黒沢(くろさわ)
本作の主人公。1958年12月10日生まれ。54才
独身者。高校卒業時より26年もの間、穴平建設に勤めていた元ベテラン作業員。元現場監督
先生
放浪した黒沢が出会ったホームレス。哲学的な考えを持ち、寝床が撤去されても「起こった事実を受け入れて寝る」という前向きな性格の持ち主。
のび夫
こじえもんの腰巾着。自身が弱者であることを自覚しており、立場が上の者に対して露骨に卑屈な態度をとる。
舟木輝彦
ホームレスの一人。禿頭だが黒沢と同年代。チェ・ゲバラを尊敬しており、自身をキューバ革命当時のゲバラの同志の一人だと思い込んでいる。
千葉周造
美咲の父親。49歳。
愛満恋之助(あまん こいのすけ)
愛生流合気道の師範。27歳。ルックスの良さから主婦からの絶大な人気を得ている。プライドが高くナルシストだが、小心者であるため実力は低く、ほとんどの戦績は八百長によるもの。
神林
愛生流の参謀。合気道全国大会に優勝した恋之助の記念演武会にて大袈裟な解説を行った。また演武の相手を見つけては約束を反故にして叩きのめしたり、黒沢や舟木をクズ呼ばわりするなど卑劣な面を持つ。