曜「名前で呼んで」 [無断転載禁止]©2ch.net
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千歌「これで私たちもμ'sに近づく第一歩を踏み出したんだね――」ギュー
曜「ぐえーっ」
曜「梨子ちゃん、たすけてーっ」
梨子「!」
きゅっ
曜「///」
梨子「よ、よろしくね」
曜「こ、こちらこそ」 千歌「それじゃチカ、果南ちゃんに報告してくる!」シュバッ
曜「あ、ちょ、千歌――」
梨子「ふふ、千歌ちゃんって本当に果南さんが好きなのね」
曜「果南ちゃんは昔から私達のお姉さんだからね。それより――」
曜「手を……」
梨子「あっ……ごめんなさい!」
曜「ううん! なんか照れくさくて……」
曜「わ、私も果南ちゃんの所行ってくる!!」シュババッ
梨子「……」
梨子(そうだよね……いきなり手なんか握られたら驚いちゃうよね……)
梨子(うぅ……何してるのよ私――)
―― ――
タッタッタ
曜(どうしてだろう……)
曜(ただ手を握られただけなのに)
曜(こんなにドキドキするなんて――)
曜(うぅ……どうしちゃったの私〜〜!!)
<ロウカヲハシルナー
<ゴメンナサイー!
―― 次の日
果南「ワンツー、スリーフォー」
曜「よっ、ほっ」
果南「ここでターン!」
曜「ターン!」
曜・果南「ドヤッ」ビシッ
千歌・梨子「おー」パチパチ
千歌「すごいすごいすごーーい!」
千歌「二人とも本当にすごいよー!!」 うちの隣のアパートで毎日飼い主が出かけてるであろう夜中にギャン鳴き
アパートの住人はよく殺意を覚えないなあ… 果南「すごいすごいって」
果南「千歌達もこれやるんだよ?」
千歌「だ、だよねー! あはは」
果南「あははーじゃなくて、はい立って。ワン、ツー」
千歌「果南ちゃんの鬼教官〜〜!」
梨子「う……また転びそう……」
曜「大丈夫だよ梨子ちゃん」
曜「私がちゃんと教えてあげるからね!」
梨子「うん……お願い」 曜「いっくよー!」
曜「ワンツー」
梨子「ワンツー……」
曜「スリーフォー」
梨子「スリーフォーあわわ」
曜「ここでターン!」
梨子「タターン!」ズリッ
梨子「あーっ!!」
ギュッ
曜「もう、梨子ちゃん力みすぎだよー」
梨子「あ……ありがとう」 曜(いい匂い……)
梨子「あの……渡辺さん?」
曜「……」
梨子「もう大丈夫だから離してもらえると――」
曜「……あっ、ごめん! 梨子ちゃんが余りにもいい匂いだから――って何言ってるんだ私!!」
梨子「に、匂い!?」
曜「いや、その! どんなシャンプー使ってるのかなーなんて!?」
梨子「あ、なら私が使ってるトリートメントあげようか?」
曜「へ?」 梨子「この匂い好きなんでしょ?」
曜「う……うん。好き」
曜(なんか恥ずかしい!)
梨子「私もお気に入りで、買い溜めがあるから一つお試しで――」
千歌「あー!」
千歌「曜ちゃんと梨子ちゃんが練習してないでイチャイチャしてるー!!」
曜・梨子「なっ!」
バッ
果南「二人共年頃なのはわかるけど、もう少し人目を――」
曜・梨子「違うからー!!」
―― 梨子の部屋
曜「お、お邪魔します」
梨子「好きに掛けていいからね」
曜「すごい……女の子っぽい部屋!」
梨子「へ?」
曜「私や千歌とは大違い……これが都会っ子」
梨子「別に関係ないと思うけど……」
梨子「飲み物とトリートメント持ってくるね」
曜「うん、ありがと――」
バタン 曜「……」
曜(梨子ちゃんの部屋……)
曜(いい匂い……)
曜(梨子ちゃんが毎日寝てるベッド……)
ボフッ
スンスン
曜(梨子ちゃんの匂いだ……)
曜(なんだかこうしてると……)
曜(梨子ちゃんに包まれてるみたいで――)
トントン
曜「!?」 梨子『渡辺さん? ちょっと開けてもらっていい?』
曜「は、はい!」
ガチャ
梨子「ありがと。麦茶しかなかったけどいいかな?」
曜「……うん、麦茶好き」
曜(良かった……梨子ちゃんの両手が塞がってて……)
曜(もし今の見られてたら……)
梨子「これがそのトリートメントなんだけど」
曜(うぅ……昨日から私おかしい……)
梨子「そんな高い物じゃないから気にしないで」
曜(梨子ちゃんといるとなんか変な気持ちに――) 梨子「もし気に入ってくれたら、通販で私がまとめ買いするから言ってね」
曜「う、うん……ありがとう梨子ちゃん」
梨子「どういたしまして♪」
梨子「ふふふ、嬉しいなぁ。この香りの良さをわかってくれる人がいて――」
曜「へ?」
梨子「これね、あまりお店とかじゃ売ってなくて、東京でもずっと通販で買ってたの」
曜「そ、そうなんだ……」
梨子「私と渡辺さんって好みが似てるのかもね」
曜「うん……」 梨子「……」
曜「……」
梨子(か、会話が続かない……)
曜(こんなのいつもの私じゃなーい!!)
梨子(家主の私がしっかり振らないと……)
梨子(そうだ、昨日の――)
梨子「わ、渡辺さん」
曜「――?」
梨子「き、昨日はごめんなさい! 急に手なんか握ちゃって……」
梨子「馴れ馴れしかったよね……」
曜「そ、そんなことない!」 曜「むしろ、私的にはもっと馴れ馴れしくていいと言うか……呼び方とか――」
梨子「呼び方?」
曜「うん……渡辺じゃなくて――名前で」
梨子「えっと……それじゃ……よ、曜ちゃん?」
曜「……もう一回」
梨子「――曜ちゃん」
曜「――はい! 改めてよろしくであります! 梨子ちゃん!」
梨子「よ、よろしくお願いします」 曜「あははっ」
梨子「ふふふっ」
曜「なんか今更って感じ!」
梨子「ね。でも、いつも間に千歌ちゃんがいたから――」
曜「千歌はいつもみんなの中心だからね」
梨子「うん……本当にそう思う」
曜「――ねぇ梨子ちゃん」
梨子「ん?」
曜「ハグ……しない?」
梨子「え……?」 曜「か、果南ちゃんがね! ハグは親愛の証だって言うから!」
梨子「果南さんが……確かによくハグしてるような……」
曜「だ、だからね! 私と梨子ちゃんもその――」
梨子「――ど、どうぞ///」スッ
曜「――」
ハ グ ッ ♡
得意の飛び込みで梨子ちゃんの胸にダ〜イブ♡
聞こえてきたのは胸の鼓動ともう一つ――?
その正体は――待て次号♡♡♡ 恋に落ちる音です 次号はないです
千歌「曜ちゃんって私のこと好きだと思う?」梨子「え?」 ようちかりこ
千歌「理想の曜ちゃんと現実の曜ちゃん」 ようちか >>24
最後の煽りが七五調を守れてないから再現率低し >>15
良かった……「飲み物がトリートメント」じゃなくて本当に良かった…… |c||^.- ^|| 次号!次号はまだですの!? 漫画の二人もっと会話してくれ
2回くらいしか喋っとらんやろ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています