こさかな「僕君!好きだよ!」(ギュッ 僕「うわっと」 お寿司「あっ 菜緒ずるい!」(ガバッ
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
こさかな「こういうのは早い者勝ちだよ?」
お寿司「違うもん!私のほうが好きだよね???」
こさかな「私のほうだよね???」
僕「えっと・・・」
こさかな・お寿司「選んでくれるまで離さないからね!」
僕「困ったな・・はは・・ あっ」
お陽菜「・・・」
お陽菜「私のこと・・時々でいいから構ってくれると嬉しいな・・・」
僕「陽菜・・・」
お陽菜「(ニコッ でも今日は私の番だからね!」
こさかな・お寿司「!」
こさかな「抜け駆けはだめだよ!」
お寿司「そうだよ!」
お陽菜「え〜しょうがないな〜 じゃあじゃんけんね」
こさかな・お寿司・お陽菜「最初はグー!じゃんけんポン!」
僕「フッ、やれやれ??」 ひなの「なんのじゃんけんしてるんですか?」
僕「あっ ひなの」
こさかな・お寿司・お陽菜「あいこでしょ!」
こさかな「今の後出しやん!」
お寿司「三回勝負にしようよ!」
お陽菜「私の勝ち〜やったね!」
お陽菜「じゃあ早く行こ?」
僕「う、うん」
ひなの「・・・」
ひなの「待ってください・・」
ひなの「私じゃんけんに参加してないです!」 お陽菜「!?」
こさかな・お寿司(!? チャンス!)
こさかな「ひなのが加わるからさっきの無効やねw」
お寿司「残念でした〜w」
お陽菜「そんなのおかしいよ!私勝ったのに!」
かとし「どしたの〜?なにかあったの〜?」
ひなの「かくかくしかじかでじゃんけんしてるみたいなんです」
かとし「なにそれ!絶対としちゃんも参加する!」
お陽菜(う〜そんなあ・・・) C、Dのメンバーは日向坂本スレでも明らかに話題にされないし
されてもネガキャン、もしくはスルーされる
メンバーの扱いに差がありすぎる
日向坂本スレが欅坂本スレ化して同じように
常駐してる半コテ厄介連中以外はツイッター等に逃げてる
箱推しが多いなんか幻想だ
日向坂本スレ
メンバー持ち上げられ度ランキング
(ヲタの厄介度ランキング)
SSS 丹生、松田、宮田
SS 美玲、高本、上村
S 井口、久美、高瀬、小坂
A 加藤、齊藤、富田
B 東村、濱岸、渡邉
C 柿崎、影山、金村
D 潮、河田 おたけ「声がすると思ったらみんなここにいたんだ〜」
やんちゃる「大集合〜」
かとし「おたけは帰ったほうがいいんじゃない?」
おたけ(? あ〜w)
おたけ「この後はもう何もないからみんなと居ようかな〜」
やんちゃる「私も〜」
こさかな・お寿司・お陽菜( くっ みんな勘付いてる なんで集まってるかを)
こさかな(最初はウチやったのに・・・)
お寿司(ライバルはこさかなだけだったのに・・・)
お陽菜(勝ったのに・・・) 春日「あぁそういうのがいいね、うん、そういうのが」 ひなの「ここまで増えるとじゃんけんじゃなかなか決まらなそうですね」
おたけ「もうさー 僕君に決めてもらえばいいんじゃない?」
僕「えっ」
かとし「それならわかりやすいし一発だもんね〜」
やんちゃる「賛成〜」
こさかな「まあそれなら・・・」
お寿司「いいですね!」
お陽菜「う〜んみんながそういうなら・・・」
みんな「誰 に す る ?」
僕「ヒエッ・・・」 井口「ねえ愛萌ちゃん愛萌ちゃん、私突然だけど京子がウンコ漏らすところ見てみたいの!」
宮田「何言ってるんですか!?何でそんなことを!汚いですよ」
井口「ウンコって言っても固いやつじゃなくて水っぽい下痢でぶしゃーーって勢いよく出るのがいいわ!」
井口「いま京子ちょうど便秘中だからチャンスだと思うの きっとすごいウンコが出るわよ」
宮田「もうしょうがないですね…一回だけですよ?」
井口「わーいさすが愛萌ちゃんだわ じゃあ早速準備しましょう!」 SS系スレって日向ではあまり見ない印象
昔はこんなのばっかだった気がする こさかな(気持ちは伝わってるはず・・・!絶対に負けない)
お寿司(私の魅力をもってすればきっと!)
お陽菜(強敵ばかりだけど・・今回は絶対に引かない!)
ひなの(おばさん達には負けない)
かとし(最強としちゃんに負けはない!)
おたけ(正直負けるビジョンが見えない)
やんちゃる(今回は頑張るよ〜) >>25
普通の物語なら書ける気がするけど、こういう妄想系は書けないし書ける人凄いと思う やけにスカトロ好きな文豪の先生最近見ないですね・・・ ???「おー相変わらずモテモテだなー」
みんな「あ〜春日さん!」
僕(ドキッ
春日「トゥース!」
みんな「あははw」
僕(ドキドキ かとし「あれあれ?顔真っ赤だよ?w」
お寿司「耳まで赤ーいw」
ひなの「あーさっきまでと明らかに違いますね(ニヤッ」
おたけ「どうしたの?(ニヤニヤ」
やんちゃる「わかりやす〜い」
お陽菜(クスクス
こさかな「やっぱり勝てないか〜」 かとし「好きなんでしょ?春日さんのこと?」
こさかな「やっぱり性別の壁は超えられないか〜」
お陽菜「いくら僕って言っても女の子だもんね〜」
やんちゃる「当たって砕けろ〜で砕けた〜w」
おたけ「でもこれからもこんな感じで行くんでよろしくね!」
ひなの「これからも私のお姉ちゃんでいてほしいな・・・」
お寿司「私はまだ諦めないからね?」
僕「みんな・・ありがとう・・・大好きだよ」
みんな「キュン?」 キュンキュンキュン キュンどうして キュンキュンキュン キュンどうして
I just fall in love with you
キュンキュンキュン切ない キュンキュンキュン切ない
You know, I can’t stop loving you べみほ「あれ?ハイパーかませ犬は?」
若林「俺じゃねーのかよ!」 >>35
>>36
の流れクッソワロタ
全員参加型の文豪妄想スレ立てればいいんじゃねww BEN BEN BEN BEN どうして
BEN BEN BEN BEN どうして
肝心な時に ブリッブリッブリッ >>23
つづき(予想)
京子「あれ?なんかおかしいな お腹の調子が悪いな 昨日のラーメンあたったかな?」
井口「あらっ 京子!どうしたの??すごく苦しそうじゃない??」ニヤニヤ
愛萌「まあ京子さん!一体 どうしたんですか???」エヘヘヘ
京子「いや ちょっと急にお腹が痛くなって‥」
愛萌「大変!じゃあとりあえず トイレの方へ連れて行きましょうか‥」
井口「そうよ!そうよ!急がないと 間に合わなくなるわよ!」ニヤニヤ
京子「いやー!!もう間に合わない!!なんかいま少しでも動くと漏れそうなんだよぉぉ!!!」
愛萌「じゃあ しょうがないです!ココでしてください!なんかちょうどいいことに
ココにうってつけの『タライ』がありますよ!私 見てませんから どうぞ‥」
京子「ごめん!なんかこんなことになって!じゃあ いまからここで出すわ」
井口「いいのよ!いいのよ!私たち親友じゃない?なんでも言ってくれていいのよ 京子!
わたし あなたの力になるから」ニヤニヤ
京子「うっ‥‥!!」
(プシュュューーー!!!!ジャャャャーーーーー!!!!)
井口「うわっぁ!うわぁっ!出てくる!出てくる!タライに勢いよく当たった京子のウンチ汁が
放射状に飛び散って あたしのとこまで飛んでくるわ!!すごいわよ!!京子!!!
すばらしいわよ!京子!!私 もう我慢できないわ!京子のウンチ汁が愛おしいの!!」
京子「なっ!?なにをするんだよ?やめろよ こんなのを触るのは!」
井口「とめないで京子!!これはあなたの分身なの!
私があなたへの愛をみせてあげるわ!!」
(タライの中のウンチ汁を手ですくい上げ 一気に飲みほす)
京子「わ!わ!わーーーーーーー!!!!!」
(にんまりと微笑みながら 京子をじっと見つめる井口)
井口「ありがとう!京子!私たちの絆 これでもっと深まったね!!」ニヤニヤ いきなり食糞は飛びすぎだろw
まごう事なきクソスレ 次回予告:丹生「えっ!?ファンの方と1日、同じ部屋で過ごすんですか?」をお楽しみに 「ありがとうございました!」
撮影が終わりメンバー全員でスタッフさんに頭を下げる。
わたし、丹生明里の今日の現場はこれで終わりだ。
「今日の現場、全部終わったね」
「ぜんぜん押さなかったからラッキー!」
「お腹減った〜。明日の午前中は大学だ〜」
「はやくお家に帰ってお風呂入りたい」
「もう無理!トイレ!トイレ!」
メンバー同士で話しながら楽屋へ向かう。 わたしは愛萌と仲良しでよく引っ付いたり自撮りをしたりしている。
ひらがなけやきから日向坂46へ改名しデビューしてからというもの
たくさんのお仕事をやらせて頂いて目まぐるしく日々が過ぎていく。
夢だったアイドルになれて憧れの芸能界に入ってとても充実した日々。
ただデビューの前後は想像を絶する忙しさで体力的に厳しいときもあった。 だけどチーフマネージャーさんを始めたくさんのスタッフさんが
「スタートダッシュを成功させよう」
「ここが踏ん張りどころだよ」
「体調管理に気をつけて。何かあったらすぐ言って」
などと気遣い励ましてくれた。
そしてメンバーも全員で「みんなで一緒に坂道上ろう」と
気合いを入れ合ってなんとか乗り切ることができた。
今では1期生も2期生も3期生も壁はほとんどなくなったし
日向坂メンバーはみんな家族みたいだ。 「あっ!丹生、話があるからちょっと待ってて」
着替え終わり帰ろうとしている私をマネージャーさんが呼び止めた。
一緒に帰ろうとしていた愛萌と菜緒にごめんねと視線を送ると
菜緒が「ぶぶ頑張って!」と手を向けてきたのでハイタッチをして別れた。
「話ってなんだろう。新しいお仕事かな。個人でのお仕事だったら嬉しいな」と思っていると
駆け寄ってきたマネージャーさんが「角の会議室で話そう」と言ったので2人で会議室へ入った。 イスに座ったマネージャーさんは
「ちょっと特別な個人仕事が決まったから、調整させてほしいんだよね」と話し始めた。
やった!個人でのお仕事だ。どんなお仕事なんだろう。
「握手会と似たようなファンサービスで、デビューシングルをたくさん
買ってくれたファンの人と1日、同じ部屋で過ごすって内容なんだけど」
「えっ!?ファンの方と1日、同じ部屋で過ごすんですか?」
驚きのあまり一瞬内容がよく理解できずオウム返ししてしまった。
いつもの癖で口が大きく開いてしまう。 「そう。部屋の中にはカメラマン含めてスタッフはいない。監視カメラもない。
だけど丹生が特定の言葉を叫んだら音声センサーが感知して警備員が駆けつける」
続けて
「例えていうとガチなテラスハウスかな。24時間限定の同居って考えてくれるといいかも」と言った。
「あの…ファンの方は男の人ですよね?」
「そうだね」
男の人と2人きり?同じ部屋で24時間過ごす?
握手会なら周りにスタッフさんがいるけど、部屋の中だと襲われたらどうするの?
疑問と不安が頭の中で次々浮かんできてよくわからなくなってくる。 私の心の内を察したのかマネージャーさんが口を開いた。
「相手は一般人だけど身元はしっかり調査済みで誓約書も書いてもらってる」
「24時間同居する部屋は事務所で借りているところだし
丹生がキーワードを言えば同じ階にいる警備員が30秒以内に駆けつけるよ」
「この仕事はアイドルの裏登竜門なんだ。もちろん無理にとは言わないけどCDの売上にすごく響いてくる」
「絶対安全なことは約束するし信じてほしい」
マネージャーさんが力強く言う。
「……わかりました」
そこまで言うならきっと大丈夫なんだろう。私は覚悟を決めた。
「よかった。それでスケジュールなんだけど…」
ファンの人との同居の日は2週間後と決まった。 なんかスレ伸びてると思ったら
こ、これは‥ 本格小説か
純粋にプラトニックな展開か
密室だからやはりエロが期待できるのか
それとも今のスレの流れ的には…スカトロ? 一緒に過ごすファンの人がどんな人で何をして過ごせばいいのか気がかりだったけれど
毎日のお仕事に一生懸命になっていると具体的に聞けないまま、あっという間に当日になった。
マネージャーさんが運転する車に乗って同居する部屋があるタワーマンションへ向かう。 「ファンの人ってどんな人なんですか?」
「んー詳しくは本人から聞いてほしいけど普通の人だよ」
「でも握手会と違って24時間もだから特別な人なんですよね?」
「まぁ普通の人より売上に貢献してるかな。でも普通の人」
普通の人かあ。でもなんで私なんだろう?
「なんで丹生なのかも本人に聞くといいよ」
マンションの前に着いて車を降りるとマネージャーさんから部屋のカードキーを渡された。
「緊急時のキーワードどうする?」
「えっどうしよう…」
「なんでもいいよ。丹生が言いやすいので」
「え〜と…じゃあ『勘弁してくれよお』で」
マネージャーさんは笑って「オーケー」というと「自然体でいいからね」と肩を叩いてくれた。 エントランスからセキュリティゲートを通り抜けてエレベータに乗る。
エレベータがグングン上がるたびに私の緊張の度合いも上がっていった。
今日の午前11時から明日の午前11時までファンの男の人と2人きり。
マネージャーさんは自然体でいいと言っていたけど不安で胸が張り裂けそうだった。
目的の階につくと教えられた部屋に向かう。
「2106…2106…この部屋だ」
部屋番号を確認するとドアにカードをかざす。
ピッと音がしてロックが開いた。
「おじゃまします」
と小声で言いながらゆっくりドアを開けて部屋の中に入る。
広い玄関には白のスニーカーが揃えて置かれていた。
ファンの人は先に来てるみたい。
「こんにちは!」
今度は少し大きめの声で廊下の先に向かって挨拶をした。 ガチャっと音が鳴り廊下の先にあるドアが開いて男の人が姿を見せた。
思っていたより若い。金髪で大学生くらいに見える。
「丹生ちゃん?」
玄関に向かって歩きながらファンの人が聞いてくる。
「丹生明里です。あの…今日はよろしくお願いします」
「おお〜!マジか。本物だ!」
呼んだ側のはずなのにすごく驚いているのが不思議だった。
「俺といいます。こちらこそよろしくお願いします」
お互いにペコっと頭を下げて挨拶をした。 「さっ!上がって上がって。と言っても俺も30分くらい前にこの部屋にきたばっかりなんだけど」
「はい!」
靴を脱いで廊下に上がると「こっちこっち」と手招きされてリビングへ通される。
「あっ!眺めすごい!」
「だよね。俺もビックリした」
窓の外には湾岸の景色が広がっていて遮るものが何もなかった。
「がな推し」で言った将来タワーマンションに住みたい夢が少し叶ったみたいで嬉しい。 「そういえばお昼食べた?」
首を横に振る。そういえば自宅でメイクをしたので朝ごはんも食べていなかった。
「パスタとソースがあったからナポリタンでも作ろうか?」
「えっいいんですか?」
「もちろん。丹生ちゃんはまったりしてて。あっ!部屋の中、探検してもいいかも」
「探検!そうします!」
探検という言葉にテンションがあがって跳びはねてしまう。
トイレに行ったあと部屋をぐるっと見て回ることにした。 キッチンはカウンター式になっていてダイニングには高そうな木製のテーブルが置かれている。
リビングは二部屋がつながったみたいに横に長くてすごく広い。
壁際には家電屋さんで一番大きいサイズのテレビが設置されていて
その前にガラステーブルと座り心地の良さそうなグレーのソファがあった。
テレビとは逆の壁側には、高級ホテルでしか見たことがないようなとても大きなベッドが置かれていた。
寝相が悪くても落っこちることはなさそうだ。
クローゼットもあったので中を見てみると映画に出てきそうな白いガウンや
高校の制服、メイド服にサンタさんなどのコスプレ衣装
それとTシャツとハーフパンツ、下着にタオルが入っていた。 リビングに戻ってソファに座りキッチンの方を見ると料理している姿が目に入った。
茹でたパスタを手際よくザルで水切りしてフライパンに移すと、ナポリタンのソースと絡めながら炒めている。
ジッとその姿を追っているとふいに目が合った。なんだか恥ずかしくなって視線をそらした。 「おまたせ。できたよ!」
「わっ!美味しそう」
ナポリタンのいい匂いが鼻をくすぐる。
先にファンの人が座るのを待ってから席に着いた。
「いただきます」
「いただきます」
タイミングを合わせて挨拶をしてからパスタを口に入れる。
「美味しい!」
ファンの人は私の食べるところを見て満足そうに微笑んだ。 「そういえば、なんて呼べばいいですか?」
「ん?『俺くん』とかでいいよ」
「わかった。俺くんって呼ぶね」
金髪だから怖い人かと思ったけど、俺くんの話し方は優しくて笑顔は少年みたいだ。
「休みの日なにしてるの?」と聞かれたので
「メンバーとお出かけすることが多いよ」と答えた。
俺くんも友達とご飯を食べたり旅行に行ったりすることが多いと話してくれた。
最近は友達と流行りの都内タピオカ専門店をランク付けするために
新大久保に行ったら原宿より女の子が多くてびっくりしたらしい。 私からも気になることを訊いてみることにした。
「俺くんは普段は何やってるの?」
「普通のサラリーマンだよ」
「でも髪の毛…」
「うちの会社緩いからこの色でもオッケーなんだ」
金髪でもいい会社なんてあるのかな?
でも握手会に来てくれるファンの人の中にも
普段なにをやっているのかわからない人がいるので納得することにした。 もう一つの疑問も思い切ってぶつけてみる。
「なんで私だったの?」
「一番かわいくて輝いてるから」
さらっと言い切ったので驚いてしまう。
「本当のことだからね。丹生ちゃん高校の時すごくモテたでしょ?」
「そんなことないよ」
「え〜じゃあ丹生ちゃんのこと一番かわいいと思ってる俺が変みたいじゃん」
そう言いながら俺くんは笑った。 高校の時、すごくモテたわけじゃないけど同じ学年の男子から
告白されたり街で男の人に声をかけられたことはあった。
学校では目立つほうじゃなかったしネガティブ思考だったので
好かれたり褒められるとちょっと自信に繋がって嬉しかった。
でもアイドルを目指してみると私より可愛い子はたくさんいて
乃木坂さんと欅坂さんはもちろん日向坂のメンバーもみんな可愛くて
番組でお会いする芸能人の方は綺麗なだけじゃなくてオーラがすごくて
自分はできるだけ明るくそして自然体でいることしかできない。
日向坂でいつかセンターに立ちたいなとは思うけどそれは叶わないかもしれない。
だから今の私を「一番かわいくて輝いてる」と言ってくれたのはすごく響いた。 千葉県は欅板で延々と純愛妄想小説ばかり書いてきたから
エロいのはない パスタを食べ終わったらお昼の12時を過ぎたところだった。
「テレビでドラゴンボールの映画見られるみたいだよ」
食器を食洗機に入れ終えると俺くんが言った
「えっ!見たい!」
「じゃあ見よう!」
この大きさでNetflix対応はいいなと言いながらリモコンを操作してくれる。
「ドラゴンボールすごい沢山あるな。丹生ちゃんどれにする?」
「復活のフュージョンがいいな!ゴジータがカッコいいんだよ」
「これか〜。面白そう。えっ1995年の作品なんだ」
「そうだよ!」
「丹生ちゃん生まれてないじゃん!よく知ってるね」
「えへへ〜」 読み込みがスタートして本編が始まるのを待っていると
「丹生ちゃんここに座る?」と俺くんが自分の足の間をポンポンと叩いた。
「え〜いいよ〜」
男の人の足の間に座るなんて恥ずかしくてできない。
私は俺くんと距離をとってソファの端にちょこんと座った。
映画の途中、俺くんは立ち上がると廊下のドアを開けてトイレへ向かった。
しばらくして帰ってくると私の隣ではなく背後にストンと腰を落とす。
自然と俺くんの足の間に座ることになってしまい戸惑った。
後ろから抱きしめられたり、身体を触られるかと思ったけど
10分経っても触れてくるどころか寄りかかってもこなかった。 映画が佳境のバトルシーンに入った時、少しトイレに行きたくなった。
でも一度立ち上がったら戻るときにどうすればいいのかわからなかった。
同じところに座ったら軽い女の子と思われそうだし
離れて座ったら自分だけ意識してるみたいで怖い。
結局、戸惑いと我慢でぜんぜん映画の内容が頭に入ってこないまま
エンディングになったのを見て急いで立ち上がった。 トイレから戻ると俺くんがソファから立ち上がっていた。
心配した表情で「だいじょうぶ?」と訊いてきたので
うなづいて返事をすると「よかった」と笑顔になる。
俺くんがソファに座ったのを見て私も少し間を空けて座った。
「映画、面白かったね。ゴジータの圧倒的強さすごい!」
「ジャネンバもすごく強いのにすぐやっつけちゃうよね」
「そうそう。戦闘シーンが思ったより短くて『あれっ?』と思った」
映画の感想を言い合っていると、さっきは意識しすぎていたのかもと思った。 「そういえばさ」
「うん」
「今回の同居だけど、実は違うこと希望だったんだよね」
「そうなの?」
「家の中じゃなくて外でデートしたかったんだよ。でもダメって言われた」
「外で男の人といるところ見られるとすぐにSNSで広まっちゃうから」
「海外ならよかったのかなあ」
「マネージャーさんがもし海外でも常に見られてる意識でって」
「でもモルディブとかなら大丈夫でしょ」
もっと交渉すればよかったなと言う俺くんの手が私の手に触れた。 「手…」
「あっ!こいつ勝手に動いてた」
その言い方面白くて
「手、勝手に動くの?」
と聞いてみる。
「左手はね。右手は行儀いいよ」
そう答えると俺くんは右手を差し出してきた。
握手会みたいな流れになったので
「握手する?」と言うと俺くんは頷いた。
握手会でするようにわざと恋人繋ぎにしてみる。
「丹生ちゃん反則」
俺くんは一瞬驚いた顔をしたあと笑顔で繋いだ手を握り返してきた。
喜んでくれたみたいだ。 「丹生ちゃん指、細長くてキレイだね」
恋人繋ぎをしている手を見ながら俺くんが言った。
「手、大きいから」
「でもセクシーだと思う」
手がセクシーなんて言われたことがないので恥ずかしい。
「肌もチャオズ並みに白いし」
「え〜どういうこと?」
変な褒め方をしてくるので笑ってしまう。
「おしろい塗ってる?」
「塗ってないよ!」
なんてことない冗談なのにすごく楽しい。
いつの間にか俺くんの太ももが私の太ももに触れそうなほど近くにきていたた。 いつの間にかすぐ隣りにいた俺くんの顔が近づいてきた。
ちょっとうつむいて顔をそらす。
「まつ毛長いね」
そう言って下から顔を覗き込んできた。
今度はちょっとだけ顔を横にそむけた。
「あんまり見ないで…」
「丹生ちゃんの顔、可愛いからつい見ちゃう」
俺くんは顔を引っ込めると「えへへ」と笑った。
いつの間にか手が私の肩にかかっている。
「肌めちゃくちゃキレイだね」
そう言うとちょっとだけ頬に手を添えて顔の向きを変えられた。 また顔が近づいてきたので視線を外す。
俺くんの唇が私のほっぺたに軽く触れた。
顔を覗き込まれて目が合う。
そしてまたほっぺたに唇が触れた。
どう反応すればいいのかわからず固まってしまう。
手をあごを添えられてゆっくりクイッとされる。
そのまま俺くんの唇が私の唇に軽く触れた。 「しちゃった…」
思わず口から言葉が漏れてしまった。
キスは特別なものだと思っているし、初めてのキスは大切にしていた。
アイドルになると決めてからはずっと先のことかと思っていた。
今回の話をされた時からなんとなく覚悟はしていたけど
もっと無理やりだと思っていたのに意外なほど自然にされてしまった。 特別だったはずなのに一度触れ合った後は抵抗が薄れてしまう。
「んっ…んっん」
何度も短めに唇同士が触れ合う。
「ん………」
ついばむように触れ合った後は長くじっと触れる。
「あっ…んっ…んっ…」
上唇だけを軽く口ではさまれて左右にふられる。
何度かそんなキスが続いたあと
俺くんがおでこをピタッとくっつけて見つめてきた。
私も見つめ返すとそのまま唇が近づいてきたので目を閉じた。
ほっぺたに軽く触れただけだった。
唇にされるかと思ってちょっと期待してしまったのが恥ずかしい。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています