ことり「100年に100回100の友情」 Vol.2 [無断転載禁止]©2ch.net
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まさか落ちてるとは
しかも立て直しされてるとは…
せっかく立ててくれたんで完走させます
24時間更新無しで落ちるんじゃなかったっけ 楽しみにしてるんで保守するんでなんとか書ききっていただきたい ことり「ふぅ…そろそろ一休みしよっか」
花陽「うん、わかったよ〜」
ことり「そういえば」
ことり「花陽ちゃんはどうしてあんな所にいたのかな?」
花陽「えっと…それは…」
ことり「あっ言いづらいことだったら無理しなくていいよ」
花陽「えっとね…花陽は家族を探しているんです。離れ離れになっちゃって…」
ことり「そうだったんだ…辛かったね。最後にお家の人と話したのはいつ?」
花陽「だいぶ前だよ。それに」
花陽「本当はね、多分もう見つからないんだ」
ことり「ええっ⁉どうして?」
花陽「だって木の精は人の手によってほとんどが滅んじゃったんだから…」
ことり「人の手…?」
花陽「むやみに木を切る人間が増えて私たちは依代が無くなっちゃったからね、でもそれは仕方のないことだよ」シュン
ことり「…私は今まで全然外に出なかったんだ。だから今も色んなことに驚かされることばかりだよ。それは嬉しくて、楽しくて、とても幸せだと思うけど」
ことり「でも、今はね…知らないって恥ずかしいと思った。誰かがお家を奪われて泣いているのに私は何も知らずにのうのうと生きてたんだって…なんだか情けないよね、ごめんなさい」
花陽「こ、ことりちゃんが謝ることじゃないよ!元々永く続くものでもなかったんだし」
ことり「でも私がそのことを知っていたらもしかしたら花陽ちゃんの家族は自由に生きられたのかもしれないんだよ!」
花陽「…!なら、一つ約束して」
ことり「なんでもいいよ。私に出来ることなら」
花陽「騎士さんと再会出来たら…木を植えてください」
ことり「…?そんなことでいいの?」
花陽「うん、それで十分」ニコ ことり「木かぁ…立派に成長するまで何百年とかかるんだよね」
花陽「うん。お母さんの大事にしてた木は一際高かったよ」
ことり「…そ、そうだったんだぁ」
ことり(ごめんね。なんて声をかけたら良いのかわからないよ)
花陽「なんだかお腹すいてきたね」
花陽「あ!あの花の蜜甘いんだよ」
ことり「ねぇ、花陽ちゃん」
花陽「うん?」
ことり「花陽ちゃんは…悲しくない?寂しくないの…?」 海未「……」
真姫「…ねぇ」
海未「………」
真姫「ちょっと!聞いてる⁉」
海未「はっ⁉すいませんでした。つい無心になってしまい」
真姫「はぁ…はぁ…私、さっきからずっと小走りなんだけど」
海未「気をつけます…」
真姫「大体そんなに急がなくったっていいじゃ…⁉」
海未「真姫?どうしたのですか?」
真姫「あ…あ…あれ…」
海未「向こうに見える方達がどうかしましたか?」
真姫「い…や…」ガタガタ
海未「真姫…?」 真姫「あいつら…」
海未「あの方々と過去に何か?」
真姫「私の…親戚よ…」
海未「血が繋がっているのですね、それなのにどうしてそんなに怯えているのですか?」
真姫「私には居場所がないから」
海未「居場所…?」
真姫「ずっと迫害されてきたわ…親、親戚、その他知らない隣族にまで…」
海未「なんてことを!」
真姫「赤毛の子は悪魔の申し子なんて言って初めはただ距離を置かれるだけだった。次第に暴行を繰り返されて辿り着いたのが…魔女の家よ」
海未「そんなこと許されません!私が彼らを一捻りしてやりましょう」
真姫「やめて!」
真姫「もういいの。関わりたくないから…」
海未「…いいのですか?」
海未「彼らはきっと過ちを繰り返すでしょう」
真姫「もう、勝手に滅びたらいいわ。過去に自分たちが徒らに滅ぼした者たちのように…」
海未「な、何処かの一族を滅ぼしたのですか?」
真姫「木の精カヨ族を滅ぼしたのは彼等の仕業よ。もしかしたら生き残りがいるかもしれないけれど、きっとさぞかし恨んでいるわ」 -南方-
花陽「ねぇ、お昼食べよ?」
ことり「あ、うん!」
ことり(どうしよう…上手く笑えなくなっちゃったよ…)
花陽「今日はね、じゃーん!おにぎりです!」
ことり「………」
花陽「あれ?どうしたの?」
ことり(この子は強い子なんだ。私は好きな人と1年に一度しか会えないというだけで泣き喚いたのに、花陽ちゃんはもういないから、家族に会えないんだもんね…)
ことり「…ありがとうここまで付いてきてくれて」
花陽「えへへ、いいのいいの」
ことり「いただきまーす!」
花陽「あー!ちょっと待ってください!」
ことり「っ!な、何?」
花陽「温めます!その方が美味しいよ」
花陽「えいっ」ボオッ
ことり「すごい…流石精霊さんだね」
花陽「うん!じゃあ今度こそいただきまーす」 ことり「あ…」
花陽「ここです」
ことり「着いたんだ…意外と早かったね…」
花陽「相変わらずゴワゴワしていますね」
ことり「聞いた通りだからすぐにわかったよ」
ことり「この、大きな谷…」
ことり「どうしたら渡れるのかな?」 -北方-
海未「真姫、行きましょう」
真姫「ええ…」
海未「…未練に終止符を打ちますか?」
真姫「だから、いいって言ってるじゃない」
海未「でしたら、どうして止まっているのですか?」
真姫「わからない…」
海未「ここまで同伴してくれたのですから、多少の寄り道はかまいませんよ」
真姫「…行きましょ」
海未「はい、引き続きよろしくお願いします」 海未「おや、霧が濃くなってきましたね」
真姫「近くってことよ。目的地」
海未「ほっ本当ですか?」
真姫「もちろん。でも気をつけなさいよ。行き過ぎると底なしの峡谷に落ちて即死だから」
海未「それは気をつけなければ…」
海未「…?待ってください」
海未「目視困難な谷というのは…どう越えればいいのでしょうか?」
真姫「…し、知らない」
海未「なっ⁉冗談ですよね…?」
真姫「私はてっきりここまで来ればオッケーなんだと思ってて…」
真姫「でも途中でやっぱおかしいって思ったり…」
海未「そ、そんなぁ…渡る方法はないのですか?」
真姫「どうしましょう…」
海未「せめて橋でもあればいいのですが…」
真姫「橋?」 真姫「この濃い霧を凍りつかせば、足場になるかしら」
海未「それは名案です!是非ともお願いします」
海未「…⁉絵里さんから頂いた硝子が光って…?」
真姫「きっと力を貸してくれるのよ。はっ‼」キ-ン
海未「す、凄いです…見事に谷に氷山が生まれました!」
真姫「でもあれだと向こうへ渡るには厳しいわね…」
ことり「ううっ寒っ!何があったの?」
花陽「あっ!見て!谷底から氷山が‼」
ことり「うわぁ綺麗…べくちっ!」グス
花陽「あっ大丈夫?風邪ひかないようにね」
ことり「うん、ありがとう……ねぇ、花陽ちゃん」
花陽「何?」
ことり「この氷山をこの前みたいに花陽ちゃんの熱で暖めたらどうなるかな?」
花陽「うーん多分多量の水になっちゃうね〜」
ことり「それなら…川にならないかな…?」
花陽「あっ!」
ことり「泳いで渡れるかもしれないよ!」
花陽「やってみます!えいっ‼」ゴオオ
ことり「…あんなに絶望的だった光景に、希望が見えてきたよ」 海未「わぁっ⁉…おや?氷山が…川に…‼」
真姫「この力…きっとカヨ族ね」ドンッ!
バシャ-ン!
海未「わっ真姫⁉何するのですか⁉」
真姫「急激な温度変化でこの後暴風が吹き荒れるわ!その前に行きなさい‼」
海未「ぷはっ…わ、わかりました!真姫、長いお付き合い心から感謝します‼」
真姫「わかってる!きゃっ‼」
海未「真姫ーーー‼」
海未「私も…まずいですぅ…」
花陽「ことりちゃん!行って‼」トン
ことり「花陽ちゃん…ありがとう!」
花陽「怖いかもしれないけど、川に飛び込んでください!きっとあなたの大切な人が助けてくれますから!」
ことり「うん、行くよ!ありがとう…本当に本当にありがとう‼」
花陽「また会おうね〜!」
ことり「なっ流れが思ってたよりも速いよ…‼」
ことり「どうしよう…どこか掴まれるかな…」
ことりさん!ことりさーーん‼
ことり「……‼」
海未「はぁ…はぁ…掴まってください!」
ことり「うん‼」ポロポロ
真姫「これで一安心ね。あとは…」 花陽「赤毛の…ヒト?」
真姫「ううん、もう違うわ。ヒトの私はもう生命の灯しが消えてしまった。今は動く人形、魂の器みたいなものよ」
真姫「でも、ごめんなさい。あなた達精霊を滅ぼしたのは確かに私の一族よ」
花陽「そうだったんだぁ…」ギュッ
真姫「なっ何よ?」
花陽「手…冷たいね。北国の魔女の力でしょ?」
真姫「…!何故あなたがそれを…⁉」
花陽「私も南国の魔女にお世話になったから」ニコ
花陽「すごいね、氷の力でこっち側まで来てくれたんだ。ありがとう」
真姫「…あなたは私を恨まないの?」
花陽「もうそんなの疲れちゃったよ。いいの」
花陽「びっくりしたよ。暴風を止める連携がぴったりで、一瞬だった」
真姫「私もよ。すごいのね、あなた」
花陽「ゆっくり話そう。2人がまた離れなければいけなくなるまで」
真姫「ええ、私もそう言うつもりだったわ」 海未「すごい速さですね…しっかり掴まってくださいね」
ことり「ありがとう…わっ?希ちゃんからもらった硝子が光ってる…」
ことり「動いてるよ。どうしたんだろう」カタッカタッ...
ピカッ
希「2人とも本当にお疲れ様。もう大丈夫やから」
ことり「えっ⁉希ちゃん…⁉」
希「は、速いなぁこの川…よし!」キラッ
希「乗って!引っ張るから腕貸して!」
海未「わわっ!」
ことり「ん、よいしょ」
ことり「すごい!硝子の舟かぁ!」
海未「ありがとうございます!」
希「空を見てごらん」
ことり「わぁ…奇麗‼」
海未「素敵です…」
希「満天の星空に流れる川…中々ロマンチックやね。天の川とでも名付けよっか」
希「さーてこの前一気に行くから気つけな〜!」
海未「何処へ向かうのですか?」
希「…うちらの始まり」
ことり「……‼」 −硝子の楽園−
希「到着」
ことり「これが…硝子の楽園…」
海未「この世の物とは思えませんね…」
希「透明な世界は全てを見透かしてしまう。だから心の奇麗な人間しか足を踏み入れることはできないんよ」
ことり「………」
海未「思わず、言葉を失います…」
希「だと思う。何処から何処までもこの通りやから…」
希「ああ、ようやく辿り着いた…約束の場所」
キラリ...
海未「硝子の氷の結晶が…‼」
希「悪いけど、借りてええ?」
海未「あ、どうぞ」スッ
希「ありがとう」
希「ごめんえりち…うちのワガママ聞いて?」ズズ...
絵里「…⁉ぐっ…」
絵里「あ…うう…苦しい…」
絵里「誰かが引っ張るような胸の痛みなんて初めてよ…うっ!」
絵里「強い呪力が…私を引っ張ってるわ…‼」
絵里「誰なの…希…?」 ズズズ...
希「もうちょい…」
絵里「っ!はぁ…はぁ…」
希「えりちっ‼」
絵里「希…」
希「やっと会えた…!ずっとずうっと寂しかったんよ⁉」ダキッ
絵里「…希。あのね」
希「うんうん、何?」
絵里「やっぱり私はまだ向こうへ残らなきゃいけないと思うの」
希「…⁉な、なんで?」
絵里「私にはこの子たちを見守る義務があるわ。2人の今後が、今は気になって仕方ないの」
海未「絵里さん…」
希「そ、そっか…えりちは、い、いつも悪戯好きな癖に誰よりも優しいからなぁ…」
希「うっうっ…いつになったらまた手を繋いでくれる…?」ポロ...
絵里「っ……」
海未「絵里さん」
絵里「海未…何?」
海未「私たちは大丈夫です。これからも逞しく生きていきます。だから安心してくださいね」
絵里「バカね…ホントバカよ…あなた」ガバッ 海未「わわっ⁉」
絵里「ありがとう…‼本当は…希とずっといたい!でもあなたたちともずっといたかったから、どうしたらいいのかわからなかったの…」ポロ...
絵里「でも、ごめんなさい。私は希と一緒に、この楽園を支えることにするわ」ポロポロ
絵里「真姫のこともよろしくね。あの子すっごく寂しがりやだから独りになるとすぐ泣いてしまうのよ。それから、それから…」
絵里「いつかまた思い出してね。2人の硝子の魔女のこと」ニコ
海未「忘れません!いつまでも忘れませんから‼」ポロポロ
ことり「希ちゃん、どういうこと?」
希「ことりちゃんにはあんま詳しく言ってなかったっけね。ごめん、これでお別れや…」
ことり「…⁉ど、どうして?」
希「うちとえりちはこの楽園を維持する為に、この地と一体化することに決めたんよ。大丈夫、2人一緒なら怖くないよ…」
ことり「…だっダメ!ダメだよ!私まだ希ちゃんに聞きたいこと山ほどあるのに!知りたいこと沢山あるのに‼行かないで!」
海未「ことりさん…」
ことり「嫌だよ…こんなに早くお別れなんて…‼海未ちゃんも何か言ってよ‼」
海未「彼女たちの決めたことです。私たちにとやかく言える権利はありませんよ」
ことり「そんな…」
海未「私だって絵里さんとのお別れは身が引き裂かれるほど辛いですよ!ですが…何百年振りに再会出来た2人の世界を誰が干渉出来ますか?」
ことり「っ…そうだね。私たちは、1年に一度は会えるのに…希ちゃんたちは本当は決して会えないんだよね…」
希「ごめん、ホントにごめんなことりちゃん。うち、ことりちゃんと一緒に過ごしてた毎日はいつの日でもはっきり思い出せるくらい充実してた。ありがとう…」
ことり「こちらこそ…あ、ありが…と…うっあああぁぁぁん‼嫌だよぉ…離れたくないよぉ…!」ポロポロ...
海未「絵里さん、あなたには感謝してもしきれません。本当に何から何までよくしてくださりありがとうございました!」ニコ
絵里「海未は強いわね。別れ際でも笑顔でいるのって素敵よ。織姫をずっと守ってあげて」
海未「わかりました!お元気で!」グッ
海未「うっ…すみません…」ポロ...
絵里「あらら…ふふっありがとう。長生きしてね」
希「…えりち、そろそろや」
絵里「わかったわ」 凛「もういいの?」
絵里「ええ、後は2人に任せるわ」
希「きっと幸せに暮らすはずやから…」
凛「それでは、2人手を繋いで…」
絵里「希!」ギュ
希「えりち!」ギュ
希「硝子の理想郷は、2人の魔女が還る時、透明な楽園から綺麗な白百合が咲き誇る花園へと変わりましょう」
絵里「硝子の花園…永遠に枯れない純愛の世界。その美しさはこの世の物とは思えないほど」
希「支えましょう。禁忌を犯し、硝子に呪われた幸福の木を」
絵里「抱きしめましょう。2人の口づけした林檎の成長した姿の木を」
絵里・希「今こそ、楽園に還る時…」 海未「何をしているのですか?」
ことり「えーとね、来年も無事にここに来られるようにって」
ことり「木にお願い事を吊るしておいたの」
海未「へぇ、面白いですね。私も吊るします!」
海未「これで、よし!」
ことり「海未ちゃんはなんて書いたの?」
海未「それはもちろん、ことりさんとまた来年も再会出来ますように、と」
海未「それから、絵里さんと希さんが末永く幸せになれますように、と」
ことり「えへへ、ことりも同じだよ!」
ことり「来年も、また会おうね。約束だよ」
海未「もちろんです。何処へ行こうが何をしていようが…」
海未「ずっとあなたを、愛し続けます」
ことり「私も」ニコ おしまい
お付き合いありがとうございました
いつの間にか七夕から1ヶ月も経ってしまった やっぱり埋め茸面白いSS発見器の才能あるな
見事に今狙われてないSSって他のレスも一切ない微妙なSSばっかだし そろそろ落ちたかな〜と思ったら保守してるのは誰だ
おまけ
画像スレの4つ目で書こうと思ってたやつ
にこ「10歳になったあなたへ」 こころ(今日は参観会です!)
こころ(今日はいつもの参観会とは違う特別な日なだけあって、お母さんたちが今までで一番多いですね…)
クラスメイト「こころちゃんのお母さんは?」
こころ「多分、遅れてきます!忙しいので」
クラスメイト「そっかー美人なんでしょ?見るの楽しみ〜」
こころ「えへへ、そこまで期待しないでください」
こころ(お母様が褒められると私も嬉しいです)
こころ(頑張って行く!とは言っていたのですが…)
先生「それでは、お母様方は生徒さんたちへお手紙を読んでください」
こころ(そう、今日は特別な参観日)
こころ(2分の1成人式なんです)
クラスメイト「お、お母さ〜ん‼」
母「あらあら」ナデナデ
こころ「羨ましいです…」
先生「皆さん、終わりましたか?」
遅れてすいません〜!
こころ「…‼」 にこ「はぁ…はぁっすいません!ちょっと道間違えちゃって…」
あれ…元アイドルのにこにー⁉
うそっなんでなんでー?
先生「そうでしたか、もうどのお母さんも読み終わってしまいましたが、どうしますか?」
にこ「そ、そうですか…困ったわね」
にこ「それなら、今、ここで読みます!」
にこ「こころ、それでもいい?」
こころ「は、はいっ!」
クラスメイト「こころちゃん、なんでにこにーが来てるの⁉」
こころ「ああ、姉なんです」
クラスメイト「うっそー⁉」
ザワザワ
先生「お静かに。では、どうぞ」
にこ「ありがとうございます。こころへ」 にこ「今日私がここへ来たのは、母が仕事で忙しくて時間が取れなかったからです」
にこ「父が妹が物心つく前に他界したため、母は女手一つで私たちを育ててくれました」
こころ「お姉様…」
にこ「よし!」ビリッ!
こころ「えっ…?」
ザワザワ...
にこ「すー…はー…ふぅ」
にこ「こころ!あなたは本当によくできた妹よ。誰がなんと言おうと私が保証するわ‼」
にこ「ママが普段家にいなくても、いつも笑顔で毎日お疲れ様ですって言ってくれるから、私は頑張れるのよ」
にこ「私がアイドルを続けられなくなって引退したあの日、いつまでも宇宙一のアイドルにこにーが大好きですって言ってくれた時、知ってた?私、夜通し泣いてたのよ」
にこ「アイドルを引退して、いろんな仕事をこなしていくうち思ったの」
にこ「別にステージに立つのだけがアイドルじゃない!誰かを笑顔にするのがアイドルよ…私は家で4人も笑顔にさせてるんだから、それで十分。ママの、この子たちのアイドルでいられたらいいわ」
こころ「………」ポロ...
にこ「私はあなたにたくさんの笑顔をもらったから、そのぶんこれからは私があなたに笑顔を倍にして返します!」
にこ「これからも私のことを応援してください!私もあなたのことを誰よりも一番応援します‼」
にこ「永遠のアイドル矢澤にこでしたっ‼」グスッ
こころ「お姉様…!」ポロポロ
パチパチパチパチ!
先生「素晴らしいお言葉をありがとうございま…
にこ「では私もう1人の方行って来ます‼」ビュン!
先生「おや…」
こころ「ふふっお姉様らしいです」ポロポロ
先生「いいお姉様ですね。これからも仲良くしてくださいね」
こころ「はい!自慢の姉ですから!」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています