鞠莉「あんまり泣くとチュウしちゃうわよ?」 [無断転載禁止]©2ch.net
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鞠莉「…なーんて、うっそ♡」
曜「…して」
鞠莉「へ?」
曜「チュウ…して…?」ギュ
鞠莉「!?!?」 鞠莉「え?えっと、その、あの」
曜「…ん」メツムリ
鞠莉「ほぁっ!?」
曜「…んー」キスマチ
鞠莉(…これは大変なことになった) …………………
ダイヤ「あんまり泣くとチュウしちゃうわよ?」
千歌「…///」
…………………
ダイヤ『…と、後輩を慰める時には、このように接してあげるといいですよ?かのエリーチカが編み出したと伝えられる、秘伝の技です』
ダイヤ『千歌さん沈んだ顔をしていましたので、心配になって咄嗟に使って見たのですが…効果はてきめんでした。さすがはエリーチカですわぁ!』
ダイヤ『まぁ、それからというもの、千歌さんが妙に熱っぽい視線を向けて来たり、2人になると急に恥ずかしがったりするようになりましたが…』ハテ
鞠莉(聞きかじった方法を試すんじゃなかった!そして最後に言ってたことを覚えておくべきだった!!)
曜「んー…」プルプル 鞠莉(…まずい、まずいわ)ダラダラ
鞠莉(考えるのよ、マリー。この状況で手持ちの選択肢は…)
1.冗談めかして誤魔化す
2.素直に謝る
3.全力で逃げ出す
4.本当にする
5.タイムアップ
鞠莉(どれを取ってもリスクがある。自らが招いたこととはいえ、まさにツークツワンクね…)
鞠莉(どうする…!?) 鞠莉(三十六計逃げるに如かず)
鞠莉(あれこれ悩むより、この場から逃れる最も確実な方法…!)
曜「…」
鞠莉(正直、人としてどうかと思うし、その後の事態悪化は避けられないけど…時間を置けばアイデアが浮かぶかもしれないし…)
鞠莉「よ、曜」
曜「」ビク
鞠莉「…ごめんっ!」ダッシュ
曜「えっ…あっ、鞠莉ちゃん!?」
鞠莉(今はなにも考えず、逃げる!)
鞠莉(ごめんね、曜…!)
曜「まり、ちゃん…」 ダイヤ「…は?」
果南「…つまり、その場に曜を置いて、逃げ出して来たってこと?」
鞠莉「…」ダラダラ
ダイヤ「で、自分では対処できそうにないから私たちを呼び出した、と」
果南「鞠莉、なに考えてんの?」
鞠莉「…」ダラダラダラ
果南「ええー…」
ダイヤ「はぁ…」 果南「鞠莉。色々あった私たちが言うのも何だけどさ。いや、私たちだからこそ言うけどさあ…」
果南「本当に、何考えてるの!!」
鞠莉「ひゃっ!?」
果南「落ち込んでた曜の気持ちを弄んだ挙句、よりにもよって逃げ出すなんて!」
果南「誰がどう見ても、最低最悪の選択肢じゃん!どこをどうすればそんなことになるの!!」
鞠莉「い、いやその、さんじゅうろっけい…」
果南「関係あるかぁ!」
鞠莉「ひぃぃッ!?」 果南「鞠莉、これまで何度か相談に乗ってあげてたんでしょ」
鞠莉「ど、どうしてそのこと…」
果南「言っとくけど、曜から聞いたわけじゃないよ。そう言うのを外に出さず、溜め込んじゃうタイプだからね」
果南「そんな曜の悩みに、鞠莉だけが気づいて。話を聞いて。踏み出すきっかけを作ってあげてたんでしょ」
鞠莉「…っ」
果南「曜も、鞠莉の事を信頼したからこそ、悩みを打ち明けたり、何かあるたびに鞠莉の事を頼りにしてたハズなのに…」
鞠莉「あ…!」ハッ
果南「それなのに…なんでさっ!!」 鞠莉「わ、わたし…なんてことを…」
果南「今更怖くなっても遅いんだよ!曜はもっと不安なんだよ!自分だけ逃げて助けてもらおうなんて、都合が良すぎるよ!」
鞠莉「あ、ああ…」
果南「…まだ、どうしたらいいのかわからない?なら、教えてあげるよ」
鞠莉「えっ…」
果南「それは…!」バッ
鞠莉「…っ!」グッ
ギュ
鞠莉「…えっ!?」
果南「…」ギュウウ
鞠莉(果南、ハグを…どうして…) 果南「…これが、私たち流の気持ちの伝え方。でしょ」ギュ
鞠莉「…うん」
果南「大丈夫?できる?」
鞠莉「うんっ。逃げ出しちゃったけど、自分だけずるい事しちゃったけど…ちゃんと謝って、気持ちを伝える」
果南「うん、鞠莉ならできるよ」
鞠莉「…ごめんなさい。ありがとう」
果南「ん…曜は大事な妹だからね、この罪は重いよ?はやく行ってあげて」 ダイヤ「…その様子ですと、手配した車は無駄にならずに済みそうですね?」
鞠莉「ダイヤ。車って…」
ダイヤ「本当なら走って行きなさいと言いたいところですが、時間が勿体無いと思いましたので」
ダイヤ「ただ、曜さんには連絡が付かず、千歌さんたちも何処にいるかわからないとのことでした。居場所の見当は?」
鞠莉「…多分、わかる」
ダイヤ「そうですか、ならすぐに行ってあげてください。曜さん、1人で待っているでしょうから」
鞠莉「うん!ありがとう、ダイヤ!」ダッ ブロロロロ…
ダイヤ「やれやれ…」ホッ
果南「ありがと、ダイヤ。流石の手並みだね?」
ダイヤ「こういう立ち回りには慣れていますから。誰かさん達のせいで」
果南「それは…うん、返す言葉が見つかりません…」アハハ
ダイヤ「ふふ、冗談です。でも大変だったんですよ、千歌さんが食いついてきて」
果南「千歌が?」
ダイヤ「曜さんになにかあったのか、とか、私が困っているならすぐに駆け付ける、とか」
ダイヤ「事が事なので断りましたが、後輩ながら頼もしい限りですね」ニコ
果南「あ、それなんだけどさぁ…」
ダイヤ「はい?」
果南「あ、いいや。あはは…」
ダイヤ「?」
果南(鞠莉があんなことしたのも、千歌が一生懸命なのも、元はと言えばみんなダイヤに原因があるんじゃ…) 〜大型展望水門 びゅうお〜
曜「…はぁ」
曜(なにしてんだろ、私…あんなことして…)
鞠莉『曜…ごめんっ!』ダッ
曜(鞠莉ちゃんが驚いて逃げちゃうくらいだもん、最低…)
曜(なのに、拒否されたことがショックで。よくわかんないうちに、ここに来ちゃって…)
鞠莉『ぶっちゃけトーク!する場ですよ、ここは』
曜(後悔、憧れ、未練、好き…ああもう、頭がごちゃごちゃになってる)
鞠莉『2年間も無駄にしてしまった私が言うんだから、間違いありませんっ』
曜(もう、ダメなのかな…鞠莉ちゃん…)グッ
曜「…っ」グスッ
鞠莉「――やっぱり、ここだった」 曜「えっ…?」
鞠莉「曜」
曜「…!どうして…」
鞠莉「ごめんね、急に逃げ出したりして、本当にごめん…」
曜「! 鞠莉ちゃんは悪くないよ!私が変な事しちゃったからで!その…えっと…」
鞠莉「…隣、いい?」
曜「う、うん」
鞠莉「…」
曜「…」 鞠莉「この夕焼け。初めてここに来た時のことを思い出す」
曜「うん…」
鞠莉「あの日からね。ぶっちゃけトークしたり、遊びに行ったり、2人だけの秘密を作ったり…」
鞠莉「他愛のないことだけど、思い出を重ねて。互いの距離や関係が、少しずつ変わっていったのは」
曜「ん…」コクン
鞠莉「だから、かな。いつの間にか、私、曜のことをわかったつもりでいたみたい」
鞠莉「これが私たちだ。今がベストな関係なんだって、思い込んでた。このバランスを大事にしたい、崩したくないって…」
曜「鞠莉ちゃん…」 鞠莉「それなのに、勝手よね。あんなこと言った挙句、応じてくれた曜を前にしたら、何もできなくなって、逃げ出して…」
鞠莉「本音でぶつかるようにってアドバイスした私が、曜の気持ちを置き去りにして…」
鞠莉「本当、最低…」グッ
曜「…っ、違うよ、私がおかしかっただけだよ。鞠莉ちゃんは元気付けようとしてくれたのに、私が変な勘違いしただけ」
鞠莉「曜…」
曜「逃げ出したのは、私の方だよ。いつも鞠莉ちゃんの優しさに甘えてばっかりで…」
曜「調子に乗って大胆なことしたら、上手くいかなくて怖くなって。もう、鞠莉ちゃんと一緒に居られない気がして…」
曜「ごめんなさい、ごめ――」
ギュッ
曜「――えっ」 この立て直し地震なしがよくわからん
スレ落としてるし投下速度バラバラだし手動だったりするのか 30 名前: ◆woJ9N9U2WXKg (庭)@無断転載は禁止 [sage] :2017/09/10(日) 02:10:05.00 ID:X5FRtfRs
元スレ・鞠莉「あんまり泣くとチュウしちゃうわよ?」
http://fate.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1504939198/
紅白出場、単独東京ドーム2daysまで達成し一大ブームを巻き起こしたラブライブも今やただの声豚コンテンツ
http://fate.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1488508579/
元スレが埋め立てられたので、上記スレを使って続きをかきます
なお避難先は対立煽りスレで地震なし保守されているスレから適当に選んだものです
↑転載
ちなみにこのスレは無断コピーの三代目にあたる ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています