まず最初に認識したいことは何かというと

「歴代全ての人類 1人1人とったとしても完璧な人など 1人もいない」

という現実を理解することです。誰しもが長所と短所が組み合わさっていて、それこそ短所を見ていたらきりがないということです。

逆に長所がないと悩む人でやっても長所というのも、これも相対的な話でして、自分が持っている特徴が世の中の人の誰よりも全て劣ってる人などいません。なんらかの形で特定の人よりは少しは良いことが山のようにあるわけです。

さらに言ってしまうと人類全体の中で本当に自分が優れてる必要があるかと言うとそれすらないのです。人あるいは生物あるいは無生物も含めて全て存在するだけで、それは価値であり、尊いという認識を持っていなければいけません。

自分を肯定できない人というのは自分だけではなく、他の人も肯定できないという傾向を持っています。それは本人のせいというよりは、これまでの家庭や社会での育てられ方、そしてそこで受けてきた教育でそのようなマインドセットを作り上げてしまったわけです。

例えば、年初に英会話やダイエットなど色々なことを私たちは目標として掲げてると思います。そして、その目標に上手く達成できないと、ついつい自分を責めたり、なんてだらしないと思ったり、あるいは、自分はダメなんだと思ったりする傾向が私たちにはあります。

しかし、もともと私たちは日常生活ではとても忙しいので、そこにこれまでできてこなかったことを新たにやろうと思ったら、それなりに追加的な時間の使い方や気持ちの使い方が必要ですので、それを実現できる人の方が本当は少数派なのです。しかし、世の中にはそういった実現できた人の話ばかり溢れていますので、本当はできない人の方が多数派なのに、ついつい少数派のできる方の人たちを見て、自分がダメなんだと言ったような、間違った認識を持ってしまいます。