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海未「ナイトクラブ?」
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0001名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)
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2018/01/22(月) 17:44:23.54ID:ZwzeOFoG
海未「うっ、飲みすぎてしまいました……」

海未(日付ももう変わりそうですし、終電の前に帰らないといけないのですが……)

海未(となりで飲んでいたサークル仲間が財布を忘れ、届けないといけないのです)

海未(20mほど前に彼女がいるのですが、飲みすぎて走れませんし、声をかけることも忘れていました)

海未「ん……」

海未(あれ、消えた?あそこの路地に入ったのでしょうか)

海未(この辺に抜け道なんて……それともまだ飲む気なのでしょうか)
0002名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)
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2018/01/22(月) 17:54:59.11ID:ZwzeOFoG
海未(わたしも路地に入ると、人の姿は一つもありませんでした)

海未(どこへ……)

カツカツ…

海未(階段を降りる音……?)

海未(音のした方に向かうと、なんだかバーの看板のようなものがキラキラと光っていました)

海未(これであの人じゃなかったら嫌ですね……もう飲みたくないのに)

キィッ

「あれ!?財布どこやったっけぇ?落としたかなぁ」

「当店は会員証をお持ちでない方は入場することはできませんが……」

「財布の中に会員証入ってんの!もー!」

海未「あの……」

「あ、園田さん、おつかれー」

海未「お財布、これですよね?さっきの居酒屋に置きっぱなしで帰っていったんですよ」

「マジ?ありがと。ほら、これでいいでしょ」

「はい、確認しました。お楽しみくださいませ」

海未(丁寧な口調が慣れてなさそうな方ですね……金髪にスーツって……)
0003名無しで叶える物語(きしめん だぎゃー)
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2018/01/22(月) 18:04:17.67ID:ZwzeOFoG
「あー、園田さん。お礼にここ入れてあげよっか」

海未「はぁ。ここがどういうお店なのかわかっていないのですが」

「お酒飲めるしー」

海未(お酒はあまり飲みたくないのですが)

「あとめっちゃきもちいい♡」

海未(楽しい、の間違いでは?相当酔っていますね)

海未「お誘いは嬉しいのですが、電車に乗らないと……」

「紹介したらクーポンもらえんのよー!いいから一緒に来てよ!」

海未「はぁ……わかりました」

海未(流されるまま承諾してしまいました。お酒のせいで判断力が鈍っていたのと、このお店が入ってから静かすぎてなんだか不思議な感じがしたからというのもありました)

「んーじゃあ行こー♡」

ガチャ

海未(彼女が大きな扉を1mmでもあけた、その瞬間)

海未「っ───!?」

海未(とてつもない轟音が部屋中を包みました)
0004名無しで叶える物語(プーアル茶)
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2018/01/22(月) 18:13:23.84ID:0LoVs8nY
海未「あの、これは……」

「なんてー?!」

海未「あのっ!これは一体どういうところなのですかっ!!」

「クラブだよ、クラブ!!」

海未「クラブ……?」

海未(聞き慣れない言葉に頭を悩ませていると)

「おっ、◯◯ちゃんじゃん今日もきたの?」

「最近イライラしっぱなしでさぁー」

海未(どうやら知り合いらしい、私なら絶対に関わりを持たないようなジャラジャラとアクセサリーをつけた男の人が寄ってきました)

「そっちの子は?」

「トモダチー」

海未「ぁ、ど、どうも」

「ねえもう行こ?」

海未「え、あ、あの私は……」

「適当にフラついてて、あははっ!」

海未(……いつもとキャラが違うような)

海未(というよりなんですかこの音楽……頭が痛くなってきました)
0005名無しで叶える物語(庭)
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2018/01/22(月) 18:24:15.55ID:tXT7EANA
きしめんからプーアルに
0006名無しで叶える物語(プーアル茶)
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2018/01/22(月) 18:28:29.04ID:0LoVs8nY
海未(結局なにをすればいいのかわからず端の方をフラついていました)

海未(曲に合わせてスピーカー越しになにかを叫ぶ男性や)

海未(中央の方に人が集まっているのであそこになにかあるのだということはわかりました)

海未(……ライブ?)

「お飲み物いかがですかー♡」

海未「え、あ、すみません。あまり飲めなくて……ぶっ!?」

海未(声をかけてきた女性をみると、ビキニ?のような格好で堂々と歩いていました)

海未「な、なんて格好をしているのですか!」

「お姉さんここのクラブ初めてですか?これが私たちの制服なんですよ♡」

海未「こ、こんな破廉恥な……!///」

「格好で言うならあそこのお客さんなんて制服の私とは比べものになりませんよ」

海未(指差された方を見てみると……)

海未「っ!!?///」

海未(下着姿の女性と、上半身裸の男性が抱き合っていました)
0007名無しで叶える物語(プーアル茶)
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2018/01/22(月) 18:34:54.54ID:0LoVs8nY
海未「あ、あれっ!止めなくていいのですか?!///」

「まあ、暗黙の了解ですし。あっちの中央の方に行ってみました?スゴイですよ」

「あ、お客さんのとなりなんかホラ。我慢できずに始めちゃってる」

海未「え?」

海未(そう言われて振り返ると……)

「じゅるっ♡ぢゅるるるっ♡♡」

「おー、吸い付きヤッベ……」

海未(女性が跪いて、男性のアレを……!!!)

海未「あああぁぁぁ……///」プシューッ

「ちょ、ちょっとお客さんっ?大丈夫ですかーっ?」

海未(呑気なウェイトレス風の痴女の声を最後に、私の頭はオーバーヒートしました)
0008名無しで叶える物語(プーアル茶)
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2018/01/22(月) 18:38:53.57ID:0LoVs8nY
海未「ん……」

海未(自分の、部屋?)

海未(なにか昨日はとんでもないものを見てしまったような……夢でしょうか)ゴソゴソ

海未(昨日あそこに入るときに作った会員証……)

海未(夢じゃありませんでした……)

海未(あんな場所があるのですね……世界はまだまだ、私の知らないことでいっぱいです)

抜いてしまったのでおしまい
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