やみきん果南ちゃん「善子ちゃん」
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曜「あ…ここか」
今年で20歳になる私は絶賛就職活動をしていた
けれどどこも雇ってくれず途方にくれてた時に幼馴染の果南ちゃんに「私のところで働く?」とのお誘いがあり
曜「今こうして…よし、入るぞ…!」
ガチャッ
曜「…失礼しまーす」
しーん
曜(いない?てか真っ暗…本当にここ?)
曜「か、果南ちゃーん…?」 パッ
曜「っ!?」
突然明かりがついて驚いたけど
そこには見慣れた顔があった
果南「時間ぴったりだね、久しぶり!」
曜「!…果南ちゃん!久しぶり!」
果南「うん、元気そうでよかった、ウチは結構体力勝負だからね」
曜「そうなの?」
曜(なんの仕事なのかな?でも体力には自信があるぞ!) 果南「じゃあまず軽ーく面接するからこっちきて?」
そう言って果南ちゃんは笑顔で私を事務所に入れてくれた
曜「ねぇ果南ちゃん、ここって他に従業員さんいないの?」
果南「曜の他にあと2人いるよ、今は回収に行ってる」
曜「へー」(回収?)
果南「はい、じゃあまず服脱いで?上だけでいいから」
曜「え?」 果南「なに?」
曜「あっ…あーううん!なんかちょっとびっくりしたからさー」
果南「そう?そっか」
曜「…あー…脱ぐ…ね?」
果南「うん」
ちょっぴり恥ずかしかったけれど気まずさの方が勝って私は上半身裸になった
果南「じゃ、口開けて、あーってして」
曜「…あー」
何をされるのかと思ったけど果南ちゃんは私の背中を数回触って口の中を見ただけで終わった
果南「はい、いいよ、服着て」
曜「…ねぇ、これが面接なの?」
果南「いや、薬やってないか見ただけ」
曜「え?」
果南「ウチは薬やるようなだらしない子はダメだからさ…あと触らなかったけど、曜は援交とかしてる?」
曜「し、してないよ!」
果南「そっか、援交する人ってピル飲む人が多いからおっぱいが柔らかくなくなるんだよ」
曜「そ、そうなんだ」
果南(関係ないけど)
果南「でも…曜が変わってなくてよかった」ニコッ
曜「…!」
その笑顔はあの頃と全く変わらない綺麗な笑顔だった __
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善子「……」
善子(また負けた…)
私は自分の名前が嫌いだ
善い子な善子ちゃん
でも全然いいことなんてしてない
高校の頃は頑張ってた、でも才能ある人はもとから才能があるんだと思い知らされた
善子「…帰りたくないな」
善子(でも実家しかないし) ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています