ルビィ「今日もアイス盗もーっと!」
レス数が1000を超えています。これ以上書き込みはできません。
イラッシャイマセー
ルビィ「◻︎ーソンに来たよ!」
ルビィ「さあて、今日はどのアイスを盗もうかな〜?」
>>3
1.「もちろんハーゲンダッツ!」
2.「今はガリガリ君の気分かな〜」
3.「スーパーカップ食べたい!」
4.「パピコパピコ!」
5.「やっぱり、万引きなんてよくないよね…」 ルビィ「スーパーカップ食べたいな〜!よーし、スーパーカップに決めた!」
ルビィ「んー。アイスケースには10個くらい入ってるね」
ルビィ「何個取ろうかな〜?」
下1のコンマ一桁(0は10で)
盗むスーパーカップの数 ルビィ「5個くらい盗もーっと!」ソソクサ
スーパーカップ×5 Get!
ルビィ「スーパーカップをカバンの中に入れてっと………」
>>9「…?」
(Aqoursメンバー、もしくは店員で) 店長「あの…?」
ルビィ「!?」
店長「今、スーパーカップをカバンに入れましたよね…?」
ルビィ「な、何のことですか…」オドオド
店長「カバンの中、見せてもらえますか?」
ルビィ(やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい)
ルビィの行動
>>11
1.素直にカバンを見せる
2.逃げる
3.攻撃してから逃げる
4.店内に隠れる
5.発狂する ルビィ「こ、こうなったら…」
ルビィ(カバンを振り回した遠心力でこの人の顔を殴る!)
ルビィ「うわあああ!」ブンブン
店長「痛っ!?」
ルビィ「今のうちに逃げルビィ!」
店長「ま、待てぇ!」
ルビィ(このまま、店の外に…!)
店長「おいバイト!万引きだ!マニュアル通りに…!」
バイト「は、はい!」ビュン!
ルビィ「ぴぎぃ!?カラーボール…!?」
下1
コンマゾロ目でカラーボール回避 ルビィ「ぴぎゃあ!?」ベチャ!
ルビィ(み、店の外に逃げなきゃ…!)
店長「くくく…もう逃げられんぞ!さあ、バイト!万引き犯を追え!」
バイト「は、はい!」
ルビィ(外に出たけど………これからどうしよう!?)
バイト「こらー!待てー!」
ルビィ「!?」
ルビィ(と、とにかく!すぐ逃げなきゃ!)
>>19
1.「自慢の脚力で逃げルビィ!」
2.「自転車パクって逃げルビィ!」
3.「盗んだバイクで逃げルビィ!」
4.「車を盗んで逃げルビィ!」 ルビィ(自転車…車……否!バイクで逃げよう!)
ルビィ(ちょうど駐車場に大型バイクが置いてる!ラッキー☆)
ルビィ「お兄さん!バイクの鍵かして!」
ヤンキー「あぁ?てめー何言って…」
ルビィ「ぴぎぃ!!」ブンブン
ヤンキー「ぐあっ!?」
ルビィ「ごめんね!バイク借りてくよ!」
ヤンキー「て、てめー…!覚えてやがれよ…!!」
大型バイク Get!
ルビィ(アイスが溶ける前に帰らないと…!)
ガチャ!!
ブンブンブンブン!!!
ルビィ「とばすよー!」
ブロロロロロロロロロ..!! ここまで罪を重ねておいてアイスが溶けるかどうかが一番大事なのかよ ルビィ「うわ、運転難しい…。交差点で曲がれないよぉ〜!!」ブロロロロロロロロロ!!
ルビィ「これから、どこに行こう…。どこまで逃げれば大丈夫かな…?」ブロロロロロロロロロ!!
>>27
1.家まで走らせる
2.どこかで停まる
3.風になる この短時間で窃盗、傷害、無免許、速度超過するルビィちゃん >>27
窃盗どころか事後強盗にランクアップしてる…
事後強盗、更に強盗、無免許、速度超過 ブロロロロロロロロロ!!
ブンブンブン..!!!
ルビィ「ルビィ……風になってるよ…」
ルビィ「気持ちいい…。この感覚、癖になりそう…♡」
ルビィ「あ、前をパトカーが走ってる…」
ルビィ「まあいいや。ルビィは今、風なんだ…。もう何も怖くないよ」
警察「あのバイクに乗ってる女、カラーボール付けられてるじゃないか…!万引き犯か!?」
警察「そこのバイク!止まりなさい!」ファンファン
ルビィ(来たね…。でも、ルビィのスピードについて来れるかな…?)
ブンブンブン..!!!
ルビィ「エンジン全開ぃ!」ブロロロロロロロロロ!!
下1
コンマ奇数で逮捕 現行犯逮捕さえされなければ黒澤家の力でなんとかなる 300km/h
ルビィ「ルビビビビビィィィ!!!」ブロロロロロロロロロ!!
警察「なんだと!?いくら田舎だからといって、公道であんなスピード出す奴があるか…!」
ルビィ「もう誰も、私を止められないよ!」
ルビィ(このまま高速乗っちゃおうかな…?)
>>
1.「北海道まで走ルビィ!」
2.「東京まで走ルビィ!」
3.「大阪まで走ルビィ!」
4.「博多まで走ルビィ!」
5.「やっぱり家に帰ろうーっと」 ルビィ「アイスのこと忘れてた…。お家帰ろうーっと」
ルビィ「もう警察は撒いたかな?じゃあ家まで走ろう」
ルビィ(いつの間にか、バイクの乗り方覚えちゃったみたい)
ルビィ(こうやって………身体ごと傾けたら曲がれるんだね!)
ブロロロロロロロロロ!!
ルビィ(ここから家までの道は…、まあ走ってれば知ってる場所に出られるよね!)
下1
コンマ偶数で迷子
奇数で無事帰宅 ルビィ「えーっと、この道を曲がって…」
ルビィ「ここは………右かな?」
ルビィ「あれ?ここ、さっきも通ったような…」
ルビィ「………」
ルビィ(もしかして…)
ルビィ「ルビィ、迷子になっちゃった…!?」
ルビィ「携帯も家に置いてきたし、連絡手段がない…」
ルビィ「どどどどうしよう!」アワアワ
>>44
1.「だ、誰かに道を聞こう!」
2.「構わない!走れば道は開ける!」
3.「溶けちゃうからアイス食べよーっと」
4.「うゅうゆぅゅう!?!!?!!(パニック)」 ルビィ「この辺にバイク停めて…」
ルビィ「スーパーカップ!食べよ〜♪」
モグモグ..
スーパーカップ×4
ルビィ「遠くでパトカーのサイレンが聞こえる…」
ルビィ「ここ、閑静な場所だなぁ〜。音が何もないや」
ルビィ「……なんだか静かすぎて不安になってきた…。秋風が肌を撫でて、気味が悪い…」
>>46
1.「早く帰ろう!」
2.「もうちょっとここでくつろごう」
3.「もっとアイス食べよう!」 ルビィ「もうちょっとここに居ようーっと」
ルビィ「アイスはまだ残ってるけど…すぐには溶けないみたいだし、すぐに帰らなきゃいけない理由もないよね」
ルビィ「………」
ルビィ「なんか、眠くなってきたな…」
ルビィ「………」
>>50「ルビィ…?」 鞠莉おばさん「ルビィ…?」
ルビィ「…?」
ルビィ(誰だろう…。金髪で、顔のシワがよく似合うような、綺麗なおばさん…)
鞠莉「……おかしいわね。ルビィが、こんな所にいるわけがないのに…」
ルビィ「え、おばさんはルビィのこと知ってるんですか…?」
鞠莉「!!」
ルビィ(それにしても…。この人、どこか鞠莉さんに似てるような…)
ルビィ(でも鞠莉さんと違って、髪はボブヘアーだし…)
ルビィ(私のこと知ってるってことは、鞠莉さんのお母さんかな?)
鞠莉「………まさか、いや…。そんなこと……」
ルビィ「あの…?」
鞠莉「……ねえ。あなた、もしかして………ルビィ、なの…?」
ルビィ「うん…。そうですけど…」
鞠莉「」ギュッ!
ルビィ「!?」
鞠莉「ルビィ…!ルビィ………!!」
ルビィ「え…?ど、どうしたんですか…!?」
鞠莉「………よかった…!生きてたのね…!!」
ルビィ「え…?」 鞠莉「ルビィ!ルビィぃ…!」ギュウウウ
ルビィ「く、苦しい…」
鞠莉「あ…ごめんなさい!久しぶりにルビィに会えたのが、嬉しくて…つい…」
ルビィ「え…。あ、あの。話が見えないんですけど…、あなたは鞠莉さん…なんですか?」
鞠莉「そうよ。ふふ、おかしいわね。まるで未来の私に出会ったみたいな言い草じゃない?」
ルビィ(この人が鞠莉さん…?なんだか、すごい老けたような気がする…。いや、老けてるよね…?)
鞠莉「……それにしても…。ルビィ、昔と全然変わってないわね?面影も高1の頃のまま…」
鞠莉「………」
ルビィ「ま、鞠莉さん…?」
鞠莉「あ…。ねえ、ルビィ…。あなたは今、何歳なのかしら?」
ルビィ「この間誕生日を迎えたから、16歳だよ」
鞠莉「っ!?」
ルビィ(鞠莉さん、排水口にゴキブリの死骸があった時みたいに目を見開いてる…。何をそんなに驚いてるのかな…?)
鞠莉「ねえ、ルビィ…よく聞いて。これは確信もないし、私自身、とても信じられない話だけど…」
鞠莉「あなた…、たぶん過去からタイムスリップしてきたのよ」
ルビィ「た、タイムスリップぅ!?」
鞠莉「ええ。ここはルビィにとって、未来の世界…。下2 年後の内浦よ」 あーこれはアレだわ
時間の歪みにはまった感じのアレだわ ⌒°(; °ω°)°⌒ 30年後っ!?
ノξソ´/ω\`ハ6(48) そうみたいデェス 早く書かないと>>77のケツにお前のアイスのスプーン突き刺すゾ♂ 30年後の未来
ルビィ「………」
鞠莉「まだ、気持ちの整理がつかない?」
ルビィ「うん…。ここが未来だなんて言われても、信じられないし…。訳がわからないもん…」
鞠莉「私もよ。まさか30年前の…高校一年生のルビィが、道の真中に座り込んでるなんて…。そんなの信じられる?」
ルビィ「………」
ルビィ(30年後の未来…?なんでルビィ、未来に来ちゃったの…)
ルビィ(それにここ、本当に内浦の町なのかな…?)
ルビィ(この30年間、この世界にはどんな時間が流れたんだろう…)
鞠莉「混乱してることだろうけど…、とりあえずは『今』の世界のことを知っておいた方がいいわ」
鞠莉「知りたいことがあるなら、この私に何でも訊いて?」
ルビィ「う、うん…」
>>84
1.「ルビィはこの30年間、何をしていたの?」
2.「この30年で、内浦は何か変わった?」
3.「30年の間、何か大きな事件とかあった?」 >>59
排水口にゴキブリの死骸があった時のようなって表現怖すぎ ルビィ「ルビィはこの30年間、何をしていたの?」
鞠莉「っ!」
ルビィ(鞠莉さん、黙っちゃった…。靴の中にゴキブリを見つけた時みたいに顔面蒼白になってる…)
鞠莉「………私が最後にルビィと会ったのは…そうね。ちょうど30年前になるのね」
ルビィ「え…」
鞠莉「ルビィはある日突然、いなくなったのよ。高校一年生の冬休み…。ルビィは、行方不明となったわ」
ルビィ「………な、なんで…?なんでそんなことになったの…!?」
鞠莉「わからないわ…。でもね、行方不明になる数日前から、ルビィに関する嫌な噂は耳にしていたわ…。もしかしたらそれが関係してるかも」
ルビィ「噂…?」
鞠莉「ええ…。その噂っていうのは………」
>>91
1.「ルビィが、危ない人たちと関係を持っていたって…」
2.「ルビィが、夜な夜なバイクで暴走してるって…」
3.「ルビィが、遺書を書いてたって…」 今ライブ無くなって気持ち沈んでるからな
続き頼むよ 鞠莉「ルビィが、危ない人達と関係を持っていたって…」
ルビィ「ぴぎぃ!?ルビィ、ヤクザと交流してたの…!?」
鞠莉「そんな大物じゃないわ。精々、町にいるヤンキー達よ」
ルビィ「や、ヤンキー…」
ルビィ(そういえば、ルビィの隣に横たわってる大型バイク…。これってヤンキーから盗んだ物なんだよね…)
鞠莉「これは噂に聞いた話だけれどね…?30年前の12月くらいから、ルビィは地元のヤンキー達とよく会うようになったそうだわ」
鞠莉「そのヤンキー達とどういう関係だったのか、ルビィが行方不明になったのはヤンキーが関与しているのか。結局それは、30年経った今も分からずじまいよ」
ルビィ「そっか…。ルビィは危ない道に逸れてたんだね…?」
鞠莉「……否定はしないわ」
鞠莉「他に聞いておきたいことはある?」
ルビィ「それじゃあ………」
>>99
1.「この30年で、内浦は何か変わった?」
2.「30年の間、何か大きな事件とかあった?」 ルビィ「この30年で、内浦は何か変わった?」
鞠莉「ええ、変わったわ。30年という時間はこの町を…、この国を、大きく変えたわ」
ルビィ「そうなの…?見た所、やっぱり人が全然いない田舎って感じだけど…」
鞠莉「ここはね。でも沼津の方に出れば、30年という時間を体感することができると思うわ」
鞠莉「それほど…、世界は変わったのよ」
ルビィ「そうなんだ。ねえねえ!30年後の未来ってどんなところなの?」
鞠莉「んー、そうね………」
>>102
1.「民間人でも宇宙に行ける時代よ」
2.「医療技術が発展して、どんな病気でも完治できる時代よ」
3.「殺人ロボットが街中を徘徊する時代よ」 鞠莉「民間人でも宇宙に行ける時代。………人類は、宇宙に飛び出したのよ」
ルビィ「す、すごいね!もしかして月とか火星とか行けちゃうの!?」
鞠莉「ええ。今はまだ宇宙船で数年旅行できる程度だけれど、いずれは一般人でも月や火星に永住できるようになるかもしれないわね」
鞠莉「なんでも、既に月にホワイトハウスを建設しているって噂も耳にするわ」
ルビィ「ほわ〜、これが未来なんだね…!技術の進歩ってすごいね…!!」
鞠莉「そうね…」
鞠莉「………でもね。人類は宇宙開発を早急に進めなければいけないような、切迫した状態にあるの」
ルビィ「どういうこと?」
鞠莉「ルビィが知らない30年…。この間に、とんでもない事件が起きたわ…」
ルビィ「事件って…?」
鞠莉「それはね………」
>>106
1.「世界各国を、巨大地震が襲ったわ…!」
2.「隕石が地球に衝突し、大陸が一つ消滅したわ…!」
3.「核を巡る第三次世界大戦が勃発したわ…!」 アイス万引きからの事後強盗がどんどん壮大になっていく… カラーボールをぶつけられたから服を脱ぐ的な展開かと思うたのになにこの壮大さ 鞠莉「隕石が地球に衝突し、大陸が一つ消滅したわ…!」
ルビィ「!?そ、そんな…!」
鞠莉「消滅…というより、壊滅したというべきかしら?」
鞠莉「そして、その隕石の衝突によって地球の環境はがらりと変わってしまったの」
鞠莉「まあ細かい話を端折ると、要するに地球はどんどんと人が暮らせない環境になりつつあるのよ」
ルビィ「嘘…。それじゃあ、人類は絶滅しちゃうの…!?」
鞠莉「そうならないよう、宇宙開発を進めて他の星への移住計画を遂行しているところよ」
鞠莉「でも…、人類もそう長くはないでしょうね」
ルビィ「うぅ…。未来が、こんなことになってるなんて…」
鞠莉「ごめんなさい。過去から来たルビィには、希望ある未来を見せてあげたかったんだけれどね」
ルビィ「………ねえ、鞠莉さん」
鞠莉「何かしら?」
ルビィ「お姉ちゃんは………お母さんやお父さん、……Aqoursのみんなは…?」
鞠莉「………」
ルビィ「みんな、生きてるよね…?」
鞠莉「……どうかしら。もうほとんどのメンバーとは10年以上疎遠になってるから…わからないわ」
ルビィ「……… 鞠莉「それにしても驚いたわ。まさか30年前のルビィがタイムスリップしてくるなんてね…。長生きするものね」
ルビィ「あ…。忘れてたけど、どうしてルビィは未来に来ちゃったんだろう…?」
鞠莉「なにか思い当たることはない?タイムマシンに乗ったとか、デロリアンで時空を超えたとか?」
ルビィ「うーん…」
鞠莉「ここに来る前のことを思い出してみれば、タイムスリップの原因が分かるかもしれないわ」
ルビィ「ここに来る、前のこと…」
ルビィ「◻︎ーソンでスーパーカップを万引きして、カラーボールをぶつけられて、ヤンキーから大型バイクを盗んで…」
ルビィ「バイクで風になって、警察とチェイスして、迷子になって、仕方ないからアイスを食べて…」
ルビィ「……と、こんなところかな。ルビィはいつ、タイムスリップしてたんだろう?」
鞠莉「なんとも言えないけれど…。何かがきっかけで過去に戻れるようになるかもしれないわね」
ルビィ「うん。早く過去に戻らないと、みんな心配しちゃうもんね。頑張って原因を探してみるよ!」
鞠莉「ええ、私も応援するわ」 鞠莉「…………だけど、行方不明になる数ヶ月前のルビィがここに来たのも、偶然とはおもえないのよね…」
ルビィ「ん?何か言った?」
鞠莉「いいえ。……それよりルビィ。あなたのカバンには何が入っているの?」
ルビィ「えっとね…。スーパーカップが4つだよ。触った感じだと、まだ溶けてない!」
鞠莉「スーパーカップ…。ああ、ルビィの好きなアイスね。懐かしい」
ルビィ「未来にはスーパーカップなくなってるの…!?」
鞠莉「隕石騒動のせいで、日本でも多くの企業が潰れたわ。不安が不況を煽る、ドミノ倒し的にね」
ルビィ「そっか…。悲しいね…」
鞠莉「うつむかないで。……ほら、行きましょう」
ルビィ「行くって、どこに…?」
鞠莉「もちろん私の家よ。未来の内浦に、泊まる当てもないでしょ?」
ルビィ「………」
ルビィ(ということは、黒澤家は、もう…)
鞠莉「あのバイク、ルビィの?」
ルビィ「うん。盗んできたの」
鞠莉「当然のように言うのね…」
ルビィ「そうだ。鞠莉さんの家までバイクで走ろう!ルビィこれでもライダーのレベルは高いからね!」
鞠莉「ふふ。じゃあお任せしようかしら?」
ルビィ「うん!任せて!」
ブンブンブン..!!
ブロロロロロロロロロ!!! 鞠莉「ねえルビィ。スーパーカップ食べてもいいかしら?」
ルビィ「うん!いいよ!」
鞠莉「お言葉に甘えて」
モグモグ..
スーパーカップ×3
鞠莉「………ずっと気になっていたこと、聞いていい?」
ルビィ「何?」
鞠莉「ルビィの背中…。カラーボールのインクみたいなのがベッタリ付いてるんだけど…。何かあったの?」
ルビィ「……若気の至りだよ」 きっと金髪おばさん(18)と堕天使おばさん(16)の悪ふざけが原因 しれっと大型バイク引き起こしてるルビィちゃんの体力すごいな 2期まであと一週間というところでとんでもねえSSが出てきたな ちゃんと最後まで安価でやって欲しいけど、もうただのSSになるのか… 乙銀行!
青春が暴走するこの支配からの卒業SSかと思ったら、とんだスペクタクルSFになってて草
往年の希の金玉マフラーSSを彷彿とさせる急転換ぶりですね
しかし犯罪犯して若い体のまま時効まで逃げ切れたはいいが、人類がピンチになりかけてる未来はイヤだなあ
この辺りを考えさせられるのが単なるバカSSではないかもしれない事もありません
それと選択式の安価は非常に良かったと思います
銀行さんが自分でその後の展開のビジョンを立てた上で選ばせるので、ストーリーの極端な破綻がないのがGodだと思います
あとルビィちゃんが鞠莉さんの反応にいちいちゴキっちを見たのは、旧家である黒澤家には相当出るからだろうなと連想させられます…
まずは銀行さんに期待とコンバットを送るのでこれからも頑張って下さい! これ北陸か?久しぶりにみた
確かに金玉マフラー思い出したわ ルビィ(前回までのお話!)
ルビィ(………というより、頭がパンクしそうなので話の整理をつけていきたいと思います)
ルビィ(今日、ルビィはなんと、30年後の未来にタイムスリップしてしまいました!)
ルビィ(そしてそこに居たのはなんと!30年後の鞠莉さんでした。幼さの抜けた鞠莉さんは、四十うん歳なのにとても綺麗です。(鞠莉さんの本当の年齢を言うと怒られちゃいます…))
ルビィ(鞠莉さんの話によると、未来の地球ではサードインパクトが起きて、人が住めない星になってしまったそうです…)
ルビィ(でも、鞠莉さんや他の人は普通に内浦で暮らしてるみたいです。そのことについて質問すると………)
鞠莉『宇宙に逃げた人は多いわ。でもね、私みたいに地球に留まることを決断した人もいるのよ』
ルビィ(……とのこと。人類が滅ぶのは間近だって言ってたけど…、どうすることもできないのかな…?) ルビィ(そしてルビィは、この世界にはもう居ないそうなんです…)
ルビィ(なんでも、高校一年生の冬休みに、ルビィは行方不明になるそうです…)
ルビィ(つまり、私はあと2ヶ月足らずで………。うぅ、考えただけでゾッとします…)
ルビィ(私が居なくなった後、お母さんやお姉ちゃん達はどうしたのでしょうか?Aqoursのみんなは?)
ルビィ(まだまだ分からないことは多いけど…。今日のところは、硬いベッドの上で身体を休めたいと思います………)
ルビィ(あ、そうそう。今のルビィの状態も、改めて思い出しておかないと!)
ルビィ(今のルビィの持ち物は、スーパーカップ3つを入れた手提げカバン(振り回せば凶器になる)と、大型バイクです)
ルビィ(バイクの運転技術は、今日だけでかなり上達したと思います)
ルビィ(それと、ルビィのスカートと脚には、カラーボールの塗料が付けられています)
ルビィ(夜になってから気付いたけど、この塗料、暗いところだと光るんです…。まあ大丈夫だとは思うけど…)
ルビィ(………これで、一応の総復習はできたかな?)
ルビィ(今日はヘトヘトに疲れちゃったので、もう寝ます。おやすみなさい………) ルビィ『………花丸ちゃん。それ、何の本?』
花丸『あ、ルビィちゃん。これはね、タイムトラベルを主題にした小説なんだ』
ルビィ『タイムトラベル?』
花丸『ドラえもんとか、バック・トゥ・ザ・フューチャーをイメージしたら分かりやすいと思うよ』
ルビィ『あー、タイムマシンに乗って過去や未来に行くんだね。ルビィも分かるよ』
花丸『そうそう。でもこの小説の主人公は、とある階段を降りて未来の世界に迷い込んだんだ。
……タイムマシンに乗らずにね』
ルビィ『へー、すごいね』
花丸『そして主人公は、未来の人たちが持つ様々な問題を解決して、元の世界に帰って行く…。そういう粗筋なんだ』
花丸『何度読んでも面白い本ずら〜。ルビィちゃんも読んでみる?』
ルビィ『いや、遠慮しておくね?』
ルビィ『ルビィは、タイムトラベルなんて興味ないし………』 未来生活、二日目。
ルビィ「ん…。暖かい匂い…」
鞠莉「あら、ルビィ起きたのね。ちょっと待っててね?もう朝ごはん出来上がるから」
ルビィ「うん…。鞠莉さんって料理するんだね?」
鞠莉「生きるために勉強したのよ。もう地球には、インスタント食品なんて簡易なものすら無いんだから」
ルビィ「そうなんだ…」
ルビィ(鞠莉さん、エプロン姿が似合ってるなぁ。本当のお母さんみたい…)
ルビィ(……ん?この写真、Aqoursのみんなが写ってる…)
ルビィ「あの。鞠莉さん………」
>>153
1.「鞠莉さんって結婚してるんですか?」
2.「この写真って…」 ルビィ「この写真って…」
鞠莉「ああ、見られちゃったわね…。それはAqoursの写真よ。ルビィも知ってるでしょ?」
ルビィ「うん。何枚か見たことないのもあるけど…」
鞠莉「ルビィも過去に戻ったらいずれ、その写真に写ることになるのよ」
ルビィ「…」
ルビィ(写真、いっぱい飾ってある…。練習中の写真とか、ライブ後の写真とか、みんなで海に行った時の写真とか…)
ルビィ(どの写真も、みんなの笑顔がすごく輝いてる)
ルビィ「これ、3年生も写ってるってことは…」
鞠莉「ええ。30年前のものよ」
ルビィ「30年も手放さずに、ずっと持ってたんだね」
鞠莉「私の人生で、一番楽しかった頃だもの。今でもその写真を眺めながら物思いにふけっているわ」
鞠莉「………さ、ごはんできたわよ!一緒に食べましょ?」
ルビィ「うん!」
ルビィ(未来の地球にはお米がないそうで、代わりに黒い固形物が炭水化物になるそうです)
ルビィ(他にも、カラフルな石?が野菜と共存しています)
ルビィ(早く過去に帰りたいと、ルビィは強く思いました) 「ごちそうさまー!」
鞠莉「ルビィ。過去に戻るまではこの町で暮らすことになるんだから、外の様子を見てみる?」
ルビィ「うん。未来の内浦がどんな風に変わってるのか、見てみたい!」
鞠莉「そう…。ただ、少しショッキングな光景を目にするかもしれないけれど、それでもいい?」
ルビィ「大丈夫だよ。地球がボロボロになってるんだもん、だいたいのことは覚悟できてるよ!」
鞠莉「……分かったわ。じゃあ着替えたら外に行きましょう」
ルビィ「うん!」
鞠莉「服は……私のものだとブカブカなのね?困ったわ…」
ルビィ「大丈夫!昨日と同じ服でも平気だよ!」
鞠莉「そう…?それじゃあ、出発しましょうか」
ルビィ「おー!」 ルビィ(鞠莉さんの家の周りには、他に民家も見当たりません)
ルビィ(そもそも、この一軒家も鞠莉さんの家じゃないそうです。勝手に拝借してるとかなんとか…。犯罪だよね?)
ルビィ「……それじゃ、今日もバイクを飛ばすよー!」ブンブンブン!!
鞠莉「あ、ルビィ。バイクのガソリンは後どのくらい残ってるの?」
ルビィ「え…?見方が分からないよ…」
鞠莉「免許持ってるなら分かるはずよ?……いいわ、私が見る」
鞠莉「……って、もうガソリン切れじゃない!これじゃ隣の家にも辿り着けないわよ!?」
ルビィ「そんな!バイクが使えないなんて…!」
鞠莉「仕方ない、歩いて行きましょう」
ルビィ「うゅ…」 ルビィ「ここが内浦…。町並みは変わってないけど、人が全然いないんだね」
鞠莉「この町に残った人も、ほとんどは死んでいったわ。元々高齢の人が多かったっていうのもあるんだけれどね」
鞠莉「それに加え、医者たちはこぞって宇宙船に乗り込むんだもの。ちょっとした病気でも命に関わることになりかねないのが、今の内浦よ」
ルビィ「それでも、鞠莉さんは宇宙に行かなかったんだね?どうして?」
鞠莉「なんでかしら?……私はこの町に、なんの思い入れもなかったはずなんだけれど…」
鞠莉「………やっぱり、内浦が好きなのかも…。だからこんな町に、いつまでも残っているのかもしれないわね」
ルビィ「うん、きっとそうだよ!内浦の良さを知ってる人はみんなこの町に残ったはずだもん!」
鞠莉「あー、そうね…」
鞠莉「……ルビィ。未来の内浦で、どこか行きたい所はある?」
ルビィ「んーとね。ルビィは………」
>>162
1.「浦の星に行きたい!」
2.「Aqoursメンバーの家に行きたい!」(メンバー選択) ルビィ「浦の星に行きたい!」
鞠莉「……分かった。近くまでならいいわ」
ルビィ「近くまで?中には入れないの?」
鞠莉「色々とあるのよ…。分かってちょうだい」
ルビィ「う、うん…」 浦の星女学院
ルビィ「はあ〜。通学路とか正門とか、昔と変わらないね!」
鞠莉「浦の星は廃校になったけれど、今でもこうして校舎は残っているの」
ルビィ「なんかボロっちくなってるけど、間違いなく浦女だよ!ねえ、中に入ろうよ!」
鞠莉「ダメよ!絶対にダメ!」
ルビィ「な、なんで…?教室とか、ルビィが座ってた席がどうなってるのかとか見てみたい!」
鞠莉「ダメ」
ルビィ「お願い!鞠莉さん…?」キラキラ
鞠莉「仔犬の目をしてもダメ!」
ルビィ「どうしても?」
鞠莉「どうしても」
ルビィ「ぶー!鞠莉さんのケチ!ドケチ!」
鞠莉「ケチで結構。さ、帰るわよ。本当は近くにいるだけでも危ないんだから…」
ルビィ「うぅ…。見たかったな、校舎の中…」
??「………」 ルビィ「次はどこ行こっかな〜?ルビィの家は…」
鞠莉「次は、沼津に行きましょう?」
ルビィ「え、沼津?どうして…?」
鞠莉「この世界の現状を理解するには、街の方に出るのが一番だからよ」
ルビィ「でも…、ここから沼津まで歩いて行くの?やっぱりバイク取ってきたほうが良いんじゃない?」
鞠莉「ガソリンがないんだから、どうしようもないでしょ?」
ルビィ「じゃあガソリンスタンドまで行こう!」
鞠莉「残念ながら、近辺のガソリンスタンドは機能していないわ」
ルビィ「じゃあ車を奪って…」
鞠莉「ルビィ。お願いだからワガママ言わないで…」
鞠莉「人間社会が滅びて、物資も交通手段も無くなった。……それがこの世界なのよ」
ルビィ「………」
鞠莉「……分かってくれた?」
ルビィ「うん…」
鞠莉「いい子ね。さ、歩いて沼津に行きましょう」
ルビィ(……こんな所、嫌だ…。早く過去に帰りたいよ…)
ルビィ(お姉ちゃん…) 沼津駅前
鞠莉「……駅に着いたわ」
ルビィ「っ!?」
ルビィ(駅前…。知らない店はいくつか建ってるけど、外観は何も変わってない)
ルビィ(だけど………)
ルビィ「……鞠莉さん!ここで、何があったの…!?」
鞠莉「何もないわ。災害もテロもなかった。……ただ、人が居なくなっただけ」
ルビィ「人が居ないだけで、街はこんなに廃れちゃうものなの…?」
鞠莉「ええ。誰も手入れをしないんだから、当然こうなるわよね」
ルビィ「そんな…!」
ルビィ(なんでこんなことになっちゃったの…?なんで、なんで…)
ルビィ「なんでみんな、宇宙に行っちゃったの…?」
鞠莉「だからそれは…」
ルビィ「地球が大変なことは分かったけど、それでもみんなで協力しあえば、何とかなったんじゃないの…?」
鞠莉「………何とかしようとした。だけど、それでも、何とかならなかったのよ…」 バイク盗難くらいは犯罪行為じゃない世界になってよかったじゃん まあ世界中がピンチなら石油そのものがMAD MAX2状態でヒャッハー共の奪い合いになってるだろうしな
にしても昆虫食はタンパク源にはなれど、炭水化物はそんなに含んでるとは聞いてないが、
ゴキっちは炭水化物成分が多いのか
炭水化物といえばスーパーカップ×3はまだ溶けてないのか? 日清が開発した近未来ハイブリットフード「ラブカストーン(通称 謎石)」 鞠莉「十数年前…。地球に隕石が衝突したことで、世界は滅んだわ」
鞠莉「首都は麻痺し、人間社会というものは音を立てて崩壊していったの。人が何千年も掛けて築き上げてきた世界は、瞬く間に消滅したわ」
鞠莉「自分たちの世界が崩壊した時、人々はどうなったと思う?」
ルビィ「えっと…。パニック?」
鞠莉「そう、大混乱よ。今思い出しても恐ろしい…阿鼻叫喚の図だったわ」
鞠莉「ネットの崩壊で情報遮断され、根拠のない噂やデマが拡散し、明日には地球が滅ぶかもしれないという不安が蔓延した。
世界は絶望に染め上げられたわ」
鞠莉「……そんな中、どこからかこんな噂が流れてきたの。『NASAには宇宙船がある。宇宙に行けば、人類は存続できる』………ってね」
鞠莉「それが本当かどうかも分からない不確かな噂だったわ。けれど人々はそれを信じ、宇宙に希望を見出したの」
ルビィ「それで、今の状況に…」 鞠莉「………そして、その隕石騒動で、人類は大きく3つに分かれたわ」
鞠莉「一つは宇宙に出た者…。一つは地球との心中を選んだ者…」
ルビィ「……もう一つは…?」
鞠莉「………諦めた者よ」
ルビィ「?」
ウゥ..ウウゥ...
ルビィ「ぴぎぃ!?建物の陰に、なっ、何かいる…!!」
鞠莉「名前は知らないわ。ただ、私はアレのことを『廃人』と呼んでいるわ」
ルビィ「廃人…?」
鞠莉「諦めた者…。宇宙船に乗れず、地球に残され、生きることを諦めた者たちのことよ」 ウゥ..ウアアァ...
鞠莉「でもね…。廃人は、生を諦めてなお、死ぬことができないのよ」
鞠莉「死ぬ勇気もなく、絶望に暮れながら生かされているのよ。憐れよね」
ルビィ「……なんとか、できないの?」
鞠莉「無理よ。私も何度も試みたけれど、奴らにはもう人間らしさなんて微塵も残っていないの」
鞠莉「毎日毎日死にたいと思いながら、湧き出てくる欲を満たすだけの存在…」
鞠莉「私はあれを人だとは思わないわ。あれは………バケモノよ」
ルビィ「っ…」 ここまで安価で面白いと思ったのはバイオクロス以来だわ
久々にライブ感のあるSSにリアルタイムで会えた 実際にあるかは知らんけど、いつもの電車に乗ってたら異世界とか、扉を開けたら未来や過去とか階段上がって屋上や地下に出るはずなのに見知らぬ場所とか、交通なり上下/部屋なんかを移動するものを時間や世界移動の舞台装置として使うのはよくあること 改めて見直すと万引きが見つかったところくらいしか大筋変わらなかった予感
それでも絶妙にカオス展開かつゲームオーバー(逮捕)回避してるからこそ話が終わってないわけだが ルビィ「ま、鞠莉さん…。その廃人っていうのは、人を襲ったりするの…?」
鞠莉「個体によるわ。奴らは自分の欲を満たすためだけに活動しているから、
『人を食べたい』とか、『人を犯したい』といった欲に駆られない限り、襲ってきたりしないはず…」
ウウゥ..アアウァ...
ルビィ「……ねえ。あの廃人、こっちに近づいて来てない…?」
鞠莉「だ、大丈夫よ。もし襲ってきても廃人は足が遅いし、一体なら大したことないわ」
ウウウゥ..ウアァウウゥ...
ルビィ「うぅ、こっちに来てるよ…!」
鞠莉「私たち、狙われてるみたいね。……そろそろ撤退しましょうか」
下1
コンマ01〜99で逃走成功
00で失敗、戦闘に ウウゥ...
ルビィ「に、逃げ切れた…。鞠莉さんが言ってた通り、足はそんなに速くないんだね」
鞠莉「ええ…。でもそれは、今が昼間だということも関係していると思うわ。私の調査では、廃人は昼よりも夜に活発に活動するみたいなの」
ルビィ「なんかゾンビみたい…」
鞠莉「ゾンビと違って不死性はないわ。その点ではゾンビより楽ね」
ルビィ「そうなんだ。じゃあとりあえず、夜に出歩かなければいいんだね?」
鞠莉「そういうことよ」
鞠莉「……ルビィ。帰ったら何が食べたい?」
ルビィ「まともなごはんが食べたいです」
鞠莉「それはちょっと…」
ルビィ「……冗談!鞠莉さんが作ってくれるならなんでもいいよ♪」
鞠莉「ふふ、ルビィも言うようになったわねぇ?」
ルビィ「へへ〜」
「………あれは…」
「……ルビィ…?」 鞠莉さん家
ルビィ(昼ごはんを食べた後は、家の中で自由にくつろぐよう言われました)
ルビィ(昼間はそんなに廃人は出てこないそうですが念のため、できる限り外出は控えること…、外に出る時は必ず鞠莉さんに伝えてから出掛けることを約束しました)
ルビィ「………」ノビー
ルビィ「………」ゴロゴロ
ルビィ(ここ、鞠莉さんがルビィの為に用意してくれた部屋だけど…。すごく綺麗、塵一つないや)
ルビィ(鞠莉さんって、どれぐらいこの家に居るのかな?野菜とか黒い固形物とか、ごはんの材料はどうやって手に入れてるんだろう…?)
ルビィ(よく考えたら私、未来の鞠莉さんのこと全然知らないんだ…)
ルビィ(……そうだ!せっかくだし、鞠莉さんと色々お話しよーっと!) ルビィ「鞠莉さん〜」
鞠莉「!……ど、どうしたの?」
ルビィ(鞠莉さん、ほおに涙の跡がある…)
ルビィ「……写真。見てたの?」
鞠莉「ええ…。この写真を見てると、色々思い出しちゃって…」
ルビィ「………」
鞠莉「それで、私に何か用?」
ルビィ「あ、ルビィね、鞠莉さんと話がしたいな〜って思って。いいかな?」
鞠莉「いいわよ。何の話をしようかしら?」
ルビィ「えーっと、それじゃあ………」
>>194
1.「鞠莉さんの今までの話、聞かせて!」
2.「Aqoursの話をしよう!」 ルビィ「鞠莉さんの今までの話、聞かせて!」
鞠莉「ええ?私の話…?」
ルビィ「うん!鞠莉さんの高校卒業してから今に至るまでの話、聞きたいな〜?」
鞠莉「そういえば、私の話はしてなかったわね。……じゃあ、私が高校卒業した後から話しましょうか………」
ルビィ(鞠莉さんは高校卒業後、国立の大学に入って経営学を学んだそうです)
ルビィ(そして大学を出た後、いくつかの会社を立ち上げ成功させ、大社長になったとかなんとか…)
鞠莉「………会社経営は順調すぎるくらいに上手くいったわ。……だけど、その頃の私には何かが欠けていたのよ」
鞠莉「そんなある日、浦の星の同窓会に出席するために、私は数年ぶりに内浦に帰ったわ」
鞠莉「そこで久しぶりに会う同窓と思い出話に花を咲かせて…、で、気付いたのよ。私は、この土地を離れない方がいいんだって」
鞠莉「それからはずっと、この町で暮らしてるわ。たとえ隕石が落ちてこようともね」
ルビィ「そっか。鞠莉さんにとって、内浦は大切な場所なんだね」
鞠莉「悔しいけど、そうみたいね…。墓を立てるならこの町がいいって、心の底から思えるわ」
ルビィ(鞠莉さん、本当に楽しそうに話してくれる…。それだけ内浦が好きなんだね) ルビィ「じゃあ次は、Aqoursの話を…」
鞠莉「あっ、ルビィ!私ばかり話しちゃったから、今度はルビィの話を聞かせてちょうだい?」
ルビィ「え…?うん、いいよ」
鞠莉「ルビィ、学校は楽しい?」
ルビィ「まあまあかな」
鞠莉「勉強の方はどう?」
ルビィ「ぼちぼち…」
鞠莉「部活は?」
ルビィ「楽しいよ。練習は大変だけど、ライブでお客さんが喜んでる姿を想像したら、頑張ろうって思えるんだ!」
鞠莉「……そうなの。ルビィはいい子ね」
ルビィ「ふふふ。なんか鞠莉さん、本物のお母さんみたいだね」
鞠莉「私がお母さん…?確かに、年齢的にはルビィくらいの子どもがいてもおかしくはないけれど…」
ルビィ「なんかね!未来の鞠莉さんは、暖かいというか…、一緒にいて、すごく落ち着くんだ」
鞠莉「あら。30年前の私は冷たくて落ち着かなかった?」
ルビィ「!?そ、そんなことないよ!昔の米国かぶれな鞠莉さんも好きだよ?」
鞠莉「米国かぶれ、か…。あの時の私はキャラ付けで必死だったのよ…」
ルビィ「ご、ごめん…」 ルビィ(その後も、鞠莉さんと世間話で盛り上がりました)
ルビィ(だけどルビィは気になったことがあります。それは、Aqoursの話をしようとすると、鞠莉さんは話を変えようとすること…)
ルビィ(それと、現在のメンバーの話になると、鞠莉さんが黙ってしまうことです)
ルビィ(私も気を遣って、それ以上は追求しなかったけど…。そんなに言い辛い話なのかな…?)
ルビィ(宇宙派と地球派で対立してるとか、メンバーはもう既に亡くなってるとか………そんなことを考えましたが、どれだけ考えても答えは出ませんでした!)
鞠莉「ルビィ。私は明日朝から、ごはんの材料の調達に出掛けるわ」
ルビィ「え、どこに調達しに行くの?」
鞠莉「それは…。………ルビィは、明日どうする?」
ルビィ「えっと…。家で、ゴロゴロしてるよ」
鞠莉「分かったわ。じゃあ調達は私一人で行ってくる」
ルビィ「うん。お願いします」 鞠莉「………ルビィ。タイムスリップのことで、何か分かった?原因とか、過去への戻り方とか…」
ルビィ「ちっともだよ。んー、ここに来る前のことを再現したら、過去に戻れるのかな…?」
鞠莉「この世界にはタイムマシンなんて物は存在しないから、自力で過去への戻り方を調べるしかないわね。何か手伝えることがあったら気軽に相談してくれていいのよ?」
ルビィ「うん。分かった!」
鞠莉「ふふ、応援してるわよ」
ルビィ(うーむ。過去への戻り方か〜)
ルビィ(タイムスリップ、タイムトラベル、タイムマシン…。あー、全然思いつかないよー!)
ルビィ(……あ。そういえば前に、花丸ちゃんが教えてくれた小説があったっけ………)
ルビィ「鞠莉さん。主人公が階段を降りてタイムトラベルする小説って、知ってる?」
鞠莉「階段を降りてタイムトラベル?……分からないわ。あまりSF小説は読んでこなかったから」
ルビィ「そっかー。その主人公は最後に、元の世界に帰れたって言ってたけど、どうやって帰ったんだろう………」
鞠莉「…?」 ルビィ(夕ごはんを食べ、貯めた水で汗を流し、今日はそのままベッドインしました)
ルビィ(早く過去に帰る方法を見つけないとなー、と思ってもどうしようもなくて、すごくもどかしいです)
ルビィ(考えても仕方ないので、私は横になりながら、スーパーカップのことを考えることにしました)
ルビィ(冷蔵庫が使えない(そもそも電気が通ってない)ので、カバンの中に入れたままだけど…。溶けてるかな…?)
ルビィ(少し心配になりながら、ゆっくりと眠りに就きました)
ルビィ(おやすみなさい………) やばい
ゲームみたいでおもしろいし、話自体もおもしろい スーパーカップ溶けてなかったら非常食にぴったりだわ
宇宙空間だとなおさら溶けないし 罪深きやわ銀を今救いたまえ
汝が救われるには汝のSSを妥協なく収束させる事なり
罪深きやわ銀に幸あれ つーか上の方に北陸きてるしww
これで断言できる!このSSは必ず完成すると 悪い傾向としては外野が臭くて煩くなってきたことだな こういうキチガイって素でこんな思考回路してるのかなーって気になる 読者が湧くのはいいけど結末予想とかされると覚めるし、作者側からしてもして欲しくないと思うから結末予想とかはやめようか もうちょい寛容でもいいと思うけどねぇ
実際SSが荒れる原因の多くは読者同士の勝手な対立だし
過剰に反応しなくてもいいんじゃない >>223
外野による実況や推測(キリッ)が無ければ済む話だから
害悪コールだってコール自体を排除すれば寛容さの議論すら起きない 推測は本当にやめてほしい
終わったあとにわかってたアピールとかだったらいくらでも信じてやるから終わるまではやめてくれ 予想・推測なんて所詮書き込んでる奴の願望に過ぎないから要らない
作者の考える今後の展開の幅を狭めてるのに気づかないから尚更害悪
実況で盛り上がるのも途中でちょこちょこ挟まれて正直目障りだし一緒にやめて欲しい 最初グラセフっぽかったけど>>50から大きく変わったな 花丸『………ルビィちゃんって、あまり本を読まないの?』
ルビィ『雑誌なんかはよく読むよ。漫画も時々読むかな』
ルビィ『でも………花丸ちゃんがよく読んでるような難しい本なんかは、ちょっと苦手かな…』
花丸『そっか…。いつかルビィちゃんと本の話をしたいなぁ…、なんて考えてたけど、苦手ならしょうがないね…』
ルビィ『花丸ちゃんはすごいよね!ルビィ、文字だけの本を読んでたら眠くなっちゃうもん』
花丸『ええ?マルはすごくなんてないよ〜。面白い本ばかり選んで読んでるから、本の虫になってるだけ』
花丸『ルビィちゃんだって面白い本に出会えれば、きっと時間も忘れて読み耽ると思うよ?』
ルビィ『そうかなー?』
花丸『そうずら。読書をすれば色んな知識を吸収できるし、国語力も上がってテストの点が上がること請け負いだよ!』
花丸『……と、今のはルビィちゃんを図書室組に引き入れるための勧誘だけど…。
でも、本を読めば知識も深まって、知らなかったこともいっぱい学べるずら!』
花丸『もし興味が湧いたらいつでも言ってね。その時は、オラのおすすめの本を紹介するから!』
ルビィ『うん!』
ルビィ(でも結局、それから私たちが読書の話をすることはなかったんだよね…) ルビィの部屋
ルビィ「ん……朝…?」
ルビィ「………」
ルビィ(本…)
ルビィ(タイムトラベルの本とか見れば、過去への戻り方とか分かるのかな…?)
ルビィ「そうだ、浦の星…。あそこの図書室に行けば、そういう本とか置いてあるかも…!」
ルビィ「そうと決まれば、早速支度しないとね!」
ルビィ「……あれ?そういえば、家の中がやけに静か…」
ルビィ「鞠莉さん…?」 リビング
ルビィ「おーい、鞠莉さんー?」
ルビィ「……いないみたい。どこに居るんだろう…?」
ルビィ「……ん?机の上にごはんが…、それと書置きもある」
『ルビィへ
起きたら朝ごはんを食べてね。
私は食材調達に出掛けるので、家で待っててちょうだい。すぐに帰るから。
それと、今日はルビィにサプライズなことがあります!
楽しみに待っててね。 鞠莉』
ルビィ「あ、ルビィが起きる前に出掛けたのか…」
ルビィ「んー、浦の星の図書室…。鞠莉さんと一緒に向かった方がいいかな…?」
ルビィ「本を取って来るだけだから、一人でも大丈夫、かな…?」
ルビィ「……まずは、ごはん食べよう」
モグモグ.. ルビィ「ごちそうさま〜」
ルビィ(鞠莉さん、帰ってこない…。早く図書室に行きたいのに………)
ルビィ「……ちょっと出掛けて、本を取って来るだけだもん…」
ルビィ「……鞠莉さんがいなくても平気、だよね?」
ルビィ「うん!一人で行っちゃおう!ルビィ、この世界にも慣れてきたし、絶対大丈夫だよ!」
ルビィ(身支度を済ませたら、浦の星に出発しよう〜!)
ルビィ「ええっと、まずは………」
>>240
1.「食器片付けなきゃ!」
2.「トイレ行こう〜」
3.「シャワー浴びよう!」
4.「着替えておこう」
5.「念のため、装備整えておこう…」 ルビィ「念のため、装備整えておこう…」
ルビィ「また昨日みたいに、廃人が襲ってくるかもしれないしね…!」
ルビィ「見た感じだと、浦の星には誰もいなかったけど…。念のため、念のため!」
ルビィ(今のルビィの装備は、スーパーカップ3つが入ったカバンだけ…)
ルビィ(自衛のために、もうちょっと火力が欲しいな)
ルビィ「鞠莉さんには内緒で、こっそり家にある物を借りようか…」
ルビィ「まずはどこを探そうかな?」
探索場所
>>245
1.キッチン
2.リビング
3.シャワールーム
4.トイレ
5.ルビィの部屋
6.鞠莉の部屋 トイレ
ルビィ「何か、武器になりそうな物は………」
>>248
1.トイレットペーパー
2.便器用ブラシ
3.スッポン
4.便器 ルビィ「そうだ!便器なら振り回して鈍器として使える!」
ルビィ「……なわけないじゃん!」
ルビィ「でも、座るところなら取り外して持っていけるかな…?」
便器の座るところ Get!
ルビィ「トイレはもういいかな」
ルビィ「次はどこを探そうか………」
探索場所
>>
1.キッチン
2.リビング
3.シャワールーム
4.ルビィの部屋
5.鞠莉の部屋
ルビィが持てる量を超えたら探索終了 鞠莉の部屋
ルビィ「お邪魔しまーす…。拝借させてもらいまーす…」
ルビィ「んー、この部屋で使えそうな物は………」
>>257
1.机
2.椅子
3.タンス
4.ベッド
5.ハンガー
6.鞠莉の服 ルビィ「鞠莉さんの服…。何かに使える…かな…?」
ルビィ「ごめんなさい、鞠莉さん!洋服借ります!」
ルビィがパクった鞠莉の服
>>260 ルビィ「これは、ボディコン…!」
ルビィ「鞠莉さん…。四十うん歳なのに、こんなの着てるんだ…ひぃ…」ガクガク..
ルビィ「でも…、凡庸性は高そう……な気もしなくもないような…」
ボディコン Get!
ルビィ「うゅ…。荷物が多くなってきた…」
ルビィ「まだかばんの容量もあるし、小さい武器を揃えておきたいな」
ルビィ「さて、次はどこを探そうかな………」
探索場所
>>266
1.キッチン
2.リビング
3.シャワールーム
4.ルビィの部屋
カバンに入る量を超えたら探索終了 ルビィ「キッチンは何かあるかな〜?」
ルビィ「調理器具とか食器とか、危ない物がいっぱいだよ…!」
ルビィ「容量的に、あまり大きい物は持てないけど…。どれにしよう?」
>>269
1.包丁
2.まな板
3.皿
4.菜箸
5.スプーン
6.フォーク
7.ナイフ
8.小さい鍋
9.ライター
10.食材
11.調味料 ルビィ「菜箸!具材を混ぜるのに使えそうだね!」
菜箸 Get!
ルビィ「せっかくだから、他のも持っていこうかな〜」
>>273
1.包丁
2.まな板
3.皿
4.スプーン
5.フォーク
6.ナイフ
7.小さい鍋
8.ライター
9.スポンジ
10.しゃもじ
11.お玉
12.ピーラー
13.大根おろし
14.栓抜き
15.生ゴミ
16.食材
17.調味料 ルビィ「フォーク!……このまま外に持ち出すのはバッチい気もするけど、帰ってから洗えばいいよね…?」
フォーク Get!
ルビィ「………装備は、これで充分かな〜。というか、便座がかさばって仕方ないよ…」
ルビィ「肩にかけたら……あ、いい感じ!」
ルビィ「よーし!装備が過剰だけど、浦の星に行くよー!」
【ルビィの装備】
・スーパーカップ3つ入りのカバン(ぶつけるたびにアイスが変形するが、何故か溶けない)
・便座(肩にかけるといい感じ)
・ボディコン(ピチピチ。ルビィにはまだ早い)
・菜箸(リーチが短い)
・フォーク(さらにリーチが短い) ガチャ..バタンッ
ルビィ「えっと、学校は確かこっちだっけ」テクテク
ルビィ「………あれ?」
ルビィ「……ば、バイクが、ない…!?」
ルビィ「嘘!?まさか誰かに盗まれた…?ひとりでにどこかへ行くわけもないし…」
ルビィ「……まあどのみち、ガソリンが無いから走れないもん。盗んでいった人は殊勝だね」
ルビィ「さーて、浦の星までレッツゴー!」 溶けないスーパーカップが物語の鍵を握ってるな
いいぞがんばれ 最初は物語重視のSSかと思ったら
本格的にサバイバルSFっぽくなってきたんですけど!? 浦の星女学院 正門
ルビィ「ルビィ達が通ってた学校も、人が居なくなっただけでこんなにボロボロに見えるんだね…」
ルビィ「……やっぱり、人はいないみたい。こんなに装備をしてくる必要もなかったかもね!」
サッ..
ルビィ「…?」
ルビィ(今、窓のところを誰かが通った…?)
ルビィ「あ、もしかして!鞠莉さん以外の内浦に残った人が住んでるのかな?」
ルビィ「もし会ったら、ちゃんと挨拶しないと…!」
ルビィ「よーし!本を盗んで、早く帰ろう!」 ルビィが浦の星に到着した、2時間ほど前………
鞠莉(ルビィは…、まだぐっすり寝てるわね)
鞠莉(いい寝顔…。起こさない方がいいかしら)
鞠莉「出掛ける前に、書置きしておきましょう」
鞠莉「今日はサプライズな日になるんだから………ルビィが勝手に外へと行かないよう、クギを刺しておかないと!」
鞠莉「ルビィとは黙って外に出ないよう約束したけど…、まあ、念のためにね?」
鞠莉「ルビィへ………起きたら朝ごはんを食べてね。
私は食材調達に出掛けるので、家で待っててちょうだい。すぐに帰るから。………それと、今日はルビィにサプライズなことがあります!」
鞠莉「楽しみに待っててね。………っと。これでいいわね」
鞠莉「それじゃ、あの人に会いに行きましょうか…!」 スタスタ..
鞠莉「……ふぅ」
鞠莉(大した距離でもないのに、腰にくるわね…。途中に休憩を挟まないとしんどいわ…)
鞠莉(こんな姿、30年前のルビィの前では恥ずかしいから見せないけど…。やっぱり、私も歳ね…)
鞠莉(……さて。もう一息よ!)
鞠莉「よっこらしょ…っと」
ウゥ..ウウゥ...
鞠莉「………」
鞠莉(こんな朝早くから、廃人が…。やっぱり最近、外を出歩きすぎたみたいね…)
ウゥゥ..ウアァウゥアァ...
鞠莉(……いっそ、殺してあげたら少しは楽になるのかしらね?)
鞠莉(まったく、憐れな存在ね) 鞠莉「………やっと着いたわ…」
ガンガンガン
鞠莉「私よ。開けて」
鞠莉「………」
ガンガンガン
鞠莉「鞠莉よ。……いるんでしょ?」
「……一人ですか」
鞠莉「ええ、そうよ」
「……今、開けます」
ガラガラガラガラガラ..
鞠莉「……おはよう。ダイヤ」
ダイヤ「……おはようございます。鞠莉さん」 なんかこの湧いて出る廃人、スレの更新があると湧いて出る俺らと重なるw ダイヤ「鞠莉さん、どうかしましたか?まだ前の配給から、一週間も経っていませんが」
鞠莉「色々あってね…。もう我が家の食材が尽きちゃったのよ」
ダイヤ「………色々、ですか」
鞠莉「そう、色々とね?」
ダイヤ「……では、今回は二週間分の食材をお渡ししますね。これで一週間、間に合うでしょう」
鞠莉「ダイヤ。いつもありがとうね」
ダイヤ「礼はいいですよ。それより、そのバイクは何ですか?押し売りにでも来たのですか?」
鞠莉「ああ、これ?このバイクね、ガソリン切れで走れないから、ダイヤからガソリンを分けてもらおうと思って持って来たのよ」
ダイヤ「ここは何でも屋ではありませんよ?
……そうね、確かガソリンなら、数年前にタンクに入れておいたはずです」
鞠莉「それ、腐ってない?」
ダイヤ「分かりません。漬け物の近くに置いてありますから、もしかすると熟成しているかもしれませんね」 コポコポコポ..
ダイヤ「……ガソリン注入完了。あとはエンジンを…」
ブン..ブンブンブンンン..!!
鞠莉「かかったわ!ありがとうダイヤ。恩にきるわ」
ダイヤ「……そのバイク。かなり古い型なのに、まだ製造から数年も経っていないように見えます。どこから持って来たのですか…?」
鞠莉「いい質問だわ。実はね…?今日はダイヤに、サプライズな話があるのよ!聞きたい?ねえ、ねえ!?」
ダイヤ「もう五十というのに、元気な人ですね」
鞠莉「四十よ!まだ五十じゃないわ!」
ダイヤ「………それで、そのサプライズな話とやらは…、ルビィのことですか?」
鞠莉「あらら…?もしかして知ってたの?」
ダイヤ「ええ。駅の方であなたと歩いてるところを見ました」
ダイヤ「初めはまさかと思いましたが…、私がルビィを見間違うはずがありません」
鞠莉「そう!まさかなのよ!ルビィがね…、30年前のルビィが、どういうわけかこの時代に、タイムスリップしてきたのよ!」
ダイヤ「タイムスリップ…」
鞠莉「今は私の家に置いてるんだけど…。ねえダイヤ!今からルビィと、30年ぶりの感動の対面しましょう!?」
ダイヤ「………」 ダイヤ「わかりました。ルビィに会いに行きましょう」
鞠莉「ええ!ルビィもお姉ちゃんに会えたら、大喜びするはずだわ!」
ダイヤ「30年…。ずっと、伝えられなかったことを、ようやく話せる時が来たのですね…」
鞠莉「そうよ!30年分の想いを爆発させて、感動の再開を果た…」
ダイヤ「やっと…、伝えることができますわ。………『あなたはもう、私の妹ではない』…と」
鞠莉「っ!」 鞠莉「ダイヤ…。この期に及んで、まだ意地を張るつもりなの!?ようやく、ルビィと会えるのよ…!?」
ダイヤ「意地ではありません。黒澤ルビィはすでに、黒澤家の人間ではないんです」
ダイヤ「………家や周囲の期待を裏切り…、万引きや暴走などの非行に走り、良くないグループとつるみ始め、黒澤家の看板を汚し…。挙句、行方不明ですって?ふざけないでください」
ダイヤ「散々、人様に迷惑をかけ…。そして何も言わず、勝手に居なくなって………。ルビィが、私たちにどれだけ迷惑をかけたと思ってるんですか?」
ダイヤ「勘当したくても、絶縁したくても…。居なくなったあの子とは、本当の意味で縁を切ることができませんでした…」
ダイヤ「でも………ようやく、言えるんです。ようやく、ルビィと絶縁できるんですよ。……ようやく、自由になれるんです…」
鞠莉「っ…。30年経っても、その思いは変わらないのね…。硬度10の石頭、恐るべきよ」
鞠莉「……ちなみに、ルビィにはまだ伝えてないわ。この時代のダイヤが生きてて、沼津のすぐ近くに居るということはね」
ダイヤ「構いません。どうせ今日、ルビィとは縁が切れるのですから」
鞠莉「……そう、まあいいわ。ルビィは今、家でお姉ちゃんに会えるのを楽しみに待ってるわ。……早く、行ってあげないと」
ダイヤ「………」 ブン..ブロロロロロロロロロ!!
....キキィィィー!
鞠莉「ルビィ。帰ったわよ〜」
鞠莉「………ルビィ…?」
ダイヤ「………」
鞠莉「た、たたた大変よ!!」
ダイヤ「なっ…、どうしましたか?」
鞠莉「と、トイレの便座が外されてて…、キッチンは荒らされた痕跡があって…、それに、私のボディコンがなくなってて…」
鞠莉「ああ、ごめんなさい…。動揺して頭が混乱してるみたい…」
ダイヤ「……何があったんですか?」
鞠莉「る、ルビィが………居なくなってるのよ…!」
ダイヤ「え…?」
鞠莉「あの子、勝手に外出しないって、約束したのに…。どうして…」
ダイヤ「………」 ボディコンはルビィには早いとかじゃなくて未来永劫似合う時は訪れないと思うぞ 家族ドラマ、タイムスリップ、ゾンビ、安価、アイス……これらをどうまとめるのか、期待するしかない スレタイからこんなとこまで来るとは誰も予想出来なさそう 安価しかも長編の割には
ここまで登場キャラがお嬢様の3人に絞られていて好感持てる
乱立させない分ストーリーに深みが出るね >>322
スティールしたバイクだからスティードかw
英語ならスティールドスティードだな いいぞぉ、明日は休みだからDestiny2して待ってるわ マルちゃんはアニメに出た婆ちゃんみたいになってるのかな?
抱きたいとは思わんが縁側で一緒にお茶飲みながらのっぽパン食べたい >>328
バンディットというのもなかなか
いずれにしてもスティードでもバンディットでも300km/hは出ないが 悪意丸出しのアスペ茸だな
幾億回も自演を繰り返してキャラdisしまくってるよしりこ厨だろうな 浦の星女学院 玄関前
ルビィ「まだ昼なのに、中は真っ暗だよ…。入るの怖いなぁ…」
ルビィ「……でも、過去に帰るためだもん。さっと図書室まで行って、さっと帰るだけ!」
ルビィ「こんなに重装備したんだから…、何も怖くないよ!」
ルビィ「………行くよっ!」ゴクリ.. ギギギギ..
ルビィ「あ、扉は普通に開いてるんだね。鍵は必要ないんだ…」
ルビィ(学校の中、思ってたより埃っぽくないね)
ルビィ(だけど、何だろう?この臭い………生ゴミみたいな臭いが充満してる)
ルビィ「やっぱり誰か、住んでるのかな…?」
ギギギギ.. バタンッ!
ルビィ「!?扉が勝手に閉まった…!」
ルビィ「い、いや。風で閉まっただけだよね…。うん、そうに違いない…」
ルビィ(えーっと…。ここは校舎の北棟で、確か図書室は西棟の2階にあったはずだから…)
ルビィ(ここから図書室までのルートは………)
>>352
1.「2階に上がって、北棟を抜けたらすぐ…、のはず」
2.「体育館の方から行けば近かったような…」
3.「ビューって行ってダダダって上がってシュイーンだね!」
4.「プールだ!わーい♪」
5.「屋上からロープで降りよう!」 ルビィ「屋上からロープで降りよう!」
ルビィ「もしかしたら図書室は鍵がかかってるかもしれないし、GTOみたいな感じで窓から突入した方がいいかもね!」
ルビィ「じゃあ、屋上まで行こーっと」
ッ..アァ..
ルビィ「!」
ルビィ(あそこの教室から、何か聴こえてくる………)
>>357
1.中の様子を確認する。
2.二階へ。 キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!! ルビィ「何の音だろう…。人の声…?」
ルビィ「この町に残った人かもしれないし、一応確認しておこう…」
ガラガラガラ..
ルビィ(中には…、あっ!人がいるよ!)
ルビィ(何してるんだろう?男の人が、女の人の上で………)
グチュ..グチュ..
アッ..ウアアァ...
ルビィ「っ!?」
ルビィ(あれって………せっ…!)
ウウゥ..! ウアァ!!
ルビィ(やばっ!気付かれた!!)
>>363
1.扉を塞ぐ。
2.逃げる。 ルビィ(ここは逃げよう!)
ウウウアアァ!
ルビィ「やっぱり足は遅いね!このまま逃げ切れ…」
ウウァア..?
ルビィ「っ!挟まれた…!」
ルビィ(退路がなくなっちゃった…!どうしよう!?)
ルビィ(うぅ…。怖いけど、戦うしかないね…!) ルビィ(まだ廃人とは距離がある…。先手を打って、隙をつければ…!)
ルビィ「うわあああ!」
>>367
1.カバンを振り回す(コンマ00〜80で命中、逃走成功)
2.便座を振り回す(コンマ00〜40で命中、逃走成功。00〜10で急所命中)
3.ボディコンで目隠し!(100%成功で逃げ切れる。一回きり)
4.菜箸で突く(コンマ00〜20で命中。それ以外なら攻撃を受ける)
5.フォークで刺す(コンマ00〜10で命中。それ以外なら攻撃を受ける) ルビィ「うわあああ!」ベンザブンブン
スカッ
ルビィ(あっ!外れた…!)
ウアアアァ!!
ルビィ(反撃してきた!)
ルビィ「べ、便座ガード!」
下1
コンマ33〜66でガード成功、それ以外なら押し倒される グアァ..!
ルビィ(すごい!こんな大きい穴が空いてるのにガードできてる!)
ウアァァアァ..!
ルビィ(後ろの廃人が来てる…!早く倒して逃げないと!)
ルビィ「うわあああ!」
>>375
1.カバンを振り回す(コンマ00〜80で命中、逃走成功)
2.便座で殴る(コンマ00〜60で命中、逃走成功。00〜20で急所命中)
3.ボディコンで目隠し!(100%成功で逃げ切れる。一回きり)
4.菜箸で突く(コンマ00〜20で命中。それ以外なら攻撃を受ける)
5.フォークで刺す(コンマ00〜10で命中。それ以外なら攻撃を受ける) ルビィ「◻︎ーソンの店長を倒した必殺奥義!」
ルビィ「くらえ!カバン攻撃!うわあああ!」ブンブン
スカッ
ルビィ「ぴぎゃぁ!?また外しちゃった…!」
グアァ!!
グアァァアァ!!
ルビィ(後ろからも来てる…!でも…)
ルビィ「か、カバンガード!」
下1
コンマ22〜77でガード成功
下2
コンマ55〜99で後ろから攻撃される。それ以外でかわす ウァ..
ルビィ(カバンガード成功!)
ルビィ「……っ!間に合わな…」
ウアアアアァ!!
ルビィ「ぐっ!?」
ルビィ(思いっきり殴られた…!)
ウウウゥ..!
ウアアアアァ!!
ルビィ(やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい………)
ルビィ(ダメだよ、倒せない…!に、逃げなきゃ…!!)
下1
コンマ11〜88で逃走成功。それ以外で押し倒される ルビィ(逃げなきゃ…!でも、どうやって…)
ウアアアアァ!!!
ルビィ(………そうだ!ボディコン!!)
ルビィ「くらえ!目隠し攻撃!!」
ウァッ!?
ルビィ「今のうちに…!」タッタッタッ! ルビィ「はあ、はあ…」
ルビィ(なんとか逃げ切れた…!鞠莉さんのボディコンは犠牲になったけど…)
ルビィ「殴られたところ、痛いよ…」
ルビィ「うぅ…。他の廃人もいるかもしれないし…。早く、屋上に行かないと…」
ルビィ(階段を昇って………)
下1
コンマ00〜55で廃人と遭遇 タッタッタッ..
ガチャ!
ルビィ「着いた…!屋上!」
ルビィ(廃人は…ここにはいないみたい)
ルビィ「うぅ…。屋上から見て分かったけど、この学校、廃人がうじゃうじゃいる…!」
ルビィ「廊下をうろうろ徘徊してるし、体育館でバレーしてるし、プールでメドレーリレーしてるし…」
ルビィ「鞠莉さんが浦の星に入りたがらない理由が分かったよ…。まさか、廃人の巣窟だとは思わなかった…」
ルビィ「……さっさと窓から図書室に突入して、帰ろう!」
ルビィ「えっと…。ここまで来てなんだけど、どうやって2階の窓まで降りよう…?」
ルビィ「ここ、見渡した限りではロープなんてなさそうだし…」
ルビィ「ボディコンをほどいてロープに………って、あれは廃人にプレゼントしちゃったんだ…」
ルビィ「他に使えそうな物もないし…。んー、どうしよう?」
>>399
1.使えそうな物を探しに降りる。
2.図書室まで行く。
3.とりあえず飛び降りる(コンマゾロ目以外で死亡) ルビィ「何か、ロープの代わりになりそうな物を探しに行こう…!」
ルビィ「廊下、いっぱいいたけど…。ここは腹をくくろう!」
ルビィ(こういう時こそ、あの言葉を………)
ルビィ「……よーし!頑張ルビィ!」
ガチャ..
ルビィ(階段を降りて…、まずはこの階を探索しよう)
下1
コンマ00〜66で廃人と遭遇 ウァウアァ..
ルビィ「廃人!?」
ルビィ(気付かれてる…。そして、こっちに来てる…!!)
ウァァ..?
ルビィ(ここは………)
>>411
1.下の階に降りる。
2.教室に入る。
3.話しかける。 ルビィ(逃げてもしょうがない…。警戒しながら、使える物を探そう)
ルビィ「教室っ!」
ガラガラガラ!
ルビィ(意味があるかは知らないけど、一応入ってこれないよう鍵を閉めて…)
ガチャ
ウァ..ウアァ...?
ルビィ(よし…。扉を壊して入ってこようとはしないね…)
ルビィ(時間を稼いでいるうちに、ロープ代わりになる物を探すよ!)
>>414
1.窓付近を調べる。
2.黒板付近を調べる。
3.教室の机を調べる。
4.ロッカーを調べる。 ルビィ(ロッカーに何か入ってないかな〜?)
ルビィ「……むむっ!?これは………」
>>418
1.「誰かのリコーダー!」
2.「誰かの教科書!」
3.「誰かの落書き!」
4.「堕天使、ノート…?」 ルビィ「堕天使、ノート…?」
ルビィ(持ち主の名前は書いてない…。でも、誰のものかすぐに分かったよ…)
ルビィ「……気になる…!勝手に中を見ていいかな…?」
>>425 (コンマ44〜66で廃人乱入)
1.「ダメだよ!人のものを勝手に読むなんて!最低!」
2.「面白そう!読んでみよーっと♪」
3.「黒歴史ノートか…、可哀想だけど、ちゃんと読んであげないとね!」
4.「名前書いてないし、中を確認しても問題ないよね…?」
5.「お前のものはルビィのもの!読ませてもらおう!」 ルビィ「面白そう!読んでみよーっと♪」
ルビィ(善子ちゃんごめんね?こんな面白そうなノート、読まない手はないよ!)
ペラ..
ルビィ「各ページにその日の日付が書いてあるね。このノート、日記みたいな感じで書いてたのかな?」
ペラ..
ルビィ「………ルシフェル……ラグナロク………エクスカリバー………」
ルビィ「ダメだ、恥ずかしくて読めないよ…!」
ルビィ「こんなのが、ずっと続いてるのかな…。痛いよ、痛すぎるよ…」
ルビィ「………ん?」
ルビィ(最後の方のページ、くしゃくしゃになってる…)
ルビィ(何かあったのかな?面白そうだし読んでみよーっと!) 12月14日
『今日もルビィは練習に来なかった
最近は家にも帰ってないらしい
このところ、ルビィの良くないウワサばかりきく
心配だ
今日の放送はうまくいった』
12月15日
『ルビィは今日も来なかった
同じクラスのサヤ達が、ルビィを目げきしたと言っていた
ルビィは、沼津の学校のヤンキーと路地に入っていったらしい
胸さわぎがする
こわい
今日の放送はうまくいかなかった』
12月16日
『ルビィは来なかった
ダイヤさんは驚察にそうさく願いをだしたらしい
いやな予感がする
わたしのいやな予感はいつも的中してしまう
こわいよ
こわい
ルビィが一日でも速くみつかることを願う』 ヤンキーて誰やw
なんかこのルビィと別のルビィがいそうやな
このルビィもワルやけどヤンキーとつるんでないし ルビィ「………」
ルビィ(善子ちゃんは、ルビィが行方不明になった時のことを書き残してたんだ…)
ルビィ(こんなに心配かけてたなんて…。なんでルビィは、そんな道に行っちゃったんだろう…)
ルビィ(12月16日に捜索願が出されて…、で、その次は………)
ルビィ「っ!!?」
ルビィ(ぺ、ページが…、真っ黒に塗り潰されてる…!)
ルビィ(次のページも、次のページもだ!)
ルビィ(な、何があったの…?) ルビィ「………最後のページは、塗り潰されてないんだ…」
ルビィ(ルビィはいつ、行方不明になったの…?ルビィがいなくなった後、Aqoursのみんなはどうしたんだろう………)
『いなくなった
みんないなくなった
バラバラ
ばらばら
死んだ?
ありえない
これが現実
Aqoursのユメは消えた
わたしはどこ?
死にたい
しにたい
しにたいしにたいしにたいしにたいしにたいしにたい』
ルビィ「………」
ルビィ(ルビィが、死んだ…?)
ルビィ(……覚悟はしてたけど…、いざ分かると、やっぱり怖い…)
ルビィ(善子ちゃんは、私がいなくなったせいで…、私が死んだせいで、おかしくなっちゃったの…?)
バンッ!
ルビィ「!?」
ウウウァウァ..
ルビィ(廃人…!)
ルビィ(鍵を閉めた方の扉、まださっきの廃人がいるから開けられない…)
ルビィ(ここは隙を作って、逃げないと…!)
>>432
1.机を押す(コンマ00〜77で成功)
2.椅子を投げる(コンマ00〜50で成功)
3.カーテンに隠れる(コンマゾロ目で成功、それ以外なら攻撃される)
4.堕天使ノートを投げつける(コンマ00で成功) ルビィ「くらえー!」ブン
ウァ..?
ルビィ「うっ、興味すら示さない…。ごめん善子ちゃん…」
ウウウァウァ..
ルビィ(どんどん近づいてくる…)
>>432
1.机を押す(コンマ00〜77で成功)
2.椅子を投げる(コンマ00〜50で成功)
3.カーテンに隠れる(コンマゾロ目で成功、それ以外なら攻撃される) すまん連続で安価ミス
440は>>442で、445は下で とりあえず1で
安価間違ってるけど止めるのもあれなので ルビィ(机を押して倒す!)
ルビィ「うわあああ!」ガガガガ
ウウアァ!!
ルビィ「と、止められた!?」
ウゥ..!
ルビィ(うぅ、机を押しあってる…)グググ..
ルビィ(力の競り合い、だね…。ルビィ勝てるかな…?)グググ..
下1ルビィ、下2廃人
コンマが大きい方が押し勝つ(00は100で) ウウアアアアァ!!
ルビィ「ぴぎぃ!?」
ルビィ(これが力の差…!?数値にすると51も違う…!)
ズルズル
ルビィ(このまま押されたら、机とロッカーに挟まれて潰れちゃうよ…!)
ルビィ「こうなったら………最終奥義!」
ルビィ「あ、UFO!」
ウァ!?
ルビィ「引っかかったね!カバン殴り!」ブンブン
ウァァ..
ルビィ「さて、片付いた…」
ルビィ(カーテンとか、ロープ代わりになりそうだよね。持って行こーっと) 上のほうでコンマ処理ミスってるし、も少し落ち着いてw 屋上
ルビィ「カーテンを繋げて結んで…」
ルビィ「端を柵に結びつけたら………完成!即席ロープだよ!」
ルビィ「これで図書室に入れる!」
ルビィ「……まさか、図書室も廃人だらけだったりして…」
ルビィ「ここで心配してても仕方ないね…。さあて、下まで降りようか…」
スルスルスルスルスル..
ルビィ(結構腕力いるけど…、結び目に足をかけながらいけば、なんとか………)
ルビィ(……着いた!図書室だ!)
ルビィ「勢いつけて………せーのっ!」
パリーン!! 図書室
ルビィ「………廃人、いないかな…?」
ルビィ「……気配はしない…けど、一応警戒しながら、本を取って帰ろう…」
ルビィ(この部屋、本は残されたままなんだね…)
ルビィ(えっと、タイムトラベル関係のコーナーは………あった!)
ルビィ「いつ廃人が出てくるか分からないし、適当に本を取って帰ろう!」
ルビィ(……かさばるから、便座はここに置いて帰ろう) ルビィ(思ったより長居しちゃった…。とっとと学校から出よ…)
アァ..
ルビィ「!?」
ルビィ(廃人!やっぱり隠れてたんだ…!どうしよう…?)
アァ..アアァ...
ルビィ(すごく髪が長い…。なんか貞子みたい…)
アアァ..アッ!!
ルビィ「え…」
ルビィ(自分の髪でつまずいたよ…!すごくドジな廃人…)
ズラ..マル...
ルビィ「………え?」 ルビィ(今、この廃人、なんて言った…?)
ルビィ(ズラ、丸…って………)
ルビィ(いやいや…。まさか、そんなわけ…)
ルビィ..
ルビィ「!?」
ルビィ..ズラマル....シナナイデ..
ルビィ「………」
ルビィ(まさか…、この廃人………)
ルビィ「善子、ちゃん………?」 ルビィ「うそだ…」
ルビィ..
ルビィ「そんな、善子ちゃんが…」
タスケテ..
ルビィ「ねえ…?本当に、善子ちゃんなの…?」
クルシイ..
ルビィ「うぅ…。なんで…、なんでなの………」 バンバンバン!
ウアアアアアアアアァ!!!
ルビィ「なっ…!?」
ルビィ(図書室の外に、廃人がいっぱい…!)
ウアアアアァ!! ウアアアアアアァ!!!
ルビィ(どうしよう…!逃げられなくなっちゃった…!?)
ルビィ「そうだ!ここは2階だから、窓から飛び降りても大丈夫…」
ウァッ!ウアアアアァ!!
ルビィ「うそ…、窓の下にもスタンばってる…」
ルビィ(完全に包囲されてるよぉ〜!?もうここから逃げられないよ…!!)
ルビィ(やばい………です…) The Everlasting Guilty Crown ウアアアアアアアアアアァァァ..!!!
ルビィ(囲まれたなら、もう一か八かに出るしかないよ…!)
ルビィ「善子ちゃん!一緒に逃げよう!」
アァ..?
ルビィ「勢いよく飛び出したら、きっと廃人たちもビックリするだろうから、そのうちに逃げ出そう!」
アァ..
ルビィ「善子ちゃん…。お願い、一緒に来て…!」
ルビィ「こんな姿の善子ちゃんを見たら、みんな悲しむよ!?」
ルビィ「花丸ちゃんだってショックだと思うし…」
ルビィ「と、とにかく!ルビィと一緒に来て!」
ルビィ..
ルビィ「さあ………!」
ウアアアアアアアアアアァァァ..!!!?! ルビィ(………何か、聴こえる…)
ルビィ(悲鳴や、断末魔………苦しみ喘ぐ、声が…)
ルビィ「………火…?」
ルビィ「か、火事だ…!校舎が、燃えてる…!!」
ブンブンブン!!
ブロロロロロロロロロロロロロロ....
ルビィ(また、何か聞こえてくる…)
ルビィ(このエンジン音…、どこかで、聴いたことがあるような………)
パリーン!!
ダイヤ「ルビィぃ!早く乗りなさい!!」
ルビィ「お、お姉ちゃん…!?………って、そのバイク、ルビィの…」
ダイヤ「いいから早く!逃げますよ…!」 ルビィ(ルビィは、突然バイクとともに現れたお姉ちゃん(47)と、学校を脱出しました)
ルビィ(浦の星の校舎が赤く燃え上がる光景を、私は呆然と眺めています)
ルビィ「………………………………」
ルビィ(善子ちゃん…)
鞠莉「ルビィ…!」ギュッ
ルビィ「………鞠莉さん…」
鞠莉「バカッ!心配かけさせて…!ルビィの身に何かあるんじゃないかって…」
鞠莉「……もう二度と、あんな思いはしたくないのよ…」
ルビィ「ごめんなさい…」
鞠莉「………本当は、ずっとこうして抱き締めていたいけれど…。感動の対面に、水を差しちゃったわね」
ダイヤ「………」 この善子も40半ばなんだよな
30年絶望のまま図書室に引きこもり続けてたと思うと 廃人て死んではないとは言ってたけど、どう生きてるんだ? ルビィ「お姉ちゃん…、だよね?30年後でも、昔とそんなに変わらないんだ…」
ダイヤ「……鞠莉さんから話は聞いてます。なんでも、ルビィは30年前の過去からタイムスリップしてきたとか」
ルビィ「うん、そうなんだ。理由はよく分からないんだけどね?」
ダイヤ「そうですか…」
ダイヤ「ようやく、会えました…。30年ぶりに…」
ダイヤ「ルビィがいなくなってから、30年…。私にはずっと、あなたに言えなかったことがありました」
ルビィ「…?」
鞠莉「ちょっとダイヤ!せっかくの再会なんだから、ルビィを悲しませるようなことは…」
ダイヤ「……やっと、この言葉を、あなたに伝えることができます」
ダイヤ「ルビィ………」
ギュッ..
ルビィ「!」
ダイヤ「………おかえりなさい…!」
ルビィ「………ただい…ま…?」 ダイヤ「………ルビィ。今のルビィには、何のことだかさっぱり分からないでしょうが…、謝らせてください」
ダイヤ「ごめんなさい、ルビィ…。私は、卑怯者なんです…!」
ダイヤ「ルビィが非行に走った原因………それは、私なんです…!」
ダイヤ「私が、忙しいのを言い訳にルビィに構わなかったから………ずっと、放っておいたから…、アイスを買わなかったから…」
ダイヤ「だからルビィは、家の外に出てアイスを盗むことを覚えてしまったんです…」
ダイヤ「それから非行に走り、不良とつるむことが多くなり………そして、行方不明になったのも…。全部、私が原因なんです…!」
ダイヤ「それなのに私は、責められるのが怖くて………ルビィと縁を切って、逃げようとしていました…」
ダイヤ「ルビィが行方不明になってから、夢の中にルビィが出てきてこう言うんです。……『お姉ちゃんが、私を殺したんだ』…と」
ダイヤ「私は怖くなって…、自分の罪から逃れたくて………それで、ルビィから離れようと…、ルビィのことを忘れて存在を断ち切ろうとしていたんです…!」
ダイヤ「ごめんなさい、ルビィ!こんなダメな姉で、ごめんなさい…!逃げてごめんなさい…!目を背け、ルビィと向き合おうとしなくてごめんなさい…!」
ルビィ「………」
ダイヤ「……許してくれなんて、おこがましいことは言いません…。ですが、私が死ぬ前にルビィに、このことだけは伝えたかったんです…」
ダイヤ「バカな姉で、ごめんなさい…。そして、こんな姉に、また会いにきてくれて…、ありがとう………!」
ルビィ「お姉ちゃん…」 (すごく今更なんだけど成否判定の00〜77とか、77以下のゾロ目って意味なの?) このルビィちゃん、何言ってんだろうコイツとか思ってそう ルビィ「………お姉ちゃん」
ダイヤ「ごめんなさい、ごめんなさい…」グスッ
ルビィ「………抱きつきながら泣くから、服に涙とか鼻水が染みてきてるんだけど…」
ダイヤ「はっ!?……ごめんなさい」
ルビィ「……うん、別にいいよ」
ダイヤ「え…?」
ルビィ「そんなに謝られても、正直、どうしていいか分かんないよ…。だってそれ、未来のルビィの話だし」
ルビィ「謝るならさ、この時代のルビィに謝ってよ。生きてるかどうかも分からないけど…」
ダイヤ「……そうですね。まったくその通りです…」
ダイヤ「情けないですね…。30年前の妹に、そんな分かりきったことを教えられるとは…」
ルビィ「お姉ちゃんもまだまだ、だね!」
ダイヤ「ふふ、返す言葉もありませんね…」
鞠莉「………」 鞠莉「ねえ…、お取り込み中のところ悪いけど、そろそろ移動しない?」
鞠莉「二人も晴れて和解(一方的にだけど)できたわけだし、こんな火事現場の側に居続けることもないでしょ」
ダイヤ「そうですね。では、鞠莉さんの家にお邪魔してよろしいですか?」
鞠莉「もちろん!姉妹で団欒してちょうだい!」
ルビィ「うん!」
テクテク
ダイヤ「バイクは…、3人乗りは危険ですから、押し歩いて帰りましょうか」
ルビィ「あ、そういえばそのバイク…。ルビィが家を出るときになかったんだけど、どこにあったの?」
鞠莉「私が持って行ってたのよ。ダイヤの所へね」
ルビィ「何のために?」
鞠莉「前々から困っていた、ガソリンを補充しに行きに…ね?」
ダイヤ「私が今住んでいる住居に、ガソリンタンクが残っていたんです。私は特に必要としていなかったので、そのバイクに入れたわけですよ」
ルビィ「そっか!じゃあまたバイクで風になれるんだね!」
ダイヤ「ええ!このエンジンを吹かせば…」
ウォン……… ダイヤ「………おかしいですね…。エンジンが、かかりません…」ウォンウォンウォン..
鞠莉「……まさか、ダイヤ…」
ダイヤ「……さっき、ルビィを救出するために爆走させて…、それでガソリンが切れた…ということでしょうか?」
ルビィ「ええ!?それじゃあ意味ないじゃん!風になれないじゃん!」
ダイヤ「だ、大丈夫ですわ!こういう時のために、予備のガソリンを持ってきていて…」
ダイヤ「………そういえば、学校に火をつけるために、バイクで走りながら廊下に撒いて…、なくなってしまいましたね…?どうしましょう…」
ルビィ「もう!お姉ちゃんのバカー!」
鞠莉「ねえ、ルビィ。私たちはどうして、ルビィが浦の星の図書室にいることが分かったんだと思う?」
ルビィ「あれ?何でだろう…?」
鞠莉「答えはね………ダイヤの、勘よ!流石姉妹ね、ずばりルビィがどこにいるのか当ててみせたわ!」
ルビィ「そうなの…?お姉ちゃん、すごい!見直したよ〜!」
ダイヤ「そ、そうですか。……ありがとうございます」
鞠莉(本当は、私が昨日のルビィの言動から推理しただけなのよね…。まあ、姉の尊厳を守るために、今日のところは譲ってあげるわね?) 一旦ここまで
早く寝ないといけなくて途中雑にしてしまった、すまん 今日も乙銀
ここのルビィちゃんは基本、利己的なクズ人間でないとダメな事をよく分かっていらっしゃるw
姉との再会でお涙頂戴劇になんぞならずに冷めた態度を貫いて頂けて光栄に思います
まあ、ルビィちゃんの中のこずるい一側面を前面に撒き散らしながら風になって下さい
明日もスティールど! いいねいいね、物語が動き始めた感がわくわくする
明日もスティールど! ルビィ「そうだ!ここは2階だから、窓から飛び降りても大丈夫…」
笑うわこんなん 中でエッチしてた子らも一緒に燃えてしまいましたか…
善子も30年もいたら…… 乙!しっかり寝てくれ!
今日もブレないルビィに期待だな シリアスながらもしっかりツッコミどころを作ってるあたりサービス精神を感じる 遅くなったけど>>383ミス
381がコンマ31だから本当は攻撃躱してる 指摘してる人もいたけどみんな押し倒されるの期待してたからスルーなんだと思ってた 鞠莉の家
ルビィ「……鞠莉さん!ごめんなさい!一人で勝手に家を出て行ったりしちゃって…」
ルビィ「あと、便座とボディコンを勝手に持って行って、そのまま火の中に置いてきちゃって、ごめんなさい!」
鞠莉「………」
ルビィ(うぅ…。鞠莉さん、ずっと黙ってる…。やっぱり怒ってるよね…)
ダイヤ「鞠莉さん。ルビィがこれだけ謝っているのですから、許してあげてください」
鞠莉「……別に怒ってなんかいないわよ」
鞠莉「ただ………また一つ、思い出の品が失くなったんだって…、そう思っただけ」
ルビィ「ご、ごめんなさい…」
鞠莉「いいのよ、気にしなくて。トイレは立ってすればいいし、ボディコンもこれから着る機会なんてなかったもの。ルビィが無事だったんだから、それだけで充分よ」
ルビィ「………」
ルビィ(言えない…。鞠莉さんのボディコンを廃人の顔に押しけて逃げたなんて、絶対に言えないよ…) テーマソングはSKY JOURNEYやな
続き期待 ダイヤ「ルビィ、どこか怪我はありませんか!?廃人たちに変なことされてない?」
ルビィ「うん、平気!なんか廃人に思いっきり殴られた気がしたけど、幻だったよ!」
ダイヤ「そう…、ルビィが無事でなによりです…」
ダイヤ「……ですが、ルビィは何故、一人で浦の星に向かったのですか?」
ルビィ「ああ、それはね?図書室にある本を取りに行ってたの」
ダイヤ「本…ですか」
ルビィ「過去への戻り方を探すために、タイムトラベルの本を適当にくすねてきたんだ!
……バイクに乗ってる途中で何冊か落としちゃったけど…、今ここにある本だけでも、十分参考になると思う!」
ダイヤ「そうですか。ルビィは、過去の世界に帰ろうとしているんですね…。寂しくなります…」
ダイヤ「………そうです!いっそ、ルビィもこの時代で過ごしませんか!?私たちと共に、ずっと永遠に!」
鞠莉「ダイヤ〜」
ダイヤ「冗談です…。私も、ルビィが元の時代に帰れるよう協力は惜しみませんよ」
ルビィ「うん、ありがと♪」 30年経っても見た目あまりかわらないダイヤさんとは… ルビィ「鞠莉さん鞠莉さん。私が浦の星に行った時、廃人がすごい活発だったんだけど、どうしてだろう…?まだ朝だったのに」
鞠莉「……校舎の中は、電気がついてなくて暗かったでしょ?だから昼でも関係なく活動していた…ってところね」
鞠莉「それと………ルビィ。学校にいた時、どの廃人も見かけ次第にルビィに襲いかかってきたんじゃない?」
ルビィ「うん…。確かにあそこにいた廃人は、私のことを見かけたらすぐに寄ってきてたよ。……悲しいね、あれが人生最大のモテ期だったよ」
鞠莉「うーん…。恐らくだけど、ルビィに付いてるカラーボールの塗料に反応していたんじゃないかしら?」
ルビィ「カラーボール…?あ、そういえば付いたまま取れてないんだった。すっかり忘れてたよ」
鞠莉「あの塗料は暗い場所だと光るから、廃人たちはその光に釣られてルビィに寄って行ったんだと思うわ」
ルビィ「そうだったんだ…。じゃあ、別にルビィはモテてたわけじゃなかったんだね…」
鞠莉「そういうこと」
ダイヤ「くっ…。私のルビィに言い寄るとは…、焼き払って正解でした…!」
鞠莉「ダイヤ…?ルビィに会ってから、ちょっと変じゃない?」
ダイヤ「……気のせいです」 ルビィ「ねえ、お姉ちゃん。どうして学校に火をつけたの?」
ダイヤ「ルビィを助けるためです。図書室前には廃人たちが群がり壁のようになっていましたから、焼き払うしか方法はなかったんです」
ダイヤ「それに、浦の星女学院は廃人の巣窟になっていましたから…。まとめて一掃することができました」
ルビィ「………」
ルビィ(鞠莉さんもお姉ちゃんも、知らないんだ…。善子ちゃんも、その廃人になってたこと…)
ルビィ(でも、どうして善子ちゃんが廃人に…?)
ルビィ「………あーーー!!」
ダイヤ「!?」
鞠莉「どうしたのよ、急に…?」
ルビィ「……アイス…」
ダイヤ「アイス…?」
ルビィ「あんなに振り回して………それに、あんな火の中にあったんだから、流石に溶けちゃったかも…」
鞠莉「それって、スーパーカップのこと?」
ルビィ「うん…。この時代の食事の、唯一のオアシスだったのに…」
ルビィ「きっとフタを開けたら、ドロドロの中身が出てくるんだろうね………」 校舎もろとも燃え尽きるよりはどろどろヨハネのがマシな気も… パカッ!
ペラッ!
ルビィ「すごい!溶けてない!!」
鞠莉「このスーパーカップ、どうなってるの…?もう3日以上常温放置してるのに、まだ溶けてないなんて…!」
ルビィ「スーパーカップだもん!ルビィ達なんかの想像なんて容易く超えてくるから、スーパーなんだよ!」
鞠莉「タイムスリップとか地球滅亡とかより、このアイスの方が恐ろしいわ…」
ダイヤ「スーパーカップ…、懐かしいですね。ハーゲンダッツの代わりに買ってきたら、ルビィ、すごく怒って…」
ルビィ「でもある日、ルビィもスーパーカップの良さに気付いたんだよね…。それからのルビィはもっぱら、スーパーカップ!」
ダイヤ「口に運んだ途端、ふんわり溶けるあの感触…、あの味わいが堪りません!」
ルビィ「だよねだよね!?スーパーカップ、美味しいよね!」
ダイヤ「スーパーカップ、美味しいですわ!」
鞠莉「なにこれ…」
ルビィ「お姉ちゃん!久しぶりに、一緒にアイス食べようよ!」
ダイヤ「いいですわね!木のスプーンで食べるアイス、乙ですわ!」
ルビィ「お姉ちゃん!最初はペラペラの裏に付いたアイスを舐めとらなきゃ!」
ダイヤ「ルビィ、はしたないですよ!しかし30年ぶりの再会、とことん付き合いますわぁ!」
ペロペロペロペロペロペロ.... モグモグ..
スーパーカップ×1
ルビィ「美味しい〜♪」
ダイヤ「はぁ…!アイスを口に運ぶ手が、止まりませんわぁ!!」
ルビィ「やっぱりアイスは、スーパーカップに決まりだね!」 「美味しいね!」
「そうですわね」
キャッキャ キャッキャ..!
鞠莉「………」
鞠莉「……ねえ、ルビィ…」
ルビィ「この少し溶けたところもまたいいんだよね!」
鞠莉「……ね、ねえ…」
ルビィ「容器の壁についたアイスをかき集めるのって楽しいよね!」
鞠莉「………ルビィ………………………」
ルビィ「一滴も残さないのが、スーパーカッパーの流儀だよ…」
鞠莉「………ルビィっ!!!」
ルビィ「っ!?」 ルビィ「え…?」
鞠莉「……あ…、ご、ごめん…。つい怒鳴っちゃって………」
ルビィ「……鞠莉さん、どうしたの?」
鞠莉「………」
鞠莉「ルビィ…。今日は、どうするの?」
ルビィ「え…?今日って、何が…?」
鞠莉「……泊まるところよ。今日から、どうするつもりなの?」
ルビィ「え…。どうするもなにも、このまま鞠莉さんの家に…」
ダイヤ「ああ。ルビィが私の家に来るかどうか、それを訊いているんですね」
ルビィ「あ、そっか。この時代のお姉ちゃんの家に泊めてもらうのもアリなんだよね。どうしよう…?」
ダイヤ「私が住んでいるのは、沼津駅を超え北西の方です。ここからはかなり距離はありますが、バイクで行けばすぐです」
ルビィ「………」 細かいながらも物語が着実に動いているな
スーパーカップの謎、ルビィのバイク、廃人化した善子、廃人だらけの浦の星… 鞠莉「姉妹で、積もる話もあるでしょ?」
ルビィ「……でも」
鞠莉「私に気を遣う必要はないわ。今までもずっと一人でやってきてたし、心配には及ばない」
ルビィ「………」
鞠莉「ルビィ…。どうするの?」
ルビィ「………」
ルビィ(私は………)
1.「鞠莉さんがいい!」
2.「お姉ちゃんがいい!」
下5までで多い方 ルビィ「ルビィ………お姉ちゃんがいい!」
鞠莉「っ…」
ダイヤ「そうですか。では、私の家まで行きましょう」
ルビィ「うん!」
ダイヤ「持っていく荷物があるのなら身支度を整えてください。外で待っています」
ルビィ「分かった。すぐ準備するね!」 ルビィ「ええっと、持って行くものは…」
ルビィ「タイムトラベルの本と…、あと、カバン…」
鞠莉「………」
ルビィ「あ、鞠莉さん」
鞠莉「!……な、何?」
ルビィ「あのね。今日浦の星に行く時に勝手に持って行ってた物、返しておくね?」
鞠莉「………菜箸と、フォーク…」
ルビィ「鞠莉さん…、今までルビィを泊めてくれてありがとう!」
ルビィ「鞠莉さんが居なかったら、たぶんルビィ、その辺でのたれ死んでたと思うんだ」
ルビィ「鞠莉さんが教えてくれた未来の話。……つらい話もたくさんあったけど、この世界で生きていくために、すごく助かったんだ!」
ルビィ「たった3日間だけだったけど…、鞠莉さんと過ごせて楽しかったよ!」
鞠莉「……る、ルビィ…」
ルビィ「……またね!」
タッタッタッ.. 鞠莉「………」
「行かないで」
鞠莉「………私に、そんな言葉を言う資格…ないわね…」
鞠莉「ルビィは、ダイヤを選んだんだから…」
鞠莉「………」
鞠莉「ダイヤの家への食料調達………2,3日おきに行きましょうか?」
鞠莉「いや、それだと分かりやすいわね…。5日おきぐらいがいいかしら…?」
鞠莉「………またね、か…」 どちらかというと鞠莉よりルビィが心配やな
とにかくやわ銀を頑張ってくれそして待つとしよう ダイヤの家
ダイヤ「………さ、着きました。ここが私が住んでいる家です」
ルビィ「わーすごい。扉の横にガレージがあるんだ」
ダイヤ「そのガレージで民間人に食料の配給をしているんです。……といっても、顧客は鞠莉さんだけなんですが」
ルビィ「そっか。鞠莉さんはここで食料を…」
ルビィ「………鞠莉さん、大丈夫かな?」
ダイヤ「心配はいりません。あの人は強いですから」
ルビィ「うん…」
ガチャ
ダイヤ「さ、ルビィ。中に入りましょう」
ルビィ「……うん!」 ダイヤ「好きにくつろいでくれて構いません。今日からここは、ルビィの家でもあるのですから!」
ルビィ「分かった。くつろぐね」ダラー
ダイヤ「……して。過去に戻るための案などはありますか?」
ルビィ「んー、それなんだけど、全然分からないんだよね。そもそもどうして未来に来たのかすらも見当つかないし」
ルビィ「だから…、この本を読んでヒントを得るんだ!」
ダイヤ「賢いですわね。本を読めば万の知識が得られますから、きっと過去に戻るための方法も分かるはずです」
ルビィ「……いっぱい取ってきたんだけど、どれから読もうかな…?」
【ルビィが取ってきた本】
・『マンガで学ぶ相対性理論・特殊相対性理論』
・『タイムトラベラー対談「彼女は未来からやって来た」』
・『週刊:デロリアンを造る』
・『SF浪漫譚 –時間旅行編–』
・『ダーリンは未来人』
・『プラマイゼロ』
・『時をかける淑女』
・『異世界転生を希望した脱サラニートが手違いでタイムスリップしてしまい何故か歴史上の偉人になった。』
・『世界線収束範囲〈アトラクタフィールド〉理論』
・『理化学研究所論文集(2024)小保方氏「タイムマシンは、あります!」』 ルビィ「………ダメだ、活字ばかりで読めないよ…」
ダイヤ「普段から読書の習慣をつけさせておくべきでしたね…。今更悔いても仕方ないのですが」
ルビィ「お姉ちゃん〜。読むの手伝って…?」
ダイヤ「しょうがないわね…」
ペラッ ペラッ..
ルビィ「………」
ダイヤ「………」
ペラッ ペラッ..
ルビィ「zzz…」
ダイヤ「ルビィ」
ルビィ「はっ!?……あれ、どこまで読んだっけ…」
ダイヤ「まったく…」 ルビィ「んー…、眠くなってきた…」
ダイヤ「ルビィ、起きなさい。過去に帰るために頑張るんでしょう?」
ルビィ「だって眠たいもん…。こんな文字ばっかな本、読んでられないよ…」
ダイヤ「………」
ダイヤ「昔、誰かが言っていた話なのですが…」
ダイヤ「本は、最初のページの一行目と最後のページの最終行だけ読めば、その本の内容がすべて分かるそうです」
ルビィ「え、ほんと!?そんな裏ワザがあったんだ!」
ダイヤ「もちろん嘘に決まっていますけど、……ルビィにはこの方法が合っているかもしれませんね?」
ルビィ「うっ…、バカにされてる…。いいよ、最初から全部読むもん!」
ダイヤ「ふふ、その意気ですわ」 ルビィ(ルビィ達は、本を読んだ)
ルビィ(ごはんを食べ、本を読んだ)
ルビィ(寝て起きて、本を読んだ)
ルビィ(またごはんを食べ、本を読んだ)
ルビィ(いっぱい読んで、そして………)
ダイヤ「………つまり、デロリアンを作って時速88マイルを出せば過去に戻れる…と」
ルビィ「お姉ちゃん!早速デロリアン作ろうよ!」
ダイヤ「ええ!創刊号にはデロリアンのヘッドライトが付いていますから、あとのパーツを集めて組み立てれば一年で完成です!」
ルビィ「わーい!来週も書店に行かなきゃね!」
ルビィ「………で、実際のところ、どうしよう…?」
ダイヤ「一通り目は通しましたが、タイムトラベルはフィクションだ、ということしか分かりませんでしたね…」
ルビィ「もう一度読み直す…?」
ダイヤ「………今日はもう遅いから、休みましょう。続きはまた明日読むことにして」
ルビィ「うん、そうしよう」 ルビィ(私は何の気もなく、窓を開け、空を見上げた)
ルビィ「うわぁ…。流れ星だ…」
ルビィ「世界が崩壊しても、空はこんなに綺麗でいるんだね…」
ルビィ「ねえねえお姉ちゃん!見て、流れ星だよ!しかもすごく大きい!」
ルビィ「確か、三回お願い事をすれば、その願いが叶うんだよね…?」
ルビィ「………ルビィの、願いは………」 ルビィ「元の世界に帰れますように!」
ルビィ(流れ星…、キラキラ輝いてる…)
ルビィ「元の世界に帰れますように!」
ルビィ(輝きが、どんどん大きくなって…)
ルビィ「元の 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f) ルビィ(………………………ここは………)
「………」
「……ねえ、ルビィ…」
ルビィ(なに……?聴こえる………)
「……ね、ねえ…」
ルビィ(………呼んでる……)
「………ルビィ………………………」
ルビィ(誰かが………私のことを………………)
「………ルビィっ!!!」
ルビィ「っ!?」 ルビィ「え…?」
鞠莉「……あ…、ご、ごめん…。つい怒鳴っちゃって………」
ルビィ「……鞠莉、さん………?」
鞠莉「………」
ルビィ(………何だったんだろう、さっきまでの…)
ルビィ(夢……なのかな………)
鞠莉「ルビィ…。今日は、どうするの?」
ルビィ「え…?今日って、何が…?」
鞠莉「……泊まるところよ。今日から、どうするつもりなの?」
ルビィ「え…」
ダイヤ「私の家も部屋は空いていますし、ルビィが来るのなら歓迎しますよ」
ルビィ「………」
ダイヤ「あ、ちなみに。私が住んでいるのは、沼津駅を超え北西の方で…」
ルビィ「ルビィ………鞠莉さんがいい!」 それよりデロリアンて時速140qぐらいなのか
意外に遅くて草 SSライブで見てきた中でこれほど緊張感あるの初めてだわ ぜんぶ危ないクスリでキマったルビィちゃんの夢だったんだよ 鞠莉「………本当に、いいの…?」
ルビィ「うん。ルビィは鞠莉さんがいいの!」
ダイヤ「そ、そうですか…。まあ、ここに来てからは鞠莉さんと長いこと一緒でしたからね…」
ルビィ「あ…、お姉ちゃんがイヤってわけじゃないよ?ただ…」
ルビィ(なんだか、お姉ちゃんの家に行っちゃダメな気がして…)
ルビィ(それに………)
ルビィ「鞠莉さんと、……もっと!一緒にいたいんだ」
鞠莉「ルビィ…」
ダイヤ「………分かりました。……鞠莉さん。ルビィのこと、よろしくお願いします」
鞠莉「……ええ。責任を持って、この子を元の時代に帰すわ!」 リゼロ的な死に戻りなのか…?
何故かダイヤさん家に隕石落ちてきてリセットみたいな ダイヤ選択肢がなくなったかのような、、、タイムリープしてる、、、
やばい、激熱やこのSS
ここまで更新が楽しみなSSも久しぶりだ ダイヤ「あ…、でも、また会いに来てもいいでしょうか?せっかくルビィがいるのですから、もっといろんな話がしたいんです」
ルビィ「うん、いいけど…。それならお姉ちゃんも、ここの家に住めば?」
ダイヤ「そうしたいのは山々ですが…」
鞠莉「私たちには、仕事があるの。だから今の住居を離れるわけにはいかないわ。それぞれね」
ルビィ「そうなんだ…?」
ダイヤ「………ルビィ。また、元気でお目にかかりましょう!」
ルビィ「またね!今度会ったときはいっぱいお話しようね!」
ダイヤ「もちろんですわ!」
ルビィ「じゃあねー!」
鞠莉「………ねえ、ルビィ…。本当に私でよかったの…?」
ルビィ「うん!鞠莉さんだからこそ、よかったんだよ!」
鞠莉「そう…。ふふ、嬉しいわ…。ありがとう、ルビィ…!」 ルビィ「………鞠莉さん…」
鞠莉「何?」
ルビィ「鞠莉さん鞠莉さん鞠莉さん………」
鞠莉「な、何!?」
ルビィ「んー…。この呼び方、なんか不自然だなーって思ったんだ」
ルビィ「さん付けで呼んでたら、なんだか他人みたいだもん」
鞠莉「……私の呼び名を考えてるのね。私のこと何て呼びたい?何でもいいわよ」
ルビィ「それじゃあ………」
>>597
1.「鞠莉ちゃんって呼びたい!」
2.「鞠莉って、呼んでいいかな?」
3.「マリーって呼ばせてもらうよ!」
4.「小原でいいよね?」
5.「お母さん…って、呼びたいな」
6.「ママー!」
7.「よおBBA!最高に決まってるぅ!」 ルビィ「鞠莉ちゃんって呼びたい!」
鞠莉「鞠莉ちゃん?」
ルビィ「だ、ダメかな…?」
鞠莉「……ううん、いいわよ。鞠莉ちゃんなんて、初めて呼ばれたから………なんだかこそばゆくて」
ルビィ「そう?それじゃ、慣れるために何度でも呼んであげるよ!鞠莉ちゃん!」
鞠莉「ふふ…。頑張って慣れるようにするわね?」
ルビィ「鞠莉ちゃん鞠莉ちゃん!鞠莉ちゃん〜!!」
鞠莉「もう、用がないときは呼ばなくていいの!」
ルビィ「えへへ〜!」
鞠莉「………ルビィ。お昼ごはんにしましょう?」
ルビィ「うん!……鞠莉ちゃん!」
鞠莉「もう…!ルビィったら〜」
キャッキャ キャッキャ!! ちょっと休憩
下〜までで多数決のときはルート分岐です
さっきのダイヤルートは書いてないけどBAD END やっぱダイヤさんルートはBAD ENDだったか
明らかに怪しいもんな、ダイヤさん… 追い付くために急いで読んだからダイヤのどこらへんが怪しかったのかわからない… もし最初の方で万引きしなかったり店員に捕まったり家帰ってたらどうなってたのか こんなデカイ話になるなんていっちも予想してなかったでしょ ダイヤルート終焉の最後の目玉の出し方が上手い
ルビィの目の前まで迫ってきてそこで終わったって気がする ルビィ(私と鞠莉ちゃんは、また、一緒にお昼ごはんを食べました)
ルビィ「………さて、そろそろこの本達を読まないと…!」
鞠莉「いっぱい持って来たのね…。どんな本を選んできたの?」
ルビィ「タイムトラベル関連のコーナーからパパッと取ってきただけだから、どんな内容かはまだ分からないんだ」
鞠莉「見た所、あまり参考にならなさそうなタイトルも多いわね…」
ルビィ「あの時は焦ってたからね…。校内の至る所に廃人がいて………」
ルビィ(廃人…、図書室に居た廃人…)
ルビィ(……あれ、善子ちゃんだった…)
鞠莉「………ルビィ?」
ルビィ(このこと、鞠莉ちゃんに話していいのかな…?)
ルビィ「……あのね、鞠莉ちゃん…。実は………」
>>618
1.「図書室で、善子ちゃんを見たの」
2.「あ、やっぱり何でもない!」 ルビィ「……図書室で、善子ちゃんを見たの」
鞠莉「善子…?それって、津島善子のこと…?」
ルビィ「うん」
鞠莉「……そう、内浦に残っていたのね…」
ルビィ「あっ!でも………善子ちゃんは…、廃人になってたんだ…」
鞠莉「………やっぱり」
ルビィ「や、やっぱりって…。善子ちゃんが廃人になってるって分かってたの!?」
鞠莉「……廃人化した人間には共通点があるの。それは、絶望に打ちひしがれ、精神が死んでいることよ」
鞠莉「宇宙に行かず、まだ死んでいないのなら…、善子も廃人になっていることだと思っていたわ」
ルビィ「精神が、死ぬって…?」
鞠莉「文字通りの意味よ。絶望的な状況下で、心が潰された時………人間の防衛反応は、自らを殺してしまうわ」
鞠莉「一切の感情や心を殺すことで、つらく苦しい現実から逃避するの…。そして、あとに残るのは、精神が死に、欲にだけ生きる肉塊よ…」
ルビィ「っ…。どうして、善子ちゃんの精神は死んじゃったの…?」
鞠莉「………」
鞠莉「……いつまでも黙っているのは、フェアじゃないわね」
鞠莉「分かった、全て話すわ…。善子が壊れるまでの話を………」 鞠莉「事の始まりは、ルビィ………あなたが行方不明になるところからよ」
ルビィ「っ!」
鞠莉「……12月。ルビィが行方不明になっていることが明らかになってから、メンバー8人でAqoursの今後について話し合ったわ」
鞠莉「そして、しばらく活動を休止することを決めたの。………ちょうど、ラブライブの予選まで一週間というタイミングでね」
鞠莉「活動休止を決めた理由は、『メンバーが全員揃ってないのに活動しても意味がない』…とか、そんなものだったわ」
鞠莉「でもみんな、心のうちでは本当の理由を分かっていたのよ…。『ルビィが広めた悪評のせいで、Aqoursのイメージが急降下しているから』…だってね」
ルビィ「………」
鞠莉「Aqoursは活動休止だから、もちろんラブライブには出られないし、練習もミーティングもない」
鞠莉「私たちは、いつからかお互いに距離を置くようになり、次第に疎遠になっていったわ」
鞠莉「………そして、年が暮れて1月」
鞠莉「花丸が校舎の屋上から飛び降りて死んだわ」
ルビィ「えっ…!?花丸ちゃんが…」
鞠莉「遺書が見つかり、事件当時の状況から見ても、それは自殺だと判定されたわ。誰もがそれにうなずいた」
鞠莉「遺書には死ぬ理由なんて書いてなかったけど、それは明白だった。花丸は、ルビィの後を追ったんだって」
ルビィ「………」
鞠莉「ルビィが行方不明になってから、一ヶ月後のことよ」
鞠莉「Aqoursは完全に解散したわ。誰も解散の言葉を口にはしなかったけど、自然にね」
鞠莉「善子が狂い出したのは、その辺りからでしょうね…」 鞠莉「これが、善子が壊れた話………Aqoursが、壊れた話よ」
ルビィ「ルビィのせいで…、そんなことになるなんて…」
鞠莉「それから私は善子と関わることはなかったし、あの子の話も耳にしなかったわ」
鞠莉「だから、今日まで…、善子が内浦にいるなんて知らなかったわ」
ルビィ「………他の、メンバーは…?」
ルビィ「千歌さん梨子さん曜さん、それに果南さんは…、どうなったの…?」
鞠莉「みんな疎遠になっていたから、私が卒業した以降のことは何も知らない」
鞠莉「ただ…、曜は何かの病気で早死にしたと、風のうわさに聴いたわ」
ルビィ「………」
鞠莉「千歌と梨子は何をしているんでしょうね…?もしかしたら、宇宙船の中で余生を過ごしているのかもしれないわ」
ルビィ「………果南さんは?」
鞠莉「え…?」
ルビィ「鞠莉ちゃんは、30年経ってもまだお姉ちゃんと交流があるんだし、果南さんとも何かしらの関わりとかがあるんじゃ…」
鞠莉「……ええ、その通りよ」
鞠莉「私と、ダイヤと、果南………私たち三人は卒業後も、定期的に連絡を取っていたわ」
鞠莉「今でも果南がどこに居るか把握しているわ。……果南は、淡島にいる」
ルビィ「果南さんも、近くにいるんだ…!」
鞠莉「………ただ、果南も既に、廃人に成り果てているわ」
ルビィ「っ!」 鞠莉「果南が廃人になって、もうどれぐらいかしら…?」
鞠莉「果南は今も、淡島に一人、閉じこもっていると思うわ」
ルビィ「……あの果南さんも、廃人に…」
鞠莉「ええ…。その辺にいる、あの廃人たちとそっくり…。果南は人間じゃなくなったのよ…」
鞠莉「まだ、廃人という存在を知らなかった私とダイヤは、果南を正気に戻そうと必死になった」
鞠莉「でもその時には既に、果南から人間らしさは無くなっていたんでしょうね…。言葉を失い、一日中何もせずに、ただぼーっと海を眺めていたわ」
鞠莉「私たちは果南を、人間に戻すことができなかったわ…。そして果南は、船に乗り込んで淡島に逃げたの」
鞠莉「それからはもう、果南の姿を見ていないわ」
ルビィ「……逃げた果南さんを、追わなかったの?」
鞠莉「追えなかった、のよ。果南は逃げる前に、逃走に使う船以外、全部海へと流したわ…。もう淡島に行くことはできないし、果南を見ることもできないのよ…」
ルビィ「そんな…」
鞠莉「……だけど、他の廃人が現れるようになってから気付いたの。『もし仮に果南に会いに行けても、廃人になった果南を人間に戻すことはできない』ってね」
鞠莉「人間の心を失った時点で、もう手遅れなのよ…」
ルビィ「………本当にそうなのかな?」
ルビィ「図書室であった善子ちゃん………廃人になってたけど…、ずっと、ルビィや花丸ちゃんの名前を呼んでたんだ…」
鞠莉「………」
ルビィ「だから思ったんだ。廃人って、まだどこかに人間らしさを残してるんじゃないかって………まだ救うことができるんじゃないかって…!」
鞠莉「……そんなこと、できるわけがないわ…」
ルビィ「やってみないと分からないよ!もう一回チャレンジしたら、今度は助けられるかも!」
鞠莉「………でもね、どの道、果南に会いに行くことはできないわ。もう果南を救うことはできないのよ」
ルビィ「………」 鞠莉「……これで話はおしまい。Aqoursのことや、その後のメンバーのことは分かったでしょ?」
ルビィ「うん…」
鞠莉「………で、よ。ルビィは果南や廃人のことよりも、過去に帰ることを優先するべきだわ」
鞠莉「その本から情報を集めて、過去に戻る方法を考えるんでしょ?」
ルビィ「うん…。でも、この量全部をルビィ一人じゃ読めないと思うし、鞠莉ちゃんにも手伝ってほしいな〜?」
鞠莉「手伝う…?何をどういう風に?」
ルビィ「10冊あるから、ルビィと鞠莉ちゃんで5冊ずつに分けて読むの!で、使えそうなところを見つけたらシェアして…」
鞠莉「ルビィは、夏休みの宿題を一人で終わらせたことはある?」
ルビィ「ない!ほとんどお姉ちゃんが手伝ってくれるもん!」
鞠莉「なるほど…。じゃあ、私は手伝わないわ」
ルビィ「えっ!なんで!?」
鞠莉「一人で何かを達成することを覚えないと。いつも誰かに頼ってばかりじゃ、ルビィも大人になれないわよ?」
ルビィ「そんなー!?うぅ…、こんなことならお姉ちゃんの家に行けばよかった…」
鞠莉「もう遅いわ!さあ、本を読んで読んで読み漁りなさい!!」 ルビィ(うゅ…。ルビィ、読書苦手なのに、こんなにたくさん読めないよ…)
ルビィ「……最初は、『時をかける淑女』を読んでみようかな…?」
ルビィ「うわぁ!最初のページから文字ばっかり!めまいがしてきたよ…」
ルビィ(そういえば………前に誰かが言ったね…)
ルビィ(本は、最初のページの一行目と最後のページの最終行を読めば、その本の内容がすべて分かるって…)
ルビィ(本当かな…?とりあえず、やってみよう…)
ルビィ「最初のページ一行目『塀の上で、猫はうたた寝をしていた。淑女に見られていることも知らずに。』」
ルビィ「最後のページ最終行『さったファンの皆様。感謝感激です。』」
ルビィ(ダメだ…。意味が分からないよ…) ルビィ(うぅ…。こんな調子で、本当に元の時代に帰れるのかな…?)
ルビィ(もし、このまま帰れなかったらと思うと、不安になってくるよ…)
ルビィ(………もし、帰れなかったら…。元の時代は、どうなるんだろう…?)
ルビィ(ルビィはある日突然消え、行方不明ということになるんだろうね…)
ルビィ(ん…?行方不明…?)
ルビィ(………)
ルビィ(……いや、まさかね…)
ルビィ(ルビィがいなくなるのは12月で、今はまだ11月だから、大丈夫…!)
ルビィ(………大丈夫……だよね…?)
ルビィ「はぁ…。考えれば考えるほど、不安が募っていくよ…」
ルビィ「もし、帰れなかったら………」 ルビィ「………………………ん…?」
ルビィ(この本の最後のページ………何か、書かれてる………)
『頑張ルビィ!』 >>535訂正
>ダイヤ「私が住んでいるのは、沼津駅を超え北西の方です。ここからはかなり距離はありますが、バイクで行けばすぐです」
ルビィ「でもお姉ちゃんのせいでバイク、ガソリン切れになっちゃったよね?」
ダイヤ「………すみません」 四日目
ルビィ(いつものように鞠莉ちゃんと朝ごはんを食べ、ごちそうさまをしてから、机に向かいました」)
ルビィ(ルビィが未来に来てから、もう四日が経ちました)
ルビィ(過去への戻り方は、いまだに分かっていません)
ルビィ(いっぱい本を取って来たけど…。これを読んで、過去に帰れるようになるのかな…?)
ルビィ(いや…、もうこの本しか望みはないんだ…!少しでも情報を集めないと…!)
ルビィ「………でも、どの本から手をつければいいんだろう…?」
鞠莉「……ただ漠然と読み進めるだけじゃ意味がないから、必要な情報に絞って読みなさい」
ルビィ「必要な情報…?」
鞠莉「ええ。情報の取捨選択をすることで、効率的に情報収集を進められるわ」
ルビィ「んー…」 ルビィ(ルビィに今、必要な情報は………)
ルビィ「タイムトラベルのこと…、時間の超え方や、超えた後のこと…」
ルビィ「フィクションでもなんでもいい…。できるだけ早く帰れるように、いっぱい情報を集めるんだ…!」
ルビィ「まずは、分かりやすい本から読もうかな………」
>>655
1.『週刊:デロリアンを造る』
2.『ダーリンは未来人』
3.『プラマイゼロ』
4.『時をかける淑女』
5.『異世界転生を希望した脱サラニートが手違いでタイムスリップしてしまい何故か歴史上の偉人になった。』 『異世界転生を希望した脱サラニートが手違いでタイムスリップしてしまい何故か歴史上の偉人になった。』
ルビィ「これ、ラノベって言うのかな…。あ、本の裏にあらすじが書いてある!」
あらすじ『脱サラニートで人生に絶望していた主人公はある日、異世界転生をすることに。
しかし、転生担当の神の手違いによって、なんと戦国時代へとタイムスリップしてしまい、更になんと織田信長になっていた!
だが歴史が好きだった主人公はその知識を活かし、教科書に載ることを目指すのであった!』
ルビィ「………神様がタイムスリップをさせたってことだよね…?これは…、参考にならなそうかな」
ルビィ「んー、他の本も見てみよう………」
>>660
1.『週刊:デロリアンを造る』
2.『ダーリンは未来人』
3.『プラマイゼロ』
4.『時をかける淑女』 『ダーリンは未来人』
ルビィ「恋愛SF小説みたいだね。ちょっと読んでみよーっと」
ペラペラ..
ルビィ「わぁ、すごい…。活字が苦手なルビィでも、すんなり読めちゃう…!」
ルビィ「まだ一章しか読めてないけど…。それでもどういう話かはわかったね」
ルビィ「それじゃあ、最終章を読んで話を繋げてみよう………」
第1章あらすじ『主人公は新人の女性社員。
残業でヘトヘトになり、アパートに帰っては酒に溺れる毎日。男の影なんて1mmもない。
そんなある日、彼女のもとに、同年代の男性が現れた。
男の熱烈なアプローチに最初は困惑していた女。しかし、いつからか心を許し、二人の仲は親密になっていた。
だが、仕事が多忙で女は憔悴していた。それを見た男は、仕事を辞めるよう言う。
そして、怒った女は男に別れを切り出す。しかし男は、こう続けた。
「俺は未来から来た。お前を、過労死になる未来から救うために…!」』
最終章あらすじ『色々あった末に、女はクズ上司の呪縛から解かれ、女が過労死する未来はなくなった。
それを見届けた男は、別れの言葉を残して元の時代へと帰っていった。
そして数年後。女の前に、一人の若い男が現れた…。』
ルビィ「うぅ…!泣けルビィ…!」 ルビィ「えっと…。つまりは、どういうことだろう…?」
ルビィ「元の世界に戻るためには、この時代の問題を解決しなければいけないってことかな…?」
ルビィ「それにしても、この男…。初めはただのチャラ男だと思ったけど、めちゃくちゃ良い人だったよ〜!」
ルビィ「良い本だな〜。時間があれば、全編読みたいよ!」
鞠莉「そんなに面白い本なの?」
ルビィ「うん!あ、読みたいなら鞠莉ちゃんも読んでいいよ!」
鞠莉「そう?じゃあ私も読ませてもらうわね」
ルビィ「さて…、次は理屈っぽい本を読もうか」
ルビィ「たぶんこっちの方が色んな情報が書いてあるよね………難しい言葉で」
ルビィ「んー、どれから読んでいこう………」
>>666
1.『マンガで学ぶ相対性理論・特殊相対性理論』
2.『タイムトラベラー対談「彼女は未来からやって来た」』
3.『SF浪漫譚 –時間旅行編–』
4.『世界線収束範囲〈アトラクタフィールド〉理論』
5.『理化学研究所論文集(2024)小保方氏「タイムマシンは、あります!」』 そういえばらんだむ要素でわちゃわちゃするコンマ指定からいっちの手のひらからこぼれない範囲での選択肢方式になってますな
もう着地点は見えてるのだろうか 『理化学研究所論文集(2024)小保方氏「タイムマシンは、あります!」』
ルビィ「2024…。つまり、ルビィがいた世界よりも未来に出版された本なんだね」
ルビィ「………あれ?」
ルビィ「小保方さんだ…!タイムトラベル研究に移ったんだ…。はぇ〜…」
ルビィ「中はやっぱり難しい話ばっかりだ…。読み飛ばしながら要所要所集めていこう」
要約『タイムマシン否定派の人は色んなことを言って何もかも否定したがっている。
だけど、もしかしたら何かの拍子に超常的な力が生まれ、タイムトラベルができる可能性は0ではない。
つまり、我々が神になればタイムマシンは完成する。』
ルビィ「宗教本かな…?」
ルビィ「それに、挟まれてる資料が偽造されたものだし…。やっぱダメだね」
ルビィ「じゃ、次はどれにしよーかなー………」
>>670
1.『マンガで学ぶ相対性理論・特殊相対性理論』
2.『タイムトラベラー対談「彼女は未来からやって来た」』
3.『SF浪漫譚 –時間旅行編–』
4.『世界線収束範囲〈アトラクタフィールド〉理論』 ヒントはルビィちゃん自信で掴んでいくスタイル
良いね 『世界線収束範囲〈アトラクタフィールド〉理論』
ルビィ「えー何々…」
ルビィ「あとらくたふぃーるど理論…とは、ゲーム『Steins;Gate』に登場する架空の理論であり…」
ルビィ「世界線が………パラレルワールドとは別で………一点に収束して………」
ルビィ「………何これ。1ページ目から難しいよ…!」
ルビィ「善子ちゃんとか、こういうの好きなんだろうなぁ…。ルビィには分からない世界だよ…」
ルビィ「……でも、大事なことが書いてあるかも!パラパラっと目は通しておこう!」
引用『例えば、観測者Oが幼馴染Mの死を観測する。
それからOが過去にタイムリープしても、Mが死ぬ"結果"は変わらない。
(中略)
世界はある一点に収束するため、タイムリープを繰り返しても、世界はMが死ぬ結果に収束する。そのため、OはタイムリープでMを救うことができなかったのだ。』
ルビィ「………要するに、運命は変えられない…ってことかな?」
ルビィ「それにしても…、フィクションの理論を真剣に考察してるから、余計に分かりづらいよ…。この本たぶんすぐに絶版されてるね」 ルビィ「さて、次の本は………」
鞠莉「ルビィ。この小説面白いわね!熟読しちゃったわ」
ルビィ「えっ!もう読み切ったの!?」
鞠莉「?これくらいの文量なら30分で読めるでしょ…?」
ルビィ(ひぃ…。これが年の功ってやつなのかな…)
鞠莉「他に面白い本があれば、私にも読ませてちょうだい!何十年ぶりに読書スイッチがついちゃったわ!」
ルビィ「うん…。じゃあ小保方あげるよ」
ルビィ「さて…、お昼ごはんの前に、あともう一冊は読んでおきたいな………」
>>676
1.『マンガで学ぶ相対性理論・特殊相対性理論』
2.『タイムトラベラー対談「彼女は未来からやって来た」』
3.『SF浪漫譚 –時間旅行編–』 『タイムトラベラー対談「彼女は未来からやって来た」』
ルビィ「編集部の記者と、タイムトラベラーを名乗る20代女性との対談をまとめた本なんだ…」
ルビィ「初版は2015年か…。この時代からすると、結構古い本だね」
ルビィ「あ、これはルビィでも読みやすい形式だ。字も小さくないし、文も喋り言葉だからすらすら読める!」
ルビィ「じゃあ、重要そうなところにヤマをつけて読んでいこーっと!」
簡約『タイムトラベルの方法は、そう難しくないそうだ。
熱い気持ちとハートがあれば時空なんて簡単に移動できる、らしい。
………というのは冗談で、タイムトラベルをするには、決められた所作をする必要があるらしい。
帰るときも同じように、決められた所作をすればいいだけだそう。
注意点としては、帰る時にする所作は、タイムトラベルする時にした所作の全く反対の順でなければならないらしい。
あと、やはりこの自称タイムトラベラーは胡散臭い。』
ルビィ「………帰るときは、来た時にしたことを、反対の順にすればいい…」
ルビィ「こ、これって…」 鞠莉「ルビィ〜。お昼ごはんできたわよ」
ルビィ「あ、うん!」
鞠莉「………それで、何か情報は得られた?」
ルビィ「いくつかね。実際に使えるかどうかは分からないけど…」
ルビィ「……でもね。過去に戻る方法は、分かったよ…!」
鞠莉「ほんと!?どうすればタイムスリップできるの?」
ルビィ「えっと。………反対の、ことをすればいいんだって」
鞠莉「反対って…、この時代に来た時にしていたことの、反対ってこと?」
ルビィ「そう!それで元の時代に戻れるって本に書いてあったんだ!」
鞠莉「なるほどね。だったら一回試してみましょう。ルビィはここに来る前に何をしていたの…?」
ルビィ「えっと、ルビィは………」
ルビィ「……バイクで爆走して、道路に座り込んでアイスを食べたの。………そうしたら、未来の鞠莉さんが現れて…」
鞠莉「じゃあ、アイスを食べた後にタイムスリップしたわけね?」
ルビィ「うん。だから、過去に戻るには………同じようにアイスを食べて、同じようにバイクで爆走すればいいんだ!」 鞠莉「アイスは…、まだ残ってるわよね?」
ルビィ「うん!偶然にも、残り1個!」
鞠莉「アイスはクリアね。……で、バイクは…」
ルビィ「ガソリンがないから、走れない…ね?」
鞠莉「ガソリン…。そうね、ダイヤの家にまだ残ってるかもしれないわ。今から貰いに行きましょう!」
ルビィ「うん!」
ルビィ「太陽が出てるから、廃人は出てきてないね」
鞠莉「………」
ルビィ「鞠莉ちゃん…?」
鞠莉「……なんでもないわ。さ、早く行きましょう」 ダイヤの家
鞠莉「………さ、着いたわ。ここがダイヤの家よ」
ルビィ「わーすごい。扉の横にガレージがあるんだ」
鞠莉「そのガレージで民間人に食料の配給をしているの。……といっても、顧客は私しかいないんだけどね」
ルビィ「そっか〜。ここでお姉ちゃんは、黒い固形物とかキラキラの石みたいなやつを配ってるんだね」
鞠莉「ダイヤの仕事は食料調達だからね」
ルビィ「仕事…なの?」
鞠莉「ええ。私とダイヤはある目的のために、それぞれの担当を決めて働いているの」
ルビィ(そういえば、そんなことも言ってたっけ…) ルビィ「ねえねえ。鞠莉ちゃんは何の仕事をしてるの?」
鞠莉「私の仕事は、主に町の治安維持ね」
ルビィ「へ、へー…」
鞠莉「………人がいないのにそんなことして意味があるの?…って思うでしょ?」
ルビィ「うん…」
鞠莉「私もそう思うわ。こんなことしたって、何の意味もないじゃないって…。こんな世界を必死に守ったって、誰のためもならないじゃないって…」
鞠莉「……それでも。いつかまた内浦に人が戻って、あの和やかな光景を見られる日が来るって………そんな、限りなく0に近い希望を持ってるから、私はこの町を守っているの」
鞠莉「私とダイヤは、この内浦の町を護るために活動しているの」
鞠莉「………もしも、人類が宇宙を諦め地球に戻って来た時に…、帰って来れる受け皿を残しておくためにね………」
ルビィ「そうなんだ…。鞠莉ちゃんは、そんな仕事を…」 ダイヤ「………あの。二人はそこで何をしているのですか?」
鞠莉「あ、ダイヤ!ちょうどいいところに!」
ルビィ「お姉ちゃん!ガソリンちょうだい!」
ダイヤ「ガソリン…ですか?」
ルビィ「バイクを走らせるために必要なの!お願い!」
鞠莉「私からも頼むわ!ダイヤ!」
ダイヤ「………弱りましたね。もうここには、ガソリンは残っていないんです」
ルビィ「へ…?」
ダイヤ「昨日、うちにあるガソリンは全て使い切ってしまったんです…。ルビィのバイクに注したのと、浦の星を燃やしたので」
ルビィ「………どっちもお姉ちゃんのせいでなくなったんだよ」ジー
ダイヤ「す、すみません…。ですが、本当にもうないんです。だからルビィの役には立てそうにありません」
ルビィ「そんなぁ…」 鞠莉の家
鞠莉「どうしましょう…。まさか、ダイヤの家にもないなんて…」
ルビィ「他の家とかに置いてあったりしないかな?」
鞠莉「………」
ルビィ「あれ?鞠莉ちゃん、もしかして心当たりあるの!?」
鞠莉「心当たりというか…」
鞠莉「これは前に聞いた話なんだけれど………内浦湾に泊まっている小型船。あれって、ガソリンを燃料にしているそうなの」
ルビィ「ガソリン…!じゃあ、船からガソリンを盗めばいいんだね!」
鞠莉「……そうね。問題は、その船が既に失くなっている、ということね」
ルビィ「ほえ…?」
鞠莉「昨日、果南の話をしている時にも言ったと思うけど、湾にあった船は全て、果南によって海に流されたの」
鞠莉「だから…、船からガソリンを抜き取ることなんて、できないわ…」
ルビィ「………果南さん」
鞠莉「え?」
ルビィ「果南さんは淡島に行った時に、船を使ったんだよね?」
鞠莉「ええ…。流石に果南でも、あそこを泳いで渡ろうとはしなかったわ」
ルビィ「じゃあさ、まだ淡島の方に、船はあるってことだよね!?」
鞠莉「………まさか」
ルビィ「うん!淡島に行って、ガソリンを取ってこよう!」 鞠莉「ルビィ、私の言った言葉を覚えてる?船は、全部失くなったのよ!?淡島には行けないの!」
ルビィ「で、でも!向こうにさえ渡れたら、ガソリンを手に入れられるよ?」
鞠莉「その仮定は間違ってるわ。海を渡れないんだから、どうやってもガソリンは手に入らないの!」
鞠莉「まさか、泳いで渡ろうなんて言わないわよね?そんなことするくらいなら宛てもなくガソリンスタンドを探し歩いた方がマシよ!」
ルビィ「………」 ルビィ「船がないなら、……ルビィ達で造ろうよ!」
鞠莉「…!?」
ルビィ「そうしたら、海を渡れるようになるし!ガソリンも手に入れられる!!」
鞠莉「……でも、船なんてどうやって…」
ルビィ「え…?そ、それは………」
鞠莉「ルビィ。先のことも考えずに勢いだけで突っ走ってたら、いつか大怪我するわよ?」
ルビィ「ま、待って!ちゃんと考えてるから!海を渡るための船は………」
>>700
1.「この家の床とか壁を材料にしよう!」
2.「船っぽい形のもので代用しよう!」
3.「やっぱり泳ごう!」 ルビィ「やっぱり泳ごう!」
鞠莉「!?船はどうしたの?」
ルビィ「船なんて用意してる暇ないよ。早く海入ろう?」
鞠莉「ちょっと!ルビィは一度、頭冷やしなさい…」
鞠莉「まあ、仮によ?泳いで渡ることができたとして…、ガソリンを手に入れられたとして、その後はどうするの?」
ルビィ「行きと同じように、泳いで帰るよ!」
鞠莉「……ガソリンを持って?」
ルビィ「………」
鞠莉「最低限バイクを走らせられるガソリンをタンクに入れたとして、それを持ちながら泳いで海を渡るつもり?」
ルビィ「で、できないかな…?」
鞠莉「やめておいた方が賢明よ」
ルビィ「うーん、それじゃあ………」
>>702
1.「この家の床とか壁を材料に船を造ろう!」
2.「船っぽい形のものを代用しよう!」 ルビィ「船っぽい形のものを代用しよう!」
鞠莉「船っぽい形…。そんなものあるかしら?」
ルビィ「船…というよりは、ボートとかイカダかな」
ルビィ「水に浮いて、乗っても沈まなくて、バランスがいいものがいいな………そうだ!」
>>705
1.「ベッドを使おう!」
2.「タンスとか船っぽい!」
3.「机もアリかも!」 ルビィ「タンスとか船っぽい!」
鞠莉「ち、ちょっと!?私の部屋のを、使うつもりじゃないわよね…?」
ルビィ「でも、他に船になりそうなもの、ないし…」
ルビィ「鞠莉ちゃん…。お願い?」
鞠莉「………はぁ。ルビィのためだものね…」
ルビィ「やったー!鞠莉ちゃんありがとー!」
鞠莉「タンスじゃなくて、洋服棚なんだけれどね…」
ルビィ「じゃあね、中に入ってる服を全部出しちゃおう!」
鞠莉「ああ、シワになっちゃう…」
ルビィ「そして………この扉を外して、オールに使おう!」
鞠莉「すごいわね。知恵がどんどん出てきて、棚がどんどん壊れていくわ」
ルビィ「鞠莉ちゃん!せーので扉外すよ!いい?」
鞠莉「いいわよ…。好きにして…」
ルビィ「じゃあいくよ?………せーのっ!」
バキッ! プカプカ..
鞠莉「………本当に船になったわね…」
ルビィ「立たないと漕げないし、オールがでかいから動かすのも大変だけど…」
ルビィ「……でも、少しずつ、近づいてるよ…!」
鞠莉「………」
ルビィ「鞠莉ちゃん。島に着いたら、どうしよっか?」
鞠莉「泊まってる船からガソリンを取ってくるんでしょ?」
ルビィ「ううん。そうじゃなくて…」
鞠莉「……果南のこと?」
ルビィ「うん…。鞠莉ちゃん、果南さんのこと気にしてるみたいだしさ…。せっかくだから、会いに行ったら…」
鞠莉「会ったところで、廃人と話すことなんてないわ」
ルビィ「でも、果南さんは鞠莉ちゃんに会いたがってるかも…」
鞠莉「何を根拠に言ってるの?果南は廃人になったけど、まだ人間の心は残ってるって…?」
ルビィ「それは分からないけど………でもね?果南さんを元に戻せる可能性が少しでもあるなら、やってみて損はないと思うよ」
ルビィ「ルビィが過去に帰る前に、果南さんを普通の人間に戻してあげたいんだ!」
鞠莉「………」 鞠莉「なるほど…。そういうことね」
ルビィ「え?」
鞠莉「ルビィは、この時代のために何かしなければならないんだ!…って、そんな使命感に駆られているのね?」
鞠莉「自分がタイムスリップしてきたのは、誰かの為だって…、その時代の困っている人を助ける為だって、そう思ってるのね?」
ルビィ「………」
鞠莉「もし本当にそう思ってるのなら………今すぐに、そんな考えは捨てた方がいいわ」
ルビィ「……なんで?」
鞠莉「ルビィはね、ただの迷子なのよ。偶然この時代に迷い込んできただけなの」
鞠莉「ひ弱で、心も弱い」
鞠莉「権力者でもないし、地位も名誉もない。財力もないし、世界を変えられる力もない」
鞠莉「そんなルビィに、何ができるの…?」
鞠莉「この時代は、ルビィに助けなんて求めていないわ。ルビィに助けてほしくて未来に呼び寄せたわけでもないのよ」
鞠莉「だから、あなたがどれだけ使命感を抱こうとも、それは独りよがりなの。誰もルビィの力を必要としていないわ」
ルビィ「………」
鞠莉「だから…。ルビィはただ、元の世界に戻れるように頑張る。それだけでいいのよ」
ルビィ「でも…」 ザバーン..
プカプカ..
鞠莉「………果南は、私が最初に見た廃人…。廃人歴は10年以上だわ」
鞠莉「まだ廃人になったばかりの頃に説得しても、戻らなかった果南を…。今更会いに行って、どうにかできるわけがないわ…」
ルビィ「うん…」
鞠莉「……私だって、できることなら助けたいわよ…。元に戻ってほしいって、ずっと思ってるわ…」
鞠莉「元に戻った果南が、いつでも内浦へ元って来られるように、私はあの町を護ってるんだから…」
ルビィ「鞠莉さん…」
鞠莉「分かるでしょ?そんな同情みたいな思いで救えるほど、甘くはないわ」
鞠莉「………それでも、会いに行きたいと言うなら…。私は止めないわ」
ルビィ「え…?」
鞠莉「………さあ、着くわよ」 うわぁ期待させる>>713だな…
明日もよろしく!! >>720
どうせ終わるなら
2期放送前までに完走する程の怒濤の勢いが見たい
名残惜しいよ本当 昨夜このスレ見つけて追いついてもうた…過去のルビィちゃんに何があっのかとか果南ちゃんがどうなるのか気になりすぎる。
盗むだのなんだのルビィちゃんの発言がやたら物騒で笑う
荒廃した地球を棄てて宇宙へってのは楽園追放を思い出す 淡島
ルビィ「………よっと!ランディング!」
ルビィ「鞠莉ちゃん、ルビィの手掴んで!」
鞠莉「あ、ありがと………よっこらしょ、ふぅ」
鞠莉「若いっていいわね…、この歳になると足が上がらないわ…」
ルビィ「……うん」
プカプカ..
ルビィ「あ、タンス沈みそう…」
鞠莉「あそこに船が見えるわ。帰りはあの船を使って戻りましょう」
ルビィ「うん…。じゃあタンスさん…。バイバイ…」
ブクブクブク.. 船乗り場
鞠莉「………うん、ガソリンはまだ充分に残ってるわ」
鞠莉「この船で帰って、そのままガソリンを移し替えればいいわ」
ルビィ「そっか………」
>>732
1.「じゃあさっさと帰ろっか?」
2.「果南さんを捜そう!」 ルビィ「果南さんを捜そう!」
鞠莉「……分かったわ。ルビィがそうしたいなら、そうしなさい」
ルビィ「鞠莉ちゃんも来るんだよ?」
鞠莉「もちろんよ。ルビィ一人じゃ心配だもの」
ルビィ「……そういうことじゃなくて…」
鞠莉「ルビィ。もしかすると、ここにも廃人が湧いてるかもしれないわ。気をつけるのよ」
ルビィ「大丈夫!ちゃんとカバンは持ってきたよ!」
ルビィ「あ、でもスーパーカップ残り1個だから、振り回しても威力少ないかも…」
鞠莉「なんにせよ、出会わない方がいいわ」
鞠莉「太陽の方角的に………今はだいたい、午後3時といったところね」
鞠莉「日が暮れてから船に乗るのは危険だし、早く果南を見つけましょう!」
ルビィ「うん!」 ルビィ「あ、そういえば果南さんってどこに居るの?」
鞠莉「知らない。手当たり次第に捜し回るしかないわね」
ルビィ「そっかー。じゃあ、まずはどこから捜そうか………」
>>736
1.果南の家。
2.ホテルオハラ跡。
3.淡嶋神社。 ルビィ「果南さんの家に行こう!」
鞠莉「そうね。最初はそこから調べるべきだわ」
ルビィ「果南さんの家は………こっち!レッツゴー!」
鞠莉「ま、待って!そんなに速く走らないで…!」
PM 3:10 果南の家
ギギギギギギギギ..
ルビィ「お邪魔しまーす…。果南さんー…?」
鞠莉「いないみたいね…。どうする?」
>>740
1.家の中を探索。
2.別の場所に行く。 ルビィ「もしかしたら隠れてるだけかもしれないし、念のために家の中も見てみよう!」
鞠莉「日暮れまであまり余裕もないし、手短にね?」
ルビィ「んー、どこを探索しよう………」
>>744
1.果南の部屋。
2.果南祖父の部屋。
3.リビング。
4.テラス。
5.トイレ。 ルビィ「トイレ…。何か、あるかも!」
鞠莉「……汚いわね。もうずっと使われてないみたい」
ルビィ「水は…、流れない!トイレットペーパーもセットされてないし…」
鞠莉「果南はここにはいない、ってことがはっきり分かったわね」
ルビィ「うん…」
PM 3:50 ルビィ「次は…、どこ捜そう?」
>>748
1.果南の部屋。
2.果南祖父の部屋。
3.リビング。
4.テラス。
5.家から出る。 果南の家 リビング
ルビィ「リビングに何か、果南さんが居る場所の手がかりはないかな…?」
鞠莉「わざわざそんなもの残してないと思うわよ?」
ルビィ「でも、探してみなけりゃ分かんないよ!」
ルビィ「果南さんの懐を探れば、何か出てくるかも…」
鞠莉「………」
ルビィ「……鞠莉ちゃん?どうしたの?」
鞠莉「……この、写真…」
ルビィ「おじさんの写真だ…。お線香立てもあるし、腐ってるけどお供え物も置いてあるから…」
鞠莉「遺影、ね」
鞠莉「………この写真の人…、果南のおじいさんよ…」
ルビィ「え…?じゃあ、果南さんのおじいさんは…」
鞠莉「聞いてないわよ…。果南のおじいさんが、死んだなんて…」
鞠莉「………もしかして…」 鞠莉「………そろそろ別の場所に行きましょう」
ルビィ「え?まだ果南さんの部屋とか調べられてない…」
鞠莉「もう4時を回った頃ね。果南を捜すんだったら、できるだけ急いだ方がいいわ」
ルビィ「う、うん…」
ルビィ「えっと、次はどこを捜そう…?」
>>752
1.ホテルオハラ跡
2.淡島神社 ホテルオハラ跡
鞠莉「はぁ、はぁ…」
ルビィ「鞠莉ちゃん?大丈夫?」
鞠莉「え、ええ…。内浦のパトロールで歩き回って、足は鍛えてるから…。でも、体力が…」
ルビィ「……鞠莉ちゃん。ここが、ホテルオハラなの…?」
鞠莉「……そうよ。前に言ったように、隕石騒動の影響で大・中関係なく、企業は潰れていったわ」
鞠莉「小原財閥はなす術なく解散し、このホテルも………今ではただの廃墟よ」
鞠莉「ホテルの食料や使える備品なんかを狙った空き巣も多くあったし、正直、中に入りたくもないわ…」
ルビィ「………」
PM 4:30 ルビィ「果南さん…。ここに居るかな?」
鞠莉「部屋を一つ一つ探してたら、あっという間に夜になっちゃうわ」
ルビィ「そうだよね…。うーん…」
>>760
1.客室を探す。
2.フロントを探す。
3.他の場所に行く。 ルビィ「フロント…」
ルビィ「もし果南さんがここに居るなら、一度はこのフロントを通ってるはずだよね?」
鞠莉「まあ、そういうことになるわね」
ルビィ「じゃあ、フロントを探せば…、果南さんが来た痕跡を見つけられるかも!」
鞠莉「いつの間にか野生動物のように言われてるわね…。あながち間違いでもないけれど」
ルビィ「フロント…。ここに、何か手がかりはないかな…?」
>>764
1.「あ、髪の毛!」
2.「服の切れ端だ!」
3.「ペロリ。これは、血…!」
4.「クンカクンカ。磯の香りがする…!」 ルビィ「クンカクンカ。はっ!磯の香りがする…!」
鞠莉「当然でしょ?海に面した場所に建ってるんだもの」
鞠莉「ボロホテルだから、どこかのヒビから潮風が入ってきているんでしょうね」
ルビィ「そっか…。果南さんのニオイじゃないんだね…」
鞠莉「そもそも果南からは磯の香りなんてしないわ。果南はいつもエッセンシャルよ!」
ルビィ「果南さんのニオイ、覚えてるんだね?」
鞠莉「当然よ!……果南は、いつも側にいてくれたんだから…」 鞠莉「………もうここの探索はいいわね」
ルビィ「え…?もしかしたら、ここに果南さんがいるかも…」
鞠莉「今から全ての客室を探してる時間はないわ」
鞠莉「もし、果南がここに居たとしても…。日暮れ前に帰ることが先決よ。その場合は、果南に会うのは諦めましょう」
ルビィ「うぅ…、でも…」
鞠莉「ルビィ…。私の一番の願いは、あなたが無事に元の時代に戻ってくれることなの…!」
鞠莉「ダイヤとも約束したわ。必ず、ルビィを過去へと帰すってね…」
鞠莉「だから…。私や果南のことよりも、ルビィ自身のことを優先してちょうだい!いい?」
ルビィ「うん…。分かった」 鞠莉「……もう5時だわ…。早くしないと、暗くなっちゃう…」
ルビィ「鞠莉ちゃん!あと一箇所、どうしても探したい場所があるの!」
鞠莉「……淡島神社ね」
ルビィ「うん!あそこは、Aqoursの思い出の場所だから………もしかしたら、そこにいるかも!」
鞠莉「そう、ね。行ってみる価値はあると思うわ」
ルビィ「じゃあ、行こう!」レッツゴー
鞠莉「………それにしても、ここまで果南どころか廃人一匹も見てないわね?」
ルビィ「あ、そういえばそうだね」
鞠莉「……まだ明るいから出てこないだけかもしれないわ。油断せずに行きましょう」
ルビィ「うん!」
PM 5:10 淡島神社までの道
鞠莉「ひぃ、ひぃ…!」フラフラ
ルビィ「鞠莉ちゃん遅いよ!急がなきゃって言ったのは鞠莉ちゃんでしょ?」
鞠莉「待って…、ルビィ………」
ルビィ「何やってるの!?早く早く〜!」
鞠莉「うっ…。ルビィはちょうど、体力的にも身体的にも、全盛期なのよね…」
鞠莉「ああ…。歳はとりたくないわ…」
ルビィ「も〜!」
タッタッタッ
ルビィ「ほら、掴まって?ルビィが引っ張ってあげる!」
鞠莉「………ありがとう。ルビィは優しいわね…」
ルビィ「ああ!もう夕日が沈んじゃう!鞠莉ちゃん!頑張って!」
鞠莉「ええ…!若いのに負けてられないわ!」
ルビィ「その意気だよ!さ、行くよ…!」
PM 5:40 淡島神社
ルビィ「………着いた!」
鞠莉「……懐かしい、場所、ね……。ゲホッ、ゲホッ…」
ルビィ「うん…。ここは昔と………30年前から、何も変わってない…!」
鞠莉「神社はいつの時代も、永く残る場所だもの…」
鞠莉「いつまでもこの形のまま、私たちが訪れるのを待っていてくれているのよ」
ルビィ「すごいね…」
ルビィ「ここ、果南さん居るかな…?」
鞠莉「……どうかしら」
ルビィ「とにかく、まずは探索だよ!」 廃人が本能で生きてるなら果南ちゃん海の底で生活してるんじゃ 鞠莉「ここに居ると、30年前の記憶が蘇ってくるわ…」
ルビィ「ここには、Aqoursの色んな思い出が詰まってるもんね…!」
>>774
1.「ここの拝殿で、神様にいっぱいお願い事したよね…」
2.「階段ダッシュで疲れて、よくこの床に寝転んだっけ…」
3.「ライブ前にはここの絵馬に、成功祈願とか書いたよね…」 ルビィ「階段ダッシュで疲れて、よくこの床に寝転んだっけ…」
鞠莉「そうね…。こんな坂道を往復で走るなんて、初めは正気の沙汰とは思えなかったわ」
ルビィ「でも、ルビィはお喋りしながら往復5周できるようになったよ!」
鞠莉「そうなの。すごいじゃないルビィ!」
ルビィ「えへへ〜」
ルビィ「ねえ!鞠莉ちゃん、あの頃みたいに一緒に寝転んでみよう?」
鞠莉「ふふ、いいわね。昔に帰ってみようかしら?」
ルビィ「ゴロン〜!」 ルビィ「………」
鞠莉「………」
ルビィ「……冷たいね」
鞠莉「そうね…。火照った体を冷ますには、こうやって寝転ぶのがちょうどよかったのよね…」
ルビィ「だね…」
鞠莉「………ルビィ」
ルビィ「……何?」
鞠莉「みんなの声…、聴こえる…?」
ルビィ「うん…。休憩の時の風景が、蘇ってくるよ…」
鞠莉「ええ…」
鞠莉「風の音や、木々が靡く音………水を飲む音や、座って一息つく音…」
鞠莉「みんなのたわいもない会話や雑談、……くだらないやり取り。みんな聴こえる………」
ルビィ「………まるで、タイムトラベルしてるみたいだね」
鞠莉「記憶のタイムトラベル………。私たちはいつだって、目を閉じれば、あの頃に帰れるのね…」 ルビィ「………もう、太陽が沈んじゃいそうだよ」
鞠莉「すぐに降りて帰れば、まだ暗くなる前に帰れると思うわ」
ルビィ「うーん…。じゃあ、どうしよう?」
>>779
1.「ここの拝殿で、神様にいっぱいお願い事したよね…」
2.「ライブ前にはここの絵馬に、成功祈願とか書いたよね…」
3.「もう、帰ろうか?」 ルビィ「ここの拝殿で、神様にいっぱいお願い事したよね…」
鞠莉「ライブ前は必ずここに来て、絵馬を奉納したり、参拝してたわね…」
ルビィ「練習で勝手に境内を使ってたのに、その上お願いなんてしてるんだもん。ルビィ達って、罰当たりだったかな?」
鞠莉「いいのよ。ここの神様は太平洋よりも寛大だと思うから。それぐらい許してくれてるはずよ」
ルビィ「そう…?」
鞠莉「せっかくだから、何かお願いしておく?」
ルビィ「まだ神様、いるのかな?」
鞠莉「信仰心がある限り、神様は私たちのことを見守っていてくれてるそうよ」
ルビィ「そっか!だったら太平洋より寛大な神様にお願いしよーっと!」
カラカラカラカラカラン..
パンパン
ルビィ「礼をして…」
ルビィ「……ルビィの、お願いは………」
>>782
1.「元の世界に帰りたい!」
2.「果南さんに会いたい!」 ルビィ「果南さんに会いたい!」
ルビィ「神様…!お願いします!」
ルビィ「………ルビィの願い、叶えてくれるかな…?」
鞠莉「どうかしらね…。ルビィの参拝の仕方、間違ってたから…」
ルビィ「え、嘘!?1カラン2拍1礼じゃないの!?」
鞠莉「私も何十年も前のことで覚えてないけど…。ただ、神様を呼び出せていないことだけは分かるわ」
ルビィ「そんなー!?じゃあ、もう一回参拝を………」 カサッ..
ルビィ「っ!?」
鞠莉「………陽が落ちたわ。廃人が、活動し始めたのかしら…」
ルビィ「今の音…。この拝殿の向こう側から、聴こえたよね…?」
>>787
1.見てみる。
2.帰る。 ドクンドクン..
ルビィ「っ…」
ドクンドクン..
ルビィ「………」
アァ..
ルビィ「っ!?」
ルビィ(やっぱり、廃人だ…!)
ルビィ(拝殿の後ろ側に、もたれ掛かって座って…) ルビィ「ぴぎぃ!?う、腕が…!」
鞠莉「しーっ!」
アァ..!
ルビィ(うぅ!こっち見た…!)
アァ..ウウァ...
ルビィ「………ねえ、鞠莉ちゃん…」
鞠莉「ええ…。間違いないわ…」
ウゥ..アアアァ...
鞠莉「………果南…。こんな所に居たのね…」 逃走編
鞠莉編1
浦女編
ダイヤ編
鞠莉編2
淡島編← ルビィ「う、腕が…千切れてる…」
鞠莉「……食欲に駆られた廃人は、同じ廃人を襲って食べてしまうことがあるわ」
鞠莉「恐らく…、果南は食欲に駆られ………自分の腕を食べたんでしょうね…」
ルビィ「っ!?そんな…!」
ウウゥウゥ..
鞠莉「それと、果南が自分の腕を食べたことから、一つ分かることがあるわ…」
鞠莉「果南以外、廃人どころか生物すら、この島には残っていないはずよ。自分の腕を食べる必要があるほど飢えているんだもの」
鞠莉「船を流して淡島への交通手段を絶ったおかげで、この島には廃人一匹も居ない…」
鞠莉「果南は、ずっと一人で、この淡島に閉じこもっていたのね…」 ウァ..ウアアアアァ!!
ルビィ「ひぃ!?必死に身体を動かして、私たちのこと食べようとしてる…!?」
鞠莉「相当に飢えてるようね…。でも、どうしてそこまでして、この島に残り続けたのかしら…?」
ルビィ「帰れる船も置いてあったのにね…」
グウウゥ!グアアアアアァ!!
鞠莉「………淡島に逃げる前の果南は、まだ化け物になりきってはいなかったのに…」
グアアァ!!グウウゥアアアァ!!!
鞠莉「……本物の、化け物になっちゃったのね…」
ルビィ「うぅ…。果南さんのこんな姿、見てられないよ…」 鞠莉「………逃げるなら、今のうちよ」
ルビィ「!?」
鞠莉「ここまで凶暴な廃人…初めて見たわ。私にはもう、どうすることもできない…」
鞠莉「ルビィはどうするの?まだ、果南をなんとかできると思うの…?」
ルビィ「え…」
グアアアアアァ!!
ルビィ「ひぃ!?」
鞠莉「今はまだ、地面に這いつくばってるけど、いずれ立ち上がって食い殺しにくるわよ」
鞠莉「どうするの!?早く決めなさい!」
ルビィ「っ…。ルビィは………」
>>799
1.「助けたい!」
2.「やっぱ無理!」 ルビィ「助けたい!」
ルビィ「無理でも、駄目でも、不可能でも、………それでも、ルビィは果南さんを助けたいんだ!」
鞠莉「………」
ルビィ「同情とか、使命だとか、そんなものじゃない…」
ルビィ「ただ、助けたいの!ルビィはそう思ったんだ!だから助ける!」
鞠莉「………そう。でも、どうやって?」
ルビィ「そ、それは………」
>>803
1.上目遣いする。
2.うたう。
3.ハグする。
4.説教する。
5.全裸になる。
6.リトルデーモンにする。
7.訛る。
8.引っぱたく。
9.優しく声をかける。 ルビィ「………果南さん。ハグ、しよ?」
グウウゥ..
ルビィ「…」ギュッ
ルビィ(果南さんがいつもしていたハグ…)
ルビィ(未来の鞠莉ちゃんやお姉ちゃんも、ルビィにしてくれたんだ…)
ルビィ(ハグされたらね。すごく温かい気持ちになって、安心できるんだよ…)
ルビィ(だから、果南さんも………)
鞠莉「ルビィ!危ない!」
ルビィ「え…?」
グアアアアアァ!!
ルビィ「ぴぎぃ!?」ドテッ 鞠莉「間一髪だったわね…。大丈夫!?」
ルビィ「う、うん…」
グウウゥウウゥ..
ルビィ「ひぃ…!」
ルビィ(やっぱり、ダメなのかな…?)
ルビィ「……つ、次は………」
>>807
1.上目遣いする。
2.うたう。
3.説教する。
4.全裸になる。
5.リトルデーモンにする。
6.訛る。
7.引っぱたく。
8.優しく声をかける。
9. ルビィ「………うたうよ!」
ルビィ(私たちの、思い出の歌を聴かせれば、きっと…!)
下1
曲名 ルビィ「見ーたことぉー!ない夢の軌道ぉ〜!」
ルビィ「追いかーかてーーー!!!」
......
ルビィ(やった!少し大人しくなった!)
ルビィ「テーテレテテテテテー…」
グアアアアアァ!!
ルビィ「ぴぎぃ!?間奏はダメみたい!」
ルビィ「ほ、他の方法で………」
>>813
1.上目遣いする。
2.説教する。
3.全裸になる。
4.リトルデーモンにする。
5.訛る。
6.引っぱたく。
7.優しく声をかける。
9.アイス。 陣内「ヒントだすなやー」
っていう視力検査コント思い出したw ルビィ「………そうだ!」
鞠莉「何かいい案でも思いついたの…!?」
ルビィ「うん!果南さんは、お腹が空いてるんでしょ?だったら………」
スーパーカップ×1
ルビィ「……果南さんにアイスをあげたら、満足してくれるんじゃないかな…?」
ルビィ「そうしたら、元の果南さんに戻ってくれるかも…」
鞠莉「何言ってるのよルビィ…。ダメに決まってるでしょ…?」
鞠莉「そのアイスがなかったら、あなたは過去に帰れないのよ!?」
ルビィ「………」
鞠莉「第一、アイスをあげたところで、果南が元に戻る保証はないでしょ!そんな危険な賭けに、出るっていうの!?」
ルビィ「………」
鞠莉「……それでも、その最後のアイスを、渡すっていうの…?」
>>818
1.渡す。
2.渡さない。 ラス1のアイスを使うことでハッピーエンドに向かうのかバッドエンドに向かうのか… ルビィ「………やっぱり、渡さない…」
ルビィ「過去に戻れなくなるのはイヤだもん…」
鞠莉「……賢明よ」
グアアァ!グアアアアアァ!!
鞠莉「………」
グウウゥアアアァ!!グアアウウゥアアアアァ!!!
鞠莉「………」スッ..
ギュウウウウウウ!
グッ...!?
鞠莉「ごめんね、果南………。私には、こうしてあげることしかできないの………」グググッ
グァ..!グッ..ゥゥ...
鞠莉「もう、苦しまないで………楽になってちょうだい………」グググッ
ァッ..ゥ..ァ.... マ...リ......
鞠莉「………さようなら。果南…」
ドサッ.. 選択肢のアイスでMOTHERシリーズのいのるとうたう思い出したわ ルビィ「………………………」
鞠莉「………ルビィ。行きましょう…」
ルビィ「鞠莉、さん…」
鞠莉「いつまでもここにいたって、しょうがないわ…」
鞠莉「今日はホテルに行って、明日の朝、内浦に戻りましょう…?」
ルビィ「……うん…」
ルビィ「………」
鞠莉「?ルビィ、早く行くわよ?」
ルビィ「ま、待って」
ルビィ「鞠莉ちゃん…。空、見て………」
鞠莉「空…?」 ルビィ「流れ星だ…。キレイ………」
鞠莉「……流れ、星…?」
ルビィ「すごくキラキラ光ってる…!あんな大きな流れ星、初めて見たよ…!」
鞠莉「………違うわ…」
ルビィ「……何が違うの?」
鞠莉「………」
ォォォォォォォォォォォォ....
鞠莉「あれは………宇宙線よ…」
ルビィ「え…?」 ルビィ「………何か、降ってくる…?」
ゴォォォォォォォォォォォォ....
鞠莉「!?ルビィっ!伏せなさい!!」
ルビィ「っ!」
ヒュゥゥゥゥゥウウウウウウウウウウウウ........................ こういう書き込みが荒れるSS久し振りだよな
面白い証拠 ルビィ(激しい閃光とともに、その衝撃はやってきました)
ルビィ(凄まじい衝撃波は、それの落下地点から数km離れた淡島にまで届き、この一帯を震わせました)
ルビィ(ルビィは初め、それが何か…、何が起こったのかが分かりませんでした)
ルビィ(でも、すぐに理解しました)
ルビィ「宇宙線の………破片…?」
鞠莉「宇宙線が地球に近いところで爆発して、地球に降ってきてるのよ…!!!」
ルビィ(状況を理解した私は、あることに気がつきました)
ルビィ(それは………) 宇宙線なんて言われても普通の人にはわからんだろ
宇宙線ってなんだ ルビィ「破片が落ちた場所………………あそこ……、お姉ちゃんの家があるあたり……………」
鞠莉「っ…!ダイヤ………」
ルビィ「………嘘、だよね…?」
ルビィ「なんで…?なんで………」
ルビィ「宇宙線は…、人類の希望じゃなかったの………!?それなのに、なんで…」
ルビィ(赤く輝く人類の希望は、遠くの空でゆっくりと、地球に降りてきました)
ルビィ(その後のことはよく覚えていません)
ルビィ(ルビィが目覚めのは、カビ臭いホテルの一室でした)
鞠莉「おはよう。ルビィ…」
ルビィ「……鞠莉ちゃん…。おはよう」
鞠莉「………さあ、帰るわよ」 未知の宇宙線が降り注いで死者が蘇ったり
おかしくなったりするのは昔のゾンビ映画の鉄板 一旦ここまで
宇宙船だなすまん
あと淡嶋じゃなくて淡島 >>842
宇宙の放射線だから文脈的には宇宙船だな 乙銀
また世界線が切り替わったんだろ?
二期開始ともに期待期待 あの庭さん、ガソリンゲット後もすぐ帰ろうとしてたんね ハッピーエンド台無しにした無能庭は何人殺せば気が済むのか 空気なし庭と主銀の安価捌き合戦も見ものになるかも知れないな(薄目) 一つの安価で四人殺したKY庭はアンチっぽいね
バッドエンド戦犯 選択肢が用意されてる安価なんだからそんなに文句言わんでも バッドエンドなら巻き戻ってるっぽいしいいんじゃない 安価スレなんだし済んだことで外野がいつまでもぐちゃぐちゃ言うのが一番良くない 安価に文句言うやつが一番空気読めてないことに気付こうな 無理やりこのスレで終わらせずに、次スレ前半で完結して残りを作者への質問タイムに充てたいくらいに「たられば」が気になりまくる 上の発狂茸って数日前に湧いた煽り茸やろ
そもそも果南に残1のアイス与えてハッピーエンドになる確証あるなら教えて欲しいわw
やわ銀乙そして期待 >>806で最初選択肢空欄で>>812でソーっと備え付けてあればまぁだいたいこれかなって思うよ? ルビィ(私たちは船に乗り込み、島を後にしました)
ルビィ(島を出てから、鞠莉ちゃんは一言も発しませんでした)
ルビィ(宇宙船が爆発した後、どうなったかは知りません)
ルビィ(だけど恐らく、どこかの海か、遠くの大陸に墜落したんだと思います)
ルビィ(お姉ちゃんの家があった辺りでは、今なお黒煙が上がっています)
ルビィ(私はその煙を眺めながら、内浦の町に戻りました)
未来生活、五日目。 コポコポコポ..
鞠莉「………これで完了」
鞠莉「ルビィ。……バイク、用意できたわよ」
ルビィ「うん、ありがとう鞠莉ちゃん」
鞠莉「……アイスは?」
ルビィ「ここにあるよ」
鞠莉「………いよいよ、ね」
ルビィ「うん…」
キキッ!
ブンブンブンブン..!!
ルビィ「エンジンかかったよ…」
鞠莉「……ようやく、過去の世界に帰れるのね…!よかったじゃない!」
ルビィ「………うん」 2期放送開始直前とSSラストスパートで盛り上がってきたわ
頑張ってくれやわ銀 まあ、世界崩壊して廃人溢れてみんな死んでるのに
この世界でハッピーエンドは流石に無理あるからな 鞠莉「ルビィ。ほら、早くアイス食べちゃいなさい」
ルビィ「うん…」
ルビィ「………あ、あのね…?鞠莉ちゃん…」
ゴソゴソ
鞠莉「……菜箸と、フォーク…。これは?」
ルビィ「前にルビィが浦の星に行った時、勝手に便座とボディコン持って行っちゃったでしょ?
あの時、菜箸とフォークも勝手に持って行ってたんだ…」
ルビィ「便座とボディコンはもうないけど………これだけは、返しておくね」
鞠莉「ふふ…。今さらね?別に過去へと持って帰ってくれてもいいのよ?」
ルビィ「ううん。これで最後だから………借りたものはちゃんと、返さないとね」
鞠莉「………そうね。返してくれてありがとう、ルビィ」
ルビィ「うん…!」 ルビィ「………まず!アイスを食べて…」
モグモグ..
スーパーカップ×0
ルビィ「そして………」
ブンブンブンブンブンブン..!!!
ルビィ「………バイクも準備完了。これでいつでも帰れるよ!」
鞠莉「………」
ギュッ..!
ルビィ「え…?おっとっと!……ま、鞠莉ちゃん…?」
鞠莉「……ねえ、ルビィ。お願い、最後に私のワガママを言わせて………」
鞠莉「………ルビィ…。帰らないで………私とずっと一緒にいて………」
ルビィ「え…?」 鞠莉「ルビィと過ごせた5日間…。本当に、楽しかったわ…」
鞠莉「家でお話したり、未来の内浦を歩き回ったり、一緒に船に乗って冒険したり…」
鞠莉「そうやって過ごしてるうちに…、だんだん私は、ルビィのことを友だちではなく、娘のように思うようになったわ」
鞠莉「小さくて、弱虫で、内気で…」
鞠莉「好奇心旺盛で、優しくて、いつも明るい笑顔を振りまいてくれて…」
鞠莉「そんなルビィが、愛おしくて堪らないの…!放したくない…、できることならずっと、一緒にいたい…!」
ルビィ「鞠莉ちゃん…」
鞠莉「………ごめんね?こんな初老のおばさんの虚しい願望で、困惑させちゃって…」
鞠莉「今のは私の、ただのワガママ…。聞かなくていいわ」
鞠莉「でもね…。最後にどうしても伝えておきたかったの。私の気持ちを」
鞠莉「伝えられないまま、もう会えなくなるのは嫌だったから…」
ルビィ「………」 ルビィ「………」
ルビィ(私も、鞠莉ちゃんと過ごせた5日間。楽しかった…)
ルビィ(鞠莉ちゃんはお母さんみたいで、側にいるだけですごく安心できたし…)
ルビィ(……このまま、この世界で暮らすっていうのも、アリなのかな………)
ルビィ「………鞠莉ちゃん」
鞠莉「…?」
ルビィ「ルビィ…。ルビィは………」
1.未来に残る。
2.過去に戻る。
下3まで そのまま残るパターンも気になるけどやっぱり話的には過去に戻らないとな ルビィ「ルビィ………過去に戻るよ」
鞠莉「……ええ。そうしなさい」
ルビィ「……じゃあね…」
鞠莉「あ、待って!」
鞠莉「最後に………これで最後だから…。約束、してほしいの…」
ルビィ「約束…?」
鞠莉「ルビィは、今から30年前の12月に、行方不明になるわ…」
鞠莉「結局、どうして行方不明になったのか…。安否すらも分からなかったけど…」
鞠莉「ルビィ…」
鞠莉「……生きて…!30年、生きて………」
鞠莉「そして、また……あの家で、一緒に暮らしましょう…!」
ルビィ「……うんっ!!」
鞠莉「さよならは言わないわ!さあ、ルビィ!!行ってらっしゃい………!!」
ルビィ「………行ってきます!!」 ブンブンブンブン....
ブロロロロロロロロロロロロロロ!!!
ルビィ(だんだん、体が加速していく感覚がある…)
40km/h
ルビィ(あれ…。音が、聴こえなくなってきた…)
80km/h
ルビィ(静かな、世界………)
ルビィ(音は、どこにもない…)
100km/h
ルビィ(………………………………) 「………………………」
「……あれ………」
「ここ……は………………………」 元の時代に戻って警察のお世話になるのと未来で鞠莉と何もないながらゆっくり過ごすのとどっちが幸せなんだろうね ルビィ「………」
ルビィ「………」
ルビィ「………あ…。ルビィ、寝てたんだ…」
ルビィ(こんな道の真ん中で寝ちゃうなんて…)
ルビィ(………あれ?なんかルビィ、大切なことを忘れてるような…)
ルビィ「………バイク…?なんでこんな所に倒れてるんだろう…」
ルビィ「……それに、ルビィの服に、オレンジのインクが付いてる…」
ルビィ「………スーパーカップの、空き容器…」
ルビィ「そうだ…。ルビィ、◻︎ーソンでスーパーカップを万引きして、盗んだバイクで風になって、アイスを食べて………」
ルビィ「………」 「鞠莉ちゃん…!」
ルビィ「………タイムスリップ…、30年後の未来…」
ルビィ「棄てられた地球…、宇宙に逃げた人類………」
ルビィ「廃人……、内浦………アイス、バイク………」
ルビィ「………」
ルビィ「行かなくちゃ…!」
ルビィの行き先
>>---
1.鞠莉の家 これがミスでないなら、選択肢は出るけど一つしか無いっていう、まさにノベルゲーのラスト付近 鞠莉の家
コンコンコン
使用人「失礼します。鞠莉お嬢さま、ご学友の方がいらっしゃってます」
鞠莉「友だち?……誰かしら?果南かダイヤがアポなし訪問してきたのかしら?」
使用人「応接間に通していますので、話はそちらで」
鞠莉「分かったわ。センキュー♪」
鞠莉「………あら?ルビィ…?」
ルビィ「!!……鞠莉ちゃん…」
鞠莉「??鞠莉、ちゃん…?」
ルビィ「鞠莉ちゃん…、鞠莉ちゃん、鞠莉ちゃん………」
ルビィ「鞠莉ちゃん鞠莉ちゃん鞠莉ちゃん鞠莉ちゃん………鞠莉ちゃんーーー!!!」
ギュッ
鞠莉「What!? ど、どうしたのよルビィ!いきなり飛びついてくるなんて…!?」
ルビィ「鞠莉ちゃん…!今から言う話は、この時代の鞠莉ちゃんには分からない話だけど………それでも言うね!」
ルビィ「私、絶対約束守るから…!だから………」
ルビィ「ずっと!一緒だよ!鞠莉ちゃん♪」
鞠莉「!??!?!」 浦の星女学院 屋上
ルビィ「鞠莉ちゃん鞠莉ちゃん〜♪」
鞠莉「る、ルビィ…?熱いから、そろそろ離れてちょうだい…!」
ルビィ「鞠莉ちゃん鞠莉ちゃん鞠莉ちゃん〜〜〜♪」
鞠莉「あと、その呼び方はどうにかならないのかしら…。違和感で体がストレンジになっちゃうわ!」
ルビィ「いやだ!絶対離さないよ!鞠莉ちゃん〜!」
鞠莉「No…。ヘルプミー…!」
ダイヤ「ルビィは昨日から、ずっとあの調子なんですよ」
果南「鞠莉に懐くとはね〜。二人に何かあったのかな?」
ダイヤ「知りませんよ、そんなこと」
果南「……ダイヤさ。最近ルビィとあんまり話してないんじゃない?」
ダイヤ「な、何ですか突然?」
果南「ダイヤが構ってあげないから、ルビィは鞠莉に愛を求めてるんじゃないの?」
ダイヤ「………確かに、最近は忙しくて、あまり話す時間がありませんでしたね…」
ダイヤ「……今度の休日、二人でアイスでも食べましょうか」
ルビィ「えっ、ほんと!?お姉ちゃんアイス買ってくれるの!?わーい!」
ダイヤ「地獄耳…!ルビィ、鞠莉さんのことはもういいんですか?」
ルビィ「うん!今日は充分鞠莉ちゃんを堪能したからね。続きはまた明日にするんだ!」
鞠莉「ヘルプ、ミー…」
果南「あはは…。鞠莉も後輩に懐かれて大変だね?」
鞠莉「……まあ、悪いフィーリングはしないけれどね…」 ルビィ「はーなまーるちゃん♪」ギュッ
花丸「あ、ルビィちゃん。もう鞠莉さんにくっつかなくていいの?」
ルビィ「うん!それより、一緒に帰ろ?」
花丸「いいよ。………あ、そうずら!」
ルビィ「?」
花丸「ルビィちゃん!今から一緒に図書室で、本読まない?ちょうどルビィちゃんにオススメの本があるんだけど、どうかな?」
ルビィ「うん!行くー!」
善子「……ちょっと!ヨハネだけハブるの禁止!」
ルビィ「善子ちゃんも一緒に来る?」
善子「当然でしょ?次の儀式のために新たな魔導書を手に入れなくてはいけないのよ…!」ククク..
ルビィ「花丸ちゃん。善子ちゃんも一緒に来ていいよね?」
花丸「もちろんずら〜」
善子「ふっ!行くわよ、リトルデーモン達!私について来なさーい!」
ルビィ「善子ちゃん、嬉しそう…。本当に、よかった…」
花丸「…?」 図書室
花丸「はい、ルビィちゃんにオススメの本!」
ルビィ「ありがと花丸ちゃん!……『時をかける淑女』…?」
花丸「そうずら。タイムトラベルとかが出て来るSF小説なんだけど、作者が女性の人だから、すごくキレイな文章なんだよ」
ルビィ「へー。面白そうだね!読んでみるよ」
花丸「あ、読み終わったら感想会開こうね?」
ルビィ「いいよ!」
花丸「何か心境の変化でもあったのかな?読書嫌いのルビィちゃんが、本に興味を持つなんて…」
花丸「これで、図書室組のメンバーが一人増え…」
善子「ねえ見てよこの本!『世界線収束範囲〈アトラクタフィールド〉理論』ですって!なんかかっこいい!」
花丸「善子ちゃん。図書室では静かに、だよ?」
善子「分かってるわよ…。……って、善子って言う…」
花丸「しーっ」
善子「うっ…」 ルビィ「………」
ルビィ(鞠莉ちゃんとの約束。守るためには、どうすればいいだろう…?)
ルビィ(ヤンキー達と接点を持たないよう、普通に暮らしていればいいのかな…?)
ルビィ(普通の暮らし…。ルビィ、もう既に普通じゃなくなってるよ…)
ルビィ(あの荒れてた頃のルビィを、どうにか消さないと…)
ルビィ(今のルビィに、できることは………)
花丸「……あれ?ルビィちゃん、もう読み終わったの?」
ルビィ「え?あ、まだだよ。ちょっとページをめくりすぎちゃって…」
花丸「そう…?」
善子「ルビィ。本の中身を一瞬で理解できる方法、特別に教えてあげるわ!」
善子「本の最初のページの一行目と、最後のページの最終行を読めば、その本に書かれてることがすべて分かるのよ!」
ルビィ「………そんなわけないじゃん」
善子「うっ、マジレス…」
ルビィ「善子ちゃんも本を読めるようにしておかないと、タイムトラベルした時に困っちゃうよ?」
善子「はあ?何よそれ…」
ルビィ「何でもないよ♪」 ルビィ(いつか…。いや、きっと。30年も未来に、あなたはこの本を手にするはず)
ルビィ(そんな、今にも不安で押しつぶされてしまいそうなあなたに、私から、このメッセージを送るよ)
ルビィ(……届くと、いいな………)
『頑張ルビィ!』 テクテクテク..
ヤンキー「……あぁ?なんだテメ…」
ルビィ「………」
ヤンキー「!て、テメー!俺のバイクパクったガキ…!」
ルビィ「……このバイク、返します」
ヤンキー「オレのバイク…」
ルビィ「………勝手に盗んで、ごめんなさい!」
ヤンキー「………はあ…?」
ルビィ「……それでは!」
ヤンキー「あ!ちょ、待てよ!おい!」 イラッシャイマセー
ルビィ「………」
店長「いらっしゃいませ………って、ああ!!お前は…!」
ルビィ「………お金です」
店長「はあ…?」
ルビィ「今まで盗んできたアイスの分の、代金です」
店長「……こんなに盗んでたのか…」
ルビィ「アイスを盗んたりして、ごめんなさい!もう二度としません!」
店長「………」
ルビィ「うぅ…」
店長「……二度と、うちの店に来るなよ」
ルビィ「え…」
店長「今までの万引き強盗は、なかったことにする…。だから二度とうちの店に来るなよ」
店長「もうお前みたいなのの相手をするのも面倒なんだ。さっさとお家に帰りな」
ルビィ「あ…、ありがとうございました!」 ルビィ(過去の清算…)
ルビィ(盗んできたものは返して、悪いことをした相手にはごめんなさいする)
ルビィ(そうして、過去をチャラにするんだ)
ルビィ(そうしたら、私は健全に生きられる…。悪い人とつるんで、行方不明になったりしない…)
ルビィ(大丈夫…。ルビィが過去にしたことをなくせば、大丈夫………)
ルビィ「………あれ?」
ルビィ「さっきのヤンキーの人…。もういなくなってる…」 ルビィ「ただいまー」
ダイヤ「あ、ルビィ。おかえり…」
ルビィ「ん?どうかしたの?」
ダイヤ「……実は先ほど、警察の人がうちに来ました」
ルビィ「!」
ダイヤ「曰く、ルビィがコンビニで万引き、及び事後強盗をし、バイクを盗難して速度超過で一般道を走っていた………とのことなんですが」
ダイヤ「……ルビィがそんなことするはずがない!…と、一蹴してやりました!」
ダイヤ「私が睨むと、その警察の人はそそくさと帰っていきました。失礼な方でしたわ。ルビィが犯罪なんて、するわけがありませんのに」
ルビィ「う、うん…。そうだね…」
ダイヤ「それよりルビィ。アイスをたくさん買ってきたので、一緒に食べましょう!」
ルビィ「……うん。食べよう!」
ルビィ(大丈夫…、大丈夫………) モグモグ..
ルビィ「〜♪やっぱりアイスは、スーパーカップだね!」
ダイヤ「そうですわね…」
『……続いてのニュースです。NASAが、民間の宇宙旅行を実現する宇宙船〈ノア〉が、2030年までに運用できる試算を発表しました。』
『この宇宙船には、数千を超える客室や、ショッピングにフィットネスクラブ、娯楽施設などが設けられ、乗船の予約が既に殺到しているとのこと………』
ルビィ「………この宇宙船、絶対に沈没するよ。ルビィが予言する」
ダイヤ「あのNASAが開発した宇宙船ですから、そんな心配はありませんわ」
ルビィ「………」 ルビィ(全部、順調だ…)
ルビィ(何もかも、うまくいってる…)
ルビィ(ヤンキーの人にはバイクを返して謝ったし、◻︎ーソンにもお金を返して、謝罪した…)
ルビィ(お姉ちゃんが圧力をかけてくれたおかげで、警察は静かになったし、もう問題はないね)
ルビィ(私は普通になったんだ…。過去を清算できたんだ…)
ルビィ(大丈夫。行方不明にならない。大丈夫。死んだりしない………)
ルビィ(………そして、私が未来から帰ってきて、一ヶ月が経った) 「練習お終い!さ、帰りましょう」
千歌「え…?もう今年、あと一ヶ月しか残ってないじゃん!?」
曜「早いねぇ…。歳をとるたびに、だんだん一年が過ぎるスピードが早くなってる気がするよ」
梨子「相対性理論ね」キリッ
千歌「ん?梨子ちゃんなんて言ったの?」
梨子「え…?あ、なんでもないよ…あはは…」
ルビィ「相対性理論…」ボソッ
梨子「る、ルビィちゃん!」
千歌「梨子ちゃん!ソータイセーリロンって誰!?」
曜「まだ授業で習ってないよね?あ、東京の学校だったら一年の時に習う範囲なの?」
梨子「あ、いや、えっと…」
ルビィ「……善子ちゃん?」
善子「っ!な、何よ…ルビィ」
ルビィ「何書いてるの?」
善子「……何でもないわ」
ルビィ(知ってるよ…。爆発した中二妄想を、その堕天使ノートに書き溜めてるの…)
ルビィ(とりあえず、学校のロッカーには残していかないよう言っておいてあげよう) 図書室
花丸「……ふぅ。もう外も暗くなっちゃうし、帰ろうか?」
ルビィ「うん。ちょうどキリのいいところまで読んでたから!続きはまた明日読もーっと!」
花丸「その小説、面白い!?」
ルビィ「うん!主人公がタイムスリップに気づいてから、元の世界に戻るための方法を模索して………」
ルビィ「次にどうなるか分からないからワクワクできて、読んでてすごく楽しい!」
花丸「それ、続編も出てるから、読み終わったらそっちも貸してあげるずら!」
ルビィ「わーい!ありがと〜!」
花丸「……でも、ルビィちゃんってSFは興味ない、とか言ってなかったっけ?」
ルビィ「うん…。今は、好きなんだ」
花丸「ふーん、そんなんだ。何かきっかけでもあったの?」
ルビィ「まあ、いろいろとね…」
ルビィ「あ、花丸ちゃん!もう真っ暗になっちゃう!早く帰らないと!」
花丸「ほんとだ!?急ぐずら〜!」
タッタッタッタッ.. 校門
ルビィ「…?」
ルビィ(校門のところに、光が…)
ブンブンブンブンブンブン..!!
ルビィ「っ!?」
ルビィ(この音、ルビィが盗んだバイクのエンジン音…!?)
花丸「なんだろう、このぶんぶん鳴ってる音…?」
ルビィ「は、ハチが飛んでるんだよ…。ほら、危ないから、早く行こう!」
花丸「ずらっ!?ルビィちゃん!ちょっと待ってずら〜!!」
ヤンキー「………バイクを返したからって、許されたつもりでいんのかよ…?あぁ?」
ヤンキー「ぜってぇ、許さねぇかんな…」 エピローグなのか、まだ続くのか読めないのがすごく楽しい、ワクワクする ルビィ「………」
鞠莉「……ルビィ?どうかしたの、ソワソワして…」
ルビィ「な、なんでもないよ…」
ルビィ(ヤンキーに付け回され始めて、もう一週間以上経った…)
ルビィ(毎日、放課後には学校前でバイクを嘶かせたり…、帰宅途中をストーカーしてきたりしてる…)
ルビィ(それに、家まで特定されてる…)
ルビィ(私が警察に通報できないよう、バイク盗難をネタにゆすりをかける紙が、家の玄関に貼り付けてあったし…)
ルビィ(ダメなんだ…。謝ったのに、許してくれないんだ…)
ルビィ(過ぎ去った結果は………変えられないんだ…!)
ルビィ(私が、万引きなんてしたから…。バイクを盗んだから…)
ルビィ(………私が最後に目撃される、12月15日は…明日だ)
ルビィ(どうしよう…。このままじゃ、花丸ちゃんが自殺して、Aqoursが解散して、善子ちゃんが廃人になっちゃう…)
ルビィ(未来は…変えられないの…?私なんかには、もうどうすることも………) 鞠莉「………ルビィ」
ルビィ「へ?」
ギュッ
ルビィ「……鞠莉、ちゃん…?」
鞠莉「ルビィ、最近ダークな顔ばかりね?何かナーバスになることでもあった?」
ルビィ「………鞠莉ちゃん…」
鞠莉「私に話せることならなんでも言ってちょうだい!全部、受け止めてあげるから」
ルビィ「………うん。実はね…」
ルビィ(私は鞠莉ちゃんに、明日一日、学校も休んで鞠莉さんの家に泊まりたいとお願いしました)
ルビィ(私がそう言うと、鞠莉ちゃんは首を縦に振ってくれます)
ルビィ(明日…、12月15日………この日を過ぎれば、未来は変わるはず…)
ルビィ(絶対に安全な鞠莉ちゃんの家にいれば、ルビィは、行方不明にならずにすむんだ…!) 12月15日 PM 5:00
鞠莉の家
ルビィ「………あ、グループにラインきてる…。そういえば今日学校休むこと、みんなに伝えてなかったね…」
ルビィ「『ルビィは大丈夫だよ!明日は学校行くから!』…っと」
ルビィ(鞠莉ちゃんは理事長の業務があるので、普段通り学校にいます。帰りは少し遅くなるらしいけど…6時には帰ってきてくれるらしいです)
ルビィ(私は学校を休み、鞠莉ちゃんの家の一室でくつろいでいます)
ルビィ(今日一日、この場所で、ゆっくり過ごそう…)
ルビィ(そして、明日になったら、またみんなと一緒に笑いあって、部活をして、普通の生活に元って…)
ルビィ(……そして、未来の鞠莉ちゃんと交わした、約束を………)
プルルルルル..
ルビィ(電話…?非通知だ…、誰からだろう…?)
ルビィ「はい。ルビィだよ?」
『………国木田…花丸、だっけか?お前の友達を拉致った』
ルビィ「………は?」
『沼津にある倉庫にまで一人で来い。いいな?もしお前以外に知ってる奴がいれば、こいつの命は、ない…!』
プツッ
プープープー.. バイク無事に帰って来てるんだから、ストーカーくらいで許してやれよ 2期という名の次スレいくなこれは
楽しい時間が終わらないぜ! ルビィ「……ははっ…。電話番号、バレてる…」
ルビィ(私はどうやら、一つ勘違いしてたみたい)
ルビィ(もし、今日を無事、生きて乗り切ったとしても………ヤンキーの恨みが晴れることはないんだよ)
ルビィ(明日も明後日もずっと、私につきまとうはずだもん…)
ルビィ「………」
ルビィ(でもやっぱり、今日がその日、みたいだね…)
ルビィ(花丸ちゃんが、ヤンキーに拉致された…)
ルビィ(花丸ちゃんは、一月に死ぬ…。私の後を追って)
ルビィ(私がヤンキーのところに行けば、花丸ちゃんは助かるかな?未来は変わるかな?)
ルビィ(………私は、死ぬのかな?) あんまり書き込むなよ
尺が足りない
終わりきらなくてやわさんが次スレ立てなかったらどうする? ルビィ「アトラクタフィールド理論、だね」
ルビィ(やっぱり私は、今日が命日らしい。もうそれは運命なんだから、仕方ないんだよね…)
ルビィ(だったら…、私は最後に、何をしよう?)
ルビィ(花丸ちゃんが、自殺しないよう…、Aqoursが解散してしまわないよう…。うまくできないかな…?)
ルビィ(そうだ…。約束。鞠莉ちゃんとの約束、守れないや…)
ルビィ「………謝らないと、ね…」
ルビィ(私は、部屋に書置きを残し、家を、島を出ました)
ルビィ(そして、家に帰り、向かったのは私の聖地………) ルビィ「今日もアイス盗もーっと!」
ルビィ「お姉ちゃんごめんね?冷蔵庫のアイス、もらうよ!」
ルビィ(装備は整えておかないとね…。たとえ、無駄に終わったとしても………)
ルビィ「さあて、今日はどのアイスを盗もうかな〜?」
>>964
1.「もちろんハーゲンダッツ!」
2.「今はガリガリ君の気分かな〜」
3.「スーパーカップ!」
4.「パピコパピコ!」
5.「全部!」 ヌゥン!ヘッ!ヘッ!
ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛
ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!!!
ウ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ!!!!!
フ ウ゛ウ゛ウ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ン!!!!
フ ウ゛ゥ゛ゥ゛ゥン!!!!(大迫真) ヌゥン!ヘッ!ヘッ!
ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛
ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!!!
ウ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ!!!!!
フ ウ゛ウ゛ウ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ン!!!!
フ ウ゛ゥ゛ゥ゛ゥン!!!!(大迫真) ヌゥン!ヘッ!ヘッ!
ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛
ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!!!
ウ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ!!!!!
フ ウ゛ウ゛ウ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ン!!!!
フ ウ゛ゥ゛ゥ゛ゥン!!!!(大迫真) ルビィ「全部!全部ルビィのもの!」
ルビィ「全部、カバンに詰め込んで………」
ルビィ(………早く行かないとね…)
ルビィ(ごめんなさい、みんな…。ごめんなさい、お姉ちゃん…)
ルビィ(ごめんなさい…、鞠莉ちゃん)
ルビィ(ルビィは………大切な友だちを、守りたいの)
ルビィ(ここで失くしちゃったら…、たぶん、ルビィも廃人になっちゃうだろうからさ…)
ルビィ「これが運命なら、悪くないね…!友達のために命かけられるんだもん!」
ルビィ「………よし。行こう!」
ガラガラガラ..
ルビィ「………バイバイ」
バンッ! ヌゥン!ヘッ!ヘッ!
ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛
ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!!!
ウ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ!!!!!
フ ウ゛ウ゛ウ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ン!!!!
フ ウ゛ゥ゛ゥ゛ゥン!!!!(大迫真) ヌゥン!ヘッ!ヘッ!
ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛
ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!!!
ウ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ!!!!!
フ ウ゛ウ゛ウ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ン!!!!
フ ウ゛ゥ゛ゥ゛ゥン!!!!(大迫真) ヌゥン!ヘッ!ヘッ!
ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛
ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!!!
ウ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ!!!!!
フ ウ゛ウ゛ウ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ン!!!!
フ ウ゛ゥ゛ゥ゛ゥン!!!!(大迫真) ヌゥン!ヘッ!ヘッ!
ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛
ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!!!
ウ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ!!!!!
フ ウ゛ウ゛ウ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ン!!!!
フ ウ゛ゥ゛ゥ゛ゥン!!!!(大迫真) ヌゥン!ヘッ!ヘッ!
ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛
ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!!!
ウ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ!!!!!
フ ウ゛ウ゛ウ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ン!!!!
フ ウ゛ゥ゛ゥ゛ゥン!!!!(大迫真) ヌゥン!ヘッ!ヘッ!
ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛
ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!!!
ウ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ!!!!!
フ ウ゛ウ゛ウ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ン!!!!
フ ウ゛ゥ゛ゥ゛ゥン!!!!(大迫真) 「………………………」
「………はっ!ああ、寝ちゃってたみたい…!」
「今日も疲れて帰ってくるだろうから、私が美味しいごはんを作って待っててあげないと!」
(……温かい香りがする…)
(すごく懐かしい、昔のことを思い出すような…そんな香り…)
「えー、これを盛り付けて、黒いのをかければ………完成よ!」
「んー、そろそろ、帰ってくる頃かしら〜?」
ガチャ..
「ビンゴ!帰ってきたわ!」
タッタッタッタッタッ.. 鞠莉「………………おかえり、ルビィ!」
ルビィ「………………ただいま…!」 精子だと単車盗んだ度胸認められてヤンキーの仲間入りになるのかな 駆け足だけどこれで完結
ちなみに果南にアイス渡した場合は、果南が鞠莉にお礼を言ってから自殺する
だから結局は同じ タイムトラベル長編
実質ルビまりごちそうさまでした!!
30年後の鞠莉との約束は果たせたみたいやな
作者のやわ銀へ
1週間お疲れ様そしてありがとう
このSSに出会えて良かった >>992
1で選択肢5だったら
店員を脅してアイスを強盗するルート
一番やばいルート 未来から帰る→結局変わらず逝くへ不明(未来へ)→未来のマリーのもとへただいま
かな >>997
ありがとう最初から見てたが楽しかったわ
お疲れ このスレッドは1000を超えました。
新しいスレッドを立ててください。
life time: 6日 11時間 11分 3秒 5ちゃんねるの運営はプレミアム会員の皆さまに支えられています。
運営にご協力お願いいたします。
───────────────────
《プレミアム会員の主な特典》
★ 5ちゃんねる専用ブラウザからの広告除去
★ 5ちゃんねるの過去ログを取得
★ 書き込み規制の緩和
───────────────────
会員登録には個人情報は一切必要ありません。
月300円から匿名でご購入いただけます。
▼ プレミアム会員登録はこちら ▼
https://premium.5ch.net/
▼ 浪人ログインはこちら ▼
https://login.5ch.net/login.php レス数が1000を超えています。これ以上書き込みはできません。