千歌「あははははは!野球野球野球野球!練習しないと、練習しないと!練習!練習?練習!練習練習!」 [無断転載禁止]©2ch.net
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曜「千歌ちゃん気合い入ってるねー!」
千歌「だって新学期初の練習だもん!嫌でも入るよー!」
千歌「ところで皆は?ランニングでもしてるの?」
曜「いや実は私しか来てないんだよね」
千歌「果南ちゃんは?」
曜「千歌ちゃん忘れたの?果南ちゃんは家の手伝いでしばらく来れないって言ってたじゃんか」
千歌「あっ!そっかぁ・・・」
千歌「じゃあとりあえず私達だけでランニングから始めよっか」
曜「そうだねー」 夕方
曜「結局誰も来なかったね・・・」
ダイヤ「・・・」
千歌「あっ!ダイヤさん!」
千歌「ダイヤさん今日はどうしたの?練習終わっちゃったよ?」
ダイヤ「・・・」
ダイヤ「何で練習する必要がありますの?」
千歌「え・・・?」 千歌「な、何でって全国に行くために決まってるでしょ!?」
ダイヤ「千歌さん・・・今野球部には何人在籍しているか知っていますわよね?」
千歌「え?えーと私と曜ちゃんとダイヤさんと・・・あ、あと果南ちゃん!」
ダイヤ「・・・休学してる人も含めてやっと4人。話になりませんわ」
千歌「えーでもちょうど二人ずつでキャッチボールできるよ」
ダイヤ「野球は何人からできるかは知っていますわよね・・・?」ピクピク
千歌「やだなぁダイヤさん9人だよきゅーにん!そんなの千歌でも知ってるよー」ケラケラ
ダイヤ「だから4人じゃ試合ができませんわ!!」
曜「ひゃっ」ビクッ
千歌「そ、そんな怒らなくても」 ダイヤ「・・・しばらく練習は休みます」
千歌「そ、そんなー!」
ダイヤ「5人です」
千歌「え?」
ダイヤ「来週までに5人入部してきてそれと果南さんが帰ってくるなら考えます」
曜「それってやめるって言ってるようなもんじゃ・・・」
千歌「分かった」
曜「!?」
千歌「来週までに5人。それと果南ちゃん。入部させれば戻ってくれるんですね?」
ダイヤ「えぇ考えてあげますわ」
曜「ちょっと千歌ちゃん・・・」
千歌「大丈夫!新1年生もいるんだし勧誘しまくれば何とかなる!」 次の日
千歌「野球部でーす!野球部はいかがですかー!?」
曜「おねがいしまーす!」チラシクバリー
千歌「今ならレギュラー確約です!いかがですかー?」
千歌「野球部で〜す・・・」
曜「おねがいしま〜す・・・」
千歌「朝の7時からやってるのに全然手応えが無い・・・」
曜「とりあえず教室戻ろっか・・・」
千歌「うん・・・」
ピギィー! チコクズラァー!
千歌「ん?」 花丸「な、なんとか間に合ったずら・・・」ハァハァ
ルビィ「危なかったねぇ・・・」ハァハァ
曜(あの赤髪の子・・・中々速い足してる)
曜(まぁ曜ちゃんほどではないけどね)フフッ
千歌「あの!」
るびまる「!」ビクッ
千歌「すごく良いダッシュだったね!野球やってみない?」ペラ
花丸「野球かー・・・でもマルは・・・」
ルビィ「・・・」じー
千歌「さっ」ペラ
ルビィ「!」
千歌「ささっ」ペラ
ルビィ「!!」
千歌「興味あるの!?」
ルビィ「試合とか、あるんですか!?」
千歌「実は人数が足りてなくて・・・今入ればレギュラーだよ!」
ルビィ「レギュラー・・・!」 キーンコーンカーンコーン
4人「!!!」
花丸「ルビィちゃんHR始まっちゃうずら!」ガシッ
ルビィ「ピギィ〜!!」
ダッダッダッダッダッ・・・
曜「あー行っちゃった」
千歌「あの二人・・・後で勧誘に行こう!」
曜「てか千歌ちゃん急がないと! 」
千歌「あ!ヤバー!」
ダッダッダッダッダッ・・・ 千歌(あの二人が入ってくれればあと3人・・・いける!)
先生「みなさんおはようございます」
先生「早速ですが転校生を紹介します」
曜(あの赤髪の子足速かったな・・・)
ようちか(ん?転校生?)
梨子「東京の音ノ木坂学院から来ました桜内梨子です」
曜(音ノ木坂って確か・・・)
千歌(音ノ木坂!!)
千歌(野球の名門!!)
千歌(よし!3人目ゲット!!) キーンコーンカーンコーン
千歌「桜内さん!」
梨子「」ビクッ
千歌「私、高海千歌!よろしくね!」
梨子「あ、よ、よろしく・・・」
千歌「桜内さんは野球やってたの!?」
梨子「い、一応・・・」
千歌「やった!名門でやってた人が入ってくれたら全国も夢じゃない!」
千歌「桜内さん!野球部に入らない?いや、入って下さい!」
曜「とりあえずグラウンドに行こうよ!どこ守ってたの?」
梨子「え、えっと」
曜「あ、私は渡辺曜!曜ちゃんでいいよ!」
千歌「曜ちゃんずるい!じゃあ私も千歌ちゃんで!」
梨子「そ、その・・・」
ようちか「行こ!梨子ちゃん!」グイー
梨子「ひえぇ〜・・・」 千歌「梨子ちゃんグローブある?」
梨子「う、うん・・・」ガサゴソ
曜「梨子ちゃんサウスポーなんだ!かっこいい!しかもそれ投手用のグローブじゃない?」
梨子「そうだけど・・・」
千歌「じゃあピッチャーだったんだね!すごい!投げてるところ見てみたいな!」
梨子「え、それは・・・」
千歌「一球だけ!一球だけでいいから!」 千歌(とはいったものの・・・)
千歌(名門野球部の投手の球なんて捕れるかな・・・)
千歌(でも捕らないと!なんとしても野球部に入ってもらうんだ!)
千歌「いいよ梨子ちゃん!バッチこい!」 梨子「・・・」グッ
千歌(綺麗なフォーム・・・)
梨子「っ!」ビシュ
千歌「!?」
パシッ
千歌「え?」
曜(おっそ)
梨子「・・・」
千歌「あ、あー!まずは肩ならしからだよね!ごめんねいきなり投げさせたりして・・・」
梨子「・・・今のが全力なの」 千歌「え・・・?」
千歌「で、でも音ノ木坂の野球部だったんでしょ?」
梨子「投げすぎで肩を壊しちゃって・・・監督に『投げれない投手はいらないから』って言われて・・・」
曜「ひどい・・・選手がケガをしないように起用するのが監督の役目なのに!」
梨子「それでここに転校してきたの・・・ごめんなさい悪いけれど今の私じゃあなた達の力にはなれないわ・・・」
曜「そんなぁ」
千歌「・・・そんなことない」
梨子「え?」
千歌「梨子ちゃんはすごいよ!千歌の構えたところにしっかりボールきたもん!」
千歌「フォームも無駄がなくてすごく綺麗だった!」
千歌「肩だってリハビリすればまだ治るかもしれない!」
梨子「でも・・・もう野球は・・・」
曜「じゃあ何でグローブがカバンの中に入ってたの?」
梨子「そ、それは・・・」
曜「好きなんでしょ、野球」
梨子「!!」
千歌「梨子ちゃん一緒に野球やろうよ!リハビリして肩治してそいつを見返してやろうよ!」
曜「私も!梨子ちゃんと野球したいな」
梨子「・・・ありがとう」
梨子「野球部に・・・入部させて下さい!」
ようちか「やったぁ!」 曜「よーし!これで後4人だね!」
梨子「へっ?」
千歌「どうしたの?」
梨子「えっと・・・野球部って何人いるの?」
曜「梨子ちゃんが入ってくれたから今5人だね!1人は休学中だけど・・・」
千歌「あ、後ね後ね!もう2人目星ついてるんだ!」
梨子「そ、そう・・・」
梨子(大丈夫なの・・・?) 次の日
千歌「野球部いかがですかー!」
曜「おねがいしまーす!」チラシクバリー
梨子「お、おねがいします・・・」
曜「梨子ちゃんだめだよもっと声出さないと」
梨子「ひえぇ〜><」
ルビィ「・・・」じー
千歌「あ!昨日の!」
ルビィ「おはようございます!」
千歌「おはよう!どう?野球部!」
ルビィ「入りたいんですけど・・・お姉ちゃんいますか?」
千歌「お姉ちゃん?」
ルビィ「え、えっと黒澤ダイヤっていう・・・」
曜「え、もしかして・・・ダイヤさんの妹?」
ルビィ「は、はい!黒澤ルビィといいます!」
千歌「すごい!姉妹で野球部!かっこいいねぇ〜!」
ルビィ「いやぁ、そんな」
梨子「でもダイヤさんって・・・」
ルビィ「来てないんですか?」
曜「実はね、かくかくしかじか」 生徒会室
バァン!
ルビィ「失礼します!」
ダイヤ「ピギャッ!な、なんだルビィですの?何か用?」
ルビィ「お姉ちゃんなにさぼってんのさ」
ダイヤ「さ、さぼってなどいませんわ!正式に休んでるだけで・・・」
ルビィ「人数が集まるまでお休みして集まったら考えるだっけ?大層なご身分ですね」
ダイヤ「だ、誰からそれを」
ルビィ「ルビィお姉ちゃんと一緒に野球やりたかったな・・・でもお姉ちゃんにその気がないならしょうがないね」グスッ
ダイヤ「わ、分かりました!分かりましたから!」
ルビィ「何が分かったの?」
ダイヤ「戻ります!野球部に!」
ルビィ「えへへ、さすがお姉ちゃん。大好き!」ギュ
ダイヤ(おほ〜〜〜ですわ) 梨子「人は見かけによらないわね・・・」
花丸「ルビィちゃんは意外と優秀な子ずら」
花丸「野球好きだからきっと野球部の力になってくれるずら」
花丸「先輩方ルビィちゃんのことよろしくお願いするずら」ペコリ
花丸「マルも影ながら応援するね」
千歌「何言ってんの花丸ちゃんも入ってよ!」
花丸「え?でもマルは初心者だし・・・」
曜「大丈夫!初心者大歓迎だよ!」
花丸「で、でも・・・」
ルビィ「花丸ちゃん!」
花丸「ルビィちゃん・・・」
ルビィ「ルビィ花丸ちゃんと一緒に野球やってみたいな!」
ルビィ「花丸ちゃんと一緒にやりたい!」
花丸「・・・分かったずら、ルビィちゃんがそこまで言うなら」
花丸「国木田花丸です。よろしくお願いします」ペコリ
ルビィ「花丸ちゃん・・・!」
梨子「よろしくね。桜内梨子です」ニコッ
曜「渡辺曜!ヨーソロー!」
千歌「よし!じゃあさっそく練習に・・・」
ダイヤ「今日は遅いからもう帰りましょう。また明日からですわ」
千歌「えぇーでも暗くてボール見えないししょうがないか・・・」
ルビィ「梨子さんって音ノ木坂のピッチャーだったんですか!?」
梨子「い、一応ね。でも肩を壊してて」
ルビィ「そうなんですか・・・」
梨子「リハビリはしてるんだけど、中々・・・」
千歌「でもねでもね!梨子ちゃんはすごいんだよ!この前球を受けて分かった!それでね・・・」ペラペラ
花丸「はえ〜」モグモグ
梨子「千歌ちゃん・・・///」 翌日
ダイヤ「ところで・・・果南さんはどうなっていますの?」
千歌「今日の放課後に会いに行ってくるよ!」
千歌「梨子ちゃん一緒に来てくれる?」
梨子「え?私が行っても・・・」
千歌「いいからいいから!」
曜「ヨーソロー!」
梨子「ひえぇ〜><」
ダッダッダッダッダッ・・・
ルビィ「・・・練習は?」
花丸「ルビィちゃん、マルキャッチボールがしたいずら」
ルビィ「!うん!やろっか!」
花丸「えへへ」
ダイヤ「わ、わたくしも・・・」 ダイビングショップ
梨子「ここが果南さんの・・・」
千歌「そー!ダイビングショップやってるの!」
曜「ん?あれ果南ちゃん?果南ちゃんじゃね?」
果南「はーつかれたー」タンクゴトッ
千歌「果南ちゃーん!」
果南「おー千歌それに曜と・・・そちらは?」
梨子「あ、桜内梨子といいます」ペコッ
曜「梨子ちゃんは東京から来たんだよ!」
果南「はぇーすっごい」 千歌「果南ちゃん!」
果南「どしたの千歌」
千歌「お願いします!野球部に戻ってきて下さい!」
果南「えっそれは・・・」
曜「オナシャス!」
果南「お父さんの怪我が治るまではちょっと厳しいな・・・」
果南「てか戻っても人数いないでしょ」
千歌「ふっふっふっ。実は新たに3人勧誘してあるのだ!」
果南「まじか。1年?」
曜「1年生2人とーここにいる梨子ちゃん!」
果南「へぇー野球やってたんだ?」
梨子「は、はい。一応」
千歌「一応なんてもんじゃないでしょ!あの音ノ木坂学院から来たんだから!」
果南「音ノ木坂・・・?」
曜「しかもピッチャー!」
梨子「ち、ちょっと・・・」
果南「故障でもしたの?」
千歌「え!果南ちゃん何で分かったの!?」
果南「いやそんな名門からこんな田舎の高校に来るなんてよほどのことがないと来ないでしょ」
梨子「そうなんです、肩を壊してしまって・・・」
千歌「でもねでもね、梨子ちゃんすごいんだよ!千歌の構えたところにちゃんとボールが」
果南「リハビリはしてるの?」
梨子「あ、はい、一応」
果南「治るの?」
梨子「・・・分かりません」
梨子「治ったとしても以前のような投球ができるかは分からないと言われました」 果南「・・・ふーん。よくそれでリハビリなんてできるね」
果南「治るか分からないのに」
曜「ちょっと果南ちゃん・・・」
梨子「・・・野球が好きだから」
果南「あ?」
梨子「たとえ以前のような投球ができなくても」
梨子「もう一回マウンドに立ちたい」
梨子「それと・・・」クルッ
ようちか「?」
梨子「2人がこんな私と一緒に野球やりたいって言ってくれたから」
梨子「その想いに応えたい・・・」
梨子「それだけです」
果南「・・・」 ようちか「梨子ちゃん・・・」ジーン
梨子「・・・」
梨子(やってしまったー!) 梨子(これはやばいわ。実にやばい)
梨子(この人先輩よね?しかも野球部の!)
梨子(その人にこんな生意気な口叩いて・・・いやこれは啖呵切ってるも同然)
梨子(おしりバットくらいは覚悟しないと・・・そんなんで許されるかなぁ!?)
果南「そのうち、顔出すから」
梨子「」ビクッ
千歌「ほんと!?」
果南「それともしかしたらもう1人連れてくる」
曜「ほんとに?これで後1人じゃん!」
梨子(終わったわ。その人と2人がかりでおしりバットするつもりね)
果南「それと・・・梨子」
梨子「は、はい!」ビクッ
果南「その、気に障るようなこと言ってゴメン」
梨子「へっ?」キョトン
果南「どのくらいの気概を持って野球部に入ったのか試したくて・・・本当にゴメン」
梨子「いえ!私こそ生意気な口きいて本当にすいません!」ペコペコ
果南「まぁ確かにでかい口叩いてたねぇ」
梨子(ひえええぇ!!) 果南「じゃあもし肩が治ったらさ」
梨子「おしりバットですか?」ビクビク
果南「はっ?いやいやそーじゃなくて私と勝負してよ」
梨子「勝負・・・?」
果南「そ。一打席真剣勝負」
果南「名門校の投手の球一回でいいから打ってみたいな」
千歌「おぉ・・・それすっごく見てみたい!」
曜「果南ちゃんはね、中学のときに全国の選抜に選ばれたことがあるんだよ」
梨子「それってかなりすごい人なんじゃ・・・」
果南「バッティングには自信あるよー」
梨子「・・・分かりました。絶対に治してみせます」
果南「嬉しいこと言ってくれるじゃないの。約束だよ!」
果南「あ、それと」
梨子「?」
果南「遅れちゃったけど・・・松浦果南!よろしくね」スッ
梨子「・・・!桜内梨子です!よろしくお願いします!」ギュッ 浦の星
花丸「ずらっ」ビシュ
ダイヤ「ナイスボール!ですわ」パシッ
ルビィ「花丸ちゃんいい球投げるね!」
花丸「えへへ、ありがとずら」
ダイヤ「何か昔やってたんですの?スポーツ」ビシュ
花丸「実は幼稚園の頃に毎日キャッチボールをする友達がいて」パシッ
花丸「捕って投げるだけならそれなりにやれるずら」ビシュ
花丸「もちろんルビィちゃんともたまにやってたずら」
ルビィ(花丸ちゃんは送球が丁寧だなぁ)
ルビィ(思い切って内野挑戦させるのもありかも!)
ルビィ「花丸ちゃんと一緒に野球できるなんて本当に夢みたい!」
花丸「マルも。楽しみずら」
ダイヤ「は、花丸さん!」
花丸「え?」
ルビィ「あ、危ない!」 花丸「あちゃあ、けっこう遠くまでいっちゃったずら・・・」
ダイヤ「花丸さん!大丈夫ですか?お怪我は?」
花丸「マルは大丈夫ずら。ボールとってくるね!」タタタッ
ルビィ「お姉ちゃん!相手が見てないときに投げちゃダメでしょ!」
ダイヤ「面目ないですわ・・・」 花丸「あ、人がいるずら。とってもらお」
花丸「すいませーん!そこのボールとってほしいずらー!」
??「!?」
??「」ボールヒロイー
??「」ビシュ
花丸「えっ?」
花丸「っ!」パァン
??「」タタタッ
花丸「あの距離から・・・すごい肩ずら」ジンジン
花丸「あ!待って欲しいずら!野球部に入りませんかー!」タタタッ パワポケ懐かし過ぎるんだよなあ…
スレタイからするとバッドエンドしか見えないが ダイヤ「な、何か花丸さんどこかに走っていきますわよ?」
ルビィ「えぇ!?じゃあ追いかけなきゃ!」ダッ
ダイヤ「は、走るんですのー!?」ダッ
ルビィ「お姉ちゃんが危ない球投げたから花丸ちゃん怖くなって逃げちゃったんだよ!」ダダダッ
ダイヤ「しょ、しょんなぁ」ダダダッ 花丸「待ってずらー!野球部にー!入ってほしいずらー!」ダダダッ
花丸「あっ確かそっちは・・・」ダダダッ
??「!!」ピタッ
花丸「ふっふっふっ。行き止まりずらね」
花丸「あの!もしよかったら見学だけでも・・・あれ?」
花丸「善子ちゃん・・・?」
善子「!?」
花丸「やっぱり善子ちゃんだ!花丸だよぉ」
花丸「幼稚園以来だねぇ」ダキッ
善子「花丸!?ちょっとアンタなにして」
花丸「あぁ〜^久しぶりの善子ちゃんずらぁ///」スリスリ
善子「このずら丸!ちょっと離しなさいよ!///」
ルビィ「花丸ちゃん?何してるの・・・?」
ダイヤ「は、破廉恥ですわ・・・」
善子「だ、誰?」
花丸「あっルビィちゃん、ダイヤさん」
花丸「あのね、この子は」
ルビィ「花丸ちゃんから離れて!」
善子「はあ?どう見ても私が抱き付かれてるだけじゃない・・・」
ルビィ「こんなのダメです!早く離れて!」ガシッ
ダイヤ「学校内で不純同性交遊だなんて、恥ずかしくないのですか!これは停学モノですわ」ガシッ
善子「ち、ちょっと何なの!離しなさいよ!」
花丸「善子ちゃんとりあえず見学だけでも!」ガシッ
善子「アンタは黙ってなさい!離せぇ・・・!」
ルビィ「ルビィだって花丸ちゃんに抱き付かれたことなんてそんなにないのに!ずるい!」
善子「知らないわよ!」
ダイヤ「おとなしくしなさい!3人に勝てるわけないですわ!」
善子「バカあんた私は勝つわよあんた!」 事情説明後
ダイルビ「すいませんでした」
花丸「分かればいいずら」
善子「何でずら丸が許してんのよ・・・まぁいいけど」
花丸「まぁそれは置いといて。善子ちゃん野球部に入る気になったずら?」
ルビィ「善子・・・?」
ルビィ「あの、もしかして津島善子さん・・・?」
善子「な、何で知ってるの」
ルビィ「そりゃ知ってるよ!沼津ガールズの正捕手!有名だもん!」
善子「いや正捕手ってわけじゃ・・・」
ルビィ「確かに1個下の打撃型キャッチャーが台頭してきてたけど私は津島さんを使うべきだと思ってたよ!」
善子「そりゃどーも・・・」
善子(この子何でこんな詳しいのよ・・・)
花丸「はぇー善子ちゃん野球続けてたんずらね」
善子「まぁね・・・ずら丸は?」
花丸「マルは全然。でも高校から始めるずら!」
善子「そう・・・」
善子(初心者のずら丸が入れるくらいだからこの学校の野球部はやっぱりもう・・・) ダイヤ「その・・・何でこの学校に来たんですの?」
ダイヤ「今の話なら少なくともちゃんとした野球部のある学校の方が・・・」
善子「昔は強かったのよね?ここ」
ダイヤ「え?あぁ、私が1年の頃まではそれなりでしたかね」
善子「そう聞いていたから・・・何となくここを受けて春休みに練習を見に行ったんだけど・・・」 善子「ここが浦の星・・・」
善子「どんな練習してるのかしら」ワクワク
善子「グラウンドはあっちね・・・」テクテク
千歌「よーし!バッチこい!」バットカマエ
曜「バッチは千歌ちゃんでしょ」
曜「いくよー」ビシュ
千歌「だっしゃ!」カキィ
ヒュー ポテッ
千歌「やった!ホームラン!」
曜「いやライトフライでしょ。そんな飛んでないよ」
千歌「じゃあもう一回!」
善子「2人しかいない・・・」 善子「と、いうわけなの」
ルビィ「お姉ちゃんいつからさぼってたの・・・?」ジー
ダイヤ「た、たまたまですわその日はたまたま・・・」アセアセ
善子「だからもう野球はいいかな、って」
花丸「えーでも善子ちゃんが入ってくれたら8人で後1人になるずら」
善子「それだけしかいないの・・・?」
ルビィ「あ、でもね津島さん!」
善子「・・・善子でいいわよ」
ルビィ「ホント!じゃあ善子ちゃん!あのね8人といってもすごい人がいるんだよ!」
ルビィ「なんとあの音ノ木坂から来た子がいるの!」
善子「えっ、あの音ノ木坂・・・?」
ルビィ「そう!しかもピッチャー!」
ルビィ「ただ、今は肩を壊してて・・・」
善子「あぁ、納得したわ」
ルビィ「でもね!今一生懸命リハビリしてるの!もしかしたら夏までには治るかもしれない!」
ルビィ「善子ちゃんその人の球受けてみたくない?」
善子「怪我人の球なんか捕ってもしょうがないでしょ・・・」
ルビィ「うゆ・・・」
花丸「じゃあ一回その人とキャッチボールしてみてほしいずら」
善子「え?」 花丸「千歌さんが言ってたずら」
花丸「梨子さんはすごいって」
花丸「マルはよく分からないけど・・・実際に何か感じるものがあるのかもしれないずら」
花丸「だから一回見学だけでも」
善子「結局それか」
善子「ハァ、分かったわよ行くだけ行ってみるわ」
花丸「ホント?よし、これで後1人ずらー!」パアァ
ルビィ「さすが花丸ちゃん!」
ダイヤ「やりましたわね!」
善子「ちょっと!まだ入るとは言ってないわよ!」 翌日
るびまる「よろしくお願いします!」つ入部届
善子「お願いします」つ入部届
千歌「もう一人増えたぁ・・・」ジーン
千歌「こちらこそよろしくねええええ」ウルウル
善子「え、えぇ・・・」
曜「あれ、もしかして・・・」ジロジロ
善子「な、何?」
曜「確かバス一緒だよね?よろしく!渡辺曜だよ!」ビシッ
善子「言われて見れば見たことあるかも・・・」
千歌「ぶちょうのっ、グスッ、たかみちかっ、ヒック、でず!」
ダイヤ「いつまで泣いてるんですの・・・」
ダイヤ「改めまして3年の黒澤ダイヤです。まぁ昨日会いましたがね」クスクス
梨子「桜内梨子です。私は2年だけどこの野球部では新入りだからよろしくね」ニコッ
善子(・・・この人か)
善子(本当に音ノ木から?そうは見えないけど)
千歌「」フーッ グシグシ
千歌「よし!じゃあ1年生!自己紹介と希望ポジション言ってみて!」 ルビィ「じ、じゃあルビィから」
ルビィ「黒澤ルビィです!足には自信あります!やりたいポジションは外野です!」
曜「ほうほう・・・活きが良さそうだねぇ」ニヤリ
花丸「国木田花丸です。初心者なので希望ポジションとかは特に無いずら。精一杯がんばるずら!」
千歌「いいよいいよー!一緒にがんばろう!」
善子「・・・津島善子。キャッチャーやってました」
梨子「」ピクッ
千歌「おぉ!キャッチャーなんだね!」
曜「うち今のところキャッチャーいないし助かるよー!」
ダイヤ「期待の新人達ですわね」ニコニコ
ルビィ(お姉ちゃんめっちゃ嬉しそう・・・頑張らないと) 善子「えっと・・・梨子、さん」
梨子「は、はい!」ビクッ
善子「・・・肩壊してるって本当?」
梨子「う、うんそうよ・・・」
善子「あの、無理だったら断ってくれて構わないのだけれど・・・キャッチボール、してくれない?」
梨子「!」
善子「どうかしら・・・?」
曜「梨子ちゃん・・・」
梨子「・・・えぇ、全然OKよ」ニコ
善子「ホント!?」パアァ
梨子(かわいい)
ダイヤ「大丈夫なのですか?」
梨子「キャッチボールくらいなら問題ないと思います」
花丸(善子ちゃんめっちゃ嬉しそうな顔してたずら)
ルビィ(何だかんだ言って受けてみたかったんだね)
ダイヤ(結局入部してくれるみたいですわね) グラウンド
善子「よろしくお願いします!」ビシュ
梨子「えぇ、よろしく」パシッ
ルビィ「浦女の新たなバッテリーの誕生だよぉ」キャー
花丸「二人とも様になってるずら〜」
千歌「な、何か二人ともかっこいい・・・」
梨子「」ビシュ
善子「」パシッ
善子「梨子さん」
梨子「?」
善子「そろそろ座ってもいい?」
梨子「!」
梨子「・・・いいよ」
善子「やった」スッ
梨子「・・・!」
曜「おぉ・・・」
ダイヤ「これは・・・」
千歌「キャッチャーって感じ・・・かっこいい!」 梨子(なんだろう)
梨子(すごくこの子が大きく見える)
梨子(ただの"壁"じゃなさそうね)
梨子(この子なら・・・)
梨子(一球だけ)
梨子(・・・いやまだダメ)
梨子(我慢しなきゃ)
梨子「っ!」 ビシュ
善子(ん、低)
善子(!) パァン
花丸(おっせえずら)コソコソ
ルビィ(そりゃ怪我してるんだもん仕方ないよ)コソコソ
善子(・・・) 千歌「はぇーいい音・・・」
善子「」スクッ
曜「ん?」
善子「」スタスタ
梨子(な、何でこっちくるの?怒らせた?でも仕方ないじゃない怪我してるんだから!)アセアセ
善子「・・・ゅは?」
梨子「へっ?」
善子「球種は!?」
梨子「ひぃ!」
善子「球種!!」
梨子「え、えっとスライダーと一応カーブ・・・」
梨子「それとチェンジアップくらい・・・かな」
善子「なるほど・・・」キラキラ 梨子(かわいい)
善子「肩はいつ治るの?」
梨子「分からないよ・・・でも夏までには」
善子「かかりつけは?」
梨子「いや、実はこっちに来てから病院はまだ・・・」
善子「じゃあ今から行くわよ」
梨子「へっ?今から?」
善子「地元に良い医者がいるの!紹介してあげる!」グイッ
梨子「ちょっ」
善子「千歌さん!今日は帰るから!」
千歌「え!練習は?」
善子「また明日!」スタスタ
梨子「ひえぇ〜><」
ルビィ「行っちゃった・・・」
ダイヤ「何でしたの?病院がどうとか言ってましたが」
ルビィ「さぁ・・・」 千歌「まぁとりあえず新入部員も入ったことだしアップから始めよっか!」
ダイヤ「切り替えはやいですわね・・・」
ルビィ「練習だぁ」キラキラ
花丸「ちょっと緊張するずら・・・」
曜「まぁまぁ、気楽にやろ!」
千歌「よーし!元気出していこー!」
一同「おー!!」
ダイヤ「ところで・・・ルビィは外野手をやるとして、花丸さんはどこかやりたいポジションは?」
花丸「マルはどこでも・・・初心者なんで空いてる所でいいずら」
曜「ルビィちゃんが外野なら私と千歌ちゃんの3人で足りてるから必然的に内野だねー」
花丸「内野・・・」
千歌「よし!じゃあ花丸ちゃんの適正を見極めるために内野ノックだ!花丸ちゃんショートの位置分かる?」
花丸「えぇ!マルがショート!?む、むりずら・・・」
曜「まぁとりあえずやってみなって!」
ダイヤ「ファーストには私が入りますので送球してくださいね」
花丸「で、でも・・・」
ルビィ「大丈夫!花丸ちゃんならきっとできると思う!」
花丸「ルビィちゃん・・・」
花丸「・・・うん、やってみるずら」
ルビィ「がんばって!」 花丸「お願いします!」
千歌「じゃあまず軽めにいくよー!」
千歌「ほい!」カキッ ボテボテ
花丸(えーと確か本だと・・・)
花丸(正面のボールに対してできる限り少し右から回り込むように) タタッ
花丸(バウンドをよく見てボールが下がってくるタイミングで捕る) パシッ
花丸(捕ったら握りかえてボールを耳の横に) グッ
花丸(あとは相手の胸目掛けて投げる!) ビシュ
ダイヤ「ナイスボールですわ!」 パァン
千歌「おぉ!花丸ちゃんできてるじゃん!」
ルビィ「花丸ちゃん上手!」
ルビィ(やっぱりルビィの目に狂いは無かった!花丸ちゃんには内野手の才能がある!)
曜「しっかり腰も落とせてるし初心者とは思えないなぁ」
千歌「おっしゃ!花丸ちゃんどんどんいくよ!」
花丸「お願いします!」 花丸「ハァハァ・・・」
千歌「よし!花丸ちゃんはショート決定!」
花丸「ほ、本当に、マルで、いいずら?」ゼーゼー
曜「あんだけ堅実な守備見せられたら文句無いって!」
ルビィ「良かったね!花丸ちゃん!」
花丸「えへへ・・・」
ダイヤ「私は普段はセカンドですから何かと連携があると思います。よろしく頼みますわね」
花丸「よ、よろしくお願いします」 ペコッ
ダイヤ「さて・・・」
ダイヤ「次は外野ノックですわ!3人とも覚悟なさい!」
千歌「うわ、急にスイッチ入ったね」
曜「久しぶりに野球できて楽しいんだよ」ニコニコ
ルビィ「外野ノック・・・!」
ルビィ「あ、先輩たちはどこに入りますか?」
千歌「私はどこでも・・・」
曜「センターは渡さないよ!」ビシッ
ルビィ「ピギッ!わ、分かりましたじゃあルビィはライトで!」
千歌「となると私がレフトだね!おっしゃいくぞおおおおお」ダダダッ
ようるび「うおおおおおおお!」ダダダッ
花丸(熱血ずら) 果南「・・・」
鞠莉「楽しそうにしてるわね〜」
果南「・・・楽しいだけじゃ勝てないよ」
鞠莉「私は面白いチームだと思うわ!今すぐ練習に参加したいくらいね」
果南「梨子って子の肩が夏までに治ればそこそこ行けなくもなさそうなんだけどね」
鞠莉「じゃあ私達が投げればいいんじゃない?」
果南「鞠莉は直球しかないじゃん」
鞠莉「女は黙って直球勝負よ!」
果南「・・・私ピッチャーはあんまりやりたくないんだけどな」ハァ チハヤ思い出して釣られてきたけど、案外おもろい
支援 千歌「あ!果南ちゃんだ!」
ダイヤ「果南さん!?」ピクッ
果南「げ。気付かれた」
鞠莉「まぁ隠れてるわけじゃないしね〜」
曜「果南ちゃんの隣の金髪の人誰だろ?助っ人外国人?」
ダイヤ「鞠莉さん・・・」
ダイヤ「」ダッ
果南「うわこっち来た!」
鞠莉「ダイヤ〜♪久しぶりね」
ダイヤ「久しぶりねじゃ、ないですわ!いつ帰ってきたんですの!?」ゼーゼー
鞠莉「こないだ」
ダイヤ「またアバウトな」 スレタイの狂気に釣られたけど普通に読み入ってしまった 翌日
千歌「梨子ちゃん!おはよー!」
梨子「お、おはよう」
曜「病院行ったんでしょ?どうだった?」
梨子「とりあえず昨日は薬渡されて終わったよ」
千歌「おぉ!それ飲めばどんどん治っちゃう感じ?」
梨子「そうだね・・・心なしか肩が軽くなった感じがするんだけど」
梨子「それとしばらくは走り込み中心で投球練習は禁止って言われたわ」
曜「しゃーない」 待ってた
支援
リコちゃん、ポケだったらしあわせ草使うルート入りそう 部室
ガチャ
千歌「やっほー!」
曜「ヨーソロー!」
梨子(これって挨拶なのかな・・・)
ルビィ「お疲れ様です!」
花丸「お疲れ様ずら!」
善子「・・・こんにちは」
千歌「おぉ!集合早いね!関心関心!」ナデナデ
ルビィ「えひひ」
善子「梨子さん薬飲んだ?」
梨子「う、うん飲んだけど」
善子「・・・そう」
梨子「というか善子ちゃんあの薬って・・・」
ガチャ
ダイヤ「おはようございます!」
鞠莉「シャイニー!」
果南「あれ、全員揃ってんじゃん」 千歌「よーしじゃあ全員揃ったし練習だあああああ!」
曜「ヨーソロー!」
善子「?薬がどうかしたの?」
梨子「・・・ううん何でもない」
梨子「じゃあ私走ってくるね」
善子「無理しないでね」
梨子「うん!ありがとう」ニコッ
鞠莉「さぁさぁよっちゃん!練習行くわよー!」
善子「よ、よっちゃん?」
果南「何ぼさっとしてんの。さっさと行くよー」
善子「は、はい!」 鞠莉「ファイヤー!」ビシュ
善子「!」パァン!
善子「・・・ナイスボール」
鞠莉「どう?私のボールは?」
善子「そうね・・・かなり重いわ」
善子「球速も申し分ないしちょっとやそっとじゃ打たれないと思う」
鞠莉「ふふーん♪もっと誉めてくれてもいいのよ?」
果南「・・・やるねぇ」
鞠莉「でっしょー?」
果南「は?善子のことだよ」
鞠莉「えっ」
果南「あの子・・・鞠莉の球受けても瞬き一つしないし」
果南「それに何よりミットが全然ぶれない」
果南(あの子が受けてくれるんならちょっと本気出そうかな) スパァン! カナンチャンスゴーイ! オゥ!サスガネ!
梨子「良い球・・・!」
梨子(負けられない・・・!)ダッ
千歌「ぬわああああああ疲れたああああああ」
ダイヤ「何寝ぼけたこと言ってるんですの!?」
千歌「いやー今日はもうこの辺で・・・」
ダイヤ「梨子さんを見なさい!練習始まってからずっと走ってますわよ!」
千歌「・・・そうだね」
千歌「怪我してる梨子ちゃんがあれだけ頑張ってるんだ私達も頑張らなきゃ・・・」 ダイヤ「まぁでも今日はこの辺にしときましょうか」
ダイヤ「初日から飛ばしても意味が無いですし」
花丸「や、やっと終わったずらぁ〜」グダー
ルビィ「ピギィ・・・」グダー
ダイヤ「皆さんお疲れ様でした」
ダイヤ「早速ですが明日から朝練をしたいと思います」
ダイヤ「集合は朝4時」
8人「4時ぃ!?」
曜「バス走ってないよー!」
果南「さすがに無理があるんじゃない?」
ダイヤ「じ、じゃあ7時開始で」
善子「一気に普通になったわね・・・」 ダイヤ「朝練では基礎練習を重点的にしていきたいと思います」
ダイヤ「ゴロ練習やトスバッティング等のメニューを消化していきましょう」
ダイヤ「シートノックやフリーバッティング等は時間のある放課後に回します」
ダイヤ「宜しいですか?」
8人「はい!」
ダイヤ「では解散しましょう。ゆっくり休んで下さい」 桜内家
梨子「じゃあ行ってくるね」
梨子ママ「また走りに行くの?暗いんだから気を付けなさいよ」
梨子「うん!行ってきます!」
梨子「はぁはぁ・・・」
梨子「さすがに通学路往復は距離があるな・・・」
梨子「明日もあるしシャワー入って寝よ・・・」
千歌「せい!せい!」ブンッ ブンッ
梨子「千歌ちゃん・・・?」
梨子「こんな遅くまで素振りしてたんだ・・・」
美渡「オラァ!千歌ぁ!」ガラッ
美渡「アンタ何時だと思ってんの!」
千歌「ごめんなさーい!」
梨子「ふふっ。千歌ちゃんおやすみなさい」
梨子「・・・もう少しだけ走ってこよう」 梨子「はぁはぁ」ダッダッダッ
梨子「か、完全に寝過ごした・・・!」
梨子「でもギリギリ間に合う・・・!」
バァン!
梨子「おはようございます!」ゼーハー
曜「梨子ちゃんおっそーい!」
ダイヤ「ギリギリセーフですわね・・・」
梨子「ごめ・・・んなさい・・・」ゼーハー
千歌「まぁまぁ全員揃ったし朝練開始だー!」
善子「・・・梨子さんゆっくりでいいからね?もうアップはいらないだろうし」
梨子「ありがと・・・」ハーハー
梨子(天使だ) ダイヤ「アップも済んだことですし次はトスバッティングですわ!」
千歌「よーちゃん一緒にやろー」
曜「アイアイサー!」
鞠莉「かなぁーん♪」
果南「はいはい」
梨子(全員で9人・・・1人余るわね)
梨子(走ってこよう)
善子「梨子さん一緒にやりましょう」
梨子「え?でも・・・」
善子「投手だからといって打撃練習を疎かにしては駄目よ」
梨子「わ、分かった・・・」 ルビィ「じゃあお姉ちゃんと花丸ちゃんとルビィの3人でやろっか」
花丸「・・・」
ダイヤ「花丸さん?どうしたんですか?」
花丸「・・・マル、ちょっとやりたいことがあるずら」
ルビィ「やりたいこと?」
花丸「うん。だから2人でやってて」
ダイヤ「な、何するんですの?」
花丸「終わったらすぐ戻るずら!」ダッ
ルビィ「行っちゃった・・・」 ???「3人は、どういう関係なんだっけ?」
千歌「スクールアイドルぅ…」 体育館
花丸「えーっと・・・」キョロキョロ
花丸「あ、あった」
花丸「・・・特訓開始ずら♪」
千歌「ぬわああああああ疲れたああああああ」
ダイヤ「そろそろ切り上げますかね」
ルビィ「花丸ちゃん戻ってこないな・・・」
善子「ずら丸どこ行ったの?」
ルビィ「体育館の方に行ったの」
善子「じゃあ声かけてくるわね」
ルビィ「あ、ルビィも行く!」 善子「ずら丸ー!そろそろ戻るわよ!」
ルビィ「花丸ちゃん・・・?」
花丸「ふっ!」キィン
善子「ずら丸アンタ何やってんの?」
花丸「あ、善子ちゃんルビィちゃん」
ルビィ「これは・・・バドミントンの羽?」
花丸「羽打ちやってたずら」
花丸「マル、流し打ちができるようになりたいずら」
善子「流し打ち?」 花丸「昨日フリーバッティングやらせてもらったでしょ?」
花丸「マル全然打てなくて・・・家でどうやったら打てるようになるか勉強したずら」
ルビィ「ルビィもそんなに打てなかったよぉ」
善子「始めはそんなもんよ・・・」
花丸「でね?野球の本に流し打ちのことが書いてあったずら」
善子(どんな本よそれ)
花丸「流し打ちなら体の前で打つことになるからボールを最後まで良く見れるし」
花丸「打ち損じてもファールになって球数を稼げるって書いてあったずら」
花丸「・・・パワーが無くて足も遅いマルが皆の力になるにはこれしかないと思ったずら」
花丸「だから体に叩き込みたくて」
善子「ずら丸・・・アンタちゃんと考えてるのね」カンシン
ルビィ「花丸ちゃんすごい!偉いよぉ」
花丸「えへへ」 こうしてAqoursナインは地方大会に向けて猛練習を重ねていった・・・
そして夏の地方大会初戦前日 果南「まさか去年の準優勝校と初戦でぶち当たるとはね・・・」
ダイヤ「面目ないですわ・・・」
千歌「まぁクジだし仕方ないよ!」
鞠莉「いーじゃないいーじゃない!相手にとって不足無しよ!」
曜「それにしても・・・梨子ちゃん病院から帰ってこないね・・・」
ルビィ「・・・肩は治らなかったのかなぁ」
善子「・・・」
花丸「善子ちゃん・・・」 ダイヤ「と、とりあえず梨子さんはいませんが明日のスタメンを発表します」
ダイヤ「1番サード曜さん」
曜「ヨーソロー!」
ダイヤ「2番ライトルビィ」
ルビィ「ピギィ!ルビィが2番・・・!」
ダイヤ「3番センター千歌さん」
千歌「よっしゃー!」
ダイヤ「4番ピッチャー果南さん」
果南「・・・ん」
ダイヤ「5番ファースト鞠莉さん」
鞠莉「4番が良かったのにー」
ダイヤ「6番キャッチャー善子さん」
善子「・・・はい」
ダイヤ「7番セカンドでわたくしが入ります」
ダイヤ「8番レフト梨子さん」
ダイヤ「9番ショート花丸さん」
花丸「は、はい!」
ダイヤ「曜さんと花丸さんは梨子さんの所に打球がいったらなるべく近くまで行って返球を受けて下さい」
ダイヤ「かといって近すぎてもいけません。怪我してることが相手に割れない程度の距離で・・・」
曜「えーっと・・・」
花丸「近すぎず遠すぎずってことずら?」
ダイヤ「そういうことですわ」
ダイヤ「無理を言ってるのは重々承知していますがどうかお願いしますね」
曜「よ、よーそろー」
花丸「がんばるずら」
果南「善子少し受けてくれない?」
善子「分かったわ」 ビシュ パシッ
果南「そろそろ座っていいよ」
善子「了解」スッ
果南「・・・ふっ!」ビシュ
善子「」パァン
善子「・・・良い球ね」
善子「初めて受けたときと比べてスピードもコントロールも大分上がってるわ」
果南「・・・ハッキリ言ったらどう?」
果南「確かにレベルアップはしたけど明日の相手には通用しないって・・・」
ダイヤ「そ、そんなことありま」
善子「えぇ。通用しないわね」
ダイヤ「えっ」
果南「はっ、本当にハッキリ言いやがったよ・・・」
果南「まぁそりゃそうだよね・・・付け焼き刃の私の球じゃ」
善子「でも果南さんと鞠莉さんにはそれでも投げてもらうしかないわ」
善子「私も全力でリードする」
果南「・・・期待しとくよ」
鞠莉「oh…」 ダイヤ(く、空気が重いですわ・・・)
ダイヤ(何か言わないと・・・)
千歌「よし!じゃあ明日に備えて今日はもう切り上げよっか!」
ダイヤ(千歌さん!?)
千歌「確かに明日の相手は強いかもしれないけどさ、私たちだって一生懸命練習してきたんだよ?何とかなるよ!」
千歌「打たれてもこっちも打って点入れれば勝てるよ!」
鞠莉「・・・そうね。明日は打って打って打ちまくるわよ!」
果南「そっか相手より多く点とればいいんだ・・・」
善子「そ、そうね」
ダイヤ(千歌さんの言葉で空気が一気に変わった・・・)
ダイヤ(さすが部長。さすがキャプテンですわ)
千歌「よし!じゃあ早速片付けを」
「ちょっと待って!」 千歌「え?」
梨子「善子ちゃん少し受けてもらえる?」
ダイヤ「梨子さん!?」
千歌「も、もしかして肩治ったの!?」
梨子「まだ何とも言えないかな・・・」
善子「投げれるの・・・?」
梨子「一応OKが出たよ」
善子「・・・!」 あっ…
ていうかこれスレタイまで持って行くのメッチャ時間かかりそうだな 当たり前だけどラブライブ歴よりもパワポケ歴の方が長いからワクワクする 善子「・・・いつでもいいわよ」スッ
千歌(梨子ちゃんの本気の投球・・・!)
梨子「・・・」グッ
梨子「・・・っ!」ビシュ
善子「!!!」
スパァァン!!
曜「はっや・・・!」
花丸「これが梨子さんのピッチング・・・」
果南「・・・」ゾクゾクッ 善子「ど、どんどん投げて!全部捕るから!」
梨子「じゃあ次スライダーね」ビシュ
パァン!
ダイヤ「あんなスライダー初めて見ましたわ・・・」
鞠莉「キレッキレね♪」
善子(この人やっぱりすごい・・・!)
善子(こんなすごい投手他に・・・)
善子(いたな・・・そういえば)
梨子「次チェンジアップね!」ビシュ
善子(これは・・・落ちる!)パァン
善子(危ない・・・溢すところだった) 善子「すごいわね・・・本当にそれしか言葉が出ないわ」
梨子「善子ちゃんの方がすごいよ・・・全部捕ってくれるんだもん」
善子「あ、ありがと・・・」
千歌「梨子ちゃーん!」
梨子「千歌ちゃん・・・」
千歌「すごい!すごいよ梨子ちゃん!肩治ったんだね!」
梨子「千歌ちゃんたちのおかげ」
千歌「えっ?」
梨子「千歌ちゃんと曜ちゃんが野球部に誘ってくれなかったら・・・マウンドに立ててないと思う」
千歌「梨子ちゃん・・・」ジーン
梨子「善子ちゃんもありがとう。良い病院紹介してくれて」
善子「別にいいわよ・・・」
梨子「じゃあラスト1球ね」
善子「りょーかい」
曜「果南ちゃん?ヘルメット被っちゃってどうしたの?」
果南「忘れたとは言わせないよー?」
千歌「あ!そうだった一打席真剣勝負!」 善子「・・・勝負?」
果南「前に約束しててさ」
果南「梨子、いい?」
梨子「・・・もちろん」
ルビィ「じゃあルビィ審判やりたい!」
善子「別にいいけど・・・後ろ危ないわよ?」
ルビィ「中学公式戦パスボール0・・・信頼してるよ」ニコ
善子(ルビィが少し恐い) 善子「梨子さん分かってると思うけど果南さんは並みのバッターじゃないわ」
善子「でも梨子さんなら抑えられると思う」
梨子「うん。がんばるね」
梨子「サインはどうする?」
善子「・・・!」
梨子「よ、善子ちゃん?」
善子「っ、ごめんなさい何でもないわ」
善子「じゃあストレートは・・・」
果南「作戦会議は終わった?」
善子「えぇ」
果南「じゃあそうだね・・・」
果南「外野に強い当たりが飛んだら私の勝ち」
果南「それ以外はそっちの勝ちでいいよ」
善子「・・・サービスいいわね」 善子(初球何からはいるべきかしら)
善子(とりあえず様子見ね)
梨子「」コクッ
ビシュ
果南「・・・」
パァン!
ルビィ「ストライク!」
ルビィ(アウトロー一杯の良い球だよぉ) 善子(反応無しか)
善子(次は・・・)
梨子「ふっ」ビシュ
果南「!」カキィン!
善子「なっ・・・」
ルビィ「フ、ファールだね」
善子(膝元のスライダー・・・ボール気味にしといて良かった)
善子(少しでも内に入ってたらもってかれてたわ・・・)
善子(ていうか初見のスライダーをいきなり当てるってこの人も大概化け物ね)
善子(何にせよ追い込んだし次で決めるわよ)
善子(外に落ちるチェンジアップ、これで勝負!) 梨子「っ!」ビシュ
果南「・・・!」ガクッ
善子(完全にタイミング外した!これで当てても内野ゴロ・・・)
カキィン!
善子「え」
梨子「・・・」
ヒュー ポテッ
果南「・・・ライトフライか。勝ちだよ、そっちの」
善子(おっつけて打たれた・・・狭い球場なら入ってたかも)
果南「それにしても今のチェンジアップやばかったねぇ」
果南「全然ボールが来なかったよ」
梨子「・・・果南さんこそさすがです」
ダイヤ(次元が違いすぎてついていけませんわ・・・) 雰囲気が日の出高校っぽい
梨子ちゃんは大神を思わせる 見てるぞ
ゆっくりでもいいけん完結まで頑張って欲しい 千歌「す、すごい!すごい勝負だよ!」
千歌「この二人がいれば明日絶対勝てるよ!」
善子「明日どころじゃないわ。地方大会も全国優勝だって夢じゃない」
花丸「ぜ、全国・・・」
善子「私たちが打って、守備で変なミスさえしなけりゃ梨子さんが完封してくれるわ」
梨子「・・・善子ちゃん」
梨子「でも私打たれて・・・私の球大したことないのかな・・・」
善子「そ、そんなことあるわけないでしょ!?誰か打ちたい人!」
ようまり「はいはーい!」 BGMは「逆襲の時!」より「反撃の時!」の方が合いそう
https://youtu.be/br37dq_6DDU 曜「のわっ!」ブンッ (三振)
鞠莉「ファイヤー!」ブンッ (三振)
花丸「ずらっ」キンッ (サードゴロ)
ルビィ「ピギィ!」ブンッ (三振)
ダイヤ「ピギャア!」キンッ (キャッチャーフライ)
善子「・・・ほらね?果南さんがすごいのよ」
善子(まともに前にとばしたのはずら丸だけか)
千歌「よーし!私の番だね!」
梨子「千歌ちゃん・・・。全力で行くからね」
千歌「バッチこい!」 曜ちゃんは大したことないのか
スポーツ物にしては珍しいな 千歌「せい!」ブンッ パァン!
善子(2球で追い込んだわ)
善子(遊び球無し・・・次で決めましょう)
梨子「」コクッ
梨子「っ!」ビシュ
千歌「!!」ブンッ
カキィン!
善子「え?」
ルビィ「せ、センター前ヒット・・・かな?」
千歌「おっしゃあー!」ガッツポ
梨子「打たれた・・・」
ダイヤ「・・・相変わらず変化球だけは打つの上手いですわね」 善子(千歌さん・・・さすがにクリーンアップを任されるだけあるわね)
善子「じゃあそろそろ上がりましょうか」
曜「善子ちゃんは打たないの?」
善子「・・・遠慮しとくわ」
善子「というか捕る人がいないじゃない」
曜「そっかー」
善子「梨子さん?ダウンするわよ」
梨子「千歌ちゃんにも打たれた・・・けっこう本気で投げたのに・・・」ブツブツ
善子(メンタル弱すぎでしょ)
善子「ほら!明日もあるんだしさっさと上がるわよ!」
梨子「う、うん・・・」
梨子「・・・善子ちゃん」
善子「何?」
梨子「私、今日とっても楽しかった」
善子「ど、どうしたのよ・・・」
梨子「こんなに本気で投げたの久しぶりだから・・・」
梨子「ありがとう、善子ちゃん」ニコッ
善子「・・・っ///」
善子「き、キャッチャーはピッチャーが気持ちよく投げれるようにするのも仕事だから!当然よ!」
善子「・・・逸らさないわ。私は絶対」
梨子「・・・うん!」
千歌「よーし!明日絶対勝つよー!」
8人「おー!!」 次も楽しみです
果南はサード、ヨーソロが外野かな? 梨子をエースに据えた浦の星女学院は快進撃を始める
数ヶ月ひたすら走り込んだ梨子の球速は音ノ木坂学院時代よりも速くなっていた
エースの好投に打線も応える
核弾頭の曜、小技の効くルビィが塁を埋めるとクリーンアップの千歌、果南、鞠莉がきっちりと返し得点を重ねていく
そして堅実な守備を持ったダイヤ、花丸の二遊間コンビ、司令塔の善子というセンターラインが相手に得点を与えない
気付けば浦の星は決勝戦まで駒を進めていた 善子「偵察?」
ルビィ「うん!今日の準決勝で勝った方が明日うちと当たるからどうかなって」
善子(確か今日の試合って・・・)
善子「・・・私は遠慮しとくわ」
梨子「善子ちゃん来ないの・・・?」シュン
善子「な・・・そんなに落ち込まないでよ」アセアセ
ルビィ「・・・今日の試合は善子ちゃんに一緒に来てもらわないと意味がないの」
善子「!」
善子(・・・まぁルビィが知らない方がおかしいわよね)
善子「・・・分かったわ。でも終わったらすぐ帰るわよ」
梨子「ほんと!?」パアァ
ルビィ「さすが善子ちゃん!」
善子「で、全員で行くの?」
ルビィ「ううん。お姉ちゃんに話したら3人で良いって」 草薙野球場
ルビィ「着いたぁ!」
梨子「明日もここでやるんだよね」
ルビィ「そう!お客さんいっぱい来たら緊張しちゃうな〜」キャッキャッ
梨子「広いわね〜」キャッキャッ
善子「・・・」
ルビィ「どこら辺に座る?」
善子「・・・どこでもいいわよ」
梨子「あ!あそこ空いてるよ!」
梨子「実はね、今日お弁当作ってきて・・・」パカッ
ルビィ「うわぁ美味しそう!あ、ルビィはね、アイス買ってきたよ!」
善子「遠足気分ね・・・」
梨子「ルビィちゃん、どっちが勝つかな?」
ルビィ「う〜んそうだね、ルビィ的には・・・」
「善子!」
善子「・・・!」
ルビィ「えっ?」
梨子「だ、誰?」キョロキョロ
「善子!ちょっとこっち来い!」
梨子「よ、善子ちゃん呼ばれてるよ・・・?」
善子「・・・チッ」スクッ
善子「・・・すぐ戻るわ」スタスタ
梨子「あ、あの子誰!?善子ちゃんの何なの!?」
ルビィ「お、落ち着いて梨子さん!」
ルビィ「あの人は善子ちゃんが中学時代バッテリーを組んでた人だよ・・・」
ルビィ「恐らく明日対戦することになると思う・・・」
善子「久しぶりね・・・理亞」 今年のフレッシュオールスターで草薙球場に財布を忘れた鳥がいましたね この遅さは完全に無能やろ
無能はss書くなボケカス
書く気ないならちゃんと書く気ないって書いてから去れや 理亞「久しぶりねじゃない!お前どこ入ったんだ?」
善子「浦の星よ」
理亞「浦の星?どこだそれは」
「明日当たる相手でしょう?」
理亞「姉様」
善子「・・・ご無沙汰してます、聖良さん」
聖良「久しぶりですね!元気にしてました?」
善子「えぇ、まぁ」
理亞「・・・そんなことはどうでもいい」
理亞「ちゃんと試合終わるまでいろよ」
善子「考えとくわ」ツーン
理亞「・・・相変わらずだな」
理亞「少しは打てるようになったのか?」
善子「・・・無駄話してる暇あったらアップでもすれば?」
理亞「・・・ふん。まぁ明日になれば分かることだ」
善子「余裕ね」
理亞「当たり前だ」
聖良「理亞、そろそろ行きますよ」
理亞「分かった」
聖良「じゃあまた明日!楽しみにしてますよ!」
善子(今日はもう勝つ前提か・・・) 千歌「」カキーン
デデデデーン
曜「で、出たぁ!千歌ちゃんの『0を1に変えるホームラン』だぁぁぁ!」 梨子ちゃんの球持ちよさそう
完全にイメージでしかないが 野球部のくせして友人の先輩に挨拶もなく遠くから呼びつけとは
教育やろなあ 善子「待たせたわね」
ルビィ「善子ちゃん・・・」
梨子「善子ちゃん大丈夫?何かされてない?平気?」
善子「別に平気よ・・・」ストッ
ルビィ「聖良さんと理亞さん・・・だよね」
善子「えぇ、そうよ。さすがね」
ルビィ「理亞さん今日投げるのかな?」
善子「投げるんじゃないかしら。1番背負ってたし」
ルビィ「1年生でもうエースかぁ。すごいね!」
善子「・・・ふん」
梨子「さ、さっきはどんな話してたの?」
善子「・・・別に。明日よろしくって言われたわ」
梨子「自信満々だね・・・」
善子「・・・まぁ多分勝つと思うわ、今日」 パワプロならライバルが当たる前に負けることはよくある気がする スレタイ保険かけてるなんだ?
むしろ千歌がキチガイのdisSSだと思ってしばらく近寄らなかったぞ スレタイは携帯機の某野球ゲームのセリフが元ネタじゃないの? 中身はまともなssなのにふざけたタイトルでハードルを下げる
という意味なのでは?
元ネタ知らんしスレタイはよう分からんが中身は面白いから頑張ってくれ こっからスレタイの作品のように悪の組織や超能力者やヒーローも絡んでくる展開になったら名作になれる 結局梨子ちゃんは病院でどんな治療受けたんだ?
しあわせ草?まさかのダイジョーブ博士か? ルビィ「理亞さんのクセとかって覚えてる?」
善子「・・・特に無かったと思うけど」
善子「サインはよくシカトされたわね」
ルビィ「えぇ・・・」
善子「まぁ聖良さんと組む時はサイン通り投げてるみたいだけど」
梨子「その聖良さんって人すごいんだね・・・」
善子「あの人は同じ捕手として尊敬してるわ」
善子「打者としても果南さんと同等、もしくはそれ以上ね」
梨子「・・・」ゴクッ 梨子「じ、じゃあ理亞さんは投手としてどう思う?」
善子「・・・投手としての実力は認めるわ」
善子「でももう2度と組みたくない」
梨子「・・・」
ルビィ「あ!し、試合始まるよ!」
梨子(理亞さんたちの学校は後攻めか)
梨子(私と同じサウスポー・・・)
理亞「っ!」ビシュ
スパァン!
梨子「!!」
ルビィ「は、速い・・・」
善子「・・・」 帰り道
ルビィ「15対0・・・圧勝だったね」
梨子「・・・そうね」
ルビィ「打線がすごかったよね。特に4番の聖良さん」
ルビィ「2ホーマー含む4安打で一人で7打点の荒稼ぎ。善子ちゃんの言う通り果南さんレベルの打者だね・・・」
ルビィ「で、でも!梨子さんならきっと抑えられるよ!」
梨子「そうかな・・・」
ルビィ「だ、だよね?善子ちゃん!」
善子「・・・やってみないと分からないわ」
ルビィ「うゆぅ・・・」 梨子「・・・善子ちゃん」
善子「何?」
梨子「私と理亞さん、どっちが投手として上だと思う・・・?」
善子「梨子さんに決まってるでしょ」
ルビィ(即答・・・!)
善子「あいつに負けてるところなんて一つも無いわよ」
梨子「でも・・・球速も変化球も理亞さんの方が・・・」
善子「・・・そんなことないわよ」
梨子「善子ちゃんには・・・私なんかより、理亞さんの方が・・・」
善子「いい加減にしてよ!」
りこルビ「」ビクッ
善子「私が上って言ってるの!私を信用してないわけ!?」
梨子「ち、違っ・・・」
善子「大体ね!イライラすんのよ!何であんなにすごいボール投げてるのに普段こうなの!」
善子「球速とか変化球以前にまずメンタルどうにかしなさいよ!」
ルビィ「よ、善子ちゃん!言い過ぎだよ!」
善子「!」ハッ
梨子「」ポロポロ
梨子「ごめんなさい・・・善子ちゃん・・・ごめんなさい・・・」ポロポロ
ルビィ「り、梨子さん・・・」アセアセ
善子「・・・帰るわ」スタスタ
ルビィ「善子ちゃん!ちょっと待ってよ!」
梨子「いいの・・・私が悪いから・・・」グスグス
ルビィ「うゆぅ・・・」 おもしろいです
序盤の梨子ちゃんの壁発言がどう回収されるのかが楽しみ 翌日善子ちゃんは来なかった
帰る途中に交通事故にあったらしい
即死だったそうだ
当然試合どころではない
皆泣いていたが私は状況が飲み込めなかった
半年が過ぎた今も私は状況が飲み込めないままでいた 『キャッチボール、してくれない・・・?』
『球種は!?』
『すごい球だわ!』
『メンタルどうにかしなさいよ!』
『逸らさないわ、私は絶対』
梨子「・・・善子ちゃん」
梨子「善子ちゃん善子ちゃん善子ちゃん善子ちゃん善子ちゃん善子ちゃん善子ちゃん善子ちゃん善子ちゃん善子ちゃん善子ちゃん善子ちゃん善子ちゃん善子ちゃん善子ちゃん善子ちゃん善子ちゃん善子ちゃん善子ちゃん」 私には最高の友達がいる
その子は私に会うといつでも最高の笑顔で私を迎えてくれる
「よっちゃん、おはよう♪」
『ヨハネを無視すると、灼熱の焔で焼かれてしまうわよ?』
「えへへ、よっちゃんを無視なんてしないよぉ」
「梨子ちゃんまたスマホアプリの女の子に話しかけてる・・・」
「・・・梨子ちゃんいい加減にして!それは善子ちゃんじゃない!本物の善子ちゃんは、もう・・・」
千歌ちゃんたちが何を言っているのか私には理解できない
前みたいに色々な言葉を言ってくれないのは寂しいけど
善子ちゃんはちゃんとここにいるのだから
おわり おいおいここまで良かったのにそれは勿体無すぎるだろ… いやこいつ偽物だろ
地域表示が庭だけど…偽物だよな… 梨子「うわああああ!」ガバッ
梨子「あれ・・・?」
梨子「夢か・・・」ハァ
梨子「・・・やばい!遅刻しちゃう!」バタバタ 梨子「おはようございます!」ゼーハー
曜「梨子ちゃんおっそーい!」
千歌「うおー!間に合って良かった!」
ダイヤ「ギリギリですわね・・・」
梨子(善子ちゃんは・・・)キョロキョロ
善子「・・・おはよう、梨子さん」
梨子「!!」
梨子「善子ちゃん!」ダキッ
善子「い!?」
ルビィ「はわわ」
花丸「・・・む〜」
梨子「よかった!よかったよぉ!」
善子「ち、ちょっと何なのよー!」
梨子「ふえぇぇぇ」グスグス
善子「何なのほんとに・・・」ハァ
果南「・・・善子何かしたの?」
善子「なにもしてな・・・」
ルビィ「・・・」ジー
善子(うっ)
善子「・・・梨子さん昨日はごめんなさい」
梨子「ふぇ?」
善子「私どうかしてたわ・・・梨子さんのこと何も考えてなかった」
梨子「・・・大丈夫だよ」
梨子「勝とうね・・・今日」
善子「・・・うん!」
鞠莉「青春ね♪」
花丸(イチャイチャし過ぎずら)
ダイヤ「コホン!ではスタメン発表しますわよ!」
ようちか「待ってましたー!」 パワポケ?ってやった事ないけどコナミの野球のシミュレーションゲームじゃなかったの?
なんか不吉なレスが多いんだが… ダイヤ「1番センター曜さん」
曜「レッツゴーヘイアクアー!」
ダイヤ「2番ライトルビィ」
ルビィ「はい!」
ダイヤ「3番ファースト果南さん」
果南「おっ?」
ダイヤ「4番レフト千歌さん」
千歌「うおー!4番ー!」
ダイヤ「5番サード鞠莉さん」
鞠莉「くっ・・・!ちかっちに負けた・・・!」
ダイヤ「6番ショート花丸さん」
花丸「ろ、6番!?」
ダイヤ「7番セカンドでわたくしが入ります」
ダイヤ「8番キャッチャー善子さん」
善子「はい!」
ダイヤ「9番ピッチャー梨子さん」
梨子「はい!」 ダイヤ「今日はバッテリーのお二人にはリードとピッチングに集中してもらうために打順は下げさせてもらいました」
善子「問題無いわ」
ダイヤ「果南さんの打順を上げたのは初回必ず果南さんに回るようにするためですわ」
ダイヤ「相手も最強打者を初回から相手にするのは嫌なはず」
果南「照れちゃうよー」ケラケラ
花丸「ま、マルが6番っていうのは・・・」
ダイヤ「花丸さんにはクリーンアップが残したランナーを返す役割を担ってもらいます」
花丸「できるかな・・・」
ダイヤ「これまでの試合、果南さんに次ぐ高打率を残してるんですのよ?自信を持ちなさい」
ルビィ「逆方向の打球も良い感じだよ!」
花丸「が、がんばるずら!」
千歌「千歌の4番は!?」
ダイヤ「千歌さんは繋ぎのバッティングができるのでこの9人を繋いで打線にしてください」
千歌「よく分かんないけどとりあえず打てばいいの?」
ダイヤ「・・・まぁ、そういうことですわ」
鞠莉「後ろには私がいるからしっかり繋いでね♪」
千歌「うん!皆に繋ぐよ!」 ダイヤ「ではキャプテン、声出しを」
千歌「な、何言えばいいの?」
曜「思ってること言っちゃいなよ!」
千歌「・・・分かった!」
千歌「えー皆さん、千歌は皆とここまで来れて本当に幸せです」
千歌「皆とならどこまでも行ける気がします」
千歌「今日の相手は強いですが、相手の雰囲気に呑まれないで」
千歌「私たちらしく、強気で攻めて攻めて!下を向かないで超積極的に楽しんで野球をやっていきましょう!」
千歌「ばもおおおおおおす!!!」
8人「おおおおおおおお!!!」
善子("ばもす"ってどういう意味?)
花丸(スペイン語で"行くぞ”って意味ずら) クソどうでもいいけどパワポケ6の詩乃とのんたん属性被ってんのな エピローグでよしみ、いつき、むつがグラウンドの真ん中で応援してる沙耶グッドエンド再現希望 理亞「っ!」ビシュ
聖良「よしラスト!」
ダイヤ「は、速いですわね・・・」
曜「ルビィちゃん!あの子の球種は!?」
ルビィ「そ、それは善子ちゃんの方が詳しいよ」
千歌「えっそーなの?何で?」
善子「バッテリー組んでたのよ、中学の時」
ようちかだいまり「ええええ!?」
果南「・・・何でもっと早く言わなかったの」
善子「聞かれなかったし・・・」
果南「あのさぁ・・・まぁいいや」
果南「で、球種は?」
善子「カットボールとフォークだったと思うわ」
善子「新たに増えてるかもしれないけど」
曜「なるほど・・・」
『1番、センター、渡辺さん』
曜「よーし!1番センター渡辺曜!行ってまいります!」ビシッ
千歌「行ってこーい!」
果南「先頭大事だよ!」
鞠莉「5点取ってきなさい!」
花丸「それはムリずら」 実況「さぁ始まりました地方大会決勝戦!」
実況「この試合で全国の切符を手に入れるのは果たしてどちらか!?」
実況「まずは1番バッターの渡辺が打席に入りました!」
曜「ヨーソロー!」
聖良(1番渡辺さん・・・スピードとパワーを兼ね備えた優秀な1番バッター)
聖良(油断してはダメですよ、理亞)
理亞(大丈夫よ、姉様)
理亞(今日注意するのは3番だけ・・・)
理亞(それ以外は軽く捻り潰す!)ビシュ
曜(ストレート!初球打ちだ!)
キンッ 実況「あぁっと初球打ち上げた!しかしこれは面白い所に落ちそうだ!」
曜「落ちろ!」ダダッ
パシッ
曜「あっ」
実況「しかしショートが後ろ向きで取りましたー!ファインプレー!」
花丸「上手い・・・」
曜「くっそー!」
千歌「いや惜しい惜しい!もうちょいだったね!」
鞠莉「超積極的なバッティングだったわ!」
曜「えへへ」
ダイヤ「何アウトになったのに照れてるんですの・・・」 理亞(いきなり当てられた・・・)
理亞(ムカツク!)
ルビィ「よ、よろしくお願いします!」
聖良「はい、よろしく」ニコ
ルビィ「ピギィ!///」
理亞(こいつはさっさと終わらそう)ビシュ
ルビィ「」ピクッ
パァン ストライク!
理亞「っ!」ビシュ
ルビィ「!」ブン
キンッ ファール
理亞「なっ・・・」
聖良「へぇ・・・」
ルビィ(曜さんが初球で終わっちゃったからルビィは少しでも粘らないと・・・!) 理亞「このっ・・・」ビシュ
ルビィ「くっ!」ブン
キンッ ファール
実況「2番黒澤良く粘っています!次で8球目!」
聖良(拉致があかないな)
聖良(内角高めにストレート、これは手が出ないでしょう)
理亞「」コクッ
理亞「っ!」ビシュ
聖良「!」
聖良(あぶな・・・)
ルビィ「ピギッ!」ガッ
カランカラン 梨子「!!」
ダイヤ「る、ルビィ!」
実況「ああっとデッドボールだー!手の付近に当たりました!大丈夫でしょうか!」
ルビィ「うぅっ・・・」
ダイヤ「ルビィ!大丈夫ですの!?ルビィ!!」
花丸「と、とりあえず手当てを!」
善子(あいつ、まさか・・・)キッ 正直ルビィちゃんがデッドボール受けて無事な未来が見えない ベンチ裏
鞠莉「とりあえずテーピングね・・・」スッ
ルビィ「ピギィ!」ズキッ
ダイヤ「ルビィ・・・!」
果南「どうなの、鞠莉」
鞠莉「多分だけど・・・折れてるわね・・・」
千歌「そ、そんな・・・」
鞠莉「このままプレーするのはちょっと・・・」
ルビィ「だ、大丈夫!ルビィはやれるよ!」
ダイヤ「な、何言ってますの!?このままやるのは危険ですわ!」
曜「かといってルビィちゃんが出れないとなると・・・」
善子「棄権、ね・・・」
ルビィ「大丈夫だよ、ルビィは全然平気だから・・・」ズキズキ
ダイヤ「いい加減にしなさい!その指で野球は無理ですわ!」
ダイヤ「ルビィ、あなたにもしもの事があったらわたくしは・・・!」
ルビィ「大丈夫だって言ってんじゃん!!!」 ダイヤ「」ビクッ
花丸「ルビィちゃん・・・」
ルビィ「ルビィたち9人しかいないんだよ?ルビィが弱音吐いたら試合が終わっちゃう・・・」
ルビィ「その時点でお姉ちゃんとはもう野球できなくなっちゃうんだよ・・・?」グスッ
ダイヤ「!」ハッ
ルビィ「そんなの・・・そんなのルビィは嫌だよ・・・お姉ちゃんと一緒に野球できるのはもうこれで最後かもしれないのに」
ルビィ「だから・・・この指が取れてもいいから最後まで一緒のグラウンドに立たせてよ・・・」ポロポロ
ダイヤ「ルビィ・・・」
花丸「・・・マルからもお願いしますダイヤさん」
花丸「責任は取れないけど・・・ルビィちゃんのこの気概は買ってあげたい・・・」
ダイヤ「・・・すこしでも違和感を感じたら試合を止めますからね」
ルビィ「お姉ちゃん・・・!ありがとう!」
鞠莉「じゃあ念入りにテーピングをしないとね♪」 実況「今黒澤がベンチから出て来ました!どうやら大丈夫なようです!」
実況「球場は暖かい歓声と拍手に包まれています!」
ガンバレー ルビィチャーン パチパチ
聖良「理亞。当てろとは言ってませんよ」
理亞「わざとじゃないわよ姉様・・・」
理亞「まぁでも避けられたでしょあれは・・・」
聖良「理亞!」
理亞「悪かったって・・・」
聖良「・・・とにかく次は果南さんです。気を抜かないように」
理亞「了解」 実況「さぁここで今日は3番に座っている松浦が打席に入ります!」
実況「本大会打率6割に3ホーマー!大会屈指の強打者です!」
果南「」ザッザッ
聖良「先程は申し訳ない・・・ルビィさんは平気ですか?」
果南「・・・平気だったらあんなにテーピングしないよ」
聖良「・・・気を悪くさせたなら謝ります」
果南「別にいいよ・・・とっとと投げさせなよ」
聖良(完全にご立腹ですね、捕手のつらいところです) 聖良(内角に速い球で)
理亞「っ!」ビシュ
果南「!」ブン
キィン!
実況「初球は真後ろに飛びましたファール!」
聖良(いきなり手を出してきましたね)
聖良(今度はカットボールで)
果南「っ!」ブン
キィン!
実況「これもファール!松浦追い込まれた!」
聖良(内角が得意コースの様ですね・・・後は外で攻めますか) 実況「カウントは2-2!松浦、良くボールが見えています!」
聖良(大振りするかと思いきや選球眼いいな・・・)
聖良(まぁ外のカットボールに引っ掛けさせて終わらせましょう)
理亞「」コクッ
理亞「っ!」ビシュ
果南「!!」ブン
カキィン!
聖良「なっ・・・」
果南「・・・ふん」スタスタ ポイッ
実況「打ちましたあああ!打球はレフトへー!!先制2ランホームラン!!」
ようちかだいまりまる「しゃあああああ!!」
善子「さすがね・・・」
梨子(先制・・・!) ルビィ「果南さん!さすがだよぉ!」
果南「・・・打ててよかったよ」ナデナデ
千歌「果南ちゃんナイバッチ!」
鞠莉「さすが果南ね♪」
曜「鳥肌立っちゃったよ!」
果南「・・・まだまだ終わらないよ」
果南「どんどん点取って梨子を援護しよう」
梨子「!」
果南「勝つのは・・・私たちだ」 実況「初回からゲームが動きました!松浦の先制2ラン!」
実況「1回表が終わりましてエース桜内がゆっくりマウンドに向かいます!」
実況「今大会なんと無失点!今日はどのような投球を見せてくれるのでしょうか!」
梨子「善子ちゃん」
善子「・・・何?」
梨子「一球、"私に頂戴”」
善子「え?どういう・・・」
梨子「・・・」
善子「・・・つまんない四球なんて出したら承知しないわよ」
梨子「大丈夫だよ。絶対抑える」
善子(昨日の梨子さんとは別人ね・・・)
善子(この気合いが変に入りすぎないように気を付けないと) 『1番、ショート、岩見沢さん』
実況「先頭バッターは岩見沢!先程のファインプレーは見事でした!次は1番打者としての役割に期待がかかります!」
梨子「・・・」グッ
梨子「っ!」ビシュ
岩見沢「ひっ・・・!」バッ
善子「・・・」パァン
実況「おおっと初球は頭部付近にボールが行きました!すっぽぬけたか!?」
岩見沢「ちょっと!危ないよ!」
善子「あぁ、悪いわね」
岩見沢「なっ・・・あなた一年でしょ!?」
善子「・・・それが何?」
岩見沢「このっ・・・」
聖良「・・・報復ってやつですか」
理亞「東京からのエリート女のくせに良い度胸してるじゃない」 骨折られてるのに帽子取らない、そりゃ現実世界でも当たり前のように報復するわな これは野球界なら常識だな
むしろ報復しなきゃ叩かれる >>235
乱闘にならなかっただけマシ
藤浪なら退場してた >>235
野球 乱闘 とかで動画検索すれば面白いもん見られるぞ たまにしか野球見ないから帽子云々がようわからん
死球しちゃった場合当てたチームの人が帽子取って頭下げたりするのがマナーなの? メジャーでは取らないんだっけ?
でも高校野球って一応教育の場だからその辺滅茶苦茶うるさいと思う 実況「カウントは3-2!捉えるか!抑えるか!ラストボール!」
梨子「っ!」ビシュ
岩見沢(低い!)ピクッ
善子「!」パァン
ストライクアウト!
岩見沢(え!?)
実況「おっとストライクだー!見逃し三振!低い球でしたが判定はストライク!」
ダイヤ(あれがフレーミングってやつですわね)
梨子(さすが善子ちゃん・・・) 実況「2番旭川も倒れツーアウト!鹿角姉妹の妹、理亞が左打席に入ります!」
理亞「私に報復はあるの?」
善子「・・・そんな無駄なことはしないわ。アンタで初回は終わり」
理亞「言うわねぇ・・・」
梨子(この人だけは絶対抑える・・・!)ビシュ
理亞「っ!」ブン
ストライク!
実況「桜内、初球から果敢に内角を突いていきます!」 善子(とりあえず追い込んだわよ)
善子(アウトローにスライダー!多少ボールになってもいいから強くね!)
梨子「っ!」ビシュ
理亞(外スラ・・・!)キィン!
実況「三遊間!抜けるかー!?」
花丸「ずらっ!」パシッ ビシュ
善子「ずら丸!」
実況「ショート国木田逆シングルで掴みました!一塁送球は・・・間に合わない!」
果南「・・・まぁ、良く追い付いたよ」
花丸「り、梨子さんごめんずら・・・」
梨子「い、いいのよ!ナイスキャッチ!」 今さらだけどプロフィール的なやつ
千歌
右投右打
ポジション 外野
曜
右投右打
ポジション 外野 サブ サード
梨子
左投左打
ポジション ピッチャー サブ 外野
果南
右投右打
ポジション ファースト サブ ピッチャー
善子
右投左打
ポジション キャッチャー
ダイヤ
右投左打
ポジション セカンド
鞠莉
右投右打
ポジション サード サブ ピッチャー ファースト
ルビィ
右投左打
ポジション 外野
花丸
右投左打
ポジション ショート
聖良
右投左打
ポジション キャッチャー
理亞
左投左打
ポジション ピッチャー 最後の一発くれてやるよオラ
千歌 弾道2
ミートC パワーC 走力C 肩力D 守備力C 耐エラーD
チャ○ チーム○ サヨ アベ 逆境
曜 弾道3
ミートD パワーC 走力A 肩力C 守備力C 耐エラーE
積盗 盗△ チャメ ムーメ 初球 満塁
梨子 弾道1
球速 125q コントロールB スタミナC
変化球 スライダー3 カーブ1 チェンジアップ5
ミートE パワーF 走力B 肩力B 守備力C 耐エラーC
対左打○ 回△ 打弱 逃球 軽球 ポカ 低○ 奪三 球持 ムラ バン○
果南 弾道4
ミートB パワーA 走力C 肩力C 守備力B 耐エラーA
強振 チャ○ 威圧 広角 パワー 職人 悪球
善子 弾道2
ミートD パワーD 走力D 肩力B 守備力C 耐エラーA
キャ○ ブロ
ダイヤ 弾道2
ミートD パワーE 走力C 肩力E 守備力C 耐エラーC
バン○ いぶし
鞠莉 弾道4
ミートB パワーB 走力E 肩力A 守備力C 耐エラーD
ムラ ムーメ ローボ プル パワー 三振
ルビィ 弾道1
ミートD パワーF 走力B 肩力D 守備力D 耐エラーC
チーム○ バント◎ 走塁○ 粘打
花丸 弾道1
ミートC パワーE 走力E 肩力D 守備力D 耐エラーB
内安 ヘッド 流打 アベ 粘打 聖良 弾道4
ミートA パワーA 走力C 肩力A 守備力C 耐エラーA
チャ◎ キャ◎ 威圧 広角 逆境 サヨ 満塁
理亞 弾道3
球速 130q コントロールD スタミナ B
変化球 カットボール3 フォーク5
ミートC パワーB 走力B 肩力B 守備力C 耐エラーD
速中 威圧 スロスタ ポカ 低○ 奪三 ムラ 短気 積打 チーム△ 広角 ゲ崩 悪球 用語が分からない人はパワポケ 特殊能力で検索検索
ちなみにブロがブロックっていう特殊能力なんだけど今の野球界は確かブロック禁止なはず
プロだけか? 善子(聖良さんの前にランナー出たのは痛いわね・・・くそ)
聖良「善子さん、お手柔らかに」
善子「・・・そちらこそ」
実況「二死一塁!打席には4番の鹿角聖良が入ります!」
実況「主砲の一振りで追い付くことができるでしょうか!?」
善子(はっきり言って聖良さんに苦手なコースは無いわ)
善子(シングルヒットなら十分。外スラで攻めましょう)
梨子「っ!」ビシュ
善子「」パァン
ストライク!
善子(良い球よ・・・!) ブロック禁止令は高校野球の方が先だった
(高校野球2013夏 MLB2014 NPB2016)
ポケの特殊能力アイコンほんと好き 実況「2ボール1ストライク!鹿角良く見極めています!」
聖良「随分キャッチングが上手くなりましたね!」
善子「・・・どうも」
善子(初球と同じような場所に投げ込んでいるのに少し外れてるだけで余裕で見逃してくる・・・やっぱりすごい・・・)
善子(ってそうじゃなくて!何とか抑えないと!)
善子(・・・もう一球頂戴)
梨子「っ!」ビシュ
善子(少し中に・・・!)
聖良「!」カッ
善子(まずい!ルビィの所に!) 実況「バットの先か!ライトへ打球は・・・伸びていく!伸びて!入るか!?」
ルビィ「ピギィ!」ドスッ
実況「入ったああああああ!!一振りで同点に追い付きましたー!」
理亞「さすが姉様!」
梨子「・・・同点」フラッ
善子(先っぽであそこまで飛ばすなんて・・・)
善子(梨子さん・・・早く声をかけに・・・!)
果南「大丈夫かい?」ポスッ
梨子「果南さん・・・」
梨子「すみません・・・せっかく先制してくれたのに」
果南「気にしないの。まだ始まったばっかりだよ?」
善子「梨子さん!」
梨子「善子ちゃん・・・」
善子「ごめんなさい!私の配球ミス!」
梨子「えっ?」
善子「いくらボール気味でも4球続けて同じ球はまずかったわ・・・本当にごめんなさい」
梨子「そんなことないよ・・・私がもっとコントロールできてれば」
鞠莉「はいはい。反省会は試合の後!」
よしりこ「!」
果南「また私たちが点入れるからさ!」
ダイヤ「今はしっかりと次で切ることに専念しましょう」
花丸「ま、マルも次はしっかり守るずら!」
善子「・・・梨子さん」
梨子「・・・うん!」 マリーはパワポケの世界にいたらメロンパンにされそう わいパワポケ1からの古参、特殊能力の略称を全て理解 実況「初回の攻防が終わりまして2-2の同点!試合は点の取り合いになっていくのでしょうか!」
実況「2回の表、先頭の津島は2球目を打ってセカンドゴロ!9番桜内が打席に向かいます!」
善子(引っ掛けた・・・)
梨子(大丈夫だよ善子ちゃん。私が打つからね・・・)
理亞「来たわね・・・エリート女!」
理亞「打てるもんなら打ってみなさい!」ビシュ
梨子「!」カキィ!
理亞「なっ」バッ
実況「打球はレフト前へー!ワンナウトランナー一塁!打順はトップに帰ります!」
千歌「やったあ!」
善子「やるじゃない!」
梨子(よし・・・!よし・・・!!)グッグッ
聖良(理亞・・・9番だからといって甘くなりすぎです) >>259
そこまで恨み買うホテルチェーンって一体 千歌「よーちゃん打ってぇ!!」
実況「ここで1番の渡辺!前の打席は初球を打ってショートフライでした!この打席は慎重にいきたい!」
曜(梨子ちゃんがあれだけ気合い入れてるんだ・・・私も打ってチームを引っ張らなきゃ・・・!)
聖良(さっきは上手く打ち取れましたが・・・用心して投げなさい)
理亞「分かってる!」ビシュ
曜(ストレート!)キィン!
理亞「!」
実況「初球打った!右方向だ!ライト線フェアかファールかー!?」
曜「入れぇ・・・!」ダッ
実況「どうなんだー!!落ちたフェアあああああ!!桜内は二塁を蹴って三塁へ!打った渡辺はセカンド塁上ー!」
曜「よーそろー!!」グッ
ちかなんだいまりまるよし「ないばっちいいいいい!!」
梨子(これで一死二、三塁・・・!)
ルビィ「・・・」 実況「一打勝ち越しの場面でバッターは二番黒澤!しかし前の打席で死球を受けて負傷しています!この場面ではどう動くのか!」
聖良「次は果南さんです。ここは確実に取りましょう」
理亞「分かってる・・・」
聖良「あなたなら抑えられます・・・理亞」
理亞「姉様・・・」
ダイヤ「ルビィ・・・無理はしないで」
果南「・・・」
梨子(もしルビィちゃんがバットに当てて転がったら突っ込んでやる・・・!)
理亞「」グッ
実況「注目の初球!」
理亞「っ!」ビシュ
聖良「」パァン! ストライク!
花丸「ま、また速くなったずら!」
ルビィ(やっぱりまだ痛い・・・!バット振れるかな・・・)
ルビィ(ここでルビィがアウトになるのは簡単だけど・・・そしたら次の果南さんは歩かせられちゃうかもしれない)
ルビィ(何とか繋がないと・・・!) パワポケはトラウマの宝庫
主人公が精神崩壊するバッドエンドはこっちも辛くなる 梨子・・・漣(12)
曜・・・千羽矢(13)
善子・・・智美(1)
ルビィ・・・桜空(10)
花丸・・・詩乃(6)
ダイヤ・・・珠子(5)
鞠莉・・・薫(3)
果南・・・白瀬(8)
半分ぐらい適当 善子(理亞はどちらかというと尻上がりに調子を上げてくるタイプだから序盤のうちに点を取っておきたいけどさすがに・・・)
果南「・・・打つよ、ルビィは」
善子「!」
ダイヤ「しかしあの状態では・・・!」
果南「状態がどうとかじゃない。この好機を何とかものにしようとしか考えてないはずだよ」
花丸「ルビィちゃんがんばれぇー!」
千歌「皆に繋げー!」
理亞「っ!」ビシュ
ルビィ(高め・・・!)ギィン! ひどい打撲ならまだしも骨折させちゃあ……
相手よりもチームメイトが糞集団になっちゃってるやんけ
と思ったけど指ガチャガイジにする伏線か >>214を読んでも折れてるとは限らないから、と擁護できるならもうなんでもありだな カード野球のやりとり好き、漫画みたいなやり取りできるのは画期的 状況「打ち上げた!打球はセンターへ!!」
ルビィ(駄目だ、浅い!)
パシィ
梨子「っ!」ダッ
実況「あぁっと三塁ランナースタートおおおおお!」
梨子「ああああああ!!」ズザァ
実況「ボールも帰ってくる!クロスプレーは!セーフ!!」
ちかまるまり「うおおおおおお!!」
善子(な、何全力疾走しちゃってんのよ!?バカなのあの人!!)
ダイヤ(無理をするなと言ったのにあの子は・・・!) 武美や寺岡さん見てると普通星人ちかっちが恵まれてるように見える ヒロインがメロンパンになるゲームと覚えておけばいい この娘ヒロインだぞ
なお最初はどう足掻いてもバッドエンド ネタバレ:テロメアの影響で残り一年ちょいの命だったけど手術を受ける事で助かると聞いて賭ける事に
しかし怪物化
チハヤがどうなるかはプレイヤー次第 パワポケのヒロインが人間じゃないことなんてよくあること
重力操作とか天候操作とかワープとかの能力者や宇宙人やらサイボーグやらアンドロイドやら電子生命体やら生物兵器やらさすらいのヒーローがいる世界だ でも普通の女の子にとんでもないBADENDを用意するのもパワポケ なあ、教えてくれよ さら
どうやったら・・・人を好きになれるんだっけ?
こうしてさらの笑顔も忘れて
誰も信じなくなるのかな?
仲間を信じてた夏もあったのになあ・・・ 6裏のヘルガ所長の言葉は一度でもいいから聞いてほしい
人類には敵が必要、悲劇無くして希望の種は育たないという言葉は考えさせられる 個人的には9裏の主人公の「少数の犠牲」に対する言葉がいい
全体的に裏サクセスの主人公は切れ者揃いで好き デウエスか犬井じゃね
パワポケのせいでこっちの道入った奴割といそう 玲奈ちゃんか冴花をAqoursのマネージャーにしよう(提案) 「水木・・・私は・・・野球に会えて幸せでしたよ・・・」 最終作で裏サクセスと表サクセスが地続きだったかも知れないことをぶち込んできたスタッフはすごい 今思うとサンシャインはパワポケ2みたいなシナリオがよかった
モグラーズ解散と浦の星廃校確定は似たような感じしてたし はよ続き書けっていっとるやろがクソボケカス
書かへんなら書かへんって書けゴミクズ 紫杏が11表で射殺されてた当時は荒れてた記憶がある パワポケはコンマイの傲慢のせいで打ち切りになった噂を時々聞く 10〜12の裏を久々に一通りやって思った事
スキル厳選と素材集めの時点でもうやりたくない…
従来のサクセスみたいにやり切りにしてほしかった 二章構成はサンシャイン一挙を見るのと同じくらいダルい 彼女が投身自殺
彼女が精神崩壊
彼女が爆発する
彼女がNTRられる
彼女がホームレス
彼女が超能力者
彼女がヒーロー
彼女が幽霊
彼女が孫
彼女が宇宙人
彼女が人造人間
彼女が犬
彼女が怪物
彼女が記憶から消える
彼女が脳みそだけになる
彼女が電脳世界に閉じ込められる
彼女が世界を破滅させる存在 ここのSSも良いけどパワポケクロス読みたいな
誰か書いて 高海◯
球速 157 q/h
スタミナ 150
コントロール 160
カットボール 5
Hスライダー 5
SFF 5 はよ続き書けやボケカス
>>1ゴミ過ぎてワロスやな
消えろ 訳:お願いします、早く続きをお書きになってください
1様はゴミのような私に微笑みを与えてくれました
その讃美が消えてしまう前に、どうかお恵みをお与えくださいませ 9裏…ワクチン納入ノルマきついっす
10裏…パーツ持って帰るのに持ち物に空きを作らないといけない、陣営限定で仲間になるキャラの格差が酷い
11裏…二章でハタ化した仲間は何処? 100階辛いでやんす
12裏…アルバム埋めも選手作成もきつい 怠い
なんで作業ゲーしなきゃならんの?
13裏…今までのRPGサクセスの問題点を解消 ほぼ文句なし
14裏…一部の相手を除いて守備札だけで勝てるカードゲーム スレタイにもなってるけど千羽矢ルートはいろいろヤバかったよな…特に生体兵器覚醒の病院のシーンはBGMも相まってトラウマの人も多そう
しかしあれは今思い返せば野球ゲームではなくてギャルゲーの入口である 浦の星は日の出高のイメージがあるけど開拓高の方が近いかな >>1キモいなぁ
さっさと続き書けゴミクズ
続き書いたら消えていいよ
お前みたいなカスに価値ないから 子供は、死を理解していない。
人間が死ぬということを知っていても
それがどういう事かわかっていない。
なんとなく自分の周りの人たちも
いつまでも生きていると思っている。
そんな子供たちも、親しい人を失って
いくうちに、理解していくことになる。
永遠などなかったのだ、ということを。 マスター、いつものやつで・・・
さすらいのテーマその2
うっ、うぅ・・・
ハカナキ者達の宴
とおくのお空
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