0001名も無きハンターHR774
2019/11/05(火) 00:01:02.10ID:/VzqBpoC僕が人生で初めてストレスがたまるということを実感したのは、刑務所に収監されてからの日々だ。
このときは、ストレス発散の方法も限られていたし、
自由を拘束されているわけだから、ストレスの原因から距離を取ることがそもそもできない。
このときようやく僕は、
「これが世の中の人がよく言う『ストレスがたまる』ってやつか……」と実感したのである。
しかしそれと同時に、やはりとても不思議に思えてきた。
シャバにいる人たちは、いくらでもストレスの原因から逃げられるはずなのに、
なぜいつまでも何も行動しないでじっとしているのだろう、と。
とくにみっともないのは、ストレスを感じているのに、不平を垂れ流しながら、現状に甘んじている人だ。
「会社の上司が無能すぎる!」とか「あの職場って本当にクソなんです!」とか
「うちの夫はまったくダメで……!」などといつも怒っている人は、一度頭の中で思い浮かべてみるといい。
あなたは川に浮かびながら、誰かが食い荒らした「残飯」を手にして、
「こんなマズい食べ物はない! なんだこれは!」と文句を言っている。
だったら、そんなものは捨ててしまえばいいのに、それでもその「残飯」を後生大事に持っているのだ。
そんな人が「相談」などと称して僕のところにやってきて、
「堀江さん、この『残飯』ってすごくマズいんですよ。ひどくないですか?」などと言ってくる。
牢獄に入っているのでもない限り、誰もあなたに「マズい残飯を食べろ!」なんて強制したりはしない。
あなたが勝手にマズいものばかりを食べて、ストレスを抱え込んでいるだけなのだ。