善子「ヨハネ、降☆臨!」花丸「冗談は善子ちゃんずら」善子「……」 [無断転載禁止]©2ch.net
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善子(最近ずら丸がこればっかり言ってくる…)
花丸「善子ちゃん?どうかした?」
善子「…ずら丸ってホントは私の事嫌い?」
花丸「そんなことないずら!マルは善子ちゃんが大好き!ほんと冗談は善子ちゃんずら!」
善子(分からない…) (ダチョウ倶楽部的なものを期待してたなんて言えない…) 善子「訳がわからないわよ……」
花丸「上段は善子ちゃん!」
善子「は?」
花丸「下段はルビィちゃんずら〜」
善子(頭が痛くなってきた……)
花丸「どうしたの?顔色が悪いよ?」
善子「誰のせいだと思ってんのよ」 花丸「善子のよ〜は良い子のよ〜♪」
善子「いい加減にしないと怒るわよ!!」
花丸「おおっ?!怒るなんてまさに冗談は善子ちゃんずら〜」
善子「ずら丸のくせに…」
花丸「ずら〜ずら〜」
善子「ずら丸ずら丸ずら丸!!」
花丸「ずら〜ずら〜」 善子「ずら丸ずら丸ずら丸!!変な語尾の癖に!!」
花丸「ずらっ?!」
善子「あっ……」
花丸「…………」
善子「ち、違うのよ!ずら丸!」
花丸「善子ちゃんひどいよ……」
善子「その、とにかく違うのよ!!」
花丸「善子ちゃんだけは信じていたのに……」 善子「あの……その、ごめんね……」
花丸「さーて、来週の善子ちゃんは〜」
花丸「善子、おねしょをする。堕天とかイミワカンナイ!ダイヤさん、プリンを食べ損ねるの三本です」
善子「は?」
花丸「なーんちゃって、まさに冗談は善子ちゃんずら〜」 善子「ず〜ら〜ま〜る〜!!」
花丸「まあまあ、善子ちゃん落ちつくずら。今日は善子ちゃんにいい話を持ってきたんだよ」
善子「なんなのよいきなり?」
花丸「まあ、とりあえず特別ゲストをお呼びするずら」
善子「特別ゲスト?」 ダイヤ「こんにちは」
善子「ダイヤ…さん?」
花丸「わかるでしょ?マルがなぜダイヤさんを連れて来たのか」
善子「えーと…」
ダイヤ「ふふっ…」 花丸「気づかないの?デビルダイヤさんだよ」
善子「はっ?」
ダイヤ「デビルですわ」
善子「……どういうこと?」
花丸「ずら〜ずら〜」
ダイヤ「皆殺しですわ」 花丸「善子ちゃんはリトルデーモン程度じゃ満足できないだろうから、ダイヤさんをデビル化してみたずら」
ルビィ「ううっ… おねいちゃん…」
ダイヤ「デッビール!!」
善子「ルビィ?!ずら丸、あんた何やってんのよ!!」
花丸「喜んでくれて何よりずら」
善子「喜んでるわけないでしょ!はやく元に戻しなさいよ!!」 ダイヤ「プリンは皆殺しですわ!!」
ルビィ「ううっ…… 善子ちゃんの為にこんなことになるなんて……」
善子「ちょっ、私は何もしてないわよ!」
ルビィ「ううん、いいんだ。善子ちゃんが喜んでくれるならおねいちゃんも本望だと思うよ……」
花丸「ずら〜」
善子「こらずら丸!なんとかしなさいよ」 ↜|c||;°.- °|| ハッ 私は今まで何を…… ダイヤ「プリンに死を」
プリン「」ベチャ
ダイヤ「2度とその面を見せないでくださいまし」
プリン「」グチャ
善子「あわわわ…」
花丸「ダイヤさん恐ろしいずら」
善子「何呑気なこと言ってんのよ!早くなんとかしなさいよ!!」
花丸「そんなことマルにはできないよ。まさに冗談は善子ちゃんずら」
ダイヤ「善子さん?よしこ?よしこー!!」
善子「えっ?えっ?ちょっとこっちきてるわよ!!」
花丸「マルは覚悟を決めたずら」 ダイヤ「善子に死を!!」
善子「嘘でしょ!?ちょっと!!」
ダイヤ「お覚悟ですわ!!」
善子「いやあああぁぁぁぁ!!!」
ーーーー
ーー
ー
善子「あれ?ここは……」
ドタドタドタ
花丸「善子ちゃん!?どうしたの?」
善子「あ〜 なんでもない……」
花丸「いきなり悲鳴をあげるなんてそんなに苦しいの?病院行く?」
善子「ううん… 大丈夫…」
善子(熱のせいかな?随分おかしな夢を見たわね……) 花丸「そう?それよりお腹空いてない?マルがお粥を作ってあげたずら」
善子「悪いわね… ありがとう…」
花丸「ううん、いいよ。」
善子「いただくわね…」
花丸「はいどうぞ」
善子「」モグモグ 花丸「」ニコニコ
善子「何よ… ニヤニヤしちゃって…」
花丸「善子ちゃんはかわいいな〜って思って」
善子「こんな時に何言ってんのよ…」
花丸「さっきだって素直にありがとうって言ってくれたずら」
善子「べ、別にいいでしょ!」
花丸「素直な善子ちゃんがマルは大好きだよ」
善子「な、なに!?からかってるの?」
花丸「マルはいつでも真面目ずら」 善子「ズラ丸…」
花丸「そうだ!善子ちゃん汗かいてるでしょ?マルが身体を拭いてあげるずら」
善子「えっ?いやいやいや、大丈夫だから!自分で拭けるから!」
花丸「遠慮することは無いずら。それとも… マルじゃご不満?」
善子「そういう問題じゃないでしょ!」
花丸「気にしない気にしないずら」 戻ってこなかったら乗っ取るかもしれないから
戻ってきて 〜〜〜〜〜〜
花丸「善子ちゃん、肌白くて綺麗だね〜」フキフキ
善子「あんまりジロジロみないで……///」
花丸「いつまでも上半身裸のままじゃ風邪が悪化しちゃうから、丁寧にかつ手早く終わらせるよ」フキフキ
善子「そうして貰えると助かるわ……///」
花丸「背中終わったから万歳して」
善子「ん? はい」バンザイ 花丸「じゃあ両腋も念入りに……」フキフキ
善子「きゃはっ!? /// きゃはははっ! ///」モゾモゾ
花丸「ちょっと善子ちゃん、我慢してっ」フキフキ
善子「ま、待ってよ! 背中以外自分でできるからぁっ! ///」クネクネ
花丸「善子ちゃんは病人なんだから安静にしてなきゃダメずら。前もやってあげるね♪」トトトッ
善子「まっ、前ぇ!? じっ、自分でっ! 自分でするぅ! ///」 花丸「遠慮しない、遠慮しない♪」フキフキ
善子「は、はうぅ……! ぅ、うう〜〜〜っっ! /////」カァァァァァ
善子(ぜ、全部丸見え……! は、恥ずかしいぃ……! /////)モジモジ
善子(これで風邪が悪化したら絶対アンタを恨んでやるぅ……! /////)モジモジ
〜就寝前〜
花丸「じゃあおやすみ、善子ちゃん」
善子「ねぇ」 花丸「なぁに?」
善子「ずら丸……せっかくうちに泊まってくのに、ヨハネと一緒に寝てくれないの?」
花丸「そうしたいのは山々だけど、善子ちゃんの風邪がうつっちゃうかもしれないから」
善子「……」
花丸「これはね? 善子ちゃんを拒絶してるんじゃなくてね」
善子「分かってるわよ」 花丸「おらが風邪ひいたら、善子ちゃんや他のみんなに迷惑かけちゃうし」
花丸「善子ちゃんがマルに風邪をうつしちゃったという負い目とかも、絶対に負わせたくないし」
善子「……我儘言ってもいい?」
花丸「いいよ。なぁに?」
善子「花丸に風邪をうつしちゃったら私が責任を持って看病する。だから、一緒に寝て」
花丸「マルが風邪引いた時、善子ちゃんの風邪が治ってなかったらどうするの?」 善子「それは……」
善子「……うん……分かった……。困らせるようなこと言ってごめんね、ずら丸」
花丸「善子ちゃん、結構寂しがり屋だね」
善子「むぅ……そんなんじゃないし……」
花丸「体調悪い時、人って普段よりいろいろと心細くなるよね」
善子「……そうね。普段のヨハネは、さっきみたいに誰かに甘えようとしたりしないんだからねっ」 花丸「おら、善子ちゃんに甘えて貰えて、とっても嬉しかったずら」
善子「あ〜っ、もう! 私もう寝る! おやすみっ!」ゴロン
花丸「……これはマルの我儘なんだけど、聞いてくれる?」
善子「!」
花丸「マルは、善子ちゃんと一緒に眠りたいなって」
善子「……」
花丸「いいかな?」 善子「……風邪、うつしちゃうかも」
花丸「いいよ。これはマルの我儘なんだから」
善子「やめといた方がいいんじゃないの」
花丸「善子ちゃんの看病もマルがしたかったから。善子ちゃんに風邪をうつされる可能性があることなんて」
花丸「もとより承知の上ずら」
善子「……好きにすれば」 花丸「その代わり、おらが風邪をひいて善子ちゃんに迷惑かけちゃったらごめんなさい」
善子「その時はお互い様よ」
善子「……ほら、来なさい」ポンポン
花丸「お邪魔します……」モゾモゾ
善子「ねぇ……くっついていい?」
花丸「まあ、マルに善子ちゃんの風邪がうつって、善子ちゃんが元気になれば本望ずら」 善子「回りくどい。くっついていい? って聞いてるの」
花丸「うん。いいよ」クスッ
善子「笑わないで」ギュッ
花丸「善子ちゃん、あったかいね」ギュウ
善子「花丸だってあったかいわよ」スリ...
花丸「ふふっ……そっか」スリ...
――翌日、風邪の治った善子は新たに風邪を引いた花丸を看病することになったのだが、これはまた別の話。 花丸「ねえ、善子ちゃん」
善子「何? 花丸」
花丸「大好きだよ」
善子「熱がある時に熱くなるようなこと言わないでちょうだい」
花丸「えへへ、ごめんなさい」
善子「まったく……」
善子「私も好きよ……花丸」
おわり ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています