真姫「え?にこちゃんたちが…」花陽「行方不明…?」 [無断転載禁止]©2ch.net
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ー音ノ木坂学院、ある日の昼休み 部室
ガチャ
にこ「あら、いたのね」
希「おお、にこっちやん」
絵里「お疲れ様」
にこ「お疲れ…て午後もあるけどね」
絵里「そうだけど、とりあえず午前中はってことよ」
にこ「はいはい」
絵里「希助けて、なんかにこが冷たい」
にこ「私は調べものがあるのよ」
希「あ、まさかあれ?」
にこ「あら、希知ってるの?」
希「当たり前やん!これでも生徒会入る前は毎日のように心霊研究部作ろうって頑張っとったんやで」
絵里「ねえねえ、なんの話?」
にこ「あら、絵里は知らないのね」
絵里「噂話には疎くて…」 希「最近学校で噂になってる…知らない?1度入ったら2度と出てこれなくなるって言う…」
にこ「西木野総合病院からも見えるっていう館があって…」
絵里「あ、もういいわ」
にこ「空虚の館」
絵里「空虚…?」
にこ「そう。外から館を見ても真っ黒に塗りつぶされててさらに何も置いていないの」
希「なのにそこへ入ってしまうと2度と帰ってこれなくなるっていう館があるって最近噂になっとるんよ」 絵里「へえ…」
絵里「面白そうじゃない!」
のぞにこ「!?」
絵里「昨日亜里沙と観たバトル映画の舞台にそっくりだわ!いいわねそこ!行ってみましょう!」
にこ「え…行くのは流石にちょっと…」
絵里「あらにこ?私の怖がりを散々馬鹿にしてたわよね?こんな噂しか流れていないような館に行くのもあなたは拒むわけ?あなたは私より下?ノーハラショー?」
にこ「」カチン
にこ「口を開けば言いたい放題…いいでしょう!行ってやろうじゃない!」
絵里「んふふ…そう来なくっちゃ」
希「えりち…大丈夫やろか…」 そして放課後
にこ「ここ…ね」
絵里「大きいわね」
希「ゴージャスやね」
にこ「まあ館だものね」
絵里「さて、入り口でも探しましょうか」
希「そうやね」 にこ「あ、窓が割れてるわ」
絵里「ここから入れそうね」
絵里「うわ…」
にこ「本当に真っ暗ね…」
絵里「とりあえず入ってみましょうか」
にこ「そうね」
ーーーーーーーーーースッ
希「っと」
希「なーんだやっぱり何も無いやん」
希「つまんないなー」
希「ほら、えりち、にこっち、かえ…」
希「!?」
希「え…うそ…」
希「ほ、骨になっとる…?」 にこちゃん達が合体してキングスライムみたいになるのかと思った 絵里「中に入ってみても何も見えないわね、光も差し込んでこないし」
にこ「そうね…光も…差し込んでない!?」
絵里「窓…!」
にこ「うそ…なくなってる…」
絵里「ちょっと希!あいた!」ゴツン
絵里「まったく…なによ…。!?」
にこ「え…これ…」
絵里「ほ…骨になってる…?」 ピポン
絵里「あ、LINE」
3年生組(3)
希:えりち!にこっち!おるの!?
絵里「ど、どういうこと?」
にこ「希から」
にこ「ということはとりあえず希は生きているってことね」
にこにー♡:ええ、大丈夫。絵里も無事よ
絢瀬絵里:一体なんなのここ…
希:よかった…はぐれてしまったみたいやね
にこにー♡:ねえ、こっちのあんた骨になってるけど大丈夫?
希:こっちも
にこ「え…」
絵里「は、ハラショー…」
にこ「まじで…?ほんとになんなのよここ」
絵里「希の所には私とにこ、私たちのところには希の骨がある…ということは」
にこ「私達は今、別世界にいるの…?」 絵里「ねえ、にこ」
にこ「なによ?」
絵里「私もう泣きそうなんだけど」
にこ「知らないわよ、希が生きてたって分かっただけ喜びなさい」
絵里「そうだけど…」
絵里「!ねえ、にこ!」
にこ「なによ…!?」
絵里「扉があるわ」
にこ「ええ、開かないけどね」 にこ「?なにかしら」
絵里「これは…火と矢ね」
にこ「ねえ、なんか」
絵里「ええ、私も思っていたところよ」
えりにこ「熱い…」
絵里「なんか少し焦げ臭いし…」
にこ「外から燃やされてるかもしれないわね…」
絵里「ねえ、なんでそんなに落ち着いていられるの?」
にこ「さあ、なぜかしら…それはここが異世界だからかもね」
にこ「そしてこの状況…」
にこ「多分謎は解けた…私達、助かるかもしれないわよ!」
絵里「ほんとに!?」
にこ「ええ!喜びなさい!」 今日はとりあえずここまでにします
おやすみなさい
保守よろしくです 俺がいない世界でにこちゃんが行方不明ってよくわからんな にこ「まずは矢、これは大国主がスサノオに3番目の試練として取ってこいと言われた高野に放った鏑矢」
にこ「火はその時にスサノオが野につけた火を表しているわ」
にこ「確かその時にネズミが…」
絵里「にこ!見て!あんなところに穴が!」
にこ「!今まで暗くて気付かなかったわ。大分目が慣れてきたってことかしら」
にこ「とりあえずあの穴でやり過ごすわよ!」
絵里「そうね」 絵里「よっと!」スタッ
にこ「ここ広いわね…穴というよりもう部屋よ部屋」
絵里「そうね」
にこ「少し疲れたわね」
絵里「当たり前よいきなり異世界へ連れてこられたんだから」
にこ「もともとあんたのせいだけどね」
絵里「あら、違うわよにこがあんな話するから…」
にこえり「…」クスッ
にこ「案外私達」
絵里「窓余裕あるかもね」
絵里「にこ!あれ!」
にこ「!?ね、ネズミと鏑矢の鍵…」
にこ「これでここから出られるかもしれないわね!」
にこ「いくわよ!」
絵里「ええ!」 >>47誤字った
窓余裕×
まだ余裕◎
窓余裕ってなんですか?w 場面の移り変わりが急な気もするが期待
これスレタイ見るににこたちの脱出は失敗するっぽいよね にこ「あっつ!走るわよ!絵里!」ダッ
絵里「ハラァショーー!!」ダッ
にこ「よし!これで扉が…」ガチャ
ギィィ…
絵里「開いた…また部屋?」
にこ「大分さっきと似てるわね」 絵里「また扉に何か描いてあるわね」
にこ「そうね…今度は…」
にこ「うさぎ…?」 ーーーーーーーーーーーー
希「ほんまに暗いなぁ…暗すぎてなにも見えへんよ」
希「あ、たしかこの前凛ちゃんに貰ったゼンマイで発電出来るライトがあったっけ」ガサゴソ
希「あった!これを回して」ジィジィジィジィ
希「よしついた!」
希「おお!よく見える〜」
希「それにしても広いな〜全然終わりが見えへ…いや、見えたわ」 希「これは…牛鬼?」
希「扉に描かれているということはこれが鍵になるというわけよね…二つの意味で」
希「だとすると周りを探す必要があるね
ふあぁ〜、眠い」
希「よし!張り切ってさーがそ!」 20分後
希「こ、これは…滝?にしては少し小さいなぁ…可愛い」
希「この辺りには他に何も無いし、牛鬼は水辺に現れるっていうから多分ここら辺やろ」
希「どこにあるのかな〜、お!あった!」
希「?でもおかしいなぁ…これは…ネズミ?まあええわ、牛鬼とは関係いと思うけどこれくらいしか無いもんね。もってこ」 10分後
希「何この壁…来る時こんなん無かったよなぁ…」
希「随分ボロそうやけど、そこそこ硬いし…」
希「とりあえず一休みや、お!いいとこに台があるな…ここに鍵置かせてもらうで」コトッ
ジュウウウウウ
希「うわ!なんや!?か、鍵が溶けてるわ!こ、これ血!?」
希「ち、血になってとけ始めたかと思えば中から牛鬼ぽい鍵が出てきたわ!これでここから出られるかも!よし!行くで!」ダッ ーーーーーーーーーーーーその頃、音ノ木坂学院
真姫「嘘!にこちゃん達が…」
花陽「行方不明!?」
海未「そうなんです」
ことり「昨日から1度も家に帰ってないらしくて…」
ことり「今日も学校に来てないし…もしかしたら…」
海未「なにか事件に巻き込まれていないといいのですが…」 花陽「空虚の館…」
ことうみまき「!?」
ことり「それって…あの噂の…」
花陽「うん、入ったら、決してこの世に戻れなくなるという…」
真姫「ば、バカバカしいわね!そんなの迷信に決まってるじゃない!」
海未「そ、そうですよ!そんなのただの噂ですよ!」
4人「…」
海未「と、という訳で、今日の練習はなしです!」
ことり「凛ちゃんにも伝えておいて〜」
花陽「あれ?ところで今日穂乃果ちゃんは?」
海未「居残りです」
真姫「そう、凛と一緒ね」
真姫「もうちょっと真面目に勉強したらいいのに…」
海未「まったくです」 海未「それでは、私達は生徒会がありますので。明るいうちに帰るのですよ!」
ことり「じゃあね〜」
花陽「また明日」
まきぱな「…」
花陽「帰ろうか」
真姫「そうね」 ことり「海未ちゃん…」
海未「どうしました?」
ことり「空虚の館のことなんだけど…」
海未「また言っていたのですか、あんなのただの噂ですよ」
ことり「でもね、ことりこういうの信じちゃうタイプだからさ…」
ことり「放課後一緒に行ってみない?」
海未「!?」 ことり「海未ちゃん…」
海未「どうしました?」
ことり「空虚の館のことなんだけど…」
海未「また言っていたのですか、あんなのただの噂ですよ」
ことり「でもね、ことりこういうの信じちゃうタイプだからさ…」
ことり「放課後一緒に行ってみない?」
海未「!?」 穂乃果「そうだね!せっかくだし行ってみようよ!」
海未「もう…!穂乃果まで…」
ことうみ「!?」
ことうみ「穂乃果(ちゃん)!?」
海未「い、居残りはどうしたのです…?」
穂乃果「そんなのとっくに終わったよー」 穂乃果「生徒会室にいないから、何処行ったのかなーって探してたとこだったんだよ」
海未「そ、そうでしたか…」
穂乃果「で、行こうよ!空虚の館!」
海未「駄目です!」 __
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/ し 足 命 お i l:::i::::|:::::::::::///::::::::::::;;;;;/'' ''/' ヾ,:::::::::::::i:::ヽ
れ .を 運 れ ト、|:::::::::::::::::/ ''//''′ , ,, ,,/::.、 ヾlヾi i 'l:::!
ん .踏 に 達 ヽ:::::::::::::::::/,,,, ,,,,/,, /:/::::::::::::::ヾ, ,,i::|
: み か は 、ト、ミ、:::::::::::::::::::〃,, //::::::/:::/:::::::::::i:::::::::::ヾ、,, ;::::l
: 入 か 人 ヾ、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧::::::::::::::::::::::;′
.れ わ 類 \:::::::::::::::::\:::::::::::::/:::::/:// メ、:::::::::::::厶
た る の l `ミz、:::r─‐`ミ</イ>─≦=ミi>イ7/ !
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. か レ / マム u :::::::〈:ノ!八ヽ::::::::::: ,! _ソ/
. も .に / V!\_ ,,.イ:ノ::: _\____ノ u /_ノ
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_/ ,ハ :: ー── ´ .:: .: |
,. ィ/ / .:; .: .: | 穂乃果「えぇー!どうして!」
海未「そんなとこに行っても、仕方ないでしょう!噂が本当かもわからないのに…」
穂乃果「でも、館行かないと絵里ちゃんたち助けられないよ!」
海未「うっ!そ、それは…」
ことり「海未ちゃん…」
ことり「おねがぁい!」
海未「うっ…!」
海未「す、少しだけですよ…」
ことほの「やったー!」
海未「まったく、なにがしたいんだか…」 ー夕方ー
穂乃果「へぇ…」
海未「ここが空虚の館ですか」
ことり「おっきいねぇ」
穂乃果「中が全然見えないや。真っ黒」
ことり「ねえ、とりあえず入ってみない?」
海未「嫌です」
穂乃果「えぇ!?なんで!?」
海未「3年生の中には絵里がいるんですよ。絵里がこんな館に入ると思いますか?」
穂乃果「あ…」
ことり「でも恐怖心より好奇心の方が勝っちゃうものだよね」
海未「余計なこと言わないでください!」
穂乃果「そうだよ!きっと絵里ちゃんも好奇心に負けたんだよ!」
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