曜「3人で動物園!」
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千歌「ほわー、人がいっぱいだねー」
梨子「まあ人も動物だし、正しく動物園ではあるわね」
曜「なんでこう若干テンション下がること言うかね、梨子ちゃんは」
千歌「そんなことより動物見に行こ!私キリン見たい!」グイッ
梨子「ちょ、引っ張らないでー!」
曜「千歌ちゃんは相変わらずだなー」アハハ 千歌「おー、長いねぇ……」
曜「長いねぇ」
梨子「長いねぇ、キリンの首」
曜「なんであんなに長いんだろうね」
千歌「あ、見て!草食べ始めたよ!」
曜「おー、力強い食べっぷり」
梨子「貪るように食べるてるわね」 千歌「こっちにはライオンがいるよ!」
曜「流石百獣の王、たてがみがイカすねー!」
梨子「たてがみがあるのがオスで、ないのがメスなんだよね」
曜「で、狩りをするのはメスなんだよね」
千歌「ほえー、知らなかったよ。こんなに強そうなのに狩りはしないんだねー」
千歌「あ、あっちにはフラミンゴがいるって!行ってみよ!」 曜「パンダだよ千歌ちゃん!」
千歌「かわいいー!」
梨子「こっちにはコアラもいるよ」
千歌「かわいいー!!」
曜「パンダだよ千歌ちゃん」
千歌「もう見た」
梨子「コアラだよ」
千歌「もう見た」 千歌「あれ?1匹もいない。なんで?」
曜「千歌ちゃーん!こっち来てみなー!」
千歌「ん?なになに?」トテトテ
梨子「これ、読んでみれば分かるよ」
千歌「んーとなになに。鳥インフルエンザの予防対策として現在は展示を行っておりません……」 千歌「そんなー!じゃあ鳥系は全部見れないのー!?」
梨子「こればっかりはしょうがないわね」
曜「!でも千歌ちゃん。あっち見てみて」
千歌「あっちに何が……って、鳥がいる!」
梨子「あっちの方だと……コンドルかな?」
千歌「おー!コンドル!かっこいいに違いない!」ダッシュ
梨子「あ!千歌ちゃん!走ると危ないよー!」 千歌「かっこいい!けど意外と顔は可愛いね」
梨子「つぶらな瞳が可愛いわね」
曜「鳥インフルにも負けないコンドル、流石!」
千歌「けどやっぱり折角だから飛んでるところも見てみたいなー」
曜「それじゃあちょっと待ってみる?」
千歌「え、いいの?」
梨子「もちろん、折角来たんだし、私も見たいしね」 10分後
曜「全然動かないね」
梨子「うん、剥製を疑いたくなるくらいにはピクリとも動かないね」
千歌「もういいよ!次行こ、次!」 曜「あ、ふれあい広場だって!」
千歌「おー、いいねー!ウサギさんとかモフれるかな!?」
梨子「い、犬はいないよね……?」
千歌「まあいたとしても梨子ちゃんにけしかけてあげるから安心して!」グッ
梨子「何も安心出来ないよ!」 千歌「ほわー、モルモットぷるぷる震えててかわいいー」
梨子「やっぱり膝の上に乗せてあげるとあったかくて可愛いね」
曜「ブラシで毛繕いもしてあげられるしもう最高だね」
千歌「あー、ハムスターとか飼いたくなってきた」
曜「もう千歌ちゃんの家にはしいたけがいるじゃん」
千歌「それとはまた別なの!でっかいしいたけの上にちょこんと乗っかるハムスター、可愛いと思わない?」
曜「た、確かに……!」
梨子「それは凄く可愛いわね……!」 ピーンポーンパーンポーン
『ふれあいのお時間、あと5分で終了となります。まだ触れ合ってない方は、お早めにどうぞ』
千歌「ありゃ、もう終わりかー」
曜「時間があんまり合わなかったねー、まあ触れたからよし!」
梨子「それじゃ、手を洗ってから行きましょ」
※動物と触れ合った後は、きちんと石鹸を付けて手を洗いましょう 千歌「今度はチンパンジーだって」
曜「意外とでっかいねー」
梨子「襲われたら負けちゃうわね、確実に」
千歌「あ、でもちっちゃい子供もいるよ!可愛いなー」
梨子「あそこの2匹がお父さんとお母さんなのかな?」 二人がチンパンジーについて盛り上がってる中、ふと横を見ると草木に紛れて怪しげな機械が顔を出していることに気が付いた。
普通に考えれば檻の中の制御か何かの機械だろうけど、その時の私は何故だかその機械がひどく気になって、触ってしまった。
そして、バチッという衝撃と共に襲ってくる若干の目眩。
私は思わず、その場にへたり込んでしまった。 千歌「曜ちゃん!?」
梨子「大丈夫!?」
曜「う、うん。あはは、なんかちょっと目眩がして……」
梨子「熱中症?今日はもう帰った方がいいかな……」
曜「ううん!全然平気であります!もう元気全開!全速前進ヨーソロー!」
千歌「と、とりあえず一旦休もう?ね?」 こうして、私のせいで少し休憩を挟ませてしまったけど、3人での動物園デートは凄く楽しかった。
だけど目眩がしたあの時、衝撃と共に自分の中の何かが抜けていくような、自分でない何かがもうひとつ出来たような感覚がした事は、二人には話せなかった。 その日の夜
(……ん、なんか背中が痛い……)
(あれ、まだ真っ暗だ。夜中に目が覚めちゃったか。まあいいや、水でも飲んでまた寝よ)
そう思って部屋を出ようとした時、違和感に気付く。
有るべき場所にある筈の物がない。というか、むしろ物が何一つない。
あるのは、月明かりが照らす、鉄格子だけ。
(は!?待って!?ここどこ!?てかいつの間に!?え!?え!?)
一気にパニックになる。当たり前だ、夜目が覚めたら自分の部屋ではなく、更に監禁でもされているのではないかと思う程の場所なのだから。 (と、とにかくここがどこだかまずは把握しなきゃ!)
そう思い、鉄格子のある方へと向かう。当然月明かりが、自らをも照らすことになる。
そうすることでようやく見えてくる、自分の手、そして、全身。
(は、はは……。ちょっと待ってよ、冗談でしょ……?)
私がようやく目にした自分のその姿は、まるでチンパンジーのような姿をしていた。 ほのぼのかと思いきやミステリーですな
待っています 千歌「セーフ!ふいー、間に合った間に合ったー」
梨子「まーた遅刻ギリギリに来てる、全くもう」
千歌「えへへー、ってあれ、曜ちゃんは?」
梨子「まだ来てないんだよね。今日はお休みかしら」
千歌「昨日もなんか調子悪そうだったしねー、お見舞いとか行ってあげたほうがいいのかな」
梨子「とりあえずLINEでどうしたのか聞いてみたから、何にしても放課後ね」
千歌「曜ちゃん大丈夫かなー……」 私がチンパンジーの姿になってから3日間が経って、色々なことが分かってきた。
まずここは、この前千歌ちゃんと梨子ちゃんと一緒に来た動物園ということ。
まあそれが分かったのも2日目にしてようやくだったわけだけども。
初日はひたすらパニックとストレスで、それどころではなかった。
夜中に目覚めて自分の姿に気付いてから、夢だと思い込むようにして私はもう1度眠りについた。
でも現実は残酷なもので、もう1度目を覚ましたらいつもの自分の部屋だった、なんてことはなかった。 そしてふと視線を感じて檻の外を見ると、たくさんの目がこちらを向いていることに気付いた。
いくつもの好奇の眼差しが止むことなくこちらを見続ける。
飛び込みやスクールアイドルで注目を浴びることは慣れていたはずだったけど、止むことのない視線がどれだけ辛いかということを、身をもって体験出来た。
さらに辛かったのが意思疎通についてだった。
声を出そうと思っても、口から出るのは当たり前だが人間の言葉ではない。
それでもなんとか、外の人間に話しかけようとするけど通じることはなかった。
ならばと思い、次は檻の中にいる他の2匹のチンパンジーに話しかけてみた。
が、反応は全くなし。
私は相手に話しかけてるつもりだったけど、相手からすれば意味が全く通じてなかったのかもしれない。
或いは、分かってて無視を決め込んでいるのか。
こうして、誰にも自分の意思を伝えることすら出来ない日々が始まった。 そして2日目。自分が戻っていないことに落胆するも、とりあえず冷静になることは出来た。
そして冷静になって考えてみると、あることに気付く。
私が今ここにいるということは、もしかして私は今行方不明になっているのではないだろうか。
もしそうなら、パパは海に出てるから知らないにしても、ママや千歌ちゃん、Aqoursの皆は心配してくれてるかな。
多分嫌われてはなかった、はずだし、心配くらいしてくれてるよね……。
それから次に、とりあえず状況確認をすることにした。
この檻から外を見渡し、初めて周りの動物の配置を確認した。
ここでようやく、ここがこの前来た動物園だと察せた。
そして――― 飼育員「よーし、ご飯の時間だぞー」
1日に3度、飼育員は餌をやりに檻の中へと入ってくるということが分かった。
初めはこの餌にも抵抗はあったけど、お腹が空いて背に腹はかえられぬと食べてみたところ、意外と美味しかった。
舌もチンパンジーになっているからかもしれない。 餌も大事なのだがここで重要なのは、飼育員が入ってくる時、檻の扉が開くということ。
しかもこの飼育員、杜撰なのかなんなのか、檻の鍵を閉めずに餌を与えるのだ。
これならば脱走も出来るはず。
千歌ちゃん達のもとへ帰るのも夢じゃないというわけだ。
今の餌やりが朝の1回目。つまりあと2回は餌をやりに来る。
昼間は人の目も多いし、すぐに捕まってしまうだろう。
ならばやはり実行するなら夜の3回目。
私はそれまで、チンパンジーを演じて過ごすことにした。 そして3日目の夜、つまり今日。
私が脱走をする日だ。
幸いにもこの3日間、私が変に思われることはなかった。
私がチンパンジーを演じるのが上手かったのか、はたまた、チンパンジーがそこにいるということが大切で、中身、つまりは人格などは気にしていないということなのだろうか。
なんにしても、疑われることがなかったのはいいことだ。
多少なりとも警戒心があっては、脱走もしにくくなる。
飼育員「おーし、夜の餌やりの時間だぞーっと」
来た。
まずは飼育員が私を視界に捉えていてはいけない。これが最初にして最大の壁だ。 飼育員「〜♪」
チンパンジー(気を抜いている今なら、いける、かな……?)
変に思われないようにしながら、とてとてと歩く。
そして自然に、飼育員の視界から外れることに成功する。
あとはこの扉の隙間から抜けるだけ……!
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──── 脱走は驚く程簡単に出来てしまった。
檻から出た後も外が暗いこともあって人に気付かれることは一切なかった。
多分今頃は動物園が大騒ぎになっているだろう。
でもまあ、もう私には関係ないことだ。
チンパンジー(待っててね、千歌ちゃん。今そっちに戻るからね!) 先が気になりすぎるから完成してから一気に読みたいんだけど完成までどれくらいかかりそう? 曜パンジーはどこで観れますか?
パンダの千歌シャンと梨子アラと戯れてるのが観たい ────────────
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キキーッ!!!
チンパンジー(危なっ!)
動物園から脱走して分かったことがある。
人の世の中は危険がいっぱい。 脱走してから何度自動車に引かれそうになったことか。
脱走当初よりは数が減ったものの、やはり今でも気を抜いて車道を渡ろうとすると、車がとんでもないスピードと迫ってくることがあるから恐ろしい。
それに人に見つかれば通報される危険性もある。
ここまで来て動物園へ戻されるのは流石に避けたい。
そして何よりの問題が食料だ。
今までは山道を通って適当な食べられそうな物を食べたり、ゴミ箱を漁ったりしてなんとかなってはきている。
こんな食生活で体調を崩さない自分に驚きだ。
これもチンパンジーになったおかげなのだろうか。 チンパンジーになったおかげといえば、もう1つ。
それは身体能力の向上だ。
元々身体能力は高かったと自負はしていたけど、チンパンジーになってからは拍車をかけて高くなっている。
人の体では行けない場所も今ならなんなく行けてしまうので、少し楽しいというのは秘密である。
とにかく、今自分が出来る精一杯をして、なんとしてでも辿り着いてみせる。
それだけが今の私の望みだ。 千歌「今日も曜ちゃん来てないね……」
梨子「うん、LINEも返ってこないし、何かあったのかな……」
千歌「お見舞いとか行ってみる?」
梨子「そうだね、学校終わったら行ってみよっか」
千歌「他の皆も誘ってみる?」
梨子「大勢で行っちゃうと迷惑になるだろうし、私達2人だけにしときましょ」
千歌「それもそっか。よーし、お見舞いになんか体に良さそうな物いっぱい買ってくぞー!」 すみません、今日はこれだけで勘弁して下さい
明日には終わる予定です まずいことになってきた。
ほとんど休まずにここまで来たからか、体力的に限界が見えてきている。
身体もボロボロで、ぶっちゃけもう諦めて寝てしまいたいくらいだ。
でも足を止めるわけにはいかない。
ここで歩みを止めてしまえば、さらにまずいことになりそうだからだ。
少し前から記憶があやふやになってきている。
私が誰であの子が誰か、何処へ向かっているかなどは覚えていても、過去の細かな記憶がはっきりと思い出せないのだ。
身体の次は心までもチンパンジーになるとでもいうのだろうか。
ひとつ確信できるのは、このままぼやぼやしていると自分のことすら忘れてしまうかもしれないということ。
そうなる前に、千歌ちゃん達のもとへ辿り着かなければならない。 だけどずっと足を止めずに来たおかげか、段々と見覚えのある景色が増えてきた。
このままいけば、明日には沼津に着くだろう。
そうすれば、あと一息だ。
チンパンジー(よし、ラストスパート、頑張りますか!)
そして私は微かな希望を胸に、また走り出すのであった。 「そういえば知ってる?この前行った動物園にいたチンパンジーが1匹、脱走したんだって」
「へー、動物園の暮らしが嫌になっちゃったのかな?」
「まあ常に人に見られてるからねー、そりゃ嫌にもなっちゃうでしょ。もし私が動物園で飼われてたら、私も脱走しちゃうかも」
「──ちゃんならホントに脱走くらい出来ちゃいそうだから怖い」 動物園から脱走して1週間くらい経っただろうか。
ようやく、ようやく内浦まで戻ってくることが出来た。
身体はボロボロだし、記憶ももう大分危うい。
だけどあの子に、千歌ちゃんに会えば、何かが変わる気がする。
その気持ちだけでここまで来た。
それがようやく、報われる。
チンパンジー(学校の近くで待ってたら、千歌ちゃん来るよね……)
そう思い、学校へと駆け出す。
もう一度だけでも、あの子の笑顔を見るために。 ────────────
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チンパンジー(……はっ!ヤバっ!寝ちゃってた!)
かなり疲れていたせいか、千歌ちゃんを待っている間に寝てしまっていたようだ。
慌てて辺りをキョロキョロと見渡す。
大丈夫、まだ日は落ちてない。なれば、まだ学校にいるだろう。
チンパンジー(今日もAqoursの練習でもしてるのかな?) 学校の中へと入って行きたくなる気持ちをぐっと堪え、また待ち始める。
少しすると、チラホラと校門から人が出てき始める。
中には知った顔も混ざっている。
千歌ちゃんもそろそろ出てくるだろうか。 千歌「でさー、その時に梨子ちゃんがさー」
梨子「ちょ!その話はなしって言ったでしょ!///」 懐かしい声がした。
間違えるわけがない。
あの子の、千歌ちゃんの声だ。
チンパンジー(千歌ちゃ──)ドクン
心臓の音が鳴り響く。
久しぶりに千歌ちゃんの顔を見れたから?
違う。
千歌ちゃんが楽しそうに喋っていたから?
違う。
チンパンジー(なんで……!どうして……!そんなこと、ある筈ないのに!)ドクンドクン
心臓の音がうるさくて、考えがまとまらない。
目の前の光景を、受け止められない。 だって、そこにいたのは、いるはずのない、だけど見飽きるほどに見慣れた、
曜「私が休んでる間に、まさか梨子ちゃんがそんなことをしてたなんてなー」
他でもない、私自身だったのだから。 千歌「でもまさか曜ちゃんが風邪ひくとはねー。今まで風邪ひいて休んだことなんてあったっけ?」
曜「そういえばなかったかも……」
梨子「地味に凄いわね……」
梨子「ていうか、風邪なら風邪ってちゃんと連絡してよね。心配しちゃったよ」
曜「それがスマホいじるのも億劫になるくらい調子悪くてさー」
梨子「それでもソシャゲにはきっちりログインしてたわよね」
曜「そ、それはほら、無意識というかなんというか、ログイン途切れるのってなんか嫌じゃん?」
千歌「その気持ち凄い分かる!」
梨子「これがスマホ依存症の若者達なのね……」
曜「梨子ちゃんだってソシャゲやってるくせにー」
千歌「課金までしてるくせにー」
梨子「わ、私のことはいいの!」 チンパンジー(違う!それは私じゃない!私はここだよ!)
千歌ちゃんにそう告げたい。
でも口から出るのはキーキーという鳴き声だけ。
道路を挟んで向こう側。
こんなにも近くにいるのに、届かない。 チンパンジー(っ!千歌ちゃん!)ダッ
夢中で、飛び出した。
千歌ちゃんに気付いて欲しい、ただそれだけで。
だからだろうか、忘れてしまっていた。
世の中は危険でありふれているということに。
キキーッ!!!
瞬間、目に見える全てが止まって見えた。
それと同時に、忘れそうになっていた様々な記憶も溢れてくる。
そうか、多分、これが走馬灯というものなのだろう。 ああ、せめて、最後に、
もう一度千歌ちゃんと、話したかったなぁ
「千歌ちゃん!」
ドンッ!!! 千歌「ん?今曜ちゃん私のこと呼んだ?」
曜「ううん、呼んでないけど。空耳じゃない?」
千歌「うーん、確かに聞こえた気がしたんだけどなー」
千歌「ハッ!これが梨子ちゃんが言ってた海の音みたいなものなのか!」
梨子「千歌ちゃんの空耳と一緒にしないで」
千歌「んもー、冷たいなぁ、梨子ちゃんは。千歌が作曲の才能に目覚めたかもしれないんだよ?」
梨子「作曲の才能が目覚めるよりも、はやく作詞の方をどうにかしてほしいかな」
千歌「うっ!」
曜「まだ出来てなかったの?」
千歌「も、もうすぐ凄いのが完成するもん!見てから腰抜かしても遅いからね!」
梨子「じゃあこれから見せてもらおうかしら、その腰が抜けるほど凄い詞」
千歌「うー……。助けて曜ちゃーん」
曜「アハハ……」 ────────────
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梨子「そういえば知ってる?この前脱走したって言ったチンパンジー、この辺で見つかったらしいよ」
千歌「ほえー、見てみたかったなー。でもなんでわざわざこんなとこまで来たんだろ」
曜「もしかして千歌ちゃんに会いに来ようとしてたのかもよ?」
千歌「いやー、流石にそれはないでしょー」
曜「わかんないよー?だって─」 曜「私がチンパンジーだったら、絶対千歌ちゃんに会いに行くもん」 曜ちゃんとチンパンジーの中身が入れ替わってチンパンジー(曜ちゃん)が事故死。
又は、変な機械によって曜ちゃんの人格がチンパンジーにコピーされ、事故死したのはチンパンジー。
どっちなんだ 自分のことを渡辺曜だと思い込む精神異常チンパンジー ミステリアスで大変よい
人格コピーでも入れ替わりでもよいぞ >>85
ワイもやで
昔子供向けホラー漫画で同じようなの見て少しトラウマゾ… >>88
なんかかわいそうじゃない?
曜ちゃんわけわかんないまま誰にも知られずに死んじゃった訳でしょ
でもめっちゃ熱中して読んだのは間違いないよ 機械が原因なら触った瞬間に入れ替えが起こりそうだし人格コピーかなぁ 曜ちゃんがチンパンジーから戻れずに結局動物園に連れ戻されて他のオスから無理やり動物のように交尾されたりチンパンジーとして一生見せ物として檻の中で過ごすって話を想像してしまって悲しい勃起してる ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています