絵里「放課後のヒメゴト」 [無断転載禁止]©2ch.net
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絵里(放課後。いつものように生徒会室へ向かう)
絵里(生徒会長たる私がいなければ生徒会の仕事は進みませんからね!)フフン
絵里(でも……ここのところは、少し別の目的もあって、生徒会室へ行くのが楽しみなの)
絵里(それは……) ガラリ
絵里「皆さんお疲れ様」
後輩「あ、絢瀬先輩お疲れ様です!」
絵里(後輩たちもみんな来てるわね……そして)
希「エリチお疲れ様〜」
絵里(……希も)
絵里「お疲れ様、希」
絵里「さて、それじゃ生徒会、始めましょう」
後輩「はい!」 ―――
後輩「それじゃ、先輩方お先です」
絵里「はーい、お疲れ様。気をつけて帰ってね」
後輩「はい!お疲れ様でした」 絵里(――残ってるのは、私と希だけ)
絵里(お互いに、ふたりだけが居残るように意識して動いてるんだよね)
絵里(……早く、してくれないかな)モジモジ
希「……エリチ」
絵里「あ、何、希……」
希「何って……いつもの、今日もしようか?」
絵里「う、うん……お願い///」 希「ほいなら、外すよ」
希「大丈夫?痛かったりせぇへん?」
絵里「う、うん。大丈夫」
希「……なんや〜。今日はまたえらい汚れてるなぁ」
絵里「今日、体育あったから、多分それで……」
希「そうか〜。そしたら、今日は特別優しくしてあげないかんなぁ」
絵里「う、うん……」 絵里(そう、私が楽しみにしてることというのは……)
絵里(希がしてくれる、髪のブラッシング)
絵里(もう生徒もまばらな、夕暮れの放課後の、ふたりの秘め事)
絵里(シュシュを外して髪をほどいて……それから)
絵里(私の髪を手で掬っては、根元から毛先まで、丁寧に優しくブラッシングしてくれる)
絵里(時々、希の指が、手のひらが、私の耳元に、首筋に触れる)
絵里(本当に、気持ちいい……) 希「エリチ、気持ちいい?」
絵里「うん……とっても気持ちいい……」
希「ちょっと毛先痛んでるかなぁ」
絵里「え?ホント?」
希「……ほんま、エリチ羨ましい」
絵里「何が?」
希「こない綺麗な髪……柔らかくてさらさらでつやつや、梳いたら手からこぼれてしまうくらいに……」
絵里「え……だって、の、希だって、髪、綺麗じゃない……」
希「ありがと。でも、うちとは比べ物にならん綺麗さや。ほんま、触ってて気持ちいいわぁ」
絵里「あ、ありがとう……///」 絵里(希の指が、私の髪を弄ぶ……)
希「ほら、こんな……」
絵里(なんか……ぞくぞくする)
希「……ここもやってあげよか」
絵里(うわ……くすぐったい) 希「ね、エリチ……」
絵里「な、何?」
希「んふふっ……こーんなこと、他の人に、させたらあかんよぉ……」
絵里「!」
絵里(希の息が……耳元に……っ)ゾクゾク
希「エリチの髪はねぇ……ウチだけのものや……」
絵里「え……あ……」カァァァァ
希「あれぇ?お・へ・ん・じ・は?」
絵里「……///」コクコク 希「なーんて♪」
絵里「あ……」
希「ほな、髪まとめようか」
絵里「………」
希「なんやー?残念そうやけど?」
絵里「あ、いや……そんなこと」
希「んふふふっ」 絵里(希はいつもそう。いつも、はぐらかされてばかり)
絵里(……少し、期待したんだけどな)
絵里(あ……また、希の指が私の耳元に触れる……)
絵里(まだ……ぞくぞくする) 希「はい、出来た♪」
絵里「あ、ありがとう」
希「ふふっ。顔赤いで」
絵里「///」
希「あ、もうこんな時間。ほなら、帰ろか」
絵里「う、うん」
希「戸締りちゃんとな」 絵里「あ……あの、希?」
希「ん?どしたん?」
絵里「あ、あのね」
希「ん〜?」
絵里「あの……あ、明日も……お願いしても……いい、かな」
希「んんん?」ドウシヨッカナー?
絵里「の、希……」
希「ええよ」ニッコリ
希「なんなら、これからずーっとしてあげようか」
絵里「///」 希「エリチの髪は、ウチだけのもんやから、ね」
絵里(本当に……髪だけ?)
絵里(そう聞いてみたいけど、きっとまたはぐらかされる)
絵里(そんな私と希の、放課後のヒメゴト) 終わりです
希ちゃんが絵里ちゃんの髪を梳いてるところが書きたかっただけです……
ではまた 直接的な百合じゃなくてもっとこういう風なssが増えるといいなぁ… ブラッシングはやってる方も気分が高揚してくるやんなぁ いいね秘密の髪梳き
これ思い出しながら読んでた
ttp://i.imgur.com/aowenZZ.jpg ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています