ルビィ「善子ちゃーん。ポッキーゲームしよ〜♡」
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善子「……」
ルビィ「ねっ♡ねっ♡ポッキー買ってきたからっ」
善子「ねぇ、ルビィ。もう今日は11月12日なのだけど」
ルビィ「寝るまでが今日ってよく言うよねっ」
善子「あぁ、そう……」 ルビィ「と言うことで、はむ」
善子「誰もやるなんて言ってないのだけど」
ルビィ「んー♡」ズイッ
善子「お願い話を聞いて?」
ルビィ「んー!」
善子「……」 善子「離脱っ!!」ダッ
ルビィ「むあっ!!ひげた(逃げた)!!」スクッ
ルビィ「待てぇー!善子ちゃーん!」トテトテー!
善子「コラー!ポッキー咥えながら走るんじゃないわよ!危ないでしょう!?」 ルビィ「はぁい」トテトテ
善子「咥えながら歩くのも止めなさいっての。家の中で狭いんだから」
ルビィ「はぁーい」サクサクモグモグ
善子「(自分で食べちゃった……)」 ルビィ「……隙ありっ!」カベドンッ
善子「うぇっ!?」
ルビィ「えへへ♡よっちゃん捕まえた♡」
善子「ぐぅ……!ヨハネ一生の不覚……!!」
ルビィ「それじゃあ改めて2本目行きまぁす♡」ハム
善子「(や、ヤバっ……!!!)」 ルビィ「んっ」ズイ
善子「……///」
善子「ど、どうしてもやらないと満足してくれない?」
ルビィ「うん」
善子「く……。くぅぅ……!」 毎秒書け、他のカプ推しのアンチが来ようが気にしないで書け、よしルビはどんな内容でも全部見るからな 善子「……」
改めて目の前に立つ―――ポッキーを咥えて今か今かと満面の笑みで待ち構える―――ルビィを眺める
善子「(可愛い顔して……もぉ……!!)」
善子「(何か、いい様に攻められているのに腹が立ってきたわ)」
善子「(津島ヨハネ!腹を括りなさい!そして、どちらが主かをルビィに今一度教えてやるのよ!!)」 そう決意した善子はおもむろに手を伸ばし、手の平でルビィの両目を塞いだ。
ルビィ「ふへっ!?」
善子「行くわよ」
ルビィ「ぇ―――」
突然視界を奪われ慌てるルビィを余所に善子はポッキーを口に含んだ。 サクッ
サクッ
ポリッ パキッ……
一口、一口。少しずつ、しかし確実にポッキーを食べ進める音がルビィの耳に届き、響く。
聴覚だけで善子が近付くことを把握するルビィの身体は思わず震えた。
ルビィ「ふ……ふぇ……」 そして、善子の吐息がルビィの唇へかかり、2人の唇が触れようとする刹那―――
善子「ふんっ!」パキッ
ルビィ「―――!」
善子はポッキーを折り、ルビィの顔から距離を取った。
善子「はい、おしまい」スッ
続いてルビィの瞳を塞いでいた手も退ける――― ルビィ「ぁ……ぅ……///」
善子「フフフ……。ルビィの顔、真っ赤。まるでタコね」
ルビィ「うぅ〜〜〜///」
善子「これで分かったかしら?あなたは私のリトルデーモン。主はこのヨハネなの。主をからかうなんて100年早い―――」
ルビィ「っ!」ズイッ
善子「え」
善子の目の前に、ルビィの顔が迫った。 善子「ぢょわあああっっ!!!!」ムンズッ
ルビィ「きゃんっ!」ボフッ
再び2人の唇が触れ合うかと思われた瞬間、
善子は凄まじい反応でルビィの頭を抑え込み自身の胸へ埋めさせる。惜しい。
ルビィ「む〜〜〜〜!」
善子「い、いきなり何しようとすんのよ!このおバカ!」
ルビィ「もー!今のはそのまま行けちゃうパターンだよぉぉ!」
善子「知らないわよ!」 ルビィ「うぅ……よっちゃああん……」ギュウ……
善子「ハァ……もう、何なのよぉ……」
ルビィ「よっちゃんがルビィを虜にしちゃうのがいけないんです」
善子「仕方ないでしょう。ヨハネは堕天使であり悪魔。数多の存在がヨハネに魅了されている。あなたも例外ではないわ」
ルビィ「今堕天使さんはいいです」
善子「は!?何よォ!」 ルビィ「とにかく、ルビィに対して突然ああ言うことをするよっちゃんはズルイと思います」
善子「……あなたが可愛い顔してヨハネを惑わすような真似するからよ。仕返し」
ルビィ「……」プクー
ルビィ「……」
ルビィ「ごめんなさい。ヨハネ様」
善子「……よろしい」ナデナデ ルビィ「……ヨハネ様。ルビィのお願い、聞いてもらえませんか?」
善子「……一応聞いてあげる」
ルビィ「本当に1回だけでいいの。よっちゃんと、ポッキーゲームしたい……」
善子「……」
善子「……ハァ。1回だけだからね」
ルビィ「……うん♡」 善子「こんなことして何が楽しいんだか」
ルビィ「大好きな人とするからドキドキで楽しいんじゃないかなっ」ワクワク
善子「あっそ」
ルビィ「よっちゃんはルビィのこと大好きじゃないの……?」
答えが分かりきった質問を瞳を潤ませて投げかける天然の小悪魔が善子の目の前に居た。
善子「……そうね。答えはこの下らない行為の先にあると思うわ。試して御覧なさい」
ルビィ「……うん///」ハム ルビィ「ど、どうぞ……///」
善子「ん……」パク……
サク……ポリ……サクッ……サク……ポキッ……
2人の距離が瞬く間に縮まっていく―――。 ルビィ「(ふぁ……。よっちゃんのお顔、もう目の前……///)」
善子「……」サクッ サクッ……!
ルビィ「―――!!」
チュ……
ルビィ「ん……!」
善子「……ん」 ルビィ「……」
善子「……」
チュパ……
ルビィ「……ぁ」
善子「……はぁ。しちゃった」
善子「ちょっと、大丈夫?ホントに顔が真っ赤よ」
ルビィ「だ、だって……」
ルビィ「それに―――真っ赤っかなのは、よっちゃんも一緒だよ……///」
善子「……///」 善子「……はぁ。でもなんか、やってみると消化不良感あるわコレ」
ルビィ「……///」
善子「ルビィ。部屋に戻るわよ」グイッ
ルビィ「きゃっ///」
善子「まったく。ヨハネ的には楽しいトークで土曜の夜を堪能するつもりだったのに。あなたのせいでそんな気分じゃなくなっちゃったわ」スタスタ
ルビィ「あ、あの……。どんな気分になっちゃったのでしょうか……ヨハネ様?」トテトテ
善子「フフフ……。今はもうこの寒い夜を熱いものにしたくて堪らない。そんな気分よ」
善子「きっと今この状態で深い方のキスをしたら、甘ったるい味なのでしょうね……ククク……」
ルビィ「きゃ、きゃあ……///」 善子「それっ」ブンッ
ルビィ「きゃん」ドサッ
ルビィをベットに放り投げ、そのまま善子は覆い被さる。
善子「今夜は寝かせてあげないから。覚悟なさい?ヨハネのだーいすきな!愛しのリトルデーモン♡」
ルビィ「は、はい……♡ヨハネ様ぁ……♡」
寝るまでがポッキーの日。2人の11月11日はもう少しだけ続きそうです。
ーおしまいー |c||σ.-σ|| 以上です。読んで下さった方、お礼申し上げますわ。失礼致します。 >>31
|c||σ.-σ|| いつも書いてくださっているやわ銀家氏とは別人なのでそれだけはお伝えしておきますね。紛らわしい地域表示でごめんなさい 二人の距離感が違うと思ったけどそういう事か
でもこっちのよしルビもいいな ここ全員ルビィ推しだろ
善子推しが自らルビィをチョイスするなんて有り得ない ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています