海未「ことりは鋭い」 [無断転載禁止]©2ch.net
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ことり「おはよう、海未ちゃん…あれ?」
海未「おはようございます。どうしました?」
ことり「今日は髪を結んでいるんだなって」
海未「日中はかなり暑くなるそうなので、結んできたのですが…変でしょうか?」
ことり「ううん。可愛いと思うよっ」
海未「そうですか、ありがとうございます」 ことり「でも、本当にそれだけかな?」クスクス
海未「な…何の事でしょうか?」
ことり「例えば、誰かの事を意識しているとか」
海未「そんな事ありませんよ」
ことり「ふーん…そうなんだ」 ことり「あっ!絵里ちゃん!」
海未「!」ビクッ
ことり「ごめんごめん。人違いだったみたい」
海未「そ…そうでしたか…」 ことり「ねえ、海未ちゃん」ニヤニヤ
海未「な…なんでしょう」
ことり「どうしてそんなに驚いたのかなあ?」
海未「べ…別に…驚いてなど…」
ことり「ふーん…そう…」 ことり「あっ!絵里ちゃん!」
海未「!?」ビクッ
ことり「あれ…おかしいなあ…また人違いだったみたい」
海未「そ…そうですか…」
ことり「」クスクス ことり「絵里ちゃんにその髪型褒めてもらえるといいね」
海未「は…はいっ!?」
ことり「ポニーテール、絵里ちゃんの事を意識してるんでしょ?」
海未「そ…そんな事ありません…」
海未「ただ、今日は暑いと天気予報で見ただけで…」
ことり「ふふっ、そうだね。照れて顔も赤いもんね」クスクス
海未「も…もう!怒りますよっ!」 ことり「冗談だよ」クスクス
海未「全く…ことりはいつもそうです…」
ことり「でも、海未ちゃんの髪型、似合ってて可愛いから、絵里ちゃんも褒めてくれると思うよっ」
海未「で…ですから…」
ことり「じゃあ、そういうことにしてあげよっかな」フフッ ことり「あっ、おはよう。絵里ちゃん」
海未「もう、その手には乗りません…」
絵里「おはよう、二人とも。今日は早いのね」
海未「え…絵里!!??」
絵里「どうしたの?そんなに驚いて」クスッ ことり「今日は二人で日直だから、早く来たんだ」
絵里「そうだったのね」
絵里「って、ごめんなさい。生徒会の仕事があって急がないといけないのよ」
絵里「だから、先に行くわね」
ことり「うん。気を付けてね」
海未「…」 海未「はぁ…」
海未(ことりには、ああ言いましたが…反応が何もないというのも寂しいですね…)
海未(かわいい…とまでは行かなくても…その…せめて一言欲しかったというのは私のわがままなのでしょうか)
海未(考えれば考えるほど、恥ずかしくバカらしくなってきました…)
絵里「あっ、そうそう。一つ忘れてたわ」
ことり「どうしたの?」 絵里「ポニーテール、似合っててかわいいわよ。海未♪」
海未「なっ…///」
絵里「それじゃあ、練習でね」
海未「は…はいっ…///」 海未「…」
海未「…ふふっ」
ことり「」ニヤニヤ
海未「はっ」
ことり「あーあ、今日は暑いなあ…本当に」ニヤニヤ
海未「ななっ…」
ことり「見てるこっちが恥ずかしくなってきちゃった」 海未「ことり!いい加減怒りますよっ!」
ことり「海未ちゃんって分かりやすいから可愛いんだもんっ♪」
ことり「だって、絵里ちゃんに褒められた時の海未ちゃんったら」
ことり「…」
ことり「…ふふっ」
ことり「嬉しすぎてつい笑みがこぼれちゃうなんてかわいいにもほどがあるもん!」
海未「〜〜っ」
海未「ことりの事なんて知りませんっ!」 ことり「えへへ…もう言わないから許して?」
海未「はぁ…絶対ですよ」
ことり「うんっ♪」
海未「本当に分かっているのでしょうか…」
ことり「〜♪」
ことり「えっ?何か言った?」
海未「なんでもありませんよ…」 海未(はぁ…ことりは鋭いというかなんというか…)
海未(なによりも、ことりの言う通り絵里に褒められて、つい喜んでしまった事がとてつもなく恥ずかしいです…)
ことり「〜♪」
海未(本当に、この幼馴染は…)
ことり「…?」
ことり「さっきからことりの事を見てどうしたの?」
海未(困ったものですね…本当に…) ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています