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にこ「切なく甘い夏を抱きしめて」 [無断転載禁止]©2ch.net
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2017/06/26(月) 20:59:04.77ID:FiaGzc1F
にこ「みんなでキャンプに行くわよ!」

希「突然どうしたの、にこっち」

にこ「毎日毎日練習と受験勉強……。逃げれば拘束からのワシワシ……。正直私はつかれたわ! よって、休息することを要求するわ!」

真姫「この前合宿したじゃない。それじゃあだめなの?」

花陽「海にも行ったよね」

凛「花火大会にもお祭にも行ったニャ」

絵里「これだけ夏休みを満喫しててもダメなの?」

にこ「どぁめに決まってるじゃない! しかも合宿の時は真姫の家の敷地内じゃない。ノーカンよノーカン!」

海未「ですが……」

にこ「止めても無駄よ! みんなが行かなくても、私一人でもいくから!」

ことり「どうするの? 穂乃果ちゃん」

穂乃果「キャンプか〜」キラキラ

絵里「もう行く気になってるようね……」

にこ「フフン。どうやら決まったようね」
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2017/06/26(月) 21:17:37.65ID:FiaGzc1F
絵里「ワシワシしすぎたんじゃない? 希」

希「エリちだってノリノリで捕まえてたやん」

絵里「そ、そんなこと……。まあ、確かに楽しんでたけど」

希「詰め込み過ぎたのも原因やんかな?」

絵里「あと熱さかも」

希「……どっちみち」



「やり過ぎたか……」










にこ「あはははーー! 早く準備しなさいよ!」
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2017/06/26(月) 21:18:05.81ID:FiaGzc1F
キャンプ当日


凛「わー! 木がいっぱいニャァー!」

花陽「わわわ…。凛ちゃん荷物を捨てて走って行かないで!」


―にゃー!

―りんちゃーん!



にこ「すぅ―――、はぁ―――。んんー! 気持ちいいわね!」

希「す、すぴりちゅあるぱうわが増大していく……!?」

絵里「の、のぞみ……?」

穂乃果「きれいなとこだねー。空気がすっごく澄んでて気持ちいい―!」

ことり「木漏れ日が幻想的だね〜」

海未(こういうところで練習できれば……)

真姫「海未、こういう時くらい練習のこと忘れたら?」

海未「こ、心のなかを読まれた!?」

真姫「顔に出てるのよ……」
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2017/06/26(月) 21:22:44.83ID:FiaGzc1F
にこ「さ、さっさと組み分けするわよ」

ことり「え? 組み分けするの?」

にこ「そりゃそうよ。一箇所に固まってやってたら、キャンプの意味なんて無いわ」

にこ「だから食材も余分に持ってくるように言ったのよ」

絵里「なるほど。だからあんなに多かったのね」

にこ「食材担当の希、ことり、花陽は当然バラバラね。あとの6人はこのくじを引いてもらうわ」

凛「くじをわざわざ作ってきてくれたの? にこちゃんやるぅー!」

にこ「いいわ、もっと褒めて! そしてたたえなさい!」

穂乃果「にこちゃんテンション高いねー」

希「にこっち……そこまで追い詰められてたんやな……」ホロリ


にこ「じゃあくじを引く順番を決めるわ。私は最後でいいから、じゃんけんで私に勝った人から引いていっていいわよ」

花陽「わかりました!」


じゃーんけーん……
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2017/06/26(月) 21:25:42.18ID:JDxN95dQ
にこちゃんご……
0007名無しで叶える物語(やわらか銀行)@無断転載は禁止
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2017/06/26(月) 21:27:41.72ID:FiaGzc1F
希グループ
穂乃果
真姫


ことりグループ

にこ


花陽グループ
絵里
海未




にこ「よし、グループ分けは決まったわね。キャンプ開始!」
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2017/06/26(月) 21:31:05.76ID:FiaGzc1F
グループごとに指定のキャンプ場へ移動していった




にこ「はぁ〜。これでやっと鬼二人から逃げられたぁ……」

ことり「鬼って……。大変だったんだねにこちゃん」

にこ「大変どころじゃ無かったわ。練習のない日、練習が終わった後。全部を図書館で勉強三昧! ハッキリ言って監禁に近かったわ」

凛「にこちゃんがんばった、がんばったニャ」ナデリコ

にこ「ふふふふふ……。でも、今日明日はその呪縛から開放されるにこ!」

にこ「さ、荷物を置いたら川へ行くわよ。突撃ぃー!」

凛「いくニャー!!!」



―あははははは……
―にゃはははは……




ことり「え、テント私一人で立てるのー!? ま、待ってよふたりともー!」
0009名無しで叶える物語(やわらか銀行)@無断転載は禁止
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2017/06/26(月) 21:45:41.03ID:FiaGzc1F
海未「はあ、ことりは大丈夫でしょうか……」

絵里「穂乃果じゃなくてことりの心配?」

海未「ど、どういう意味ですか! その……凛とにこ。考えられる限りこの状況で暴走しないはずがないんです。
   その二人をことり一人で抑えられるとは到底考えられなくて……」

絵里「あー、確かに……。最近のにこは普段よりもはっちゃけてるし」

海未「そう考えるともう心配で心配で……!」

絵里「そう、た、大変ね……。あっちはあっちで大分きてるようだし……」



花陽「はぁー凛ちゃん大丈夫かなみんなに迷惑掛けてないかな怪我してないかなちゃんとごはん食べられるかな」ブツブツブツ……



絵里「私も、いろんな意味で心配になってきたわ。あなた達が」




―リンチャンリンチャンリンチャン……
―コトリコトリコトリコトリ……




エリチカ(あ、もうダメだ)
0010名無しで叶える物語(やわらか銀行)@無断転載は禁止
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2017/06/26(月) 21:55:37.22ID:FiaGzc1F
希「テント立てるから手伝ってー」

穂乃果「はーい! 穂乃果いっきまーす!」

真姫「あんまり力仕事やりたくないんだけど」

穂乃果「ダメだよ真姫ちゃん! こういうのはみんなでやらなきゃ」

希「最近のテントの組み立ては、女の子でも出来るように力いらずで出来るようになってるんやで」

希「真姫ちゃんもそう言わんでがんばろ。ね?」


真姫「し、しょうがないわね。私だけなにもしないっていうのもバツが悪いし、手伝うわ」

穂乃果「ありがと真姫ちゃーん!」ダキ!

真姫「も、もう! そんなに簡単に抱きつかナイデ!」

穂乃果「難しくならいいの?」

真姫「難しくってなに!? 意味分かんない!」



―マキチャーン
―アツイカラハナレテ!




希(ナイスすぴりちゅある!)b!
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