「のんたん無視しとんちゃうぞワレェ!?」
凛「そうにゃそうにゃ!」
曜「うっざ……」
真姫「はぁ!?小○生が生意気な……あなた確か……渡辺曜ちゃんデッショー?」
不良の1人が驚いたように聞いてきた
曜「それが……?」
真姫「あんた……生意気だって聞いてるのよ……ここで潰してやるわ!!」
希・凛・花陽・真姫「シャーオラ!シャーオラ!」シュッシュッシュッシュッ
曜「うぁぁぁぁぁあああ!!」
曜「ぐっ……あがぁっ……」
あぁ……これがリンチ……なんだ……
私が今までやって来た事なんだ……
痛い……痛い……痛い……こんなにも…… 曜(目を覚ますと自分の部屋のベットにいた…)
曜(とにかく起きあがろう……)
曜「いたっ………」
体に激痛が走る……
階段を下りてリビングにむかう。
ガチャン
曜ママ「曜ちゃん!!大丈夫なの?」
……自分が捨てたくせによくそんなセリフが出てくるよ……
曜「あんたが捨てたからだろ……」
パシンッ!!
曜ママ「曜ちゃんを捨ててなんか無いわ!!
子供を捨てる親なんていません!!」
曜「ふざけないでよ!!家に入れなかったのはあんただろ!!」
曜ママ「違うの……ただ曜ちゃんに反省して欲しかっただけ……」
曜「知らないよ!!」
ガチャン!
曜(ママは泣いていた……たぶん、一晩中泣いたのだろう)
曜(でも、その時はただ憎しみしかなかった)
曜(ママの気持ちなんて、知るよしもなかったんだ) 曜(その時の私の身体は酷いものだっただろう…)
曜(痣だらけ、キズだらけ……)
曜(それでも家にいるよりかは学校に行った方がましだった)
曜(ルビィさんもいる、花丸ちゃんもいる、善子ちゃんもいる、そして、鞠莉もいる)
曜(私のことを分かってくれる……)
校門前まで来ると人が結構居て
奇異の目で見られる
その度に私はそいつらを殴った
曜「見てんじゃねぇよ!!」
そんな時……
ルビィ「押っ忍!!」
曜「ルビィさん……」
ルビィ「どうしたンだ?その痣……?」
曜「あはは…昨日……ちょっとね……」
ルビィ「そっかぁ。でもま、教室行こうゼェ!!」
やっぱりルビィさんは優しいな……
何も聞かないでくれた……
曜「ありがとう……ルビィさん……」
私はルビィさんの小さな背中にボソッと呟いた…… ルビィ組のメンバー数は10人を超していた
そして自分で言うのも何だけどリーダー格は私とルビィさんになっていた
そんなある日のこと……
いつも校門前ぐらいで声をかけてくるルビィさんが居ない
それどころか教室に入っても花丸ちゃんも善子ちゃんも居なかった
ただ鞠莉ちゃんだけは居た……
曜「ねぇ鞠莉ちゃん……なんか有ったの?」
鞠莉「うん…………」
曜「何があった?ルビィさんも花丸ちゃんも善子ちゃんも居ないじゃんか」
鞠莉「……曜は昨日何してた?」
曜「え……?家族で出かけてたけど……?」
鞠莉「…………バレちゃったの……」
鞠莉ちゃんはその場で泣いた
よほど辛かったのだろう……
曜「バレたって……今までの事全部?」
鞠莉「……う゛ん……」
曜「で、何でみんな来ないわけ?」
鞠莉「昨日……家族集会が有って……みんな集まったんだ
全部……今までの事言わされて……みんな親にボコボコに
殴られて……」
曜「そうだったんだ……」
鞠莉「多分……今日曜の家にも電話かかってくるよ……」
曜「だろうね……」
曜(私だけ……逃げた……?)
曜(仲間を裏切ってしまったような罪悪感……)
曜(それだけが……頭に居座っていた……) 曜(正直私は家に帰りたくなかった)
曜(全てがばれるのが嫌だったから)
曜(でもそんな事を考えている自分の方がもっと嫌だった)
曜(みんな怒られてるの私だけ逃げようだなんて考えるのが……)
家に帰ったのは午後六時ぐらいだっただろう
今日はパパが帰ってくる日だ……
曜「…………」
無言で家に入る
リビングからは何も聞こえない
がちゃん
私がリビングにはいるとパパが目の前に来た
曜パパ「………全て……本当か?」
パパの手は怒りで震えていた
曜「………は?」
曜パパ「とぼけるな!!」
ばんっ!!
曜「痛ッ!!」
パパにぶたれた……生まれて初めて……
漁師の平手打ちは…格が違った
今まで生きてきた中で一番痛かった…… 曜パパ「酒!煙草!小原さん家の金を盗る!!全部本当かと聞いてるんだ!!」
曜「本当だよ!!何が悪いんだよ!!」
曜「人様に迷惑をかけるな!!それに……それにな……」
パパの目には涙が溜まっていた
曜「うるさい!!もう私に関わんないで!!」
曜パパ「ふざけるな!!何が関わるな!!だ!!」
曜パパ「今までお前は一人で生きてきたか?一秒でも一人で生きていけたか?」
曜「ッ……………」
曜パパ「言えないなら偉そうなこと言うな!!」
曜パパ「それにな……小原さん家の金を盗る?これはどう言う事なんだ!?」
曜「知らないよ!!そんなの!!」
ママは部屋の隅で泣いている……
そしていつの間にか私も泣いていた……
泣きながらパパと言い合いをしてた…… 曜(私とパパは夜が明けるまで言い合いをした)
曜(何度も何度もぶたれた…)
曜(蹴られた…殴られた…)
曜ママ『あなた!!顔はやめて!ボディにして、ボディに!!!』
曜(たぶん血も吐いた……後でカーペットを見たら血がついていたから……)
曜(いつ頃か忘れたけど、意識が無くなった)
曜(殴られすぎたからかな?)
曜(蹴られすぎたからかな?)
曜(はは……もうどうでも良いや……)
曜(学校も友達も家族も千歌ちゃんも……)
曜(何もかもどうでも良いや……)
曜(死んだって良いかな?もう死んでも良いよね……これだけ悪い事したし……)
曜(あぁ……でも千歌ちゃんにまだ気持ち伝えてなかったな……)
曜(そんなことを考えてるとまた涙が出てきた…)
曜「情けないよ……私……誰よりも……誰よりも……」
私は乱れた服を整えて、一人荒れた部屋で呟いた 曜(私は学校にも行かず外でブラブラしていた)
曜(行く気にもなれなかったし……死のうと思ったから……)
曜「はぁ……」
曜(リスカ……)
曜「もう……これしか無いか……」
ポケットの中を探るとナイフが入っていた
曜「はは……私…死ぬ気満々じゃん……」
曜「パパ、迷惑かけてごめんね……ママ、泣かせてごめんなさい……」
曜「ルビィさん、こんな私を可愛がってくれてありがとう……」
曜「花丸ちゃんの無神経な一言に……いつも救われたよ……」
曜「善子ちゃん、普段大人しいけどキレると何するかわからない…」
曜「鞠莉ちゃんとはずっ友でニコイチだよ……」
曜「果南ちゃんには世話かけたなぁ……」
曜「千歌ちゃん……好きだったよ……誰よりも……誰よりも……」
曜「みんなありがとう……」
そして私は手首にナイフを当てた 曜「ッ…………」
血がじわじわと溢れ出てくる
曜(……もう逝けるよね……)
曜(……もう楽になるよね……)
曜(意識が薄れていく……)
千歌「……ん!!……よーちゃん!!」
曜「……………」
曜(誰だろう……?)
曜(すごく懐かしい感じのする声)
曜(私の……好きな声)
曜(私を呼ぶのは誰……?)
千歌「よーちゃん!!」
ぱしん!!
ぶたれた……意識なんかほとんど無いのに……
千歌「何やってるの!!」
曜「……も……しかして……千歌…ちゃん……?」 千歌「ほかに誰が居るんだよぉ………」
曜(泣いてるのかな……)
曜(分からないけど……)
曜「何……しにきた……?」
まだ血は止めどなく流れ続ける
千歌「バカ曜!!何死のうとしてるの!!」
曜「うっさい……私の……勝手でしょ……」
千歌「少し待っててね……」
曜(あぁ……そう言えばこの海岸って千歌ちゃん家の前だったっけ……)
曜(最後の最後で…ミスったなぁ……) 千歌「お待たせ」
曜(千歌ちゃんが帰ってきた……)
曜(出来ればこのまま帰ってきて欲しくなかったけど……)
千歌「ん……こうかな……?」
千歌ちゃんは不器用な手つきで私の腕を止血する
曜「余計な……こと……しないで……」
千歌「黙ってて!!」
そして千歌ちゃんは私の手首に包帯を巻いた
その上にリストバンドも当ててくれた
曜(本当は感謝しなきゃダメなんだろう……)
曜(でも今は……ただただ自分が情けない……) 曜「バカ……私のバカ……」ポロポロ
曜(明日は絶対に学校に行くんだ……)
曜(でもおかしいよね……死のうと思ってたのに)
曜(生きよう……学校に行こうと思える)
曜(……千歌ちゃんのおかげだったりするのかな)
曜(手首の傷がズキンズキンする……)
曜(きっとこの傷が消えることはないんだろう……)
曜(でもいつか良い思い出だったって言えるよね)
曜(千歌ちゃん……ごめんね……)
曜(千歌ちゃんの気持ちを分かってあげること……この時は出来なかった)
曜(でもね……やっと…私の生きている意味が見つけられた気がするんだ……) 曜「ずっと前から好きでした。私と、付き合ってくださいっ!!」
千歌「は?www付き合う?wwww勘違いすんなよゴミwwwww」
千歌「お前を助けてやったのはなwww旅館の前で野垂れ死なれたら迷惑だからにすぎねえんだよwwwwwwww」
曜「そんな……」
千歌「キモいんだよ!!死ねクズ!!」ドスッ
曜「かはっ……」ドサッ
私は倒れた曜ちゃんの髪を鷲掴みにし、無理矢理立たせると、性器に装着したオナホを唇に押し当てた。
千歌「咥えろ」
曜「む、無理だよ……」
千歌「あ?なんだって?」
私は曜ソロの首を絞め上げ、壁に押し倒すw 曜「う゛う゛う゛う゛う゛う゛」
惨めに呻く曜ソロw
私は首から手を離し、間髪入れず二発目の拳をみぞおちに叩き込んだ。
曜「ぷはっ……はぁ…はぁ……ぐぅっ!」
ズンッ、と深い音が鳴り響き、腹に拳がめり込む。
千歌「テメェに拒否権なんざねぇンだよ」
私は曜ソロの髪を掴み、顎が外れんばかりに口を開かせると、オナホをねじ込んだ。
曜「あがががががが」
千歌「これで終わりと思うなよ曜ソロ」
千歌「テメェの罪は拳100発分だぜ?」
どすっどすっどすっ
私は曜の腹を殴り続ける。
千歌「そぉら30発目だ。歯ァ食いしばれ」どすっ
曜「……」
千歌「お?」
曜ソロはだらっ、と頭を垂れ、ぴくぴくと痙攣している。 千歌「チッもう終わりかよゴミクズ」
私は気絶した曜ソロを担ぐと、椅子に座らせ、四肢を縛る。
足を広げ、パンツを剥ぎ取るとま○こが丸出しに。
千歌「おえっ…」
千歌「何やコイツのま○こwwww」
千歌「下痢糞に腐ったチーズと生ゴミぶち込んだような匂いしよるww」
千歌「あーくさくてかなわん。さっさと捨てに行こうwwwwwwwww」
千歌「おいホームレス共、この腐れま○こ好きにしていいぞw」
ホームレス共が一斉に曜ソロへ群がる。
林間された曜ソロはま○こから精液を垂れ流していたw
千歌「なーにがようちかだカス。擦り寄ってくんじゃねーよストーカー」
千歌「脳筋ワキガキョロ充でおまけにま○こも臭いゴミクズ…それが曜ソロ」
その後、曜ソロは見た者はいない。
μ'sのオナホ化したとかなんとか。
一方チカは果南ちゃんと恋人になって末永く幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし。
ちかなん♡
おわり すげえわ
今年のssで一番完成度高いと思う
感動した いつもの誰のSSだろうと叩く庭が出てこない辺り、察したわ
こいつのSSまあまあ面白いからすき ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています