穂乃果(24)「ありがとうございました、またのお越しを〜!」
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-2018年-
穂乃果「ふー!ひと段落ひと段落!」
雪穂(22)「あっ!ちょっとお姉ちゃん!!!」
穂乃果「うっ、なによぉ…雪穂」
雪穂「またお饅頭つまみ食いしたでしょ!」
穂乃果「えっ…た、たははぁ〜…ば、ばれちゃったか」
雪穂「もう!そんなんでよくお店続けられてるね!やっぱり私が継げば良かったよ!」
穂乃果「むっ!何よう!雪穂がやりたいことあるって言うから私が後継いだんだよ!」
雪穂「それと饅頭つまみ食いすることの話は別!」
穂乃果「む〜…!」 ・
・
・
果南「そんな……こんな事……」
千歌「嘘、だよね……」
鞠莉「……クリスチャンじゃなくても知ってる話がある」
千歌「鞠莉ちゃん…?」
鞠莉「キリストは死んだ3日後に生き返ったんだよ…」
鞠莉「最悪だよ……最悪の展開だよ……」
鞠莉「アイツを止められる人間はもういない……」
千歌「……ッ」 千歌「でも、穂乃果さんなら…」
鞠莉「いない人間に頼っても仕方ないよ…」
鞠莉「バッドエンド……終わった、こうなるならいっそのこと……」
果南「マリー……」
鞠莉「世界はあいつの手中になる……ほんっと……自分が無力で腹が立つ……」
果南「でも、なんで…ありえないよ…こんなの」
千歌「……みんな……」 その日…世界中の人たちは「μ's」の名前が入った小旗を振りかざした。
おばちゃん達の存在なんて、最初からなかったみたいに。
あたかも、それは最初から“あいどる”のものだったみたいに。
もう止められない。
誰にも。
ごめんね、おばちゃん。私、守りきれなかった。
ごめんね、お母さん。私が楽にさせないといけないのに。
ごめんね、みんな…。
本当に、ごめんね…。 -数日後- 〜国会〜
“あいどる”「随分…メンツが変わったね」
“あいどる”「みんな“退部”しちゃったんだ」
“あいどる”「……さてと」
“あいどる”「確かあと、もう一つやりたい歌詞があったよね」
女「……あなた……誰?」
山田「」ピクッ
ツバサ「……」
“あいどる”「………君は木皿教授の娘だよね」
“あいどる”「あったじゃないか、あの時」
女「………」 “あいどる”「世界は血の海と化し…美しい虹を描くだろう」
“あいどる”「うん、我ながらいい歌詞」
“あいどる”「……じゃ」
“あいどる”「やろっか」
ザッ…
その日、世界各地にウィルスがばらまかれた。
何億という人が死んだ。でも。
美しい虹を描いた。
そして世界は。
滅亡した。 秋穂「……エッ、エッ」
海未「泣かないでください、秋穂……」ナデナデ
秋穂「エグッ……こんな時に、穂乃果おばちゃんがいてくれれば……きっと何かを変えてくれたのに……」
海未「秋穂……穂乃果は……」
希「秋穂ちゃん、みんないるから…絵里ちも帰ってきた、きっとみんなでなら…」 秋穂「グスッ…グスッ…やっぱり私は、穂乃果おばちゃんみたいに…誰も悲しませずに、みんなを笑顔にしながら頑張るなんて出来ないよ…」
秋穂「グスッ…私は、私のやり方で…」
海未「…秋穂…?」
“あいどる”の復活と同時に西暦は終わった。
あいどる歴が始まり“あいどる”は各国から要請を受け、世界大統領に就任した。
μ'sも…Aqoursも…秋穂も…“あいどる”の暴走を……止めることはできなかった…。
第6章「終わりの始まり」-完- 更新乙です
穂乃果ちゃんが奇跡の大復活しないと秋穂ちゃんが闇堕ちしそう… そう遠くはない明日
いつか来るはずの世紀末
生と死の輪廻に"あいどる"が介入する時
種の進化は止まり、種は滅びる -北海道-
ブゥーン…
「ふーんふーんふふふーん…」
「ふふふふーん…」
バス…バスッ
「あっ…」
「………」
「大丈夫…君ならいける、できるよ」
「やろうと思えば、なんだって出来るんだから!」
ブン…ブゥーン
「……よしよし」
プスッ…
「あ、あれ…?」
プス…プスッ…
「…ありゃあ…ガス欠だ」
これは、あいどる暦2年の話。
彼女が東京に向かっている事をまだ、誰も知らない。
第6.5章「虹の向こう側」-完- 知ってた
けどやっぱ主人公の帰還はテンション上がるな! >>816
読み返してみたら生きてるかも?って子がいたけどよく分からないな
穂乃果ちゃん早く東京に着いてくれよ… 本家は普通にバイクに乗ってたのに穂乃果は締まらないなwww お前らも秋穂に負けず劣らず穂乃果成分不足してたんだな けだるさに加え、目眩、動悸、息切れなどの症状が出る場合があります。 第7章「舞い戻る伝説」
『ありがとう』
“あいどる”「ん、んんぅ…」
『3人でやらない?』
“あいどる”「はっ…はぁ…」
『一番になろう!』
『いいよ、やってあげる』
“あいどる”「うん…うん…」
『大丈夫、次こそ出来る!』
『勇気で未来を見せて』
“あいどる”「ははは…あははは」
・・・
“あいどる”「……あ……?」 『・・・君が、こんな風に死ぬなんて・・・』
『ごめんね』
“あいどる”「!?」
“あいどる”「はっ!」ガバッ
“あいどる”「はぁ…はぁ…はぁ…」
“あいどる”「今の…記憶は…?」
“あいどる”「……うっ……うぅ……」
“あいどる”「ううぅ……」 ・
・
・
-あいどる歴3年-
「向こうだー!向こうにいるぞ〜!」
「追えー!」
絵里「はっ…はぁ…」
曜「絵里さん……もう、限界ですよ……」
絵里「……やっとのことで東京に戻ったのに、この仕打ち」
絵里「歓迎パーティーはなさそうね」
曜「こんな時によく冗談言えますね…」
絵里「…しかし、いつまでも親衛隊と追いかけっこしてるわけには行かないわね」
絵里「せっかく東京に戻ってきたんだから」 「不法侵入!」「不法侵入!」
「不法侵入者発見!」
絵里「ッ!行くわよ曜!」
曜「はいっ…!…ッ!」
曜「った…」ドサッ
絵里「…!曜…!?」
曜「い、いいですから行ってください!」
絵里「見せなさい…!」サッ
曜「……ッ」
絵里「こんなに腫れて…いつ…」
「捕まえろ!」
絵里「まずい……おぶるわ!」
曜「……行ってください」
絵里「あぁ〜もう!じれったいわね!」サッ
曜「ちょ…絵里さん!」 タッタッタッ
絵里「はっ…はぁ…」
「追え!追え!」
曜「絵里さん…もういいですよ!下ろしてください〜!」グググッ
絵里「……そっちこそ冗談」
絵里「絶ッッ対!下ろさないから…」
曜「絵里さん…」
曜「でもこのままじゃ本当に…」
「絵里さん!」
絵里「…!」
こころ「こっちです!」
絵里「こ、こころちゃん?」
こころ「早く!」
絵里「……ッ!」タタッ 「どこだ?」
「くそっ、探せ!」
タッタッタッタッタッタッ…
こころ「ほっ…」
絵里「……こころちゃん、なんでここに?」
こころ「それはこっちのセリフですよ絵里さん」
こころ「親衛隊に追われてるみたいですけど…」
絵里「壁を…超えてきたの」
こころ「えっ!?あんな高い壁を自力で…!?」
絵里「えぇ…なんとかね」 曜「ッッ…い…」
絵里「曜…大丈夫?」
こころ「…お連れの方、怪我されてるんですか?」
絵里「えぇ…足が…」
こころ「…なら、お家に案内しますよ!」
こころ「近くなので!」
絵里「い、いいの?」
こころ「外にいたら、捕まるのも時間の問題ですからね!」
絵里「……なら……お邪魔しようかしら……」
曜「すみません…」 キュッ
ここあ「はいっ!これでひとまず大丈夫!」
曜「あっ、ありがとうございます!」
絵里「こころちゃん、東京でいったい何をしてるの?」
こころ「……お姉様を探しに来たんです」
絵里「そう……ここあちゃんと2人で?虎太郎くんは?」
ここあ「虎太郎は…“あいどる”が胡散臭いって言って親衛隊に連れて行かれた…」
絵里「………虎太郎くんが」 こころ「お姉様は花陽さん達と一緒に行動してるって聞いたんですけど…今、どこにいるか知っていますか?」
絵里「……ごめんなさい、私もさっき言ったみたいに……数年ぶりに東京に帰って来たの」
絵里「にこ達の行方は知らない…」
こころ「そうですか……」
絵里「それに、もしかしたら花陽は……」
ここあ「ねぇねぇ、なら、氷の女王って知ってる?」
絵里「氷の…女王?」 ここあ「都民に武装蜂起を呼びかけてるんだ」
絵里「武装蜂起…」
こころ「なんでもリーダーは女性で…すごいカリスマ性があるらしいです」
ここあ「でもすごく冷徹らしくて、そこから付けられたあだ名が…」
ここあ「氷の女王!」
絵里「へぇ…」
こころ「…って私…お客さんにお茶も出さずに、いや…もうご飯も食べていってください!」
絵里「いや…遠慮しなくていいのよ、こころちゃん」
こころ「いえいえ、お気になさらずに!ここあ、あなたも手伝って!」
ここあ「はーい」 曜「……しかし、テレビもないし……なんか、寂しいですね」
ここあ「いや〜テレビなんて高くて無理だもん」
こころ「そうなんです、税金を納めるのに精一杯で……」
曜「テレビも買えないほど税金が高いって……“あいどる”に対して反発とか出ないんですか?」
こころ「デモとかは一応ありますよ、ありますけど…」
こころ「みんな連れて行かれた…」
絵里「……」 ここあ「あっ、でもラジオはあるよ!ほら!」
曜「へ〜!このご時世に珍しい…」
ここあ「まぁ…なーんもやってないけどね」
こころ「それ、壊れてるんじゃない?」
曜「どれどれ…」ピーグルグル
「……では、最後に今日の“あいどる”の声をお届けします」
ここあ「おっ」
曜「あっ…」
絵里「………」 ここあ「…こんなのやってるんだ」
こころ「初めて聞きますね」
「……東京のみなさん、8月3日……未知のウィルスによって、人類は滅亡します」
絵里「………」
「私を信じ、私を愛する者だけが助かります」
ジー…
ここあ「なんだぁこれ…」
絵里「………8月3日………ね」
こころ「ここあ、もういいでしょ?ご飯のお手伝いして」
ここあ「ん〜」スッ こころ「お待たせしました〜!どうぞ」
ジー
曜「うわ〜美味しそう!」
曜「いただきま〜す!」
絵里「……パクッ」
ジー
曜「うん!美味しい!」
こころ「それは良かったです!絵里さんはどうですか?」
絵里「…モグモグ」
こころ「絵里さん…?」
絵里「えっ…あっ、いや…美味しいわ」
こころ「な、なら良かったです」
曜「……?」 曜「どうしたんですか?絵里さん」
絵里「いや…なにか…聞こえない?」
ここあ「そういえばなんか…さっきから」
ジーーー
ここあ「あっ…これだ」
曜「ラジオですね…そういえば消すの忘れてました…」
ここあ「消しとくね」
絵里「いや、待って!ここあちゃん!」
ここあ「え…?」
ジー
絵里「ノイズとかじゃなくて……なにか……人の声みたいな……」
曜「人の声……?」
ジー ジー ジー ブソウホウキ……セヨ
曜「!」 曜「聞こえた…」
絵里「……ね?」
「……ブソウホウキ……武装蜂起せよ、8月3日……武装蜂起せよ、私は氷の女王……未知のウィルスは“あいどる”の真っ赤な嘘……みんなで……」プツンッ
ジー
曜「切れた…」
ここあ「…すっごい!初めて聞いた!氷の女王の声!」
絵里「あの声……そうか……氷の女王……あの子が……」
ここあ「なんで途中で切れたんだろう?」
こころ「電波ジャックでしょ、あんまり珍しくないもの……」 こころ「ここあもう消しなさい」
ここあ「なんで?」
こころ「夜のテレビやラジオは法律で禁止されてるじゃない…親衛隊の人にバレたら連れて行かれるのよ?」
ここあ「そういやそうだった…それはやだなぁ」
ジー…ボクハイマ
ここあ「ん?」
「家路を急ぐ……」
曜「歌…?」
こころ「歌…ですね」
「そんな毎日が君の周りで…」 「ずっとずっと続きますように…」
絵里「ふっ…」
曜「いい歌ですね…」
こころ「ここあ消しなさいってば!」
ここあ「待ってよお姉ちゃん!これだけ聴かせて!」
こころ「んもぅ…」
ここあ「これがご近所さんが言ってた…謎の歌かぁ」
曜「どこの放送局だろう…これもジャックなのかな」
こころ「……今、東京でちょっとしたブームになってるんです、この歌」 絵里「ふっ…懐かしいわね…」
曜「!…絵里さん…知ってるんですか?」
絵里「えぇ、昔…無理矢理…聴かされたわ…はは」
絵里「ブームか……今流行ってもね」
絵里「昔に流行ってれば、あの子も助かったのかしら…」
「グータラ〜スーダララ〜…」
絵里「……え」
こころ「え?」
曜「…どうかしたんですか?絵里さん…?」
「グータラ〜スーダララ〜」
絵里「私が知ってる歌詞じゃない…」
絵里「………まさか」 秋穂ちゃんが穂乃果を想う気持ちを考えると涙が出、でますよ 氷の女王といえば1期のツンツンチカしか浮かばないが… 最近だと、コンビニ秋田犬事件もあったばかり。繋いで放置するなよ。例え1分でも、飼い主は側を離れてはダメだ。ノーリードと同じくらいマナー違反だし危険だよ、幼児を含むたくさんの人が出入りする場所に放置するなんて。
犬の事、本当に大事じゃないのかね。
連れ去られたり傷つけられたりリード外されたりしないとも限らんだろうに。
自分が楽できればそれで良い連中だから仕方ないのか、自宅敷地外排泄問題もそうだしね。 ・
・
・
-北海道-
聖良「じゃ、理亞…行ってくるから、留守番お願いね」
理亞「行ってらっしゃい、気をつけてね」
理亞「……あんまり、姉様に迷惑かけないでよ」
善子「私のことなんだと思ってんのよ!かけないわよ!」
聖良「あはは…じゃ、行くね」
ブルルンッ、キー
理亞「全く…」スタスタ
理亞「……ん?」
理亞「これって……」スッ
理亞「こんなカセットテープ……あったっけ」 聖良「いや〜2人で行くのも久しぶりですね」
善子「私、最近ずっっっと留守番でしたからね!」
聖良「出来ることなら、3人で行きたいんですが…何せ、2人乗りの車ですからね」
聖良「でも、久しぶりの食料探し…燃えるんじゃないんですか?」
善子「……もう、この北海道に食料なんて残ってないんじゃ」
聖良「………」 聖良「……いずれ、私たちもここを出ないといけなくなるでしょう」
聖良「実際、たくさんの人が出て行きました…」
聖良「でもギリギリまで私たち…少なくとも私は、ここに残ります」
聖良「ふるさとですから!」ニコッ
善子「……まぁ、付き合いますけど」
聖良「うふ…ありがとうございます」 キーーー!
ガチャ
聖良「私は向こうの工場に行ってみます」
聖良「善子さんはあっちの工場の探索、お願いしますね」
善子「はーい、ってヨ…!」
聖良「では、また後で!」タッタッタッ
善子「……〜〜〜」
善子「はぁ……」
善子「もう……食べれる食料なんて缶詰ぐらいよね……」スタスタ キィ…
善子「失礼しま〜す…」
・・・シーン
善子「……なんかもう雰囲気からして、食料なんて無さそうな感じなんだけど……」
善子「はぁ…わざわざ遠出してこれって…もうね…」
善子「東京では…みんなは何してるのかな」
善子「ズラ丸もルビィも元気にやってるかしら…」スタスタ ピタッ
善子「……って」
善子「食料発見ッッ!」
善子「しかも缶詰!賞味期限は……まだ大丈夫じゃない!」
善子「久しぶりに探し当てたわ…!」
善子「ククク…やはり私の探知能力は人より優れてい…」
カンッッッッ!!!!
善子「!?」 善子「………な、何?」
善子「………だ、誰?」
善子「聖良……さん?」
善子「まさかまだ北海道に…私たち以外の人が…?」
善子「」ドキッドキッ
ノソノソ…
カンッッッッ!!!
善子「わわわっ!」
善子「……な、なんなのよ!んもぅ!」
善子「……あっちの扉からね……」スタスタ スタスタ
善子「ここね……」
善子「……あ、あの」
・・・
善子「……あの!」
・・・
善子「……?」
善子「おかしいわね……空耳だったの?」
「………なに?」
善子「いっ!」
善子「う、うわぁ…!」ドサッ 善子「い、いった〜…」
善子「(くっ、いい年して尻餅ついちゃったじゃない…)」
善子「…あ、あなた…誰?」
「お前こそ誰だよ」
善子「わ、私…?…私は…堕天使ヨハネ!」
「ヨハネ……お前……“あいどる”の手先か?」
善子「…はぁ?」
善子「何よ手先って!逆に“あいどる”が私の手先なぐらいなんだから!」
「あぁ…なんだ、ただの痛い人間か」
善子「…ッ!痛い言うなッ!」 善子「って言うか…こんなドア越しで喋るの疲れるんだけど?」
「………」
善子「出て来なさいよ」
善子「…私がこんな事言う立場になるなんて」
「…外はどうなってる?」
善子「外?」
「ウィルスだよ、ここが一番被害を受けた」
善子「……ほとんどの人が死んだ」
善子「……僅かに生き延びた人たちもみんな……比較的安全な場所へ移った」
「……敵は?」
善子「敵?」 善子「あんた、誰と戦ってんのよ…」
「裏切られたんだ……仲間に……」
善子「人に痛いとか言っといて……あんたの方が痛いじゃないのよ」
「お前と一緒にするな、俺は……“あいどる”に……騙されたんだ」
善子「!」
「信用してたのに……くそっ、くそっ……」
善子「……あんな見るからに胡散臭いのを信用する方が悪いんでしょ」 善子「……見返したいとか思わないの?」
「……俺は何もできない、1人では何も」
善子「私も…今、出来ることなんて何もないと思ってたけど…一緒にいる子たちの発案で…ラジオで音楽を流してるの」
善子「昔、私も放送とかよくしてたから…」
「そうか……お前らか」
善子「……?何がよ」
「……あの音楽、グータラグータラ言ってる歌をラジオで流してるの」 善子「グータラスーダラだから!」
善子「……いや、別に私が訂正する義理はないんだけど」
善子「……もう割と前よ」
善子「私が、1人で留守番させられてた時に…その人は現れた」
善子「……ボロボロだったのに」
善子「すごく、オーラが……あったっけ」
善子「……去年か」 〜〜〜〜〜
善子「なんで私が留守番なのよッ!」
理亞「あなた、いつも何も見つけてこないじゃない!探すの下手なのよ!」
善子「ぐっ…ぐ〜…」
聖良「すみません、善子さん…すぐ帰って来ますから!」
ブルルンッ!ブウゥゥーン
善子「あぁ〜!もう〜!!」
善子「1人で留守番暇なのよ〜!!」 善子「なによ、私…もうしばらく食料調達行ってないじゃない…」スタスタ
ザッ…
善子「!」
「…………」
善子「だ、誰…?」
「…………」
善子「い、生きてる…わよね?」
「………水」
善子「は…?」
「お水…ちょうだい…」バタッ
善子「えっ!?ちょ、ちょっと」
善子「大丈夫!?」ユサユサッ
「うぅ〜…」 「ゴクッ…ゴクッ…!」
善子「……」
「はぁ〜!助かった…!」
「ありがとう、ホント助かったよ」
善子「それはどういたしまして…」
善子「しかし、この北海道に私たち以外の人がいたとはね…」
「あぁ〜ここ、北海道なんだ」
善子「え、知らないでここにいるの…?」
「うん」
善子「今までどこにいたの?」
「……どこにいたんだろう」 善子「…?」
善子「あなた、名前は?」
「名乗るほどの者では…名もなき女性シンガーだよ」
善子「………あっそう」
女性シンガー「そっちこそお名前は?恩人の名前を覚えときたいな」
善子「ふっ、ヨハネよ」
女性シンガー「ヨハネちゃん…ヨハネちゃんか!よし!覚えとこう!」
善子「!!」パー
善子「〜〜!ツッコマなくて良いなんて!いい人…!ヨハネ、感激…!」 女性シンガー「ご飯まで出してくれるなんて…!なんて優しい子…モグモグッ」
善子「あなた…今まで何してたの?」
女性シンガー「」ピクッ
女性シンガー「…記憶を無くしてて」
善子「え…き、記憶喪失?」
女性シンガー「何より…泣いてた…ずっと…毎日毎日」
女性シンガー「得体の知れない何かにずっと怯えてて…でも、誰かを守らなきゃって…思ってたの」
善子「…そうなんだ」 善子「今は何してるの?」
女性シンガー「今?今は帰ろうとしてるの」パクパクッ
善子「どこによ」
女性シンガー「お家だよ?……帰るって約束したし」モグモグッ
善子「お家か…私も正直帰りたいわね…」
善子「……ちなみに、約束って誰としたの?」
女性シンガー「………」
善子「……?」 善子「なら、それは?」
女性シンガー「それって…このギターのこと?」
善子「そっそれ、何か弾けるの?」
女性シンガー「いや〜、それがなんにも…」
善子「なによそれ……」
女性シンガー「あ、いや…1曲だけ弾けるや」
善子「聴かせてよ」
女性シンガー「いいよ」
女性シンガー「…日が暮れてどこからか…」
善子「へ〜、弾き語りなのね」 女性シンガー「グータラ〜スーダララ〜」
ジャーン…
女性シンガー「…どうかな?」
善子「いいんじゃない…」
女性シンガー「そっかそっか、なら良かった〜」
女性シンガー「…さてと、そろそろ行こうかな…」
善子「あっ…最後に…本当の名前…」
女性シンガー「…また」
善子「…え」
女性シンガー「また会えるよ」
〜〜〜〜〜 善子「その時コッソリ録音させてもらってたのよね…」
善子「あなたもいい曲と思うでしょ?」
「……あぁ」
善子「…そろそろ出てきたら?」
「帰れ」
善子「なっ…!なによぉ急に!心配してあげてるのに!」
「頼んでない、帰れ」
善子「〜〜〜!!!」
善子「帰るッ!」
「……俺はずっとここにいる」
善子「……ふん!」 極力、名前欄で話そうとは思ってるんですが、流石に長いので普通に書きます。
本編と関係ないんですが、ちょっと2つ言わせてもらいます。
1つ、最近、文字数制限が酷いので1レス1レスが短くなってます。ご了承ください。
1つ、スレがあと100レス分しかないので、おそらく次スレ行きます。また頃合いを見て、立てようと思いますので引き続きよろしくお願いします。
そして、いつも保守や感想ありがとうございます。 >>900
本当にお疲れ様
年末だし無理しないようにね お疲れさん
まぁ制限は分けて投稿すればいい話だから平気よ 900越えてるし容量落ちもあるから制限辛ければ次スレ行っちゃっても良さそう
毎回楽しみに見てますいつもありがとう 了解
穂乃果ちゃん東京どころか北海道に着陸しちゃったか。でも遂に日本に帰ってきたと思うと嬉しくなるぜ 絵面で想像するとすげーな
ワンダーウーマンだらけや レス数が900を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。