0002名無しで叶える物語(ルーマニア)垢版 | 大砲2017/10/13(金) 18:28:46.23ID:8r4YmyVC 雲から金色が滴り、山肌にはっきりと陰影が浮かぶ。 「私と、付き合って下さい」 金木犀の香りのように甘い酸っぱい声で、彼女は言う。 胸に殴られたような衝撃が走る。澄んだ空高くまで響き渡る無音。たった一言、一言にどれだけ強い力があるのかと思い知らされる。