千歌「私達の」ルビィ「境界線」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
私、高海千歌。
スクールアイドルやってるよ。
みんながいてくれるから、私は頑張れる。
だけど、一番頑張れるのは––––
曜「ヨーソロー!千歌ちゃん、今日も頑張ろっ!」
千歌「...うんっ!もちろんだよ!」
幼馴染であり、大親友の曜ちゃんのおかげ。
ずっとずっと大好き。曜ちゃん。
ルビィ「......」 千歌「よろしく、ルビィちゃん」
ルビィ「よろしくお願いします、千歌さん」
今日はユニット初練習。
私は、曜ちゃんと一緒のユニット。嬉しいな。
–––でも。
曜「ルビィちゃん!頑張ろうね!」
ルビィ「はい!曜さんっ」
......。 なんだろう。
ルビィちゃんも、大事な仲間なのに。
別にいいんだけど。だけど...
私が曜ちゃんの一番なのに...
ルビィ「千歌さん?千歌さん!」
千歌「え?あ、ごめん」
曜「もー、千歌ちゃん!ちゃんとやんないとーー」プンプン
えへへ。ごめんね。
ルビィ「そうですよ、ラブライブ近いのにボーっとしてたら落ちますよ?」
...はぁ?
ユニット曲、ラブライブで使わないのに。
...何だろ。この気持ち
千歌「......うん、ごめんね」 曜「ワン、ツー、スリー、フォー!」パンパン
ルビィ「はぁ...よっ....」タンッタンッ
千歌「...ほっ.....とっ...」ダンッ
曜「あ!2人とも–––」
千歌「わ!!」ドン
ルビィ「きゃ!」ドンッ
曜「大丈夫?2人とも...」
曜ちゃん、優しいな。
曜「特にルビィちゃん、まだやり始めたばっかりなんだから、ケガしちゃ嫌だよ?」
ルビィ「えへへ...ごめんなさいっ」
–––––え?
チカだって、痛かったんだけど。 ルビィ「–––千歌さんって、嫉妬強そう。」
花丸「へ...そうかな?」
ルビィ「んー、今日のユニット練習の時ね...」
善子「ふーん。でも千歌さん、梨子さんにべったりでしょ、曜さんには嫉妬とかしないんじゃない?」
花丸「ちょっとぉそんな言い方だめずら〜」
ルビィ「......。」 私は、黒澤ルビィ。
スクールアイドルが、すっごくすごく大好き。
...そう、あの知ったかぶりのリーダーよりも–––
梨子「こら千歌ちゃんっ!」
千歌「てへへー...ごめんっ!」ダッ
梨子「まーちなさーいっ!」ダッ
曜「...仲良いな、2人とも...。」ボソ
...あれ?
ルビィ「嫉妬、ですか?」
曜「え?」 曜「...あっ、聞こえてた、んだ...?」
ルビィ「...ごめんなさい、ダメでした...?」
曜「あっいやいや、そういうわけじゃないよ...」
ルビィ「...優しいです、曜さん」
優しい曜さん...。
かっこいい曜さん、かわいい曜さん、おもしろい曜さん...。
まるで、私がスクールアイドルを好きな理由と似ていて––––。
ルビィ「–––千歌さんって、ちょっと面倒くさくないですか?」
曜「––––え、」 ルビィ「あっ、別に千歌さんの事が嫌いってわけじゃないですよ。」
ルビィ「ただ、ちょっとぉ...みたいな。分かりませんか?」
曜「え...いや、えっと...」
––––ね、曜さん。
わたし、優しい曜さんが好きですよ。
曜「......確かに、そうかも?」
ルビィ「!やっぱり。そうですよね?」
曜「あっ、いや...本当にたまにだよ?」
やっぱり、曜さんは優しい。 CYaRonで三角関係SS見たいというレス見たけど本当にくるとは
期待 ルビィ「.....この話、千歌さんには言えませんね?」
曜「あっ...あ、そうだね...」
ルビィ「––––2人だけの、秘密ですね?」
ルビィ「ね、曜ちゃん」ボソ
曜「–––––っ!!///」ボッ
曜「る、ルビィちゃん今–––」
ルビィ「えへへ、何でもないですよ。それじゃあ!」タタッ
–––できちゃった。できちゃった。
曜ちゃんとルビィの、2人だけの秘密–––。
千歌「...ルビィちゃん?」 ルビィ「っ–––千歌さんっ?」ビクッ
千歌「うん。あのね、今–––」
千歌「曜 ち ゃ ん と何 話 し て た の ?」
ルビィ「あ––––いやっ、特に」
千歌「へー?なんか、こしょこしょ言ってたね?」
ルビィ「あれは別に、練習のことですよ?明日の...」
ルビィ「曜ちゃんの立ち位置とか、振り付けとか」ニヤッ
千歌「––––––は?」 ルビィ「何ですか?」
千歌「い、いま、曜ちゃんって」
ルビィ「ああ...。別に、そんな深い理由は無いんですよ?」
ルビィ「...ただ、ちょっとぉ...♡」ニヤッ
千歌「は...な、何?それ?」
ルビィ「だからー、別に...」
ルビィ「何でもない、ですよ?」
千歌「......」 ルビィ「......もしかしてぇ、千歌さん」
ルビィ「嫉妬とか、してます?」
千歌「...は?何それ」
千歌「そんなの、するわけないよっ!」
ルビィ「...そうですよねっ」
千歌「何言ってるのさ、ルビィちゃん...」
千歌「...あっ、今日曜ちゃんと約束あるんだった」
千歌「ごめんね、帰るね!曜ちゃん待たせちゃうから♪」ダッ
ルビィ「...はい。さようなら」
––––約束、ねぇ。曜ちゃんと?
嘘なんでしょ、どうせ。
...嘘だよね。嘘なんでしょ?
あー、イライラする。 ––––何、あれ。
急に、曜ちゃんなんて。
きっと曜ちゃんも困ってるよ。
曜「る、ルビィちゃんが?へ、へー」
千歌「......そうなの、曜ちゃんって呼んでた」
曜「べ、別にいいと思うよ」
曜「あっ、そろそろ帰らなきゃ!じゃあ...」スクッ
千歌「あ...うん、またね」
ばたん。
–––––曜ちゃんは本当に、
嘘が下手だなぁ。 曜「ワン、ツー、スリー、フォー!」パンパン
千歌「あっ、ごめん」ドン
ルビィ「いっ.....」
千歌「ごめん」ドン
ルビィ「っ...」
––––はぁ。何あれ。
姑?嫌なの。
そんなんじゃ練習にならないよ?
千歌「曜ちゃん♡」ギュッ
曜「わっ、千歌ちゃん!」
千歌「昨日、楽しかったねー♪」
曜「そうだね!千歌ちゃん、あの時–––」
千歌「あっ、それは言わないでよぉ〜!」
曜「あはははっ...」
.........あぁ ルビィ「あーうざいうざいうざいうざいっ!!」バフッ
ルビィ「何で...何で何で!!」バフッバフッ
曜ちゃんはルビィのもの!!曜ちゃんはルビィのもの!!
あぁぁああぁあぁぁあ!!
ダイヤ「る、ルビィ?」
ルビィ「––っ、お姉ちゃん」
ダイヤ「何してますの...布団がぐちゃぐちゃよ?」
ルビィ「ごめん、なさい」
ダイヤ「いいですわ...何かあったの?」
ルビィ「へ?別に...」
ダイヤ「...そう?」 あー。もー。
お姉ちゃんには関係ないよ。
どうすればいいのかな。
曜さんを、捕まえるには。
曜「–––え?ルビィちゃんに...?」 千歌「そうだよ。」
千歌「ルビィちゃんには、近づかない方がいいよ」
曜「...どうして?」
千歌「だって...だって、ルビィちゃん...」
千歌「曜ちゃんのこと...狙ってるもん」
曜「え...どういうこと?」
千歌「だから、きっとルビィちゃん...曜ちゃんのこと好きなんだよ!」
千歌「前......曜ちゃんのバッグ漁ってるの見ちゃった...し」
曜「...そ、うなんだ...?」
千歌「...気持ち悪いとか、思わないの?」
曜「え......別に...」
曜「だって私、嫌いな人いないよ...?」
千歌「......え」 曜ちゃんって、本当に優しいんだね。
––––優しい曜ちゃんなら、きっとこの気持ちも...。
千歌「曜ちゃん、好き」
曜「え?うん、私も–––」
千歌「そうじゃない、愛してる」
曜「えっ...それっ、て」
千歌「れ、恋愛的に...///」
曜「えっ...えっ!?///」 千歌「どうなの、曜ちゃんは!///」
曜「えっ、と...私は...」
曜「–––わ、私は...」
曜「...私も...千歌ちゃんが、好き...///」
千歌「!!曜ちゃんっ...!」ギュッ
曜「わっ!千歌ちゃ...」
チュッ
曜「〜〜!///」
千歌「♡♡♡♡」チューー
千歌「っが...は......」クラッ
曜「ぷはっ///ちょっと千歌ちゃ...え?」 千歌「ごふっ...ぅ...」ポタポタ
曜「–––––え、」
––––血?
曜「––っぅわああぁぁぁああぁあ!!!」
千歌「ぃ、たい...よう、ちゃ...」ドサッ
曜「ち、ちかちゃ、お腹、刺されて」ガタガタ
ザグッ
千歌「ぃあぁあ!!ぉえ、いぎいぃ」
曜「やだ、やだ、死んじゃ」
ルビィ「酷いよ、曜ちゃん」
曜「あ、」 曜「うそ、うそ、ルビィちゃんが?」ガタガタ
ルビィ「そうですよ?だって曜さん...」
ルビィ「こんなの、浮気ですよね?」
曜「あ...」
〜〜〜〜〜
曜「......はぁ、はぁ、ルビィちゃん...」
ルビィ「...何ですか?曜さん...♡」
曜「お茶に、何か入れた...?よね?」ハァハァ
曜「あついよ、体...それに、ルビィちゃんのこと、めちゃくちゃにしたくてたまらないよ」ハァハァ
ルビィ「–––♡♡いいんですよ♡」
曜「な、にが」
ルビィ「めちゃくちゃに、しちゃって♡♡♡」
曜「–––––っルビィちゃんっ♡」ガバッ
〜〜〜〜〜
曜「あ...あ...」ガタガタ
ルビィ「気持ち良かったですよ、曜さん♡」 曜「や、ごめん!ごめん!」
曜「いきなり、そんな、千歌ちゃんのこと...刺すなんて」
曜「ひ、ひどいよ、酷いよ!!」
ルビィ「酷いのはどっちですか?」
ルビィ「いきなり襲ってきて、しかも浮気して」
曜「や、あれはルビィちゃんが!!」
ルビィ「だって、しょうがないじゃないですか。」
ルビィ「曜さんを手っ取り早く捕まえるには、こうするしか無かったんですもん」
ルビィ「ね、曜 さ ん 」
ルビィ「あの時、曜ちゃんって呼んでもらえなくて、嫌でしたか?」
ルビィ「嫌でしたよねぇ?だって、そうでもしないと千歌さんに似てないんですもん」
ルビィ「知ってましたよ?梨子さんに嫉妬してるの」 曜「あ...いや...ひ...」
ルビィ「あぁ、ごめんなさい、曜ちゃん」
ルビィ「いきなりこんな...気持ち悪い光景...目の当たりにしちゃって」
ルビィ「でも、これは全部曜ちゃんが––––は?」
ポタッポタッ
ルビィ「–––何これ、血」クラッ
ルビィ「–––––––あ」ドサッ
千歌「ゆる...さ、な...」プルプル
曜「ち...千歌ちゃ...」ガタガタ
千歌「許さない!!許さない!!許さない!!」ザグッザグッザグッザグッ
ルビィ「ぁ、ぁ」ビク、ビクッ
曜「ぃやあぁぁぁ!!」ガタガタ
千歌「許さない...曜ちゃんを...ぎ...」
千歌「ぅ––––...」ドサッ
曜「そ、んな、そんな」
曜「あ、ああ、2人とも...死んじゃ」 ダイヤ「どうしましたの!?」ガチャ
梨子「部室から悲鳴が聞こえるから...え」
曜「...あ」
千歌「」
ルビィ「」
ダイヤ「ぁ、あ、ルビィ!!?!」
梨子「......ちか、ちゃ」
ダイヤ「––––曜、さん?」
曜「え」 梨子「もしかして、これ全部...曜ちゃんが...?」
曜「え、や、」
ダイヤ「服が血だらけ...じゃないですか...」
曜「いやっ、これは」
梨子「ひ...殺される...!!」ガタガタ
曜「え、は?なんで...」
ダイヤ「...最低ですわ!!!」
曜「」ピキンッ 曜「私は...私は...」
梨子「...?」
曜「最低なんかじゃない...浮気なんかしてない...」
ダイヤ「曜さ...」
曜「襲ったりなんてしてない...してないっ!!」バッ
梨子「ひっ」 曜「うあああああああ!!!」ジタバタ
梨子「ひっ、何なの!?」
曜「私はやってない!!やってない!!」
ダイヤ「......」
曜「うわぁぁぁぁああぁああ!!!!」
ダイヤ「ダメですわ...もう、曜さんも」
梨子「え?どういう、こと...」
ダイヤ「何故...あぁ...ルビィ...っ!!」
––––あれ? わたし、どうすればよかったんだろう。
––––なんかもう全部...
曜「うあぁぁああぁ!!」
END 曜の後悔 モテる女は辛いでありますなぁ〜
(*> ᴗ •*)ゞ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています