ツアー埼玉公演・幕間予想SS [無断転載禁止]©2ch.net
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千歌「うーん! 埼玉も盛り上がってるねー!」
曜「うん! この調子で全速前進だよ!」
果南「う、ううう……」ヨロヨロ
千歌「果南ちゃん? どうしたの? ふらふらだよ?」
果南「う、海……」ガクッ
千歌「果南ちゃん!?」
VIPQ2_EXTDAT: default:vvvvv:1000:512:----: EXT was configured 千歌「果南ちゃん!」
梨子「果南さん!? なにがあったの!?」
千歌「分かんない。ふらふらしてると思ったら倒れちゃったの!」
梨子「いったい……」
鞠莉「果南! はい、ソルティウォーターよ!」
梨子「塩水? それでなにを……」
果南「ごくごく」
曜「飲むの!?」
果南「……っ、ぷはー、生き返ったよ〜」
千歌「果南ちゃん、いったいどうしてこんなことに……」
善子「もしや、体内の魔力が枯渇したの!?」
花丸「違うずら」
ルビィ「じゃあどうして……?」
鞠莉「簡単なことよ。果南は海から離れすぎたの」
ダイヤ「海? 海なんてそんなのどこにでも……はっ!」
鞠莉「そう、埼玉には……海が無いの!」
千歌「えええええええ!?」 梨子「いや、それと今の状況に何の関係が……」
千歌「おおありだよ! 果南ちゃんから海を取り上げるなんて、ワカメから……」
果南「大丈夫だよ千歌。塩水さえ摂ればしっかり動けるから」
千歌「果南ちゃん……」
梨子「果南さんの身体ってどうなってるの……?」
曜「でも、埼玉って海がないんだね。海辺の町で育ってきた私たちがここに立ってるなんて実感わかないや」
梨子「そういうものなの?」
花丸「でたずら、自分が前に住んでたところには陸地も港もバランスよくあったから海なし県と海辺の町を両方下に見てるずら」
梨子「いや、そんなことはないけど……」
花丸「じゃあ埼玉のいいとこ言えるずら?」 風が語りかけます…
美味い! 美味すぎる!!
埼玉銘菓十万石まんじゅう 梨子「えっと……」
千歌「梨子ちゃん言えないの?」
梨子「いや、あ、そうだ! 池袋に近い!」
花丸「東京ありきずら!」
梨子「いや、そんなこと……そうだ! 埼玉の蔵造りの町並みは、小江戸って呼ばれてて……」
花丸「東京の子分って言ってるずら!」
梨子「いや言ってないよ! 埼玉は素敵なところだと思うもの!」
花丸「どの辺がずら? 埼玉のどの辺りが素敵ずら?」 梨子「ほら、埼玉はの彩の国、って呼ばれてて……」
花丸「さいの……くに?」
千歌「えええええ!? 埼玉は、サイの国なの!?」
梨子「千歌ちゃん?」
千歌「そんな……埼玉は、サイに支配されていただなんて……!」
梨子「何を言ってるの?」
千歌「梨子ちゃん、猿の惑星って知ってる?」
梨子「なんとなくは知ってるけど……」
鞠莉「そういうことね」
梨子「鞠莉さん!?」
鞠莉「猿の惑星は猿が支配する星。なら当然サイの国はサイが支配する国!」
梨子「いやいやいや……」
千歌「……うん!」
梨子「うん、じゃないでしょ?」 ルビィ「そんなぁ、ルビィ達サイの縄張りにのこのこと……」
善子「飛んで火にいる夏の虫。いえ、夏のAqoursね」
花丸「うまいこと言えてないずら」
曜「ちょっと待って。埼玉に海が無いのも……」
果南「海軍からの攻撃を防ぐためだね」
梨子「曜ちゃん果南さん!?」
ダイヤ「ということは、東武動物公園のサイたちはみんな日本を支配しようとしているのですね!?」
梨子「ダイヤさんまで……」
ルビィ「東武動物公園?」
花丸「埼玉の有名な観光スポットだよ。昔はカバ園長っていうあだ名の……」
千歌「カバ園長!? 確定だよ! サバンナが一丸となって支配を進めてるよ!」
善子「東武動物公園ではカバが園長になって人間を雇い経営して支配しているのね……」
ルビィ「ぴぎっ!?」 善子「人間社会に気づかぬうちにサバンナが侵食していただなんて……はっ! もしかしたら、そこら中にサイが!?」
梨子「いや、そんなわけ……」
鞠莉「気づいたようね。今日のお客さんは……サイよ!」
みんな「えええええええ!?」
梨子「いやいやいやいや……」
鞠莉「ドームを埋め尽くすサイ! その前で私たちはパフォーマンスしていたの!」
梨子「いや、どう見ても人間ですから……」
鞠莉「よく思い出して? 今日のお客さん、頭の上に光るツノみたいなの無かった?」
梨子「いやあれは……」 ダイヤ「そんな……お客さまがみんなサイだったなんて……!」
ルビィ「ぴぎっ! ルビィ達、みんな食べられちゃうの!?」
曜「そんな……」
果南「やばーい!」
がやがや
千歌「みんな落ち着いて!」
梨子「千歌ちゃん!?」
千歌「みんなよく考えてみてよ」
梨子「千歌ちゃん……」
千歌「サイは……草食動物だよ」
果南「あ、そういえばそうだね」
ルビィ「よかったぁ……安心したよ」
梨子「そういう問題……?」 千歌「それに、サイ相手でも、私たちの想いを届けようよ!」
曜「千歌ちゃん……」
千歌「たとえ相手がサイでも、心が通じれば分かりあえる!」
善子「ええ、届けましょう。私たちの心、いえ、魂を!」
ダイヤ「善子さん……ええ! Aqoursとして恥ずかしくないパフォーマンスを、魂をサイに届けましょう!」
千歌「魂……そうか!」
梨子「千歌ちゃんまだ何かあるの?」
千歌「埼玉は、サイの魂だからさいたまなんだよ!」
梨子「いや字が違うし……」
千歌「梨子ちゃん、さいたま市は平仮名でしょ。本当は、サイの魂って書いてさいたま市なんだよ」
梨子「語感は似てるけど……」
千歌「安心して。梨子ちゃんのサイ魂、輝いてるよ」
梨子「もうなにがなにやら……」
千歌「みんなーーー! サイ魂、輝かせていこう!」
みんな「おーーーーーーー!」
梨子「えええええええええ!?」
おしまい 名古屋は忘れたけど神戸はわりとこんな感じだった
とーきょーもんの梨子さんに絡みにいく件が数回繰り返される はぇ〜現場で見たら感じ変わるやろか
埼玉楽しみにしとこ
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