箱根登山鉄道によると、現在台風19号で運休中の箱根登山鉄道鉄道線
箱根湯本〜強羅間を11月1日に廃止すると発表。台風19号による土砂
崩れや強風により、路盤流出や橋梁、駅舎の破壊で被害額が334億円に
達し、数年前から赤字となっていた箱根登山鉄道は同区間を廃止する方針
を示した。社長は「今年で開業100周年になり当社としても慎重な判断が
なされたが止むを得ず廃止せざるを得ない状況になった。当社としては
断腸の思いである」とコメントした。台風による路線廃止は高千穂鉄道
以来14年ぶりである。なお跡地はバス専用道路にし、トロリーバス
「箱根登山号」を運行する方針。なお小田原〜箱根湯本間と特急ロマンスカー
の乗り入れ、ケーブルカーの運行は継続する方針である。11月1日に誰でも
参加できるお別れ乗車会を同社の車両基地で行う。