善子「好きなんだもん」梨子「うん、知ってる」 [無断転載禁止]©2ch.net
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梨子「...」
梨子「...」キョロキョロ
梨子「はぁ...」
梨子「...」
梨子「よっちゃん遅いなぁ」ボソッ
梨子「約束の時間間違えてないよね、私」
梨子「...」
梨子「なんでお外で待ち合わせなんて...いつもみたくよっちゃんのお家でいいのに」
梨子「もう10分も過ぎてる」
梨子「ばか...よっちゃんのばか」ムスッ 善子「あ、あの...」
梨子「うわぁ!?」ビクッ
善子「んなっ、そんな驚かなくても」
梨子「はぁ...やっと来た」
善子「ごめん、ちょっと手間取っちゃって」アハハ
梨子「...」プクッ
善子「もしかして...すごいおこ?」
梨子「しりません」プイッ
善子「ご、ごめんなさい、ほんとに...」ペコリ 梨子「...」
善子「...」
梨子「もぉ、頭上げてよ...こんなところで」
善子「...」
梨子「歩こっか、とりあえず」
善子「う、うん...」
カランコロン 梨子「...」
善子「...」
梨子「...」
善子「あの、梨子?」
梨子「なに?」
善子「ぉ...やっぱおこってるぅ...」ボソッ
梨子「怒ってないよ」
善子「げっ、きこえてた」
梨子「はぁ...で、どうして遅れたの」ギロッ 善子「うっ...あ、あのね」
梨子「はい」
善子「浴衣の着付けに手間取りまして...」
梨子「...」
善子「あ、あとこの髪の毛も、...」
梨子「...」
善子「ん、前に梨子が教えてくれたやつ、かんざしもほら」クルッ
梨子「...」
善子「うぅ...」シュン 梨子「ふふっ」
善子「え?」
ツンッ
善子「あだっ!」
梨子「おばか」
善子「な、なにおー!」
梨子「もういいよ、許したげる」
善子「ほんと?」
梨子「どーせゲームに夢中になってるのかなぁとか予想してたけど」
善子「そんなことないもん!」
梨子「そう?」 善子「私...その、梨子に良い風に見られたくて...可愛いって言ってもらいたくて...」
梨子「...」
善子「それで...ヘアアレンジとか夢中になってるうちに、約束の時間過ぎちゃってて...」
梨子「...」
善子「だから...その...ごめんなさい...」
梨子「そっか」
善子「...」
梨子「ありがと、嬉しいよ」ニコッ
善子「え?」 梨子「私のこと考えてくれてたんでしょ?...なら、まぁ許したげる」
善子「もう怒ってない?」
梨子「怒ってる」
善子「なーんーでー!さっきおこじゃないって言った!」
梨子「ふふっ、実はおこでした、とても」
善子「むぅ」
梨子「とても可愛いよ今日のよっちゃん、...浴衣姿も、そのヘアアレンジも」
善子「っっっ!」パァ
梨子「正直、さっき駅で声かけてくれたときね、思わずドキッとしちゃった」
善子「えへへ...///」 梨子「花火、一緒に見てくれるーって言うからさ、すごい楽しみだったの」
善子「わ、私も!、私も楽しみでした!」
梨子「なんで敬語」クスッ
善子「それに、梨子も...その」
梨子「?」
善子「とても...素敵...私なんかよりずっと」テレテレ
梨子「そっか、ありがと♪」
善子「うんっ」ニヘラ カランコロン
梨子「どうして今日はお外で待ち合わせだったの?」
善子「だめだった?」
梨子「ううん、だめじゃないけど、いつもよっちゃんちに集合だったから」
善子「そなんだけど、今日は特別」
梨子「?」
善子「お外で待ち合わせしたほうが、デートっぽい!」
梨子「あー...そうかな?」
善子「そうなの」
梨子「待たされたんですが?」 善子「んー!それはほんとに謝るからー!」
梨子「今日はこの弱みを振りかざすことに決めた」
善子「ひどい!」
梨子「ひどいのはそっち」
善子「ぐぬっ」
梨子「ほんとは...ちょっと怖かったんだから」ボソッ
善子「え」
梨子「よっちゃん全然来ないし...浴衣だからわかんないけど、回りの視線感じるし...」
善子「うぅ...」 梨子「正直、もう帰っちゃおうかなって思った」
善子「がーん!」
梨子「まぁ最後のは嘘だけど」
善子「もぉもぉ!」
梨子「でも怖かったのはほんとなの、...ばか、ばかよしこ」
善子「すいません」シュン
梨子「よっちゃんいじめるの楽しい」ニコニコ
善子「むぅ...まじめに反省してるのに」
梨子「ふふっ」
善子「笑うなー!」 梨子「暗くなってきたね」
善子「え?...うん」
梨子「特別だよ?」
ニギッ
善子「あっ...手」
梨子「いやだった?」
善子「ううん、嬉しい!とてもです!」 梨子「人も多いし恥ずかしいけど」
善子「暗いからだいじょぶ!」
梨子「うん、そういうこと」ニコッ
善子「えへへ...嬉しい」ニコニコ
梨子「そんな?そんなに?」
善子「そんなに!嬉しいの10乗くらい!」
梨子「んじゃ私はそれの2倍」
善子「ずる!それずる!」
梨子「ずるくないよー」 善子「梨子も嬉しいの?」
梨子「当たり前だよ」
善子「いつもは外だと絶対手繋いでくれないもん」
梨子「昼間はダメでしょ、見られちゃうし」
善子「そだけど」
梨子「こうしてさ、手繋いで花火大会デートって、前からしてみたかったんだよね」ニコッ
善子「...」ドキッ
梨子「あ、見て見て!屋台いっぱいだよ!」
善子「う、うん」ドキドキ 梨子「私ねー、たこ焼きが食べたいなぁ」
善子「堕天使の涙なら...海の家の」
梨子「あれ、二度と作んないでね」ギロッ
善子「はい。」
梨子「よっちゃんはなにをご所望ですか?」
善子「私は焼きそば!あとねー、イチゴ飴とー、チョコバナナ!」
梨子「ん、全部買おう!」
善子「ごちそうさまです!」
梨子「あ?」 善子「梨子先輩のおごり」ワクワク
梨子「仕方ないなぁ」
善子「なら私が、梨子先輩の分を買ってあげます!」
梨子「えー、なにそれ」クスッ
カランコロン
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---
- 善子「ただいまー」テクテク
梨子「よっちゃんのお部屋涼しい!」
善子「冷房つけっぱの術じゃ」
梨子「なにその口調」
善子「ふぅ、下駄つかれたー」ボスンッ
梨子「ねー」
善子「何から食べよっかなー」ジュルリ
梨子「ほんとにここ特等席だね」 善子「でしょ!このベランダから最高の景色をあなたへお届けします、って"ホテル・堕天使"のパンフレットにも書いてる」ドヤッ
梨子「うん、ありがとっ」ニコッ
善子「っ///」ドキッ
梨子「?」
善子「さ、さっ...お腹すいたし、食べよ食べよ!」
梨子「焼きそば、あーんしたげよっか」
善子「え!?」
梨子「いやならいいけど」 善子「あ、怪しい...なにを企んでおるこやつ...」
梨子「あ?」キッ
善子「ひっ...いや、いつもはリリーからそんな提案絶対してくれないし...私から無理にお願いするし」
梨子「ならいっか」
善子「するするする!!」
梨子「ホテル堕天使とかっていうとこのオーナーに感謝を込めたのに」
善子「リリーいじわるやだぁ!」グイグイ
梨子「もぉわかったよ、ほら」
善子「えへへ...あーん」 梨子「あーん」
善子「はむっ!」モグモグ
梨子「どうですか?」
善子「んーー!!」
梨子「目から星出てる」
善子「とてつもなく美味であるぞシェフ」
梨子「偉そうね」
善子「お箸貸して!」
梨子「うん?」 善子「ほら、あーん!」
梨子「え、私も?」
善子「誰も見てないから、私しか」
梨子「もぉ」
善子「ん」
梨子「はむっ」モグモグ 善子「どう?この堕天使ヨハネの焼きそばあーん攻撃は」
梨子「普通」
善子「なんだとー!」
ヒュー ドンッ
梨子「わわっ」
善子「始まっちゃった!」
梨子「あーんとかしょーもないことしてる場合じゃないよ」
善子「しょーもないって言うな!ほら、ベランダ出よ?」
梨子「ん」ヨッコイセ ガラガラガラ
善子「気を付けなさい、足元」ニギッ
梨子「ありがと」ヨット
ヒュー ドンッ
梨子「わぁ...すごい、音が体にぶつかるね」
善子「強いわね、...ヨハネたちは見えない攻撃を受けてるわ」
梨子「なにそれ」ジトッ 善子「...」
梨子「...」
善子「誰かと花火見るのなんて久しぶり」
梨子「そうなの?」
善子「私...こんなでしょ?、だから今までここまで仲良くなった子もいなかったし」
梨子「...」
善子「別に、花火なんて誰かと見たいとか思ったことないし、羨ましいとかもなかったからいいんだけど」
梨子「...」
善子「でも、リリーとだったら見ても良いかなって...」
梨子「ふーん」 善子「...」
梨子「...」
善子「嘘、今のちがくて...見てもいいとか、そんなんじゃなくて」
梨子「私は、...私はよっちゃんと、絶対見たかったけどな...この景色」
善子「っ!」ドキッ
ヒュー ドンッ
善子「っっっっっ!!わ、私も!!」
梨子「ん?」
善子「リリーと、絶対見たかった!!ほんと!」
梨子「うん」ニコッ 善子「...」ドキドキドキドキ
梨子「なに緊張してるの」
善子「え、?!し、してないし」
梨子「顔に書いてる」
善子「書いてない!私なんかより花火見なさいよ!」
梨子「もっとこっちきて」グイッ
善子「うわっ!?」ヨロッ
梨子「...」
善子「...」ドキドキドキ 梨子「きれいだね」
善子「うん」
梨子「...」
善子「...」
ニギッ
善子「...っ!」ビクッ
梨子「付き合い始めて、もういくらか経つけど」
善子「う、うん」 梨子「ただこうして、よっちゃんが傍にいるだけで」
善子「...」ドキドキ
梨子「こうしてさりげなく手を繋いでくれるだけで」
善子「...」ドキドキドキ
梨子「ドキドキしてる自分がいるなぁって...いくら経っても慣れないなぁって」
善子「うん」ドキドキドキドキ
梨子「いくらやっても嬉しいなぁって、飽きないなぁって」
善子「...」ドキドキドキドキドキドキ
梨子「いくら好きになっても、よっちゃんのこともっと好きなんだなぁって」 善子「わっ、私も!私もリリーのこと好きよ!」
梨子「うん、知ってる」
善子「ドキドキだってしてるし!」
梨子「うん、知ってる」
善子「リリーともっと傍にいたい!」
梨子「うん、知ってる」
善子「っっっ///」ドキドキドキドキドキドキ 梨子「よっちゃん」
善子「な、なに...」
梨子「私の顔ばっかり見てる、...花火見たら?」
善子「っば、ばか!見てるもん!自意識過剰なしこ!」
梨子「そっか」クスッ
善子「うぅ...///」
梨子「私は、花火はもういいかな」
善子「え?」
ピトッ 梨子「私ね、したいこと...今してほしいことがあるの、よっちゃんに」ボソッ
善子「っっっ...///」ゾクゾク
ニギニギ
善子「や、わかんない...もん」ドキドキ
梨子「そっか、残念だなぁ」
ヒュー ドンッ
善子「やだ...キス...したいよ、私だって...でも」ボソボソ
梨子「...」 善子「焼きそばの匂い大丈夫かな...歯に海苔とかついてないかな...」ボソボソ
梨子「ぷっ...くくく...」プルプル
善子「んにゃっ!?」
梨子「あはははは!もぉ、すごい聞こえてる...おばかだなぁ」
善子「ううううるさい!///」
梨子「よっちゃんのそういうとこ、可愛くて好きだよ」ニコッ
善子「うるさいいいいぃ!///」 梨子「ん」
善子「うぐっ」
梨子「梨子先輩は待ってますよ♪」ニコニコ
善子「ず、ずるいわよぉ...」
梨子「まだかなー、まだかなー」
善子「っ...もぉ...やばい心臓...おさまってよ」ドキドキドキドキ
梨子「...」
善子「すーはーすーはー」
梨子「...」
善子「り、リリー...」 梨子「んー?」
善子「こっちむいて」
梨子「やだ」
善子「っ」ギュッ
梨子「わぁっ」
善子「...」ドキドキ
梨子「顔、すごい近いね」ボソッ
善子「うん」
チュッ
-----
---
- ガラガラガラ
梨子「はぁー、きれいでしたきれいでした」パタパタパタ
善子「...」
梨子「どしたのよっちゃん、お顔真っ赤だけど」パタパタパタ
善子「うるしゃいわい!」
ボスンッ
梨子「ほら、お隣おいで」ポンポン
善子「それ私のベッドなんだけど」ボスンッ 梨子「...」
善子「...」
梨子「...」コテン
善子「り、リリー?」
梨子「〜♪」
善子「うぅ...」ドキドキ
梨子「からだ、火照ってるねぇ」
善子「んなっ!」 梨子「すごいドキドキしてる」ツンツン
善子「だっ、誰のせいよ!」
梨子「ねっねっ、よっちゃん」
善子「?」
梨子「キス、続き」
善子「え、」
梨子「して?ほら、よっちゃんから」ンー
善子「また私からするの!?」 梨子「目閉じてますよ、桜内先輩は待ってますよー」
善子「卑怯よ!私だってリリーからされたいのに!」
梨子「ヘタレ」
善子「うぐっ」
梨子「...」グイッ
善子「わわっ」
梨子「んっ」チュッ
善子「んん...」
梨子「...はぁ、...」
善子「梨子ぉ...」トローン 梨子「今日のキスは焼きそば味ですね」ニコッ
善子「うわっ、雰囲気台無し!」
梨子「まだ寝る時間には早いし、焼きそば以外のも食べたいし」
善子「たしかに」
梨子「よっちゃんからのキスは、夜中までおあずけかな」
善子「...がんばる」
梨子「ん、楽しみにしてる」ニコッ 善子「そだ!あーん、ってまたしたげるわ!」
梨子「それはもういいかな」
善子「なんでよー」
梨子「よし、いただきます、よっちゃんの分まで食べちゃうぞー」コキコキ
善子「ぎゃああああああ許せんなしこ!」
梨子「んー!おいひいたこ焼き!」
善子「食べてるし!」
梨子「ほら、あーん」
善子「うっ...はむっ」モグモグ 梨子「ん、美味しいね、2人で食べれば」ニコッ
善子「...っ」ゴクッ
梨子「はむっ」モグモグ
善子「ねぇ、リリー」
梨子「んー?」モグモグ
善子「デートの予約...していい?」
梨子「?...よやくって?」
善子「その...あのね」モジモジ
梨子「...」 善子「来年もまた、...私と一緒に、ここで花火を見てくれませんか?」
梨子「...」
善子「...」ドキドキ
梨子「...」
善子「...」ドキドキ
ニギッ
善子「わわっ!?」ビクッ
梨子「予約、...じゃないでしょ、そんな言い方やめて」
善子「え?」 梨子「ん、約束ね、したげる...来年もここで2人で見ようね」ニコッ
善子「っ!!」パァ
梨子「嬉しそう」
善子「約束!絶対ね!」
梨子「ん、約束」
善子「ドキドキしてきた!」
梨子「えー、まだまだ1年後なのに」クスッ
善子「それでもなの!」
梨子「おばか」
善子「うしっ!、ちょっと飲み物とってくるわね」
ガチャ バタンッ 梨子「ふふっ、騒がしいなぁ」パクッ
梨子「...」モグモグ
梨子「んっ」ゴクッ
梨子「はぁ...胸がくるしい」
梨子「...」モジモジ
梨子「さっきの約束...ほんとは私からするつもりだったのに...」
梨子「ドキドキ、全然おさまらないよ...ばか、ばかばかばか」ボソボソ
梨子「よっちゃんの、ばか。」ボソッ
おわり 去年の
善子「リリーと二人で」梨子「花火大会だね!」
ttp://karma.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1469971624/ ホテル堕天使ってバイパス脇のラブホにしか見えん名前だなw >>59
二次創作、SSに何言ってんの?
それ全SSに言ってきたら? よしりこ自体は好きだけど確かにこれは一ミリもよしりこじゃないよなぁ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています