しばらくフリーズする。
日記のことがお互いの頭をよぎる。
でも、私は

曜「お帰り」ニコッ

いつも通りに振る舞おうと思った。

曜「でも、そんな格好で人に見られたらまずくないかな?」

千歌「あ、そ、そうだよね。皆んな心配させるといけないって、つい飛んできちゃって…」

曜「文字通り…」

千歌「まだスピード調節できなくて、今はマッハ2くらいで…」

曜「あははー…」

誰にも内緒でこの現実を、ふたりで生きていこう、そう決めた。