石じじいの話です。

朝鮮で知り合ったロシア人から聞いたという話です。

ロシアのウラル地方では、盲目の人は魔物を退治できる、という言い伝えがあったそうです。
目が見えないから、視覚で惑わされないからだと。
聴覚だけで魔物に対峙した時には、魔物には騙されることはないです。
しかし、目が見える人が目をつむっている状態では魔物に対処できないのだそうです。
つまり、盲人であることが、ハンターのための重要な資質なのです。
しかも、そのような魔物退治ができる人は、生まれつきの盲目、または幼い頃に視力を失った人の場合に、ほぼ限られたそうです。
しかし、そのような盲目のハンターをだし抜く魔物もいたそうです。
その魔物は、ハンターに直接触ることによって、ハンターを騙すということでした。

最後の文章の内容。どういうことなのか、よくわかりません。
書き込み者の注釈:「盲目」「盲人」という言葉の使用に差別の意図はありません。
当時の私の聞き取りメモには「めXX」という差別語が使われていましたが、これの使用は避けました。