穂乃果「どうしてっ!?どうしてなのっ!?穂乃果はっ!穂乃果はお話がしたいだけなのにっ!」 [無断転載禁止]©2ch.net
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穂乃果「ねぇ海未ちゃん」
海未「はい」
穂乃果「穂乃果もう反省したからさ、そろそろ磔にするのやめない?」
海未「貴女が反省したかどうかは関係ありません。私の気が済まないので貴女を磔にしているのです」
穂乃果「うん分かる、とってもよく分かるよ海未ちゃんの気持ち」
海未「ならそのまま磔にされていなさい」
穂乃果「でもね海未ちゃん、反省してる可哀想な穂乃果に慈悲の心を向けてくれても神様は怒らないと思うの」
海未「ほう、貴女が神を語りますか」
穂乃果「うんうん、髪だけにね、海未ちゃんが寝てる間に流し素麺器に海未ちゃんの髪流して『流し園田麺』だなんて一発ネタやった事だって神様は許し」
穂乃果「アッ待って海未ちゃん火っ!火は点けないで萌える穂乃果の髪が燃える髪だけじゃなくて色んな毛が燃えちゃうから待って」 ことり「夏だね〜」
花陽「夏だねぇ」
ことり「そう言えば、今日家から出る時にセミが鳴いてたの。みーんみーんって」
花陽「夏だもんねぇ」
ことり「でもね、ことりが玄関から門を出ようとした瞬間、セミの鳴き声止まっちゃったの」
花陽「人間にびっくりしちゃったのかな?夏だねぇ」
ことり「おかしいセミさんだな〜って思って、そのまま学校まで行こうと思ったのだけど、何だか靴に違和感感じちゃって」
花陽「この時期の革靴って蒸れちゃうから嫌だよね。夏だなぁ〜」
ことり「おかしいなって思って、自分の靴の裏を確認しちゃったの」
ことり「そしたらね……さっきまで鳴いていたであろうセミさんがね……ことりの靴の裏で潰れてたんだ……」
花陽「……セミって普通に地面で見かける事あるもんね……夏だね……」 凛「あっづいに゛ゃ……しんじゃうにゃ……焼き凛ごになっちゃうにゃ……」
にこ「上手い事言ったって部室の温度は下がらないわよ……」
凛「もうっ!何でこんなあっつい日にミーティングなんて予定立てたの!?」
にこ「仕方ないじゃない他の日は合宿やら合同練習やらで空いてないのだから……」
凛「このままじゃ近年話題の熱中症になっちゃう……そうだ!」
凛「にこちゃん!扇風機の前に霧吹きで水吹きかけようよ!」
にこ「あ、風と水のコンボで体温下げる作戦ね!よしやるわよ!」
凛「でも部室に霧吹きがないにゃ……辛いにゃ……」
にこ「諦めないで!霧吹きがなけりゃ、自分が霧吹きになればいいのよ!」
凛「それだにゃ!小学生の頃よく水を口に含んで霧にして遊んだにゃ!」
にこ「はい!水はここにあるわ!」
凛「はいにゃ!いくよにこちゃん!」
にこ「せー!」 ゴクゴク
凛「のっ!」 ゴクゴク
絵里「……で、人力霧吹きに失敗してミーティングに使う資料をびしょびしょにした訳ね。水と貴女達の唾液で」
にこ「ごめんなさいにこ……あの時は暑さで気が狂ってたにこ…・…許してにこ……」
凛「辛いにゃ……馬鹿もここまで来たら病気だにゃ……恥ずかしくて死にたいにゃ……」 希「よいしょ、よいしょっと……」 ゴトン
真姫「何してるのよ」
希「学院の玄関に置いてる植木鉢、この時期は生徒も少ないし、水やりは生徒会がやってるんよ」
真姫「生徒会って大変ね、そんな雑用みたいなことまでしなきゃいけないだなんて」
希「んーでも自分でお世話してるみたいで、花とか野菜に愛着湧いたりして、案外楽しいよ」
真姫「そういうものなのね」
真姫「一人じゃ大変そうだし、私も手伝ってあげるわ」
希「いいの?ありがとー」
希「夏は暑いから枯れない様に水やりも気を付けないとダメなんよー」 サァァァァ
真姫「……」
真姫「」 ブスッ!ドボドボドボボボ……
希「真姫ちゃん何しとるん」
真姫「え?水がすぐ乾いちゃって大変なのよね?なら植木鉢を水槽に浸しておけばいいじゃない」
希「ちょ、やめっ、あかん、あかん、根腐れしちゃ、あっ!花子っ!花子しっかりしてっ!花子ぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!」 〜絢瀬絵里ちゃんの ちょっといい話〜
絵里「この前、亜里沙が夏風邪をひいちゃったの」
絵里「暑い、寒いってずっとうわ言のように繰り返してて……とても辛そうだったわ」
絵里「布団をかければすぐ跳ねのけちゃうし、氷枕を敷いてあげれば寒さで震えたり……看病に困ったわ」
絵里「でも、可愛い妹の為に何とかしてあげたいって、その時は必死だったの」
絵里「そこで、私は一つ名案を考えたわ」
絵里「亜里沙が暑いと言えば冷房にして、寒いと言えば暖房に切り替える」
絵里「これを繰り返せば、亜里沙の温度調整は上手くいくはず……そう思って、私はエアコンのスイッチを握りしめた」
絵里「一日中、冷房と暖房のタッグマッチよ。私も辛い戦いだったわ」
絵里「でもその成果があったみたいで、亜里沙の風邪は次の日に治ったの!姉として役目を果たせて本当に良かったわ」
穂乃果「……そっか、だから絵里ちゃんの家のエアコンうんともすんとも言わないんだ……」 ムワァ…
絵里「ええ……しかも電気代がとんでもない事になっちゃって……しばらく……家全体が節電よ……」 モワァ… 〜やざわけのにちじょう〜
こころ「お……お姉さま……」 プルプル
にこ「こころー素麺茹であがるから氷準備してー」
こころ「氷がっ……氷がありませんっ!!!!」
にこ「はぁ!?何で!?誰よ最後氷切らせて作ってなかったのは!?」
ここあ「えー?私ちゃんと残しといたよー?一個だけ」
虎太郎「氷、美味かったー」
にこ「犯人はあんた達かぁーっ!一個残しだなんてセコいことしてんじゃないわよ!」
こころ「ど、どうしましょう!?氷が無い素麺だなんてみりんの入っていない肉じゃがと同じですお姉さま!」
にこ「例えが分かりにくいっ!とにかく氷無しで冷やす方法を考えるのよ!」
ここあ「あっ!そう言えばこの前テレビでスイカに濡れた新聞紙を包んで扇風機の前に置いておくと冷えるって言っていました!」
にこ「なるほど!でも素麺よ!?どうするのよ!?器に移して器ごと包み込むの!?」
ここあ「えーうちの扇風機ほこり溜まってるよー?絶対汚い」
にこ「くっ、仕方ない……ほらみんな!団扇持って!矢澤家の快適な夕食を守るのよ!」
こころあたろう「おーっ!」
にこママ「ただいまー……はぁ〜つかれた……何やってるの?」
にこ「ママ!ママも手伝って!素麺!素麺冷やしてるの!」
こころ「も、もう手が限界ですぅ〜!!」
ここあ「ハァ…ハァ…何で水分切って冷蔵庫に入れないの……?」
虎太郎「ふーっ!ふーっ!ふぅぅぅぅぅぅーっ! ……べくちっ!?」 ベシャ 穂乃果「ふぃ〜あっち〜ぃ」 バサバサ ヌギヌギ
海未「はぁ……この暑さだと着替えが幾つあっても足りませんね」
ことり「ホントだね〜……あーもう一着しかないよ」
穂乃果「……」 クンクン
海未「穂乃果、やめなさい」
穂乃果「え!?いやだってっ!自分の汗の匂いって気になるじゃん!?」
海未「見た目的にも衛生的にも最悪なのでやめろと言っているのです!」
穂乃果「いや分かってるけどね!?探求心が抑えられないの!」 クンクン
穂乃果「うわ何これっ!?汗と餡子の匂いが混じった匂いだっ!うえっ!?」 クンクン?
海未「やめなさいと言っているでしょ!ほら早くポイしなさい!ポイって!」
穂乃果「いやこれスゴいよ!?海未ちゃん一回嗅いでみて!ものすっごいからほんとっ!」 グイグイ
海未「うわっ!ちょっ!?何考えてんですか!?最低ですね貴女!?ちょっと!やめなさいっ!」
ことり「う、海未ちゃぁんっ!ことりの……ことりの腋の部分っ……セロリみたいな匂いがするっ……!」 ポロポロ
海未「ことりまで何してるのですか!?知らないですよそんなのっ!?」
ことり「だってっ……!だってっ……!ちゃんとケアしてるのにっ……!エ○トフォー……!こんなっ……こんな匂いまき散らしてただなんてっ……!」 ボロボロ
海未「ああああもうっ!汗と混じったらそんな匂いになるに決まっているでしょうっ!ほら二人とも鞄に直しなさい!あっちょっとこっちに向けな」
花陽「……」
花陽「二年生が……お互いの腋汗の臭い……嗅ぎ合ってる……?」
花陽「へ、へ、変態ですぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!!!!!!」 ダッダッダッダ! 〜まきちゃんちの お?ふ?ろ〜
凛「わーい!真姫ちゃんちのお風呂で水風呂だにゃー!」
ザブーンッ!
真姫「わっ!?」
凛「くあぁ〜気持ちいいにゃぁー!」
真姫「ちょっと凛!いきなり飛び込まないでよ!」
凛「いいじゃんいいじゃん凛達以外誰も居ないんだしー」
真姫「あ、貴方ねぇ……」
凛「いやぁーやっぱり夏は水のお風呂だよねー」
凛「これから毎日真姫ちゃんの家に入りに来ようかなぁ〜♪」 バチャバチャ
真姫「……ねぇ凛、こんな話知ってる?」
真姫「水風呂はね……命を縮めるのよ」
凛「えっ」
真姫「人間の身体はね……温度の急激な変化に対応するのに時間がかかるの」
真姫「今まで高かった体温を水風呂で急に下げてしまうと、身体は体温を保とうとするの」
真姫「その時、何処に負担がかかるか知ってる……そう、心臓よ」
真姫「心臓が一生懸命、身体に働け働けと命令して……ほら、その証拠に、動悸が激しくなってない?」
真姫「そんな事が毎日毎日続いたらどうなるのかしらね……ふふっ……心臓、疲れて止まっちゃうかも」
凛「ひ、ひぃぃぃぃぃぃっ!?り、凛もう上がるねっ!」
真姫「あら、いいの?水風呂って体動かしたときが一番冷たいわよ?凛の心臓、びっくりしちゃうかも……」
凛「いやあああああああ出られないにゃああああああああああああっ!!!?!??!?!!」 ガタガタガタガタ
希「真姫ちゃん、そろそろ凛ちゃんいじめるの止めてあげてな?」 ‐花火‐
ヒュルルルル……
ドーンッ!パラパラパラ……
ことり「たーまやぁ〜っ」
希「うわぁ〜お見事っ!」
絵里「やっぱり夏と言ったら花火よねぇ」
海未「はぁぁ……毎年観ても全然飽きないですねぇ……」
穂乃果「そう言えば、花火一発の値段っていくらなんだろう?」
にこ「え?コンビニでも買えるくらいだから一発500円くらいじゃないの?」
凛「かよちん知ってる?」
花陽「ええっ!?ちょ、ちょっと待ってね……ええっと……」 ポチポチ
花陽「調べによると、小さいので2万円くらいで、中くらいのだと10万から20万するみたいです」
穂乃果「ええっ!?そ、そんなに高いの!?」
にこ「ちょ、ちょっと!じゃあさっきの花火で10万円くらい消えたわけ!?」
花陽「う、うん……多分」
花陽「あ、大きいので最大80万円もするんだって」
穂乃果「ちょおおおおおっ!?凄い!花火高いっ!」
凛「あ、あんな10秒持たないものに80万だなんて頭おかしいにゃああああ……!」
ヒュルルルル……ドーンッ!
穂乃果「あっ!消えた!今10万円くらい消えたっ!」
にこ「あの一発!あの一発があればっ!半年は暮らせるのにっ!」 ヒュルルルル……ドドーンッ
凛「ああああっ!今の絶対50万くらいのでかさだにゃ!酷いっ!税金の無駄遣いにゃあっ!」
穂乃果「次っ!次50連発だってよ!?500万!500万が吹っ飛ぶんだっ!うわああああっ!!」
絵里「ねぇ、あの三人黙らせてきて」
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