【人気者にこにー】
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(部屋いっぱいのテレビ、新聞、週刊誌、パソコン、ラジオ、スマホに囲まれるタモリ)
「嘘は嘘であると見抜ける人でないと掲示板の使用は難しい、とある人物の言葉です」
「情報が溢れる現代社会、たくさんのメディアから日々多くの情報が提供されています」
「大切なのは全てを鵜呑みにせず、何が本当で何が嘘なのかを自分で見極めることです…」
(全てのテレビと新聞とパソコンとスマホにタモリの顔が映ってアップ)
〜〜〜 海未『それじゃあ、行きますよー!』
穂乃果『嫌だぁぁぁぁ、ことりちゃん助けてぇ!!!』
凛『かよちん、見てないで助けてにゃぁぁぁぁぁ!!!』
にこ(…大丈夫?あれ)
絵里「それじゃ、私たちは帰りましょうか」
希「そうやね〜」ノビー 希「そうだ、せっかくの休みやし3人で遊ばない?」
絵里「私は構わないけれど、にこはどうかしら?」
にこ「もちろん、行くわよ」
希「よし、なら出発〜っ!」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー 絵里「楽しかったぁ〜、久しぶりに羽を伸ばせたわ」
希「3人でお出掛けってあんまりしたことなかったやん、だから良かった」ニコッ
にこ「まぁ、たまにはいいんじゃない」
にこ(めちゃくちゃ楽しかったぁ…) 希「卒業まで半年もないんやし、また行こう」
絵里「えぇ、もちろん」
にこ「そうね」
絵里「それじゃ2人とも、また明日!」
にこ「気をつけて帰るのよ」
希「ばいばい、えりち」 〜〜
希「じゃあウチもここで」
にこ「はいよ」
希「ばいばーい」
ーーーー
ーーー
ーー にこ「せっかくだし帰りにスーパー回っていこ」
〜スーパー〜
にこ「今日の特売は…」
にこ「あら、これ安いじゃない!」
にこ「そういえば調味料切らしてたわね…」 にこ「チビ達にお菓子でも買っていってあげようか」
にこ「まぁ、こんなものねっ!」
にこ「お会計お願いしますにこーっ♪」
『今"にこ"って?』ザワザワ
『あの子じゃない?』ヒソヒソ
『あー本当!似てる!』コソコソ
にこ(にこの話してる?) 『合計2525円です』
にこ(気のせいか)チャリン
アリガトウゴザイマシタ~ 〜帰り道〜
にこ「今晩は何を作ろうかしら」
にこ「〜♪」
『 』ジー
『 』ジー
にこ「…?」 にこ(やけに視線を感じるわね…)
ヒソヒソ、チラチラ
にこ「…!?」
『にこちゃんだ…』
『あの子が…?』ヒソヒソ
にこ(な、なんなのよ?気味悪いわね…)ダッ
ーーーーー
ーーーー
ーーー 〜にこ家〜
にこ「ふぅ…」
にこ「今日はやけに視線を感じたけれどいったい何だったのかしら…」
にこ「μ'sの知名度が上がったから?」
にこ「……」
にこ「…まぁ、いいか。注目されるのは悪いことじゃないし」
にこ「寝よ」
ーーーー
ーーー
ーー 〜翌朝、学校〜
ザワザワ、ガヤガヤ
にこ「私としたことが寝坊してしまうとは…」
ガラッ
にこ「希、絵里おはよ〜」
────シーン─────
にこ「え?」 ワー!キャー!ウオオオオオ!!!
にこ「は!?え!?なに!?」
絵里「あ〜っ!にこ〜〜〜♡」
にこ「ん"!?」
希「にこっちから挨拶してもらうなんて今日はスピリチュアルやね〜♪」
にこ「な"っ!?」 『にこちゃーん♪』
『こっち向いて〜♡』
『やっぱりかわいいーーっ!』
キャー!オサナイデヨー!サスガニコネー♡
にこ「ちょっ、待ちなさいよ!落ち着い────
穂乃果「にこちゃん、こっち!」グイッ
にこ「穂乃果…!」
ワーマッテー‼イカナイデー!ニコチャンノカミガスキ~♡
ーーーー
ーーー
ーー 〜屋上〜
にこ「はぁ…はぁ…何なのよ…まったく!」
にこ「ひとまず助かったわ…ありがとう…」ハァハァ
穂乃果「お礼なんていいよ」ニコッ にこ「いったい、みんなどうしちゃったのよ…」
にこ「人が変わったように…」
穂乃果「ひとまず、ここまで来れば大丈夫だよ!」
にこ「…そうね、何とか撒けたようだし」
穂乃果「うんうん!これで穂乃果と2人っきりだね!」
にこ「ん?」 穂乃果「にこちゃん♡」
にこ「 」
穂乃果「にこちゃーん♡」ギュー
にこ「ちょっ…ほ、穂乃果かーーーーっ!」///
穂乃果「噂以上にいい匂いだよ〜♡」スリスリ
にこ「は、離れなさいってぇ〜っ!」 バァン!
穂乃果「?」
真姫「登校したって聞いたから探してみればこんなところに…!」
にこ「まっ、真姫!」
にこ「良かった、ちょっと穂乃果を────
真姫「わっ、私のにこちゃんからハナレテ!」///
にこ「 」 穂乃果「むーーー!なに言ってるのさ!」
真姫「べっ、別に穂乃果には関係ないでしょ!」
真姫「とにかく離れなさい!」ドン‼
穂乃果「わっ!」バタン
真姫「きゃっ!」ドタン にこ(………)
にこ(はっ、なんだか分からないけれど今がチャンス!)
にこ「にっ、逃げるにこーーーっ!」
アーー!マッテーーー!!
ーーーーー
ーーーー
ーーー にこ(学校から抜け出して街に出てもとんでもない目にあったにこ)
にこ(道行く人に写真をせがまれるわ、サインを求められるわ)
にこ『いったい、どうなってるのよ〜〜〜!』
ーーーー
ーーー
ーー 〜にこ家〜
にこ「ただいま〜」
にこ母「おっ、帰ってきたわねぇ。おかえり」
こころあ『おかえりーーーー!』
にこ「なっ…ま、まさかあんた達も…」ヒヤアセ にこ母「凄いじゃない!にこ!」
にこ「ん?」
虎太郎「テレビーーー」
TV『今日、音乃木坂学院3年生μ'sのメンバーである矢澤にこさんがやや遅れながらも登校しました!!』
TV『なお〜〜〜〜〜』
TV『それで、にこさんは〜〜〜〜〜』
にこ「なっ、何よこれぇぇぇぇぇぇぇ!」
ーーーー
ーーー
ーー にこ(わかったことがある)
にこ(なんだかよく分からないけれど私は人気者になったらしい)
にこ(テレビをつければ連日連夜止まないにこにー報道)
にこ(テレビだけでなく新聞、ネットもにこの話題一色)
にこ(どこに行っても人が殺到してしまうような超有名人になってしまったのだ) にこ「始めは困惑したけれど…」
にこ「慣れるとまぁ悪くはないわねぇ♪」ニヒヒ~ 〜いつものスーパー〜
にこ「〜♪」
『わぁ〜生にこちゃんだ〜』
『や〜ん、かわいいー♡』
にこ(そう、私は超有名人)
にこ(ただ野菜を買いに来るだけでも注目されるのよ) にこ「あっ、ポイントカードお願いしますにこー♪」
店員「はっ、はい!」///
ウィーン、アリガトウゴザイマシタ~
にこ(気分良いにこ〜♪) 『キャーーー!』
『来たわよーー!』
『こっち見て、にこちゃーん!!』
『にこちゃんの毛先が好きーーー♡』
にこ(こ、この行列…全員私の出待ち!?このスーパーにこんな行列が出来てるの初めて見たわ…)
パシャパシャ‼
にこ「ちょっ、フラッシュはやめなさ─────
『矢澤さん!何を買ったんですか?』
『矢澤さん!今夜のご飯は!?』
『自分で作るんですか!?』
『なぜスーパーに!?取材させてください!』 にこ「野菜よ!野菜!このスーパーは国産野菜の格安特売セールをするの!」
にこ「妹たちが家で待ってるの!早く通して!」ダッ
『あっ、待ってくださいよぉ!』
『矢澤さん!矢澤さーーーん!』
ーーーーー
ーーーー
ーーー 〜2週間後〜
にこ(当初は有名になっていい気になっていたけど、いつの間にかに私は疲れきっていた)
にこ(行く先々で人に付きまとわれるのは、思いの外ストレスを感じるらしい)
にこ(サインや握手、果には報道記者からの撮影。事あるごとにあればそう感じるわよね)
にこ(ただ登校するだけで、テストを受けるだけで、買い物に行くだけでテレビは私一色) TV『特集!矢澤にこさんの授業中の睡眠を激撮!』
TV『さすがにこさん、連日の練習に疲れていたんでしょう』
TV『寝顔もかわいいですねぇ〜』 にこ「……」
にこ「はぁ〜………」
にこ(有名になるって人気になるって…大変なことなのね……)
にこ(このままじゃ、家族にも迷惑がかかってしまうかもしれない…)
にこ(……やるしかないか)
ーーーーー
ーーーー
ーーー TV『本日のニュースです。矢澤にこさんが緊急記者会見を開くとのことです』
TV『内容は不明、一説によると単独海外デビュー公表をするのではないかなどと囁かれています』
TV『日時は〜月〜日。場所はプリンス○○ホテル。国内中の報道局が招かれているだけにその内容に期待です!』
ーーーーー
ーーーー
ーーー 〜○○ホテル、会場前〜
にこ(私が出した答え)
にこ(それはこの記者会見を通して訴えること)
にこ(報道を控えてもらう、しばらくの間は普通の女子高校生に戻らせてもらうことを訴える) にこ(……こんなこと言うなんて、アイドル失格ね)
にこ「でも、今は…」
にこ「これが私の答え」
ガチャ──キィーッ─── にこ「え?」
にこ「………」
にこ『なんなのよーーーーーー!!!!!』
にこ(会場には誰もいなかった)
ーーーーー
ーーーー
ーーー 〜帰路〜
にこ「何なのよ!!何で誰も来てないのよ!」プンプン
にこ「毎日毎日意味分からないことにまで付きまとって取材してたくせにーっ!!」
にこ「今日に限って!わざわざホテルもおさえて!予告もしたのに!」
にこ「まったくもう!」プンスカ
通行人『?』チラッ
にこ(げっ、見られちゃった…?)/// にこ(それよりマズい!変装してないから人だかりが…!)
通行人『』スタスタ
にこ「あれ…?」
にこ「素通りされた…?」
にこ「そういえば、変装してないのに帰宅中に一度も話しかけられてない…」
にこ「ま…そういう日もあるか」スタスタ
ーーーーー
ーーーー
ーーー 〜スーパー前〜
にこ(気付いたらもうこんなとこまで来たのね)
にこ(せっかくだし野菜でも買って────
ワイワイ!ガヤガヤ!
にこ「って、なに!?この行列!?」 にこ「今日は特売とかあったっけ……?」
『─さん!──さん!!取材お願いします!!』
にこ「ん?」
にこ「あーーーっ!あいつらは今日呼んでいた記者!!!」ダッ にこ「ちょっと!あんたらぁ!!今日はいったいどういうつもり!?」
記者「押さないでくださいよ!!って…あなたは…」
にこ「今日この時間は記者会見開くって言ったでしょ!!何でこんなところにいんのよ!!」プンプン
記者「あーー、えーー、そうですね。まぁ端的に言って今の旬はあなたじゃないんですよね」
にこ「は?」 記者「そういうわけで」ダッ
記者「店長さん!店長さん!!!取材お願いします!!!」
『店長さんこっち見てーーーー♪』
『うおおおお店長かっけぇぇえ!!!』
にこ「…はい?」
店長「え〜っ、本日も大盛況ありがたい限りです!」
店長「お陰様で、国産野菜の格安特売セール時のみならず平日も完売です!」
店長「また足を運んでくださいね!」
ーーーー
ーーー
ーー にこ「……」テクテク
にこ「……」
にこ「…ん?新聞が落ちてる」
にこ「……」ペラッ
『特集!!大人気スーパー!!国産野菜の格安セール、その安さの秘訣は!!
名物店長、人柄も人気の秘密!?
その店長、男前につき…
本日、店長がラブライブのfinal LIVEのチケットに当選したようです』
にこ「……」
にこ「ぬ わ ぁ ん で よ !!!!!」
【奇】 〜〜〜
(近くのスマホを手に取りポ○モンGOを始める、タモリ)
「どうしてこんなものが流行ったんですかねぇ、そもそも本当に流行っていたのでしょうか…」
「ニュースに取り上げられていたから、ブームと言っていたからという理由で始めていたあなたは要注意です」
(手元のスイッチを押すと周りの電気端末の電源が全て切れる)
「メディアはどんなことでもニュースに出来ます…注意しましょう」
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