善子「親睦を深めるって何をしたらいいの?」 [無断転載禁止]©2ch.net
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前回圧縮で落ちたから安価部分以外を書き溜めしての再挑戦 善子「Aqoursの衣装製作班に1年生からは私とルビィちゃんが選ばれたけど……」
善子「ルビィちゃんとは二人だけで話す機会がなくて今の関係が良好だとはお世辞にも言えないから」
善子「親睦を深めないとダメよねって思って家に遊びに来るよう誘ってはみたけど」
善子「肝心の何をして親睦を深めたらいいのかが全然わからないのよね」
善子「今日の目標は気兼ねなくルビィちゃんと話せるようになれたら、って思ってるんだけど」
善子「う〜ん……なりきりなんてしてみたらいいのかな?」 善子「ルビィちゃんにはこのヨハネのようになってもらうなりきりをしてもらって」
善子「うまくできてるなら正式にリトルデーモンとして任命したりなんかして」
善子「……うん、いいかも」
善子「うまくいけば距離を縮められる気がするわ」
善子「そうしたらルビィちゃん、じゃなくてルビィ、なんて気軽に呼び捨てできるようになっちゃうかもしれないわね」
善子「他には何をしたらいいのかしら、さすがにこれだけじゃ間がもたないわ」
善子「あと二つ、全部で三つは何かをしたいところよね」
善子「次は……儀式をしてみようかな?」 善子「ルビィちゃんにヨハネになりきってもらってからの儀式、完璧すぎる流れじゃない?」
善子「私ったらこういうことを考えるの向いてるのかしら」
善子「これはもうルビィちゃんとは仲良くなれたも同然よね?」
善子「……だけどここで気を抜いちゃ堕天使失格、詰めが甘いわ」
善子「さらにダメ押しのもう一手が必要よ」
善子「だから最後はお泊まりをするわ!」 善子「高校生といえばお泊まり会というものをよくやるみたいね」
善子「これでルビィちゃんとの関係強化もバッチリ」
善子「生まれ変わった私たちを見て驚くみんなが目に浮かぶようだわ、明日が楽しみね」
善子「そうと決まればルビィちゃんが家を出る前に着替えを持って来るように連絡しておかないと」ポチポチ
善子「……お家が厳しいらしいけど前もって言っておけばお泊まりも許してくれるよね?」
ブーブー
善子「きた、ルビィちゃんからの返事は……」
ルビィ『わかりました、お家の許可も出たので着替えを持って行きます』
善子「許しが出たみたいでとりあえずは一安心ね」
善子「それにしても他人行儀な文面、同じメンバーなのにこれはダメだと思うし絶対に今日は成功させないとね」
───────
─────
─── 善子「…………」ソワソワ
善子「……」チラ
善子(15時、そろそろ約束の時間ね)
善子「フフッ、早く来ないかしらルビィちゃん」
ピンポーン
善子「!?」ハッ
善子「は、は〜い!」ダッ
善子「宅配便だったわ……」ズーン... ピンポーン
善子「今度は本物よね?」タタッ
ガチャ
善子「ここが私の部屋よ、あがって」
ルビィ「わぁ、おじゃまします」ペコ
ルビィ「そうだ!コレ、お世話になるから持って行きなさいって」スッ
ルビィ「今日は呼んでくれてありがとう」
善子「そんな、気にしなくてもいいのに……」
善子「だけどありがとね、コレは後でいただくわ」
ルビィ「エヘヘ、中身はプリンだよ」
善子「そうなの?楽しみだわ」
ルビィ「……」ジー
善子「?」
ルビィ「……」ジー
善子「もしかして……ルビィちゃん、食べたいの?」
ルビィ「エヘヘ……///」 よしルビ「「ごちそうさまでした」」
ルビィ「おいしかったー♡」
善子「滑らかな口当たりに濃厚な味で、コレもしかしてお高いんじゃ?」
ルビィ「そうなのかなぁ?でも、普段食べてるのよりも美味しかったかも」
善子(手土産だから高級な物を、ってところかしら?)
善子(話には聞いてたけど、やっぱりルビィちゃんはいいとこのお嬢様なのね)
善子「さて、今日はルビィちゃんとやってみたいことをいろいろ考えたんだけど」
ルビィ「そうなんだ、ヨハネちゃんありがとう」
善子「一息ついたところだし、はじめましょう?」 善子「じゃあ、今言った通りにやってみて?」
ルビィ「う、うん……コホン」
ルビィ「はぁい、みんな♡伊豆のビーチから登場した、輝くtwinkle☆スター、みんな待望のニューカマーはこのルビィだよ♪待ってくれた?」
善子「…………」ニッコリ
ルビィ「…………///」カァー
善子「続けて?」
ルビィ「ルビィは──こう見えて元は天使だったんだぁ♡スゴイでしょ?」
ルビィ「でも、なーんにも悪いことしてないのに、いつの間にか堕天使にされて──今ではすっかり、カラフルな悪の魅力を振りまくアクマになっちゃった♪きゃはっ♡」
善子「う〜ん、何かが違う……さっきの『きゃはっ♡』のところ、『あはっ♡』に変えてみて?」
ルビィ「う、うん……」
ルビィ「カラフルな悪の魅力を振りまくアクマになっちゃった♪あはっ♡」
善子「すごくしっくりくるわ!完璧よ!」
ルビィ「あ、ありがとう……?」 善子「それからそれから」
ルビィ「え、え〜っと……」
ルビィ「みんな、この際、思う存分ど、ドキドキ……む、ムラムラ……して?///」ボフッ
善子(ルビィちゃんがムラムラとか、絶対言わなさそうなのに)
ルビィ「うぅ……///」モジモジ
善子(顔を真っ赤にして、モジモジして……)
善子(なんだかズルいわね、こんなの絶対カワイイじゃない) ルビィ「よ、ヨハネちゃん……もういい?ルビィ、これ以上はむりだよぉ///」
善子「そ、そうね、よく頑張ったわありがとう」ナデナデ
ルビィ「エヘヘ///」
善子(こう、つい撫でたくなるような衝動に駆られるわね)
善子(妹がいるとこんな感じなのかな?)
ルビィ(ヨハネちゃんって>>14) ルビィ(ヨハネちゃんって大きい)
ルビィ(背の高さじゃなくて、それに背ならルビィとそんなに変わらないし)
ルビィ(なんだろう……ルビィよりも心が大人なのかな)
ルビィ(同い年なのに大きい、大人だって感じちゃう)
ルビィ(それにナデナデなんてお姉ちゃんにしてもらった覚えないし)
ルビィ(…………善子お姉ちゃん)
ルビィ(なんちゃって……エヘヘ///)
ルビィ(……善子ちゃん、なんて言ったら怒っちゃうのかな?) 善子「22時、そろそろいいかしら」
ルビィ「そろそろって?」
善子「フフッ、いつもと比べるとまだ早い時間だけど」
善子「次は私がいつもやってる儀式に付き合ってね」
ルビィ「ぎ、儀式?そんなことしてるの……?」
善子「ええ……と、言いたいところだけど」
善子「いつも準備してる途中で寝ちゃって最後までできた試しがないの」
善子「だけど今日はルビィちゃんがいるから寝ちゃいそうになったらヨハネのこと起こしてね?」
ルビィ「えっ……でも、ルビィ多分ヨハネちゃんより寝ちゃうの早いと思う」
善子「と、とりあえずやるだけやってみましょう?」
ルビィ「寝ちゃわないようにがんばるね」 善子「で、最後にこうしてロウソクを並べていって……」テキパキ
ルビィ「うん……」ウトウト
善子(ルビィちゃん眠たそうね……無理させるわけにもいかないし、今日も儀式失敗か)
善子(とりあえず形だけでも最後までやった風を装いましょう)
善子「これで準備は終わり、後は悪魔に祈りを捧げるの」
ルビィ「あ、あくま?あくまだなんてルビィこわいよぉ……」ウトウト
善子「大丈夫よ、もし本当に悪魔が現れたとしても私が守ってあげる」
善子「だからもう少しだけ頑張って、ね?」ニギ
ルビィ「ヨハネちゃんのて、あったかい……ルビィのこと、まもってね?」ウト...ウト...
善子「任せて、さあ、祈りを」ブツブツ
ルビィ「あくま……おねえちゃん……」ウト...
善子(……………………聞かなかったことにしましょう)
ルビィ(ヨハネちゃん……>>19)ウト... ルビィ(ヨハネちゃん……だいすき)ウト...
ルビィ(じゅんびのとちゅうなのにおわったなんてうそついてきづかってくれて……)ウト...
ルビィ(ルビィ……とってもうれしいよ……)ウト...
ルビィ(ルビィがおきてられないダメなこだから……ヨハネちゃんにもめいわくかけちゃって……)ウト...
ルビィ(ごめんなさい……それと……ありがとう……)スヤァ... 善子「ルビィちゃん、ルビィちゃん」ユサユサ
ルビィ「ん……」パチ...
善子「ごめんね起こしちゃって、布団敷いたからそっちに移動してもらえる?」
善子「そのままだと風邪引いちゃうかもしれないし」
ルビィ「ありがとう、ヨハネちゃん」ノソノソ
善子「…………」
善子「ねぇ、私も一緒の布団で寝てもいい?」
ルビィ「うん、いっしょに寝よう?」 善子「今日はありがとね、私の我儘に付き合ってくれて」
ルビィ「ううん、普段のヨハネちゃんがどう過ごしてるのか知ることができたから」
ルビィ「ルビィの方こそ、ありがとう」
善子「……フフッ」
ルビィ「エヘヘ」
善子(…………いい雰囲気じゃない?)
善子(これなら……)
善子「あのね、ルビィちゃん」
ルビィ「なぁに?」
善子「本当はこういう事って仲良くなって自然と変わっていくんだと思うけど」
善子「ヨハネはあまり友達がいなかったから、その……距離感がうまく掴めなくて……」
ルビィ「…………」
善子「だから……聞いちゃうけど、これからはルビィちゃんのこと……『ルビィ』って呼んでもいい?」
ルビィ「>>24」 ルビィ「嬉しい」
善子「ルビィちゃん?」
ルビィ「ルビィね、もっとヨハネちゃんとお近づきになりたいって思ってたんだぁ」
ルビィ「だから、今日ヨハネちゃんにお呼ばれしていい機会だって、もっと仲良くなるんだって」
ルビィ「そう意気込んで来たから、ヨハネちゃんがルビィの事を呼び捨てで呼びたいって」
ルビィ「それって、ヨハネちゃんもルビィと同じ気持ちなんだってことでいいんだよね?」
善子「そう、そうなの……私もルビィちゃんと同じ、ルビィちゃんともっと仲良くなりたいから」
善子「だから今日はルビィちゃんを呼んでお泊まりしようって考えて──」
ルビィ「ルビィ」 善子「え?」
ルビィ「ルビィちゃんじゃなくてルビィだよ、ヨハネちゃん」
善子「いいの?呼び捨てでも」
ルビィ「いいんだよ、お友達だもん」
善子「じゃ、じゃあ……コホン」
善子「ルビィ」
ルビィ「うん」
善子「ルビィ!」
ルビィ「うん!」
善子「フフ、さっきはあんなにおっかなびっくり聞いたのに」
善子「こんなにも簡単なことならもっと早くに行動するべきだったわ」 ルビィ「ルビィも……」
善子「ん?」
ルビィ「ルビィもヨハネちゃんから言われるのを待つんじゃなくて」
ルビィ「自分から向かっていくべきだったなぁ」
善子「…………まあ、いいじゃない過ぎたことは」
善子「それに、大事なのはこれからでしょ?」
ルビィ「ヨハネちゃん…………うん!」
善子「と、言うわけでルビィにはこれからヨハネのリトルデーモンになる為のレクチャーを受けてもらうわ」
ルビィ「…………うん?」
善子「ヨハネはルビィにリトルデーモンの素質アリと見たわ」
善子「これからはビシビシとシゴいて立派な小悪魔にしてあげる♪」 ルビィ「え……?えぇと、ルビィはちょっと辞退しようかなって……」
善子「いいのよ、遠慮なんかしなくても」ゴソゴソ
ルビィ「遠慮してるわけじゃなくて……」
善子「見て」ジャン
ルビィ「これは?」
善子「ヨハネの正装、とでも言うのかしら」
善子「ゆくゆくはルビィにもこれを着てもらうわね」
ルビィ「えええぇぇぇ!?る、ルビィにはこんな大胆な服はむりだよぉ!」
善子「これ、自作なの」
ルビィ「!?」
善子「わかるわ、Aqoursの衣装リーダーとしての血が騒ぐのよね」
善子「あまりに堕天使らしくないデザインの場合は口を出すけど、基本的にはルビィの好きにデザインさせてあげる」
善子「悪い話じゃないでしょ?」
ルビィ「……………………うん」
善子「フフッ……」
───────
─────
─── ルビィ「よっちゃん、今日は梨子ちゃん曲と詞の最終調整で手が離せないからこっちは手伝えないって」
善子「それなら仕方ないわね、今日の衣装製作は二人でやりましょう」
ルビィ「そろそろ完成が近づいてきたし、後はルビィ達だけで仕上げて梨子ちゃんの負担を減らしてあげるってどうかな?」
善子「いい案じゃないルビィ、作曲に衣装製作と二つも担当で大変だものね、梨子ちゃんにそう伝えてっと」ポチポチ
善子「これでよし、被服室に行くわよ」
ルビィ「うん!」 ルビィ「ねえねえ、この後よっちゃんのお家にお邪魔してもいい?」
善子「別にいいけど、今から衣装作りをするのに家でもまた?」
ルビィ「エヘヘ、だってあっちももう少しで完成なんだもん」
ルビィ「ルビィのリトルデーモンの衣装」
善子「むぅ……」
ルビィ「……いいって言ったのはよっちゃんだからね?」
善子「わかってるけど、わかってるけどぉ……」
善子「ヨハネみたいに肩は丸出し、胸元だって大胆に見せちゃえ!とまでは言わないけど」
善子「少しくらいは露出を頑張ってくれると思ったのに……」
善子「まさかの長袖」
ルビィ「ああいうのを着るのはルビィにはまだ早いから……」
善子「!?」 善子「まだ?まだってことはいずれはそういうのも着てくれるってことよね?」
ルビィ「えっ!?それは……言葉の綾っていうか……」
善子「…………見たいなぁ、ヨハネ、ルビィの大胆な衣装が見たいなぁ」
善子「きっと、その幼い顔立ちとのギャップがいい効果を生んですごく可愛いんだろうなぁ」チラ
ルビィ「かわっ!?///」ボッ
善子「見たいなぁ……ルビィの(エロ)可愛い姿が……」
ルビィ「…………いいよ///」ボソ
善子「え?何か言った?」ニヤリ
ルビィ「よっちゃんがそこまで言うならもう少しだけ露出を増やしてみる」
善子「フフフ……」ゴソゴソ 善子「じゃあ、早速あの長袖はパージしちゃってノースリーブにしちゃいましょう」
善子「コレ、衣装のアレンジ案」スッ
ルビィ「なっ!?」
善子「案外見られるのもキモチイイものよ?」
善子「ヨハネが思うにルビィ最大の武器はこの肉付きのいい太ももだけど……」サスサス
ルビィ「よっちゃん!///」
善子「サブウェポンとして、腋も戦力に加えましょう?」
ルビィ「うぅ……わかった、約束だもんね」
善子「フフッ、ヨハネも部活が終わった後の楽しみができたわ」
ルビィ「……よっちゃんには敵わないなぁ」 善子「…………ルビィちゃん」
ルビィ「?」
善子「あの日から始まったのよね、今の私たちの関係」
ルビィ「そうだね」
善子「あの日、ルビィちゃんからルビィになって」
善子「ルビィはルビィでいつの間にかヨハネちゃんからよっちゃんになってたわね」
ルビィ「ダメだった?って聞くまでもないよね」
善子「もちろん、イヤだと思ったらハッキリと言うわ」
善子「だってそれが……友達ってものでしょう?」 おしまい
前回は圧縮に巻き込まれて途中で落ちちゃって申し訳ないです 乙乙( c||^ヮ^||
段階踏んで仲良しになっていく過程がいい…… 乙乙( c||^ヮ^|| っていいな
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