河田さん「今から10万年時間が止まったとしてひな達がそれを認識する方法ってある?」
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今この瞬間だって時間が止まってた直後かもしれない
止まってたとしても誰も観察できないよね 時間の速度超えるくらい遠くの天体から観察すると・・・? 一万年と二千年前から愛したことはあるけど
10万年は無理だな 昼飯のスパゲティナポリタンを眺めながら、積年の疑問を考えていた。
それは「なぜナポリタンは赤いのだろうか」という問いである。
簡単に見えて、奥の深い問題だ。
「赤いから赤いのだ」などとトートロジーを並べて悦に入る浅薄な人間もいるが、それは思考停止に他ならず、知性の敗北以外なにものでもない。
「赤方偏移」という現象がある。
宇宙空間において、地球から高速に遠ざかる天体ほどドップラー効果により、そのスペクトル線が赤色の方に遷移するという現象である。
つまり、本来のナポリタンが何色であろうとも、ナポリタンが我々から高速で遠ざかっているとすれば、毒々しく赤く見えるはずなのだ。
目の前のナポリタンは高速で動いているか否か?
それはナポリタンの反対側に回ってみることでわかる。
運動の逆方向から観察することで、スペクトルは青方遷移し、青く見えるはずなのだ。
逆に回ってみたところ、ナポリタンは赤かった。
よってこのナポリタンは高速移動をしていないと言える。
しかし、もしナポリタンの反対側に回ってみた瞬間に、ナポリタンが瞬時に今までと反対側の方向へ高速で遠ざかり始めたのだと考えれば、どうだろうか?
ナポリタンの反対側に回っても、相変わらずナポリタンは赤々と見えるはずである。
確かにナポリタンは赤い。
したがって、まだナポリタンが高速移動していないとは結論できない。
危ない、危ない。もう少しで安易な結論を出すところであった。
私は額に浮かんだ汗を拭った。
もしナポリタンが目の前から高速で遠ざかっているのだとすれば、目の前のナポリタンは遠近法に従って、徐々に小さく見えるはずである。
しかし、目の前のナポリタンはさっきから全く同じ大きさである。
このことから得られる結論は、やはりナポリタンは高速運動していないということなのだ。
しかし、ここである可能性に気がついた。
ナポリタンの向こう側に回ることが出来た私は、ナポリタンのそれ以上に早い速度で移動したことになる。
仮にナポリタンの移動速度の二倍の速さで移動したとするならば、ナポリタンは相変わらず前と同じ速度で遠ざかり行くこととなり、その毒々しいほどの赤色を私の前に放ち続けることになる。
ここまで論証を進め、すっかり疲労した私は、手元のフォークでスパゲティをたいらげにかかった。
うまかった。高速移動していたであろう、スパゲティは実にうまかった。
しかし、ここで疑問が浮かび上がった。もし胃の中で再び高速運動を始めたら・・
私は即座に喉に手を突っ込み、吐き気が来るまで繰り返した。危なかった。
私とした事が。目の前にあるのは、胃液とトマトの臭いで異臭を放っている、
奇妙な、毒々しい赤の物体だった。どうやら、疑問は解けたらしい・・・ 時間が止まってるんだから10万年経過しません
なのでずぅっと止まったままです
当然認識もできません タイムマシンがあったとして10万年後に行って現在ならそーゆーことー 濱岸「!」(首を絞める)
河田「グェッ」
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河田「勝つしかねぇので!それは、秋頃だったでしょうか……秋頃だったでしょうか」
濱岸(あっぶねぇー、またやり直さなくちゃだったわー) ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています