穂乃果｢私は…みんなを守る！やるったらやる！｣ [無断転載禁止]©2ch.net
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怪物が二人いた
怪物1｢おいガーデン！まだかよ！待たすんじゃねぇ｣
怪物2｢うるさいなお前は言われなくても向かうさ｣
怪物は夜闇を歩き出した
人間(獲物)を目指して
ひぃぃ！
ｼｭﾋﾞｰﾝ！
怪物2｢おっと待てよ…夜はこれから…楽しんでいけ｣
突然の怪物の襲撃に逃げ惑う一人の人間、
しかし蔓のようなものが足に絡みつき転倒してしまう
ひぁああ！
怪物1｢まずそうだ｣
怪物2｢そういうな…この星の貴重な生体エネルギーだ｣
蔓で引きずり首元にも絡みつけ持ち上げる
あががが…がが…が…
怪物1｢そんじゃあまぁ…この星では喰う前にこういうんだっけか？なぁニンゲン｣
ひ…ひ…や、やめ…
怪物2｢んじゃ…まぁ｣
イタダキマス！
その瞬間、二つの怪物は牙と爪を剥き出した
ぎぃああああああ！ ウーーーー
昼間の都心にサイレン音が鳴り響く
？？？1｢これはひどいな鋭い何かで引き裂かれている｣
？？？2｢それにただ死んだにしてもまるで生気がありませんね吸いとられたように｣
？？？1｢顔色が蒼白…まるで殺傷痕といい吸血鬼だな｣
？？？2｢吸血鬼！？…いやまさか…｣
？？？1｢ともかく大事件の予感がする…私達ではどうにもできないな｣
？？？2｢ではこの遺体は鑑識に回して我々は調査を｣
？？？1｢だな…住民にも注意喚起が必要だ｣
？？？2｢では統堂刑事…私はこちら…！？｣
統堂刑事｢ん？どうした園田刑事｣
ｼｭﾋﾞﾝ！
何かが高速で飛び立つ音が聞こえた
園田刑事｢い、いや何か視線を感じたような…｣
統堂刑事｢…？｣ ｽﾀｯ
怪物1｢ガーデン…どこいってた？｣
怪物2(ガーデン)｢なーに偵察さ…いずれ敵となる随分貧相な敵のな｣
怪物1｢敵？…俺たちに歯向かうバカなニンゲンがいるのか？｣
怪物2(ガーデン)｢さあな…それくらいいないとつまらん気もするが｣
ｷﾞｨﾝ！
怪物2(ガーデン)｢ん？｣
ことり｢ふんふーん♪｣
怪物2(ガーデン)｢あれは…ニンゲンの女か…｣
怪物1｢ほう…あれは美味しそうだ｣
怪物2(ガーデン)｢次の獲物は決まりだな…では早速…｣
怪物1｢待てよガーデン｣
怪物2(ガーデン)｢あ？なんだ？｣
怪物1｢お前昨日喰いすぎだ…あいつは俺が殺る｣
怪物2(ガーデン)｢ふん…何を…一人で狩れるようになってから言うんだな｣
怪物1｢あん？ふざけんなあんな弱そうなやつ俺一人でも狩れる…いいかガーデンいつまでもお前が上だと思うなよ｣
怪物2(ガーデン)｢…なんでもいいがしくじるなよ｣
怪物1｢けっ…しくじるかよ…｣
ｼｭｵｰﾝ
怪物1はそう言って怪物2の前から消えていく 神田町周辺
和菓子屋穂むら
海未｢いいですか？穂乃果！ここらで人の変死が相次いでますからくれぐれも夜道は一人で出歩かないように…あとですね家の戸締まりもしっかり…｣
穂乃果｢あーもう！分かってるよいつもうるさいなぁ！海未ちゃんは｣
海未｢なっ！？うるさいとはなんですか！私はあなたの為を思って…｣
穂乃果｢それだよそれ！海未ちゃんは私のお母さんか！｣
海未｢お母さんで結構です！あなたは色々抜けていますので今は亡ききぃさんの代わりに強く言っておきます！｣
穂乃果｢あーもう！だから！私ももう23だよ！？大丈夫だよそれくらい！｣
海未｢……信用なりませんね｣
穂乃果｢そこ信用してよ！｣ 海未｢ともかく！伝えましたからね！｣
穂乃果｢はいはいわかりましたよっと｣
海未｢あ、それと！｣
穂乃果｢何ぃ…まだなんかあるの？｣
海未｢いえ今日ことりが帰国すると聞いたのでそれも伝えておこうと｣
穂乃果｢え！？ことりちゃんが！？｣
さきほどとはうって変わって目の色が変わる穂乃果
海未｢まあ私も聞いただけです…今から私も事件のこともありますしことりの実家の方に行こうかなと｣
穂乃果｢行く！私も行く！｣
海未｢はぁ？い、いきなりなんですか！あなたは！それにあなたまだ和菓子屋営業して…｣
穂乃果｢そんなもの休業だよ！私達の親友ことりちゃんが帰ってきたんだよ！これは行ってあげなきゃ｣
ｶﾞﾁｬ…ﾊﾞﾝ…ｽﾀﾀﾀ
海未｢あ、ちょ、穂乃果！また親父さんに怒られますよー！…ったく｣
そう呆れながらも緩くほくそ笑む海未だった とある路地裏
ことり｢はぁ…はぁ…はぁ…｣
怪物1｢ふははは逃がさねーよ！｣
ことり｢ひっ……い、いやぁぁぁ！｣
ｽﾀﾀﾀﾀﾀﾀ
突如現れた化け物にことりは行く道も忘れて路地裏に逃げ惑う
しかしこの怪物妙だった
ことりが角へ曲がり逃げて塀を越えて逃げてもいつの間にか回り込まれていた
たしかに足跡は直前まで後ろに聞こえていたのにも関わらずだ
ことり｢はぁ…はぁ…はぁ…｣
ﾆｮｷ…ﾆｮｷ…
怪物1｢残念だったなぁ｣
ことり｢ひ…そ、そんな…｣
怪物1｢獲物風情が逃げられるかよ！｣
怪物1はことりに手を伸ばし近づく
ことり｢い、いやぁぁぁぁ｣
｢ん？あれは…｣ 怪物1｢さてイタダクとするか…｣
ことり｢い、いや…(だ、誰かた、助け…)｣
ﾊﾞｷｭｰﾝ！
怪物1｢あ？…｣
ｷｨﾝ！
怪物の背に放たれた銃弾
しかしそれは怪物の皮膚を食い込ませた程度ですぐさま弾かれてしまう
英玲奈｢そ、そんな…銃が効かない！？｣
怪物1｢バカなニンゲンがいたものだ…俺らライバに歯向かうとは｣
英玲奈｢ライバ…？…まあいい！南ことりから離れろ！｣
怪物1｢あぁ？…うるせぇやつ…｣
ｸﾞｩｰﾝ！
怪物は地面にフェードアウト
英玲奈｢き、消えた…なんだあの化け物は……それより南ことり！大丈夫か？怪我はないか！｣
ことり｢あ、あなたはたしか統堂英玲奈さん…元A-RISEの｣
英玲奈｢覚えていてくれたか…今は君の親友園田海未とバディを組んで刑事をしてる｣
ことり｢それも海未ちゃんから聞いてます…あの助けて頂いてありがとうございます｣
英玲奈｢いや礼には及ばない…警察が市民を守るのは当然だ…しかしあんな化け物が相手とは思わなかったが｣ ことり｢あれは何なんでしょうか…｣
英玲奈｢わからない…あんなモノ見たことも聞いたこともない…姿を捉えていれば上にも報告できたんだが…ないと信じて貰えなさそうだな…ま、とにかくだ｣
英玲奈はことりに手を差し出す
英玲奈｢南ことり、君を避難させるのが最優先だ｣
ことり｢あ、ありがとうござ…ひっ！？英玲奈さん後ろ！｣
英玲奈｢ん？｣
英玲奈がことりの叫びに応じて振り向くと
英玲奈｢！？｣
怪物1｢おら！｣
英玲奈｢ぐぁ！｣
ﾊﾞｧﾝ！
ことり｢英玲奈さん！｣
やつが戻ってきていた 怪物1｢油断したなぁ愚かなニンゲン｣
英玲奈｢ちっ…うぐ…(クソ…肋骨が折れた…)｣
ことり｢英玲奈さん…大丈…あぐ…｣
ｶﾞｼｯ
ことり｢あ…が…｣
ｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞ…
ことりは首を怪物に掴まれてしまう
英玲奈｢南ことり！……や…め…うぐ…クソ…！｣
英玲奈は激痛により起き上がれない
悔しさ、痛みで顔が歪む
怪物1｢お前も後で喰らってやる…覚悟しろ…！だがまずはお前だ！｣
ことり｢が……あ…あ…｣
ｷﾞｨ…ｷﾞｷﾞｨｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞ
英玲奈｢く…ここまでなのか…｣
ﾗｲﾌﾞｾｯﾄｱｯﾌﾟ！ﾐｭﾐｭMusic！start！
｢変…身！！｣
ｼｬｷｰﾝ！
英玲奈｢なっ…！？｣ それは
虫の複眼に似た深紅の眼
はたまた額には甲虫のようにT字に伸びた角
体は西洋騎士の甲冑ような黒い装甲に覆われ桃色の細く輝くラインが肩から足首へとスーッと伸びてそこに佇んでいた
怪物を目の辺りにした直後でもその存在は異質だと英玲奈は感じた
その存在はこういった
？？？｢さあ怪物！笑顔でさよならよ｣
笑顔というがその存在は表情で何も語らない
仮面のようなその顔はとても無機質で不気味な様相だ
怪物1｢なっ…！？お前は…｣
？？？｢あんたが噂の怪人ライバー｣
怪人ライバー｢お前も噂の仮面のライバー狩り…！｣
ﾄﾞｻｯ
ことり｢かはっ…ｹﾞﾎｯ！…ｹﾞﾎｯ！｣
英玲奈｢南ことり！(な、なんだ…？こいつらは！？…胸に同じ紋章、同種族の化け物…？ということは仲間割れ…？)｣
怪人ライバー｢面白い獲物(よてい)変更だ！黒いの！相手しろ！｣ﾎﾟｷｯﾎﾟｷｯ
怪人ライバーは首をグルッと回した
？？？｢こら…何ぼさっとしてんのよ！｣
英玲奈｢え？…(女…！？)｣
？？？｢ここはこの…｣
？？？｢仮面ライダーに任せてあんたたちは早く逃げなさい！｣
英玲奈｢仮面…ライダー？｣ 怪人ライバー｢何をごちゃごちゃとこの黒いのがぁ！｣
仮面ライダー｢黒いの…じゃないわ！私の名は仮面ライダー！｣
ﾄﾞｩﾝ！
怪人ライバー｢ぐぬぅ！｣
襲い来る怪人の腹部に強烈な一殴打！
英玲奈｢な…(銃弾も効かない相手をパンチで…)｣
仮面ライダー｢またの名をスマイル！覚えておきなさい！｣
ことり｢す…スマイル…｣
英玲奈｢は…！？…南ことり！気づいたか！？だ、大丈夫だったか…？｣
スマイル｢あんたたち！まだいたの！？早く逃げなさいって｣
怪人ライバー｢おらぁ！｣
ｶﾞﾝ！
スマイル｢ぐっ｣
ことり｢あ、あれは…まさか…｣
英玲奈｢南ことり！とりあえず彼女の言う通り逃げよう｣
英玲奈｢(ただの仲間割れというわけではなく彼女は私達を気にかけて来ている…？何者なんだ…？)｣
ことり｢は、はい…｣
ｽﾀｽﾀ…
スマイル｢いったわね…ったく世話がかかる｣
怪人ライバー｢あ゛あ゛！！｣
ｶｽﾝ！
スマイル｢っと…あんたどっから…はっ！｣
ｶﾞｧﾝ！ ｶﾞｼｯ！
怪人ライバー｢はん…｣
スマイル｢妙な動きするわね…｣
怪人ライバー｢……｣
ｼｭﾙﾙﾙﾙﾙ
スマイル｢っ！？…地面に！｣
怪人は地面に溶けるように消え
怪人ライバー｢ははぁぁ……！｣
スマイルの背後に現れて爪で引っ掻く
ｻﾞｧﾝ！
スマイル｢後ろか…ｱｸﾞｳｯ！｣
怪人ライバー｢ふははは…その程度か黒いの！｣
スマイル｢ｾﾞｪ…ｾﾞｪ…だから……私の名前は……スマイルよ！｣
ｶﾞｼｬﾝ！ﾗｲﾌﾞｾｯﾄｱｯﾌﾟ
ｷｭｲｲｲｲｲｲﾝ！
スマイル｢はあああああああ！｣
ﾐｭﾐｭMusicstart！ニコプリドライブキック！
怪人ライバー｢っ！？…な、なんだ！？｣
スマイル｢でぃやああああああ！｣
スマイルは高く飛び一回転しながら怪人に向かって飛び蹴りを放つ
足元には桃色の閃光が輝いていた
ﾀﾞｧｧﾝ！
キックが見事に怪人に直撃
怪人はその桃色の閃光に体を呑まれ
怪人ライバー｢ぬあああああああああ！｣
自らの体もその輝きをしはじめて
ﾄﾞｶｱｱｱｱｱﾝ！
爆発した
ｽﾀｯ
スマイルはその爆発を尻目に見事に着地 そして変身を解除
にこ｢はぁ…終わった…まさか知り合いが襲われてるとはね｣
ｶﾁｬ…
ﾌﾞﾛﾛﾛﾛﾛ
にこ｢まあ無事でなによりだわ次よ次…最近あいつら(怪人)増えてきて手がつけられないのよね｣
ﾌﾞｫｫｫｫｰﾝ！
にこはヘルメットをつけバイクに跨がり早々にその場から立ち去った そしてにこが立ち去った今もまだ爆発の跡で燃えたぎる場所
その真上のビル屋上
｢ぐ…ぐ…ふ…ざけるなぁ…！｣
ﾆｮｷﾆｮｷとまるで菌類のように生えてくるモノがいた
ガーデンライバー｢やはり自分一人では何もできなかったなぁマッシュよ｣
マッシュルームライバー｢うるせぇ！油断しただけだ…へっ…舐めるな俺はこの能力がある死にはしねぇよ｣
ガーデンライバー｢どこでもかしこでもﾆｮｷﾆｮｷﾆｮｷﾆｮｷと気持ち悪いやつ…｣
マッシュルームライバー
茸の怪人
攻撃手段は手の鋭い爪で斬撃のみだが頭の茸から動く度胞子を放出しその胞子が付着したところが新たな苗床となりそこから生体エネルギーがある限りいくらでも増殖したり生まれ変わったできる厄介極まりない能力を持つ
生まれ変わるために今ある体を捨てることも可能
体を捨てると溶けて消えるため生え変わったとこから奇襲したり攻撃を捨てる身体で受け止めて別の身体でカウンターしたりがこの怪人の戦法
マッシュルームライバー｢ふん気持ち悪いのはお前だ！あの仮面との戦いをこっそり覗いていた癖に！｣ ガーデンライバー｢あぁお前が無様に負けるとこが見たくてな｣
マッシュルームライバー｢はぁ…そうかい…いずれてめえもぶっ殺してやるから覚悟しろ…だがまずはあのクソ仮面だあいつは絶対に許さねぇ俺をこけにしやがって！ふははは！めにもの見せてやる！覚悟しろ！クソニンゲン共ぉ！｣
ｼｭｳｳｳﾝ！
マッシュルームライバーそう言って再び地面に溶けて消えた
ガーデンライバー｢性格も茸らしくじめじめした粘着体質か…本当に気持ち悪いやつだ｣
ガーデンライバー
ある一定の庭(エリア)を持つ怪人
植物型の怪人で口には鋭い牙、そして両手に縄のような頑丈さの蔓が巻き付いていた
マッシュルームライバーよりは上の階級で感情も知性もあるが今のところ能力は一切不明
ガーデンライバー｢しかし仮面のライバー狩りか捨て置ける存在ではないことはたしかだ｣ 西木野総合病院
ﾊﾞｧﾝ！
海未｢統堂さん！ことり！無事ですか！？｣
穂乃果｢ことりちゃん！｣
病室に血相を変えて入ってきた穂乃果と海未
そこには包帯巻かれベッドへ寝ている英玲奈とその手を握り看ていることりの姿が二人に映る
穂乃果｢…だ、大丈夫…？｣
ことり｢あ、穂乃果ちゃん！私は大丈夫だよ…でも私を庇った英玲奈さんが｣
海未｢統堂刑事、す、すみません…なんと言ったらいいか私の注意力不足で…｣
英玲奈｢やめろ…園田刑事君のせいじゃない…あんな怪物誰であろうと対処できるものか…君はしっかり職務を全うしてただけだ｣
海未｢怪物…本当にことりを襲っていたのはそういった類いの奴らなのですか？｣
英玲奈｢これを人と説明するのは難しくないか？｣
英玲奈はスマホから先程咄嗟に撮った写真を見せた
写っていたのは先程のマッシュルームライバー
穂乃果、海未｢！？｣
穂乃果｢え…な…にこれ…｣
海未｢信じられません…作り物ではないのですか｣
英玲奈｢私のこの様を見ろただの着ぐるみやコスプレ着た人間にやられた程度でなる状態か？｣
海未｢っ！？…たしかに｣
英玲奈｢それに銃も効かなかった｣
海未｢！？｣ 穂乃果｢そんな…じゃあどうやって…｣
英玲奈｢逃げ切れたのは正直運が良かったというほかない…怪物とは別の謎の存在が現れていなければ今頃私も南ことりもあの世だ｣
海未｢別の存在？｣
英玲奈｢それも写真がある｣
スライドさせて出てきたのは先程の仮面ライダースマイル
海未｢これは……怪物？いや怪物というよりは…鎧と仮面を纏った騎士…？｣
英玲奈｢そうだな…少なくとも我々を避難させてくれた襲ってきた怪物とは違う様子ではあった…まあ警察の立場上信頼していい存在かは分からないが｣
穂乃果｢………｣
海未｢まあともかく無事で良かったです…一時は心臓が止まるかと…ことりは大丈夫ですか…？｣
ことり｢う…うん…怖かったけど今はもう大丈夫だよ｣
穂乃果｢………｣
海未｢良かった…しかしこんな怪物の存在…にわかには認められませんね…｣
英玲奈｢しかしこれを見せれば上層部も認めざるをおえんだろう…個人的にはこの二枚目のやつが一番気になる……！｣
穂乃果｢………｣
海未｢穂乃果？｣
穂乃果｢………｣
ことり｢ほ、穂乃果ちゃん？どうしたの？ずっと英玲奈さんのスマホを見て｣
穂乃果｢へ？…あ、ああ…ごめんなさい………なんかこの二枚目の見たことあるなーって…思って｣
海未、英玲奈、ことり｢え？｣ 穂乃果｢ふぇ！？いやそんな期待してるような大したものとは違うよ！なんか見たことあるなーって気がしただけで夢でみただけかも知れないし…でも小さいときにたしか…｣
仮面ライダースマイルをみたときに穂乃果の頭の中でフラッシュバックしていた
焼きつくされていく家屋
炎が吹いている中、倒れ込む幼き頃の自分
あのとき穂乃果はただの事故に巻き込まれただけの犠牲者であったはずだった
その炎の中に佇む謎の仮面騎士が瞳に映るまでは…
真っ黒の体に写真のとは違い目は青い眼をしていたがフォルム自体は酷似していた
この世のものとは思えないその存在に死ぬ間際だというのに穂乃果は引き込まれていた
そして次の瞬間再びフラッシュバックし気づいたら病院の天井を見つめているときの記憶
後に死にかけのときにみる夢だ幻想だなどと思って飲み込んでいたが
そういえばどうやって自分は助かったのか分からなかった あのときの火事はもはや消防隊も間に合わず自分も退路を絶たれてただ燃え尽きていくだけの存在のはずだった
それが助け出された記憶もないのに奇跡的に生還し目覚めたときには病院のベッドの上だった
その前後に現れたのがこの仮面の騎士
夢だったのかなんなのか
そのとき幼き穂乃果が聞いたのは泣いて抱きついきた父から聞いた母の死という紛れもない事実だけだった
再び同じ病院で今回は自分がベッドの上ではないがあの仮面を見ることになるとは思いもしなかっただろう
穂乃果はそうして現在デジャヴに苛まれる
海未｢あの事故の日ですか…｣
穂乃果｢そうあのときもしかして私を助けてくれたのはこの仮面かもしれない｣
ことり｢え？じゃあ…この仮面さんは穂乃果ちゃんと私の命の恩人になるってこと？｣
英玲奈｢ふむ…人が命の危機に陥ったとき現れる仮面の騎士かまるで漫画のヒーローだが…ヒーローといういうには不気味すぎる存在だ｣
海未｢ですね…なんにせよもっと情報が必要です…｣ 西木野総合病院外れ
ﾌﾞﾛﾛﾛﾛﾛﾛ…
スマイル
変身解除
矢澤にこ
にこ｢ふぅ…あー疲れた｣
真姫｢お疲れ様、今日も大量ね｣
にこ｢ったくあいつら…最近増殖し過ぎなのよ倒すこちらの身にもなれっての｣
真姫｢体に疲れが出てるみたい…メディカルチェックの他にケアもするわね｣
にこ｢悪いわねいつも｣
真姫｢仕事だもの…｣
にこ｢あーなんだっけ？マスクドソルジャーメディック(仮面の騎士専門医)だっけ？｣
真姫｢そうよ…私以外にあなたたち仮面ライダーの健康状態を診れる医者はいないわ｣
にこ｢それもそれで不便ねぇ｣ にこ｢大体何が違うの？普通の人間と｣
真姫｢まず分かりやすく言うと身体能力ね…変身前の時点で今のにこちゃんの身体能力は男性のトップアスリート並の身体能力があるわもしかしたらそれ以上かも…まああいつら(ライバー)を倒す役目がある以上それくらいないと話にならないんだけど｣
にこ｢ふーん…じゃあ今私ってオリンピックでも出たら金メダル総ナメってこと？｣
真姫｢ええ…男性の種目に出てもね｣
にこ｢おぉそれって人気ものになれるんじゃ…！｣
真姫｢悪目立ちするだけだからやめなさいドーピングでも疑われて身体調査なんてされたら大変よ｣
にこ｢ええ〜！だから私は目立ちたいんだって！何よ密かに暗躍するヒーローって…ヒーローに成れるからって私はこの仕事を引き受けたのに…実態は目立たせないためにアイドル稼業すら活動休止しろって…にこ不満｣
真姫｢文句言わない！だから言ってるでしょ？基本的にあなたは身体構造があのライバーと変わらないのよ｣
にこ｢でも私あんな醜い怪物じゃないし｣
真姫｢仮面ライダーも知らない人から見たら十分怖い怪物よ…で細胞も一部人間とは違って傷が癒えるのが早い、疲労も感じにくい、人がなる病気もなりにくいとか色々あいつらと同じ部分があるんだから｣
にこ｢へー…って今にこすっごく疲れてるけど？｣
真姫｢だからそんな疲労を感じにくい身体が疲れている…あなたたち仮面ライダーと怪人ライバーの戦いは人の領域を越えるほどの激しい戦いなのよ｣
にこ｢……｣
真姫｢だからあなたたちのメディカルケアはただの医者にはできないわ…他の医者に見せたらびっくり仰天して多分変な施設行きよ｣
にこ｢げっ…それは嫌ね｣ 真姫｢だからそこらへん診断できる天才である私に感謝しつつ｣
ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ
にこ｢あ、花陽からだ｣
真姫｢ちょ、ｲﾐﾜｶﾝﾅｲ！｣
にこ｢はいはいもしもし｣
花陽｢にこちゃん大変！真姫ちゃんの病院でら、ライバーが…｣
真姫｢！？｣
にこ｢は？……あんたもうあいつらの反応はないって｣
花陽｢ご、ごめんそれが急に現れて｣
にこ｢ちっ…仕方ない…いくわ！｣
真姫｢ちょ、ダメよにこちゃん！あなたさっきのメディカルチェックでわかったけど一日の活動限界はすでに…｣
にこ｢それが何！？私以外動けるやつが今いるの？｣
真姫｢そ、それは…でも活動限界を越えた戦いはにこちゃんの命に関わるもので｣
にこ｢そんなもの気にしてられないわよ！私の命より先に他の人の命に関わってるのよ！｣
真姫｢っ！…で、でも｣
にこ｢でももへったくれもない！…あそこにはたしか…穂乃果たちも来ているのよ｣
真姫｢え！？｣
にこ｢今日倒した怪人に襲われている人の中にことりと英玲奈がいた…恐らく二人とも病院に搬送されたはず…だとするとたどり着く病院は…ここ…！｣
ﾊﾟﾘｰﾝ！
ﾄﾞｫﾝ！
真姫｢そんなっ！？一体何が…しかもあの中に穂乃果たちが…！大変じゃない！｣
にこ｢…ほら見なさい…だから私は止まらないわよ｣ ﾊﾟﾘｰﾝ！ﾊﾟﾘｰﾝ！ｶﾞｼｬｰﾝ！
マッシュルームライバー｢うらぁ！｣
ことり｢キャー！｣
穂乃果｢くっ…ことりちゃんこっち！｣
病棟三階
突然の襲撃だった
あの茸の怪人が病院内に飛び込んで現れる
寝ている病患者、怪我患者を襲いつつ、ある人物を怪人は探していた
｢あがががが…｣
ﾄﾞｻｯ
マッシュルームライバー｢ふん…クソみたいな生命力…吸いとった気がしねぇな｣
ﾍﾟｯ
生気を失われた死体に唾を吐きかける茸の怪人
病院内が大パニックに陥り
被害者はすでに７人
どれも動けない患者であった
穂乃果は今、怪人の様子を伺いつつ殺された患者を見て罪悪感を感じていた
穂乃果｢なんて酷い……ごめんね…でも見つかるわけにはいかないんだ…｣
ことり｢穂乃果ちゃん…｣
穂乃果｢あっ…！しっ…あいつが来る…｣
穂乃果はことりを隠すように抱き寄せた
マッシュルームライバー｢せっかくだついでに生きのいいやつをイタダキたいんだが…｣
穂乃果、ことりは病室並ぶ３階病棟の二階四階へ続く階段付近で身を隠していた
茸の怪人は廊下を真っ直ぐその階段付近の曲がり角にゆっくり接近していた
穂乃果｢(くるな…くるな…くるな…くるな…くるな…)｣
穂乃果は頭の中で念じる 何故二階、四階に逃げないか
それはこの茸の怪人のある能力のせいであった
病棟二階
海未｢はぁ…はぁ…｣
海未は英玲奈を背負い、怪人からの避難を開始していた
英玲奈｢園田刑事！私はいい！君は幼馴染たちを｣
海未｢何を言ってるんですか統堂さん…あなたまともに歩けないじゃないですか！そんな人を放ってはおけません｣
英玲奈｢私より優先するべきは一般市民だろう！？しかも君が刑事になるときに死んでも守るとまで誓った幼馴染二人…私は切り捨てるんだ｣
海未｢死んでも守りますよ｣
英玲奈｢だったら！｣
海未｢あなたも穂乃果もことりも！｣
英玲奈｢無茶を！｣
海未｢無茶じゃありません！私達三人はそういう仲なんですよ｣
英玲奈｢は？｣
海未｢穂乃果と約束したんですよ…｣
穂乃果｢海未ちゃんは英玲奈さんをお願い…！私はことりちゃんを連れるから二手に別れて逃げよう｣
海未｢穂乃果…正気ですか！？｣
穂乃果｢ことりちゃんも軽傷とはいえ怪我人普通に考えてまともに動ける二人が別れてそれぞれで逃げた方がいいよ…大丈夫ことりちゃんは何があっても守るから｣
海未｢……ふっ…あなたはこういうときは頭が冴えるんですから…ええことりは任しましたよ…｣ ﾊﾟﾘｰﾝ！ﾊﾟﾘｰﾝ！
穂乃果｢近い…！さあじゃあ病室から二人を連れだそう！｣
海未｢ええ…！｣
海未｢というわけです…覚悟してください…！｣
英玲奈｢なっ…そんな無茶な高坂穂乃果は一般市民なんだぞ！｣
海未｢一般市民でも私の幼馴染です…あれはやるったらやるんですよ｣
英玲奈｢な、なんだそれ…｣
海未｢ふぅ…さあ、もうすぐ…一階…｣
ｶﾞｼｬｰﾝ！
海未、英玲奈｢！？｣ マッシュルームライバー｢イキノイイノミツケタ｣
海未｢な！？もう追い付いたのですか！｣
英玲奈｢いやそいつは妙な動きをする急に現れたり消えたり…我々では完全に引き離すことはできない｣
マッシュルームライバー｢シネ！｣
ｽﾀﾀﾀﾀﾀ
海未｢き、来ます…！｣
英玲奈｢ちぃ！…私も無様に守られるだけじゃない！｣
ｶﾁｬ
英玲奈は海未の背から銃を構える
海未｢銃は効かないのでは！？｣
英玲奈｢いや考えがある…いいから避ける準備をするんだ…！来るぞ！｣
海未、英玲奈の目の前にすでに怪人
英玲奈｢食らえ化け物！｣
ﾊﾞｧﾝ！ 英玲奈の放った銃弾が怪人の眼に命中
マッシュルームライバー｢うぐぁ！｣
海未｢き、効いた？｣
英玲奈｢いや流石に目眩まし程度だろうだがこれでいける逃げろ園田刑事！ここはこの死にぞこないが引き受ける｣
海未｢な！？何を…！私は！｣
英玲奈｢よくよく考えたら守るべきは君の幼馴染だけじゃない…まだ逃げられていない患者やその家族もいる…そちらを任せた…増援は呼んだはずだが一向にこないんでな｣
海未｢で、ですが…！｣
マッシュルームライバー｢ふん！｣
ｶﾗﾝ！
怪人の目から銃弾が落ちる
英玲奈｢いけ！園田刑事！市民を！守るべき者を救え！｣
海未｢くっ…！｣
マッシュルームライバー｢アァ！｣
怪人が英玲奈に反撃！
鋭い爪が英玲奈に襲いかかる
英玲奈｢行ったか…ふっ…いい人生だったよ…あんじゅ、ツバサ…元気かな｣
ﾄﾞｼｬ！ ﾌﾞｫﾝ！ﾌﾞｫﾝ！ｶﾞｼｬ…
にこ｢着いたわ！うっわ酷い有様…あんじゅ、ちぃ！警察はなにやってんのよ｣
西木野総合病院入り口前
うぎゃあああああ！
マッシュルームライバー｢アァ！｣
こちらにも茸の怪人
駆けつけた警察を返り討ちに生気を吸いとっていた
にこ｢は？……あいつはたしか私が…ちぃ！どうなってるのよ｣
マッシュルームライバー｢ウガァァァァ！｣
にこ｢っと……考えてられないわね……｣
ｶｼｬﾝ！
ﾗｲﾌﾞｾｯﾄｱｯﾌﾟ!ﾐｭﾐｭmusicstart!
にこ｢変身！｣
ｼｬｷｰﾝ!
スマイル｢さぁ行くわよ！｣ スマイル｢とりゃあ！｣
ｶﾞｧﾝ！
マッシュルームライバー｢ふぅぐ！｣
スマイルはいきなり怪人に飛びかかりパンチを放つ
スマイル｢たぁ！たぁぁ！｣
頭を掴み膝蹴り仰け反った怪人の腹にさらに前蹴り
マッシュルームライバー｢グゥゥ…！｣
スマイル｢何…？前戦ったときより歯応えがないわね…｣
ｼｭﾋﾞﾝ！ｺﾞｺﾞ…
真姫｢聞こえる…？にこちゃ…いやスマイル…！｣
スマイル｢聞こえるけど何？｣
真姫｢そいつは分身…こいついろんなところに分身を置いてそれぞれで暴れてる…多分穂乃果たちの近くにも…早くしないと…！｣
スマイル｢っ！？…くっ…了解…！｣ とりあえず保守できたしここまで
エクゼイドでも批判でも好きにしてくれ >>36
１だが
上につられたのはあるが正直見てなくてすまんかった 茸と庭はラ板が生んだ悪の怪人だからな
どこでも沸いて出るとか特徴まで一緒で草
ラスボスは地震無しかな？ ライダーパロＳＳは珍しいな
けど伸びなさそう感半端ない すまん昨日の夜からNGワードが分からんで苦戦してる
文章変えまくってるのに引っ掛かるわ マッシュルーム分身｢アァ…！｣
スマイル｢ねぇ聞いてた？あんた？悪いけど構ってらんないわ一気に決める｣
ｶｼｬﾝ!ﾗｲﾌﾞｾｯﾄｱｯﾌﾟ
ﾐｭﾐｭmusicstart！
スマイルのベルトからピンクの光がマッシュルームライバーを一直線に刺すように照らす
スマイル｢はぁぁぁぁぁ！｣
ﾆｺﾌﾟﾘﾄﾞﾗｲﾌﾞｷｨｯｸ！
その光に沿って側転から飛びあがりマッシュルームライバーにライダーキック！
ｽﾞﾄﾞｫﾝ！ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ…
マッシュルームライバー｢ウガアアアアアアア！｣
放たれたキックから炎が舞い上がり、怪人を包む
スマイル｢にこっと…｣
ｽﾀｯ
ﾄﾞｶｧｰﾝ！
そして爆散
スマイル｢さて次々…と…うわっ！？｣
マッシュルーム分身｢ウガァァァァ！｣
スマイル｢な、なによ…これ…新しい分身…こいついつの間に｣ あ、刻んだらいけた
なんだよくわからんな
ごめんなさい 真姫｢厄介なやつね…今調べたら…そいつは無限増殖型のライバー…１体１体は弱いけど倒しても倒してもすぐどこからか生えてくる…キリがないわ｣
スマイル｢キリがないって…じゃあどうやって倒すのよ！雑魚でも人を襲う力がある以上は分身１体も見逃せないのよキリがないとかいってる場合ではないのよ全部倒さなきゃ……でぃや！｣
ｶﾞｧﾝ！
マッシュルーム分身｢ｳｸﾞｩ！｣
スマイル｢はいや！｣
正拳突きから回し蹴り
マッシュルーム分身｢ﾇｧ!｣
ﾄﾞｼｬｱ！
ダメージ量を越えて怪人は溶けて消えた
スマイルは真姫と通信しながら怪人の分身を叩き伏せる
真姫｢まともにやってたらそれより前にスマイル…あなたが過労死するだけね｣
スマイル｢ｾﾞｪ…ｾﾞｪ…そ、そんなこと…｣
ｼﾞｭｸｼﾞｭｸｼﾞｭｸ
マッシュルーム分身1｢ウガァ！｣
マッシュルーム分身2｢ウガァ！｣
マッシュルーム分身3｢ウガァ！｣
スマイル｢また増えたぁ！じゃあ！どうすんのよ！｣
真姫｢決まってるでしょ…！方法は一つ…｣ ﾄﾞｫﾝ！ﾀﾀﾀｧﾝ！
ﾄﾞｫﾝ！ﾀﾀﾀｧﾝ！
ﾄﾞｫﾝ！ﾀﾀﾀｧﾝ！
スマイル｢！？｣
マッシュルーム分身1〜3｢ウガァァァァ！？｣
真姫｢雑魚の分身は私達に任せてスマイルは守るべき対象の無事を確保しながら親玉を倒して…細胞の一欠片も残さずそれがこいつを消し去れる唯一の方法｣
スマイル｢任せるって大丈夫なの？｣
真姫｢ふふん…嘗めないで｣
マッシュルーム分身1〜3｢…｣
ｻｧｰｰ
スマイル｢嘘！？ただの銃で倒せた！？｣ 真姫｢これはただの銃じゃない…貫通炸裂弾…鋼鉄のような外皮をも貫通し
体内部で炸裂することで受けた傷の再生する細胞すら引き裂き破壊する…
本物なら足止め程度にしか使えないでしょうが偽者の分身程度の体内構造ならこれで倒せる…これをすでに動いて貰ってる凛や花陽にも渡してるわ｣
スマイル｢真姫…あんた…そんなものまで…一体何者よ…｣
真姫｢だからいってるでしょ…天才ドクターだって｣
スマイル｢自分で言う？｣
真姫｢スマイルが言える立場？…さあいいからいきなさい！｣
ﾄﾞｫﾝ！ﾀﾀﾀｧﾝ！
スマイル｢！？｣
マッシュルーム分身4｢ウガァァァァ！｣
真姫との話で気がとられていたスマイルの背後に現れた怪人にも一弾浴びせた
真姫｢さあ…スマイルあなたの活動限界的にも急いだ方がいいわ…本物を倒せるのはあなただけなんだから…｣
スマイル｢え、ええ…(医者が当たり前のように銃を使いこなさないでよ…)｣ 真姫｢にこちゃん行ったわね…さあ…｣
マッシュルーム分身5〜10｢｢ウガァ！｣｣
真姫｢今度は五体…流石に一気には片付けれないわね……一旦撒くか…｣
ﾎﾞｫﾝ！
対怪人用スタングレネード
マッシュルーム分身たち｢ｳｷﾞｬｱ！｣
真姫｢私とパパの病院を許さないわよあなたたち…｣
こちら変わって病棟三階
マッシュルームライバー(本体)と命懸けのかくれんぼをしている穂乃果、ことり
マッシュルームライバー｢気配を感じる…！感じるぞぉ！｣
穂乃果｢はぁ……はぁ…なんなのあれ…ずっと私達から離れない…見つかってはいないけど何か察知されてる…｣
ことり｢はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…｣
穂乃果｢…(ことりちゃんも限界か…仕方ないどこか隠れて…)っ！？｣
マッシュルーム分身｢ｳｷﾞｨ！｣
ことり｢きゃ…！？…もう追い付かれた…｣
穂乃果｢…い、いや違うよ…あいつだけどあいつとは違う｣
ことり｢？｣
穂乃果｢あはは…ご、ごめん…上手くは言えないけど…あれは多分本物じゃない｣
ことり｢へ！？じゃあ…あの怪人は二人いるの！？｣
穂乃果｢いやそれ以上にいるよ…かすかだけど四階にも、二階にも気配を感じる……！本物がいる分どっちが危険かは分からないけど三階にはいまのところ本物と偽物の二体…二階、四階にはうじゃうじゃ偽物のあいつがいる雰囲気だよ…｣
ことり｢穂乃果…ちゃん…？いつもこういうときすごいけど……それでもそんなすごかったっけ？別人みたい…？｣
ｺﾃﾝ！
穂乃果｢ど、どういうことかな？ことりちゃん…｣ といっても危機に陥ったとき
すごく冷静な自分に疑問に思うことがあった
今はさらに第六感的なものも感じており
自分が自分でないように感じていた
穂乃果｢(とにかく今は好都合…これでことりちゃんを守りながら…)｣
ﾄﾞｶｧｰﾝ！
穂乃果、ことり｢！？｣
穂乃果｢嘘…！？壁が壊されて…｣
マッシュルームライバー｢みぃつけた！イキのいいの…｣
ことり｢きゃあああああ｣
怪人もまた穂乃果がどこにいるから感じ取っていた
痺れを切らした怪人は壁を壊し強引に穂乃果たちを見つけに掛かって来る
穂乃果｢っ！？…に、逃げ…｣
マッシュルームライバー｢おっと逃がさねぇよ｣
ｼﾞｭｸｼﾞｭｸ
穂乃果は後ろに退こうとすると分身が遮る
穂乃果｢！？｣
ことり｢ひっ…｣
穂乃果｢くっ…｣
絶体絶命のピンチに陥る こちらは二階 ﾄﾞｼｬｱ！
英玲奈｢＞＜｣
英玲奈｢…？｣
覚悟を決め目を瞑った英玲奈の前から急に分身が消えた
英玲奈｢ど、どういうことだ…｣
そして一階
海未｢ちっ！一階も奴等ばかり｣
マッシュルーム分身｢ウガァ！｣
海未｢こっちに突破は無理ですね…って…ん？｣
スマイル｢どりゃああああ！どきなさいよぉぉ！｣ﾆｯｺﾆｰｽﾄﾗｧｲｸ！
握りこぶしから親指、人差し指、小指を出した状態から放たれる一直線に伸びるレーザー
それで怪人の分身体を一掃した
海未｢｣あ、あれは…！…統堂さんの写真にいた…仮面の…｣
スマイル｢こっちもか！｣ﾆｯｺﾆｰｽﾄﾗｧｲｸ！
海未｢あれは手からレーザー…？…たしかに人離れしてますね…しかしﾆｯｺﾆｰ？どこかで聞いたことあるような…｣
スマイル｢ん？なんか感じるわね…敵…いや…これは｣
ｽﾀｽﾀｽﾀ…
海未｢しかしあれは敵と見たらいいのか…味方とみていいの…！｣
スマイル｢！…うみ……！？っとぉ危ない危ないちょっとあんた何してんの！？｣
海未｢は、はい！…(え？いつの間に…しかも隠れたのに)｣
スマイル｢早く逃げなさいよ！あぁ私？とりあえず味方だと思っててくれていいわ…他の救助者を教えてくれる？｣
海未｢え…えぇ…まだ二階に一人と三階に二人どれも私の友人なんですが…(この声聞いたことあります…)｣
スマイル｢そう(つーことは十中八九穂乃果、ことり、英玲奈ね…クソ綺麗に最後まで逃げ遅れて…)｣
スマイル｢ありがとう…安心していいわ全部私が救ってくる｣
スマイルはそういってその場を去ろうとする
海未｢あ、あの…！(いや間違いない…)｣
スマイル｢ん、何？｣
海未｢あなたもしかしてにこですか…？｣
スマイル｢…！？…｣ スマイル｢な、なーんのことかしら…(やっば流石海未鋭いわね)｣
海未｢ほら…にこですよねその声、それに嘘がバレるとすぐどもる癖｣
スマイル｢………｣
海未｢大人しくなると肯定と受けとめますが…？｣
スマイル｢だぁーもう！ああそうよにこよにこ…あんたがよく知ってる宇宙ナンバーワンアイドルええと今はヒーロー矢澤にこよ！悪い！？｣
海未｢え、えーと｣
真姫｢ちょっと！にこちゃん！機密事項だっていったじゃない！何喋ってるのよ！｣
スマイル｢うっさいわねバレちゃあしょうがないでしょ！｣
真姫｢だから私達の仕事はたとえ知りあいでもバレちゃダメなんだってばー｣
海未｢あ、真姫の声…｣
スマイル｢あんたも大きい声出してるせいで音漏れしてバレちゃってるけど…｣
真姫｢ｳﾞｪｪ…｣
海未｢一体あなたたちは何を！あれはもう3年前くらいですか…突如世間から消えましたよね…で久々に会ったと思ったら内緒でこういうことを｣
スマイル｢ごめん…海未あんたが隠し事嫌いなのは知ってるけど私達だって色々あったのよ…現状分かるでしょこの怪人襲撃…！｣
海未｢それは……｣
スマイル｢刑事の立場上あんたの真面目な性格上怪しさ満載で捨て置けないとは思うけど今は穂乃果たちを助けるため黙認しててくれない？｣
海未｢…はぁ…分かりました現段階では私はあなたたちに助けて貰っている身ですからそもそもここであなたたちを逮捕するつもりはありません…ただあなたたちの友人としてずっと心配していたという文句は言わせて貰いました｣
スマイル｢海未…｣ 海未｢決して人に誉められないようなことはしていないのですね｣
スマイル｢誓うわ…私達はこの怪人たちからあんたたちを守るために戦ってる｣
海未｢そうですか…なら私は何も見ていないし聞いてないです…さあ行ってください｣
スマイル｢恩に着るわ海未！とぁ！｣
スマイルは上へと向かう
階段も一飛びで階層を変えながら
海未｢……｣
海未｢穂乃果たちを頼みましたにこ｣ 海未｢………さて私は…って…あれ怪人たちが…｣
英玲奈｢それは私も不思議に思ったものだ…急に消えた｣
海未｢統堂さん！｣
英玲奈が身体を引きずりながら階段を降りてきた
慌てて海未が肩を貸した
海未｢ご無事で…！｣
英玲奈｢いやもうダメだと思った…だがこの状況でな…｣
海未｢急に怪人が消えた…あれだけ暴れていたのに…穂乃果たちは大丈夫でしょうか…｣
英玲奈｢さあ…なんとも言えない…他の避難民は？｣
海未｢私が誘導したのはたった二人あとは何者かは分かりませんが手配してすでに避難済みでした｣
英玲奈｢そうか…何者かは分からないがとりあえず感謝だな…そして我々は今回何もできなかった…市民を守るのは我々の仕事だというのに…｣
海未｢そうですね…私達は無力です…穂乃果…ことり…｣
海未は今でも三階に駆けつけたい衝動とは裏腹に限界を感じていた
私が行って駆けつけて何ができるのかと…
英玲奈｢気にするな…園田刑事口だけで無様なのは私も一緒だ…いや絶対に守るべき者がいる君の方がマシさ｣
海未｢……｣ 戻って三階
マッシュルームライバー｢うらぁ！さあ死ねぇ！ニンゲンがぁ！｣
ﾄﾞｶｧ！
ことり｢きゃあああ！｣
穂乃果｢ことりちゃん危ない！｣
ｻﾞｧﾝ！
穂乃果｢うぐぁ…あぁ…あ｣
怪人の爪からことりを覆うように庇い、背中が大きく裂ける穂乃果
ことり｢穂乃果ちゃん！…そ、そんな…ｸﾞｽ…穂乃果ちゃぁん！｣
穂乃果｢ぐっ…だ、大丈夫…ことりちゃんは絶対私が守るから…｣
穂乃果はふらふらになりながら立ち上がる
分身たちも穂乃果、ことり囲む
マッシュルームライバーがすべて生み出した分身がここに集結、もう逃げ場はなかった
ことり｢もういいよ！穂乃果ちゃん立ち上がらないで…もう…無理しないで…ｸﾞｽ…｣
穂乃果｢(い、意識が…な、なんとかことりちゃんだけでも)｣
ﾎﾟﾀ…ﾎﾟﾀ…
血が滴り落ちる
ことり｢い…いや…穂乃果ちゃん…｣
ｷｨｨｨﾝ！
穂乃果｢(まただ…幼い頃あのときにも聞こえた…耳鳴り…のような声…)｣
ｷｨｨｨﾝ！
耳鳴りにしか聞こえないが実は何かを穂乃果に訴えかけていた
穂乃果｢(もう…！…私はそれどころじゃ…)｣
穂乃果は耳を塞ぐ しかし、耳を塞いでも聞こえてきた
…え…
穂乃果｢(な、何…)｣
…え…！
穂乃果｢何が言いたいの…？｣
マッシュルームライバー｢あぁ？｣
ことり｢穂乃果ちゃん…？｣
穂乃果｢…ゼェ…ゼェ…うるさい…！うるさい…！うるさいよ！…｣
穂乃果は耳障りな声を聞かまいと耳を塞ぐ頭を振る
マッシュルームライバー｢はん！何を叫んでいるかは知らんがそろそろ…お前は…｣
穂乃果｢ゼェ…ゼェ…｣
マッシュルームライバー｢終わりだぁ！｣
ｶｶｯ
？？？
マッシュルームライバー｢っ！？…｣ 怪人はその攻撃の手を一瞬止めてしまう怪人は一瞬見てしまった
目の前にいるニンゲンのニンゲンならざる姿を
マッシュルームライバー｢な、なんだこいつは…イキのいいやつとは思っていたが…｣
本能で怯んだ…穂乃果を通して一瞬映った影に
ことり｢？｣
穂乃果｢はぁ…はぁ…(耳鳴りが止んだ…？)｣
マッシュルームライバー｢ちっ…何を…ただのニンゲンがぁ！｣
しかし、仕切り直し怪人は再び穂乃果にその爪を突き立てようとする
ﾄﾞｶｧﾝ！壁が壊される
スマイル｢ああああ！間に合った！？無事！？穂乃果ぁ！ことりぃ！｣
真姫｢ビンゴ！…いたわ茸の本物も穂乃果もことりも｣
ことり｢きゃ…！何…？｣
スマイル｢どけぇ！雑魚ぉ！｣
スマイルキック！
マッシュルーム分身たち｢ｳｷﾞｬｱｱｱ！｣
穂乃果たちを囲んでいた分身体の一部を吹き飛ばす
スマイル｢ふぅ…あんたたち無事！？｣
穂乃果｢…あ…あなたは…｣
ことり｢か、仮面…たしかスマイル…｣
穂乃果｢これが…あの…仮面…ライダー｣
真姫｢ちょ、ちょっとスマイル…やばいわ穂乃果が…｣
スマイル｢ん？…！？…ちょ、ほの…いやあなた！傷がやばいじゃない！血が大量に｣
穂乃果｢だ、大丈夫…それよりことりちゃんを…｣
スマイル｢いや両方助けるけど…これはどうすれば…｣
真姫｢！？…スマイル！危ない！｣
スマイル｢！？｣
マッシュルームライバー｢おらぁ！｣
ｻﾞｧﾝ！怪人の鋭い爪により振り上げ
地面からまた生え変わって奇襲した
スマイル｢ぬわぁ！｣ ﾄﾞﾝ！ﾊﾞｧﾝ！
激しく地面に叩きつけられるスマイル
スマイル｢うぐっ｣
マッシュルームライバー｢ククク…会いたかったぞ…仮面ライダー！｣
ｶﾞｧﾝ！
スマイル｢あぐぁ！｣
怪人に足蹴にされるスマイル
マッシュルームライバー｢お前を一番探していたんだよ｣
そこからスマイルの首を掴み持ち上げる怪人
スマイル｢ぐぐっ…｣
マッシュルームライバー｢さあ前のお返しだぁ！｣
そこから爪による再び振り上げ攻撃
ｻﾞｧｧﾝ！
スマイル｢ぐぁぁぁぁぁ！｣
先程のより深く切り裂かれるスマイル
スマイル｢あ…あぁ…｣
真姫｢スマイル！｣
マッシュルームライバー｢ククク…その程度か…仮面ライダー！｣
スマイル｢…へへ…馬鹿言わないで…たぁ！｣
スマイルは起き上がり様にキック！
マッシュルームライバー｢っと！｣ スマイル｢せいやぁ！｣
のけ反り避けられるがすかさず顔に目掛けパンチ
マッシュルームライバー｢ふん…｣
ｶﾞｼｯ
しかし怪人はなんなく見切りスマイルの拳を受けとめ掴む
スマイル｢！｣
マッシュルームライバー｢らぁ！｣
そのまま、引き寄せ脇腹に膝蹴り
スマイル｢あがっ…｣
強烈な衝撃に腹を抑え後ろによたつくスマイルに間髪入れず
マッシュルームライバー｢おらぁ！｣
スマイル｢ふぐっ！｣
顔面にまず右パンチ１発
マッシュルームライバー｢どらぁ！｣
さらに顔面に左でエルボー
スマイル｢がふっ｣
ﾄﾞｻｯ… スマイルは再び地に伏せる
マッシュルームライバー｢おいおい…歯応えがねぇぜこんなもんか｣
ことり｢す、スマイルさん…｣
スマイル｢はぁ…はぁ…ち、力が出ないわ…｣
真姫｢ほら言わんこっちゃない！力の使いすぎよ｣
スマイル｢いや前戦った感じなら疲れていても余裕なはずだった…けどあいつ着実に強くなってる｣
スマイルはゆっくりと立ち上がる
真姫｢奴らにとって生命力の弱まっている怪我人、病人は微量とは言え吸いとった生命力は７人…やつの細胞を活性化させるには十分ね…分身が増えていたのもそのせい…｣
マッシュルームライバー｢ククク…そこにいるニンゲンの生命力もいくらかイタダイた…俺は無敵だ｣
穂乃果｢ハァ…ハァ…うぐっ…ゲホ…ゲホ…｣
ことり｢穂乃果ちゃん！だ、ダメ…い、いやぁ！穂乃果ちゃん！｣
スマイル｢ちっ…そっかやつの爪に裂かれた者は生命力も奪われる…このままじゃ穂乃果が…｣
真姫｢……裂傷自体はまだ助かる傷…だけどやつに奪われた生命力は二度と…ちっ仕方ない…向かうわ！｣
スマイル｢へ？あんた大丈夫なの？バレるわよ！｣
真姫｢そんな心配はいいから！そいつを倒さなくてもいい時間を稼いで！｣
ｽﾞｻｻｻｻ…
真姫｢私、参上！｣ ことり｢へ？ま、真姫ちゃん！？｣
真姫｢事情はあと！穂乃果を診させて！｣
ことり｢え…う、うん…｣
スマイル｢あんた！そんな近くにいつの間に！？｣
真姫｢無線で気づかなかったの？声だけでなんで穂乃果の容態が分かるのって｣
スマイル｢どっかに隠れてたわけ？…本当に抜け目のない子ね…でもあんた下にいたこいつらの分身は？｣
真姫｢２体ほど倒したら急にすべて消えたわ…恐らく力を集中すべき相手が現れたから分身に力を使うのを和らげたのね…流石に分身してる間は本体も集中が散漫になるんでしょうね…｣
マッシュルームライバー｢あぁ？やけに詳しいな赤いの｣
真姫｢赤いのじゃない！天才ドクター真姫よ｣
ことり｢な、何がなんだか｣
マッシュルームライバー｢けっ…きに食わねぇ…全員俺の餌だ…｣
ｼｬｷﾝ！ｼｬｷﾝ！
怪人は両手をクロスさせ爪をより鋭くより長く生やした
スマイル｢！｣
真姫｢気をつけてスマイル…！穂乃果の手当てが終わるまででいい時間を稼いで！｣
スマイル｢了解よ！死んでも稼ぐ｣ これで最初を含めれば第三ラウンド
そろそろ決着をと
２体の怪物は再び真正面に対峙した
スマイル｢惜しみ無く行くわ…｣
マッシュルームライバー｢ククク…くたばりかけたやつが笑わせる｣
スマイル｢ええ…せいぜいたんと笑いなさい…私はスマイル…悪党の笑顔も拒まない｣
マッシュルームライバー｢じゃあもっと楽しませろ！｣
スマイル｢お望み通り…あんたの最期は笑顔でさよならよ！ハァ！｣
ﾊﾞｧﾝ！
２体の怪物の蹴りがクロスし振動を起こす
病院内はすでに瓦礫の戦場と化している
マッシュルームライバー｢うらぁ！｣
ｻﾞｧﾝ！ﾋｮｲ！
スマイルは振り翳す爪を回避し
スマイル｢たぁ！とぅ！｣
ｶﾞｧﾝ！ｶﾞｧﾝ！
腹にパンチを２発
マッシュルームライバー｢ぐぅ！…な、何…？｣
怪人は腹を抑え後退りながら驚く スマイル｢覚悟しなさい！怪人ライバー！はぁ！｣
側転からの前蹴りスマイルキック！
マッシュルームライバー｢ふん…それは見切っ…｣
その蹴りはいつもよりワンテンポ速かった
マッシュルームライバー｢うぐぁぁ…ば、馬鹿な…なぜ｣
スマイル｢緩急よ…それともニンゲンの知恵は分からないかしら？｣
マッシュルームライバー｢ちっ…馬鹿にしやがってぇ！｣
怪人は真っ直ぐと怒りに任せ突っ込んでくる
スマイル｢挑発にも乗りやすい救いがないわね…いいわ時間稼ぎとはいったけどこれはもう格好の隙そしてチャンス｣
スマイルは腰のベルトをタッチ
ｶｼｬﾝ！ﾗｲﾌﾞｾｯﾄｱｯﾌﾟ！
スマイル｢カタぁ着けてやるわよ｣ 真姫｢よし…手当ては終わった…｣
ことり｢ほ、穂乃果ちゃんは大丈夫？｣
真姫｢…とりあえず怪我はね…生命力は穂乃果次第といったところかしら｣
マッシュルームライバー｢うらあああああ！……！？｣
スマイル｢はぁー…｣
まずは深呼吸
スマイルは円を描くように足を擦らして飛ぶ体勢に構える
手も前に突きだして
スマイル｢はぁああああああ！｣
気合いの叫び
ニコプリドライブキィック
スマイルは垂直に飛び一回転
一回転にしたときに桃色の閃光が現れる
輝きがマッシュルームライバーを包み
飛んだ場所に炎を舞い上げた
真姫｢は？…あれはまさか必殺技！？ばっかじゃないの！？だから時間稼ぎでいいって！｣
スマイルはそのまま音速の速さでライダーキックで怪人に飛んでいく
ニコプリドライブキック
威力25.2t マッシュルームライバー｢そんなもの…！｣
ｶﾞｼｯ！
スマイル｢なっ！？｣
マッシュルームライバーは見事にキックを受けとめスマイルの足を掴む
マッシュルームライバー｢ふん…に、二度も喰らうか…｣
スマイル｢ちぃっ…｣
マッシュルームライバー｢さあ！このまま叩き落として｣
スマイル｢なーんてね♪｣
マッシュルームライバー｢！？｣
ｶｼｬﾝ！
ﾗｲﾌﾞｾｯﾄｱｯﾌﾟ！
ニコプリツインドライブキック！
掴まれていない左足から再び同じエネルギー
その左足で再び怪人をゼロ距離キック
いやもはや踏みつけといってもいい
マッシュルームライバー｢ぐぁぁぁぁぁ！な、何故だぁあああああああ！！｣
今度は受けとめることもできるはずもなく見事に命中
爆散！ スマイル｢はぁ…はぁ…｣
変身解除
にこ｢お、終わった…？｣
ことり｢え？に、にこちゃん…！？｣
にこ｢へ？あ…やば！知らない間に変身解除されてた…｣
真姫｢だからいったのに…一日に何回も必殺技の使いすぎはエネルギー消費が激しくて変身を強制解除させるって…今のが最後のエネルギーだったのよもうこれで２、3日は変身できないから注意ね｣
ことり｢にこちゃん、真姫ちゃん…一体何を…｣
真姫｢事情はあと…！とりあえず穂乃果を…助け出すことが先決でしょ｣
にこ｢えぇ…というか早くしなさい…あいつまだ死んでないみたいだから…｣
ことり｢え？｣
真姫｢ちっ…しぶといやつ…まだ自分の生え変わりをどこかに…まだ完全に再生するのは時間がかかるみたいだけど…まあどのみち今日はもうこれ以上無理よさあとりあえず脱出｣
にこ｢ここまで死なない怪人ははじめてよ｣
真姫｢今まで退治出来ていたやつとも被害の規模も厄介さも全てが違う…厄介なやつが出てきたものね…私も計算外よもしかしたらにこちゃんが万全で全力じゃなきゃこいつを完全破壊はできないかも知れない｣
にこ｢………(いやあれでも結構跡形もなくフルパワーで消したつもりだった…まだ足りないの…？万全だとしても威力はあまり変わらないし正直限界を感じるわ…)｣ こういうクソつまんないＳＳは埋めないんだよな埋め茸は >>1くっさあああｗｗｗｗｗｗ
仮面ライダーとかくっさあああｗｗｗｗｗｗ
夏休みキッズかな?
こんなくっさいもん書いてないで宿題しなよｗｗｗｗｗｗ 【秘法】埋め茸、埋め立てが遅い [無断転載禁止]©2ch.net
http://fate.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1502195658/
16 名無しで叶える物語(茸)＠無断転載は禁止 2017/08/08(火) 22:33:08.25 ID:lXqKpQBy
やっぱりあいつ面白いＳＳ発見器の才能あるな
見事に今狙われてないＳＳって他のレスも一切ない微妙なＳＳばっかだし ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
