ルビィ「おねえちゃんアイス買ってきて〜」
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ダイヤ「こらルビィ!ダラダラしてないで自分で買ってきなさい!」
ルビィ「えー」
ダイヤ「えー、じゃありません!」
ルビィ「ルビィ今まとめサイトの巡回で忙しいの。だからおねえちゃん買ってきて〜」
ルビィ「おねがい…?」ウルウル
ダイヤ「うっ…仕方ありませんわね…」
ルビィ「わーい!ありがとう、おねえちゃん♪」
ルビィ「そうだ!今クールのアニメチェックと積みゲーの消化もしないとねー!」
ダイヤ(うちの妹は外では完璧美幼女…)
ダイヤ(ですが、家ではグータラ三昧な、干物妹なのです) ダイヤ「ルビィ!早く起きなさい!」
ルビィ「んん…」
ダイヤ「まったく、徹夜でゲームなんてしているから朝起きれなくなるんですわ」
ダイヤ「そもそもルビィはいつもいつも…」
ピンポーン
ダイヤ「あ、花丸ちゃんですわ」
ルビィ「!?」 花丸「お姉さん。おはようございます!///」はなまるーん
ダイヤ「おはよう、花丸ちゃん」
花丸「あ、えっと…///」
ダイヤ「ごめんなさい。ルビィはまだ用意できてなくて…。まったく、ルビィは…」
ルビィ「おはよう花丸ちゃん♪」ルビビーン
花丸「ルビィちゃん、おはよう///」
ダイヤ「やっっと起きたのですわね」
ルビィ「もう、朝からガミガミ言わないでよ〜!花丸ちゃん、学校行こ?」
花丸「うん!あ、お姉さん、行ってきます///」 鞠莉「ルビィさん、おはようございますデース!」シュバーン
ルビィ「あ、マリリンさん。おはよう」ルビビーン
花丸「おはよう、マリリンさん」
鞠莉「あ、おはようございます。うまるさん」
花丸「花丸です〜!」
梨子「お、おはよう!ルビィちゃん!」
ルビィ「りこちゃんおはよう!」ニコッ
梨子「あ、あの…昨日はありがとう!」
ルビィ「え…?」
梨子「そ、その…私と、付き合ってもらって…」
花丸「付き合うぅ!?///」
鞠莉「?」
梨子「ああ!!えっと、違うくて…」
ルビィ「あ…」
ルビィ(梨子ちゃんはきっと、昨日のことを言ってるんだね…)
〜回想〜 渡辺『……ふむ』パタン
梨子(読み終わった…!)
ルビィ(確か、才能があると思われたら名刺がもらえるんだったよね?)
梨子(私が描いた、師匠の同人誌…編集者さんにはどう評価されるの…!?)
渡辺『これ、2人で書いたの?』
ルビィ『あ、いえ…』
梨子『私が…描きました…』
渡辺『この主人公の子はオリキャラみたいだけど、モデルとかいるの?』
梨子『は、はい!めっちゃ小ちゃくてロリロリしい子です!』
渡辺『んー…』
渡辺『ま、悪くはないかな。話は面白いし、いいと思う』
梨子『それって…!』パァァ
渡辺『ただ同人誌としては魅力がないね。このレベルじゃお金は取れないよ。ネット配信がいいところかな』
梨子『………』
ルビィ『梨子ちゃん…』 渡辺『……それじゃ、私はこの辺で…』
ルビィ『ま、待ってください!』
ルビィ『りこちゃんは、一生懸命頑張ってこの同人誌を描いたんです!』
ルビィ『りこちゃんが同人誌に賭ける思いは、そこらの人には負けません!』
梨子『ルビィちゃん…』
渡辺『………』
渡辺『はい、私の名刺』
梨子『え…?』
渡辺『また持ち込みに来てもらえる?渡辺で呼び出してくれたらいいから』
ルビィ『名刺…!』
梨子『あ、ありがとうございます!!』
梨子『ルビィちゃん…ありがとう…!』
ルビィ『ううん、いいんだよ』
梨子『うひっ、おぇうひぃ…』グスッ
ルビィ『うんうん…』 ルビィ(……と、ルビィが梨子ちゃんに付き添ったってだけなんだけど…)
梨子「ち、違うの!付き合うっていうのはそうじゃなくて…!」
花丸「そ、そうだよね!?オラびっくりしたずら…」
鞠莉「何の話デースかぁ?」
梨子「い、いいの!あなたは黙ってて!」
ルビィ「ふふふ…」
ルビィ(いいなぁ、こういうの)
ルビィ(みんなでわいわいして、話で盛り上がって…)
ルビィ(すごく、楽しい!)
ルビィ「ねえねえみんな!今度ハンバーガー食べに行こうよ!」
花丸「は、ハンバーガー!?///」
梨子「はい!行きましょう!」
鞠莉「楽しみデース!」
「あはは、あはははは…」 果南「……あー、仕事ダリぃ〜」
ダイヤ「わかめ、そんなことしてたらまた残業になりますわよ?」
果南「やだなー残業。こんな仕事もう辞めよっかな…」
ダイヤ「まったく…」
千歌「あ、5時だ。定時なので帰りまーす」
ダイヤ「あ…。お、お疲れ様」
果南「お疲れ〜」
ダイヤ「千歌さん…。定時になると躊躇なく帰りますわね…」
果南「いいよなー。私も早く帰りてー」
「そんなに帰りたいならさっさと帰りなさい」 果南「げっ、課長…!?」
聖良「ふふふ」ぬるぅぅん
ダイヤ「聖良?どうしたのですか?」
聖良「だ、ダイヤ!仕事の進捗状況はどう…?」
ダイヤ「え?まあぼちぼち…ですが」
聖良「そ、そう…?///」
ダイヤ「……顔近くないですか?」
聖良「〜〜〜///」
聖良(うぅ…。やっぱりダイヤにあのことを聞くのはムリよ…)
〜回想〜 聖良『理亞ー?お姉ちゃん帰ったわよー』ぬるぅぅん
理亞『あ、ねえさま。おかえりなさい』クルクル
聖良『また家でバク転してるの…?』
理亞『…』ピョン
理亞『…』スタッ
聖良『お弁当買ってきたから一緒に食べましょう』
理亞『はい』ピョコン 聖良『ぷはぁー!仕事終わりの酒がうまいっ!』
理亞『……ねえさま』モグモグ
聖良『なに、理亞?』
理亞『今日おねえちゃんに会ってきました』
聖良『!?!!??!?』
理亞『今日もパンが美味しかったです』
聖良『ち、ちちちちょっと待って…頭の整理が追いつかないから…』
聖良『おねえちゃんって…ダイヤのこと、よね…?え、なに?ダイヤに会いに行ったの…!?///』
理亞『』コクッ
聖良『ええ、えええええ!?だ、ダイヤに会ったって、いやそれってつまり、そういうことで、おえ…えええええ!?!?!!』
理亞『今度また、おねえちゃんをうちに呼びたいので、誘ってきてください』
聖良『わ、私が…!?いやいやいや…』
聖良(いや、待て…)
聖良(ダイヤを家に招けば誘う時に必然的に私とダイヤが喋る機会が生まれ更に部屋という密室空間に存在する限り我々は閉鎖的な環境下に置かれるわけで即ち自然と距離を縮めることができるのでは…?)
聖良『……分かった。今度、ダイヤをうちに誘ってみるから』
理亞『!!』パァァ
理亞『おねえちゃんが、うちに…』
聖良『いつか必ず連れてくるから、「家で」楽しみに待ってて!』
理亞『はい!』 聖良(……とは、言ったものの…)
ダイヤ「……聖良?」
聖良(やっぱムリー!///)
果南「あー、私もう帰るね。ダイヤも帰ろう!」
ダイヤ「そうですわね。……聖良は…」
聖良「わ、私はまだ業務があるから残ります…。お疲れ様」
ダイヤ「はい、お疲れ様です」
聖良(ああ…せっかくのチャンスが…)
聖良(ごめん理亞…。今もあなたは、私がダイヤと帰ってくるのを楽しみに待ってるというのに…)
聖良(ごめんね…) ルビィ「………準備はいい?」
理亞「………うん」
ルビィ「アイス!コーラ!パソコン!」
理亞「ふかふか座布団!」
ルビィ「流石りあちゃん!わかってるね〜」
理亞「もちろん!」フンス
ルビィ「さあ、いくよー!」
ルビィ理亞「「一狩り行こうぜー!!」」 善子「……そろそろ巷の学生達が帰宅してくる時間帯ね…」
善子「……ログインしましょう」カチッ
ババババー
善子「今日は適当に素材集めかしらねー」
善子「ん?希少種討伐のオンライン部屋があるわね…。ここに入ってみましょう」 Y・H・N「こんにちわ」
Y・H・N「よろしくお願いします」
U・Y・U「よろしくね」
R・I・A「よろしく」
善子「なっ…!?私が部屋に入ったのに普通の返事!?」
善子「『殺戮の堕天使Y・H・N』といえば、この界隈じゃ有名なのよ!?普通なら土下座して崇めるはず…」
善子「ああ、この2人はまだゲームを初めて間もないのね…。それなら私を知らなくてもギリギリ許せるわ」
善子「くくくっ…!新米ハンター!このY・H・Nの狩りをしかとその目に焼き付けなさい!」
善子「私1人で、モンスターを一瞬のうちに焦土に変えてあげ…」 『クエストをクリアしました』ババババーン
U・Y・U「乙〜」
R・I・A「おつかれさまです」
善子「え…うっそぉ…」
善子「一瞬のうちに、2人が倒しちゃった…」
Y・H・N「お疲れ様でした」
善子「なにこの2人…只者じゃない…!」
善子「はっ!そういえば、聞いたことがあるわ…」
善子「夕方のオンラインに突如現れ、嵐のように消える2人組のめちゃ強ハンター…」
善子「まさか、この2人が…!?」 Y・H・N「あの!」
Y・H・N「フレ交換してもらえませんか?」
U・Y・U「いいよ〜」
R・I・A「構いません」
Y・H・N「ありがとうございます!」
U・Y・U「あ」
U・Y・U「お姉ちゃん帰ってきたから部屋抜けるね」
R・I・A「わたしもおねえちゃん帰ってきたので部屋抜けます」
善子「え…?お姉ちゃんが帰ってきたって…なんだこりゃ」
Y・H・N「お姉ちゃんですか?」
U・Y・U「うんお姉ちゃん」
R・I・A「Y・H・Nさんはおねえちゃんいないの?」
Y・H・N「私のお姉ちゃんは…」 Y・H・N「死にました」
曜「勝手に殺さないでよ」ゴツン
善子「痛っ!お、お姉ちゃん!?いつ帰ってたの…?」
曜「今帰ってきたところ」
曜「それより、またお姉ちゃんのこと殺してたの?」
善子「個人情報を守るため…」
曜「はぁ…」
曜「まあいいや。善子、お腹空いたでしょ?ごはんにしよう」
善子「うん!」
曜「………」
曜(さて…、冬コミはどうしますかな…) ルビィ「ハンバーガー」
花丸「え…?」
ルビィ「え…」
ルビィ(あれ…?今、声に出てた…?)
鞠莉「ハンバーガー、食べたいデース!」シュバーン
梨子「そうね、ハンバーガーいいと思う!」
ルビィ「へ…?」
花丸「ハンバーガー…ハンバーガー…ふぎっ!お腹が鳴ってるぅ…」グゴゴゴゴ
ルビィ「………」
ルビィ「じゃあ、みんなで食べに行こっか!」
花丸「うん」
梨子「はい!」
鞠莉「行くデース!」 ルビィ「ハンバーガー、美味しいね!」
花丸「うんめぇずらぁ〜…」
梨子「うぅ、こういう所って落ち着かない…」
鞠莉「美味デース!」シュバビーン!
梨子「あなたは落ち着いて食べてください!」
花丸「もう無くなっちゃった…。オラおかわり買ってくるずら〜」
鞠莉「またデースかぁ!?」
ルビィ「ふふふ…」
ルビィ(いいなぁ、こういうの)
ルビィ(みんなで集まって、笑いあって…)
ルビィ(こんな楽しい時間が、ずっとずっと、続きますように………)
おしまい! ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています