ダイヤ「それでは、明日のお昼の放送の打ち合わせをします」 [無断転載禁止]©2ch.net
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曜「はーい」
梨子「はい」
ダイヤ「原稿は持ってきましたか?」
曜「OKヨーソロー!」
梨子「OK牧場みたいな言い方だね」
ダイヤ「では、ガッツ渡辺さんから」
曜「梨子ちゃん、バナナある?」
梨子「ないよ……」 ダイヤ「読んでください」
曜「はーい。えーと……『皆さん!おはヨーソロー!』」
ダイヤ「ストップ」
曜「ええ?もう?」
ダイヤ「当たり前です。あなた話を聞いていましたの?」
曜「梨子ちゃんがバナナを持ってないのはちゃんと聞いたよ」 梨子「そうじゃなくて。お昼の放送なのにおはようはおかしいでしょ?」
曜「そっか。じゃあやり直すね」
曜「『皆さん、ハローソロー!』」
ダイヤ「はいダメです」
曜「何で!?」 ダイヤ「ふざけないでください。何ですハローソローって」
曜「ふざけてないよ!ちゃんとした挨拶だよ!」
ダイヤ「真面目に考えたと」
曜「うん!」
ダイヤ「なら論外です。考え直し」
曜「そんなぁ……せっかくの新しいギャグが……」
梨子「ギャグって言っちゃった」 ダイヤ「挨拶はもういいですから自己紹介文を」
曜「分かった。えーっと、『Aqoursの脱ぎ脱ぎ担当、渡辺曜船長であります!』」
ダイヤ「やり直し!」
曜「ダイヤさんヒドイ!せっかく考えたのに!ね、梨子ちゃん!」
梨子「脱ぎ脱ぎ担当って何?」
曜「衣装担当を可愛く言ってみたの」
梨子「考え直した方がいいね。意味わからないし」
曜「そんなっ」 ダイヤ「では次、梨子さん」
梨子「はい……えっと、『皆さんこんにちは。Aqoursの作曲担当、2年の桜内梨子です』」
曜「普通すぎない?つまんないよー」
梨子「別に面白くする必要はないでしょ」
ダイヤ「ふむ、まぁ問題ないですが……もう少しアイドルらしさが欲しいですね」 梨子「アイドルらしさ……」
ダイヤ「例えば、好きな食べ物とか」
梨子「ゆでたまごってアイドルらしいかな?」
曜「好きな芸能人は板東英二にしよう」
ダイヤ「曜さんは黙っていてください」 梨子「えー……『皆さんこんにちは。Aqours作曲担当桜内梨子です。好きな食べ物はゆでたまごです。よろしくお願いします』」
梨子「……これでいいですか?」
ダイヤ「んー……もう一声欲しいですね」
曜「いよぉ!!」
ダイヤ「その声ではありません」 梨子「もう一声……分かりました」
梨子「『皆さんこんにちは。Aqoursの作曲担当桜内梨子です。好きな食べ物はゆでたまご、好きなシチュは少し強引に迫って強めに壁を』」
ダイヤ「待ちなさい」 梨子「え、何かおかしかったですか」
ダイヤ「誰が性癖を教えろと言いましたか」
梨子「だってもう一声って言うから……思わず声が出てしまうシチュを」
ダイヤ「一声どころの内容じゃありませんでしたけど」
梨子「あれくらい一声にも入りませんよ」
ダイヤ「知らないわよ!」 曜「文句ばっかうるさいなー。次ダイヤさんのやつ読んでよ」
ダイヤ「いいでしょう。わたくしがお手本というのを見せてやります」
曜「ああいうのをフラグって言うんだよ」ヒソヒソ
梨子「んっ、私耳性感帯だからっ」
曜「あ、そうなの?ごめんね」
曜「……ふー」
梨子「んんんっ」ビクッ
ダイヤ「黙って聞きなさい!!」 ダイヤ「『全校生徒の皆さん、こんにちは。わたくし、生徒会長でAqoursの頭脳担当黒澤ダイヤと申します。好きな食べ物は抹茶プリン。チャームポイントは――』」
ダイヤ「『口元のホ・ク・ロ♡かしら』」
ようりこ「うわぁ……」
ダイヤ「うわぁ……はやめてください」 曜「ちょっとキツイよダイヤさん……」
ダイヤ「いいでしょう!!アイドルなんですから!!こういうのも大事なんです!!」
梨子「自分で頭脳担当って言っちゃうのはちょっと……」
ダイヤ「事実じゃありませんか!練習メニュー組んだり合宿計画立てたりしてるのはわたくしなんですから!」 曜「よくそんなので私のダメって言ったよね。そんなに変わんないじゃん」
ダイヤ「貴女のおバカ丸出し原稿はAqoursのイメージダウンに繋がってしまうからダメなんです」
曜「ダイヤさんの原稿だとAqoursがナルシ集団だと思われちゃうよ!」
梨子「頭脳担当じゃなくてホクロ担当にしない?」
ダイヤ「ホクロ担当ってなんですか」
曜「そのホクロビーム出るって設定にしようよ」
ダイヤ「何でよ」 ダイヤ「はーダメダメじゃないですか。こんなので明日の放送大丈夫ですの……」
曜「何とかなるんじゃないー?」
梨子「お気楽だね曜ちゃん……」
ダイヤ「今日はもう遅いので、各自原稿を練り直して来てください」
ようりこ「はーい」 ー翌日・放送室ー
ダイヤ「自己紹介の順番を決めてませんでしたね」
曜「はいはーい。私一番がいい!」
梨子「え、私一番がよかった……」
ダイヤ「いえ、ここはわたくしがビシッと先頭を切って」
曜「くっ、カバディで決めるしかないね」
梨子「なんでカバディ?」 ダイヤ「じゃあ一番にやりたい理由を30文字以内で簡潔に述べましょう」
梨子「そんなややこしい……」
ダイヤ「短歌で」
梨子「いや何で?」
ダイヤ「数式で証明を」
梨子「できるんですか?やってみてください」
曜「梨子ちゃん顔が怖いよ」 ようりこダイ「じゃーんけーんぽん!」
ダイヤ「よしっ、勝ちですわ!」
曜「えー?大丈夫なのー?」
ダイヤ「わたくしを誰だと思っているのです。しっかりやってきますわ」
梨子「まぁ、普段から生徒会長で前に立つことが多いし大丈夫なんじゃない?」
曜「いーや、こういう時に限ってやらかすんだよ」 梨子「そんな事言わないの。いくらダイヤさんがホクロだからってそこまでホクロじゃないよ」
曜「それもそうか。流石にそこまでホクロじゃないか」
ダイヤ「意味がわからない罵倒はやめてくれる?」 ピンポンパンポーン
『皆さんこんにちは。お昼の放送の時間です』
『今日から毎週水曜日、我が浦の星スクールアイドルAqoursから、この3人によるフリートークが始まります』
『それでは、順番にご挨拶を』
ダイヤ「」スクッ
曜(喋り始めた瞬間にカンチョーしてみたら面白いかな)
梨子(多分生きて帰れないと思うよ)
ダイヤ「――皆さん、こんにちゅっ」
ダイヤ「……」
梨子「……」
曜「えー……」 |c||^.- ^||
メメ´- ント
メノ^ノ。^リ 【秘法】埋め茸、埋め立てが遅い [無断転載禁止]©2ch.net
http://fate.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1502195658/
16 名無しで叶える物語(茸)@無断転載は禁止 2017/08/08(火) 22:33:08.25 ID:lXqKpQBy
やっぱりあいつ面白いSS発見器の才能あるな
見事に今狙われてないSSって他のレスも一切ない微妙なSSばっかだし ダイヤ「……み、皆さ〜ん♡こんにちゅわ〜♡」
ようりこ「!!」
ダイヤ「あくあの〜くろちゃわだいやでちゅっ♡」
曜「止めろぉ!収拾がつかなくなって暴走を始めたよ!」
梨子「ダイヤさんストップ!マイク切って!」 ダイヤ「止めないでください!わたくしは今からママキャラでいくと決めたんです!」
曜「いや言い直せばいいじゃん!」
梨子「ダイヤさんはどっちかと言ったらバブキャラの受けですよ!」
曜「何言ってるの!?」
ダイヤ「離してください!ムキーーー!」 『ムキーーー!』
善子「何これ」
花丸「放送事故ずら」
ルビィ「お姉ちゃん……」 ー放課後ー
ダイヤ「最悪ですわ」
曜「結局あのまま中止になったし」
梨子「先生に怒られちゃった……」
ダイヤ「何故止めたのです。あのまま進行していれば……」
曜「いやいや、頭おかしい集団だと思われちゃうよ」
梨子「そうですよ」
曜「梨子ちゃんもだからね?あの発言マイクにバッチリ入ってたからね?」 ダイヤ「来週でなんとか挽回を……」
曜「え、打ち切りにならなかったの」
ダイヤ「生徒会長権限で存続させました」
梨子「職権乱用だ……」
ダイヤ「やかましい。挽回するための索はもう打ちました」
曜「策?」 ガチャ
果南「用ってなにー?」
梨子「あれ、果南さん」
曜「何で果南ちゃんを?」
ダイヤ「ゲストです」
梨子「ゲスト?」
ダイヤ「はい。一回目のあの醜態を帳消しにするにはわたくし達だけではもう不可能です」
曜「諦め早いなぁ」
果南「昼間の放送面白かったね。まさかダイヤが赤ちゃんプレイが好きだったなんて」
ダイヤ「お黙らっしゃいハグ魔!!」
梨子「ゲストに切れるの早いなぁ」 ダイヤ「果南さん、貴女に来週のフリートークにゲストとして出てもらいたいのです」
果南「ええよ!」グッ
曜「スリムクラブ?」
梨子「古い……」
ダイヤ「そこで、自己紹介の原稿を考えてきたので読んでください」
曜「ええ、ダイヤさんが考えたの……」
梨子「もうダメね……」 ダイヤ「静かに!はい、どうぞ」
果南「えっと……『みんな、ハグしてる?今日もハグハグ!せーのハグ!』」
曜「ちょっと待って」
ダイヤ「何です曜さん」
曜「出だしから何回ハグ言うの」
ダイヤ「果南さんと言えばハグでしょう」
梨子「幼馴染みに対する理解が浅すぎませんか」 ダイヤ「そんなことありません!さあ、果南さん続きを」
果南「『ゲストの松浦果南です!今日も冷やした……冷やした……』」
ダイヤ「どうしました?」
果南「……ねぇ、梨子。これなんて読むの」ヒソヒソ
梨子「んんっ」ビクッ
曜「ダメだよ果南ちゃん。梨子ちゃんは耳が性感帯なんだから」
果南「あ、そうなの?ごめんね」
果南「……ふっ」
梨子「んんっ♡」ビクッ
ダイヤ「何してるのよ!!早く読んで!! 果南「ダイヤ、これなんて読むの」
ダイヤ「どれです?ああ、『胡瓜(きゅうり)』です」
曜「タンマ」
ダイヤ「今度はなんですか」
曜「どうして自己紹介にきゅうりが出てくるの」
ダイヤ「続きを聞けばわかります。さぁ、どうぞ」
果南「『ゲストの松浦果南です!今日も冷えた胡瓜が美味しいねー。胡瓜の表面ってザラザラしてるからハグしたら痛そうっ☆』」
曜「イタイのは自分だよ」 ダイヤ「何です文句ばっかり」
曜「文句も出るよ。なんでキュウリ絡めちゃったの」
ダイヤ「果南さんのイメージカラーはグリーンですから」
曜「いやもっとあるでしょ……というかエメラルドグリーンだし……」
ダイヤ「あ、わたくしとしたことが。キャベツに変えます」
曜「色薄くしたらいいってわけじゃないよ!」 梨子「ダイヤさんじゃ埒が明かない。私が考えます」
曜「あ、復活した」
ダイヤ「梨子さんにわたくし以上のものができるとは思えません」
梨子「そう言ってられるのも今のうちです……できた」
果南「これ読めばいいの?」
梨子「はい。イケボで」
曜「ああ、もう想像ついた」
果南「イケボって?イケてるボヘミヤン?」
ダイヤ「放浪でもするんですか?」 梨子「さぁ!早く!」ズビッ
曜「鼻息荒すぎて鼻水出てるよ」
果南「えっと……『スクールアイドル?よく分かんないけど全員イかせたぜ(低音)』」
ダイヤ「アウト。没収」
梨子「果南さん素敵ーーー!ハグして耳元で愛を囁いて!」
ダイヤ「口を塞ぎなさい」
曜「了解ヨーソロー」ペタッ
梨子「むぐっ」 曜「この2人はダメダメだから私が考えたよ」
ダイヤ「どうせヨーソローばっかなんでしょう?」
曜「見くびらないでよ。私をヨーソローだけの女だと思わないでっ」
ダイヤ「何ですそのキャラ」 曜「はい果南ちゃん。これ読んで」
果南「おっけー。『みんな、こんにちは!Aqoursのメンバー3年の松浦果南です!今日はダイビング日和だねー。皆も潜りたくなったらうちのダイビングショップに来てね!よろしくお願いします!』」
ダイヤ「……」
曜「どう?どう?」
ダイヤ「……存外まともですね」
曜「でしょ?」 果南「うちのダイビングショップの宣伝いれてるのはいいね。100点!」ハグッ
曜「いえーい!……暑いから離れて」
果南「ごめん」
ダイヤ「不本意ですが、曜さんの原稿でいきましょう」
果南「分かったー」
曜「やったー!」
梨子「……んふっ」 ー翌週・放送室ー
ダイヤ「先週の失敗を取り返しますわよ!」
梨子「失敗したのはダイヤさんだけじゃ」
曜「そーだよ」
ダイヤ「お黙らっしゃい。さて、そろそろですね」 梨子「あれ、果南さんは?」
曜「ホントだ。いないね」
ダイヤ「昼休みが始まったらすぐ来るように言ったのに……何をしているのですか」
『次はAqoursのフリートークのお時間です』
曜「始まっちゃうよ!」
梨子「ど、どうする?」
ダイヤ「仕方ない、ここはなんとか繋いで」 ガチャ
果南「ごめーん、遅くなっちゃったー」ビチャビチャ
ようりこダイ「」 果南「あ、始まってるの?自己紹介私からだったよね」ビチャビチャ
曜「ちょちょちょ!何で濡れてるの!?」
果南「いやーあんまりにも暑かったから潜りたくなっちゃって」
ダイヤ「何をしていますの貴女は!!と言うかなんでダイビングスーツのまま来たんですの!!」
果南「放送に遅れちゃまずいかなって」
梨子「いや着替えてきてくださいよ!あーあー放送室がビチャビチャに!」
果南「よーし自己紹介するよー」ビチャビチャ
放送部員「ま、松浦さん待って!濡れたまま触っちゃ――」 『みんな、こんにちは!Aqours3年の松浦果南です!今日はダイビング日和だねー。あはは、私なんか我慢しきれ』ガガガガピー!
善子「うわうるさっ!何?故障?」
花丸「濡れたまま触っちゃたのかな」
ルビィ「まさかそんな……」 果南ちゃんはちょっと脳筋気味なだけでガイジじゃないんだけど
>>1アンチか? 果南ちゃんが加わってもまだ珍しい組合せに感じる期待 【自治】地震なし及び荒らしに対する議論スレ【ワッチョイあり】 Part.4 [無断転載禁止]©2ch.net
http://fate.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1497195592/ ー放課後ー
曜「どうするのこれ」
梨子「もう打ち切りにした方がいいんじゃないですか?」
ダイヤ「このままでは終われません。来週こそ挽回です」
曜「挽回も何もまずトーク始まってもないからね」
ダイヤ「もう自己紹介は省略です。名前を言うだけにしましょう。とにかく内容です」 梨子「そういえばトークテーマって何だったんですか?」
曜「あ、聞いてなかったね」
ダイヤ「わたくしの熱血アイドル講座ですわ!」
曜「ベタだなぁ……それじゃあ挽回できないよ」
ダイヤ「不本意ですがそう思いましたので、新たなトーク内容を」
梨子「コミケの戦い方講座とかどうです?」
曜「梨子ちゃん黙ってて」 ダイヤ「食レポとかどうでしょう」
曜「えぇ?放送で食レポって……」
ダイヤ「大丈夫です。わたくしが見えなくても思わず食べたくなるような抹茶プリンの食レポをしてみせます」
曜「それってただ抹茶プリン食べたいだけじゃないの?」 梨子「ゲームとかどうです?」
曜「ゲーム?」
ダイヤ「なるほど……アイドルなどのラジオでは鉄板ですね」
曜「ゲームってどんなことするの?」
梨子「クイズを出したりしりとりしたり……最近ではスマホゲームしたりだとか」
曜「へぇー」 ダイヤ「何かいい案があるのですか?」
梨子「第1回!イケメン女子に壁際に追い詰められて言われないセリフ山手線ゲーム!」
ダイヤ「曜さん、何か案ありますか?」
曜「んー急に言われてもなー……」
梨子「ちょっとは聞いてくれてもいいじゃない」 梨子「じゃあこんなのはどうです。『お姫様抱っこされたいシチュ』ゲーム」
ダイヤ「貴女はそういう不純なことしか頭にないのですか?」
梨子「そういうダイヤさんはそういうことを全く考えたことないのですか?」
ダイヤ「ありません。貴女と一緒にしないでください」
梨子「本当に?」
ダイヤ「本当です」 梨子「例えば果南さんにイケボで迫られるとか」
ダイヤ「ありません」
梨子「ある日――黒澤ダイヤは生徒会室でいつも通り書類整理をしていた」
曜「何か語り出した……」 梨子「ここ数日、文化祭の準備で生徒会は多忙だった。そこにスクールアイドルの練習も相まって彼女はかなり疲弊していた。書類が少しぼやけて見えるのがその証拠だ」
梨子「少し風に当たろう――そう思い立ち上がった時、視界が揺れた」
梨子「倒れてる、と気づいた時には抱きとめられていた。馴染み深い匂いが鼻をくすぐる」
梨子「無理しすぎだよ――そう、彼女は微笑んでいた」 梨子「果南さん、わたくしは――そこまで言葉を発した時、勢いよく抱き寄せられた。耳元に熱い息がかかる」
梨子「――一緒に休もうか?」
梨子「彼女の声が脳で響く。ダイヤの身体から全ての力が抜けた」
梨子「キャーーーー!果南さん素敵ーーーー!」
ダイヤ「お黙りなさい」
曜「長いよ……」 梨子「シチュエーションゲームとかどうですか?どうですか?」フンスフンス
曜「鼻息荒いよ梨子ちゃん」
ダイヤ「ダメです。貴女が暴走するだけでしょう」
曜「ダイヤさんは何かいい案あるの?」
ダイヤ「そうですね……あ、こういうのはどうでしょう」
曜「なになに?」 ー翌週・放送室ー
ダイヤ『――では、自己紹介もそこそこに。今日はゲームをしたいと思います』
ようりこ『おおーー!』パチパチパチ
ダイヤ『その名も……いいところ何個言えるかな?ゲーム!』
曜『どんな内容かすぐわかる名前だね!』
梨子『さすがダイヤさん!センスないなー!』
ダイヤ『ふふっ、ぶっ飛ばしますわよ?いいから早く説明をしなさい?』 曜『はーい!する必要ないと思うけど、一応するね!このゲームはお互いのいい所を30秒でどれ位言える競うゲームだよ』
梨子『勝者にはご褒美があるみたいなので、頑張っていきます!』
ダイヤ『では、わたくしから曜さんに』
曜『ばっちこい!』
梨子『いきますよー。よーいスタート!』 ダイヤ『元気がいい、笑顔がいい、運動神経がいい、衣装作れる、えーとえーと……ヨーソローがいい』
曜『詰まるの早くない?』
ダイヤ『えーと……制服フェチ、メガネ、えーと……』
梨子『あと五秒です』
ダイヤ『えーと……汗が意外といい匂い!』
曜『ちょっと何言ってるの』 梨子『終了です!結果は……8個!』
ダイヤ『上々ですわね』
曜『何でちょっとドヤ顔なの?っていうか最後のやつ……』
梨子『ダイヤさん、汗の匂いについて後で詳しく』
ダイヤ『抹茶プリン三つで手を打ちましょう』
曜『何取引しようとしてんの!?ってかマイクの近くで言ったらコソコソしてる意味無いじゃん!』
梨子『んっ、ダイヤさん吐息が耳に……♡』
曜『感じてんじゃないよ!』 ダイヤ『では次は梨子さんに』
曜『聞いてよ話!』
梨子『曜ちゃん時間よろしく』
曜『くっ、この……分かったよもう』
曜『いくよー、よーいヨーソロー!』
ダイヤ『えぇ……』
梨子『寒っ……』
曜『何なんだYO!!くだらないこと言って悪かったYO!!』 ダイヤ『真面目にやってください』
梨子『そうよ、曜ちゃん』
曜『納得いかない……よーいスタート!』
ダイヤ『ピアノが弾ける、声が綺麗、欲に忠実、バストがわたくしと同じ』
曜『それ褒め言葉なの?』 ダイヤ『同人誌を隠すのが異常に上手い、音ノ木坂から転校してきた、えーとえーと……』
梨子『もう終わりなんですか……?』
曜『あと五秒ー』
ダイヤ『えーと……耳が性感帯!』
梨子『どうぞ舐めてください』
ダイヤ『嫌です』
曜『しゅーりょー!』 曜『何これ』
ダイヤ『わたくしなりにベストを尽くしました』
曜『あ、そう……』
ダイヤ『次はどちらがいきますか?』
梨子『私いきます!』ドサッ
曜『わっ、なにその紙の束』 梨子『2人のいい所を書き出してきました』
ダイヤ『り、梨子さん……貴女』
曜『そ、そうなの?そんなにあるの?』
梨子『うん!もう2人への想いが溢れて溢れて……こんなになっちゃった』
ダイヤ『見直しましたわ……今まで変態といって申し訳ありませんでした』
梨子『ふふっ、いいんです』
曜『私も……今まで梨子ちゃんは壁を食べて生きてるって思っててごめん』
梨子『私シロアリだと思われてたの?』 ダイヤ『さあ!じゃあ梨子さんお願いします!』
梨子『はいっ!じゃあまず曜ちゃんから!』
曜『ば、ばっちこいヨーソロー!』
ダイヤ『ではいきますわよ。よーいスタート!』
梨子『じっと覗き込んでくる彼女の瞳から、私は視線を逸らせないでいた』
ようダイ『ん?』 梨子『彼女の方が私より少し背が低いので必然的に下から見上げる形になる。上目遣いの彼女は可愛らしく、それでいて蠱惑的な雰囲気を醸し出していた』
曜『ちょ、梨子ちゃ』
梨子『ねぇ、梨子ちゃん。私って結構力強いんだよ――彼女のその言葉は抵抗は無駄だと意味しているのは容易に理解出来た。しかし、私は少し体をよじらせてみる』
ダイヤ『30秒!30秒経ちました!』 梨子『途端、両手首を抑えられる。全く振りほどけないほどの力の差を感じて、私は瞬間的に興奮した。今から私は渡辺曜という同級生に無理やり――』
プツッ
ルビィ「あ、切れた」
花丸「どうしたの善子ちゃん?」
善子「いや……」 ー放課後ー
ダイヤ「ゲスト作戦に戻します」
曜「大丈夫なの?」
ダイヤ「今度こそ大丈夫ですわ」
梨子「果南さん!果南さんにタキシードを着てもらってもう1回!」
曜「梨子ちゃん黙ってて」
梨子「曜ちゃんでもいいよ」
ダイヤ「やかましいですわ変態」 曜「次は誰呼んだの?」
ダイヤ「呼びますわね。入りなさい!」
ガチャ
「失礼しまぁす」 梨子「ん?」
曜「……誰?」
ダイヤ「黒澤ルビィ(26)です」
ようりこ「へ?」
ルビィ(26)「……よろしくお願いしまぁす♡」 曜「えっと……誰?」
ダイヤ「ルビィです」
梨子「いやいや、勝手に部外者連れてきたらダメですよ?」
ダイヤ「ですからルビィですってば。部外者ではありません」
梨子「いやどう見ても……」
ペロッ
梨子「あひぃ!?」
ドサッ
曜「梨子ちゃん!?」
ルビィ「梨子ちゃんホントに耳が弱いんだ」 ルビィ「梨子ちゃんホントに耳が弱いんだ」
曜「な、何して」
ダイヤ「こらルビィ。破廉恥ですわよ」
ルビィ「ごめんなさい、お姉ちゃん」
曜「梨子ちゃんが一撃で……一体あなたは……」
ルビィ「ルビィだよ、よーちゃん♡」
曜「」ゾクッ 曜「どういうこと!?ダイヤさん!」
ダイヤ「簡単なことです。絵に書いたようなブルジョワがうちにはいるではありませんか」
曜「鞠莉ちゃんでなんでも説明すれば済むと思うなよ」
ダイヤ「何だかんだしてルビィを10歳ほど歳を取らせてみました」
曜「言ってることおかしいと思わないの?」 ルビィ「」フー
曜「わひぃ!?」
ルビィ「曜ちゃんもお耳弱いんだね」
曜「ちょちょちょルビィちゃん!?なにするの!?」
ルビィ「何もしてないよ?」サワサワ
曜「んっ、ちょ、太ももは……!」
ルビィ「太ももが?何?」サワサワ
曜「やぁん……!」ビグッ ダイヤ「次回のゲストはルビィです」
曜「ゲストって……一体何をする気ひゃあ!?」
ルビィ「ルビィの『疲れに効くマッサージ講座』をします」サワサワ
ダイヤ「今回のターゲットは先生方です。普段お世話になっている先生に、自宅で出来る疲れが取れる黒澤家直伝のマッサージ法をルビィに教えてもらうというコーナーです……ふー」
梨子「あはぁん♡!?……はっ!」 曜「な、何で歳を取らせる必要があるのさ!」
ルビィ「――そ・れ・は♡」ボソボソ
曜「ひぅん!?」
ルビィ「大人になると……色々と経験豊富だからですよ♡」
梨子「経験豊富というか……淫乱団地づmあひゃあ!?」バタン
曜「梨子ちゃん!?」
ルビィ「梨子ちゃんは失礼だね、曜ちゃん」
曜「そ、そうですね」 ダイヤ「ということで、来週は宜しくお願いしますわ」
曜「ぐっ……」
ルビィ「曜ちゃん、返事は?」
曜「は、はぃい!」
梨子「」ピクピク ー翌週・放送室ー
ダイヤ『では、これより黒澤ルビィによるマッサージ講座を始めます。ルビィ!』
ルビィ(26)『はぁい♡』
ダイヤ『今日マッサージされるのは梨子さんです。梨子さんはどこが疲れているのですか?』
梨子『あひあひあひあへ……♡』 ダイヤ『何を言っているのかわかりませんわね。はっきり喋りなさないな』
梨子『も、もう勘弁して……♡』
ルビィ『勘弁?何を?』フー
梨子『ひゃあぅん♡』
曜『ヨーソロー!ヨーソロー!ヨーソロー!』
ダイヤ『なんです曜さん。騒々しい』
曜『り、梨子ちゃんは体調悪いみたいだから!代わりに私がマッサージ受けるよ!』 ダイヤ『体調が悪いなら尚更……』
曜『いいから!早く!バッチコイ!』
ルビィ『じゃあ曜ちゃんにマッサージするね』
曜『……ゴクッ』
ルビィ『と、その前に』
ペログチュチュパッ
ダイヤ『あひゃひゃひゃ!?』
ドサッ
曜『ダイヤさん!!』 ルビィ『わぁ、お姉ちゃんよっぽど疲れてたんだねぇ』
曜『な、なにしてっ』
ルビィ『じゃあ……お待たせ、曜ちゃん♡』
曜『……パパ、今から私は帰ってこれない海に出ます』
ルビィ『……ヨーソロー!♡』
プツッ
花丸「あ、切れた」
善子「……」 ダイヤ「ゲ、ゲストを変えます……」
曜「賛成……」
梨子「」ピクッピクッ
曜「梨子ちゃんしっかり!」ユサユサ
梨子「……うへへ♡」
ダイヤ「幸せそうなのでほっときましょう」 曜「次は誰を呼んだの?」
ダイヤ「お入りなさい!」パンパン
ガチャ
善子「邪悪なる大木になる真っ赤な林檎……」
千歌「美味しいみかん!!」
善子「だーから!違うって!それじゃ雰囲気でないでしょ!みかんじゃなくて蜜柑!!」
千歌「みかんじゃん」 善子「違うってば!蜜柑!」
千歌「みーかーん!」
善子「蜜柑!」
千歌「オゥレンジ!」
善子「もーーーーー!!」
千歌「もー善子ちゃんうるさい。ね、ダイヤさん」
ダイヤ「」グッタリ
千歌「あれれ?」
曜「テンション高いね……」 千歌「どーしたの2人とも?」
ダイヤ「放送聞いてませんでしたの?」
千歌「寝てた」
ダイヤ「そうですか……」
千歌「あれ、梨子ちゃんは?」
曜「そこでイッ……寝てる」
梨子「……ふふっ♡」
千歌「うわ、なんかニヤニヤして気持ち悪い」 曜「……」ツン
梨子「うひぃ♡」ビクッ
曜「梨子ちゃんはこういう風に全身性感帯になったから休んでるの」
千歌「へ、へぇ……」 善子「それで?なんで私たちは呼び出されたの?」
ダイヤ「あなた達に来週のフリートークにゲストで出演してもらいます」
千歌「おーついに順番が回ってきた!」
曜「今日はその打ち合わせを」
善子「嫌よ」
曜「えっ」
ダイヤ「何故です」 善子「あんな恥さらしの場に出るなんてまっぴらごめんよ。他を当たって」
曜「存在がは恥さらしの善子ちゃんにそんなこと言われるなんて……」
善子「冥界に送られたいの?」
曜「イタタタタタ」
善子「」ガタッ
千歌「どおどお、善子ちゃん」 ダイヤ「恥さらしとは何です」
善子「いや実際そうでしょ……放送事故しか起こしてないじゃない」
ダイヤ「すべて計算のうちです」
曜「さすがにそれはキツイかな……」
千歌「あれ?梨子ちゃんは?」
曜「『トイレでイッてくる』って」
善子「接続詞とイントネーションおかしくない?」 千歌「話変わるけどさ、部室暑くない?」
曜「確かに。汗出てきた」
ダイヤ「何ですだらしない。心頭滅却すれば火もまた……」
千歌「そういうのいいから。善子ちゃん、さっき飲み物持ってたよね?一口ちょーだい」
善子「え?も、持ってないわよ」
千歌「いやいや持ってたじゃん。ちょーだいよ〜全部飲むとかしないから」
善子「だから持ってないって!」 曜「あ、これ?」
善子「勝手にカバン開けないでよ!」
千歌「あ、それそれ〜もらうね」
ダイヤ「ん、それは」
善子「だめーーーーーー!!」
千歌「ごくごく」 ボゥン!!
曜「わっ!な、なに!?」
善子「ああ……」
千歌(27)「……ふふ♡」
曜「え?ち、千歌ちゃん?」 千歌「よーちゃん……」
曜「わっ、ちょ」
千歌「」ペロッ
曜「うひぃ!?」
ダイヤ「よ、善子さん!そのドリンクは鞠莉はんがルビィに飲ませた……!」
善子「そうよ。同じもの」
ダイヤ「なぜあなたが持っているのです!」 善子「な、生放送に」
ダイヤ「生放送に?」
善子「新しい刺激が欲しくて……マリーに相談したらその、このドリンク渡されて」
ダイヤ「なに新しい扉開こうとしてるんですの」
善子「しょ、しょうがないじゃない!マンネリを防ぐ為よ!」
ダイヤ「しょうがないじゃ済まされません。あれを見なさい」
千歌「よーちゃーん?お返事してー?」グチュグチュ
曜「」ビクッビクッ
善子「うわぁ……」
ダイヤ「引くんじゃありません。紛れもなくあなたのせいですよ」 なぜ歳をとるとそれに比例して性欲も増してしまうのか 善子「どうすんのこれ……」
ダイヤ「とりあえず鞠莉さんを呼びに」
ガシッ
ダイよし「へ?」
千歌「どこに行くの2人とも?」
善子「ちょ、はなしおふぅん!?」
ダイヤ「善子さん!?」 千歌「あれ?もうイッちゃったの?つまんなちなー」ブブブブブ
ダイヤ「な、なんですのそれは……」
千歌「じゃあダイヤさんであそぼーっと」
ダイヤ「や、ちょ、待って、というかあの薬ホントに歳とるだけいやあああああ!!!」
ブブブブブ
ガタガタガタガタ!!
ゴトッ
ゴロゴロゴロ……
瓶底文字『団地妻と化する薬』 ーーー
『では、今日から新コーナーです。先週までのフリートークから変わりまして今日から新たなコーナーが始まります』
鞠莉『はぁーーーい!!みなさぁーーん!シャイニーしてるーーー!?』
花丸『ずら』
鞠莉『今日から新コーナー!まるまりの巨乳グルメリポートが始まるわよー!!』
花丸『どうやってするのか知らないけど始まるみたいずら』
鞠莉『聞かない子は退学にしちゃうからね!ちゃんと聞くのよ!』
花丸『高校生活をまだ楽しみたい人は聞いといた方が身のためずら』
鞠莉『ようし!最初のグルメリポートいくわよーー!!』
果南「ふぁ〜あ……眠い……」
果南「……泳ぎに行こっと!」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています