巨人小笠原、雪になる

上空9800m。カッスは氷の粒になっていた。
やがて氷の粒が集まり始め、地上にふわり、ふわりと落ちて行く。
あるカッス雪は飛行機と接触し死亡。あるカッス雪は駒野がPKを外したボールにぶつかり死亡。
数々の困難を乗り越えたカッス雪は、ようやく地上に降り立つ。
積もるカッス。それは精シ夜のように白く、輝いていた。
やがてカッス雪は溶け、死亡。
再び天へと戻って行く。次の雪に間に合うように。