果南「松浦果南と高海千歌を同じにするなって感じですよ、こっちとしては」
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千歌「えー!? いいじゃーん」
千歌「ほらほら、たまには果南ちゃんがチカに甘えてよー」
果南「無理無理。千歌のようになんて恥ずかしくてできないよ」
千歌「じゃあ私っていつも恥ずかしいってこと!?」
果南「そうじゃなくて。ほら、千歌はそういう性格で」
果南「おまけにお姉さんがふたりいて自然とそういうふうにできるけど、私は――」 千歌「だったら練習すればいいよ」
果南「へ?」
千歌「うちにしばらく泊まり込んでさ。志満姉や美渡姉、そして私に甘えようよ」
果南「ていうか、何で甘えさせようとするの?」
千歌「だって、私Aqoursのリーダーだもん」
果南「?」 千歌「リーダーはメンバーを包み込む、ほーよーりょくが必要だって聞いたんだー」
果南「つまり、千歌は自分のために私を利用したいわけだ」
千歌「り、利用なんて人聞き悪いよ」
果南「それは冗談として。そういうことならもっと適任がいるんじゃない?」
果南「それこそマルとかルビィとか」 千歌「ちっちっち、分かってないなあ」
千歌「メンバー随一のほーよーりょくを持つと定評のある果南ちゃんが相手だからこそだよ」
千歌「私が果南ちゃんを甘やかせば、チカがAqoursナンバーワンのほーよーりょくってこと」
果南「そういうもんかな?」
千歌「そういうもんだよ」 果南「うーん、でもやっぱり――」
千歌「いいから甘えてよー!」
千歌「甘えて甘えて甘えてーーー!」ジタバタ
果南「ああもう、分かった、分かったから大声出さないで」
千歌「わーい!」
果南「ハァ、それじゃおじいに言ってくるね。しばらく千歌の家に泊まるって」
千歌「強化合宿なのだー」 千歌「ただいまー」
果南「お邪魔しまーす」
志満「あら、いらっしゃい」
千歌「果南ちゃん、しばらくウチに泊まるから」
志満「そうなの、じゃあお部屋用意しないと」
千歌「いいのいいの。果南ちゃんは私の部屋で寝泊まりするから」
果南「そうみたいです」
美渡「おお果南。お久しぶりぶりざえもんじゃーん」
果南「こんにちは」 〈千歌の部屋〉
千歌「果南ちゃんはベッドがいい?」
果南「ううん、床でいいよ」
千歌「ブー!」
果南「え?」
千歌「これは甘え合宿だよ!」
果南「うん、それで?」 千歌「わがまま言わなきゃダメじゃん!」
果南「わがままと甘えは違うような……」
千歌「細かいことはいいの」
果南「でも、どうすればいいの?」
千歌「それはもちろん」 千歌「『チカぁ///果南にベッド譲ってぇ///』って感じで」
果南「……」
千歌「はい!」
果南「///」
果南「無理、できない」
千歌「できないって言わない!」
果南「でもぉ」 千歌「早く早く」
果南「ああもう分かったよ」
果南「チカァ、私にベッドゆずってぇ///」
千歌「うーん」
果南「ダメ?」 千歌「ダメってわけじゃないけど…」
果南「けど?」
千歌「何か違和感があるんだよね」
果南「だから言ったじゃん」
千歌「ねね、もう一回」
果南「えー」 千歌「お願い」パン
果南「分かったよ」
果南「チカァ、私にベッドゆずってぇ///」
千歌「あ、今度は譲りたくなった」
果南「え?」 千歌「果南ちゃん、意外と甘え上手なんじゃない」
果南「やめてよ、恥ずかしい」
千歌「恥は捨てないと!これは甘え合宿だよ!」
果南「うーん、まあそうだね」 果南「で、千歌は本当にベッド譲るの?」
千歌「うん!」
果南「じゃ、お言葉に甘えようかな」
千歌「私は床で寝るね」
果南「大丈夫?」
千歌「もちろん!」
果南「ありがと、千歌」
千歌「リーダーなら当然なのだ」 果南「あ、そうだ」
千歌「どうしたの?」
果南「やっぱり床で寝るのは千歌がかわいそうだから」
果南「コホン」
果南「チカァ、私と一緒のベッドで寝よぉ」
千歌「!///」 千歌「か、果南ちゃん!?」
果南「いいじゃん、昔はよく一緒のベッドで寝たでしょ?」
千歌「で、でも…」
果南「おねがぁい」
千歌「///」 千歌「もう、果南ちゃんは甘えんぼなんだから」
果南「どう?結構いい生徒でしょ?」
千歌「うん!」
果南「この調子で包容力を身につけて、立派なリーダーになってね」 千歌「なれるかなあ」
果南「コラ、ならなきゃ私が頑張っている甲斐がないでしょ」
千歌「う、うん、そうだね。頑張るよ」
果南「ふふ、いい子いい子」ナデナデ
千歌「えへへ、果南ちゃ〜ん」スリスリ
千歌「――って、私が甘えちゃだめだよ!」 《夜》
千歌「じゃ、お休みなさーい」
果南「お休みなさい」
千歌「……」
果南「……」
千歌「ねえ果南ちゃん」
果南「ん?」 千歌「思ったより密着してるね」
果南「そうだね」
千歌「ごめんね、狭いベッドで」
果南「ふふ、全然狭くないよ」 果南「じゃあ千歌、レッスン1だよ」
千歌「え?」
果南「私のことを思いっきり甘やかしてね」
果南「チカ…」
果南「ハグ…して…」 千歌「ハグぅ!?」
果南「そ」
千歌「できるかなあ」
果南「さ、思いっきり」 千歌「えい」
ハグ
果南「あはは、いい感じだよ、千歌」
千歌「何か恥ずかしいなあ」
果南「だめだめ、恥ずかしがらない」
千歌「いつも果南ちゃんからしてもらってたから」
千歌「ちょっと新鮮な感じ」
果南「私も、千歌にハグされて同じ気分」 ・
・
・
千歌「zzz」
果南「千歌ってば、ずっとハグしたまま寝ちゃったよ」
果南「これじゃあ私が甘やかしてるみたい」
果南「ふふ、まあいいか」
果南「お休み、千歌」ギュ なんだここは?
ここがHAPPY PARTY TRAINの終点か? 今までこのよさに気づかなかった自分の人生を反省したい 〈翌日〉
千歌「ふわあ」
果南「zzz」
千歌「あれ?なんで果南ちゃんがベッドに?」
千歌「…あ、そっか、甘え合宿だっけ」
果南「ん……」パチ
千歌「あ、おはよう、果南ちゃん」
果南「おはよう、千歌」 千歌「ごちそうさまでした」
果南「ごちそうさまでした」
千歌「ねね、今日はどうする?」
果南「ショッピングにでも出かけようか」
千歌「いいね、賛成」 千歌「ふう、いっぱい洋服買っちゃった」
果南「私も」
千歌「そろそろお腹すいてきたね」
果南「もう昼過ぎだもんね」
千歌「あ、あそこのファミレス入ろうよ」
果南「うん、そうしよう」
イラッシャイマセー
千歌「果南ちゃん何にする?」
果南「ハンバーグにしようかな」
千歌「じゃあ私はこのステーキにしよ」 ・
・
・
オマチドウサマデース
千歌「うわあ、おいしそう」
果南「こっちもだよー」
千歌「いただきまーす」
果南「うん、おいしい」
千歌「ほんとだね」
果南「あ、そうだ千歌」
果南「ここでも甘えてみようか?」
千歌「え?」
果南「チカァ、あーん」
千歌「か、果南ちゃん///」
果南「私だって恥ずかしいんだよ」
果南「でもこれも千歌のためだと思って」
千歌「私のため…」
千歌「うん、分かった!」
千歌「はい、果南ちゃん、あーん」
果南「あーむ」
果南「……」モグモグ
果南「うん、いいお肉」
千歌「果南ちゃん私にも」
千歌「あーん」
果南「はい、どうぞ」
千歌「……」パク モグモグ
千歌「うーん、おいしい!」 〈夜〉
果南「ねえ千歌」
千歌「なに?」
果南「一緒にお風呂入らない?」
千歌「お風呂?」
果南「そ」
千歌「うん、いいよ」 カポーン
果南「いいお湯だねー」
千歌「そうだねー」
果南「あ、そうだ千歌。ここでも甘えてみようか」
千歌「なになに」
果南「私の背中ごしごしして」
千歌「おっけー」
果南「こうやってもらうのも久しぶりだね」
千歌「そうだね、小さい頃はよく一緒に入ってたけど」
果南「これからは毎日入りたいなあ」
千歌「ちょ、ちょっと果南ちゃん」
果南「いや?」
千歌「いやじゃないけど」
果南「しょうがないよ、これは甘え合宿なんだから」
千歌「そ、そっか、甘え合宿だもんね」 〈3日後〉
果南「ふう、甘えた甘えた」
千歌「私も結構甘えられた気がする」
果南「それじゃあ合宿はひとまず終わりでいいかな」
千歌「え?」
果南「合宿で培った包容力を、みんなにも見せるんだよ」
千歌「う、うん」
千歌(なんだろう、終わってほしくないような)
果南「それじゃ、じゃあね」
千歌「うん、また明日ね」 《翌日》
千歌「あ、果南ちゃんだ」
千歌「おーい、果南ちゃ――」
果南「ルビィはかわいいなあ」スリスリ
ルビィ「ど、どうしたんですか?」
果南「ねえルビィ、ハグしてぇ」
ルビィ「か、果南さん///」
善子「ちょっと、どうしたのよこれは」
花丸「果南さんが急に甘えん坊になったずら」
果南「ルビィ、早くぅ」
果南「次は善子に抱いてもらうんだから」
善子「んな!?」 千歌「ちょっと果南ちゃん、何やってるの!?」
果南「ああ、千歌」
果南「いやさ、甘えるのも結構癖になってきて」
果南「せっかくだからAqoursの下級生たちに甘えようかなって」
千歌「そ、そんな」
千歌「そんなのダメ!」
果南「千歌?」
千歌「果南ちゃんはいつもの通りお姉さんでいて」
果南「まあいいじゃんたまには」
果南「反対する理由もないでしょ?」
千歌「それはそうだけど…」
千歌(何だろう、でも果南ちゃんにはチカだけに甘えてほしい) |c||♯`.-´|| あくあくあくあくAqours 果南「曜、ハグぅ」
曜「わわ、どうしたの果南ちゃん」
果南「ハグしてぇ」
曜「何かよくわかんないけど――はい」ハグ
千歌「……」イライラ
梨子「ち、千歌ちゃん、なんか怒ってない?」
千歌「え、べつにー」
果南「梨子もハグぅ」
梨子「か、果南さん///」
千歌「……」イライラ 曜「甘え合宿?」
果南「そう、千歌を包容力あるリーダーにするためにやったの」
果南「それで私が甘えてたんだけど」
果南「なんか甘えるのが癖になってきてさ」
梨子「そうだったんですか」
曜「でも、こういう果南ちゃんは新鮮だよね」
梨子「確かに」
千歌「もう恥ずかしいからよしなよ果南ちゃん」
果南「ええ?そうかな?」
千歌「そうだよ」
果南「まあこれもAqoursメンバーとの交流だと思って」
果南「もうちょっと続けてみるよ」 鞠莉「なにを続けるの?」
果南「わ、鞠莉」
・
・
・
鞠莉「あら、それなら果南は私にも甘えていいんじゃない」
果南「同級生に甘えるのはさすがに恥ずかしいよ」
鞠莉「残念ね」
鞠莉「オウ、それなら私が千歌っちに甘えるわ」
千歌「え?」
鞠莉「合宿で培った包容力、発揮してね」
鞠莉「ちかっち〜♡」スリスリ
千歌「ちょ、鞠莉さん」
鞠莉「早く甘やかしてよ〜」
千歌「わ、分かりました」 千歌「はーい、よしよし」ナデナデ
鞠莉「はあ、気持ちいいわ〜」
千歌(私が他の人を甘やかしているのを見て)
千歌(果南ちゃんはどう思っているのかな?)
果南「あはは、その調子だよ千歌」
千歌(やっぱり何とも思ってないみたい)
千歌(私が変なだけなのかなあ)
千歌(でも果南ちゃんが他の人に甘えているのを見たら)
千歌(どうして私の胸は痛むんだろう) 千歌「じゃ、じゃあ次は果南ちゃんが来て」
果南「え?」
千歌「ほら、包容力を見せるから」
果南「私はいいよ。合宿でいっぱいやったでしょ」
千歌「え……」
果南「マルやルビィに甘えてもらいなよ」
花丸「お、オラですか!?」
ルビィ「ち、千歌ちゃんに///」
千歌「じゃ、じゃあ二人ともきて」
曜「お、千歌ちゃんやる気満々だね」
梨子「頑張って千歌ちゃん。花丸ちゃんやルビィちゃんも」
千歌「う、うん」
千歌(果南ちゃんのバカ…) しょうこいんめつふうでまたきれーに そうじして って わざとのこした ななめまえのよごれと? どうかな わりあいでかんがえたら
たとえにならないね
かいだんあがってすぐも そうじおこたってたかな あとへんな とりょうかな せんざいなのかなあんないろのせんざいって といれたんくにいれるのっぽいけど
あーぴーぽーだ まえすごいぴーぽーはしってたかなイそうまえ 《翌日》
果南「もう1回甘え合宿?」
千歌「うん」
果南「もう必要ないんじゃない?」
千歌「ううん、私、まだまだほーよーりょくが足りないって思い知らされたの」
千歌「そこで果南ちゃんにまた教わりたいなって」
千歌(これなら果南ちゃんはまた私に甘えてくれる)
果南「しょうがないなあ。じゃあ準備してくるね」
千歌「ありがとう、果南ちゃん!」 千歌「ねえ果南ちゃん」
果南「ん?」
千歌「ちょっと趣向を変えてみない」
果南「というと?」
千歌「私がお姉ちゃんで、果南ちゃんが妹ってのはどう」
果南「なにそれ、ちょっと面白そうかも」
千歌「でしょでしょ」
千歌「ね、妹は姉に甘えてくるものだし」
果南「それは千歌の場合のような」
千歌「じゃ、早速スタートね、果南ちゃん」
果南「うん、千歌お姉ちゃん」
千歌「///」
千歌「もう一回言って」
果南「? 千歌お姉ちゃん」
千歌(いい///) 千歌「さ、寝よう」
果南「お休み、お姉ちゃん♪」
千歌「う、うん///」
千歌「……」
果南「……」
千歌「ねえ、果南ちゃん」
果南「ん?」
千歌「お願いがあるんだけど」
果南「なに?」
千歌「私以外の人には甘えないでほしいの」
果南「え、どうして?」
千歌「だってほら、他のみんなが果南ちゃんを甘やかして」
千歌「ほーよーりょくを身につけちゃったら」
千歌「私のほーよーりょくが効かなくなっちゃうかもでしょ」
果南「うーん、確かに」
千歌「だからね――」
果南「うん、分かった」
果南「自分でもやっぱり柄じゃないって思ってたし」
千歌「ありがとう」
千歌(やった、これで果南ちゃんはチカだけに甘えてくれる///) _
, ´/ > 、
/___/ ヽ \
ノニ二二ニニ=- 、 } ヽ
, イ,,____ ` 、 ` 、 ヽ
==´ / / /| ∧ ̄/ヽ 、 ` ミ}}
\ | | / ̄、 | )/-‐ヽ ∧>、 \
\Vヽ/z= ヽ z=、}ノ }/ヽ }\ ヽ
|/ んハ 心ハ ヽ / } 〉〈 |__)ノ
}` 弋ソ 弋ソ 》 ,' ( ) i
( , , , , '⌒ヽノ_/
\ △ __ノ}\_} ほしゅだよ
V >=------< リ /ー/
ヽヽノ、 ̄ X  ̄ ノ、_/ /
/ マ  ̄  ̄ ヽ
i /マ 、 ヽ
/ / マ -==、 i ヽ
/ / マ {{ _ }} ヽ
i i マ `ー " i ヽ
/ / マ i i
/ / マ _入 ヽ
\i マ、}、 }ヽ
(_ヽ 、____ ノV∧ー }ノ
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