梨子「千歌ちゃんと千歌ちゃんのパパ」 [無断転載禁止]©2ch.net
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13話千歌ママがいなくなった後
千歌「とにかく、ラブライブ目指して!」
梨子「うん!」
千歌「頑張ろう! おー!」
梨子「お、おー!」
千歌パパ「おー!」
梨子「!?」 梨子「千歌ちゃん……また後ろにお、お化けが」
千歌「え? またまたー梨子ちゃんそんなこと言って」
梨子「でも後ろに……」
千歌「お母さんが戻ってきたん」
千歌「ぎゃあああああああああああああああああああああああ」
千歌パパ「いや驚きすぎだろ」
千歌「なんでお父さんまで来るの!?」
梨子「お父さん!?」
梨子(お父さんは背高いのね) 千歌パパ「なんでって、ママに千歌と梨子ちゃんが話してるって聞いてな」
千歌パパ「丁度いい機会だからパパも挨拶しておこうと思って」
千歌パパ「こんばんは、僕が高海千歌の父です。初めまして梨子ちゃん」
梨子「初めまして、こんばんは。桜内梨子です……」
千歌パパ「本当に美人さんだねぇ」
梨子「そ、それほどでもぉ……」
千歌「はい! 終わり! お父さんどっか行って!」 千歌ちゃんと同じくらいの年のあのロリを孕ました千歌パパ。ロリコン不可避 千歌パパ「終わりってまだ挨拶しかしてないじゃないか」
千歌「挨拶しに来たんだからこれで終わりでしょ!」
千歌パパ「ようやく顔合わせ出来たんだからもう少しお喋りしても」
千歌「なに? そんな美人で可愛い女子高生とお喋りしたいの!?」
<オマエナー
<カエレー!!
梨子(千歌ちゃんってお父さんのこと嫌いなのかな?)
梨子(単に友達の前だから恥ずかしいだけかな) 梨子(それにしても……)
梨子(千歌ちゃんのお母さんとお父さんの身長差……)
梨子(なんというか……千歌ちゃんのお父さんって……)
梨子(って、ダメダメ!)
梨子(ダメよ桜内梨子! 友達のお父さんをそんな目で見ちゃ!)
梨子(優しそうで爽やかな明るいお父さんじゃない!)
梨子(落ち着くのよ桜内梨子……落ち着いて邪念を捨てるのよ)
千歌「このロリコン!!」
梨子(言ったぁぁぁあああああ!!私が必死に考えないようにしてたのに実の娘が言ったあああああ!!) 千歌パパ「おまっ!? 梨子ちゃんの前でなんてこと言うんだ!」
千歌「事実だし。梨子ちゃんもそう思ってるでしょ?」
梨子「いや、その、まったく、全然、これっぽちも」
千歌パパ「ありがとう梨子ちゃん。ちなみに事実じゃないからね?」
梨子「……わかってますよ」
千歌「ふーん」 千歌パパ「本当はもっと早く挨拶したかったんだけどね」
千歌パパ「見ての通りこいつが中々会わせてくれなくて」ナデナデ
千歌「……」ムスッ
梨子「いつも厨房で忙しそうにしてるって聞いてました」
千歌パパ「間違ってはないんだけど」
千歌パパ「家に友達が来ると『お父さん厨房から出てこないでね!』ってうるさくてねー」
梨子「まぁ……気持ちはわかります」 千歌パパ「そんなわけで挨拶が遅くなって申し訳ない」
梨子「いえいえ、そんな……」
千歌パパ「それとありがとう」
梨子「え?」
千歌パパ「千歌とスクールアイドルをやってくれて。勧誘しつこかったって聞いたよ」
梨子「はい、しつこかったです」
千歌「梨子ちゃん!?」 梨子「事実だし」
千歌「そ、そうかもだけど……!」
梨子「かもじゃないでしょー」
千歌パパ「あはは」
千歌「笑うな!」
梨子「ふふふ」
千歌パパ「……それじゃぁ千歌」
千歌「……なに」
千歌パパ「明日は頑張れよ」 千歌「言われなくても……」
千歌パパ「ただ頑張るんじゃない」
千歌パパ「リーダーとして、言い出しっぺとして」
千歌パパ「お前が一番頑張らないといけない」
千歌パパ「今度ばかりは最後までやり遂げるんだぞ」
千歌「…………わかってるよ」
千歌パパ「別に優勝しろだの結果を出せとは言わない」
千歌パパ「だが、やるからには高みを目指す……」
千歌「…………」
梨子(いいお父さんじゃない)
千歌パパ「高海家だけにな!」 千歌「…………」
梨子「…………」
千歌パパ「あれ? ピンと来なかったか?」
千歌パパ「今のは高みと名字をかけた――」
千歌「わかっとるわああああああああああああああああああああああ」
梨子(あなたかーっ!! 千歌ちゃんの駄洒落はあなたが原因かーっ!!) 千歌「やめてよ! 梨子ちゃんの前でつまんない駄洒落言うの!!」
千歌パパ「つまんないって……千歌はいつも笑ってたじゃないか」
千歌「昔の話でしょうがああああああああああああああああ」
梨子「…………」
千歌パパ「はいはい、それじゃパパはこれで失礼するよ」
千歌「それもいい加減やめて!」
千歌パパ「ん?」 千歌「自分のことパパって言ったり、お母さんのことママって呼ぶの!」
千歌「いい歳してきもいよ!」
千歌パパ「親に向かってきもいってお前なぁ」
千歌パパ「さすがのパパもそんなこと言われちゃ……」
梨子(ロリコンはいいんですか……?)
千歌パパ「久々に大怪獣パパゴンになるぞー!」ガオー
千歌「うぎゃああああああああああああああああああああああああ」
梨子(それもかーっ!! 普通怪獣ちかちーもあなたが原因かーっ!!) 千歌「恥ずかしいから二度とするなって言ってるでしょうがああああああああああ」
千歌パパ「はぁ、昔は真似して『大怪獣ちかちーだぞー』なんてやってくれてたのになぁ……」
梨子(え?)
千歌「だから昔の話でしょうがああああああああああああああ」
梨子(あっ、ふーん)
千歌パパ「大体、高校入るまでパパママ呼びだったじゃないか」
千歌「ああああああああああ!!!!!!!!!」
千歌「もういいから早く行って!!」 千歌パパ「はいはい。それじゃ梨子ちゃんおやすみ」
梨子「お、おやすみなさい……」
千歌パパ「千歌も早めに寝るんだぞー」
千歌「わかってるよ!」
梨子「お父さんと仲いいのね」
千歌「どこが!?」 梨子「どう見ても仲のいい親子にしか見えなかったけど」
千歌「いやいやいやいや」
千歌「あんなロリコン親父と仲いいなんてないから!」
梨子「よくロ……お父さんにそんなこと言えるわね」
千歌「だって志満ねぇも美渡ねぇも言ってるし」
梨子「あぁ……」 千歌「大体、梨子ちゃんだってそう思ってるでしょ?」
梨子「え?」
千歌「ロリコンだって」
梨子「そんなわけないじゃない」
千歌「これっぽっちも?」
梨子「ええ」
千歌「……本当は?」
梨子「ロリコンなんだろうなぁ」
千歌「ほらやっぱり」
梨子「違うのおおおおおおおおおおおおおおお」 梨子「千歌ちゃんが本当は? って聞くからつい……」
千歌「いいんだよ梨子ちゃん。自分に嘘付かなくても」
梨子「別に嘘じゃ……」
千歌「私のお母さん見た後にあのお父さん見たら誰だってそう思う」
千歌「私だってそう思う」
梨子「わ、私は……優しそうで爽やかな明るいお父さんだなって……」
千歌「優しそうで爽やかな明るいかっこいいロリコンのお父さんだってことでしょ?」
梨子「だから私はそんな……」
梨子「ん?」 梨子「千歌ちゃんてさ」
千歌「ん」
梨子「お父さんと何かあったの?」
千歌「別になにも……」
梨子「だって昔『は』お父さんのこと好きだったんでしょ?」
千歌「まぁ……昔は……」
梨子「じゃなきゃ、駄洒落とか怪獣真似してないもんね」
千歌「…………」 千歌「中学の時、ファザコンだってからかわれたから……」
梨子「え?」
千歌「だってしょうがないじゃん!」
千歌「いつも隣にいた曜ちゃんがパパ呼びしてるからそれが普通だったんだもん!」
千歌「なのにみんな曜ちゃんのことはからかわないで私のことばっかファザコンだーって!」
千歌「すぐ隣に本物がいるのに!!」
梨子「その言い方はどうなの……」 千歌「聞いてよ!曜ちゃんなんて中学卒業までお父さんと一緒にお風呂入ってたんだよ!」
梨子「ええ!?」
千歌「これ曜ちゃんのお父さんとお母さんに口止めされてるから秘密にしてね!」
梨子「口止めしてるのそっち!?」
千歌「曜ちゃんはむしろ、今でもお父さんと入りたがってるよ!」
梨子「ええええええええええええええええ」 梨子「そんな気はしてたけど……本当にファザコンなのね曜ちゃん……」
千歌「そうだよ!なのになんで私ばっか……」
梨子「まぁ曜ちゃんをファザコンだってからかっても」
曜『うん! パパのこと大好きだよ!』
梨子「面白くないだろうし……」
千歌「確かに最初は曜ちゃんもからかれてたけど」
千歌「その度に曜ちゃんのお父さんトークが止まらなくって」
千歌「いつしか私一人がターゲットになって……うぅ」 梨子「それで拗らせちゃったのね」
千歌「拗らせたっていうか……」
梨子「もう素直になってもいいんじゃない?」
梨子「お父さん可哀想よ、あんな邪険にされて」
千歌「…………」
梨子「好きなんでしょ? 今『も』」
千歌「別に好きじゃないもん」
梨子「……本当は?」
千歌「大好き」
高海家編 終 現場レベルでは迷惑極まりない犬飼も
メディアのお犬様の好感度政策で素敵なペットに祭り上げられているもの
アレが害獣と知っているのは被害者のみですよ
何の関係もない隣人や周辺住民に過大な負荷が掛かりますもんね
あの害獣は。 松浦家の食卓
果南ママ「ごめんねー果南、明日行けなくて」
果南「別にいいよ」
果南ママ「この人が日付忘れて予約受け入れちゃうから」
果南パパ「……」モグモグ
果南「だからいいって」
果南ママ「本当にねぇ、三人で応援したかったのに」
果南「しつこい!」 果南「わかったって言ってるでしょ!」
果南ママ「えー」
果南ママ「でもあなた、来てくれなくて寂しいって顔に書いてるわよ?」
果南「書いてない!」
果南ママ「鏡見る?」
果南「え? 嘘!?」
果南ママ「嘘に決まってるじゃん、あははは!」
果南「母さん!!」 果南ママ「誰かさんに似て素直じゃないんだからー」
果南「…………」
果南パパ「…………」
果南爺「お前、果南に言うことがあるだろ」
果南パパ「…………ごめんな、果南」
果南「ん……本戦は忘れないでよ」
果南パパ「ああ」 果南パパ「こんなこと言えた義理じゃないが……」
果南パパ「今度は後悔しないようにな」
果南「別に、後悔なんてしてないし……」
果南ママ「うっそだー」
果南ママ「二年前、東京から帰ってきたら部屋で泣いてた癖にー」
果南「母さん!!!!」 果南ママ「鞠莉ちゃんを見送った日も部屋で大泣きしてたしー」
果南「ねぇ!!」
果南ママ「鞠莉ちゃんが帰ってきてからも部屋で泣いてるしー」
果南「もうやめてったら!!」
果南ママ「だーかーら」
果南ママ「明日は笑顔で帰って来ることね」
松浦家編 終 ほのぼのする〜
これほかの家族もやるんです?
楽しみ! こういうのならまあ二次創作の範囲だろうけど性欲の塊は親まで自己投影の為に猿にするからな 黒澤家の食卓
ルビィ「遂に明日かー楽しみだなー」
ダイヤ「ルビィは緊張してないの?」
ルビィ「もちろん緊張してるよ」
ルビィ「でも……」
ルビィ「明日はやっとお父さんにスクールアイドルをやってる私達を見てもらって」
ルビィ「認めて貰える日なんだもん!」
黒澤父「…………」
黒澤母「このプリンおいしいですわ」 黒澤父「そのことなんだがルビィ……」
ルビィ「どうしたのお父さん?」
黒澤父「実は明日……仕事が入ってな……」
ルビィ「え?」
黒澤父「…………すまん」
ルビィ「来れないってこと?」
黒澤父「……そういうことになる」
ダイヤ「…………」
黒澤母「わたくしは行きますからね」 ルビィ「そんなぁ……」
黒澤父「……」
ルビィ「前から約束してたのに……」
ルビィ「お父さんいつも約束は守れって……」
黒澤父「……すまん、本戦は必ず」
ルビィ「予選通過できる保証なんてないもん……」
ルビィ「嘘つき……」ポロポロ
ルビィ「お父さんなんてだいっきらい!!」
ピッ
黒澤父「もしもし私だ。明日の予定はすべてキャンセルしてくれ」
ダイヤ「…………」 黒澤父「なに? 冗談はやめてくれ?」
黒澤父「私が冗談でこんなこと言うと思うか!!」
パシッ
黒澤父「あっ……」
黒澤母「もしもし、お電話代わりました。○○の妻でございます」
黒澤母「はい。いつも主人がお世話になっております」
黒澤母「すみませんねぇ、主人が血迷ったこと言いまして……」
黒澤母「ご安心下さい。何があっても『必ず』行かせますので……」
黒澤父「…………」
黒澤母「はい……はい……では明日、主人を宜しくお願い致します」
黒澤母「はい、失礼致します」 黒澤母「ルビィさん」
ルビィ「はい」
黒澤母「あなたも黒澤家の者ならお父さんのお仕事が如何に大事かお分かりでしょう」
ルビィ「はい……」
黒澤母「下手な嘘泣きまでしてお父さんを困らせるのはやめなさい」
ルビィ「ごめんなさい……」
黒澤父(嘘泣きだったのか……) 黒澤母「ダイヤさん」
ダイヤ「はい」
黒澤母「あなたも少しルビィさんを甘やかし過ぎです」
ダイヤ「はい……」
黒澤母「あなたと○○さんがどうしてもと言うから」
黒澤母「わたくしはルビィのお稽古事をやめるのを許したのですよ」
黒澤母「しっかりして下さいね?」
ダイヤ「肝に銘じておきます……」 黒澤母「○○さん」
黒澤父「ああ」
黒澤母「○○さん?」
黒澤父「……はい」
黒澤母「後で『少し』お話がありますので、お時間宜しいですか?」
黒澤父「わかった」
黒澤母「お時間宜しいですか?」
黒澤父「…………わかりました」
ダイヤ・ルビィ「…………」
※このあと滅茶苦茶説教されてた
黒澤家編 終 小原家の夜
鞠莉ママ「鞠莉ちゃーん♪パパから電話よー」
鞠莉「……」
鞠莉「今忙しいから出れないって言ってー」
鞠莉ママ「わかったー♪」
鞠莉ママ「全然忙しくなさそうなのに忙しくて出れないってー」
鞠莉「わかったわよ!!」 鞠莉「出ればいいんでしょ!出れば!」
鞠莉ママ「ふふふ、ちゃんと保留にしてあるから安心して♪」
鞠莉「んもぅ!」
鞠莉「……」スゥーハァー
鞠莉ママ「そんな緊張しなくても」
鞠莉「静かにしてて!」
ピッ 鞠莉「もしもし」
鞠莉パパ『随分遅かったじゃないか』
鞠莉「明日の準備で忙しかったので」
鞠莉パパ『そうか。それもそうだな』
鞠莉「それで、何の用……ですか?」
鞠莉パパ『明日の予選のことだが――』
鞠莉「……」 鞠莉パパ『これは小原家にとっても、大きなビジネスチャンスだ』
鞠莉パパ『お前もわかっているな?』
鞠莉「……わかっています」
鞠莉「オハラグループの名を若者に知ってもらういい機会だと……」
鞠莉パパ『そうだ』
鞠莉パパ『いずれ私の跡を継ぐお前がスクールアイドルとして有名になるのは未来への投資とも言える』
鞠莉(また仕事の話……) 鞠莉パパ『今後、何かしら必要であれば言ってくれて構わない。サポートしよう』
鞠莉「ありがとうございます……」
鞠莉パパ『明日は小原家の名に恥じないパフォーマンス。期待しているぞ』
鞠莉「はい、頑張ります……」
鞠莉パパ『また連絡する』
鞠莉「はい……」
ピッ
鞠莉「もおおおおおおおおおおおおおお」
鞠莉「なんなのよ!アイツ!」
鞠莉「久々に電話してきたかと思えば仕事の話しかしないで!」
鞠莉「少しはおめでとうとか頑張れとか言えないわけ!?」 鞠莉ママ「まーまー」
鞠莉「なんでママはあんなのと結婚したの!?やっぱお金!?」
鞠莉ママ「鞠莉ちゃん、いくらなんでも言い過ぎよ?」
鞠莉「だって……」
鞠莉ママ「パパだって鞠莉ちゃんのことちゃんと考えてるのよ?」
鞠莉ママ「前は甘やかし過ぎてたからねー、今頑張って厳しくしてるつもりなのよ」
鞠莉ママ「不器用なりにね」
鞠莉「そんなの……私が子供だったから甘やかしてただけで……今はもう私のことなんて……」 鞠莉ママ「しょーがなーいわねー」
鞠莉ママ「このまま五分くらい待ってなさい」
鞠莉「え?」
一分後
pllllllllll
鞠莉ママ「あら、思ったより早い」
鞠莉ママ「静かに聞いてるのよ?」
ピッ 鞠莉ママ「はいはーい♪私ですよー」
鞠莉パパ『今、マリー近くにいるか?』
鞠莉「!」
鞠莉ママ「いないわよん」
鞠莉パパ『マリー怒ってなかったか?』
鞠莉ママ「別に怒ってなかったわよー」
鞠莉パパ『なら良かった……』 鞠莉ママ「だ・け・ど」
鞠莉ママ「あなたがいつもビジネストークばかりするからご機嫌ナナメ」
鞠莉パパ『……』
鞠莉ママ「跡継ぎとして育てたいのはわかるけど」
鞠莉ママ「たまには昔みたいに接してあげないと嫌われちゃうわよ?」
鞠莉「…………」 鞠莉パパ『僕だって考えているさ……』
鞠莉パパ『まだ確定とは言えないが、再来月の休暇は日本に帰るつもりだ』
鞠莉「!」
鞠莉パパ『サプライズにしたいからマリーには秘密で頼むよ』
鞠莉ママ「お安い御用よ♪」
鞠莉パパ『それまでマリーのケアよろしく』
鞠莉ママ「はーい♪」
サッ
鞠莉ママ「良かったね」ボソッ
鞠莉「な、なにその顔!」 鞠莉パパ『そこで一つ、頼みがあるんだ』
鞠莉ママ「なーに?」
鞠莉パパ『マリーのバースデープレゼント。大分遅くなってしまったが……』
鞠莉ママ「リサーチすればいいのね」
鞠莉パパ『話が早くて助かるよ』
鞠莉ママ「任せて! そういうの得意だから!」
鞠莉パパ『ありがとう。愛してるよ』
鞠莉ママ「私も愛してるわ、またねー♪」
ピッ
鞠莉ママ「というわけで鞠莉ちゃん、パパからの誕生日プレゼント考えておいてね?」
鞠莉「」 鞠莉ママ「これでわかったでしょ? パパが鞠莉ちゃんのこと愛してるの」
鞠莉「うん……」
鞠莉ママ「ここは素直に喜ぶところでっしょー」グニー
鞠莉「にゃ、にゃにすんの」
鞠莉ママ「パパが帰って来た時に、そんなくらーい顔しちゃダメよ?」グニグニ
鞠莉ママ「あなたのスマイルがあの人の一番の癒やしなんだから♪」
鞠莉「……ふぁい」
小原家編 終 国木田家の夜
ジリリリリリリリガチャ
花丸婆「はいもしもし、国木田ですぅ」
花丸婆「なんだアンタ達かい」
花丸婆「はなまるやー、お友達から電話ずら」
<ハーイ
花丸(お友達って誰ずら?)
花丸「はい、もしもし」
花丸パパ「丸の大好きなお父さんだぞー」
ガチャ ジリリリリリリ
花丸「……」
ガチャ
花丸「もしもし」
花丸パパ「切らないで」
花丸「何のようずら」
花丸パパ「丸、怒ってると思って……」
花丸「何のことずら」 花丸パパ「応援に行けないこと……」
花丸「怒ってないずら」
花丸「まるはお婆ちゃんが来てくれるだけでいいずら」
花丸「最初から期待してないずら」
花丸パパ「そんなこと言わないでくれよ……」
花丸パパ「お母さんが日付さえ間違えなければちゃんと……」 花丸「そうやってお母さんのせいにするの嫌いずら」
花丸パパ「はい、お父さんが全面的に悪かったです……」
花丸「ん、お母さんに代わって」
花丸パパ「わかった……」
<カアサン、マルメッチャオコッテル オネガイ
<アラー
花丸「聞こえてるずらあああああああああああああああ」 花丸ママ「もしもし花ちゃん?」
花丸「お母さんには別に怒ってないから」
花丸ママ「えー、どうしてー? お母さんが間違えたのよ?」
花丸「お母さんに任せたお父さんが悪いずら」
花丸ママ「お母さん複雑だなー」 花丸「お土産、期待してるずら」
花丸ママ「任せて〜美味しいものたくさん買っていくから〜」
花丸「……なるべく早く帰って来てね」
花丸ママ「ふふ、はーい」
<カアサン、ドウ?
<ハヤク オトウサンニ アイタイッテー
花丸「だから聞こえてるずらああああああああああああああ」
国木田編 終 津島家の夜
善子パパ「明日の祭典。堕天使ヨハネの活躍を楽しみにしているぞ」
善子「ええ、観客全員私のリトルデーモンにしてみせるわ」
善子パパ「その場に居合わせられないのがとても残念だ……すまない」
善子「いいのよ。明日はあくまでも余興に過ぎない」
善子「いずれ来たる審判の日(本戦)」
善子「その時は必ず……あなたの力が必要よ」(絶対応援来てね)
善子パパ「ああ、わかっている」 善子パパ「そのための条件(有給)は既にクリアされた」
善子パパ「例えイレギュラーがあったとしても」
善子パパ「その日の俺を止めることなど神(社長)ですら不可能」
善子「さすが私の生みの親ね……」(大丈夫かな……)
善子パパ「フフフ……フハハハハハハハ!!」
善子(やっぱりこのモードの時のパパはかっこいい……)
<フタリトモー、デキタワヨー
善子・善子パパ「はーい」 ガチャ
善子「え、なにこの机と椅子の配置」
善子パパ「……」
善子ママ「これ?風水よ」
善子「あ、あぁ……」
善子「じゃぁこの食器の配置も」
善子ママ「食器は魔術的な意味があって、食べる順番も決まってるのよ」
善子(食べづらい……) 善子ママ「全ては明日の予選を通過するため」
善子ママ「パパが応援に行けない分、私が全力で支援するわ!」
善子「う、うん……ありがとう」
善子パパ「……で、今回の呪文はなんだ」
善子(呪文!?)
善子ママ「ふふ、さすがあなたね」
善子ママ「今回は勝利の女神を召喚する呪文よ!」
善子パパ「わかった」
善子(暗記済み!?) 善子「えっと……私わかんないんだけど……」
善子ママ「大丈夫よ、私がゆっくり詠唱するから」
善子ママ「一小節ごとに復唱してね」
善子(結構長い!?)
ツンツン
善子「なにパパ」ボソッ
善子パパ「間違えたら最初からだ、気をつけろ」
善子「あっはい」 善子ママ「それじゃ始めるわよー座って座って」
善子「……」
善子パパ「……」
善子ママ「二人共ロウソク点けてー」
カチッカチッ
善子ママ「電気消すわよー」
ピッ
善子ママ「ふぅ……おほん」
善子ママ「――――因を律する者」(低音)
――津島善子十六歳。現役堕天使。
――そんな彼女でも
――熟練の魔女(母)には付いていけない時がある。 終 渡辺家の夜
曜ママ「よーーーう、あなたに電話よーーー」
曜「えー? 誰からー?」
曜(こんな時間に誰だろ)
曜(明日は早いからもう寝る所なのに)
曜ママ「おと――」
ダダダダダ(全力で階段を駆け下りる音) 曜ママ「曜、落ちて怪我したどうするの」
曜「ご、ごめん……つい」
曜ママ「はい、お父さんよ」
曜「うん」
曜「もしもし?」
曜パパ『悪いな、こんな時間に』
曜「ううん、全然大丈夫!」 曜「珍しいね、パパから電話なんて」
曜パパ『明日、大事な予選だって聞いたからな』
曜パパ『ありきたりなことしか言えんが……応援してるぞ』
曜「うん……嬉しい」
曜パパ『冬の……ラブライブ?はなんとかする』
曜「無理しなくていいからね。パパが大変なのはよくわかってるから」 曜パパ『いつも悪いな』
曜「ううん」
曜パパ『それじゃ、こっちから電話しといて言うのもなんだが』
曜パパ『早く寝て、明日に備えるんだぞ』
曜「うん! 絶対予選通過するからね!」
曜パパ『ああ、いい報告待ってる。おやすみ』
曜「おやすみパパ」
プープー 曜「……」ニッコリ
曜ママ「あら、電話切っちゃったの?」
曜「!?」
曜「ママ、ずっと後ろにいたの……?」
曜ママ「ずっとじゃないわよ。そろそろ終わるかなーと思って」
曜ママ「どっちから切ったの?」
曜「パパだけど……何か用あった?」
曜ママ「ううん。別に」
曜ママ「それじゃ早く寝なさい。朝起こしてあげるからね」
曜「うん、ありがとう。おやすみママ」
曜ママ「おやすみなさい」 バタン タタタタ(階段をご機嫌で昇る音)
曜ママ「…………」
ピポパ
プルルルルルルガチャ
曜ママ「もしもし、あなた?」
曜パパ『ああ、○○か。どうした?』
曜ママ「えっとね、全然大したことではないんだけど……」
曜ママ「なんで私におやすみって言ってないのに電話切ったの?」
曜パパ『…………え?』
おわり こんな感じならスピンオフで各家庭の様子をやってくれてもいいよな 凛パパみたいに娘を性的虐待してるのがいなくてよかった ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています