千歌「もっともっとー!ほら!勢いよく挿れて!」 曜「……っ!」ヌプッ!ヌプヌプヌプヌプ! [無断転載禁止]©2ch.net
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今となっては昔のことですが、海の底には人魚姫の姉妹が暮らしていました。
姉妹たちは退屈をしらず、毎日楽しくあそんでいました。
果南「曜ー! もう終わりなのー?」くすくす
曜「ちょっ、すぐ追いつくからっ!」ばしゃばしゃ
鞠莉「あともう少しよっ、ガンバッテ!」
そこでは、空を飛びかう鳥の代わりに、お魚が自由に泳ぎまわっています。
世にもめずらしい水草や、うつくしいさんごもたくさんありました。
金色の砂がゆらゆらと揺れ、海面からは光がさしこみ、まるで舞踏会のようでした。 曜「ねえみてみて、この貝がら、すっごくきれい!」
果南「ほんとだ、これどこで見つけたの?」
鞠莉「ふふん、でもマリーのとっておきにはまだまだかなわないわね」
果南「そうかなぁ? わたしは曜の貝も負けてないと思うよ」
曜「むむ……宮殿に帰ったら正々堂々大きさを比べよう!」
鞠莉「曜、何事も大きさだけじゃだめよ。
色や形だって重要なの」
曜「わかってるよっ」 果南「鞠莉も、これで負けていたら姉としての威厳がなくなるよ?」
鞠莉「ふふーん、マリーは自信があるのです。
そういえば、曜は果南のコレクション覗いたことあったかしら?」
曜「うーん、それがないんだよね、かたくなに見せてくれなくて」
果南「だめだめ、あれはわたしの秘密なんだから……」
曜「えー!? ねえ、どんなのが入ってるのか教えてよぉ……」
鞠莉「なんていうか、すっごい子供っぽくて」
曜「えっそうなの!?」
果南「ちょっやめてよっ」 姉妹はみな好奇心旺盛で、それぞれ沖の果てや海底の洞窟へ探検にいったこともありました。
なかでも一番末の姫は、どんなものにも興味を持つのでした。
何か気になることがあるたびに、自分より知識と経験がある姉たちにたずねるのでした。 また、末の姫にとって、姉たちのおはなしを聞くのはなによりも楽しみでした。
曜「ねーねー、今日はあのお話の続きをしてよ!」
果南「そんなにお話が好きなの?」
曜「うん」
鞠莉「お話が好きなんじゃなくて、果南が好きなんじゃない?」
曜「二人がはなすから、そのお話も好きなんだ」 海にすむ人魚が物語るものといっても、お魚の話ばかりではありません。
地上の人間が織りなす恋のお話や、冒険のお話もありました。
人魚と人間は話してはいけないという決まりがありましたが、お話をきくたびに、末の姫の胸が高なるのでした。 曜「ねえ、『恋』ってどんな感情なのかな?」
鞠莉「それは……私にもわからないわね」
果南「きっと、私たちが互いを好きだという感情が、もっとずっと強くなったものだと思う」
曜「そうなのかなー」
鞠莉「曜、だいすきーっ」ぎゅー
曜「わっ、ちょっとぉ」
果南「私もっ」ぎゅー
曜「……」///
鞠莉「……」///
果南「……ふふっ」/// 彼女たちには、ある年齢になるまでは水面へ行ってはいけませんでした。
年上の二人はもうその年になっていたのですが、末の姫はまだでした。
人一倍好奇心のつよい末の姫は、そんな姉たちをうらやましく思いながら、尊敬と憧れの気持ちを抱いていたのでした。 曜「わたしも、一人で水面へ出てみたいなぁ」
鞠莉「それは、もう少し大きくなってからだって言ってるでしょ?」
曜「わたしが言いたいのは、早く大人になりたいな、ってこと」
果南「まあまあ、落ち着いて。
時間がたてば一人で行けるからさ」
曜「うん……」しゅん
鞠莉「そんなヘコまなくてもいいじゃない、私たちはたまたま早く生まれただけってだけよ?」
果南「そうだよ、曜だって辛抱すればきっと同じようになれるから」 そんな風に暮らしていても、時はゆっくりと、しかし確実に流れていきます。
海の景色も少しずつうつろい、末の姫も、子供から大人になっていきました。
そして、ついに一人で水面へ行ける日がやってきました。 果南「おめでとう、曜!」
鞠莉「Congratulation!」
曜「なんか……照れるよぉ」///
果南「あんなに小さかった曜が、こんな大きくに……」
曜「なんでそんな親バカっぽくなってるの、私たち姉妹でしょ?」
鞠莉「姉妹でも、誰かの成長を見るのはどこかカンガイ深いわね」
曜「ふふ、二人ともありがと。
じゃあ、さっそく……いってまいりますっ!」
そう言うと姫は勢いよく上へ上へ昇りました。
しっぽをうごかすとばしゃばしゃと泡が立ちます。 姫が海面から顔をだしたとき、すでに陽は西へかたむき、空はだいだい色に染まっていました。
高いうねりが姫の肩にかかるたびに、金いろのしぶきが弾けます。
水平線上に日が近づいていく様は、あたかも海と太陽がキスをしているようでした。
そんな景色をうっとりしながら見つめていると、後ろから大きな影が現れました。
それは、空を覆うほど大きな船でした。
姫は、初めてみる人工物に向かって、おそるおそる泳ぎました。
だんだん中からにぎやかな声がきこえてきます。
窓をそっとのぞくと、おびただしい数の人間が話していました。
曜(うっ、なんだか怖い……)
曜(でも……もっと見ていたいような) 人混みのなかでも、ひときわ目を引くむすめがいました。
ちょうど夕焼けと同じような色をした髪と、まんまるとした目が特徴的で、明るい紅の衣を身にまとっています。
華やかではないのですが、素朴で温かみのある笑顔を周りに振りまいていました。
「このたびはお誕生日おめでとうございます」
千歌「ありがとうございます。」
「今年においくつになられたのですか?」
千歌「えーっと、十六歳です!」
曜(なんだろう……あの人間の子)
曜(たぶん、人間のお姫様なんだろうけど)
「……あんなに小さかったのに、こんなに立派に……」
千歌「そんなことおっしゃられたら、照れちゃいます……えへへ」///
曜(あ、顔がちょっと赤くなった) 「……ねえ千歌さん、あっちの窓をみてください」
千歌「え?」
曜(あれっ、気づかれた?)
「夕日がとってもうつくしいです……」
千歌「わぁ……ほんとだ」
曜(……なんだ、夕日の話かぁ) 夜がやってくるにつれ、雑踏もめまぐるしく形をかえていきます。
しかし、姫は知らずしらずのうちにむすめの笑顔に見入っていました。 すっかりあたりが闇につつまれた頃のことです。
船が急に速くなって、姫はあわてて船に捕まりました。
高波ばかり目立つようになり、まっ黒な雲がせまってきます。
激しいいなづまが海原にとどろきました。
あらしがきたのです。
雨が降りそそぐなか、船はみしみしと音を立て、人々はざわめきだします。
曜(すごい雨……こうして眺めているのも楽しいかも)
曜(でも、この船が壊れたらどうなっちゃうんだろ)
曜(……たしか人間さんって、水の中で暮らせないんだよね?)
曜「……」 姫があれこれと考えをめぐらせているうちに、マストはぽっきり切れてしまいました。
船は横倒れになり、水がいきおいよく流れ込んでいきます。
またたく間に船はばらばらになりました。
曜「……!!」
曜(って、この状況、私も結構危なくない!?)
曜(そんなことより、さっきの女の子はどこへ……)
曜(…………)
曜(あの子を助けるのは私だ、この子を助けられるのは…………私だけだ) 船の破片があたり一面に散らばっています。
しばらくの間、海に投げだされた人々は、精いっぱいもがいていましたが、しだいに力を失い、海の底へと沈んでいきました。
姫が必死にあたりを見回していると、赤い服を着た娘が浮かんでいるのを見つけました。
あわてて向かいます。
そのむすめも、他の人々と同じようにぐったりとしていました。
千歌「うぅ…………」
曜(無事……だよね!?)
むすめの胸に、手をあてました。
とく、とく、とくと音がきこえます。
ごく弱いものでしたが、確かにそれを感じることができました。
曜(よかった、ちゃんと生きてる……) やがてあらしも過ぎ去っていました。
雲もどこかへいってしまいました。
人魚の姫は、むすめの顔に水がかからないよう気をつけながら、波にからだを委ねました。
曜(せっかく助けたのにまた溺れさせちゃうのはいやだもんね)
千歌「……くぅ、くぅ……」zzz
曜(ふふっ)
ふと見あげると、いくつもの星が空を覆っていました。
それは、海の底で金色の砂がきらめくのに似ていると、姫は思いました。 時間が経つと陸地が見えてきました。
姫は、新鮮な高揚感とともに眼を見はりました。
曜(……なんだか、不思議だ)
曜(今まで陸を知らなかったことがあり得ないような、そんな感じ)
千歌「……むにゃむにゃ」zzz
曜(……早くこの子を陸に揚げないと)
ちょうどそこは、まっしろな砂浜でした。
姫は、むすめのからだを丁寧に寝かせました。
むすめは、ついさっきまで危なかったことを忘れていそうなほど、幸せそうに寝息をたてていました。
千歌「…………」zzz
曜(へへ……私、この子のヒーローになれたのかな)
曜(って、私は女の子だからヒロインかいっ!) すると、陸の向こう側からたくさんの少女がやってきました。
曜(……っ、これは隠れたほうがいいよね?)
姫は岩のかげに身をひそめました。
むすめの周りに少女たちは集まります。
しばらくして、むすめは目ざめました。
群がる少女たちは、みな安心して泣いたり、笑ったりしていました。
曜(……助かったのかな)
曜(よかったよかった)
曜(…………)
曜(……私の方にも、少しだけでも気づいてくれたらいいのに)
曜(……ううん、あの子が助かったんだから、それ以上求めちゃダメ!)
曜(…………) 姫は、むすめの方をちらりと見て、精一杯の笑顔を作りました。
むすめは、船の中で見たときと同じように笑っています。
しかし、それは姫に向けられたものではありません。
曜(…………どうしてこんなに悲しいんだろ)
曜(ううん、大丈夫、大丈夫)
曜(さ、もう帰ろう!二人も待ってるだろうし)
曜(…………)
姫の胸に、いままで感じたことのない切なさがこみ上げてきました。
温かい涙がゆっくりとほほをつたいます。
こぼれおちたしずくは、冷たい海に波紋をえがいて溶けていきました。 姫は、水のなかにもぐって、そのまま帰りました。
泳いでいる途中に振り向くことはありませんでした。 果南「おかえり!無事帰ってこられたね」
曜「う、うん!ただいま」
鞠莉「どうだったかしら?」
曜「……よかったと思う!」
果南「そっかそっか。
どんなことがあったか少しだけ、教えてよ」
鞠莉「少しじゃなくて全部!」
曜「……今日はちょっと疲れたから、また今度ね」
果南「えー……うん、でも仕方ないね」
鞠莉「曜のいけず!」
果南「こらこら、本人が疲れたって言ってるんだからさ」 それから、何度も姫は、あの日むすめを置いてきた砂浜におとずれました。
まれにですが、むすめが姿を現しました。
しかし、人魚と人間は話してはいけないという理由があるので、花のかんむりをかぶり、いたいけに走りまわる姿を遠くから見つめてることしかできないのでした。
それでも姫は、毎晩寝る前にむすめのことを思っては、とめどない感情に悶えるのでした。 そして、ある日、耐えられなくなった姫は、海の魔女に相談することにしました。
いつもは恐ろしいのですが、もしものときには解決してくれる力を持っていました。
姉たちが寝ているあいだこっそり抜け出しました。
いざ魔女のすみかの前に立つと、すこし怯んでしまいましたが、勇気を出して扉を開けました。 梨子「あら、いらっしゃい」
曜「……おじゃまします」
梨子「……それで、何の用かしら?」
曜「……この尻尾と、人間に生えているものとを取り替えてほしいのです」
梨子「ずいぶんヘンなことを考えてるのね」
曜「……バカバカしいとはわかってます」
梨子「…………」
曜「………」
梨子「いいわ、ちょうど薬もあることだし。
ただし、これを使うとあなたの美しい声は永遠に失われることになる上に、人魚には二度と戻れないわよ」
曜「……覚悟はできています」
梨子「……いい返事ね」
魔女は、薬を奥の方から持ってきて、姫に渡しました。
梨子「じゃあ、お幸せに」
曜「……ありがとうございます」 お別れを言うために姉たちの元に寄りました。
果南「……むにゃむにゃ」zzz
鞠莉「……」zzz
曜「………」
曜「……今まで、ありがと」
姫は、あの砂浜に向かいました。 おかしい、俺はスレタイ詐偽の被害者のはず・・・
なのに何故こんなにも・・・ まだ空は白み初めたばかりでした。
姫は、ゆっくり腰を下ろして、おぼろげな月を見つめます。
そして、一気に薬を飲み干しました。
その苦さを感じるまでもなく、意識を失ってしまいました。 千歌「は〜、今日もいい朝!……む、砂浜に何か落ちているもの発見!」
曜「……っ」
千歌「わわっ、こんなところでどうしたの?」
曜「……っ!(久しぶり、会いたかったよ!)」
千歌「しゃべれないのかなぁ……って、下半身がおちんちんだよ!?」
曜「……っ、っ!(これ…その、えっちするために変えてもらったんだ!)」 千歌「ふふ、これって、もうえっちなことして欲しいって、意味だよね?」ぬぎぬぎ
曜「っ!っ!」
千歌「このおちんちん……大きさだけじゃない、色や形もすごい!」
曜「……っ!」むくむくむくっ
千歌「興奮してるのかなぁ、えっちなおちんちん、もうっ!」
曜「〜〜っ!」
千歌「さすがにちょっと大きいね、もうちょっと力入れてみてよ」ぐいっぐいっ
曜「…っ!…っ!」
千歌「もっともっとー!ほら!勢いよく挿れて!」
曜「……っ」ヌプッ!ヌプヌプヌプヌプ! 千歌「あんっ♡ 入っちゃった♡」
曜「っ♡っ♡っ♡っ♡」パンパンパンパン
千歌「あっあっ♡あっあっ♡」
曜「〜〜〜〜っ♡♡♡」ビュル!ビュルルルル!
千歌「…はぁっ、はあっ♡」
曜「……♡」
千歌「すっごい気持ちよかったぁ♡」
曜「……♡♡」
千歌「またえっちなことしようね♡」
こうして二人はいつまでも幸せに暮らしたとやら。
─終劇─ 別に騙されてないのに二回騙された気がするのはどうしてだろう 真面目に書けばまた別に面白いのに
まぁこれもよかった
乙ずら スレタイから180°回転したあと最後に180°回転して元に戻った感じ 途中まで良かったんだから純愛で書き直してホラ
声を失った葛藤、千歌ちゃんと王子の婚約とかを入れて続きを書くんだよあくしろよ 詐欺だけど良かったと思ったら詐欺じゃなかった。つまり良かった。 >>33
ここまでいい感じだったのに超展開どころじゃない変わり様で戸惑うわ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています