[安価]善子「栄冠を掴むわよっ!」
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:沼津
曜「そろそろ時間かな…?」
ダイヤ「お待たせいたしました、曜さん」
曜「あっダイヤさん!内浦からごくろうさまであります!」
ダイヤ「…正直なところ気は進みませんでしたが…一応、約束いたしましたので」
曜「あ、あはは…そ、そろそろいきましょうか?案内しますねっ!」
ダイヤ「はい、よろしくお願いします」 ーーーーーーーーーーーーーーー
曜「そういえば、沼津に来るのって久しぶりですか?」
ダイヤ「買い物などなら何度かありますが……友人の御宅でゲームをするとなると、初めてかもしれません」
曜「……すみません。無理やり巻き込んだみたいで…」
ダイヤ「いいえ、お気になさらず……実はわたくしも、この日を楽しみしていましたから」
曜「……えっ、ダイヤさんもゲームするんですか!?」 ダイヤ「……意外ですか?これでもルビィや果南さん、鞠莉さんを相手に渡り合ってきたのでが…」
曜「意外ですよ!そんな印象全然なかったなぁ…」
曜「じゃあ、ルビィちゃんたちとなんのゲームやってました?」
ダイヤ「そうですわね…ス○ブラdxにエ○ライド、ガチャ○ォースの3つは特にやり込んでましたわ」
曜(で、dxの方!?ダイヤさん、ゲーム○ューブ派だったんだ……というか、ガチャ○ォースってなに…?) ダイヤ「特にスマ○ラはロイを使い込んでまして…基本性能は低いものの、横スマやカウンターで場外に吹き飛ばしたときは思わず声がでていたものです」シミジミ
ダイヤ「エ○ライドはシティトライヤルばかりやってましたわね。鞠莉さんが果南さんのハイドラの最後のパーツを横取りしたときなどもう取っ組み合いの喧嘩になって――」
曜「あ、あー!でも善子ちゃんゲーマーだからもう少し最新のやつかも…?」
ダイヤ「最新のもの…ですか?」
曜「……スプ○トゥーン…とか」
ダイヤ「……すみません。wiiのソフトですか?」
曜(古いっ!!) ダイヤ「困りましたわね…わたくし、ゲーコンしか使ったことないですし…確かヌンチャク使うんでしたよね?あれ」
曜「ま、まぁゲーム苦手じゃないってことだけで大丈夫だと思います。安心してください、ちゃんと教えますから!」
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ピタッ
曜「――ここが善子ちゃんちのマンションです!」
ダイヤ「なかなか立派なお住まいですわね」
ピンポ-ン
曜「よしこちゃーんっ、遊びにきたよ〜」
ガチャ
善子ママ「はーい、どうぞ」
曜「おじゃましまーす♪」 ダイヤ「この度はお招きいただきましてありがとうございます。お騒がせするとは思いますが、何卒ご無礼をお許しください」ペコリ
善子ママ「ご、ご丁寧にどうも…」
善子「ダイヤ〜、こっちの部屋きて」ヒョコッ
ダイヤ「わかりました…では、失礼いたします」
善子ママ「…ごゆっくり〜…」
善子ママ(……善子にこんなにできた友達がいるなんて…) :善子の部屋
曜「それで、今日はなんのゲームするの?」
善子「クックックッ…慌てるでないリトルデーモン諸君――ヨハネたちの本来の目的、忘れたとは言わせまいぞ?」
ダイヤ「……ゲーム実況動画、でしたわよね?」
善子「――そのとおりよっ!!」ビシッ!
善子「動画サイトで長き歴史があり、今尚絶大な人気を誇るコンテンツ…”ゲーム実況動画”」
善子「もしその玉座に君臨できれば…人類全リトルデーモン化――ひいては、Aqoursのランキングを上げるなどいと容易いことっ!!」
ダイヤ「……打算的すぎませんか?」ボソッ
曜「でも善子ちゃんなりにAqoursのこと考えてますし…私は結構好きですよ?こういうの」 ダイヤ「……ハァでは、プレイするゲームを教えてください、善子さん」
善子「ヨハネよっ!……コホンッ、今回実況するゲームは――これよっ!!」バッ!
曜「え”っ」
ダイヤ「こ、このゲームはっ…!!」
曜・ダイヤ「ぱ、”パワプ○”〜〜!?」
曜「す、スプ○でもマ○オカートでもなくて――」
ダイヤ「もも○つでもみな○ルでもいただきス○リートでもなく…パワプ○ですって!?」
善子「…いや、なんか二人とも世代が極端すぎい?」 曜「でもどうして野球ゲーム…?いろんな人に見てもらうなら、もっと人気のあるゲームの方がよくない?」
善子「フフッ…甘いわね――じゃあダイヤ。今、何月か答えてみて?」
ダイヤ「?……8月ですが…それが?」
善子「そうよっ、8月なのよ!」
善子「8月といえば――”高校野球”に決まってるじゃないっ!」
曜「…あ〜…それで野球ゲームね」
善子「そう…しかもこのパワプ○2016には、栄冠ナインというもってこいのモードがあるのよ♪」 曜「…栄冠ナイン?知らないな〜…」
ダイヤ「え、栄冠ナイン…ですって!?」
曜「あっ、ダイヤさん知ってます?」
ダイヤ「…昔、やっていたことがあります…鬼畜ゲームと名高い”栄冠ナイン”っ!」
曜「き、鬼畜ゲーって…」
ダイヤ「――確かに、栄冠ナインはサクセスとは異なり高校野球のリアルを追求した名作…」
ダイヤ「しかしっ!実のところは攻略のために初期の3年生を全員ベンチにすることから始まり、打者育成は陸上部のごとく走力を鍛え…投手はどうやっても理不尽なほど炎上する――何度煮え湯を飲まされたことかっ…!」
曜「さ、三年生をベンチっ!?かわいそう…」
ダイヤ「栄冠ナインでは定番中の定番のプレイです…ですがそこまで徹底したとしても、甲子園優勝までに10年かかるのはザラですわ」 曜「……善子ちゃん。今の本当?」
善子「ほんとなわけないでしょ」キッパリ
ダイヤ「なっ…で、ですがわたくしがやった栄冠ナインは…」
善子「それ、10年ぐらい前に初めて実装された頃の話よ。最新作じゃとっくにバランス調整されてるわ」
曜「ほんとに!?…よかった。安心したよ〜」ホッ
善子「…でも」
曜「……?」
善子「一年目は3年生ベンチに送る…かも」
曜「やっぱ鬼畜っ!」 ダイヤ「…まぁ細かいところはいいでしょう。不思議と中毒性はありますからね」
ダイヤ「…ですが、ただ淡々とプレイする動画では *ミス
ダイヤ「…しかし、ただ淡々とプレイする動画では視聴数は稼げないと思いますが?」
善子「クックック…さすがダイヤ。いいところに眼をつける」
善子「その点はこのヨハネも悩みに悩んだわ…視聴者を惹きつけるには、何が必要なのか…ってね」
善子「――そして、閃いた…」
曜「…おぉ…」
善子「それはね…”私たち3人のキャラを一年目に作り、3年までに甲子園優勝を目指す”ことよっ!!」 ダイヤ「わたくしたちのキャラを――」
曜「作る!?」
善子「そうよ。ダイヤの頃のパワプ○はそんなに自由度はなかったけど、今は顔まで再現できるの」
ダイヤ「…!顔まで…」
曜「3年生までに甲子園っていうのは…”縛り”ってこと?」
善子「ええ、ダラダラ続けたらぜったい飽きるしね。緊張感を持たせるには縛りは必要だわ」
ダイヤ「なるほど…面白そうですね」
曜「うんっ、早くやろうよっ!」
善子「フフッ…じゃあさっそく準備するわ」
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