梨子・善子「続・犬になる。」
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とある日、善子の部屋…
善子「…」
梨子「あ、そろそろオヤツの時間ね」
曜「ワンワン!」ハッハッ
梨子「はいヨーテリー、リリー特製のチョコレートです」スッ
曜「ワン!」パクパク
梨子「ふふ、美味しい?」ナデナデ
曜「ワンワーン♪」コクコク
善子「…」
善子「あの」 曜「ワフゥン?」
梨子「どうしたの?よっちゃん」
善子「どうしたの?じゃないわよ!」
善子「確かに曜に“犬になって”ってお願いしたけど!」
善子「順応してんじゃないわよ!」
曜「あはは!犬だけにね!」
善子「…?」
善子「何もかかってなくない!?」 梨子「よっちゃん、今のこの子は曜ちゃんじゃないよ」
梨子「“ヨーテリー”よ」
善子「そういうの面倒くさいから流すわよ」
梨子「よっちゃんひどい!」
曜「善子ちゃんだって私に犬になって欲しいんじゃなかった?」
善子「それはそうだけど…」
善子「曜がここまでノリノリだとは思わなくて」
善子「ぶっちゃけ引いてます」 曜「そんな言い方は無いんじゃないかな?」
善子「え…」
曜「私は犬がいなくなって2人が寂しそうだから協力したのに…」
善子「そ、そうだったわね…ごめんなさい…」アセアセ
曜「それにさ、あまりにも犬扱いされたらいくら私でも怒るからね!」
善子「…」 善子「ヨーテリー!お手!」スッ
曜「ワン!」ポフ
善子「ヨーテリー!おすわり!」ビシッ
曜「ワン!」スッ
善子「ヨーテリー!前逆さ宙返り3回半抱え型!」
曜「ワォーーーン!」バッ
クルクルクル…スタッ!
梨子「窓から飛び降りて華麗に着地したわ」
善子「やっぱり犬じゃないの!」
善子「…犬なのこの動き!?」 曜「ヨーソロー」ガチャ
梨子「あ、戻ってきた」
善子「じゃあ…ヨーテリー!ちんちん!」
曜「…」
曜「えっ…ち、ちんちん?」
曜「つ、ついてない…けど…///」スッ
善子「…何でスカートたくし上げるの!?」
善子「リリーといいちんちん付いてないアピールは何なの!?」
梨子「…」パシャッ 善子「やっぱり今の曜は身も心も犬になってしまったのね…」ハァ
梨子「よっちゃん、これ以上ヨーテリーをいじめないで」
善子「別にいじめてないわよ…」
梨子「ほら、おいでヨーテリー♪」
曜「ワンワーン!」ハッハッ
善子「…」 梨子「ふふ、可愛いわねヨーテリー」ナデナデ
梨子「あなたのご主人様は誰かしら?」アゴクイ
曜「あっ…///」ゾクゾク
曜「渡辺曜ことヨーテリーは…リリー様の従順な犬でございます…///」
善子「人間の言葉話すんじゃないわよ!」
善子「…」
善子「そういう犬だったの!?」 梨子「ふふっ♪よく言えましたヨーテリー」チュッ
曜「ワフゥン…///」
善子「…」
善子「あの…」
善子「人の家でそういうプレイは…ちょっと…」
梨子「プレイ?何言ってるのかな?」
曜「犬のモノマネしてるだけだよ?」
曜・梨子「「ねー?」」
善子「…」
善子(あっ、この先輩たちヤバイ) 曜「ねぇ梨子ちゃん」チョイチョイ
梨子「どうしたの曜ちゃん?」
曜「もしかしたら…」
曜「善子ちゃんも犬になりたいのではないでしょうか!」
善子「え…」
梨子「よっちゃん!やっぱりそうだったのね!」キラキラ
善子「やっぱりって何!?」
善子「前回からそんな素振り一度もしてないわよね!?」 梨子「そういうことなら」ストン
曜「話が早いでありまーす」ストン
善子「…」
善子「あの…」
善子「なぜヨハネの両隣に座るのかしら…」
梨子「今からワンちゃんを」
曜「可愛がってあげないと」
善子「…」
善子「」ゾクッ 善子「よ、ヨハネは堕天使よ!」
善子「人間のしもべになるなんてプライドが許さないんだから!」
善子「絶対に2人の犬になんかなったりしない!」キッ
曜「…」
梨子「…」
梨子「ふーん…」
善子「な、なによ…」 梨子「ホラよっちゃん…お・手」フゥッ
曜「あ、名前はヨハネ…の方がいいかな?」フゥッ
善子「〜〜〜っ!」ゾクゾク
善子「り、両耳に息を吹きかけないで!///」
梨子「あれ?どうして顔が赤いのかな?」
曜「人間の攻撃なんて効かないよね?」
善子(…)
善子(ま…)
善子(まずいまずいまずい…)ダラダラダラ 曜「じゃあワンちゃんならこの首輪つけないとね!」
カチッ
善子「わ、私の堕天グッズ!」
梨子「ふふっ…やっぱりよっちゃんが一番似合うわね♪」サワサワ
善子「ふ、太ももを…!」ビクン
曜「すっごく可愛いよ善子ちゃん」フワッ
善子(曜の髪が…!)ドキッ
善子(リリー…曜…すごくいい匂い…///) 曜・梨子「私たちの犬になっちゃえ」ボソッ
善子「わ、私は…ま、負けない…!」
曜・梨子「「ね?ヨ・ハ・ネ?」」フゥッ
善子「わ、私は…私は…!」
善子「わ…」
善子「ワン…///」
善子「ご主人様…ヨハネを可愛がってくださいワン…///」
このあとめちゃくちゃワンワンした。
おわり ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています